JPH09106175A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH09106175A
JPH09106175A JP26127395A JP26127395A JPH09106175A JP H09106175 A JPH09106175 A JP H09106175A JP 26127395 A JP26127395 A JP 26127395A JP 26127395 A JP26127395 A JP 26127395A JP H09106175 A JPH09106175 A JP H09106175A
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toner
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developing sleeve
developer
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Akira Domon
彰 土門
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 駆動トルクの増大を最小限に抑え、且つ、簡
単な構成でスリーブゴーストを軽減することができる画
像形成装置を提供すること。 【構成】 少なくとも静電潜像を担持する感光ドラム
(像担持体)2と、トナー(現像剤)8を担持する現像
スリーブ(現像剤担持体)6とトナー8の層厚を規制す
る弾性ゴムブレード(層厚規制部材)5を含んで構成さ
れる現像装置17とを備える画像形成装置において、前
記感光ドラム2と現像スリーブ6の対向位置と前記弾性
ゴムブレード5と現像スリーブ6の当接部の間の現像ス
リーブ6の対向する部分に電極板31を現像スリーブ6
の回転方向に沿って設け、該電極板31と現像スリーブ
6との間に振動電界を形成する。本発明によれば、現像
工程終了後、電極板31と現像スリーブ6との間に形成
される振動電界がトナー層に作用してトナー8の再配列
がなされるため、非現像部と現像部のトリボを従来より
も小さく抑えることができ、前記目的を達成することが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式を採
用するレーザビームプリンタや複写機等の画像形成装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真方式を採用する画像形成装置
は、電子写真プロセス的には、帯電装置、現像装置、現
像剤、潜像担持体である感光ドラム、転写装置、クリー
ニング装置及び定着装置を含んで構成される。
【0003】上記現像装置は、感光ドラム上に形成され
た潜像を可視化するための一成分磁性現像剤(以下、ト
ナーと称す)と、内部にマグネットローラを有する中空
円筒状の現像スリーブと、該現像スリーブ上に担持され
たトナーを所定の厚さに規制してトナーに所望の極性の
電荷を付与するためのトナー総厚規制部材を含んで構成
されている。
【0004】而して、斯かる画像形成装置の一例として
の例えばレーザビームプリンタでユーザーが文字の下に
ハーフトーン画像をレイアウトした原稿を出力した場
合、ハーフトーン画像に文字の残像が現れることがあ
る。この残像を一般にゴーストと称するが、特に現像ス
リーブ周期で現れるものをスリーブゴーストと呼んでい
る。
【0005】ここで、スリーブゴーストの発生メカニズ
ムを説明する。
【0006】トナーは現像スリーブ上に担持され、トナ
ー総厚規制部材により所定の厚さに規制され、摩擦帯電
により電荷を付与される。
【0007】而して、回転自在な現像スリーブに担持さ
れたトナーは、感光ドラムに対向する位置近傍で、感光
ドラムと現像スリーブ間に形成された交番電界により、
感光ドラム上に形成された潜像に飛翔して該潜像を現像
してこれを可視化する。このとき、現像スリーブの長手
方向において現像スリーブ上には現像が行われた部分
(現像部)と現像が行われなかった部分(非現像部)が
存在する。現像工程終了後、現像スリーブは感光ドラム
対向位置を通過し、該現像スリーブ近傍に存在するトナ
ーを担持し、現像スリーブに担持されたトナーはトナー
総厚規制部材によって電荷が付与される。
【0008】しかしながら、次回のトナーの総厚規制後
の現像スリーブ上の現像部と非現像部ではトナーの総厚
は等しいが、得られるトリボ(単位質量当たりの電荷
量)が異なってしまう。具体的には、非現像部表面のト
ナーは現像工程において感光ドラムに対して飛翔しない
ため、感光ドラムにトナーが飛翔した現像部の表層近傍
のトナーに比べてトナー総厚規制部材との摺擦回数が多
くなり、トリボが高くなる。
【0009】トナーに付与されるトリボは現像性と密接
な関係があるため、現像スリーブの長手方向でトリボに
差が生ずると、特にハーフトーン画像において濃度ムラ
を生じてしまう。従って、前述のように文字の下にハー
フトーン画像をレイアウトした場合、ハーフトーン画像
に文字の残像が現れる。
【0010】ところで、スリーブゴーストの問題を解決
するの提案が今まで多くなされている。特に、回転自在
な円筒状弾性体を現像スリーブに当接させ、該円筒状弾
性体を現像スリーブに対して所定の周速差をもって回転
させる方法が一般的に広く用いられている。この方法に
よれば、現像を行った後の現像スリーブ上のトナーを円
筒状弾性体によって掻き落とすことができ、現像部、非
現像部に拘らず次回のトナー総厚規制においては新たな
トナー層が現像スリーブ上に形成されるため、現像スリ
ーブの長手方向でトリボの差を非常に小さく抑えること
ができ、スリーブゴーストを低減することができる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、円筒状
弾性体を現像スリーブに接触させる従来の方法では、ゴ
ースト軽減の効果を得るために円筒状弾性体を現像スリ
ーブに対して押圧し、更に円筒状弾性体と現像スリーブ
の回転に周速差を設けなければならないため、駆動トル
クが非常に大きくなる。このために、機械的及び電気的
な負荷が大きくなるという問題があった。
【0012】又、円筒状弾性体の表層の発泡部にトナー
が詰まり、この詰まったトナーが再び現像スリーブに付
着してしまい、これが繰り返されることによって現像ス
リーブ上のトナーが過剰に帯電され、画質が不安定にな
ってしまう。この問題を解決するためには、円筒状弾性
体の長手方向ほぼ全域に亘ってスクレーパを当接させて
円筒状弾性体の表面に付着したトナーを除去すれば良い
が、部品点数が増えてコストアップを招き、又、画像形
成を繰り返していくと円筒状他弾性体の表面が摩耗し、
現像スリーブ上のトナーを掻き取る効果が低減し、画質
の安定性が損なわれるという問題も発生する。
【0013】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、その目的とする処は、駆動トルクの増大を最小限に
抑え、且つ、簡単な構成でスリーブゴーストを軽減する
ことができる画像形成装置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、少なくとも静電潜像を担持する像担持体
と、現像剤を担持する現像剤担持体と該現像剤担持体上
に担持された現像剤の層厚を規制する層厚規制部材を含
んで構成される現像装置とを備える画像形成装置におい
て、前記像担持体と前記現像剤担持体の対向位置と前記
層厚規制部材と現像剤担持体の当接部の間の現像剤担持
体の対向する部分に電極板を現像剤担持体の回転方向に
沿って設け、該電極板と現像剤担持体との間に振動電界
を形成することを特徴とする。
【0015】従って、本発明によれば、現像工程終了
後、電極板と現像剤担持体との間に形成される振動電界
が現像剤層に作用して現像剤の再配列がなされるため、
非現像部と現像部のトリボを従来よりも小さく抑えるこ
とができ、この結果、駆動トルクの増大を最小限に抑
え、簡単な構成でスリーブゴーストを軽減することがで
きる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。
【0017】<実施の形態1>図1は本発明に係る画像
形成装置の概略構成図、図2は現像スリーブ等に印加さ
れるバイアス波形及び現像スリーブと電極版の間に形成
される振動電界を示す図、図3は現像スリーブ部の拡大
断面図、図4は現像スリーブと電極版の間のトナーの挙
動を示す図である。
【0018】本実施の形態に係る画像形成装置は、少な
くとも帯電部材と潜像担持体及び現像剤を含んで構成さ
れるプロセスカートリッジを使用するものであって、電
子写真プロセス的に大別すると、帯電装置、潜像担持
体、露光手段、現像装置、転写装置、クリーニング装置
及び定着装置で構成されている。
【0019】ところで、プロセスカートリッジは、帯電
手段である帯電ローラ1、潜像担持体である感光ドラム
2、現像装置17及びクリーニング装置19をコンパク
トに一体化して構成されており、該プロセスカートリッ
ジの帯電ローラ1と現像装置17の間には、感光ドラム
2に露光手段20によって像露光するための開口部が設
けられている。
【0020】上記露光手段20は半導体レーザを光源と
するレーザスキャナであって、該レーザスキャナには、
目的の画像情報を時系列的な電気デジタル画像信号に変
換するためのビデオコントローラ21が接続されてい
る。
【0021】又、前記感光ドラム2は、中空円筒状のア
ルミニウム基体の上に少なくとも感光層を形成した外径
24mmの有機感光体であり、画像形成装置本体側に設
けられた不図示の駆動系によって図示矢印a方向に周速
36mm/secで回転駆動される。尚、感光ドラム2
は不図示の金属製アース板を介して接地されている。
【0022】更に、前記帯電ローラ1は、感光ドラム2
に所定の当接幅をもって加圧され、感光ドラム2の図示
矢印a方向の回転に従動して図示矢印c方向に回転す
る。そして、この帯電ローラ1には帯電バイアス電源2
3によって所定のバイアスが印加される。
【0023】又、前記現像装置17は、現像剤担持体で
ある現像スリーブ6と、内部に複数の磁極を有する円筒
状のマグネットローラ4と、現像スリーブ6に当接して
該現像スリーブ6上の一成分磁性現像剤(以下、トナー
と称す)8のコート層厚さを規制する現像剤規制部材で
ある弾性ゴムブレード5と、該弾性ゴムブレード5を支
持する金属部材7と、トナー8を収容する現像剤収容室
13とで構成されている。
【0024】尚、現像スリーブ6は外径16mmの中空
円筒状に成形され、感光ドラム2と一定間隔を保って配
置されて図示矢印b方向に感光ドラム2と同じ36mm
/secの周速度で回転し、これの内部には固定の前記
マグネットローラ4が内蔵されている。又、現像スリー
ブ6には、現像バイアス電源24より所定のAC電圧と
DC電圧が印加される。更に、前記現像剤収容室13に
は、トナー8を撹拌してこれを現像スリーブ6に搬送す
るための撹拌手段12が設けられている。
【0025】ところで、現像スリーブ6の下方には、ト
ナー8がプロセスカートリッジ外に漏れ出るのを防ぐた
めに、少なくとも現像スリーブ6のトナー8で覆われた
長手方向幅全域に亘って厚さ30μmのPETシート3
0を極軽圧で現像スリーブ6に当接させている。そし
て、PETシート30の現像スリーブ6と接触していな
い側には該PETシート30と同じ長手方向幅を有する
電極版31が設けられており、この電極板31はバイア
ス電源32に接続され、所定のバイアスが印加される。
【0026】又、前記クリーニング装置19は、転写工
程終了後に感光ドラム2の表面上に残留するトナー8を
掻き取るためのクリーニングブレード9と、掻き取られ
たトナー8(以下、廃トナーと呼ぶ)を収容する廃トナ
ー収容室14とで構成されている。
【0027】次に、本実施の形態に係る画像形成装置に
おける画像形成方法を図2及び図3に基づいて説明す
る。
【0028】帯電ローラ1には、所望の暗部電位−70
0Vと等しい負のDC電圧に周波数400Hz、振幅2
kVの正弦波のAC電圧を重畳した帯電バイアスが印加
される。これにより、感光ドラム2の表面を所望の電位
に均一に帯電させることができる。
【0029】次に、所望の電位−700Vに帯電した感
光ドラム2表面を、ビデオコントローラ21から送られ
る目的の画像情報の時系列電気デジタル画像信号に対応
したレーザ光10により露光する。尚、露光部の電位は
約−100Vである。
【0030】トナー8は撹拌手段12によって現像スリ
ーブ6へと搬送され、マグネットローラ4の搬送極の磁
気力により現像スリーブ6表面に担持される。そして、
トナー8は現像スリーブ6の回転により現像スリーブ6
と弾性ブレード5の当接面に搬送され、現像スリーブ6
と弾性ブレード5によって摺擦されて所望の負電荷を付
与される。
【0031】現像スリーブ6には、図2(A)に実線に
て示すように、−400VのDC電圧に周波数2000
Hz・振幅1800Vの矩形波のAC電圧を重畳して印
加する。これにより、現像スリーブ6と感光ドラム2間
に交番電界が形成される。所望の電荷を付与されたトナ
ー8は、感光ドラム2に対応する位置(図3のX部)に
到達し、現像スリーブ6と感光ドラム2の間に形成され
る前記交番電界によって、感光ドラム2上の像露光部
(明電位部)部に飛翔し、反転現像により潜像を可視化
し、感光ドラム2上にトナー像を形成する。
【0032】現像工程の終了した現像スリーブ6の表面
はPETシート30との当接部(図3のY部)に到達す
る。PETシート30の現像スリーブ6に面しない側に
は電極板31が設けられ、該電極板31には、図2
(A)に破線にて示すように電極バイアス電源32によ
って現像スリーブ6と同様に周波数2000Hz・振幅
1800Vの矩形波のAC電圧に−400VのDC電圧
を重畳した電圧が印加され、この電圧は現像スリーブ6
に印加されるバイアスとは位相が180°ずれている。
これにより、現像スリーブ6と電極板31との間には、
図2(B)に示す周波数2000Hz・振幅3600V
の矩形波の振動電界が形成される。
【0033】可視化されたトナー像を担持した感光ドラ
ム2の部分は、転写材Pを介して転写ローラ16に当接
する。このとき、転写ローラ16にトナー8と極極性の
正のDC電圧が印加されることによって、感光ドラム2
上のトナー像は転写材P上に転写される。
【0034】転写材P上のトナー像は、定着装置25に
よって加圧及び加熱されて転写材Pに定着され、トナー
像の定着を受けた転写材Pは画像形成装置外に出力画像
として排出される。尚、転写後に感光ドラム2の表面上
に残留するトナー8はクリーニング装置19のクリーニ
ングブレード9により掻き取られ、廃トナー収容室14
に収容される。
【0035】次に、本画像形成装置の作用を図2乃至図
4に基づいて説明する。
【0036】以下、特に現像スリーブ6上の任意の部分
が感光ドラム2に対して現像を行う過程(現像工程;図
3のX部)から現像スリーブ6と電極板31の間(図3
のY部)及び層厚規制部(図3のZ部)を経て次回の現
像工程に到達するまでの作用を詳細に説明する。
【0037】現像工程終了後の現像スリーブ6上には露
光部に面してトナー8が飛翔した部分(以下、現像部と
称する)が存在する。現像工程を終了した現像スリーブ
6上の部分は、図3のY部を通過する際、従来(即ち、
PETシート30に電極板31を設けず、現像スリーブ
6とPETシート30の間に振動電界が形成されない場
合)は、PETシート30がトナー層に対して極軽圧で
当接しているため、現像部、非現像部を問わず図3のY
部の通過前後で現像スリーブ6表面のトナー層の厚さと
トリボは殆ど変化しなかった。従って、図3のY部を通
過する直前の現像工程における現像部と非現像部のトナ
ー層の層厚とトリボに差が存在したまま、図3のZ部に
て次の層厚規制が行われる。このとき、現像部のトナー
表層には新たなトナーが供給され、弾性ブレード5で規
制するため、現像部と非現像部の層厚はほぼ一様となる
が、非現像部のトナーの表層近傍のトリボは現像部のそ
れよりも高くなる。これは、層厚規制後の現像部の表層
近傍のトナーの多くが被る摩擦帯電機会が非現像部の表
層近傍のそれに比べて少ないことによる。
【0038】現像スリーブ6上のトナーの内、実際に現
像に寄与する(即ち、感光ドラム2へと飛翔する)のは
表層近傍のトナーである。又、現像能力はトナーの得る
トリボによって異なる。従って、現像スリーブ6の長手
方向においてトナー表層近傍のトリボに差が生じると現
像効率が異なるため、特にハーフトーン画像においてス
リーブゴーストが顕在化する。
【0039】然るに、本実施の形態においては、以下の
作用でスリーブゴーストを軽減することができる。
【0040】図3のX部で現像工程を終了した部分が図
3のY部を通過する際、図2(B)に示すように現像ス
リーブ6と電極板31との間に形成された振動電界によ
り、トナー層内でトナー8の配列が変化する。即ち、図
2(B)に示す+の領域の電界が形成された場合、即
ち、現像スリーブ6表面の電位がプラスのピークにある
場合、電極板31近傍にある正規帯電トナー8が図4に
矢印Bにて示すように現像スリーブ6に向かい、且つ、
現像スリーブ6近傍にある反転トナー8は図4に矢印A
に示すように電極板31へと向かう。尚、図2(B)に
示す−の領域の電界が形成された場合(即ち、現像スリ
ーブ6表面の電位がマイナスのピークにある場合)に
は、前記とは逆の挙動を示す。
【0041】このようにトナー層内の配列が変化するこ
とにより、常時表層近傍に存在するトナー8が減り、従
来に比べて非現像部の表層近傍のトリボを低くすること
が可能となる。現像部においても同様なトナー層の配列
の変化が見られるが、現像部には層厚規制直前に新たに
トナーが供給され、このトナーは弾性ゴムブレード5に
より摩擦帯電されてトリボを得、次回の現像に主に供さ
れる。
【0042】従って、本実施の形態によれば、非現像部
と現像部が次回の層厚規制を経た後において前回の現像
部と非現像部のトリボの差を従来よりも小さく抑えるこ
とができるため、スリーブゴーストを軽減することがで
きる。
【0043】以上説明したように、本実施の形態によれ
ば、簡易な構成でスリーブゴーストを軽減可能な現像装
置を提供することができる。しかも、従来発明されてい
る円筒状弾性体を現像スリーブに当接させて回転させる
現像装置よりも駆動トルクが遥かに小さくて済むため、
機械的及び電気的な負荷を最小限に抑えることが可能と
なる。
【0044】<実施の形態2>次に、本発明の実施の形
態2を図5及び図6に基づいて説明する。尚、図5は本
実施の形態に係る画像形成装置の概略構成図、図6は現
像スリーブと電極板の間に形成される振動電界を示す図
である。
【0045】本実施の形態に係る画像形成装置の構成及
び画像形成方法は実施の形態1のそれと概ね同様である
ため、以下、重複する部分の説明は省略し、異なる部分
についてのみ説明する。
【0046】本実施の形態では、PETシート30上に
設けられた電極板31に所定のバイアスを印加した実施
の形態1とは異なり、図5に示すように電極板31を接
地することに特徴がある。
【0047】現像スリーブ6には、実施の形態1と同様
に、図6(A)に示すように−400VのDC電圧に周
波数2000Hz・振幅1800Vの矩形波のAC電圧
を重畳して印加する。そして、電極板31は前述のよう
に接地する。これによって現像スリーブ6と電極板31
の間には、現像スリーブ6から見ると図6(B)に示す
ような周波数2000Hz・振幅1800Vの振動電界
が形成されることになる。
【0048】従って、本実施の形態によれば、実施の形
態1と同様の作用によってスリーブゴーストを軽減で
き、且つ、実施の形態1よりも電源が1つ少なくて済む
ため、実施の形態1よりコストを低く抑えることが可能
になる。
【0049】以上のように、本実施の形態によれば、従
来に比べて駆動トルクの増大を抑え、且つ、より簡易な
構成でスリーブゴーストを軽減できる画像形成装置を得
ることができる。
【0050】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、少なくとも静電潜像を担持する像担持体と、現
像剤を担持する現像剤担持体と該現像剤担持体上に担持
された現像剤の層厚を規制する層厚規制部材を含んで構
成される現像装置とを備える画像形成装置において、前
記像担持体と前記現像剤担持体の対向位置と前記層厚規
制部材と現像剤担持体の当接部の間の現像剤担持体の対
向する部分に電極板を現像剤担持体の回転方向に沿って
設け、該電極板と現像剤担持体との間に振動電界を形成
する用にしたため、駆動トルクの増大を最小限に抑え、
且つ、簡単な構成でスリーブゴーストを軽減することが
できるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る画像形成装置の概
略構成図である。
【図2】本発明の実施の形態1に係る画像形成装置にお
ける現像スリーブ等に印加されるバイアス波形及び現像
スリーブと電極版の間に形成される振動電界を示す図で
ある。
【図3】本発明の実施の形態1に係る画像形成装置の現
像スリーブ部の拡大断面図である。
【図4】本発明の実施の形態1に係る画像形成装置の現
像スリーブと電極版の間のトナーの挙動を示す図であ
る。
【図5】本発明の実施の形態2に係る画像形成装置の概
略構成図である。
【図6】本発明の実施の形態2に係る画像形成装置にお
ける現像スリーブと電極板の間に形成される振動電界を
示す図である。
【符号の説明】
2 感光ドラム(像担持体) 5 弾性ゴムブレード(層厚規制部材) 6 現像スリーブ(現像剤担持体) 8 トナー(現像剤) 17 現像装置 31 電極板 32 電極バイアス電源

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも静電潜像を担持する像担持体
    と、現像剤を担持する現像剤担持体と該現像剤担持体上
    に担持された現像剤の層厚を規制する層厚規制部材を含
    んで構成される現像装置とを備える画像形成装置におい
    て、 前記像担持体と前記現像剤担持体の対向位置と前記層厚
    規制部材と現像剤担持体の当接部の間の現像剤担持体の
    対向する部分に電極板を現像剤担持体の回転方向に沿っ
    て設け、該電極板と現像剤担持体との間に振動電界を形
    成することを特徴とする画像形成装置。
JP26127395A 1995-10-09 1995-10-09 画像形成装置 Pending JPH09106175A (ja)

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JP26127395A JPH09106175A (ja) 1995-10-09 1995-10-09 画像形成装置

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002351219A (ja) * 2001-05-29 2002-12-06 Canon Inc 現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
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