JP2634223B2 - イージーオープン缶蓋の開口力測定装置 - Google Patents

イージーオープン缶蓋の開口力測定装置

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JP2634223B2
JP2634223B2 JP1403689A JP1403689A JP2634223B2 JP 2634223 B2 JP2634223 B2 JP 2634223B2 JP 1403689 A JP1403689 A JP 1403689A JP 1403689 A JP1403689 A JP 1403689A JP 2634223 B2 JP2634223 B2 JP 2634223B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はプルタブを用いてスコア部を破断開口するイ
ージーオープン缶蓋の開口力を測定する装置に関する。
(従来の技術) イージーオープン関蓋は、従来から飲料缶詰や食缶等
において多用されているが、この種の缶蓋ではプルタブ
を引っ張ることにより容易に開口し、且つ、その梱包や
搬送等の取り扱いの際には安易に開口しないように、そ
の開口力を適切に設定しておく必要がある。このため、
この缶蓋の製造ライン等においては、一般に、製造され
た缶蓋を定期的にサンプリングしてその開口力を測定す
るようにしている。
かかる開口力の測定を行う装置としては、例えば特開
昭63−55056号公報に開示されているものが知られてい
る。この測定装置は、缶蓋を載架して把持する缶蓋ホル
ダと、該缶蓋のプルタブを係合把持する把持爪を有する
荷重測定器とを備え、サンプリングした缶蓋を手作業や
ロボット等により缶蓋ホルダ上に載架して所定の位置で
把持した後に該缶蓋ホルダを荷重測定器に向かって移動
させ、次いで、荷重測定器の把持爪により缶蓋のプルタ
ブを係合把持して引っ張り、この時の引っ張り力を荷重
測定器により検出して缶蓋の開口力を測定し、該測定後
に再び手作業やロボット等により缶蓋を缶蓋ホルダから
搬出するようにしている。
しかしながら、上記測定装置では、該測定装置への缶
蓋の搬入や搬出を手作業やロボット等により行っている
ため、測定作業を連続的に行うことが困難であると共
に、缶蓋の製造ラインとは独立して測定を行わなければ
ならず、サンプリング等に手間がかかり、作業効率を向
上させる妨げとなっていた。
また、上記測定装置では、単に缶蓋の開口力を測定す
るようにしている。しかし、実際の内容物を充填した飲
料缶詰や食缶等では加熱或いは冷却された状態で開缶さ
れることがあるため、缶の内圧が上昇或いは下降して缶
蓋のパネル部が突出或いは凹入していることがあり、こ
の時、缶蓋の開口力が缶蓋のみのそれと若干異なるた
め、このような場合に対する開口力の測定も行っておく
ことが望まれていた。
(解決しようとする課題) 本発明はかかる不都合を解消し、イージーオープン缶
蓋の開口力の測定を連続的に効率よく行うことのできる
と共に、該缶蓋の製造ラインに効率良く連係させること
のできる装置を提供することを目的とする。
さらに、実際の内容物を充填した缶の内圧が上昇或い
は下降した状態と同様の状態で開口力の測定を行うこと
のできる装置を提供することを目的とする。
(課題を解決する手段) 本発明のイージーオープン缶蓋の開口力測定装置はか
かる目的を達成するために、プルタブを用いてスコア部
を破断開口するイージーオープン缶蓋を着脱自在に保持
してそのプルタブを所定位置に位置決めする位置決め手
段と、位置決めされたプルタブを着脱自在に把持して開
口させる開口手段と、該開口手段に生じる引張荷重を検
出する検出手段とを備えて該缶蓋の開口力を測定する装
置において、複数のイージーオープン缶蓋を順次供給通
路内に落下させる供給手段と、該供給通路の途中に設け
られた前記位置決め手段の位置に該缶蓋を係脱自在に係
止する缶蓋係止手段とを備えることを特徴とする。
また、前記缶蓋係止手段により係止された前記イージ
ーオープン缶蓋の裏面に着脱自在に周状に密着される密
着部材と、該密着部材と該缶蓋との間の空隙に接続され
て該空隙を減圧させる減圧手段とを備えることを特徴と
する。
さらに、前記缶蓋係止手段により係止された前記イー
ジーオープン缶蓋の裏面に着脱自在に周状に密着される
密着部材と、該密着部材と該缶蓋との間の空隙に接続さ
れて該空隙を加圧させる加圧手段とを備えることを特徴
とする。
(作用) かかる手段によれば、前記複数のイージーオープン缶
蓋は前記供給手段により前記供給通路内に順次落下さ
れ、その落下途中で前記缶蓋係止手段により係止され
る。そして、係止された缶蓋は前記位置決め手段により
保持されてそのプルタブが所定位置に位置決めされ、次
いで、前記開口手段によりプルタブを把持されて開口さ
れ、該開口力は前記検出手段により検出されて開口力が
測定される。その後に該位置決め手段及び缶蓋係止手段
が開口された缶蓋から脱離され、該缶蓋が供給通路内を
再び落下する。そして、該缶蓋係止手段及び位置決め手
段、開口手段は次の測定のために待機する。
また、前記缶蓋係止手段により係止された前記イージ
ーオープン缶蓋の裏面に着脱自在に周状に密着される密
着部材と、該密着部材と該缶蓋との間の空隙に接続され
て該空隙を減圧させる減圧手段とを備えるときには、該
缶蓋係止手段により係止された缶蓋のプルタブが前記位
置決め手段により位置決めされると共に、該密着部材が
該缶蓋の裏面に密着されて該密着部材と缶蓋との間の空
隙が減圧手段により減圧された状態で前記開口手段及び
検出手段により開口力の測定が行われる。そして、該測
定後に該密着部材は缶蓋から脱離される。
さらに、前記缶蓋係止手段により係止された前記イー
ジーオープン缶蓋の裏面に着脱自在に周状に密着される
密着部材と、該密着部材と該缶蓋との間の空隙に接続さ
れて該空隙を加圧させる加圧手段とを備えるときには、
上記と同様に缶蓋の裏面に密着された密着部材と該缶蓋
との間の空隙が加圧手段により加圧された状態で前記開
口手段及び検出手段により開口力の測定が行われる。
(実施例) 本発明のイージーオープン缶蓋の開口力測定装置の一
例を第1図乃至第4図に従って説明する。第1図はイー
ジーオープン缶蓋の一例の斜視図、第2図は第1図示の
缶蓋の開口力を測定する装置全体の説明的側面図、第3
図は供給手段の説明的側面図、第4図は第3図のIV−IV
線断面図である。
第1図でaは円板状の缶蓋Aのプルタブ、bは缶蓋A
のパネル部cに形成されたスコア部である。プルタブa
はスコア部bに固定され、該プルタブaを引っ張ること
によりスコア部bの周囲のスコア線が破断されて缶蓋A
が開口される。
第2図で、1は開口力測定装置のフレーム2上に設け
られた供給手段、3は該供給手段1の下方で上下方向に
延びるフレーム2のフレームポール4に設けられた供給
通路、5は供給通路3内に突出自在に設けられたスライ
ドプレート6を備えた缶蓋係止手段、7はフレームポー
ル4の側方に設けられたプルタブaの位置決め手段、8
はフレームポール4を挟んで位置決め手段7と対向する
位置に設けられた開口手段、9は開口手段8に設けられ
た荷重変換器10を備えた検出手段である。位置決め手段
7は弾性材料から成るロート状の密着部材11と、該密着
部材11内にバルブ12を介して接続された減圧手段13とを
備え、さらに該密着部材11内はバルブ14を介して加圧手
段15に接続されている。
供給手段1は第3図示のようにそのハウジング16の上
部に固定された円筒状の缶蓋ホルダ17と、缶蓋ホルダ17
の下端部の両側方位置で該缶蓋ホルダ17内に突出して回
動自在にハウジング16内に設けられた一対の蓋切り用ね
じ18,18と、該蓋切り用ねじ18,18のそれぞれと同軸心上
で回動自在にその下端部に固定されたギヤ19,19と、該
両ギヤ19,19にアイドルギヤ20,20を介して接続する駆動
ギヤ21aを有する駆動モータ21と、缶蓋ホルダ17の直下
位置から供給通路3の進入口に向かって斜めに延びる缶
蓋滑り板22とを備えている。
缶蓋ホルダ17の内径は前記缶蓋Aの外径と略同一とさ
れ、該缶蓋ホルダ17内に第3図示のように複数の缶蓋A
がそのプルタブaを上側にして積層され、その最下位の
缶蓋Aの周延部が第4図示のように缶蓋ホルダ17内に突
出している蓋切り用ねじ18,18の上面に載架される。
駆動モータ21は缶蓋ホルダ17の側方位置でハウジング
16に固定され、その駆動ギヤ21aがハウジング16内で第
4図示のように一対のアイドルギヤ20,20を介して前記
ギヤ19,19に接続され、該両ギヤ19,19と共に蓋切り用ね
じ18,18を同一方向に回転駆動する。この時、蓋切り用
ねじ18,18の上面に載架された缶蓋Aの周縁部は蓋切り
用ねじ18,18のねじ溝に沿って徐々に下降し、次いで、
蓋切り用ねじ18,18から脱離してハウジング16内に設け
られた缶蓋滑り板22上に落下する。
缶蓋滑り板22は缶蓋ホルダ17の直下位置から供給通路
3の進入口に向かって徐々にその傾斜が立ち上がって供
給通路3の近くでは垂直になっている。従って、缶蓋滑
り板22上に落下した缶蓋Aは、該缶蓋滑り板22上を供給
通路3の進入口に向かって滑り落ち、該供給通路3に進
入する際には缶蓋Aのパネル部cがほぼ垂直となり、こ
の状態で供給通路3内に落下する。
供給通路3は第2図示のようにフレームポール4の上
端から下部まで鉛直方向に缶蓋Aの厚さと略同一の幅の
溝状に形成され、さらにフレームポール4の下部から斜
め下方に向かって連続的に延設されている。そして、供
給通路3に沿って該フレームポール4の上部に固定され
た仕切り板23により供給通路3の上部が外部と隔てられ
ている。この仕切り板23とフレームポール4との供給通
路3を挟んで相互に対向する位置にはそれぞれ供給通路
3に通じる缶蓋Aの外径よりも若干小径な開口穴23aと
位置決め穴4aとが設けられている。前記供給手段1によ
り供給通路3に進入した缶蓋Aは該供給通路3に沿って
落下し、この時、缶蓋Aの表面及び裏面はそれぞれ開口
穴23a側及び位置決め穴4a側に向けられている。
缶蓋係止手段5のスライドプレート6は上記位置決め
穴4aの若干下側の位置でフレームポール4に設けられた
供給通路3に通じる挿通孔4bに挿通され、その水平移動
により先端部が挿通孔4bから供給通路3内に突出自在と
されている。そして、スライドプレート6の後端部はフ
レームポール4にブラケット24を介して固定されたエア
シリンダ25のピストンロッド25aに連結され、エアシリ
ンダ25の作動によりスライドプレート6が水平移動され
る。この移動により供給通路3内に突出されたスライド
プレート6は該供給通路3内に落下された缶蓋Aを第2
図示のように載架し、該載架状態において前記位置決め
穴4a及び開口穴23aの周囲の壁面が缶蓋Aの周縁部に当
接し、これによって、缶蓋Aの水平方向の移動が規制さ
れて缶蓋Aが係止される。
プルタブaの位置決め手段7は前記位置決め穴4a側の
フレームポール4の側方位置に設けられ、前記フレーム
2の主基台2a上に立設された支柱26に固定支持された基
台27上のリニアガイド28と、該リニアガイド28上をフレ
ームポール4に向かって水平移動自在なスライドブロッ
ク29と、該スライドブロック29を移動させるエアシリン
ダ30と、スライドブロック29上にベアリング31を介して
回動自在に支承されて位置決め穴4aに向かって水平方向
に延びる回転軸32と、該回転軸32を回転駆動する駆動モ
ータ33とを備え、前記密着部材11は回転軸32の先端部に
固定されている。
エアシリンダ30は基台27にブラケット34を介して固定
され、そのピストンロッド30aがスライドブロック29に
連結され、エアシリンダ30の作動によってスライドブロ
ック29が回転軸32及び密着部材11と共にリニアガイド28
上を水平移動する。この移動位置はフレーム2に固定さ
れた一対のリミットスイッチ35,35により検出され、該
検出に応じてエアシリンダ30が制御される。
駆動モータ33はスライドブロック29のフレームポール
4側の端面に固定され、その駆動ギヤ33aが回転軸32に
嵌合固定されたギヤ36に接続され、駆動モータ33の作動
によって回転軸32及び密着部材11がその軸心回りに回転
駆動される。
密着部材11はスライドブロック29がフレームポール4
に向かって移動された時に前記位置決め穴4aに向かって
移動し、前記したように缶蓋Aが缶蓋係止手段5により
係止された状態で第2図示のように密着部材11の先端が
位置決め穴4aを通って缶蓋Aの裏面に圧接されて周状に
密着される。この時、缶蓋Aと密着部材11との間に生じ
る空隙11aをこれに回転軸32内を通って接続された前記
減圧手段13により減圧することによって缶蓋Aが密着部
材11により吸着保持される。そして、該保持状態で駆動
モータ33により密着部材11を回転駆動することにより缶
蓋Aが回転してそのプルタブaが最上位置に位置決めさ
れる。この時、プルタブaの位置は開口手段8に設けら
れた光センサ37により検出され、該検出に応じて駆動モ
ータ33が制御される。
また、密着部材11が缶蓋Aに上記のように密着された
状態で、減圧手段13と同様に空隙11aに接続された前記
加圧手段15のバルブ14を開いて減圧手段13のバルブ12を
閉じることにより空隙11aが加圧される。
開口手段8は前記開口穴23a側のフレームポール4の
側方位置に設けられ、前記フレーム2の主基台2a上に立
設された支柱38に固定支持されて上面に開口穴23aに向
かって傾斜した傾斜面を有するカム台39と、該カム台39
上を傾斜面に沿って移動自在に設けられた前記検出手段
9の荷重変換器10の前部の上下の位置から開口穴23aに
向かって延設された一対の把持アーム40a,40bと、該把
持アーム40a,40bを荷重変換器10と共に移動させるパル
スモータ41と、把持アーム40a,40bの先端部を開閉させ
るエアシリンダ42とを備えている。
パルスモータ41はカム台39の傾斜面上の下端部にブラ
ケット43を介して固定され、その回転駆動軸41aがカム
台39の傾斜面上に立設された一対のブラケット44,44間
に傾斜面と平行に回動自在に支承されたボールネジ45の
端部に連結されている。
荷重変換器10はその後端部がボールネジ45と平行にブ
ラケット44,44間に設けられたガイドロッド46に沿って
移動自在に嵌合されたプレート47に連結され、該プレー
ト47はボールネジ45に噛合されている。
従って、荷重変換器10はパルスモータ41が作動されて
ボールネジ45が回転すると、カム台39の傾斜面に沿って
把持アーム40a,40bと共に移動する。この移動位置は前
記フレーム2及びカム台39に固定された一対のリミット
スイッチ48,48により検出され、該検出に応じてパルス
モータ41が制御される。
把持アーム40a,40bの下側のアーム40bは荷重変換器10
の前端部に固定され、上側のアーム40aは荷重変換器10
の前部にカム台39の傾斜面と直交する方向に設けられた
スライドシャフト49に沿って昇降自在に嵌合されてい
る。そして、該把持アーム40aは把持アーム40bに固定さ
れたエアシリンダ42のピストンロッド42aに連結され、
該エアシリンダ42の作動により把持アーム40aがスライ
ドシャフト49に沿ってカム台39の傾斜面と直交する方向
に昇降し、これによって把持アーム40a,40bの先端部が
開閉される。
この把持アーム40a,40bは前記したように缶蓋Aのプ
ルタブaが位置決めされた状態でパルスモータ41により
カム台39の傾斜面に沿って上昇された時に前記開口穴23
aを通ってプルタブaに向かって移動し、それらの先端
部が開かれた状態で把持アーム40bがプルタブaの位置
で缶蓋Aのパネル部cに当接される。次いで、把持アー
ム40aがエアシリンダ42の作動によりスライドシャフト4
9に沿って下降され、その先端の下方に向かって屈曲さ
れた部分がプルタブaとパネル部cとの間に入り込んで
把持アーム40a,40bの先端が閉じられ、これによってプ
ルタブaが把持される。その後に把持アーム40a,40bは
パルスモータ41によりカム台39の傾斜面に沿って下降さ
れ、これによってプルタブaが引っ張られて缶蓋Aのス
コア部bの周囲のスコア線が破断され、缶蓋Aが開口さ
れる。この時、把持アーム40a,40bに生じる引張荷重は
荷重変換器10により検出され、該荷重は検出手段10の記
録計(図示しない)により記録されて缶蓋の開口力が測
定される。
上記の開口後に把持アーム40a,40bはその先端部が開
かれ、缶蓋Aのパネル部cから脱離したプルタブa及び
スコア部bは把持アーム40bの先端部に係止される。そ
して、この状態で把持アーム40a,40bはカム台39の傾斜
面に沿ってさらに下降され、その下降途中でスコア部b
の下端部がカム台39の前端面に上方に向かって延設され
たフックプレート50の上端部に当接して把持アーム40b
から脱離され、前記フレームポール4の開口手段8側に
設けられた落下カバー51内に落下する。
次に、かかる構成の開口力測定装置の作動を第2図に
従って説明する。
この開口力測定装置は缶蓋Aの製造ラインに連続して
設けられ、製造された缶蓋Aの開口力を定期的に測定す
るようにしている。すなわち、前記供給手段1の缶蓋ホ
ルダ17内に積層される缶蓋Aは図示しない搬入装置によ
り搬入され、測定が行われないときには供給手段1によ
り前記したように順次供給通路3内に落下される缶蓋A
は供給通路3を通過して図示しない搬出装置に供給され
該搬出装置により連続的に搬出される。
一方、測定を行う際には供給手段1により缶蓋Aが供
給通路内に落下されると、前記缶蓋係止手段5のスライ
ドプレート6が供給通路3内に前記したように突出され
て缶蓋Aがスライドプレート6上に載架され、該載架位
置において前記したように係止される。
次いで、前記位置決め手段7の密着部材11が前記した
ように位置決め穴4aを通って缶蓋Aに向かって移動して
該缶蓋Aの裏面に密着され、該密着部材11と缶蓋Aとの
間の空隙11aが前記減圧手段13により減圧されて缶蓋A
が吸着保持される。缶蓋Aを吸着保持した密着部材11は
前記したように缶蓋Aのプルタブaが最上位に位置され
るまで回転され、プルタブaが位置決めされる。
上記のようにプルタブaが位置決めされると前記した
ように開口手段8の把持アーム40a,40bがプルタブaに
向かって移動して該プルタブaが把持される。
ここで、単に缶蓋Aの開口力を測定する場合には、上
記の把持状態で減圧手段13のバルブ12が閉じられて缶蓋
Aと密着部材11との間の空隙11aの減圧状態が解除され
た後に、把持アーム40a,40bがカム台39の傾斜面に沿っ
て下降されて前記したように缶蓋Aが開口され、この時
の開口力が前記検出手段9により測定される。そして、
該開口後に、密着部材11が水平移動されて缶蓋Aから離
脱されると共に、缶蓋係止手段5のスライドプレート6
が水平移動されて供給通路3内から脱離され、これによ
って缶蓋Aが前記と同様に搬出装置に供給され、該搬出
装置の振り分け装置(図示しない)により開口されてい
ない缶蓋Aと分離されて搬出される。この測定が終了す
ると缶蓋係止手段5及び位置決め手段7、開口手段8は
次の測定のために待機する。
また、本実施装置では、実際の内容物を充填した缶の
内圧が上昇或いは下降したした状態と同様の状態で開口
力の測定を行うことができる。すなわち、上記のように
缶蓋Aのプルタブaが把持アーム40a,40bに把持された
状態で前記加圧手段15のバルブ14或いは減圧手段13のバ
ルブ12を開くことにより、それぞれ缶蓋Aと密着部材11
との間の空隙11aが加圧或いは減圧され、この状態で開
口手段8により缶蓋Aを開口することによって、缶の内
圧が上昇或いは下降した状態と同様の状態で測定が行わ
れる。
(効果) 上記の説明から明らかなように、本発明のイージーオ
ープン缶蓋の開口力測定装置によれば、供給手段により
複数の缶蓋を順次供給通路内に落下させ、該供給通路の
途中で缶蓋係止手段により缶蓋を係止した状態で位置決
め手段により缶蓋のプルタブを位置決めし、次いで開口
手段により缶蓋を開口させ、その開口力を検出手段によ
り検出して測定し、該測定後に位置決め手段及び缶蓋係
止手段を缶蓋から脱離させて該缶蓋を再び供給通路内を
落下させることによって、缶蓋の開口力の測定を連続的
に効率よく行うことができ、さらに、この開口力測定装
置を缶蓋の製造ラインに連係させて定期的な測定を効率
よく行うこともできる。
また、前記減圧手段或いは加圧手段と前記密着部材と
を備えているときには、缶蓋に周状に密着された密着部
材と該缶蓋との間の空隙を減圧手段或いは加圧手段によ
りそれぞれ減圧或いは加圧させることによって、実際の
内容物を充填した缶の内圧が下降或いは上昇された状態
と同様の状態で缶蓋の開口力の測定を行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はイージーオープン缶蓋の一例の斜視図、第2図
は第1図示の缶蓋の開口力測定装置の一例の説明的側面
図、第3図は供給手段の説明的側面図、第4図は第3図
のIV−IV線断面図である。 A……イージーオープン缶蓋 a……プルタブ、b……スコア部 1……供給手段、3……供給通路 5……缶蓋係止手段、7……位置決め手段 8……開口手段、9……検出手段 11……密着部材、13……減圧手段 15……加圧手段

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プルタブを用いてスコア部を破断開口する
    イージーオープン缶蓋を着脱自在に保持してそのプルタ
    ブを所定位置に位置決めする位置決め手段と、位置決め
    されたプルタブを着脱自在に把持して開口させる開口手
    段と、該開口手段に生じる引張荷重を検出する検出手段
    とを備えて該缶蓋の開口力を測定する装置において、複
    数のイージーオープン缶蓋を順次供給通路内に落下させ
    る供給手段と、該供給通路の途中に設けられた前記位置
    決め手段の位置に該缶蓋を係脱自在に係止する缶蓋係止
    手段とを備えることを特徴とするイージーオープン缶蓋
    の開口力測定装置。
  2. 【請求項2】前記缶蓋係止手段により係止された前記イ
    ージーオープン缶蓋の裏面に着脱自在に周状に密着され
    る密着部材と、該密着部材と該缶蓋との間の空隙に接続
    されて該空隙を減圧させる減圧手段とを備えることを特
    徴とする請求項1記載のイージーオープン缶蓋の開口力
    測定装置。
  3. 【請求項3】前記缶蓋係止手段により係止された前記イ
    ージーオープン缶蓋の裏面に着脱自在に周状に密着され
    る密着部材と、該密着部材と該缶蓋との間の空隙に接続
    されて該空隙を加圧させる加圧手段とを備えることを特
    徴とする請求項1記載のイージーオープン缶蓋の開口力
    測定装置。
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JPH04130237A (ja) * 1990-09-20 1992-05-01 Mitsubishi Materials Corp 開缶力測定装置
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