JPH09105451A - 車両用の変速機の操作装置 - Google Patents

車両用の変速機の操作装置

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JPH09105451A
JPH09105451A JP28820795A JP28820795A JPH09105451A JP H09105451 A JPH09105451 A JP H09105451A JP 28820795 A JP28820795 A JP 28820795A JP 28820795 A JP28820795 A JP 28820795A JP H09105451 A JPH09105451 A JP H09105451A
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brake pedal
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雅行 笹岡
Yoshiji Oota
能司 太田
Masahide Shinokawa
昌秀 篠川
Katsuhisa Ichikawa
勝久 市川
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 部品点数が少なく、高度な加工精度を要せ
ず、容易にニュートラルを出すことが可能な作業機付き
車両の変速機の操作装置を提供する。 【解決手段】 アーム93はブレーキペダル53の操作
と連動して一の方向に回転するように連結されている。
アーム92は変速機Mの無段変速機(HST)操作レバ
ー98に固定されており、操作レバー98の移動と連動
して車両1の軸91のまわりに回転する。ロッド109
はアーム93に取り付けられており、アーム93の移動
と連動して移動する。アーム92には、軸91に同心的
な円弧状の長孔105が設けられている。ロッド109
には、長孔105に係合するピン108が設けられてい
る。アーム92に設けられたピン104は、アーム93
が一の方向に回転したときに操作レバー98が前進位置
からニュートラル位置に向かって移動すべくアーム92
を回転させるようにアーム93に当接する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術の分野】本発明は、車両用の変速機
の操作装置に関し、詳細には、変速機の変速レバーが、
ブレーキペダルの踏み込み操作時にニュートラル位置に
戻るように構成された車両用の変速機の操作装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の車両の変速変速機の操作装置とし
ては、特開平1−282039号公報に記載された芝刈
機等のシフト装置がある。この芝刈機等のシフト装置
は、ブレーキ操作手段の作動で、シフト操作手段の作動
でシフト操作手段の作動でシフト操作手段を中立位置へ
付勢するシフト付勢手段と備える。
【0003】図10は、上記従来の芝刈り機等のシフト
装置のブレーキ操作手段の作動の説明図である。図10
において、シフトブレーキペダル357を踏込むと、支
持レバー354が図示の方向に回動するため、図示しな
いロッドを介してブレーキ装置が作動して制動する。こ
のとき、図10に示すように、ブレーキペダル357と
共に、支持レバー354が回動するため、シフト付勢手
段369で連結されたロッド368、370が引かれ
る。これにより、支持板373によって車体304に摺
動可能に支持されたガイド軸372が、ガイド軸372
に支持されたコイルバネ380に抗して引かれて移動
し、これと共にアーム374、375がロッド370に
よって引かれると共に両者が連結ピン371を支点とし
て近接する方向に回動する。このため、カムアーム37
7、379がガイド軸シャフト332の端部332aを
支点として回動し、互いの間隙を狭める方向に移動す
る。このカムアーム377、379でレバー333のピ
ン349が挟まれて、所定の中立位置に位置決めされ
る。これにより、流体動力伝達装置が中立状態に戻され
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の芝刈機等のシフト装置においては、カムアーム37
7、379の回動を対称形にしなければならないので、
ガイド軸372、支持板373およびコイルバネ380
のような、アーム374、375の連結ピン371の移
動経路を規制する調整部材が必要となって部品が多くな
り、しかもこれら調整部材の加工精度も高いものが要求
される。
【0005】本発明の目的は、部品点数が少なく、しか
も部品の高度な加工精度を要せず精度よく容易にニュー
トラルを出すことが可能な作業機付き車両の変速機の操
作装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前述の目的を達成するた
めに、請求項1の車両用変速機の操作装置は、変速機を
介してエンジンから動力を取り出し、この取り出された
動力で走行するように構成されており、前記変速機が、
前記ブレーキペダルの操作に連動して任意の変速状態か
らニュートラルとなるように前記ブレーキペダルおよび
前記変速機を連結する連結手段を備えている車両用の変
速機の操作装置にいて、前記連結手段は、ブレーキペダ
ルの操作と連動して一の方向に移動するようにブレーキ
ペダルに連結された第1の移動部材と、前記変速機の操
作レバーに固定されており、当該操作レバーの移動と連
動して前記車両の横方向の軸のまわりに回転する回転部
材と、前記第1の移動部材に取り付けられており、前記
第1の移動部材の移動と連動して移動する第2の移動部
材と、前記回転部材および前記第2の移動部材の一方に
設けられた長孔と、前記回転部材および前記第2の移動
部材の他方に設けられており、前記長孔に係合するピン
と、前記第1の移動部材が一の方向に移動したときに前
記操作レバーの任意の変速位置からニュートラル位置に
向かって移動すべく前記回転部材を回転させるように前
記第1の移動部材と前記回転部材の移動を規制する規制
部材とからなることを特徴とする。
【0007】請求項2の車両用変速機の操作装置は、請
求項1の車両用変速機の操作装置において、前記第1の
移動部材が、前記車両の横方向軸のまわりに回転自在に
取り付けられており、前記ブレーキペダルの操作と連動
して一の方向に回転するように前記ブレーキペダルに連
結された第1のアームからなり、前記第2の移動部材
が、前記第1のアームに前記車両の他の横方向軸のまわ
りに回転自在に取り付けられた第2のアームからなり、
前記長孔が前記回転部材に設けられていると共に前記横
方向の軸に同心的な円弧状であり、前記ピンが前記第2
のアームの先端に設けられており、前記規制部材が、前
記第1のアームに設けられていると共に前記回転部材の
縁に当接するピンからなることを特徴とする。
【0008】請求項3の車両用変速機の操作装置は、請
求項1の車両用変速機の操作装置において、前記第1の
移動部材が、前記ブレーキペダルの操作と連動して一の
方向に移動するように前記ブレーキペダルに連結された
ロッドからなり、前記第2の移動部材が、前記ロッドに
固定された板状部材からなり、前記長孔が前記板状部材
に設けられていると共にほぼ水平に伸長しており、前記
ピンが前記回転部材に設けられており、前記規制部材
が、前記車両の横方向軸のまわりに回転自在に前記車両
に取り付けられており、一端が前記車両に他の横方向軸
の回りに回転自在に取り付けられている第3のアーム
と、一端が前記第3のアームの他端に前記車両のさらに
他の横方向軸のまわり回転自在に取り付けられており、
他端が前記ピンに係合すると共にほぼ水平に伸長する他
の長孔を有する第4のアームとからなることを特徴とす
る。
【0009】請求項1から3の車両用変速機の操作装置
によれば、ブレーキペダルの操作に連動して任意の変速
状態からニュートラルとなるようにブレーキペダルおよ
び変速機を連結する構成を、少ない部品点数で実現で
き、しかも部品の高度な加工精度を不要とすることがで
きる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示す好まし
い実施の形態を参照しながら詳述する。
【0011】図1は、本発明の実施の形態に係る作業機
付き車両の側面図であり、図2は、本発明の実施の形態
に係る作業機付き車両の平面図である。図3は、図2の
車両の要部の平面図である。
【0012】車両1は、車両1の長手方向に伸長するフ
レーム2aと、フレーム2aの後部に固定されており、
車両1の長手方向に伸長する左右一対のサイドフレーム
2b、2bと、車両1の横方向に伸長し、両サイドフレ
ーム2b、2bを互いに接続するクロスフレーム3a、
3b、3cとを含む車体フレームFを備える。クロスフ
レーム3aはフレーム2aおよびサイドフレーム2b、
2bの固定部近傍に、クロスフレーム3bはサイドフレ
ーム2bの中央部、クロスフレーム3cはサイドフレー
ム2bの後端に設けられている。車体フレームFには、
操舵輪としての左右一対の前輪Wf、Wfおよび走行駆
動輪としての左右一対の後輪Wr、Wrが適宜に取り付
けられている。
【0013】車体フレームFの前部には、フロアパネル
4、ハンドルポスト5およびシートベース6が設けられ
ている。シートベース6の上には乗員が座乗するシート
7が設けられている。ハンドルポスト5の上部には左右
の前輪Wf、Wfを操舵するためのステアリングハンド
ル8が設けられている。ステアリングハンドル8は丸ハ
ンドル、バーハンドル、矩形ハンドル、レバーハンドル
等任意のものでよい。
【0014】シートベース6の右側において車体フレー
ムFの上には、操作パネル9が設けられている。操作パ
ネル9には、後述する静油圧式無段変速機(HST)M
用のHST操作レバー98と、後述する作業機の昇降用
ボタン10が設けられている。
【0015】シートベース6の左側において車体フレー
ムFの上には、後述する作業機への動力伝達経路中に介
在するPTO(動力取り出し)クラッチCLをON/O
FFするためのPTOクラッチレバー72が設けられて
いる。
【0016】車体フレームFの後部上面には単気筒4サ
イクルエンジンEが、そのクランク軸11が車両1の横
方向に伸長し、かつシリンダ12が後方斜め上方に向く
ように搭載されている。エンジンEの上部には、燃料タ
ンク13、エアクリーナ14およびマフラー15が載せ
られている。エンジンEの下方において車体クレームF
の下部には、エンジンEの駆動力を油圧に変換して左右
の後輪Wr、Wrを駆動するトランスミッション付きの
静油圧式無段変速装置(HST)Mが搭載されている。
無段変速機Mは、左右の後輪Wr、Wrの回転数を独立
に制御する。車体フレームFの後端にはエンジンEによ
り駆動されるロータリ作業機Rが連結されている。
【0017】最後部のクロスフレーム3cから後方に突
出したブラケット21に車両1の横方向に延びる作業機
昇降軸22が回転自在に支持されている。エンジンEの
クランク軸11にはプーリ23が設けられおり、作業機
昇降軸22にはプーリ24が設けられている。プーリ2
3とプーリ24とは無端ベルト25を介して接続されて
いる。この無端ベルト25のテンションの調整はPTO
クラッチCLによって行われる。
【0018】作業機昇降軸22に上下揺動自在に枢支さ
れた前部チェーンケース29の後端に中間筒30を介し
て後部チェーンケース31が連結されており、これら前
部チェーンケース29、中間筒30および後部チェーン
ケース31を含むロータリ作業機Rは前記ブラケット2
1との間に装着された昇降シリンダ32により昇降駆動
される。すなわち、作業機昇降軸22にブラケット33
が夫々上下揺動自在に枢支されており、ブラケット33
は後部チェーンケース31に連結されている。また、ブ
ラケット33とブラケット21との間には昇降シリンダ
32が連結されている。従って、昇降シリンダ32でブ
ラケット33を上方に揺動させると、ブラケット33は
作業機Rと共に上方に揺動する。また、昇降シリンダ3
2が作動しなくとも、地面からの反力で作業機Rは作業
機昇降軸22のまわりに上方に自由に揺動することがで
きる。
【0019】後部チェーンケース31の後端に設けられ
た複数の耕耘刃38...は、前部チェーンケース2
9、中間筒30および後部チェーンケース31の内部に
収納された図示しないチェーン伝動機構により前記作業
機昇降軸22に接続されて回転駆動される。なお、図中
の符号39は耕耘刃38...のカバー、符号40は抵
抗棒、符号41は均平板である。耕耘刃38は同軸正逆
転耕耘機構(不記載)により、正転耕耘刃と逆転耕耘刃
とで構成されている。
【0020】以下、図3、図4および図5を参照しなが
らブレーキペダル操作系BPの構成を説明する。図4は
ブレーキロッド軸筒45の斜視図である。図5はブレー
キペダル操作系BPおよびHST操作系の構成の説明図
である。
【0021】クロスフレーム3aの両端にはブラケット
44、44が固定されており、ブラケット44、44に
はブレーキロッド軸筒45が回転自在に取付られてい
る。ブレーキロッド軸筒45は車両1の横方向に伸長し
ている。ブレーキロッド軸筒45には、車両1の右側に
おいてブレーキロッド軸筒45の右側端から第1のレバ
ー46、第2のレバー47、第3のレバー48が固定さ
れており、車両1の左側においてブレーキロッド軸筒4
5の左側端に第4のレバー49が固定されている。各レ
バー46、47、48、49は図4に示すように下方の
適宜な方向に延びている。
【0022】図5(A)において、フレーム2aの前部
の右側部に下方に延びるブラケット50が固定されてい
る。ブラケット50には、互いに一体的なブレーキペダ
ルレバー51およびブレーキペダルアーム52が車両1
の横方向軸36のまわりに回転自在に取り付けられてい
る。ブレーキペダルレバー51およびブレーキブレーキ
ペダルアーム52は夫々ほぼ上方に向いている。ブレー
キペダルアーム52の上端にはブレーキペダル53が固
定されている。ブレーキベダルバー51の上端には引張
バネ54の一端が係止されており、引張バネ54の他端
は、ブラケット50の後方においてフレーム2aの右側
部に係止されている。これにより、ブレーキペダル53
は常に上方(OFF位置)に付勢されている。また、ブ
レーキペダルバー51の上端には、さらに、ブレーキペ
ダルロッド55の一端が車両1の横方向軸のまわりに回
転自在に取り付けられており、ブレーペダルキロッド5
5の他端は第3のレバー48に車両1の横方向軸のまわ
りに回転自在に取り付けられている。引張バネ54の作
用により、車両1の左側から見て(図5において)、ブ
レーキペダル53は時計回りに付勢されると共にブレー
キロッド軸筒45は反時計回りに付勢される。
【0023】以下、図5を参照しながらブレーキ操作系
Bの構成を説明する。
【0024】図5(A)および(B)において、前述の
ようにエンジンEの下部に設けられたトランスミッショ
ン付き静油圧式無段変速装置(HST)Mには適宜なブ
レーキが内蔵されており、このブレーキの入力軸に固定
されたブレーキレバー60を車両1の左側から見て(図
5において)時計まわりに回転することによりブレーキ
ONとなり、ブレーキレバー60を反時計まわりに回転
することによりブレーキOFFとなる。ブレーキレバー
60はほぼ上方に延びている。このブレーキレバー60
は引張バネ54の付勢力により、ブレーキロッド62に
固定されたピンおよびワッシャを介して図5において時
計まわりに付勢されている。ブレーキレバー60の先端
には車両1の長手方向に孔が設けられている。この孔に
ブレーキロッド62の一端が通されており、ブレーキロ
ッド62の他端はブレーキロッド軸筒45に固定された
第2のレバー47に車両1の横方向軸のまわりに回転自
在に連結されている。ブレーキロッド62の一端とブレ
ーキレバー60との間には緩衝用のバネ64が装着され
ている。
【0025】このようなブレーキ操作系Bの構成による
作動を説明する。
【0026】ブレーキペダル53が踏み込まれたときブ
レーキペダルロッド55およびブレーキロッド62が車
両1の前方方向に引っ張られ、その引張力はバネ64を
介してブレーキレバー60に伝達し、ブレーキレバー6
0を反時計まわりに回転することによりブレーキONと
なる。バネ64は緩衝の役目をする。ブレーキペダル5
3の踏み込む力を解除すると、引張バネ54の引張力に
よりブレーキペダル53は押し上げられ、ブレーキペダ
ルロッド55およびブレーキロッド62が車両1の後ろ
方向に戻され、その結果、ブレーキレバー60が図5
(B)において引張バネ54の付勢力により、ブレーキ
ロッド62に固定されたピンおよびワッシャを介して時
計まわりに回転することによりブレーキOFFとなる。
【0027】以下、図6および図7を参照しながらPT
Oクラッチ操作系Pの構成を説明する。図6はPTOク
ラッチ操作系Pの構成の説明図であり、図7はPTOク
ラッチ操作系の部分分解斜視図である。
【0028】PTOクラッチCLは、車両1の左側にお
いてクロスフレーム3c上に固定されたブラケット26
と、車両1の横方向軸のまわりに回転自在にブラケット
26に取り付けられたアーム27と、アーム27の一端
に回転自在に設けられており、無端ベルト25に下面に
当接するテンションローラ28とからなる。
【0029】図6において、車両1の左側、フレーム3
a上の適宜な高さにおいて車体フレームFに固定された
適宜な車体構造70との間に所定間隔をあけてブラケッ
ト71が車体構造70に固定されている。図7におい
て、ブラケット71と車体構造70との対応位置に芯合
わせされた孔が夫々設けられてり、これらの孔にL字型
棒状のPTOクラッチハンドル72の一端である軸部7
2aが回転自在に挿通されている。クラッチハンドル7
2の他端は握り部72bを構成している。以下に説明す
る構成は、握り部72bが車両1の前方方向に向かって
倒されたときにPTOクラッチCLがONとなり、握り
部72bが車両1の上方に向かって起こされたときにP
TOクラッチCLがOFFとなるように設定される。
【0030】車体構造70の内部におけるクラッチハン
ドル72の軸部72aの先端には、クラッチレバー73
がそのほぼ中央部で固定されている。クラッチハンドル
72とクラッチレバー73とは、クラッチハンドル72
の握り部72bが前方に倒された状態のときにクラッチ
レバー73が概ね車両1の長手方向に伸長するような回
転位置関係で固定されている。以下の構成の説明では、
便宜上クラッチハンドル72の握り部72bが前方に倒
された状態を想定して説明する。
【0031】クラッチレバー73の前方端にはワイヤ7
4の一端が固定されており、ワイヤ74の他端は緩衝用
のバネ75を介して前述のPTOクラッチCLのアーム
27の他端に接続されている。ワイヤ74は、適宜に車
両1の車体構造70に固定された案内チューブ76に通
されている。また、クラッチレバー73の前方端と、ク
ラッチハンドル72の軸部72bの後方斜め下の車体構
造70の部位との間に引張バネ77が取り付けられてい
る。
【0032】車体構造70とブラケット71との間にお
いて軸部72aにはクラッチアーム78が回転自在に挿
通されている。クラッチアーム78は軸部72aから後
方および下方に延びている。クラッチアーム78の下端
と、前述のブレーキロッド軸筒45に取り付けられた第
4のレバー49の下端とはクラッチロッド82によって
夫々車両1の横方向軸のまわりに回転自在に連結されて
いる。
【0033】このような構成により、ブレーキペダル5
3を踏み込むとブレーキペダルロッド55およびクラッ
チロッド82が車両1の前方方向に移動し、クラッチア
ーム78は、車両1の左側から見て(図6において)時
計まわりに回転してA回転位置に達し、また、ブレーキ
ペタル53の踏み込み力を解除すると、引張バネ54の
作用によりブレーキペダルロッド55およクラッチロッ
ド82が車両1の後ろ方向に移動し、クラッチアーム7
8は、車両1の左側方から見て(図6において)反時計
まわりに回転してB回転位置に達する。
【0034】アーム78には、軸部72bに同心円弧状
の長孔79が設けられている。また、この長孔79の対
向部位において車体構造70にも同様に軸部72bに同
心円弧状の長孔80が設けられている。一方、クラッチ
レバー73の後方端には突起81が設けられており、こ
の突起81は、前述の長孔80および79に係合してい
る。
【0035】長孔79の長さの範囲は、アーム78が前
述のB回転位置にある場合に、クラッチレバー73がP
TOクラッチON時で前方に倒れた状態になったときに
クラッチレバー73の突起81が執り得る最高位置か
ら、クラッチレバー73がPTOクラッチOFF時で上
方に起こされた状態になったときにクラッチレバー73
の突起81が執り得る最低位置までである。
【0036】このようなPTOクラッチ操作系Pの構成
による作動を説明する。
【0037】まず、ブレーキペダル53がOFFのと
き、引張バネ54の作用でクラッチアーム78がB回転
位置にある。このとき、クラッチハンドル72は、PT
OクラッチON位置にもPTOクラッチOFF位置にも
任意に位置することができる。ただし、クラッチハンド
ル72がPTOクラッチON位置からPTOクラッチO
FF位置に回転する際に引張バネ77による思案点を通
過するので、引張バネ77の張力によりクラッチハンド
ル72はPTOクラッチOFF位置に安定的に保持され
る。クラッチハンドル72がPTOクラッチOFF位置
からPTOクラッチON位置に回転する際にも同様にク
ラッチハンドル72はPTOクラッチON位置に安定的
に保持される。
【0038】また、ブレーキペダル53がONのとき、
ブレーキペダル53の踏み込み力によりブレーキペダル
ロッド55およびPTOロッド82が車両1の前方方向
に移動し、アーム78はB回転位置からA回転位置に時
計回りに回転する。このとき、クラッチハンドル72が
PTOクラッチON位置にあれば、クラッチアーム78
の時計回りの回転と共に、長孔79内の最高位に位置す
る突起81が時計回りに回転してクラッチレバー73、
すなわちクラッチハンドル72を時計回りに回転させ
る。これにより、クラッチハンドル72は引張バネ77
による思案点を通過し、引張バネ77の引張力により突
起81が車体構造70の長孔80の下端に当接する位
置、すなわちPTOクラッチOFF位置まで回転する。
従って、ブレーキペダル53を踏み込むと、自動的にク
ラッチハンドル72がPTOクラッチON位置からPT
OクラッチOFF位置に移動する。
【0039】なお、上記のようなクラッチハンドル72
のPTOクラッチON位置およびPTOクラッチOFF
位置間の移動は、その移動に相応してワイヤ74を介し
てPTOクラッチCLの作動を制御し、さらにPTOク
ラッチCLの作動は、その作動に応じて前述のロータリ
作動機Rを昇降させることはいうまでもない。
【0040】以下、図5および図8を参照しながらHS
Tリターン操作系HSの構造を説明する。図8は、HS
Tリターン操作系HSの部分分解斜視図である。
【0041】図2、図3および図5において、車両1の
右側、操作パネル9の近傍において車体構造70設けら
れた孔に、車両1の横方向に伸長する回転軸91が回転
自在に取り付けられており、この回転軸91に略扇型状
平板のアーム92が固定されている。さらに回転軸91
の下方において車体構造70に設けられた孔に、車両1
の横方向に伸長する回転軸94が回転自在に取り付けら
れており、この回転軸94に平板状のアーム93が固定
されている。
【0042】車体構造70の外側方向において略扇型平
板のアーム92の要(かなめ)部にはアーム92の表面
に平行にかつ間隔をあけてピン95がブラケット96、
96により取り付けられている(図8)。ピン95に
は、上方に伸長する静油圧無段変速機(HST)操作レ
バー98がピン95のまわりに回転自在に取り付けられ
ている。HST操作レバー98はバネより車体構造70
の内側に向かって付勢されている。
【0043】HST操作レバー98の上端には握り部が
設けられている。以下に説明する構成は、HST操作レ
バー98が車両1の前方方向に倒されたときにHSTが
前進作動を行う前進位置となり、HST操作レバー98
が車両1の上方に向かって起こされたときにHSTがニ
ュートラルにあるニュートラル位置となり、HST操作
レバー98が車両1の後ろ方向に倒されたときにHST
が後進作動を行う後進位置となるように設定される。ア
ーム92の扇部における外側上端にはブラケット99が
設けられており、ブラケット99と図示しないHSTの
操作端とはロッド100により連結されている(図
3)。これにより、上記のようなHST操作レバー98
の前進位置、ニュートラル位置、後進位置間の移動は、
その移動に相応してロッド100を介してHSTを作動
させる。
【0044】HST操作レバー98とアーム92とは、
HST操作レバー98が前方に倒された状態のときにア
ーム92の扇部が車両1の前方下方に向くような回転位
置関係で固定されている。以下の構成の説明では、便宜
上HSTリターンレバー98が前方に倒された状態でを
想定して説明する。
【0045】アーム93は前方下がりの斜め方向に伸長
している。アーム93の上端と、ブレーキロッド軸筒4
5に固定された第1のレバー46の先端とは夫々車両1
の横方向軸のまわりに回転自在にリターンロッド101
によって連結されている。リターンロッド101には、
それ自体の長さを調節するためのターンバックル機構1
02が設けられている。また、アーム93の下端には孔
103が設けられている(図8)。また、アーム93の
上端には、アーム92の扇部の側面に当接するピン10
4が固定されている。
【0046】アーム92には、回転軸91に同心円弧状
の長孔105が設けられている。アーム92とアーム9
3とは、一端に、アーム93の下端の孔103に係合す
るピン107を有すると共に、他端に長孔105に係合
するピン108を有するロッド109にを介して連結さ
れている。
【0047】このようなHSTリターン操作系HSの構
成による作動を説明する。
【0048】なお、長孔105の長さの範囲、リターン
ロッド101の長さおよびロッド109の長さは、以下
の関係を満たすように設定される。
【0049】ブレーキペダル53がOFFの場合、引張
バネ54の引張力によりブレーキペダルロッド55およ
びリターンロッド101が車両1の後ろ方向に移動し、
アーム93は、車両1の左側から見て(図5におい
て)、時計まわりに回転してC回転位置にある。HST
操作レバー98は、アーム92の扇部の下方側部がピン
104に当接して前進位置(D回転位置)に達するまで
前方に倒すことができ、逆に、長孔105の下端がピン
108に当接して後進位置(E回転位置)に達するまで
起こすことができる。
【0050】HSTリターンレバー98をニュートラル
位置さらに後進位置に移動する場合は、ニュートラル位
置でバネの付勢力に抗してHST操作レバー98を外側
に倒して操作パネルにおけるレバー移動案内スリット3
7の後進側にシフトした上でHST操作レバー98を後
進位置に移動する(図2)。
【0051】ブレーキペダル53が踏み込まれた場合、
ブレーキペダル53の踏み込み力により、ブレーキペダ
ルロッド55およびリターンロッド101が車両1の前
方方向に移動し、アーム93が反時計回りに回転してC
回転位置からF回転位置に移動する。アーム92はピン
104に押し上げられて時計まわりに回転しD回転位置
からG回転位置に移動する。一方、ロッド109、すな
わちピン108はアーム93の反時計まわりの回転によ
り下降する。従って、アーム92は、ピン108が長孔
105の下端に当接してG回転位置で時計まわりの回転
移動が阻止される。この時、アーム92は反時計まわり
にはピン104で回転を阻止されるので、ピン104と
ピン108とによりアーム92が挟まれた状態になる。
よって、HSTリターンレバー98はニュートラル位置
で確実に位置決めされる。
【0052】以上の作動により、ブレーキペダル53を
踏み込むと、自動的にHSTリターンレバー98が前進
位置からニュートラルに移動する。
【0053】なお、上記のようなHSTリターンレバー
98の前進位置、ニュートラル位置、後進位置間の移動
は、その移動に相応してロッド100を介してHSTを
作動させるのは言うまでもない。
【0054】以下、図9を参照しながらHSTリターン
操作系の変形例を説明する。
【0055】本変形例では、上述の実施の形態における
HST操作系HSに代えて、以下の構成が設けられる。
その他の構成は基本的には上述の実施の形態と同じであ
る、以下の説明においては、上述の実施の形態と同じ構
成要素には図面中の同じ符号を使用するが、一部異なる
構成要素には上述の実施の形態における構成要素の図面
中の符号に100を加えた符号を使用する、本変形例特
有の構成要素には200番台の符号を使用する。
【0056】図9において、車両1の右側、操作パネル
9の近傍において車体構造70に設けられた孔に、車両
1の横方向に伸長する回転軸191が回転自在に取り付
けられており、この回転軸191に平板状のアーム19
2が固定されている。
【0057】車体構造70の外側方向においてアーム1
92にはアーム192の表面に平行にかつ水平方向に間
隔をあけてピン95がブラケット96、96により取り
付けられている(図3)。ピン95には、上方に伸長す
るHST操作レバー98がピン95のまわりに回転自在
に取り付けられている。HST操作レバー98は図示し
ないバネにより車体構造70の内側に向かって付勢され
ている。
【0058】HST操作レバー98の上端には握り部が
設けられている。以下に説明する構成は、HST操作レ
ー98が車両1の前方に倒されたときにHSTが前進作
動を行う前進位置となり、HST操作レバー98が車両
1の上方に向かって起こされたときにHSTがニュート
ラルにあるニュートラル位置となり、HST操作レバー
98が車両1の後方に倒されたときにHSTが後進作動
を行う後進位置となるように設定される。アーム192
の外側上端にはブラケット99が設けられており、ブラ
ケット99と図示しないHSTの操作端とはロッド10
0により連結されている(図3)。これにより、上記の
ようなHST操作レバー98の前進位置、ニュートラル
位置、後進位置間の移動は、その移動に相応してロッド
100を介してHSTを作動させる。
【0059】以下の構成の説明では、便宜上HST操作
レバー98が前方に倒された状態でを想定して説明す
る。
【0060】回転軸191の下方後方において車体構造
70に回転軸220が車両1の横方向軸のまわりに回転
自在に取り付けられており、この回転軸220に板状ア
ーム221が回転自在に取り付けられている。板状アー
ム221はほほ鉛直方向に伸長しており、上端が回転軸
191に取り付けられたアーム192の下近傍に位置す
る。平板状のアーム221の下端には、ロッド223の
一端が車両1の横方向軸のまわりに回転自在に連結され
ており、ロッド223の他端は、ブレーキロッドアーム
45の第1のアーム46に車両1の横方向軸のまわりに
回転自在に取り付けられている。HST操作ハンドル9
8の下方においてロッド223には、上方に伸長する板
状部材224が固定されている。板状部材224はアー
ム221と長さがほぼ等しい。板状部材224には、ほ
ぼ水平方向に延び、下縁は水平であると共に上縁は後ろ
下がりに傾斜する長孔225が設けられている。また、
水平に延びるアーム226は、一端がアーム221の上
端に車両1の横方向軸のまわりに回転自在に連結されて
いる。アーム226の他端には、ほぼ水平に伸長する長
孔227が設けられている。
【0061】一方、アーム192の下端には、車両1の
内側に向かってピン228が設けられており、このピン
228は、板状部材224の長孔225およびアーム2
26の長孔227の双方に係合している。
【0062】このようなHSTリターン操作系の構成に
よる作動を説明する。
【0063】なお、長孔225および長孔227に長さ
および幅の範囲は、以下の関係を満たすように設定され
る。
【0064】ブレーキペダル53がOFFの場合、引張
バネ54の引張力によりブレーキペダルロッド55、ロ
ッド223および板状部材224は車両1の後ろ方向に
位置し、板状部材224はI位置にある。アーム226
は、板状アーム221が車両1の横方向から見て反時計
まわりに回転するので車両1の前方向に移動してJ位置
にある。この状態でHST操作レバー98は、ピン22
8が板状部材224の長孔225の後ろ側縁に当接して
前進最高速度位置に達するまで前方に倒すことができ、
逆に、ピン228がアーム226の長孔227の前側縁
に当接して後進最高速度位置に達するまで起こすことが
できる。
【0065】HSTリターンレバー98をさらに後進位
置に移動する場合は、ニュートラル位置で前述のバネの
付勢力に抗してHSTリターンレバー98を外側に倒し
て操作パネルにおけるレバー移動案内スリット37(図
2)の後進側にシフトした上でHST操作レバー98を
後進位置に移動する。
【0066】一方、ブレーキペダル53が踏み込まれた
場合、ブレーキペダル53の踏み込み力により、ブレー
キペダルロッド55、ロッド223および板状部材22
4は車両1の前方方向に移動し、板状部材224はK位
置に移動する。アーム226は、アーム221が車両1
の横方向から見て時計回りに回転するので車両1の後ろ
方向に移動してL位置に移動する。アーム192のピン
228は、車両1の後ろ方向へは板状部材224の長孔
225の後ろ側縁により、および車両1の前方方向へは
アーム226の長孔227の前側縁により、その移動が
規制され、HST操作レバー198のニュートラル位置
に対する位置で確実に位置決めされる。
【0067】以上の作動により、ブレーキペダル53を
踏み込むと、自動的にHST操作レバー198が前進位
置等からニュートラルに移動する。
【0068】なお、上記のようなHST操作レバー98
の前進位置、ニュートラル位置、後進位置間の移動は、
その移動に相応してロッド100を介してHSTを作動
させるのは上述の実施の形態と同様である。
【0069】以上、本発明の実施の形態を詳述したが、
本発明は前述の実施の形態に限定されるものではなく、
種々の設計変更を行うことが可能である。
【0070】例えば、実施の態様では4輪車両を例示し
たが、本発明は操舵輪が1輪の3輪車両、前輪Wf、W
fが走行駆動輪であり、後輪Wr、Wrが操舵輪である
4輪車両、走行駆動輪がクローラである車両に対しても
適用することができる。
【0071】また、本実施の形態では、無段変速機とし
て静油圧式無段変速機(HST)を例示したが、HST
に代えて、CVT(ベルト式無段変速機)、リングコー
ン式無段変速機、トロイダル式無段変速機、摩擦式無段
変速機等の任意の無段変速機を採用することができる。
【0072】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、請求項1か
ら3の車両用変速機の操作装置によれば、車両の変速機
の操作装置の部品点数が少なくすることができ、しかも
部品の高度な加工精度を不要とすることができる。これ
により、容易に精度良くニュートラルを出すことが可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の実施の形態に係る作業機付き車
両の側面図である。
【図2】図2は本発明の実施の形態に係る作業機付き車
両の平面図である。
【図3】図3は図2の車両の要部の平面図である。
【図4】図4はブレーキロッド軸筒45の斜視図であ
る。
【図5】図5はブレーキペダル操作系BPおよびHST
操作系の構成の説明図である。
【図6】図6はPTOクラッチ操作系Pの構成の説明図
である。
【図7】図7はPTOクラッチ操作系の部分分解斜視図
である。
【図8】図8は、HSTリターン操作系HSの部分分解
斜視図である。
【図9】図9はHSTリターン操作系の変形例の部分分
解斜視図である。
【図10】図10は、上記従来の芝刈り機等のシフト装
置のブレーキ操作手段の作動の説明図である。
【符号の説明】
B ブレーキ操作系 BP ブレーキペダル操作系 CL PTOクラッチ E エンジン F フレーム HS HSTリターン操作系 M 静油圧式無断変速機(HST) P PTOクラッチ操作系 R ロータリ作業機 Wf 前輪 Wr 後輪 1 車両 2a、2b サイドフレーム 3a、3b、3c クロスフレーム 4 フロアパネル 5 ハンドルポスト 7 シート 9 操作パネル 45 ブレーキロッド軸筒 53 ブレーキペダル 60 ブレーキレバー 72 PTOクラッチハンドル 98 HST操作レバー 221、226アーム 223 ロッド 225、227長孔 228 ピン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G05G 5/00 G05G 5/00 D (72)発明者 市川 勝久 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 変速機を介してエンジンから動力を取り
    出し、この取り出された動力で走行するように構成され
    ており、前記変速機が、前記ブレーキペダルの操作に連
    動して任意の変速状態からニュートラルとなるように前
    記ブレーキペダルおよび前記変速機を連結する連結手段
    を備えている車両用の変速機の操作装置にいて、前記連
    結手段は、ブレーキペダルの操作と連動して一の方向に
    移動するようにブレーキペダルに連結された第1の移動
    部材と、前記変速機の操作レバーに固定されており、当
    該操作レバーの移動と連動して前記車両の横方向の軸の
    まわりに回転する回転部材と、前記第1の移動部材に取
    り付けられており、前記第1の移動部材の移動と連動し
    て移動する第2の移動部材と、前記回転部材および前記
    第2の移動部材の一方に設けられた長孔と、前記回転部
    材および前記第2の移動部材の他方に設けられており、
    前記長孔に係合するピンと、前記第1の移動部材が一の
    方向に移動したときに前記操作レバーが任意の変速位置
    からニュートラル位置に向かって移動すべく前記回転部
    材を回転させるように前記第1の移動部材と前記回転部
    材の移動を規制する規制部材とからなることを特徴とす
    る車両用変速機の操作装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の移動部材が、前記車両の横方
    向軸のまわりに回転自在に取り付けられており、前記ブ
    レーキペダルの操作と連動して一の方向に回転するよう
    に前記ブレーキペダルに連結された第1のアーム(9
    3)からなり、前記第2の移動部材が、前記第1のアー
    ムに前記車両の他の横方向軸のまわりに回転自在に取り
    付けられた第2のアーム(109)からなり、前記長孔
    が前記回転部材に設けられていると共に前記横方向の軸
    に同心的な円弧状であり、前記ピン(108)が前記第
    2のアーム(109)の先端に設けられており、前記規
    制部材が、前記第1のアームに設けられていると共に前
    記回転部材の縁に当接するピンからなることを特徴とす
    る請求項1記載の車両用変速機の操作装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の移動部材が、前記ブレーキペ
    ダルの操作と連動して一の方向に移動するように前記ブ
    レーキペダルに連結されたロッドからなり、前記第2の
    移動部材が、前記ロッドに固定された板状部材からな
    り、前記長孔が前記板状部材に設けられていると共にほ
    ぼ水平に伸長しており、前記ピンが前記回転部材に設け
    られており、前記規制部材が、前記車両の横方向軸のま
    わりに回転自在に前記車両に取り付けられており、一端
    が前記車両に他の横方向軸の回りに回転自在に取り付け
    られている第3のアームと、一端が前記第3のアームの
    他端に前記車両のさらに他の横方向軸のまわり回転自在
    に取り付けられており、他端が前記ピンに係合すると共
    にほぼ水平に伸長する他の長孔を有する第4のアームと
    からなることを特徴とする請求項1記載の車両用変速機
    の操作装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006070944A (ja) * 2004-08-31 2006-03-16 Iseki & Co Ltd 作業車両の操向操作装置
KR20160049821A (ko) * 2014-10-28 2016-05-10 대동공업주식회사 작업차의 주행 조작 장치

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