JPH09108471A - 残糸除去装置 - Google Patents

残糸除去装置

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JPH09108471A
JPH09108471A JP7293454A JP29345495A JPH09108471A JP H09108471 A JPH09108471 A JP H09108471A JP 7293454 A JP7293454 A JP 7293454A JP 29345495 A JP29345495 A JP 29345495A JP H09108471 A JPH09108471 A JP H09108471A
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JP
Japan
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bobbin
thread
residual
yarn
lower thread
Prior art date
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Application number
JP7293454A
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English (en)
Inventor
Kazunori Katayama
和紀 片山
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Juki Corp
Original Assignee
Juki Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡易な構成で、確実にボビン残糸を自動的に
全て除去する。 【解決手段】 ボビンより垂れる下糸Mを、少なくとも
1個以上が駆動力を備えた回転体760,761によっ
て巻き込み排出し、この残糸排出量に制限がないように
構成し、且つ回転体が糸端Mを巻き込み排出することに
よって該回転体に糸端案内の機能も併せ持たせしかも糸
端案内の機能を併せ持つ回転体をボビンケース2の糸端
導出口に接近配置し得るように構成し、且つ弾性線状体
等の複雑な部品がなくしかも部品点数が少なくなるよう
に構成し、且つ吸引ノズル60を回転体による下糸排出
位置H1に配設し、このエアー吸引によって例えば回転
体に付着した油や回転体に付けられた傷による当該回転
体への排出糸の絡み付きを確実に防止すると共に回転体
による排出糸を強制的に吸引ノズル下流に送り当該排出
糸を確実に排出し得るように構成してなるもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、残糸除去装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】上糸と下糸とを使用して縫製を行うミシ
ン、特に高速の縫製作業を行う工業用のミシン等にあっ
ては、下糸を巻回したボビンを頻繁に交換する必要があ
る。一般には、下糸が消費された時または残り少なくな
った時にミシンの運転を一旦停止し、ボビンケースを釜
から抜き取った後に、ボビン残糸を除去してボビンに下
糸を巻回し、この下糸が新たに巻回されたボビンを再び
ボビンケースに収容し、巻回された下糸をボビンケース
に糸掛けしてこのボビンケースから導出する下糸を所定
長残して切断し、このボビンケースを釜内に装着すると
いう一連の操作を手作業で行っている。
【0003】しかしながら、このような人手による残糸
除去作業、ボビンへの下糸巻回作業、糸掛け作業、糸切
り作業及びボビンケースの交換作業は極めて非能率的で
あり、生産性の低下の原因となっている。そこで、本出
願人は、先に出願した特開平7−68071号公報等に
おいて、上記残糸除去作業、下糸巻回作業、糸掛け作
業、糸切り作業及びボビンケース交換作業を自動的に行
うことを可能とした下糸自動供給装置を提案している。
【0004】この特開平7−68071号公報において
は、上記残糸除去動作を自動的に行う残糸除去装置とし
て、ボビンケースの所定位置(詳しくは下糸張力ばね)
から導出し下方に垂れる所定長(約35〜40mm)の
下糸端部を、エアーノズルにより作業位置に吹き寄せ
て、この作業位置に吹き寄せられた下糸端部を後述の巻
取手段を挟んでボビンケースより離間した位置に配置さ
れたガイド部材によってガイドして受け軸と糸除去軸と
の間に挟持し、所定の間、巻取手段(糸除去軸及び後述
の弾性線状体からなる)を回転させることによって、ボ
ビンに巻かれた残糸を弾性線状体の周囲に巻き取り、そ
の後、該巻取手段を後退させ、弾性線状体を受け軸から
外すことによって、広げられていた該弾性線状体を元の
位置に戻し、該弾性線状体と巻き取った残糸との間に緩
みを生じさせると共に扱き板により該巻き取った残糸を
扱くことによって、残糸を下方に落下させて取り除く構
成のものが採用されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記残
糸除去装置においては、以下の問題があった。すなわ
ち、ボビンケースから導出する所定長の下糸端部を、受
け軸と糸除去軸との間に挟持する確率を高めるには、巻
取手段をボビンケースの糸端導出口に近付けることが望
ましいが、このように、巻取手段をボビンケースの糸端
導出口に近付けると、巻取手段の周囲に残糸を巻き取る
構成を採っているので、この巻き取られ膨らんだ残糸が
ボビンケースに接触することになり、巻取量に制限が生
じるといった問題があった。
【0006】すなわち、糸端挟持率を向上すべく巻取手
段をボビンケースの糸端導出口に近付けると、残糸巻取
量に制限が生じて残糸を全て除去できず、一方残糸を全
て除去すべく巻取手段をボビンケースの糸端導出口から
遠ざけると、糸端挟持率が低下し、確実に残糸除去がな
されないといった相反する問題があった。
【0007】また、ボビンケースから導出する所定長の
下糸端部を、受け軸と糸除去軸との間に挟持し得るよう
にガイドするガイド部材が、上述のように、ボビンケー
スの糸端導出口から遠くに配設されているために、糸端
の案内が不安定であり、該糸端を受け軸と糸除去軸との
間に挟持できない畏れがあった。
【0008】また、該弾性線状体等の構造の複雑な部品
を用い、しかも部品点数が多いことから高コスト化する
といった問題もあった。
【0009】そこで本発明は、簡易な構成で、確実にボ
ビン残糸を自動的に全て除去できる残糸除去装置を提供
することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の残糸除去装置は、回転可能に支持された
ボビンと、このボビンより垂れる下糸を巻き込み排出す
る少なくとも1個以上が駆動力を備えた一対の回転体
と、この一対の回転体による下糸排出位置に配設された
吸引ノズルと、を具備した。
【0011】上記目的を達成するために、請求項2の残
糸除去装置は、請求項1に加えて、ボビンより垂れる下
糸を、回転体による巻き込みが可能な作業位置に吹き寄
せるエアーノズルを備えた。
【0012】上記目的を達成するために、請求項3の残
糸除去装置は、請求項1または2に加えて、少なくとも
1個以上の回転体を、下糸を巻き込み排出する排出位置
とこの排出位置から離間する離間位置とに移動可能とす
る回転体移動手段を備えた。
【0013】上記目的を達成するために、請求項4の残
糸除去装置は、請求項1に加えて、少なくとも1個以上
の回転体を、下糸を巻き込み排出する排出位置とこの排
出位置から離間する離間位置とに移動可能とする回転体
移動手段と、吸引ノズル及びボビンの少なくとも一方
を、前記回転体移動手段によって少なくとも1個以上の
回転体が前記排出位置から離間している時にボビンより
垂れる下糸を吸引ノズルによって吸引可能とする吸引位
置に移動させ、両回転体が前記排出位置に位置する前に
元の位置に移動させる移動手段と、を備えた。
【0014】このような請求項1乃至4の残糸除去装置
によれば、ボビンより垂れる下糸は、少なくとも1個以
上が駆動力を備えた回転体によって巻き込み排出される
が、この残糸排出量には制限がない。また、回転体が糸
端を巻き込み排出することから、該回転体は糸端案内の
機能も兼ね備えている。また、糸端案内の機能も兼ね備
えた回転体は、回転体周囲に残糸を巻き取る構成ではな
いことから、ボビンケースの糸端導出口に接近配置され
得る。また、当該装置は弾性線状体等の複雑な部品がな
く、しかも部品点数が少ない。
【0015】また特に、請求項1乃至4の残糸除去装置
によれば、吸引ノズルが一対の回転体による下糸排出位
置に配設されていることから、このエアー吸引によっ
て、例えば回転体に付着した油や回転体に付けられた傷
による当該回転体への排出糸の絡み付きが確実に防止さ
れると共に回転体による排出糸が強制的に吸引ノズル下
流に送られ当該排出糸が確実に排出され得る。
【0016】また特に、請求項2の残糸除去装置によれ
ば、エアーノズルによってボビンより垂れる下糸が回転
体による巻き込みが可能な作業位置に吹き寄せられるこ
とから、回転体による下糸の巻き込みが請求項1に比し
てより確実にされる。
【0017】また特に、請求項3の残糸除去装置によれ
ば、回転体移動手段によって少なくとも1個以上の回転
体が下糸を巻き込み排出する排出位置とこの排出位置か
ら離間する離間位置とに移動可能にされることから、当
該回転体移動手段によって少なくとも1個以上の回転体
が排出位置から離間している時に、吸引ノズルによって
ボビンより垂れる下糸を吸引するようにすれば、回転体
による下糸の巻き込みが請求項1または2に比してより
確実にされる。
【0018】また特に、請求項4の残糸除去装置によれ
ば、回転体移動手段によって少なくとも1個以上の回転
体が下糸を巻き込み排出する排出位置とこの排出位置か
ら離間する離間位置とに移動可能にされ、当該回転体移
動手段によって少なくとも1個以上の回転体が排出位置
から離間している時に、移動手段によって吸引ノズル及
びボビンの少なくとも一方が、ボビンより垂れる下糸を
吸引ノズルによって吸引可能とする吸引位置に移動さ
れ、両回転体が排出位置に位置する前に元の位置に移動
されることから、回転体による下糸の巻き込みが請求項
1に比してより確実にされる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて詳細に説明する。本実施形態の下糸自動供給装
置は、図13に示されているように、下糸巻回装置16
2と、残糸除去装置161と、ボビン交換装置160
と、から概略構成されており、上記ボビン交換装置16
0は、下糸巻回装置162の下糸巻回位置C、残糸除去
装置161の残糸除去位置B、釜位置(ボビンケース着
脱位置)A、ダミー軸(ボビンケース保持手段)6のボ
ビンケース着脱位置Dにボビンケース2を移動させるよ
うに構成されている。
【0020】上記下糸巻回位置C、残糸除去位置Bは、
図13に示されるように、搬送軸4の下方の範囲V且つ
同軸線に沿った直立平面よりミシンベッド101を起こ
す際の回動支点103側の範囲Wであって、ボビンケー
ス把持手段の回転軌跡の対向位置に配置されている。ま
た、残糸除去位置Bは下糸巻回位置Cより下方に配置さ
れている。また、残糸除去位置Bの搬送軸線方向(図1
3における紙面に垂直な方向)の位置はボビンケース把
持手段の退避位置から若干前進させた位置(反射型光セ
ンサ500がボビン7の回転を検出できるまで進めた位
置(詳しくは後述);図1における紙面に向かって進め
た位置)にあり、下糸巻回位置Cの搬送軸線方向の位置
はボビンケース把持手段を退避位置から多少前進させた
位置(図13における紙面に向かって進めた位置)にあ
る。
【0021】なお、ボビン残糸を除去すべく、ボビン交
換装置160によって上記残糸除去装置161の残糸除
去位置Bにボビンケース2を移動させるにあたっては、
その前に、ダミー軸6に対向する第1の位置B1(上記
ダミー位置Dとは異なりこれを後退させた位置)に、当
該ボビンケース2を移動させるようになっている(図1
参照;詳しくは後述)。因に、図13中における符号1
02はミシンテーブルを、106はオイルパンを、10
4,105は下軸を、Xはミシン頭部を引き起こす際の
外周側の回動軌跡を、それぞれ示している。
【0022】上記下糸自動供給装置はミシンベッド10
1の下部に設けられている。先ず、図14乃至図18を
参照しながら、ボビン交換装置160について以下説明
する。図14乃至図18において、符号1はボビンケー
ス2が装着される釜を、符号1aは釜軸を、符号3はミ
シン本体に取り付けられたメインベースに立設されて釜
1の直下に配設された支持体としてのベース板をそれぞ
れ示しており、該ベース板3には、釜軸1aに平行な軸
心を有する搬送軸4の基端4aが固定され、該搬送軸4
はベース板3に片持ち支持された状態となっている。
【0023】この搬送軸4の先端4b側(反ベース板
側)には、搬送ブロック12が、当該搬送軸4に対して
回転可能且つ摺動可能に支持されている。この搬送ブロ
ック12は、特に図14に示されているように、円筒の
外周面を軸線方向に沿って2箇所切断し該切断面同士が
対向するよう形成された形状を有しており、その搬送ブ
ロック12の各切断面には、L字状に折曲された搬送板
10,10のL字を構成する一方の板状部分がそれぞれ
固定されている。また、L字を構成する他方の板状部分
は、軸線を挟んで互いに対向した状態となっている。
【0024】上記各搬送板10,10には、軸線方向に
沿って釜側に延出するように折曲された保持部11,1
1の一方の端部がそれぞれ固定されており、これら保持
部11,11の他方の端部(釜側を向く端部)には、ボ
ビンケースを把持または開放するボビンケース把持手段
(不図示)がそれぞれ固定されている。このボビンケー
ス把持手段としては、例えば特開平5−192476号
公報の下糸自動供給装置や本出願人が先に出願した特願
平5−121960号明細書のミシンの下糸自動供給装
置に記載されている一対の電磁石吸着ヘッドを始めとし
て、例えば本出願人が先に出願した特願平5−1163
63号明細書のミシンの下糸自動供給装置に記載されて
いるレバー爪によるもの等、適宜のものを採用すること
ができ、要は、ボビンケース2を必要に応じて対向部材
(例えば、釜1)に対して着脱できるものであれば良
い。
【0025】再び図14乃至図18に戻って、上記搬送
ブロック12の外周には回動歯車13が固定されてお
り、該回動歯車13には、図15に示されるように、釜
軸1a方向に沿って長尺なる形状の駆動歯車19が噛合
している。この駆動歯車19は、その一端が、ベース板
3に取り付けられたモータ固定板21の搬送軸他端側に
突出した部分に回転可能に支持されており、他端は、モ
ータ固定板21に固定された回動モータ20の出力軸に
直結された状態となっている。
【0026】従って、回動モータ20が回転すると、駆
動歯車19、回動歯車13を介して、搬送ブロック12
及び搬送板10,10並びに保持部11,11から構成
される回動アーム70が回転するようになっている。な
お、この回動アーム70の回転動作は、本実施形態にあ
っては、該回動アーム70が退避位置にある時(図15
乃至図17参照)に行われるようになっている。
【0027】上記搬送ブロック12の外周における上記
回動歯車13より搬送軸4の固定端側には、図示されな
い例えばストップリングが固定されており、該搬送ブロ
ック12の外周における回動歯車13とストップリング
との間には、直動カラー14が回転可能に支持されてい
る。
【0028】この直動カラー14には、図14乃至図1
6に示されるように、釜軸1aに平行に移動可能に支持
されたラック16の一端が固定されており、このラック
16の他端にはピニオン17が噛合している。このピニ
オン17は、ベース板3に取り付けられた移動モータ1
8の出力軸に固定されている。
【0029】従って、上記移動モータ18が駆動する
と、ピニオン17を介してラック16と共に、直動カラ
ー14、回動アーム70が搬送軸4の軸線方向に沿って
移動するようになっている。すなわち回動アーム70
は、搬送軸4に対して回転できると共に搬送軸4に沿っ
て摺動できるようになっている。
【0030】上記搬送軸4の開放端側には、センサ固定
板33が取付けられており、このセンサ固定板33上に
は、発光素子31aと受光素子31bとからなる回動セ
ンサ31が取り付けられている。また、上記回動アーム
70には、図14及び図15に示されるように、センサ
板32が固定されており、該回動アーム70の回転時
に、センサ板32が発光素子31aと受光素子31bと
の間を通過し得るように、回動センサ31及びセンサ固
定板33並びにセンサ板32の位置調整がなされてい
る。
【0031】ベース板3には、図14及び図16に示さ
れるように、上記回動センサ31と同構造の直動センサ
41が取り付けられている。また、上記ラック16に
は、センサ板15が固定されており、該回動アーム70
の直動時に、センサ板15が直動センサ41の発光素子
41aと受光素子41bとの間を通過し得るように、直
動センサ41及びセンサ板15の位置調整がなされてい
る。
【0032】すなわち、ボビンケース把持手段が退避位
置に移動すると、上記センサ板15が上記直動センサ4
1の発光素子41aと受光素子41bとの間を遮蔽する
ことになり、これによってボビンケース把持手段の退避
位置への移動が検出される。そして、今度は当該退避位
置で原点位置が検索される。すなわち、ボビンケース把
持手段を退避位置で回動させ、センサ板32が発光素子
31aと受光素子31bとの間を遮蔽した位置を例えば
原点位置としておけば、この位置にボビンケース把持手
段を回動すると原点位置に復帰することになる。また、
上記回動モータ20として例えばパルスモータを用いた
場合には、このパルスモータのパルス数をカウントする
ことによって、該ボビンケース把持手段を、上記釜位置
A、下糸巻回位置C、残糸除去位置B、第1の位置B
1、ダミー位置Dに回動制御することができる。
【0033】ここで、本実施形態においては、回動アー
ム70が退避位置にあって上記ボビンケース把持手段に
把持されたボビンケース2が釜1に対向する位置を回動
アーム70(ボビンケース把持手段)の原点位置として
いる。
【0034】また、ベース板3における上記ボビンケー
ス把持手段の回転軌跡の対向位置であって、図13に示
されるように、釜1直下の位置Dには、ボビンケース保
持手段としてのダミー軸6が固定されている。このダミ
ー軸6は、特に図18に示されているように、中釜軸5
と同構造となっており、ボビンが収容されたボビンケー
ス2を押し込めば、該ボビンケース2を保持できるよう
になっている。そして、押し込められたボビンケース2
の既設のボビン係止爪2dが、図13に示されるよう
に、ダミー軸6の近傍に突設された回り止め部材5aa
の係止溝に係合するよう構成されている。すなわち、ボ
ビンケース2は所定の位置に位置決めされて保持される
ようになっている。
【0035】残糸除去位置Bには残糸除去装置161が
配設されている。この残糸除去装置161について、図
1乃至図3を参照しながら、以下説明する。図におい
て、符号79は回転軸を示している。この回転軸79は
上記ベース板3を貫くと共に、該ベース板3を挟むよう
に配設されたコの字状の残糸ブラケット80の両側板8
0a,80bに回転可能に掛け渡されており、両端は各
側板80a,80bより外方にそれぞれ突出している。
残糸ブラケット80の手前側(図1における左側)側板
80aより突出する軸部分には回転体としての駆動ロー
ラ760が固定され、奥側(図1における右側)側板8
0bより突出する軸部分には残糸ローラ駆動プーリ83
が固定されている。また、上記ベース板3の奥側にはモ
ータブラケット3aが配設されており、このモータブラ
ケット3aには、回転体移動手段を構成する残糸巻取モ
ータ86が固定されている。この残糸巻取モータ86の
出力軸には図示されない残糸巻取プーリが固定されてお
り、この残糸巻取プーリと上記残糸ローラ駆動プーリ8
3との間には図示されない残糸ベルトが掛け渡されてい
る。
【0036】従って、残糸巻取モータ86が駆動する
と、その回転は残糸巻取プーリ、残糸ベルト、残糸ロー
ラ駆動プーリ83を介して回転軸79に伝達され、駆動
ローラ760が回転するようになっている。
【0037】また、上記残糸ブラケット80の側板80
aとベース板3との間には、図1に示されるように、コ
の字状の回動腕としての回転アーム85が配置されてい
る。この回転アーム85のコの字を構成する両側板85
a,85bには回転軸80cが回転可能に掛け渡されて
おり、手前側側板85aからさらに手前側に突出する軸
部分には回転体としての従動ローラ761が固定されて
いる。
【0038】該回転アーム85には軸87が固定されて
おり、この軸87はベース板3を貫くと共に残糸ブラケ
ット80の両側板80a,80bに回転可能に掛け渡さ
れている。この軸87の同軸上であって、回転アーム8
5の奥側の側板85bより図1における左側から右側に
向かっては、開放端が奥側に向かうカップ状の摩擦クラ
ッチ板250b、クラッチ圧接バネ250c、開放端が
手前側に向かうカップ状の収納部250a、この収納部
250aが端部に固定された回転アーム駆動ギヤ88が
順に配置されており、これら摩擦クラッチ板250b、
クラッチ圧接バネ250c、収納部250a、回転アー
ム駆動ギヤ88はその軸心を軸87に貫かれて当該軸8
7に回転可能に支承された状態となっている。上記クラ
ッチ圧接バネ250cは、摩擦クラッチ板250b、収
納部250a間に収納されており、該クラッチ圧接バネ
250c内に配置され摩擦クラッチ板250b、収納部
250a間に固定された図示されない複数のピンにより
摩擦クラッチ板250b、収納部250a内での回転が
規制された状態となっている。
【0039】そして、上記回転アーム駆動ギヤ88には
回転アーム伝達ギヤ90が噛み合っており、この回転ア
ーム伝達ギヤ90は、上記回転軸79の途中部分に固定
された状態となっている。
【0040】すなわち、クラッチ圧接バネ250cの圧
接力により回転アーム85の奥側の側板85bと摩擦ク
ラッチ板250bとは圧接状態にあり、回転アーム駆動
ギヤ88の回転駆動力が、収納部250a、クラッチ圧
接バネ250c、摩擦クラッチ板250bを介して回転
アーム85に摩擦伝達され、該回転アーム85は軸87
を支点として回動できるようになっている。
【0041】従って、残糸巻取モータ86を図2及び図
3におけるCCW方向に駆動して駆動ローラ760を同
方向に回転すると、この回転駆動力は回転アーム駆動ギ
ヤ88により回転方向が反転されてこの反転された回転
駆動力は、収納部250a、クラッチ圧接バネ250
c、摩擦クラッチ板250bを介して回転アーム85に
摩擦伝達され、回転アーム85は軸87を支点としてC
W方向に回動し、駆動ローラ760に対して従動ローラ
761が離間されて両ローラ760,761間にスペー
スが生じるようになっている。この時の従動ローラ76
1の位置(図3(b)に示される位置)を離間位置と称
する。
【0042】また、残糸巻取モータ86をCW方向に駆
動して駆動ローラ760を同方向に回転すると、この回
転駆動力は回転アーム駆動ギヤ88により回転方向が反
転されてこの反転された回転駆動力は、収納部250
a、クラッチ圧接バネ250c、摩擦クラッチ板250
bを介して回転アーム85に摩擦伝達され、回転アーム
85は軸87を支点としてCCW方向に回動し、従動ロ
ーラ761は駆動ローラ760に対して押圧状態となる
ようになっている。この時の従動ローラ761の位置
(図3(c)に示される位置)を下糸を巻き込み排出す
る排出位置と称する。
【0043】そしてさらに、従動ローラ761が駆動ロ
ーラ760に対して押圧されると、回転アーム85の軸
87を支点としたCCW方向への回動が不可能となって
摩擦クラッチ板250bと回転アーム85の奥側の側板
85bとの間に滑りが発生し、これ以上の押圧力がかか
らない状態(当該押圧力を維持した状態)となると共
に、駆動ローラ760はそのままCW方向に回転を続け
るようになっている。
【0044】なお、回転アーム85及び従動ローラ76
1が軸87を支点として回動した時に、従動ローラ76
1を固定する回転軸80cが残糸ブラケット80の手前
側側板80aに当たらないように、当該側板80aには
適宜切欠等が形成されている。
【0045】また、この残糸除去装置161には、エア
ー吹き付けを行うエアーノズル100が設けられている
(図2及び図3参照)。このエアーノズル100には、
図6に示されるように、電磁弁としての流量制御タイプ
の電空比例弁23bが接続されており、この電磁弁23
bにはエアー供給源(不図示)が接続されている。
【0046】当該エアーノズル100は、回動アーム7
0により第1の位置B1(上記ダミー軸6に対向する位
置;図3(a)参照)に位置したボビンケース2のその
下糸導出部(下糸張力ばねの下糸導出部分)に向かって
エアーを吹き付け可能となっており、当該下糸導出部か
ら導出する下糸がたとえボビンケースの外周面や端面に
静電気等により付着していても、このように下糸導出部
に向かってエアー(下糸垂らし用のエアー)を吹き付け
ることによって、当該下糸端部Mを確実に下方に垂らし
得るようになっている。
【0047】エアーノズル100はまた、回動アーム7
0により残糸除去装置Bに位置したボビンケース2のそ
の下糸導出部から垂れる下糸端部Mを、作業位置に吹き
寄せ可能にもなっている。ここで言う作業位置とは、駆
動ローラ760の外周面(正確には図示下側の外周面)
に対して下糸端部Mが接触しつつ(接触しなくても可)
下流になびくような位置(図3(b)参照)であり、こ
の下糸端部Mの作業位置への吹き寄せは、エアーノズル
100からのエアーをボビンケース2の外周面に向かっ
て吹き出し、当該外周面に沿って駆動ローラ760の外
周面に向かう流れを作り出すことにより、達成される。
【0048】このように、回動アーム70によってボビ
ンケース2を上記第1の位置B1、残糸除去位置Bにそ
れぞれ移動することで、1本のエアーノズル100によ
って、上記下糸垂らし処理と下糸吹き寄せ処理の2処理
がなされるようになっている。
【0049】また、この残糸除去装置161には、図1
乃至図3に示されるように、上記ローラ760,761
による下糸排出位置(ローラ760,761による下糸
排出方向下流の位置)H1に吸引ノズル60が設けられ
ている。この吸引ノズル60は、その吸引口が上記ロー
ラ760,761側に向かって広がるラッパ状をなして
おり、この吸引ノズル60には、エアーチューブ61を
介して糸吸引器62が接続されている。
【0050】この糸吸引器62は、直線状経路としての
貫通孔62aと、この貫通孔62aの途中に斜めに連設
されて外部に開放される吸引孔62bと、を備えてお
り、当該吸引孔62bの開放口に、上記エアーチューブ
61が接続されている。貫通孔62aの上流側の開放口
(吸引孔62bとによってくの字を形成する側の開放
口)には、図示されないエアーチューブが接続されてお
り、このエアーチューブには、エアー供給源(不図示)
に接続される電空比例弁23cが接続されている。ま
た、貫通孔62aの下流側の開放口には、目の粗いメッ
シュよりなるダストバッグ63が接続されている。
【0051】従って、電空比例弁23cをオンして糸吸
引器62にエアーを供給すると、吸引孔62b側が負圧
になって、吸引ノズル60の吸引口からエアーが吸引さ
れ、このエアーは、エアーチューブ61、糸吸引器62
を介してダストバッグ63に導かれて、当該バッグ63
のメッシュからバッグ外に逃がされるようになってい
る。
【0052】このダストバッグ63及び糸吸引器62
は、オイルパン外であって縫製時にオペレーターの邪魔
にならない任意の位置に配設されている。
【0053】また、上記残糸除去装置161におけるブ
ラケット80の手前側側板80aには、図1に示される
ように、回転検出手段としての例えば反射型光センサ5
00が付設されている。この反射型光センサ500は、
回動アーム70に従ってボビンケース2が残糸除去位置
Bにセットされて対向した時(残糸除去ができる状態の
時)に、図4に示されるようなボビン7の側面に1箇所
穿設された反射孔7aに対向するように配設されてお
り、ボビン回転を検出可能となっている。
【0054】斯くの如く残糸除去装置161は構成され
ており、基本的にボビン7に巻かれボビンケース2より
垂れる下糸を引き出す構成となっていることから、その
主要部は残糸除去位置Bより下方に配置されている(図
1参照)。
【0055】再び図13に戻って、上記下糸巻回位置C
には下糸巻回装置162が配設されている。この下糸巻
回装置162としては、例えばモータの駆動等によって
ボビンを回転させることにより自動的にボビンに下糸が
巻回可能なものが採用されている。この下糸巻回装置1
62は、図13に簡略化して示されるように、ボビン駆
動機構E及びエアー案内機構G並びに糸張力付与機構F
からなる。
【0056】糸張力付与機構Fは、図示を省略した下糸
供給源としての糸巻きからの下糸に張力(抵抗)を付与
すると共に該下糸を下流に繰り出すものであり、エアー
案内機構Gは、該糸張力付与機構Fからの下糸端部をボ
ビンケース2の開口部内に案内するものである。
【0057】ボビン駆動機構Eは、図1に示されるよう
に、ボビン駆動モータM2を駆動することにより、この
回転駆動力を、モータ軸プーリ52、タイミングベルト
51、巻取プーリ50bを介して巻取クラッチ板に伝達
し、この巻取クラッチ板のクラッチ爪50aを、上記ボ
ビン交換装置160により下糸巻回位置Cに搬送されて
きたボビンケース2のその内部に収容されたボビン7の
孔7b(図4参照)にクラッチしてボビン7を回転させ
ることによって、自動的にボビン7に下糸を巻回できる
構成のものが採用されている。
【0058】また、下糸巻回装置162には糸掛け装置
が付設されている。この糸掛け装置は、図示されない糸
捌きモータを駆動することにより、この回転駆動力を、
動メス回動ギヤを介して、下糸巻回位置Cにセットされ
たボビンケース2のその周囲に回動可能に配置された動
メス糸捌き116に伝達し、この動メス糸捌き116を
ボビンケース2の周囲に回動させることによって、ボビ
ン7に巻回されボビンケース開口部より導出する下糸
を、ボビンケース2の開放端縁とボビン7外周との隙間
を介して糸掛け位置に誘導してスリット溝に導き、下糸
張力ばね下の下糸導出孔を経て下糸張力ばね用孔近傍よ
り導出し得る構成となっている。
【0059】さらにまた、下糸巻回装置162には糸切
り装置が付設されている。この糸切り装置は、下糸張力
ばね下の下糸導出孔を経て下糸張力ばね用孔近傍より導
出する下糸を、上記動メス糸捌き116の回動動作によ
り捌き、固定メス91との間で、下糸供給源に対して切
断できる構成となっている。
【0060】因に、下糸巻回装置(糸掛け、糸切り装置
を含む)162は、上記の構成のものに限定されるもの
ではなく、自動的にボビン7に下糸が巻回でき、且つ糸
掛け、糸切りができるものであればどのようなものであ
っても良く、例えば特開平5−192476号公報の下
糸自動供給装置や本出願人が先に出願した特願平5−1
21960号明細書のミシンのボビン交換装置や特願平
5−116363号明細書のミシンのボビン交換装置に
記載されている下糸巻回装置を始めとして、適宜のもの
を採用することができる。
【0061】なお、上記残糸除去装置161、下糸巻回
装置162が、図13に示したベース板3に接触する場
合には、該ベース板3は適宜切欠かれる。また、図13
にあっては、残糸除去位置Bと下糸巻回位置Cとダミー
軸6に対するボビン着脱位置Dが近接しており、保持部
11が誇張されて記載されている。このため、保持部1
1が残糸除去装置161や下糸巻回装置162に接触す
ることも心配されるが、実際には、このような接触が生
じないように充分なスペースが確保されている。
【0062】また、上記下糸自動供給装置には操作パネ
ル(不図示)が付設されており、この操作パネルには、
下糸自動供給装置の動作に必要な各種スイッチ及び糸
種、糸番手入力スイッチ309(図6参照)並びにエラ
ー表示を行うエラー表示窓等が装備されている。
【0063】次に、上記下糸自動供給装置の制御系につ
いて、図6を参照しながら説明する。上記下糸巻回装置
162にはドライバ310が、ボビン交換装置160に
はドライバ311が、それぞれ接続されており、また残
糸除去装置161には、残糸巻取モータ86用ドライバ
312a、電空比例弁23b用ドライバ312b、電空
比例弁23c用ドライバ312cがそれぞれ接続されて
いる。これらドライバ310,311,312a,31
2b,312cには、図示されないI/Oポートを介し
て下糸自動供給装置制御手段(CPU;中央演算装置)
400が接続されており、この下糸自動供給装置制御手
段400には、ROM307からの信号が入力され、R
AM308に対して信号が入出力されるように接続され
ている。そして、上記各装置160,161,162
が、下糸自動供給装置制御手段400により制御されつ
つ所定の動作を実行するように構成されている。
【0064】すなわち、上記下糸自動供給装置制御手段
400は、下糸巻回装置制御手段401及びボビン交換
装置制御手段402並びに残糸除去装置制御手段403
から構成されており、下糸巻回装置制御手段401によ
って下糸巻回装置162の駆動が制御されて下糸巻回に
必要な所定の動作が実行され、ボビン交換装置制御手段
402によってボビン交換装置160の駆動が制御され
てボビン交換に必要な所定の動作が実行され、残糸除去
装置制御手段403によって残糸除去装置161の駆動
が制御されて残糸除去に必要な所定の動作が実行される
ようになっている。
【0065】以下、特に本発明にかかる代表的な構成に
関して説明すると、残糸除去装置制御手段403は、上
述した反射型光センサ500からの出力を監視し、該反
射型光センサ500から図5に示されるように連続した
パルス波が出力されると残糸除去が行われていると判断
する一方で、パルス波の出力が停止すると残糸除去が終
了したと判断して駆動停止信号をドライバ312aに送
出する機能を有している。
【0066】また、残糸除去装置制御手段403は、従
動ローラ761が上記離間位置(図3(b)の位置)か
ら上記排出位置(図3(c)の位置)に移動する際に、
その移動が間欠となると共に間欠移動ごとの移動量が可
変(大から小)となるようにドライバ312aに動作指
令信号を送出する機能を有している。
【0067】また、残糸除去装置制御手段403は、従
動ローラ761が上記離間位置から上記排出位置に移動
を開始する前後から残糸除去が終了するまで、エアーノ
ズル100による吹き寄せエアーの吹き出し及び吸引ノ
ズル60による下糸吸引を行うようにドライバ312
b,312cに動作指令信号を送出する機能を有してい
る。
【0068】また、残糸除去装置制御手段403は、駆
動ローラ760の糸引き出し時の回転動作が間欠となる
と共に間欠回転動作ごとの回転量が可変(小から大)と
なるようにドライバ312aに動作指令信号を送出する
機能を有している。
【0069】また、残糸除去装置制御手段403は、ボ
ビン7から糸がある程度引き出された後の駆動ローラ7
60の糸排出時の回転速度が可変(低速から高速)とな
るようにドライバ312aに動作指令信号を送出する機
能を有している。
【0070】また、残糸除去装置制御手段403は、上
記下糸垂らし処理時、下糸吹き寄せ処理時に吹き付ける
エアーノズル100のエアー及び吸引ノズル60による
下糸吸引エアーが、糸種、糸番手入力スイッチ309に
より予め入力されている糸種及び糸番手に応じて最適な
流量となるようにドライバ312b,312cに動作指
令信号を送出する機能を有している。この糸種及び糸番
手に応じた最適な流量を表1に示す。
【表1】
【0071】因に、上記エアーノズル60,100のノ
ズル径は2〜3mm(ノズル60にあっては拡大された
吸引口以外の部分)であり、エアー供給源の圧力は5k
gf/cm2 である。
【0072】次に、このような制御装置を用いた下糸自
動供給装置の制御動作を説明する。先ず、例えば一方の
ボビンケース把持手段に、下糸巻回済みのボビンを収容
したボビンケースを把持させるために、回動アーム側
(手前側;図1における左側)から手を差し込んで、該
下糸巻回済みのボビン7を収容したボビンケース2を、
中釜軸5に装着するのと同様に、手の平を返すことなく
ダミー軸6に押し込んで、ボビンケース2をダミー軸6
に装着する。ここで、説明の都合上、このボビンケース
の符号2Xとし、以降に説明のあるボビンケースの符号
2Yとする。
【0073】次いで、電源スイッチがオンされたら、回
動アーム70を原点位置に復帰させ、スタートスイッチ
のオンにより、回動アーム70を回動させて一方のボビ
ンケース把持手段をダミー位置Dに対向させる。そし
て、該回動アーム70を前進させて、該ダミー軸6に保
持されている下糸巻回済みのボビンを収容したボビンケ
ース2Xを一方のボビンケース把持手段に把持させる。
【0074】そうしたら、回動アーム70を退避位置に
後退させて回動させ、ボビンケース2Xを把持した一方
のボビンケース把持手段を釜1に対向させて前進させ、
下糸巻回済みのボビンを収容したボビンケース2Xを釜
内に装着し、その後回動アーム70を退避位置に後退さ
せる。この時、作業者は上記と同様にして再度回動アー
ム側から手を差し込んで、下糸巻回済みのボビンを収容
したボビンケース2Yをダミー軸6に装着する。
【0075】次いで、縫製が開始されたら、その縫製中
に、上記と同様な動作によって、何れか一方のボビンケ
ース把持手段に、ダミー軸6に保持されている下糸巻回
済みのボビンを収容したボビンケース2Yを把持させ、
その後回動アーム70を退避位置に後退させる。
【0076】そして、この状態で所定の縫製が終了し、
ボビン交換要求がなされたらボビンケース2の交換を行
う。
【0077】すなわち、ボビンケース把持手段を前進さ
せ、残糸の少なくなった若しくはなくなったボビンを収
容するボビンケース2Xを釜内から取り出して、該回動
アーム70を退避位置に後退させる。次いで、回動アー
ム70を回動させ、下糸巻回済みのボビンを収容したボ
ビンケース2Yを釜1に対向させて前進させ、下糸巻回
済みのボビンを収容したボビンケース2Yを釜内に装着
し、該回動アーム70を退避位置に後退させる。
【0078】そして、縫製が開始されたら、その縫製中
に残糸除去装置を行う。この残糸除去装置の動作につい
て、図7に示したフローチャートに従って説明する。先
ず、ステップ1において、予め入力されている糸種及び
糸番手に応じたエアー流量を表1に従って選択してステ
ップ2に進み、ステップ2において、回動アーム70
を、図3(a)に示されるように、退避位置より若干前
進させてボビンケース2Xを第1の位置B1に位置させ
る。この時、回転アーム85は、図3(a)に示される
位置、すなわち駆動ローラ760と従動ローラ761と
が当接する位置にある。
【0079】次いで、ステップ3に進み、ステップ3に
おいて、エアーノズル100から表1に従った下糸垂ら
し用のエアーを、図2、図3(a)、図8(c)に示さ
れるように、所定の間、間欠に吹き付けて、ボビンケー
ス2Xのその下糸導出部(下糸張力ばねの下糸導出部
分)から確実に下糸を下方に垂らしてステップ4に進
み、ステップ4において、回動アーム70を、図8
(b)に示されるように回動して、ボビンケース2Xを
図3(b)に示される残糸除去装置Bに位置させる。
【0080】次いで、ステップ5に進み、ステップ5に
おいて、残糸巻取モータ86を、図8(d)に示される
ように、図3におけるCCW方向に駆動して駆動ローラ
760を同方向に回転すると共に、この回転駆動力を回
転アーム駆動ギヤ88により回転方向を反転してこの反
転した回転駆動力を、収納部250a、クラッチ圧接バ
ネ250c、摩擦クラッチ板250bを介して回転アー
ム85に摩擦伝達し、回転アーム85を軸87を支点と
してCW方向に90°回動し、駆動ローラ760に対し
て従動ローラ761を離間して両ローラ760,761
間にスペースを設ける(図3(b)参照)。
【0081】次いで、ステップ6に進み、ステップ6に
おいて、上記エアーノズル100から表1に従った下糸
吹き寄せ用のエアーを吹き付けて(図3(b)、図8
(c)参照)、ボビンケース2Xより垂れる下糸端部M
を作業位置に吹き寄せる。
【0082】次いで、ステップ7に進み、ステップ7に
おいて、上記吸引ノズル60により表1に従った下糸吸
引を行う(図3(b)、図8(e)参照)。
【0083】次いで、ステップ8に進み、ステップ8に
おいて、残糸巻取モータ86を、図8(d)に示される
ように、図3におけるCW方向に駆動して駆動ローラ7
60を同方向(下糸排出回転方向)に回転し、この回転
駆動力を回転アーム駆動ギヤ88により回転方向を反転
してこの反転した回転駆動力を、収納部250a、クラ
ッチ圧接バネ250c、摩擦クラッチ板250bを介し
て回転アーム85に摩擦伝達し、回転アーム85を軸8
7を支点としてCCW方向に回動し、従動ローラ761
を駆動ローラ760側に向かわせる。そして、回転アー
ム85が上記90°から45°閉じた時に、残糸巻取モ
ータ86の駆動を停止する。
【0084】次いで、ステップ9に進み、ステップ9に
おいて、残糸巻取モータ86の駆動を、図8(d)に示
されるように、再開して、回転アーム85が上記角度か
らさらに30°閉じた時に、残糸巻取モータ86の駆動
を停止する。
【0085】次いで、ステップ10に進み、ステップ1
0において、残糸巻取モータ86の駆動を、図8(d)
に示されるように、再開して、回転アーム85が上記角
度からさらに15°閉じた時に、残糸巻取モータ86の
駆動を停止する(図3(c)参照)。この時、従動ロー
ラ761は駆動ローラ760に当接し、これらローラ7
60,761間に下糸端部Mが挟持される。
【0086】このように、従動ローラ761が離間位置
から排出位置に移動するまでに、吸引ノズル60による
下糸吸引を行うようにすると、下糸をローラ760,7
61間に挟持し得る。
【0087】加えて、従動ローラ761の閉じ具合を間
欠にすると共にその間欠移動ごとの移動量を大から小に
していくと、下糸端部Mを作業位置に吹き寄せるエアー
ノズル100からのエアー流及び吸引ノズル60による
吸引エアー流の乱れが大きく低減され、下糸をローラ7
60,761間に確実に挟持し得る。
【0088】このようにして、下糸がローラ760,7
61間に確実に挟持されたら、ステップ11に進み、ス
テップ11において、残糸巻取モータ86を、図8
(d)に示されるように、間欠駆動して駆動ローラ76
0を1/10回転づつ10回回転させる。ここで、残糸
巻取モータ86の駆動を行うと、従動ローラ761が駆
動ローラ760に対して押圧され、回転アーム85の軸
87を支点としたCCW方向への回動が不可能となって
摩擦クラッチ板250bと回転アーム85の奥側の側板
85bとの間に滑りが発生し、これ以上の押圧力がかか
らない状態(当該押圧力を維持した状態)になると共
に、駆動ローラ760はそのままCW方向に回転を続け
る。従って、ローラ760,761間に挟持された下糸
は両ローラ760,761の間欠共働回転により、ロー
ラ760,761に巻き込まれながら少しづつ下流に排
出される。
【0089】次いで、ステップ12に進み、ステップ1
2において、駆動ローラ760が1/10回転づつ10
回回転したか(駆動ローラ760が1回転したか)否か
を判定し、10回回転していない場合には10回回転す
るまで同様な判定を繰り返し、10回回転した場合には
ステップ13に進み、ステップ13において、残糸巻取
モータ86を、図8(d)に示されるように、駆動して
駆動ローラ760を1/2回転させる。
【0090】次いで、ステップ14に進み、ステップ1
4において、残糸巻取モータ86を、図8(d)に示さ
れるように、駆動して駆動ローラ760を1回転させ
る。
【0091】このように下糸を巻き込み排出させる当初
にあって、ステップ11〜14のように、ローラ76
0,761を間欠回転すると、糸暴れが低減されて当該
下糸を所定の方向(ローラ760,761による下糸排
出方向;吸引ノズル60に向かう方向)に排出できロー
ラ760,761や他の部材に絡み付く畏れが低減され
る。
【0092】またこのように、上記間欠回転により排出
される下糸量を間欠動作ごとに最初小さく徐々に大きく
していくと、排出される下糸が徐々に重くなって排出さ
れる下糸の姿勢が安定し、当該下糸を上記所定の方向に
排出できローラ760,761や他の部材に絡み付く畏
れがさらに低減される。
【0093】またこの時、吸引ノズル60による下糸吸
引が行われると、排出されてくる下糸端部Mは、ローラ
760,761や他の部材に絡み付くことなく確実に吸
引ノズル60に導かれる。
【0094】さて、再び図7に示されるフローチャート
に戻り、ステップ15において、ボビン7の残糸除去が
行われているか否かを判定する。これは、ローラ76
0,761の共働回転により残糸がローラ760,76
1に巻き込まれながら下流に排出されている(残糸除去
が行われている)とボビン7が回転し、排出されていな
い(残糸除去が行われていない)とボビン7が回転しな
いということから、判定される。この回転の有無は、上
述した反射型光センサ500からの出力信号により判断
される。
【0095】そして、ボビン7が回転していない、すな
わち残糸除去が行われていないと判定した場合には、ス
テップ25に進み、ステップ25において、リトライ動
作を規定回数行ったか否かを判定する。ここで、本実施
形態においては、規定回数は3回となっており、3回未
満の場合にはステップ26に進み、ステップ26におい
て、回動アーム70を回動してボビンケース2Xをダミ
ー軸6に対向させ、その後退避位置に後退させる。すな
わち、ボビンケース2Xの位置をステップ2の前の位置
に戻す。そして、ステップ2にリターンする。
【0096】一方、ステップ25において、リトライ動
作を3回行った場合にはステップ27に進み、ステップ
27において、エアーノズル100からのエアーの吹き
付けを停止してステップ28に進み、ステップ28にお
いて、吸引ノズル60の下糸吸引を停止してステップ2
9に進み、ステップ29において、残糸除去ができない
何らかの故障が発生したとして、エラー表示をエラー表
示窓によって行いオペレーターの介入を促してリターン
する。
【0097】また、ステップ15において、ボビン7が
回転している、すなわち残糸除去が行われていると判定
した場合には、ステップ16に進み、ステップ16にお
いて、残糸巻取モータ86を、図8(d)に示されるよ
うに、低速駆動してステップ17に進み、ステップ17
において、ボビン7を1回転分駆動したか否かを判定
し、1回転分駆動していない場合には1回転分駆動する
まで同様な判定を繰り返し、1回転分駆動した場合には
ステップ18に進み、ステップ18において、残糸巻取
モータ86を、図8(d)に示されるように、中速駆動
してステップ19に進み、ステップ19において、ボビ
ン7を1回転分駆動したか否かを判定し、1回転分駆動
していない場合には1回転分駆動するまで同様な判定を
繰り返し、1回転分駆動した場合にはステップ20に進
み、ステップ20において、残糸巻取モータ86を、図
8(d)に示されるように、高速駆動する。
【0098】このように、回転速度を最初低速で後に高
速となるように段階的に制御すると、回転速度が一定な
高速なものに比して糸暴れを防止できローラ760,7
61や他の部材に絡み付く畏れがさらにまた低減され
る。また、回転速度が一定な低速なものに比して排出時
間が短くされ得る。
【0099】そして、ステップ21に進み、ステップ2
1において、今度はボビン7が停止したか否かを判定
し、ボビン7が停止せずに未だ残糸除去を続行している
と判定した場合には、ボビン7が停止するまで同様な判
定を繰り返し、一方ボビン7が停止し残糸除去が終了し
たと判定した場合には、ステップ22に進むが、この時
ローラ760,761によって排出され吸引ノズル60
によって吸引された残糸除去は、吸引エアーによってエ
アーチューブ61、糸吸引器62を介してダストバッグ
63に導かれて、当該バッグ63に貯留される。
【0100】そうしたら、ステップ22において、エア
ーノズル100からのエアーの吹き付けを停止してステ
ップ23に進み、ステップ23において、吸引ノズル6
0の下糸吸引を停止してステップ24に進み、ステップ
24において、残糸巻取モータ86を停止し駆動ローラ
760の回転を停止してリターンする。
【0101】そして、このようにして残糸の除去がなさ
れたら、回動アーム70を退避位置に後退させた後に回
動して空ボビンを収容したボビンケース2Xを下糸巻回
位置Cに対向させ、その後前進させて下糸巻回位置Cに
移動し、そこの下糸巻回装置162によって空ボビンに
下糸を巻回すると共に、糸掛け、糸切りを行い、その後
回動アーム70を退避位置に後退させた後に回動してボ
ビンケースを把持していないボビンケース把持手段を釜
1に対向させ、ボビン交換指令があるまで待機させる。
そして、ボビン交換指令があったら、以降上述した動作
を繰り返す。
【0102】このように、本実施形態の残糸除去装置1
61においては、ボビン7より垂れる下糸端部Mを、ロ
ーラ760,761によって巻き込み排出し、この残糸
排出量に制限がないようにしているため、ボビン残糸を
自動的に全て除去することが可能となっている。また、
ローラ760,761が糸端を巻き込み排出することに
より、該ローラ760,761に糸端案内の機能も併せ
持たせ、しかも糸端案内の機能を併せ持つローラ76
0,761を、ボビンケース2の糸端導出口に接近配置
し得るようにしているため、残糸を確実に除去すること
が可能となっている。さらにまた、特開平7−6807
1号公報記載の装置のような弾性線状体等の複雑な部品
がなく、しかも部品点数が少なくなるため、低コスト化
も可能となっている。
【0103】また、特に本実施形態の残糸除去装置16
1においては、吸引ノズル60をローラ760,761
による下糸排出位置H1に配設していることから以下の
効果がある。すなわち、本出願人が先に出願した特願平
7−30027号明細書に記載のように、吸引ノズル6
0を設けずにローラ760,761だけで残糸を排出し
ようとすると、例えばローラ760,761に付着した
油やローラ760,761に付けられた傷により当該ロ
ーラ760,761に排出糸が絡み付くと共に、例えば
当該排出糸を排出路によって排出する場合にあっては当
該排出糸を排出路に導けなかったり排出路内に付着した
油等によって当該排出糸が排出路内に溜ったりする畏れ
があるが、本実施形態のように、吸引ノズル60をロー
ラ760,761による下糸排出位置H1に配設する
と、このエアー吸引によって、ローラ760,761に
付着した油やローラ760,761に付けられた傷によ
る当該ローラ760,761への排出糸の絡み付きを確
実に防止できると共に当該ローラ760,761による
排出糸を強制的に吸引ノズル下流に送り当該排出糸を確
実に排出できるようになる。
【0104】また、本実施形態においては、エアーノズ
ル100によってボビン7より垂れる下糸端部Mをロー
ラ760,761による巻き込みが可能な作業位置に吹
き寄せ可能にしているため、ローラ760,761によ
る下糸端部Mの巻き込みをより確実に行うことが可能と
なっている。
【0105】また、本実施形態においては、従動ローラ
761が排出位置から離間している時に、吸引ノズル6
0によってボビン7より垂れる下糸端部Mを吸引可能に
しているため、ローラ760,761による下糸の巻き
込みをより確実に行うことが可能となっている。
【0106】また、本実施形態においては、排出糸を強
制的に吸引ノズル下流に送り、当該排出糸を、オイルパ
ン外であって縫製時にオペレーターの邪魔にならない位
置に配設されたダストバッグ63に排出するようにし、
しかもダストバッグ63に送り込まれたエアーを逃がす
ことによって当該排出糸をダストバッグ63内に圧縮し
得るようにしているため、吸引ノズル60、排出路を設
けずにローラ760、761による排出糸をオイルパン
内若しくはその外部近傍でダストバッグに貯留する形式
(縫製時にオペレーターの邪魔になることからダストバ
ッグの容量を大きくできない)に比して、残糸が舞い上
がることがなく確実にダストバッグに導けると共に、残
糸貯留量を大きくできるようになっている。
【0107】また、本実施形態においては、以下の効果
もある。すなわち、従動ローラ761を、離間位置から
排出位置に間欠に移動し、下糸を作業位置に吹き寄せる
エアーノズル100からのエアー流及び吸引ノズル60
による吸引エアー流の乱れを低減し得るようにしている
ため、下糸のローラ760,761間からの逃げを防止
することが可能となっている。
【0108】また、本実施形態においては、従動ローラ
761の離間位置から排出位置への間欠移動量を間欠移
動ごとに可変とし、この移動量を移動ごとに徐々に小さ
くして、作業位置に吹き寄せるエアーノズル100から
のエアー流及び吸引ノズル60による吸引エアー流の乱
れをさらに低減するようにしているため、下糸のローラ
760,761間からの逃げをさらに防止することが可
能となっている。
【0109】また、本実施形態においては、ローラ76
0,761の回転排出動作を間欠に行い、回転排出動作
を連続して行うものに比して糸暴れを低減すると共に当
該下糸を所定の方向に排出するようにしているため、当
該下糸がローラ760,761や他の部材に絡み付く畏
れを低減することが可能となっている。
【0110】またこの時、本実施形態においては、間欠
に行う回転排出動作により排出される量を間欠動作ごと
に可変とし、この排出量を間欠動作ごとに最初小さく徐
々に大きくし、排出される下糸を徐々に重くして排出さ
れる下糸の姿勢を安定させるようにしているため、ロー
ラ760,761や他の部材に絡み付く畏れを低減する
ことが可能となっている。
【0111】また、本実施形態においては、ローラ76
0,761の回転排出動作速度を可変とし、この回転排
出動作速度を最初低速で後に高速となるように段階的に
制御して、回転排出動作速度が一定な低速なものに比し
て排出時間を短くし得る一方で、回転排出動作速度が一
定な高速なものに比して糸暴れを防止するようにしてい
るため、排出時間を短くしつつローラ760,761や
他の部材に絡み付く畏れを低減することが可能となって
いる。
【0112】また、本実施形態においては、ボビンケー
ス把持手段に把持されたボビンケース2を、ボビン交換
装置160によって第1、残糸除去位置B1,Bに移動
し、ボビンケース2を第1の位置B1に位置することに
よってエアーノズル100によるエアーをボビンケース
2に向かって吹き付けてボビンケース2の所定位置から
導出する下糸を垂らす下糸垂らし処理と、ボビンケース
2を残糸除去装置Bに位置することによってエアーノズ
ル100によるエアーによってボビンケース2の所定位
置から導出する下糸を作業位置に吹き寄せる下糸吹き寄
せ処理と、を可能とし、下糸垂らし用のエアーノズル及
び下糸吹き寄せ用のエアーノズルを兼用するようにして
いるため、エアーノズルの個数を低減すると共にそのエ
アー配管をシンプル化することが可能となっている。
【0113】また、本実施形態においては、下糸垂らし
用のエアーと、下糸吹き寄せ用のエアーと、下糸吸引用
のエアーに対して、そのエアー流量を糸番手及び糸種に
基づいて可変設定し、糸番手及び糸種に応じた最適なエ
アーを下糸に対して吹き付け若しくは吸引するようにし
ているため、下糸垂らし用のエアーにあってはボビンケ
ース2の所定位置から導出する下糸を良好に下方に垂ら
すことが可能で、下糸吹き寄せ用のエアーにあっては下
糸を良好に作業位置に吹き寄せ可能で、下糸吸引用のエ
アーにあっては作業位置に吹き寄せられた下糸を吸引ノ
ズル60に良好に導くと共にローラ760,761から
排出される下糸をローラ760,761や他の部材に絡
み付かせないことが可能となっている。
【0114】図9は本発明の第2実施形態における残糸
除去装置を表した概略正面図、図10は図9に示した残
糸除去装置の動作を表した各正面説明図であり、図10
(a)、図10(b)、図10(c)は図3(a)、図
3(b)、図3(c)にそれぞれ対応するものである。
【0115】この第2実施形態の残糸除去装置が第1実
施形態のそれと違う点は、第1実施形態で説明したエア
ーノズル100をなくすと共に、吸引ノズル60を、第
1実施形態で説明した下糸排出位置H1と残糸除去位置
Bに位置したボビンケース2から垂れる下糸端部Mに接
近する(下糸端部Mを吸引可能となる)吸引位置H2と
に移動可能とする移動手段(不図示)としての例えばエ
アーシリンダ等のアクチュエータを設けた点である。
【0116】すなわち、この第2実施形態にあっては、
エアーノズル100をなくすことによってボビンケース
2から垂れる下糸端部Mが、固定配置された吸引ノズル
60によるエアー吸引では当該吸引ノズル60に導けな
い(ローラ760,761間に導けない)畏れがあるた
めに、図7に示したステップ7において、吸引ノズル6
0による下糸吸引を開始すると同時に当該吸引ノズル6
0を、図10(b)に示されるように、上述した吸引位
置H2に移動して当該吸引ノズル60に確実に下糸端部
Mを吸引し、その後、図10(c)に示されるように、
元の下糸排出位置H1に戻るようになっている。
【0117】従って、エアーノズル60は、その進退時
に駆動ローラ760に干渉しないように、図9、図10
(a)に示されるように、下糸排出位置H1において多
少斜めに配設されている。そして、他の構成、動作に関
しては第1実施形態と同様であるので、ここでの説明は
省略する。
【0118】このように構成しても、第1実施形態と同
様な効果を得ることができるというのはいうまでもな
い。
【0119】図11は本発明の第3実施形態における残
糸除去装置を表した概略正面図、図12は図11に示し
た残糸除去装置の動作を表した各正面説明図であり、図
12(a)、図12(b)、図12(c)は図3
(a)、図3(b)、図3(c)にそれぞれ対応するも
のである。
【0120】この第3実施形態の残糸除去装置が第1実
施形態のそれと違う点は、第1実施形態で説明したエア
ーノズル100をなくすと共に、吸引ノズル60を、第
1実施形態で説明した下糸排出位置H1よりさらにロー
ラ760,761側に接近する下糸排出位置H3に配設
した点である。
【0121】すなわち、この第3実施形態にあっては、
エアーノズル100をなくすことによってボビンケース
2から垂れる下糸端部Mが、下糸排出位置H1に固定配
置された吸引ノズル60によるエアー吸引では当該吸引
ノズル60に導けない(ローラ760,761間に導け
ない)畏れがあるために、当該吸引ノズル60をさらに
ローラ760,761側に接近する下糸排出位置H3に
配設して、当該吸引ノズル60に下糸端部Mを確実に吸
引するようになっている。そして、他の構成、動作に関
しては第1実施形態と同様であるので、ここでの説明は
省略する。
【0122】このように構成しても、第1実施形態と同
様な効果を得ることができるというのはいうまでもな
い。
【0123】以上本発明者によってなされた発明を実施
形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施形
態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範
囲で種々変形可能であるというのはいうまでもなく、例
えば、上記実施形態においては、従動ローラ761を離
間位置と排出位置とに移動可能としているが、駆動ロー
ラ760を離間位置と排出位置とに移動可能としても良
く、両ローラ760,761を離間位置と排出位置とに
移動可能としても良い。
【0124】また、上記実施形態においては、一方のロ
ーラを駆動ローラ760とし、他方のローラを従動ロー
ラ761としているが、両方駆動ローラとしても良い。
【0125】また、ローラ760,761を、ゴムロー
ラ、歯付きローラとしても良い。
【0126】また、上記実施形態においては、下糸垂ら
し用のエアー、下糸吹き寄せ用のエアー及び下糸吸引用
のエアーの全てに対して、そのエアー流量を糸番手及び
糸種に応じて選択するようにしているが、上記エアーの
うちの少なくとも1つ以上のエアーに対してその流量の
選択を行うようにしても良い。また、エアー流量の選択
を、糸番手及び糸種の少なくとも一方に基づいて行うよ
うにしても良い。
【0127】また、上記エアー流量を、糸番手及び糸種
の少なくとも一方に応じて段階的に調整するようにする
ことも可能である。
【0128】また、上記実施形態において、エアーノズ
ル60,100からのエアー流量の制御は、一定圧力5
kgf/cm2 のもとで、電圧比例弁23b,23cを
用いてエアー流量を制御している。これに代えて、公知
の電圧レギュレータを用いて圧力を変更することによ
り、エアー流量を制御することも容易に考えられる。
【0129】また、上記実施形態においては、電圧比例
弁23b,23cや電圧レギュレータを用いて糸条件
(糸種や糸番手)に応じてエアー流量を制御している
が、これに代えて、作業者自らが糸条件を認識してマニ
ュアル式の比例弁やレギュレータを用いてエアー流量を
変更することも容易に考えられる。
【0130】また、上記第1、第3実施形態において
は、従動ローラ761の離間位置への移動が可能となっ
ているが、両ローラ760,761を共に移動不可とす
るようにしても良い。このようにした場合には、ローラ
760,761間を通した吸引ノズル60による下糸吸
引がなされないことから、ローラ760,761による
下糸の巻き込みの確率が減じられることになるが、他の
効果は同様に得られることになる。
【0131】また、上記第2実施形態においては、吸引
ノズル60を吸引位置H2に移動することによって当該
吸引ノズル60に確実に下糸端部Mを吸引し得るように
しているが、この吸引ノズル60を固定とし、ボビン7
を該吸引ノズル60に対して接離可能とすることによっ
て当該吸引ノズル60に確実に下糸端部Mを吸引し得る
ことも可能であり、さらに両者を移動することによって
上記効果を得るようにすることも可能である。
【0132】また、本実施形態の残糸除去装置は、ボビ
ン7をボビンケース2に回転可能に収容したままで、ボ
ビンケース2の下糸導出部(下糸張力ばねの下糸導出部
分)から導出される下糸を、一対の回転体760,76
1及び吸引ノズル60により除去するようにしている
が、本発明要旨を、例えば特開平7−75696号公報
に記載のミシンの自動下糸ボビン交換方法とその装置に
も適用することが可能である。すなわち、回動可能なホ
ルダーリング、ケースホルダー、移し替えユニットによ
って、ボビンケース2からボビン7を中釜軸5と同径の
支軸に移し替え、このボビンケース2から分離されたボ
ビン7に対して、当該ボビン7より垂れる下糸を巻き込
み排出する少なくとも1個以上が駆動力を備えた一対の
回転体760,761と、この一対の回転体760,7
61による下糸排出位置に配設された吸引ノズル60
と、を適用すれば、上記実施形態と同様な効果を得るこ
とができる。またこの時、上記実施形態と同様に、ボビ
ン7より垂れる下糸を、回転体760,761による巻
き込みが可能な作業位置に吹き寄せるエアーノズル10
0を備えるようにしても良い。加えて、上記実施形態と
同様に、少なくとも1個以上の回転体を、下糸を巻き込
み排出する排出位置とこの排出位置から離間する離間位
置とに移動可能とする回転体移動手段を備えるようにし
ても良い。すなわち、第1乃至第3実施形態を、特開平
7−75696号公報に記載のミシンの自動下糸ボビン
交換方法とその装置にも適用することが可能であり、こ
のようにしても上記第1乃至第3実施形態と同様な作用
・効果を奏する。
【0133】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1乃至4の残
糸除去装置によれば、ボビンより垂れる下糸を、少なく
とも1個以上が駆動力を備えた回転体によって巻き込み
排出し、この残糸排出量に制限がないように構成したも
のであるから、ボビン残糸を自動的に全て除去すること
が可能となる。また、回転体が糸端を巻き込み排出する
ことによって該回転体に糸端案内の機能も併せ持たせ、
しかも糸端案内の機能を併せ持つ回転体をボビンケース
の糸端導出口に接近配置し得るように構成したものであ
るから、残糸を確実に除去することが可能となる。ま
た、弾性線状体等の複雑な部品がなく、しかも部品点数
が少なくなるように構成したものであるから、低コスト
化が可能となる。
【0134】また、特に請求項1の残糸除去装置によれ
ば、吸引ノズルを一対の回転体による下糸排出位置に配
設し、このエアー吸引によって、例えば回転体に付着し
た油や回転体に付けられた傷による当該回転体への排出
糸の絡み付きを確実に防止すると共に回転体による排出
糸を強制的に吸引ノズル下流に送り当該排出糸を確実に
排出し得るように構成したものであるから、上述した効
果を一層高めることが可能となる。
【0135】また特に、請求項2の残糸除去装置によれ
ば、請求項1に加えて、エアーノズルによってボビンよ
り垂れる下糸を回転体による巻き込みが可能な作業位置
に吹き寄せ可能とし、回転体による下糸の巻き込みをよ
り確実にし得るように構成したものであるから、請求項
1の効果を一層高めることが可能となる。
【0136】また特に、請求項3の残糸除去装置によれ
ば、請求項1または2に加えて、回転体移動手段によっ
て少なくとも1個以上の回転体を下糸を巻き込み排出す
る排出位置とこの排出位置から離間する離間位置とに移
動可能とし、当該回転体移動手段によって少なくとも1
個以上の回転体が排出位置から離間している時に、吸引
ノズルによってボビンより垂れる下糸を吸引可能とし、
回転体による下糸の巻き込みをより確実にし得るように
構成したものであるから、請求項1または2の効果を一
層高めることが可能となる。
【0137】また特に、請求項4の残糸除去装置によれ
ば、請求項1に加えて、回転体移動手段によって少なく
とも1個以上の回転体を下糸を巻き込み排出する排出位
置とこの排出位置から離間する離間位置とに移動可能と
し、当該回転体移動手段によって少なくとも1個以上の
回転体が排出位置から離間している時に、移動手段によ
って吸引ノズル及びボビンの少なくとも一方を、ボビン
より垂れる下糸を吸引ノズルによって吸引可能とする吸
引位置に移動し、両回転体が排出位置に位置する前に元
の位置に移動可能とし、回転体による下糸の巻き込みを
より確実にし得るように構成したものであるから、請求
項1の効果を一層高めることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態における残糸除去装置を
表した右側面図である。
【図2】同上残糸除去装置の概略正面図である。
【図3】同上残糸除去装置の動作を表した各正面説明図
である。
【図4】本実施形態に用いられるボビンの回転検出手段
側の正面図である。
【図5】同上ボビンの回転時に検出される波形図であ
る。
【図6】同上残糸除去装置を採用した下糸自動供給装置
の制御系を表したブロック図である。
【図7】同上残糸除去装置の制御動作手順の流れを表し
たフロー図である。
【図8】同上残糸除去装置の動作を説明するためのタイ
ミングチャートである。
【図9】本発明の第2実施形態における残糸除去装置を
表した概略正面図である。
【図10】図9に示した残糸除去装置の動作を表した各
正面説明図である。
【図11】本発明の第3実施形態における残糸除去装置
を表した概略正面図である。
【図12】図11に示した残糸除去装置の動作を表した
各正面説明図である。
【図13】同上下糸自動供給装置を表した概略正面図で
ある。
【図14】同上下糸自動供給装置に採用されたボビン交
換装置の正面図である。
【図15】同上ボビン交換装置の平面図である。
【図16】同上ボビン交換装置における直動機構部分を
表した右側面図である。
【図17】同上ボビン交換装置における回動機構部分を
表した右側面図である。
【図18】同上ボビン交換装置のダミーポジション及び
ダミー軸を説明するための概略右側面図である。
【符号の説明】
7 ボビン 60 吸引ノズル 86 回転体移動手段 100 エアーノズル 760,761 回転体 H1,H3 下糸排出位置 H2 吸引位置 M 下糸端部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転可能に支持されたボビンと、 このボビンより垂れる下糸を巻き込み排出する少なくと
    も1個以上が駆動力を備えた一対の回転体と、 この一対の回転体による下糸排出位置に配設された吸引
    ノズルと、 を具備した残糸除去装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の残糸除去装置において、 ボビンより垂れる下糸を、回転体による巻き込みが可能
    な作業位置に吹き寄せるエアーノズルを備えた残糸除去
    装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の残糸除去装置に
    おいて、 少なくとも1個以上の回転体を、下糸を巻き込み排出す
    る排出位置とこの排出位置から離間する離間位置とに移
    動可能とする回転体移動手段を備えた残糸除去装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の残糸除去装置において、 少なくとも1個以上の回転体を、下糸を巻き込み排出す
    る排出位置とこの排出位置から離間する離間位置とに移
    動可能とする回転体移動手段と、 吸引ノズル及びボビンの少なくとも一方を、前記回転体
    移動手段によって少なくとも1個以上の回転体が前記排
    出位置から離間している時にボビンより垂れる下糸を吸
    引ノズルによって吸引可能とする吸引位置に移動させ、
    両回転体が前記排出位置に位置する前に元の位置に移動
    させる移動手段と、 を備えた残糸除去装置。
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