JP4314936B2 - 反転用案内装置および反転用案内装置を備えたローラコンベヤ設備 - Google Patents

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Description

本発明は、たとえば駆動式の無端回動体が掛けられる反転用案内装置、および物品を搬送するのに採用される反転用案内装置を備えたローラコンベヤ設備に関するものである。
従来、この種の装置、および設備としては、搬送経路の両端部分にそれぞれガイドプーリが設けられ、これらガイドプーリ間に無端状の駆動ベルトが掛け回されている。そして、搬送ローラ群に対して駆動ベルトを下方から当接させることで、搬送ローラ群に回転力が与えられるように構成されている。その際にガイドプーリは、通常、メインフレーム側または横継ぎ枠側に左右一対のブロック(フランジ)を固定して取り付け、これらブロック間でプーリ軸の支持を行う形式とされている。または、メインフレーム側にプーリ軸を片持ちで取り付ける形式とされている(たとえば、特許文献1参照。)。
また、別の従来構成としては、コンベヤフレームの左右の側枠における前後の端部にそれぞれ軸支体を設け、この左右の軸支体に支軸の左右の端部を支持させ、この支軸にエンドローラを回動自在に支持させ、このエンドローラの間に無端状のコンベヤベルトを掛回したベルトコンベヤであって、各軸支体を側枠の端部に対して前後方向移動可能に支持するとともに、この各軸支体の外側部に操作凹部を形成し、この操作凹部から側枠の端部に向かう雌ねじ孔を各軸支体に形成し、雌ねじ孔に螺通した調整ねじを、操作凹部を介して軸支体の外側部から回動操作するようにした構成が提供されている。そして、調整ねじを回動操作することで、エンドローラの位置や向きを移動調整し得るとされている(たとえば、特許文献2参照。)。
特開昭63−51206号公報(第2頁、第1図) 実願昭63−133278号(実開平2−52815号)のマイクロフィルム(第1頁、第1−3図) 特開2001−158518号公報
しかし、上記した従来構成で前者のブロック固定形式によると、メインフレームやブロックの製作精度、ブロックの固定精度などによって、搬送経路の両端部分に位置される両ガイドプーリは正確に対向させることが困難であり、コンベヤ幅方向において位置がずれたり、何れか一方または両方の向きが変位したりする。その結果、両ガイドプーリ間に掛け回された駆動ベルトが蛇行や偏行を起こすことになり、搬送ローラ群に対する回転力の付与は円滑に行えない。また、長い搬送経路の場合にメインフレームは、搬送経路の方向において複数に分割されたフレーム体を連結することで構成されており、この場合においても各フレーム体の製作精度や、フレーム体間の連結精度(据え付け精度)などによるフレーム体間の芯ずれによって、両ガイドプーリを正確に対向させることは困難となる。
これに対しては、後者の軸支体移動形式によると、調整ねじを回動操作することで、エンドローラの位置や向きを移動調整し得るが、この場合には構造が複雑で全体がコスト高になるとともに、調整作業は面倒になる。
そこで本発明の請求項1記載の発明は、構造簡単かつ自動的にして輪体の向きを調整し得る反転用案内装置を提供することを目的としたものである。
また請求項3記載の発明は、たとえ長い搬送経路であったとしても、ローラ群に対する回転力の付与を常に円滑に行える反転用案内装置を備えたローラコンベヤ設備を提供することを目的としたものである。
前述した目的を達成するために、本発明の請求項1記載の反転用案内装置は、無端回動体が掛けられる反転用案内装置であって、無端回動体が掛けられる輪体は支持体に遊転自在に支持され、支持体はフレームに対して、1箇所の連結手段を介して連結軸心の周りに揺動自在に連結され、前記連結手段はボルト・ナット形式であり、そのボルト体に支持体が揺動自在に外嵌されていることを特徴としたものである。
したがって請求項1の発明によると、フレームに支持体を位置させ、そして連結手段を作用させることで、フレームに支持体を連結し得、その際に締結を緩めに行う。このとき、連結手段による連結を締結操作により行えるとともに、ボルトの軸心により連結軸心を形成し得る。次いで、無端回動体を掛けた輪体を支持体に遊転自在に支持させる。その際に、フレームや支持体などの製作精度、支持体の配設精度などによって、輪体が正確に位置せず、位置がずれたり、向きが変位したりしていたとき、無端回動体にテンション力を付加することによって、支持体を連結軸心の周りに自動的に揺動し得、以て輪体を正確に位置し得る。その後に、連結手段による締結を強く行うことで輪体の正確な位置を堅持し得る。回動させた無端回動体は、反転用案内装置の輪体に反転案内される。
また本発明の請求項2記載の反転用案内装置は、上記した請求項1記載の構成において、無端回動体が無端ベルトであり、輪体がプーリであることを特徴としたものである。
したがって請求項2の発明によると、回動させた無端ベルトを、反転用案内装置のプーリで反転案内し得る。
さらに本発明の請求項3記載の反転用案内装置を備えたローラコンベヤ設備は、上記した請求項1または2に記載の反転用案内装置を備えたローラコンベヤ設備であって、フレーム本体側には、搬送経路を形成するローラ群と、搬送経路の方向で振り分けられた前後一対の反転用案内装置とが設けられ、これら反転用案内装置の輪体間に、コンベヤ駆動手段の無端回動体が巻回されるとともに、この無端回動体がローラ群に下方から伝動作用されていることを特徴としたものである。
したがって請求項3の発明によると、反転用案内装置では、まずフレーム本体の端部にフレームを連結し、次いでフレームに、連結手段を介して支持体を連結させる。そして、無端回動体を掛けた輪体を支持体に遊転自在に支持させる。その際に、フレーム本体や支持体などの製作精度、支持体の配設精度などによって、搬送経路の両端部分に位置した両輪体が正確に対向せず、コンベヤ幅方向において位置がずれたり、何れか一方または両方の向きが変位したりしていたとき、無端回動体にテンション力を付加することによって、両反転用案内装置の各支持体を連結軸心の周りに自動的に揺動し得、以て両輪体を正確に対向させ得る。その後に、連結手段による締結を強く行うことで両輪体の正確な対向姿勢を堅持し得、これにより無端回動体を直線状に配設し得る。
所定の状態に組み立てたローラコンベヤ設備においては、コンベヤ駆動手段の無端回動体を回動し得る。その際に無端回動体は、搬送経路の両端部分では反転用案内装置の輪体により反転案内し得る。このようにして回動させている無端回動体は、作用経路部においてローラ群に下方から伝動作用し得、これにより、搬送経路を形成するローラ群を駆動回転し得るとともに、両輪体間に無端回動体を巻回していることで、無端回動体の張力、すなわち、ローラ群に対する下方からの伝動作用力を維持し得る。その際に、両輪体を正確に対向させ、その対向姿勢を堅持していることで、直線状の無端回動体は蛇行や偏行を起こすことなく回動し得る。
しかも本発明の請求項4記載の反転用案内装置を備えたローラコンベヤ設備は、上記した請求項3記載の構成において、フレーム本体は、搬送経路の方向で複数の分割体からなり、これら分割体を連結することで構成されていることを特徴としたものである。
したがって請求項4の発明によると、ローラコンベヤ設備を組み立てる際に、複数の分割体の相対向間を連結することでフレーム本体を構成する。その際に、各分割体の製作精度や、分割体間の連結精度(据え付け精度)などによって、連結した分割体間にコンベヤ幅方向における芯ずれなどが生じて、両輪体が正確に対向していなかったとき、無端回動体にテンション力を付加することによって、両反転用案内装置の各支持体を連結軸心の周りに自動的に揺動し得、以て両輪体を正確に対向させ得る。
上記した本発明の請求項1によると、フレームに支持体を位置させ、そして連結手段を作用させることで、フレームに支持体を連結でき、その際に締結を緩めに行う。このとき、連結手段による連結を締結操作により容易に行うことができるとともに、ボルトの軸心により連結軸心を容易に形成できる。次いで、無端回動体を掛けた輪体を支持体に遊転自在に支持させる。このような操作により、反転用案内装置の配設は構造簡単にして、かつ操作迅速に、しかも安定して行うことができる。その際に、フレームや支持体などの製作精度、支持体の配設精度などによって、輪体が正確に位置せず、位置がずれたり、向きが変位したりしていたとき、無端回動体にテンション力を付加することによって、支持体を連結軸心の周りに自動的に揺動でき、以て輪体を正確に位置できる。その後に、連結手段による締結を強く行うことで輪体の正確な位置を堅持できる。以上のように、輪体の向き調整を、構造簡単かつ自動的にして、しかも安価にして行うことができる。回動させた無端回動体は、反転用案内装置の輪体に反転案内でき、その際に、輪体を正確に位置させ、その姿勢を堅持していることで、無端回動体は蛇行や偏行を起こすことなく回動できる。
また上記した本発明の請求項2によると、回動させた無端ベルトを、反転用案内装置のプーリで反転案内でき、その際に、プーリを正確に位置させ、その姿勢を堅持していることで、無端ベルトは蛇行や偏行を起こすことなく回動できる。
そして上記した本発明の請求項3によると、反転用案内装置では、まずフレーム本体の端部にフレームを連結し、次いでフレームに、連結手段を介して支持体を連結させ、そして、無端回動体を掛けた輪体を支持体に遊転自在に支持させることにより、両反転用案内装置の配設は構造簡単にして、かつ操作迅速に、しかも安定して行うことができる。その際に、フレーム本体や支持体などの製作精度、支持体の配設精度などによって、搬送経路の両端部分に位置した両輪体が正確に対向せず、コンベヤ幅方向において位置がずれたり、何れか一方または両方の向きが変位したりしていたとき、無端回動体にテンション力を付加することによって、両反転用案内装置の各支持体を連結軸心の周りに自動的に揺動でき、以て両輪体を正確に対向できる。その後に、連結手段による締結を強く行うことで両輪体の正確な対向姿勢を堅持でき、これにより無端回動体を直線状に配設できる。以上のように、両輪体の向き調整を、構造簡単かつ自動的にして、しかも安価にして行うことができる。
所定の状態に組み立てたローラコンベヤ設備において、回動させた無端回動体は、搬送経路の両端部分では反転用案内装置の輪体により反転案内できる。このようにして回動させている無端回動体は、作用経路部においてローラ群に下方から伝動作用でき、これにより、搬送経路を形成するローラ群を容易に駆動回転できるとともに、両輪体間に無端回動体を巻回していることで、無端回動体の張力、すなわち、ローラ群に対する下方からの伝動作用力を常に好適に維持でき、以てローラ群により支持している物品を搬送経路上で、常に円滑かつ確実に搬送できる。その際に、両輪体を正確に対向させ、その対向姿勢を堅持していることで、直線状の無端回動体は蛇行や偏行を起こすことなく回動でき、以てローラ群に対する回転力の付与を、たとえ長い搬送経路であったとしても、常に円滑に行うことができ、以て物品の搬送に好適に採用し得る反転用案内装置を備えたローラコンベヤ設備を提供できることになる。
しかも上記した本発明の請求項4によると、ローラコンベヤ設備を組み立てる際に、複数の分割体の相対向間を連結することでフレーム本体を構成できる。その際に、各分割体の製作精度や、分割体間の連結精度(据え付け精度)などによって、連結した分割体間にコンベヤ幅方向における芯ずれなどが生じて、両輪体が正確に対向していなかったとき、無端回動体にテンション力を付加することによって、両反転用案内装置の各支持体を連結軸心の周りに自動的に揺動でき、以て両輪体を正確に対向できる。したがって、分割体間の連結を、精度的な許容範囲を広くして行うことができ、以て搬送経路を、その長さを制限することなく形成できて長尺化に容易に対処できる。
[実施の形態]
以下に、本発明の実施の形態を、ローラコンベヤ設備に採用した状態として図に基づいて説明する。
ローラコンベヤ設備1のフレーム本体2は、左右一対のコンベヤフレーム3と、両コンベヤフレーム3の下部間に設けられた連結フレーム4などにより構成され、そして、コンベヤフレーム3の下部間でかつ長さ方向(搬送経路9の方向)における複数箇所には脚部材5が連結されている。ここでフレーム本体2は、搬送経路9の方向で2つ(複数)の分割体2A,2Bからなり、これら分割体2A,2Bの相対向間を連結具(ボルト・ナットなど)8によって連結することで構成されている。
両コンベヤフレーム3間には、長さ方向における多数箇所に位置されてローラ6が遊転自在に設けられている。すなわちローラ6群は、前記コンベヤフレーム3に形成された六角孔(または切り欠き部)にローラ軸7の六角軸部が位置されることで、両コンベヤフレーム3間で遊転自在に支持されている。これにより、ローラ6群の上方に搬送経路9が形成される。
前記フレーム本体2内でかつ一方のコンベヤフレーム3側の位置にはコンベヤ駆動手段11が配設されている。すなわち、ローラ6群の下方で搬送経路9の両端にはそれぞれ反転用案内装置20が配設されている。そして、両コンベヤフレーム3の下部間にボックス状の駆動部フレーム12が設けられ、この駆動部フレーム12に減速機付きのモータ13が搭載されるとともに、モータ13の出力軸には駆動輪体14が設けられている。
さらにモータ13の近くにおいて、一方のコンベヤフレーム12には一対の反転案内輪体15が設けられるとともに、駆動部フレーム12には位置調整自在なテンション案内輪体16が設けられている。また、両反転用案内装置20間において、ローラ6群の下方には多数の上位案内輪体17が設けられ、そして上位案内輪体17群の下方には複数の下位案内輪体18が設けられている。ここで各輪体14〜18はプーリ形式とされている。
駆動用の無端ベルト(無端回動体の一例)19は、両反転用案内装置20と上位案内輪体17群とに亘って上方から掛けられて、前記ローラ6群に下方から当接自在に構成されるとともに、その当接により回転動力が伝達されるように構成されている。さらに、下位案内輪体18群に上方から掛けられるとともに、両反転案内輪体15、テンション案内輪体16に掛けられたのち、駆動輪体14に掛けられることで、回動力が付与される構成になっている。すなわちローラ6群の多くは、無端ベルト19が下方から当接されることで駆動回転可能に構成されている。以上の12〜19などによりコンベヤ駆動手段11の一例が構成される。
上述したように無端ベルト19が掛けられる前記反転用案内装置20は、そのフレーム21が両コンベヤフレーム3の遊端間にそれぞれ設けられている。これらフレーム21は、長方形状の天板部21aと、この天板部21aの長辺部分から下方へと折曲された長辺側折曲部21bと、天板部21aの短辺部分から下方へと折曲された短辺側折曲部21cなどにより、下方開放の薄箱状に形成されている。そしてフレーム21は、その内部に通される連結具(ボルト・ナット)22を介して両コンベヤフレーム3の遊端間に連結されている。
前記フレーム21に対して支持体25が、1箇所の連結手段31を介して連結軸心34の周りに揺動自在に連結されている。すなわち、前記フレーム21における天板部21aには連結手段用のフレーム側貫通孔部23が形成され、その際にフレーム側貫通孔部23は、フレーム21の長さ方向における両端部分にそれぞれ形成されている。ここでフレーム側貫通孔部23は、一端部分のものが使用され、そして他端部分におけるフレーム側貫通孔部23は、同一形状のフレーム21を両コンベヤフレーム3の両端で、いずれの側にでも採用し得るように、互換性を持たせるために形成されている。
前記支持体25は、横板部25aと左右一対の縦板部25bとにより正面視においてUの字状に形成されるとともに、横板部25a上の所定箇所には座板26が溶接結合されている。これら横板部25aから座板26に亘っては、フレーム側貫通孔部23に連通自在な支持体側貫通孔部27が形成されるとともに、支持体側貫通孔部27には筒状ブッシュ28が内嵌されている。
そして、連通させた両貫通孔部23,27間に前記連結手段31が作用自在に構成されている。この連結手段31はボルト・ナット形式であり、そのボルト体32が筒状ブッシュ28からフレーム側貫通孔部23へと上方から通されたのち、ボルト体32の露出部にナット体33が螺合されることで、ボルト体32に支持体25が揺動自在に外嵌されている。すなわち、前記フレーム21に対して支持体25が、ボルト体32の軸心である連結軸心34の周りに揺動自在に連結されている。
無端ベルト19が掛けられるプーリ(輪体の一例)35は支持体25に遊転自在に支持されている。すなわち、支持体25の両縦板部25bには、プーリ35の軸受け部25cが形成されている。ここで両軸受け部25cは、上面開放の矩形凹部に形成されている。前記プーリ35は、軸部36と、この軸部36に対し軸受37を介して遊転自在に外嵌されたプーリ部38などにより構成されている。そして、前記軸部36の両端に形成された角軸部36aが、前記軸受け部25cに対して上方から落し込み自在に構成されている。以上の21〜38などにより反転用案内装置20の一例が構成される。
以下に、上記した実施の形態における作用を説明する。
ローラコンベヤ設備1を組み立てる際に、2つの分割体2A,2Bの相対向間を連結具8によって連結することでフレーム本体2を構成する。そして反転用案内装置20では、まず両コンベヤフレーム3の遊端間に、フレーム21が連結具22を介して連結される。次いで、フレーム21の天板部21a上に支持体25の横板部25aが載置され、一端部分におけるフレーム側貫通孔部23に対して支持体側貫通孔部27、すなわち筒状ブッシュ28が連通される。そして、連通させたフレーム側貫通孔部23と筒状ブッシュ28との間に連結手段31が作用されることで、フレーム21の天板部21aと支持体25の横板部25aとが締結される。その際に締結は緩めに行われる。
次いでプーリ35の軸部36が、その角軸部36aを介して前記軸受け部25cに対して上方から落し込まれ、以て支持体25にプーリ35が配設される。この落し込みを行う前に、プーリ35のプーリ部38には予め無端ベルト19が掛けられている。このような操作により、両反転用案内装置20の配設は構造簡単にして、かつ操作迅速に、しかも安定して行えることになる。そしてテンション案内輪体16により無端ベルト19にテンションが付加される。
その際に、フレーム本体2や支持体25などの製作精度、支持体25の配設精度などによって、搬送経路9の両端部分に位置される両プーリ35が正確に対向せず、コンベヤ幅方向において位置がずれたり、何れか一方または両方の向きが変位したりしていたとき、または各分割体2A,2Bの製作精度や、分割体2A,2B間の連結精度(据え付け精度)などによって、図3、図6に示すように、連結した分割体2A,2B間にコンベヤ幅方向における芯ずれなどが生じて、両プーリ35が正確に対向していなかったとき、無端ベルト19に付加されるテンション力によって両反転用案内装置20の各支持体25が連結軸心34の周りに自動的に揺動し、以て両プーリ35を正確に対向させることになる。その後に、連結手段31による締結を強く行うことで両プーリ35の正確な対向姿勢を堅持し得、これにより無端ベルト19を直線状に配設し得る。
以上のように、両プーリ35の向き調整を、構造簡単かつ自動的にして、しかも安価にして行える。さらに分割体2A,2B間の連結も、精度的な許容範囲を広くして行え、以て搬送経路9の長尺化に容易に対処し得る。
所定の状態に組み立てたローラコンベヤ設備1においては、コンベヤ駆動手段11におけるモータ13の駆動により駆動輪体14を回転させることで、無端ベルト19を回動し得る。その際に無端ベルト19は、搬送経路9の両端部分では反転用案内装置20のプーリ35に反転案内され、反転用案内装置20間の作用経路部においては上位案内輪体17群により支持案内され、またリターン経路部においては下位案内輪体18群により支持案内され、駆動輪体14の近くでは反転案内輪体15やテンション案内輪体16により支持案内される。
このようにして回動させている無端ベルト19は、作用経路部において前記ローラ6群に下方から当接し得る。これにより、搬送経路9を形成するローラ6群の多くは、コンベヤ駆動手段11の無端ベルト19を下方から当接させることで、容易に駆動回転し得るとともに、反転用案内装置20のプーリ35間に無端ベルト19が巻回されていることで、無端ベルト19の張力、すなわち、ローラ6群に対する下方からの当接力を常に好適に維持し得、以てローラ6群により支持している物品(折畳みコンテナ、コンテナ、ダンボールなど)を搬送経路9上で、常に円滑かつ確実に搬送し得る。
その際に前述したように、両プーリ35を正確に対向させ、その対向姿勢を堅持していることで、直線状の無端ベルト19は蛇行や偏行を起こすことなく回動し得、以てローラ群に対する回転力の付与を、たとえ長い搬送経路9であったとしても、常に円滑に行えることになる。
上記した実施の形態では、無端回動体として無端ベルト19が、輪体としてプーリ35が使用された形式が示されているが、これは無端回動体としてチェーンが、輪体としてスプロケットが使用された形式などであってもよい。
上記した実施の形態では、反転用案内装置20がローラコンベヤ設備1に配設された形式が示されているが、これは、反転用案内装置20が別の設備、装置に配設された形式などであってもよい。
上記した実施の形態では、ローラ6群の多くを、共通のコンベヤ駆動手段11の無端ベルト19を下方から当接させて駆動回転させる形式が示されているが、これは搬送経路9を複数のゾーンに分け、各ゾーン毎にコンベヤ駆動手段11が配設される形式などであってもよい。
上記した実施の形態では、フレーム本体2が、搬送経路9の方向で複数の分割体2A,2Bからなり、これら分割体2A,2Bを連結することで構成されているが、これは分割されていないフレーム本体2の形式などであってもよい。
上記した実施の形態では、分割体2A,2Bのそれぞれが長さ方向の両端下部に脚部材5を有する形式が示されているが、これは分割体2A,2Bの連結部分の位置に脚部材が設けられない形式などであってもよい。
本発明の実施の形態を示し、反転用案内装置の分解斜視図である。 同反転用案内装置を備えたローラコンベヤ設備の一部切り欠き側面図である。 同反転用案内装置を備えたローラコンベヤ設備の一部切り欠き平面図である。 同反転用案内装置を備えたローラコンベヤ設備の反転用案内装置部分の一部切り欠き側面図である。 同反転用案内装置を備えたローラコンベヤ設備の反転用案内装置部分の一部切り欠き背面図である。 同反転用案内装置を備えたローラコンベヤ設備の要部の一部切り欠き平面図である。
符号の説明
1 ローラコンベヤ設備
2 フレーム本体
2A 分割体
2B 分割体
3 コンベヤフレーム
5 脚部材
6 ローラ
8 連結具
9 搬送経路
11 コンベヤ駆動手段
13 モータ
14 駆動輪体
16 テンション案内輪体
19 無端ベルト(無端回動体)
20 反転用案内装置
21 フレーム
22 連結具
23 フレーム側貫通孔部
25 支持体
27 支持体側貫通孔部
28 筒状ブッシュ
31 連結手段
32 ボルト体
33 ナット体
34 連結軸心
35 プーリ(輪体)
36 軸部
37 軸受
38 プーリ部

Claims (4)

  1. 無端回動体が掛けられる反転用案内装置であって、無端回動体が掛けられる輪体は支持体に遊転自在に支持され、支持体はフレームに対して、1箇所の連結手段を介して連結軸心の周りに揺動自在に連結され、前記連結手段はボルト・ナット形式であり、そのボルト体に支持体が揺動自在に外嵌されていることを特徴とする反転用案内装置。
  2. 無端回動体が無端ベルトであり、輪体がプーリであることを特徴とする請求項1記載の反転用案内装置。
  3. 請求項1または2記載の反転用案内装置を備えたローラコンベヤ設備であって、フレーム本体側には、搬送経路を形成するローラ群と、搬送経路の方向で振り分けられた前後一対の反転用案内装置とが設けられ、これら反転用案内装置の輪体間に、コンベヤ駆動手段の無端回動体が巻回されるとともに、この無端回動体がローラ群に下方から伝動作用されていることを特徴とする反転用案内装置を備えたローラコンベヤ設備
  4. フレーム本体は、搬送経路の方向で複数の分割体からなり、これら分割体を連結することで構成されていることを特徴とする請求項3記載の反転用案内装置を備えたローラコンベヤ設備。
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