JPH09109050A - バネ掛け方法及びバネ掛け用ハンド - Google Patents

バネ掛け方法及びバネ掛け用ハンド

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Publication number
JPH09109050A
JPH09109050A JP29341295A JP29341295A JPH09109050A JP H09109050 A JPH09109050 A JP H09109050A JP 29341295 A JP29341295 A JP 29341295A JP 29341295 A JP29341295 A JP 29341295A JP H09109050 A JPH09109050 A JP H09109050A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spring
tension coil
coil spring
hook
hand
Prior art date
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Pending
Application number
JP29341295A
Other languages
English (en)
Inventor
Makoto Nishimura
真 西村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP29341295A priority Critical patent/JPH09109050A/ja
Publication of JPH09109050A publication Critical patent/JPH09109050A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 引張コイルバネにも製品のフック受けにも引
張コイルバネの張力以外の力を加えず、スムーズに引張
コイルバネを製品のフック受けに掛け替える作業を行
い、かつ引張コイルバネを保持する爪をシンプルな構造
にし、狭いスペースへのバネ掛け作業を可能にする。 【解決手段】 互いに対向配置された一対の爪9を略平
行に開閉する爪9の開閉機構と、これら一対の爪9の間
隔を狭める方向への駆動が可能な偏心回転機構を備えて
いる。そして、引張コイルバネ10のフックにバネ掛け
用ハンド14の爪9を通し、この引張コイルバネ10を
所定の長さに拡張することでバネ供給治具11から取り
出し、次に、バネ掛け用ハンド14を所定位置まで移動
して引張コイルバネ10のフックを製品側フック受け1
3に通し、更にバネ掛け用ハンド14の爪9を偏心回転
させてフックから抜き取ると共に、引張コイルバネ10
をフック受け13に掛け替える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】両端にフックを有する引張コ
イルバネのバネ掛け方法およびバネ掛け作業に用いるバ
ネ掛け用ハンドに関する。
【0002】
【従来の技術】図5〜図7は、従来のバネ掛け作業を行
うための装置を示すものであり、図5において、バネ掛
け作業用ハンド41は、枠42とピン43により回転自
在に支持された一対の指44と、この指44の下端に固
定され引張コイルバネ25を保持するための爪45と、
上記指44の下端を閉じる方向に付勢するスプリング4
6と、枠42の上端に固定されロッド47がスプリング
48によって常時押し上げられるようにしたシリンダ4
9によって構成されている。
【0003】このバネ掛け作業用ハンド41の動作は、
図6において、バネ供給用ジグ31のフック受台21に
供給された引張コイルバネ25は、そのフック部がフッ
ク受台21で支えられていて、バネ掛け作業用ハンド4
1を下降させると、指44の下端に固定されている爪4
5が、フック受台21に保持されている引張コイルバネ
25の両端のコイル部とフック部との間に挟入される。
【0004】この状態でシリンダ49内に圧縮空気が送
り込まれると、ロッド47が押し下げられ指44を回動
させる。その結果、指44は引張コイルバネ5を爪45
に係着したままの状態でストッパ52に当たるまで回動
し、引張コイルバネ25を引伸ばしながらフック受台2
1を押し拡げ、引張コイルバネ25を保持する。
【0005】ついで、図7に示すように、保持している
引張コイルバネ25のフック部を製品27のフック受け
26に所定の深さまで挿入する。この状態でシリンダ4
9に供給されている圧縮空気を排気すると、ロッド47
はスプリング48の抗圧力によって押し上げられて上昇
する。同時に、指44もスプリング46と引張コイルバ
ネ25の抗張力によって先端が閉じる方向に回動させら
れて、引張コイルバネ25は製品27のフック受け26
に組付けられる(以下、従来例1という)。
【0006】また、他の従来例として、特開昭62−1
20983号が提案されているが、この従来例では、図
8のように、バネ掛け作業用ハンド61は、ガイド軸6
3によって摺動自在に支持された一対の指64と、一対
のピン74で回動自在に支持されこのピン74と同軸状
にピニオン75を持つ一対の爪65と、この爪65を開
閉させるラック76と、上記ラック76を直進運動させ
る一対のエアシリンダ77と、常時は圧縮コイルバネ7
2によって所定の長さだけ突出しているフック押さえピ
ン73と、一対のラック66と螺合しているピニオン6
7と、一方の指64に固定されたナット68と螺合する
送りねじ69と、この送りねじ69の回転角度を位置決
めするDCサーボモータ70およびエンコーダ71とに
よって構成されている。
【0007】そして、フック押さえピン73は供給され
た引張コイルバネ25のフック部を押しつけて水平に
し、その後爪65が引張コイルバネ25の両端のフック
部とコイル部との間をはさみつけて引張コイルバネ25
を保持する(以下、従来例2という)。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来例
1では、引張コイルバネ25のフック部を製品のフック
受けに挿入した後、シリンダー49に供給されている圧
縮空気を排気すると、爪45はスプリング46と引張コ
イルバネ25の張力により先端が自動的に閉じる方向に
回転するため、スプリング46のバネ力が大きいとスプ
リング46が引張コイルバネ25、あるいは製品のフッ
ク受けを破損、変形させるという課題が生じる。
【0009】また、従来例2では、引張コイルバネ保持
部が大型化してしまい、狭いスペースへのバネ掛け作業
には適さないという課題があった。
【0010】本発明は、上記のような課題を解決するた
めになされたもので、その目的とするところは、引張コ
イルバネにも製品のフック受けにも引張コイルバネの張
力以外の力を加えず、スムーズに引張コイルバネを製品
のフック受けに掛け替える作業を行い、かつ引張コイル
バネを保持する爪をシンプルな構造にし、狭いスペース
へのバネ掛け作業を可能にするバネ掛け方法およびバネ
掛け用ハンドを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、引張コイルバネのフックにバネ掛け用
ハンドの爪を通し、引張コイルバネを所定の長さに拡張
してバネ供給治具から取り出し、所定位置まで移動して
引張コイルバネのフックを製品側フック受けに通し、更
にバネ掛け用ハンドの爪を偏心回転させてフックから抜
いて引張コイルバネをフック受けに掛けることを特徴と
する。
【0012】また、互いに対向配置された一対の爪を略
平行に開閉する爪の開閉機構と、これら一対の爪の間隔
を狭める方向への駆動が可能な偏心回転機構を備えたこ
とを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本考案の好ま
しい実施例を説明する。図1に示すように、バネ掛け用
ハンド14は、互いに対向配置された一対の爪を略平行
に開閉する爪の開閉機構と、これら一対の爪の間隔を狭
める方向への駆動が可能な偏心回転機構を備えている。
【0014】すなわち、爪9の開閉機構は、アーム3
と、アーム3の開閉用シリンダー1と、ガイド2を有し
ている。また、偏心回転機構は、ベアリング8を介して
アーム3に取付けられた回転軸7と、この回転軸7の回
転中心から偏心して取付けられた爪9と、ピニオン6を
介して回転軸7を回転させるためのラック5と、アーム
3に取付けられこのラック5を駆動するシリンダー4と
を有している。前記爪9には、引張コイルバネ10のフ
ックを係止するための係止部15が形成されている。
【0015】上記のように構成されたバネ掛け用ハンド
14の動作を以下に説明する。図2は、バネ掛け作業の
際における引張コイルバネ10と位置決めブロック11
および爪9との位置関係を示したものである。すなわ
ち、予め1個ずつ分離されてバネ供給用ジグの位置決め
ブロック11上に供給された引張コイルバネ10は、図
中実線のような状態で位置決めブロック11上に置か
れ、この状態で引張コイルバネ10の上方より爪9が引
張コイルバネ10のフック内に下降し、その後図の矢印
の方向に爪9が開く。
【0016】このとき、位置決めブロック11は通常引
張コイルバネ12とストッパー(図示せず)により、図
中実線の位置にあるが、爪9の開閉に合わせて回転す
る。そして、爪9が「開」の状態では図中一点鎖線のよ
うになり、これによって爪9はその係止部15によりフ
ックを係止し、引張コイルバネ10を保持することがで
きる。
【0017】ついで、バネ掛け用ハンド14を上昇さ
せ、所定の組み付け位置にある製品の上方に移動させた
後下降させ、図3(a)に示すように、保持している引
張コイルバネ10を製品のフック受け13の所定の深さ
まで挿入する。次に、回転軸7を180度回転させる
と、図3(b)のように、引張コイルバネ10のフック
は爪9から製品のフック受け13に掛け替えられる。そ
の後、図3(c)に示すように、爪9を上昇させてバネ
掛け作業は完了する。
【0018】図4に、引張コイルバネ10を爪9から製
品のフック受け13に掛け替える際の、爪9と引張コイ
ルバネ10および製品のフック受け13の位置関係の詳
細を示す。同図におけるAの状態が図3(a)の状態に
対応し、またBの状態が図3(b)の状態に対応してい
る。
【0019】尚、上記回転軸7は、本実施例では一対の
回転軸として説明しているが、この場合それぞれ独立し
て駆動させてもよい。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、引張コイルバネを保持
した一対の爪を偏心回転させることで、引張コイルバネ
は爪から製品のフック受けに掛け替えられるため、スム
ーズに掛け替えを行うことができる。
【0021】また、引張コイルバネや製品のフック受け
には引張コイルバネの張力以外の力が加わることはない
ため、引張コイルバネや製品のフック受けが破損したり
変形したりする心配がない。
【0022】更に、引張コイルバネの保持機構が2本の
爪だけで構成されていて、小型でシンプルなため狭いス
ペースでのバネ掛け作業が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】バネ掛け用ハンドの側面図である。
【図2】バネ掛け用ハンドがバネを保持する際の引張コ
イルバネとバネ供給用ジグ、および爪の位置関係を示す
ものである。
【図3】引張コイルバネを製品のフック受けに掛ける際
の爪の動作を示すものである。
【図4】引張コイルバネを爪から製品のフック受けに掛
け替える際の動作の詳細を示すものである。
【図5】一従来例のバネ掛け用ハンド装置である。
【図6】従来例の動作説明図である。
【図7】同従来例の動作説明図である。
【図8】他の従来例を示す。
【符号の説明】
1、4・シリンダー 2・・・ガイド 3・・・アーム 5・・・ラック 6・・・ピニオン 7・・・回転軸 8・・・ベアリング 9・・・爪 10・・引張コイルバネ 13・・フック受け 14・・バネ掛け用ハンド

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 引張コイルバネのフックにバネ掛け用ハ
    ンドの爪を通し、引張コイルバネを所定の長さに拡張し
    てバネ供給治具から取り出し、所定位置まで移動して引
    張コイルバネのフックを製品側フック受けに通し、更に
    バネ掛け用ハンドの爪を偏心回転させてフックから抜い
    て引張コイルバネをフック受けに掛けることを特徴とす
    るバネ掛け方法。
  2. 【請求項2】 互いに対向配置された一対の爪を略平行
    に開閉する爪の開閉機構と、これら一対の爪の間隔を狭
    める方向への駆動が可能な偏心回転機構を備えたことを
    特徴とするバネ掛け用ハンド。
JP29341295A 1995-10-16 1995-10-16 バネ掛け方法及びバネ掛け用ハンド Pending JPH09109050A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29341295A JPH09109050A (ja) 1995-10-16 1995-10-16 バネ掛け方法及びバネ掛け用ハンド

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JP29341295A JPH09109050A (ja) 1995-10-16 1995-10-16 バネ掛け方法及びバネ掛け用ハンド

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JPH09109050A true JPH09109050A (ja) 1997-04-28

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ID=17794445

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JP29341295A Pending JPH09109050A (ja) 1995-10-16 1995-10-16 バネ掛け方法及びバネ掛け用ハンド

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107378462A (zh) * 2017-08-07 2017-11-24 常州海威尔机器人科技有限公司 一种口风琴拉弹簧全自动装配机

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107378462A (zh) * 2017-08-07 2017-11-24 常州海威尔机器人科技有限公司 一种口风琴拉弹簧全自动装配机

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