JPH09106161A - 現像装置 - Google Patents

現像装置

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JPH09106161A
JPH09106161A JP7263088A JP26308895A JPH09106161A JP H09106161 A JPH09106161 A JP H09106161A JP 7263088 A JP7263088 A JP 7263088A JP 26308895 A JP26308895 A JP 26308895A JP H09106161 A JPH09106161 A JP H09106161A
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JP
Japan
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developer
toner
developing device
partition member
conveying
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Application number
JP7263088A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Yoshinaga
洋 吉永
Kazuhiro Nishido
和宏 西土
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 補給されたトナーが飛散・浮遊し、低帯電も
しくは未帯電状態で直接現像スリーブやその周辺の現像
剤に達することによって発生するトナー飛散や画像の地
肌汚れを防止する。 【解決手段】 感光体2に沿って現像スリーブ4が設け
られ、この現像スリーブ4に沿って第一現像剤攪拌搬送
部材6と、第二現像剤攪拌搬送部材8が並置されてい
る。第一現像剤攪拌搬送部材6と第二現像剤攪拌搬送部
材8との間には仕切部材10が設けられており、仕切部
材10の装置手前側の端部側には、第一現像剤攪拌搬送
部材6で奥側から搬送されてきた現像剤を第二現像剤攪
拌搬送部材8に受け渡すための第一連絡通路12が設け
られている。第二現像剤攪拌搬送部材8の手前側端部上
方にはトナー補給部22が形成されており、第一連絡通
路12の上方には、トナー補給部22から補給されたト
ナーが飛散・浮遊して直接現像スリーブ4側へ達するの
を防止する飛散防止部材40が上端部のみを現像ケーシ
ング16に固定されてカーテン状に垂らされている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリン
タ、ファクス等の画像形成装置に使用される現像装置に
関し、特に、二成分系の現像剤を用いる現像装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】この種の現像装置では、図9に示すよう
に、感光体2に沿って現像剤担持体としての現像スリー
ブ4が設けられているとともに、この現像スリーブ4と
共に複数のスクリュー状の現像剤攪拌搬送部材6,8が
水平方向に並置されている。これは、簡単な構成で安価
に製造でき、且つ、小型化を図れるという理由によるも
のである。第一現像剤攪拌搬送部材6と第二現像剤攪拌
搬送部材8は、矢印で示すように、現像剤を異なる方向
に搬送するように構成されており、第一現像剤攪拌搬送
部材6と第二現像剤攪拌搬送部材8の間には搬送路を区
画するための仕切部材10が設けられている。また、仕
切部材10の手前側(F側)と奥側(R側)にはそれぞ
れ、第一連絡通路12と、第二連絡通路14が設けられ
ている。現像ケーシング16内にはキャリアとトナーに
より構成される二成分現像剤が収容されており、現像剤
は第一現像剤攪拌搬送部材6と第二現像剤攪拌搬送部材
8により現像ケーシング16内を循環、攪拌されつつ現
像スリーブ4に供給される。
【0003】現像スリーブ4の周辺には、図10に示す
ように、現像スリーブ4上の現像剤の層厚を規制するた
めのドクターブレード18が設けられている。また、第
一現像剤攪拌搬送部材6の途中には透磁率測定センサ2
0が備えられている。この透磁率測定センサ20で現像
剤中のトナー濃度を検出し、その検出信号に基づいて装
置手前側に設けられたトナー補給部22(図11)を介
して不足したトナーが現像装置1内へ供給される。現像
スリーブ4の周面のうち、感光体2と対向する部分は露
呈している。一般に、露呈部の現像スリーブ4回転方向
上流側には、長手方向に亘って外部にトナー等が飛散し
ないようにサイドシールが設けられる。
【0004】現像スリーブ4は、φ16〜φ20の回転
可能なスリーブ(アルミ円筒)と、このスリーブ内に円
周方向に回転しないように設けられた5個程度から成る
磁石で構成されており、円周上には法線方向の磁力分布
が現れるようになっている。また、スリーブ表面は無垢
もしくは現像剤の搬送性を上げるために凹凸(例えばV
溝)で形成されている。現像スリーブ4と感光体2との
間の間隙(現像ギャップ:Gp)は、現像スリーブ4と
ドクターブレード18との間隙(ドクターギャップ:G
d)との関係により決まり、通常は、Gp=Gd×
(0.7〜1.1)、Gp−Gd=−0.05〜0.1
5の関係を満たす値となる。Gpは、図9に示すよう
に、感光体2の中心と、現像スリーブ4の中心間距離を
一定に保つための前側位置決め板36と、後側位置決め
板38を用いることにより保障されている。 現像スリ
ーブ4は感光体2と接触位置において同方向に回転して
おり、現像スリーブ4の周速をVs(mm/sec)、
感光体2の周速をVp(mm/sec)とすると、両者
の関係は通常、Vs=(1.0〜3.0)×Vpの関係
を満たす値となる。
【0005】第二現像剤攪拌搬送部材8は手前側端部よ
りトナーの補給を受け、現像装置1内に補給トナーを搬
送するスクリュー形状となっており、現像装置1内では
現像剤を手前側から奥側へ攪拌しながら搬送する楕円板
の一部を切り欠いた形状の羽根8aを有している。第一
現像剤攪拌搬送部材6は、第二現像剤攪拌搬送部材8に
より奥側に送られた現像剤を手前側に攪拌搬送すると共
に現像スリーブ4上で現像剤の供給と回収を行う。形状
は第二現像剤攪拌搬送部材8と同様で、楕円板の一部を
切り欠いた形状の羽根6aを有している。
【0006】透磁率測定センサ20は現像剤の透磁率を
測定し、電圧として出力を行う素子であり、第二現像剤
攪拌搬送部材8の真下〜真横で、転写材に対し概ね中央
から手前側に設けられている。初期の現像剤濃度が明確
な時点での値を基準電圧とし、基準電圧と検知電圧との
差分の大きさでトナー補給量を決定する。図11に示す
ように、第二現像剤攪拌搬送部材8の上部には内側にス
パイラル状の突起が形成されたトナー補給手段としての
トナーボトル24が設けられており、透磁率測定センサ
20の検知電圧と基準電圧の差分が基準以上になった場
合にはトナーボトル24がボトル駆動軸26により回転
され、トナー補給部22へトナーが供給される。図11
において、符号28は現像スリーブ駆動軸(現像剤攪拌
搬送部材の駆動を兼ねる)、30はトナー補給軸を駆動
する軸、32はトナーリサイクル機構、34は上カバー
を示す。
【0007】第一連絡通路12付近の概要を説明する
と、図12に示すように、仕切部材10は第二現像剤攪
拌搬送部材8より高く設定されており、現像剤攪拌搬送
部材のピッチ、外径、回転数は、通常の現像剤レベルT
が現像剤攪拌搬送部材より高く且つ仕切部材10より低
くなるように設定されている。また、仕切部材10と現
像ケーシング16の上カバー34との間には5mm程度
の間隙d1が設けられている。これは、第一現像剤攪拌
搬送部材6,第二現像剤攪拌搬送部材8等が予期せずに
破損し、現像剤の偏りが発生した場合に、現像剤が仕切
部材10の上側を乗り越えられないと現像剤が現像装置
1の外部にこぼれ落ちることがあるため、これを防止す
るためである。現像剤表面と現像ケーシング16の上カ
バー34との間隔d2は10mm程度である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
な従来の現像装置では、小型化を図ったが故に現像装置
内に収容される現像剤の量が少なく、また、ユニットの
小型化というメリットを生かすため、上記のようにスク
リュー状の現像剤攪拌搬送部材の端部からトナーを補給
するという方式が多く用いられている。この方式におい
ては従前の二成分現像方式に比べてトナー補給口の面積
が小さいため、単位時間、単位面積当たりの補給量が多
く、且つ、画像濃度追従性を向上させるために高トナー
濃度で制御されることが多いため、トナーの混合性が悪
いことがわかっている。上記のようにトナー補給は第二
現像剤攪拌搬送部材8の端部スクリューの上方からトナ
ー補給部22を介してスクリュー上になされるため、補
給トナーはスクリューの羽根に当たり、また、現像剤攪
拌搬送部材は通常200rpm以上の高速で回転し、且
つ、トナーは3〜12μmの微小粒子であるため、トナ
ー補給部22から下方に全て落ちることはできず、現像
剤(特にキャリア)に混合攪拌されることなく飛散・浮
遊(もしくは現像剤表面を移動)するトナーが発生す
る。このようなトナーが未・弱帯電状態で現像スリーブ
4やその周辺の現像剤にダイレクトに到達することによ
り、地肌汚れやトナー飛散が生じていた。
【0009】また、この方式の現像装置においては、現
像剤の攪拌搬送は主にスクリューの軸方向に限定され、
またトナー濃度を検出する検出手段(例えば特公昭63
−28305号、特開昭58−55952号)の設置場
所も制約を受けるため、現像剤のトナー濃度が変化しや
すく、これに伴い現像剤の嵩も変化することがわかって
いる。現像装置内での現像剤のトナー濃度の偏差も発生
しやすく、トナー補給のタイミングや補給量により現像
画像に濃度ムラが発生したり、過剰に補給されたトナー
の吹き出しが発生することもあった。以上のような問題
点を解決するためには現像ケーシング16や仕切部材1
0などを延長する方法が簡易で一般的であるが、現像剤
上方の飛散・浮遊トナーの移動を防止することは容易で
あっても、現像剤の動きを妨げず、且つトナー補給等に
応じて現像剤表面のレベルが変化しても十分な効果を得
ることは困難であった。
【0010】本発明は、補給されたトナーが飛散し、浮
遊し、低帯電もしくは未帯電状態で直接現像スリーブや
その周辺の現像剤に達することを防止でき、トナー飛散
による機内汚損や画像の地肌汚れを防止できる現像装置
の提供を、その目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明では、現像剤担持体と、この現
像剤担持体と共に水平方向に配置される複数のスクリュ
ー状の現像剤攪拌搬送部材と、これらの現像剤攪拌搬送
部材の間に設けられる仕切部材と、この仕切部材の両端
部側に形成され現像剤が折り返すための連絡通路と、上
記現像剤攪拌搬送部材の端部からトナーを補給するトナ
ー補給手段とを具備し、トナーとキャリアからなる二成
分系の現像剤により像担持体に形成された静電潜像を可
視化させて現像画像を形成する現像装置において、トナ
ー補給時に飛散するトナーが直接、上記現像剤担持体も
しくは該現像剤担持体周辺の現像剤へ到達することを妨
げる飛散防止部材を設けた、という構成を採っている。
【0012】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
構成において、上記飛散防止部材は、上記連絡通路のう
ちトナー補給側に近い方の連絡通路の上方に設けられて
いるとともに、上記現像剤攪拌搬送部材に平行で且つ上
記仕切部材の延長方向にあり、さらに現像剤の移動を妨
げないように形成されている、という構成を採ってい
る。請求項3記載の発明では、請求項1記載の構成にお
いて、上記飛散防止部材は、上記複数の現像剤攪拌搬送
部材のうち上記現像剤担持体との距離が遠い方の現像剤
攪拌搬送部材の上方に設けられているとともに、上記仕
切部材のトナー補給部側端部において該仕切部材と直角
方向に設けられ、且つ、現像剤の移動を妨げないように
形成されている、という構成を採っている。請求項4記
載の発明では、請求項1記載の構成において、上記飛散
防止部材は、上記仕切部材の上方に設けられている、と
いう構成を採っている。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1乃至図3に基
づいて説明する。従来技術と同一部分は同一符号で示す
とともに、構成上並びに機能上の重複説明は省略する。
第一現像剤攪拌搬送部材6と第二現像剤攪拌搬送部材8
のスクリューピッチ(P)は外径(D)に対し、P=
(1/3〜4/5)×Dの関係となっている。ピッチが
小さすぎると搬送力が低下するため、回転数が高くなり
現像剤が劣化しやすく、ピッチが大きすぎると攪拌性能
が低下する。また、第一現像剤攪拌搬送部材6,第二現
像剤攪拌搬送部材8のピッチ(P),外径(D),回転
数は同一で、周速(Vscrew)は現像スリーブ4の
周速Vsに対し、Vs=(1.1〜1.5)×Vscr
ewの関係となっている。Vscrewが高すぎると現
像剤へのストレスが大きく、Vscrewが低すぎると
現像スリーブ4への現像剤の供給と回収に時間がかか
り、濃度ムラ等の原因となる。第一現像剤攪拌搬送部材
6,第二現像剤攪拌搬送部材8の現像ケーシング16,
仕切部材10との間の間隙は0.5から2mmとし、現
像剤の搬送漏れを防いでいる。ただし、間隔が狭すぎる
と現像剤が第一現像剤攪拌搬送部材6,第二現像剤攪拌
搬送部材8と現像ケーシング16,仕切部材10間で摺
擦され、劣化する。第一現像剤攪拌搬送部材6と現像ス
リーブ4との間隙は、現像剤の供給、回収をスムーズに
行うために、1.5〜3.0mmとしている。間隙が広
すぎると、現像剤の供給、回収の効率が悪くなり、逆に
狭すぎると供給ムラが発生したり、現像剤のストレスに
よる劣化が発生する。尚、第一現像剤攪拌搬送部材6及
び第二現像剤攪拌搬送部材8の形状はスクリュー形状の
みでも良い。
【0014】図1及び図2に示すように、現像剤が第一
現像剤攪拌搬送部材6から第二現像剤攪拌搬送部材8へ
渡される第一連絡通路12の上方には、矩形状の飛散防
止部材40が設けられている。飛散防止部材40は仕切
部材10の延長方向で、且つ、第二現像剤攪拌搬送部材
8に平行となっている(請求項2)。この実施例におけ
る飛散防止部材40は、厚さ0.2mmのポリウレタン
ゴムで薄手のマイラー状に形成されている。また、上端
部のみを現像ケーシング16の上カバー34に固定して
おり、下端部や両側端部は固定していない。これは現像
剤が第一連絡通路12を通過することを妨げるのを防止
するためである。飛散防止部材40の横幅は第一連絡通
路12の幅とほぼ同一でり、鉛直方向の長さは下端が現
像剤の表面とほぼ同じ高さとなるように、現像ケーシン
グ16の上カバー34から10mmとしている。しかし
ながら、前述したように、高トナー濃度で制御した場合
には高面積率の画像を出力した直後にトナー濃度が低下
し、これに伴い現像剤の嵩が低下することにより、現像
剤表面と飛散防止部材40の下端との間に隙間が生じて
しまい、飛散トナー遮断の効果が十分でなくなることが
ある。このような場合には、図3(a)に示すように、
想定される現像剤の最下位レベル(低トナー濃度時)ま
で飛散防止部材40の鉛直方向の長さを延ばし、現像剤
が通常の制御レベル(通常トナー濃度時)や、一時的に
トナー補給が過多になり現像剤Gのレベルが上昇した場
合(高トナー濃度時)には、曲率を持つ状態になるよう
な長さに設定しても良い(図3(b),(c))。ただ
し、この場合でも飛散防止部材40が現像剤Gの流れを
妨げるような長さ、構成とすることは避けなくてはいけ
ない。
【0015】図4は飛散防止部材40の変形例を示すも
のである。第一連絡通路12付近において現像剤は第一
現像剤攪拌搬送部材6から第二現像剤攪拌搬送部材8へ
受け渡されるが、この付近での現像剤の表面は現像剤攪
拌搬送部材の端部形状や第一連絡通路12の幅等によ
り、必ずしも水平であるとは限らない。このような場合
には、図4(a)〜(c)に示すように、飛散防止部材
40の下端縁40aを現像剤の表面の形状に合わせた形
状にすればより効果的である。また、図4(d),
(e)に示すように、飛散防止部材40の下端縁から複
数の切れ目40bを入れ、短冊状(のれんのような形
状)にすることにより、材質の剛性を調整することも効
果的である。同様の目的で、図4(f)に示すように、
柔らかい複数の繊維状素材42でブラシ状に構成するこ
とも効果的である。すなわち、飛散防止部材40の形
状、構成は、飛散・浮遊トナーを有効に遮断し、且つ、
現像剤の移動は妨げないという要件を満足する限り種々
の態様をとり得るものである。以上の構成とすることに
より、特に画像手前側(F側)の地肌汚れと現像スリー
ブ4端部付近からのトナー飛散、トナー落ちを防止する
ことができる。
【0016】図5及び図6は請求項3に対応する実施例
を示すものである。この実施例で示す飛散防止部材44
は、第二現像剤攪拌搬送部材8の上方において仕切部材
10に略直角に、すなわち、第二現像剤攪拌搬送部材8
の上方空間部を横切る状態に設けられており、平坦な下
端縁44aを有している。材質、形状、取付形態等は飛
散防止部材40と同様であり、また、現像剤の流れを妨
げない点も同様である。この飛散防止部材44は、第二
現像剤攪拌搬送部材8の上方部を介して飛散・浮遊トナ
ーが奥側(R側)へ抜けるのを防止するものである。飛
散防止部材44の下端付近の現像剤の表面形状は飛散防
止部材40の下端のそれと比較すると水平に近いが、第
二現像剤攪拌搬送部材8の羽根の形状や現像ケーシング
16の形状により特徴的な現像剤表面の形状(偏り)が
ある場合には、該形状に合わせて飛散防止部材44の下
端縁の形状を決めればよい。下端縁の変形例や切れ目、
ブラシ構成等も飛散防止部材40と同様である。
【0017】また、この実施例で示した現像装置1は、
パドル等で縦方向に現像剤を投げ上げる方法に比べ、ト
ナーとキャリアを混合・攪拌する能力が乏しく、キャリ
アに比べ比重の軽いトナーのみが仕切部材10や現像ケ
ーシング16に沿って現像剤の表面を移動しやすいこと
が実験的に確かめられている。トナーのみが仕切部材1
0や現像ケーシング16に沿って現像剤の表面を移動
し、現像装置奥側まで達すると、トナーが未帯電や弱帯
電状態で現像スリーブ4の奥側やその周辺の現像剤に達
するため、画像の奥側で地肌汚れが発生したり、現像ス
リーブ4の奥側でのトナー飛散やトナー落ちが発生する
ことがある。このような場合には、図7に示すような円
弧状の下端縁44bを有する飛散防止部材44を用いれ
ばトナーを現像剤に混合させる機能があるため、より効
果的である。以上の構成により、特に、画像奥側の地肌
汚れと現像スリーブ4の端部付近からのトナー飛散、ト
ナー落ちを防止することができる。
【0018】図8は請求項4に対応する実施例を示すも
のである。この実施例で示す飛散防止部材46は、飛散
・浮遊トナーが仕切部材10の上方の空間を通り抜けて
現像スリーブ4側へ移動するのを防止するために設けら
れたもので、仕切部材10に沿ってその上方空間部を閉
塞するように配置されている。材質、形状、取付形態等
は上記各例と同様である。飛散・浮遊したトナーが仕切
部材10の上方を越える場合にも、現像スリーブ4やそ
の周辺の現像剤に達すると画像の地肌汚れやトナー飛散
が発生する。また、図7で説明したように、この実施例
で示す現像装置1はパドル等で縦方向に現像剤を投げ上
げる方法に比べ、トナーとキャリアを混合・攪拌する能
力が乏しく、キャリアに比べ比重の軽いトナーのみが仕
切部材10や現像ケーシング16に沿って現像剤の表面
を移動しやすいことが実験的に確かめられており、画像
面積率の高い画像が連続して出力されるなどして現像剤
の嵩が低下し、現像剤攪拌搬送部材の羽根が現像剤より
上に出て現像剤の攪拌をすると、トナーの飛散・浮遊が
顕著に発生するが、飛散防止部材46を設置することに
より、地肌汚れやトナー飛散を防止することができる。
【0019】なお、仕切部材10の高さを高くすること
により同等の効果を得ることも可能であるが、前述した
ように、仕切部材10と現像ケーシング16の上カバー
34との間の隙間がないと、第一現像剤攪拌搬送部材
6,第二現像剤攪拌搬送部材8等が予期せず破損し、現
像剤の偏りが発生した場合に、現像剤が仕切部材10の
上側を乗り越えられず、現像剤が現像装置1の外部にこ
ぼれ落ちることがある。飛散防止部材46は、上記各実
施例と同様に上端のみを上カバー34に固定してカーテ
ン状に垂らされており、下端縁46aが仕切部材10の
上端に接する長さ(この実施例では5mm)に設定され
ている。飛散防止部材46においても飛散防止部材40
同様、現像剤の流れを妨げない範囲で、想定される現像
剤の最下位レベルまで延長しても良く、この場合に飛散
防止部材46の下端を仕切部材10の第一現像剤攪拌搬
送部材6側、第二現像剤攪拌搬送部材8側のどちらの方
向に設定するかについては、現像剤の偏りの発生のしや
すさや、現像剤が現像装置1の外部にこぼれ落ちると想
定される位置等を考慮して決定すれば良い。
【0020】以上の構成により、特に、画像中央部の地
肌汚れと現像スリーブ4の端部付近からのトナー飛散、
トナー落ちを防止することができる。上記各実施例で
は、飛散防止部材として薄肉のポリウレタンゴムを用い
たが、該飛散防止部材の材質、硬度等は、飛散・浮遊ト
ナーが現像スリーブ4側へ直接達することを防止し、且
つ、現像剤の移動を妨げないという要件を満足する範囲
で適宜に選定できる。しかしながら、現像剤中のトナー
との接触によりトナーの正帯電を妨げる材質は避けるこ
とが望ましい。
【0021】
【発明の効果】本発明によれば、トナー補給時に飛散・
浮遊するトナーが低帯電もしくは未帯電状態で直接現像
スリーブやその周辺の現像剤へ達することを妨げる飛散
防止部材を設ける構成としたので、画像の地肌汚れやト
ナー飛散による機内汚損を防止することができる。請求
項2記載の発明によれば、飛散防止部材を装置手前側の
連絡通路の上方に設け、且つ、現像剤の移動を妨げない
ようにしたので、補給されたトナーが飛散し、装置手前
側の連絡通路上を浮遊し、低帯電もしくは未帯電状態で
直接現像スリーブやその周辺の現像剤に達し、現像され
ることにより発生する、特に、画像手前側のトナー飛散
や地肌汚れを良好に防止することができる。請求項3記
載の発明によれば、飛散防止部材をトナー補給がされる
側の第二現像剤攪拌搬送部材の上方に仕切部材に直角方
向に設け、且つ、現像剤の移動を妨げないようにしたの
で、補給されたトナーが飛散し、現像スリーブとの距離
が遠い方の第二現像剤攪拌搬送部材上を浮遊もしくは第
二現像剤攪拌搬送部材の現像剤表面を混合・攪拌される
ことなく移動したトナーが、低帯電もしくは未帯電状態
で直接現像スリーブやその周辺の現像剤に達し、現像さ
れることにより発生する、特に、画像奥側のトナー飛散
や地肌汚れを良好に防止することができる。請求項4記
載の発明によれば、飛散防止部材を仕切部材に沿ってそ
の上方に設ける構成としたので、補給されたトナーが飛
散し、現像スリーブとの距離が遠い方の第二現像剤攪拌
搬送部材上を浮遊もしくは第二現像剤攪拌搬送部材の現
像剤表面を混合・攪拌されることなく移動したトナー
が、第二現像剤攪拌搬送部材等に接触し、再度飛散・浮
遊することにより、低帯電もしくは未帯電状態で直接現
像スリーブやその周辺の現像剤に達し、現像されること
により発生する特に画像中央部のトナー飛散や画像の地
肌汚れを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す現像装置の要部横断面
図である。
【図2】第一連絡通路付近の縦断面図である。
【図3】図1で示した実施例における飛散防止部材とト
ナー濃度の変化による現像剤レベルとの関係を示す側面
図である。
【図4】図1で示した実施例における飛散防止部材の変
形例を示す概要正面図である。
【図5】第二の実施例を示す現像装置の要部横断面図で
ある。
【図6】図6で示した実施例における要部縦断面図であ
る。
【図7】図6で示した実施例における飛散防止部材の変
形例を示す概要正面図である。
【図8】第三実施例を示す現像装置の要部縦断面図であ
る。
【図9】従来例を示す現像装置の概要横断面図である。
【図10】従来例の概要斜視図である。
【図11】従来例の概要正面図である。
【図12】従来例におけるトナー補給部近辺の概要縦断
面図である。
【符号の説明】
4 現像スリーブ 6 第一現像剤攪拌搬送部材 8 第二現像剤攪拌搬送部材 10 仕切部材 12 第一連絡通路 14 第二連絡通路 40,44,46 飛散防止部材 G 現像剤

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】現像剤担持体と、この現像剤担持体と共に
    水平方向に配置される複数のスクリュー状の現像剤攪拌
    搬送部材と、これらの現像剤攪拌搬送部材の間に設けら
    れる仕切部材と、この仕切部材の両端部側に形成され現
    像剤が折り返すための連絡通路と、上記現像剤攪拌搬送
    部材の端部からトナーを補給するトナー補給手段とを具
    備し、トナーとキャリアからなる二成分系の現像剤によ
    り像担持体に形成された静電潜像を可視化させて現像画
    像を形成する現像装置において、 トナー補給時に飛散するトナーが直接、上記現像剤担持
    体もしくは該現像剤担持体周辺の現像剤へ到達すること
    を妨げる飛散防止部材を設けたことを特徴とする現像装
    置。
  2. 【請求項2】上記飛散防止部材は、上記連絡通路のうち
    トナー補給側に近い方の連絡通路の上方に設けられてい
    るとともに、上記現像剤攪拌搬送部材に平行で且つ上記
    仕切部材の延長方向にあり、さらに現像剤の移動を妨げ
    ないように形成されていることを特徴とする請求項1記
    載の現像装置。
  3. 【請求項3】上記飛散防止部材は、上記複数の現像剤攪
    拌搬送部材のうち上記現像剤担持体との距離が遠い方の
    現像剤攪拌搬送部材の上方に設けられているとともに、
    上記仕切部材のトナー補給部側端部において該仕切部材
    と直角方向に設けられ、且つ、現像剤の移動を妨げない
    ように形成されていることを特徴とする請求項1記載の
    現像装置。
  4. 【請求項4】上記飛散防止部材は、上記仕切部材の上方
    に設けられていることを特徴とする請求項1記載の現像
    装置。
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