JPH09105030A - 練条機のスライバ斑制御装置 - Google Patents

練条機のスライバ斑制御装置

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JPH09105030A
JPH09105030A JP28457495A JP28457495A JPH09105030A JP H09105030 A JPH09105030 A JP H09105030A JP 28457495 A JP28457495 A JP 28457495A JP 28457495 A JP28457495 A JP 28457495A JP H09105030 A JPH09105030 A JP H09105030A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
memory data
sliver
control device
draft
operator
Prior art date
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Pending
Application number
JP28457495A
Other languages
English (en)
Inventor
Isao Hayazaki
勲 早崎
Yoshinao Takahashi
美直 高橋
Yukitaka Nomura
幸敬 野村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Howa Machinery Ltd
Original Assignee
Howa Machinery Ltd
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Publication date
Application filed by Howa Machinery Ltd filed Critical Howa Machinery Ltd
Priority to JP28457495A priority Critical patent/JPH09105030A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 トラブル発生時における新たなメモリデータ
の作成完了後の機台の停止忘れを防止できる練条機のス
ライバ斑制御装置を提供する。 【構成】制御装置20に備えられたランプ24を、メモ
リデータが消去されたとき点滅させ、新たなメモリデー
タが作成されたとき、それまでの点滅状態から消灯させ
るように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願は、スライバ斑を検出す
る検出センサの検出信号に基づいてドラフト部のドラフ
ト率を制御する制御装置を備えて成る練条機のスライバ
斑制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の練条機のスライバ斑制御装置につ
いて、図1において説明すると、これは、ドラフト部6
のフロントローラ3とメインモータM0とを連繋し、ド
ラフト部6のミドル,バックローラ4,5と制御モータ
M1とを連繋し、ドラフト部6の上流及び下流にスライ
バ斑を検出する検出センサ8,7を夫々設け、これらの
検出センサ8,7からの検出信号に基づいて、制御装置
20がメインモータM0に対して制御モータM1を変速
制御して、ドラフト部6のドラフト率を変化させ、スラ
イバの長周期から短周期までの斑の発生を防止するよう
になっていた。
【0003】ところで、一般に練条機のスライバ斑制御
装置では、機台の起動直後、停止直前の極めて低速での
紡出速度では、検出センサ(空気マイクロメータ)によ
ってスライバ斑を検出できず通常のドラフト部の制御運
転が行えないため、メモリー運転を行なうが、このメモ
リー運転とは、図2に示すように、高速紡出速度Hでの
制御運転時に、例えば、所定紡出長ごとにドラフト部の
ドラフト斑の制御量の平均値であるメモリデータを順次
求め、機台の起動や停止時にその直前に算出したメモリ
データに基づいたドラフト率でドラフト部を駆動させる
運転である。
【0004】そして、練条機の高速紡出速度Hでの制御
運転中に、トラブルが発生すると機台が停止されると共
に、このようなトラブル時において算出された異常メモ
リデータが消去され、このメモリデータが消去された時
点Eから次の起動直後の紡出速度Lまでの低速運転の区
間sは、ドラフト部はメカ的に決定される基準ドラフト
率で駆動されるので、この区間sで紡出されるスライバ
は異常スライバとなることがあり、従って、トラブルに
よる機台停止後に作業者がそのトラブルに応じた処理作
業を行なってから、新たなメモリデータ作成のために機
台を一旦起動させ、作業者が新たなメモリデータを作成
した(区間t)と判断したら、再び機台を停止させ、こ
の停止中にケンス内の異常スライバを除去し、その後、
通常の制御運転及びメモリ運転を行なうようにしてい
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の練条機のス
ライバ斑制御装置では、新たなメモリデータが作成され
たかどうかは作業者の判断により行なっているので、作
業者の勘違いにより機台の停止忘れの恐れがあり、この
機台停止忘れがあると、ケンス内に収容されるスライバ
には異常スライバ部分が含まれ、後工程での糸品質に悪
影響を与えるといった問題があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本願の請求項1では、制御装置は、トラブル発生時のメ
モリデータの消去を作業者に知らせるメモリデータ無効
警告手段と、機台の再起動で新たなメモリデータを作成
したとき、これを作業者に知らせるメモリデータ有効警
告手段とを備えて成ることを特徴とし、本願の請求項2
では、ドラフト部の下流にスライバの長周期斑を検出す
る検出センサとして空気マイクロメータを設けたことを
特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】次に、図面において練条機のスラ
イバ斑制御装置1の実施例について説明する。先ず、図
1に示すように、フロント,ミドル及びバックローラ
3,4,5によりドラフト部6が構成されている。この
フロントローラ3の下流には、中長周期のスライバ斑を
検出する検出センサとして空気マイクロメータ7が配設
され、また、バックローラ5の上流には、短周期のスラ
イバ斑を検出する検出センサとして静電容量式検出器8
が配設されている。この空気マイクロメータ7及び静電
容量式検出器8は各信号変換器9,10を介して後述の
制御装置20に接続されている。
【0008】また、フロントローラ3及びカレンダロー
ラ12にはメインモータM0が連繋され、ミドルローラ
4及びバックローラ5には制御モータM1が連繋されて
いる。このメインモータM0及び制御モータM1は各ア
ンプ14,15を介して制御装置20に接続され、機台
の運転中において、空気マイクロメータ7及び静電容量
式検出器8の検出値に対応してメインモータM0に対し
て制御モータM1を変速制御し、ドラフト部6のドラフ
ト率を変更して広範囲にわたってスライバ斑の発生を防
止するようになっている。尚、制御装置20には、メイ
ンモータ駆動系の回転数及び制御モータ駆動系の回転数
を検出するタコメータ(図示しない)が接続されてい
る。
【0009】次に、制御装置20について説明すると、
この制御装置20は記憶部21を備え、図3(a) に示す
ように、この記憶部21の有する16個のメモリ領域R
1,R2…R16には、紡出速度Hでの制御運転中に6ydご
とのドラフト部6のドラフト斑の平均制御量aが順次格
納され、すべてのメモリ領域R1…R16に16個の平均
制御量a1…a16が格納されたとき、これらの平均制御
量a1…a16の合計の平均をメモリデータとして算出し
記憶するようになっている。そして、図3(b)に示すよ
うに、紡出が進み次の6ydの平均制御量a17が算出され
ると、メモリ領域R1に格納されている一番古い平均制
御量a1が消去され、残りの平均制御量a2…a16は各メ
モリ領域R1…R16を1つずつ繰り上げて格納され、空
き家となったメモリ領域R16に平均制御量a17が格納さ
れ、新たなメモリデータを算出するようになっている。
【0010】また、制御装置20には監視機構22が備
えられ、この監視機構22は、工場内の温度,湿度等の
影響により、例えば、6ydのドラフト部6の制御量が予
め設定された許容変動範囲を越えたといったトラブルが
生じたとき、機台の運転を停止させると共に、前記記憶
部21の各メモリ領域R1…R16に格納されている平均
制御量a及びメモリデータを消去するようになってい
る。また、制御装置20は、メモリデータ無効警告手段
及びメモリデータ有効警告手段としてのランプ24を備
え、後述の作用で説明するように、ランプ24の点灯状
態でメモリデータが消去されたことを作業者に知らせ、
点滅状態のランプ24が消灯状態となることによって新
たなメモリデータが作成されたことを作業者に知らせる
ようになっている。また、制御装置20は、機台に起動
指令を出力する起動スイッチ25と機台に停止指令を出
力する停止スイッチ26とを備えている。
【0011】次に、以上のように構成された練条機のス
ライバ斑制御装置1の作用について説明する。図2に示
すように、機台の起動直後や停止直前の紡出速度L以下
の区間pや空気マイクロメータ7の清掃区間cではメモ
リ運転が行なわれる。このメモリ運転では、各区間p,
cの直前の紡出速度Hでの制御運転時に求められるメモ
リデータに基づいたドラフト率でドラフト部が駆動され
る。また、紡出速度L以上の区間qでは、空気マイクロ
メータ7及び静電容量式検出器8からの検出信号に応じ
てメインモータM0に対して制御モータM1が変速制御
され、ドラフト部6のドラフト率を変更して、スライバ
斑の発生を防止する通常の制御運転が行われる。また、
紡出速度Hでの制御運転中には、6ydごとのドラフト部
6の平均制御量aを求め、これらを記憶部21の各メモ
リ領域R1…R16に順次格納していき、16個の平均制
御量aの平均値としてメモリデータを作成している。
【0012】そして、紡出速度Hでの制御運転中に、工
場内の温度,湿度等の影響により6ydごとのドラフト部
6の制御量が予め設定してある許容変動範囲を越えるト
ラブルが発生する(図中Eで示す時点)と、これを監視
している監視機構22が機台を停止すると共に、記憶部
21のすべてのメモリ領域R1…R16に格納された平均
制御量a及びメモリデータを消去する。このとき、ラン
プ24が点灯して作業者にメモリデータが消去されたこ
とを知らせる。そして、作業者は、この機台停止中にト
ラブルに対応した処理作業を行ない、その後、起動スイ
ッチ25を操作して機台を運転させる。この起動によっ
て今まで点灯状態であったランプ24が点滅状態とな
り、この機台の運転が紡出速度Hに達すると、記憶部2
1のメモリ領域R1…R16に6ydごとの平均制御量aが
順次格納され、すべてのメモリ領域R1…R16に16個
の平均制御量aが格納される(区間t)と、これらの平
均であるメモリデータが作成される。このとき、今まで
点滅状態であったランプ24が消灯し、作業者にメモリ
データの作成完了を知らせ、このことを認知した作業者
は、停止スイッチ26を操作して機台を停止させ、停止
中にケンス内にあるスライバから異常スライバを除去
し、その後、再び起動スイッチ25を操作して機台を起
動させ、通常の制御運転及びメモリ運転を行なわせる。
【0013】以上のように本実施例の練条機のスライバ
斑制御装置1では、点滅状態のランプ24が消灯するこ
とによって新たなメモリデータの作成完了を知らせるよ
うになっているので、作業者は確実に新たなメモリデー
タの作成完了を認知でき、その後の異常スライバ除去の
ための機台停止を忘れることなく、従来のように、機台
停止忘れで異常スライバが後工程に流れてしまうことを
防止できる。尚、上記実施例では、点滅状態のランプ2
4が消灯することによって、メモリデータの作成完了を
認知した作業者が停止スイッチ26を操作して機台を停
止するようになっているが、メモリデータの作成完了後
に制御装置20が自動的に機台を停止するように構成し
てあっても良い。また、上記実施例では、1つのランプ
24の点灯,点滅,消灯状態でメモリデータの消去,作
成完了を作業者に知らせるようにしてあるが、メモリデ
ータの消去を知らせるランプとメモリデータの作成完了
を知らせるランプとを設けてあっても良い。
【0014】
【発明の効果】以上のように本願の練条機のスライバ斑
制御装置では、制御装置は、トラブル発生時のメモリデ
ータの消去を作業者に知らせるメモリデータ無効警告手
段と、機台の再起動で新たなメモリデータを作成したと
き、これを作業者に知らせるメモリデータ有効警告手段
とを備えて構成したので、メモリデータの消去,作成完
了を作業者は確実に認知でき、新たなメモリデータ作成
完了後の機台の停止忘れを防止でき、異常スライバ部分
が後工程に流れることが防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】練条機のスライバ斑制御装置の全体図である。
【図2】運転状態の説明図である。
【図3】制御装置の記憶部の説明図である。
【符号の説明】
1 スライバ斑制御装置、 6 ドラフト部、 7 空
気マイクロメータ、8 静電容量式検出器、 20 制
御装置、 24 ランプ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スライバ斑を検出する検出センサの検出
    信号に基づいてドラフト部のドラフト率を制御する制御
    装置を備え、この制御装置は、所定の紡出速度での制御
    運転時に所定紡出長あるいは所定紡出時間ごとにドラフ
    ト部のドラフト斑の制御量の平均値であるメモリデータ
    を順次求め、機台の起動、停止時にその直前に求めたメ
    モリデータに基づいてドラフト部を駆動し、トラブル発
    生時に機台を停止すると共にそのとき記憶しているメモ
    リデータを消去するようにした練条機のスライバ斑制御
    装置において、前記制御装置は、トラブル発生時のメモ
    リデータの消去を作業者に知らせるメモリデータ無効警
    告手段と、機台の再起動で新たなメモリデータを作成し
    たとき、これを作業者に知らせるメモリデータ有効警告
    手段とを備えて成ることを特徴とする練条機のスライバ
    斑制御装置。
  2. 【請求項2】ドラフト部の下流にスライバの長周期斑を
    検出する検出センサとして空気マイクロメータを設けた
    ことを特徴とする請求項1記載の練条機のスライバ斑制
    御装置。
JP28457495A 1995-10-04 1995-10-04 練条機のスライバ斑制御装置 Pending JPH09105030A (ja)

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JP28457495A JPH09105030A (ja) 1995-10-04 1995-10-04 練条機のスライバ斑制御装置

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JP28457495A JPH09105030A (ja) 1995-10-04 1995-10-04 練条機のスライバ斑制御装置

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JPH09105030A true JPH09105030A (ja) 1997-04-22

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ID=17680231

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JP28457495A Pending JPH09105030A (ja) 1995-10-04 1995-10-04 練条機のスライバ斑制御装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111424345A (zh) * 2020-03-31 2020-07-17 成都翔宇致远文化传播有限公司 一种穿点定位上线纺织机械的纺纱方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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