JPH09104827A - 反応性染料及びその製造方法 - Google Patents

反応性染料及びその製造方法

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JPH09104827A
JPH09104827A JP8217030A JP21703096A JPH09104827A JP H09104827 A JPH09104827 A JP H09104827A JP 8217030 A JP8217030 A JP 8217030A JP 21703096 A JP21703096 A JP 21703096A JP H09104827 A JPH09104827 A JP H09104827A
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methyl
alkyl
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JP8217030A
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English (en)
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Edmond Ruhlmann
ルールマン エドモン
Laszlo Fekete
フェケテ ラズロー
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Ciba Geigy AG
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09BORGANIC DYES OR CLOSELY-RELATED COMPOUNDS FOR PRODUCING DYES, e.g. PIGMENTS; MORDANTS; LAKES
    • C09B62/00Reactive dyes, i.e. dyes which form covalent bonds with the substrates or which polymerise with themselves
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    • C09B62/4411Azo dyes
    • C09B62/4415Disazo or polyazo dyes
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09BORGANIC DYES OR CLOSELY-RELATED COMPOUNDS FOR PRODUCING DYES, e.g. PIGMENTS; MORDANTS; LAKES
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    • C09B62/08Azo dyes
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 十分な直染性を有し、得られた染色物が全般
的堅牢特性、好ましくは光や湿気に対する堅牢特性を有
する新規反応性染料を提供すること。 【解決手段】 式(1): 【化39】 (式中、Rは、非置換若しくは置換の、C1 〜C4 アル
キル又は−アルコキシ;R1 は、C1 〜C4 アルキル又
は−NHCOR2 ′;R2 及びR2 ′は、C1 〜C4
ルキル等;R3 は、水素、C1 〜C4 アルキル、ハロゲ
ン等;Xは、ハロゲン;Yは、ビニル又は−CH2 −C
2 −U基(Uは、脱離基);mは、0又は1;nは、
0〜2の数、(n+m)は、1以上;Zは、非反応性ア
ミノ基など)で示される化合物及びその製造法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、新規なアゾ反応性
染料、その製造方法及びその用途に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】反応性
染料による染色実務は、得られる染色物の品質及び染色
方法の効率に対する要求が、近年、より厳しくなってい
る。結果として、特に実用性の点で、強化された特性を
有する新規な反応性染料を提供する必要性が、変わらず
に存在している。
【0003】染色する基質に対する十分な直染性を有
し、同時に非固着染料が容易に洗い落とされる性質を有
する反応性染料が、現在必要とされている。更に、良好
な固着率、及び特に良好な固着度の染色物を得るための
良好な反応性を有する必要がある。これらの要件を、既
知の染料ではすべての面において満足させてはいない。
【0004】したがって、本発明の目的は、繊維材料を
染色及び捺染するための、上述した品質を高度に有す
る、新規で改善された反応性染料を提供することであ
る。新規な染料は、特に、高い固着率と高い繊維結合安
定性により特徴づけられ、更に繊維の非固着染料を容易
に洗い落とせなくてはならない。この新規な染料は、良
好な全般的堅牢特性、好ましくは光や湿気に対する堅牢
特性を有する染色物を製造するものでもある。
【0005】この目的は、以下に定義する新規な反応性
染料により実質的に達成されるものであることが、認め
られている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、式(1):
【0007】
【化9】
【0008】(式中、Rは、C1 〜C4 アルキル又はC
1 〜C4 アルコキシ(これらは、非置換であるか、又は
アルキル部分において、ヒドロキシ、C1 〜C4 アルコ
キシ若しくはスルファトにより置換されている)であ
り;R1 は、C1 〜C4 アルキル又は−NHCOR2
基であり;R2 及びR2 ′は、それぞれ互いに独立し
て、C1 〜C4 アルキル又は−NH2 であり;R3 は、
水素、C1 〜C4 アルキル、C1 〜C4 アルコキシ又は
ハロゲンであり;Xは、ハロゲンであり;Yは、ビニル
又は−CH2 −CH2 −U基(ここで、Uは、脱離基で
ある)であり;mは、0又は1であり;そしてnは、0
〜2の数であり;(n+m)の合計は、1以上であり;
そしてZは、非反応性アミノ基、又は式(2):
【0009】
【化10】
【0010】(式中、R、R1 、R2 、R3 、X、m及
びnは、上記と同義であり;Bは、脂肪族、芳香族、芳
香脂肪族又は脂環式のジアミン基であり;そしてpは、
0又は1である)で示される基である)で示される化合
物に関する。
【0011】式(1)の化合物中に存在するスルホ基
は、通常、遊離の酸(−SO3 H)の形及び塩の形、典
型的には、アルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩若しく
はアンモニウム塩の形で、又は有機アミンの塩、例え
ば、ナトリウム、カリウム、リチウム若しくはアンモニ
ウム塩、トリエタノールアミンの塩、又は2つ以上の異
なる陽イオンの混合塩、例えばNa/Li、Na/NH
4 若しくはNa/Li/NH4 の混合塩の形でも存在し
得る。
【0012】C1 〜C4 アルキルは、典型的には、メチ
ル、エチル、n−又はイソプロピル、n−、イソ−、se
c −又はtert−ブチルであり、好ましくはメチル又はエ
チルであり、そして特に好ましいのはメチルである。C
1 〜C4 アルコキシは、典型的には、メトキシ、エトキ
シ、n−若しくはイソプロポキシ、又はn−、イソ−、
sec −若しくはtert−ブトキシであり、好ましくはメト
キシ又はエトキシであり、そして特に好ましくはメトキ
シである。ハロゲンは、典型的には、フルオロ、クロロ
又はブロモである。クロロ又はフルオロが好ましい。
【0013】Yが−CH2 −CH2 −U基として定義さ
れている場合、脱離基Uは、例えば、−Cl、−Br、
−F、−OSO3 H、−SSO3 H、−OCO−CH
3 、OPO32 、−OCO−C65 、OSO2 −C
1 〜C4 アルキル又は−OSO2 −N(C1 〜C4 アル
キル)2であることができる。Uは、−Cl、−OSO3
H、−SSO3 H、−OCO−CH3 、−OCO−C6
5 又はOPO32 が好ましく、−Cl又は−OSO
3 Hがより好ましく、最も好ましいのは−OSO3 Hで
ある。
【0014】Yは、ビニル、β−クロロエチル、β−ス
ルファトエチル、β−チオスルファトエチル、β−アセ
トキシエチル、β−フェニキシエチル又はβ−ホスファ
トエチルが好ましい。β−スルファトエチル又はビニル
は、特に好ましい。
【0015】mが1の場合、nは、0が好ましい。m
は、0が好ましく、nは、1であるか、又は2が好まし
い。
【0016】Xは、フルオロ又はクロロが好ましい。フ
ルオロは、特に好ましい。
【0017】式(1)の適切な化合物の群は、RがC1
〜C4 アルキルであり、好ましくはメチル又はエチル、
特に好ましいのはメチルである化合物である。
【0018】式(1)の適切な化合物のその他の群は、
RがC1 〜C4 アルコキシであり、好ましくはメトキシ
又はエトキシであり、特に好ましくはメトキシである化
合物である。
【0019】式(1)の適切な化合物の3番目の群は、
RがC1 〜C4 アルコキシ(これは、アルキル部分がヒ
ドロキシ、メトキシ、エトキシ又はスルファトにより置
換されている)であり、C1 〜C2 アルコキシ(これ
は、アルキル部分がヒドロキシ、メトキシ又はスルファ
トにより置換されている)が好ましく、β−ヒドロキシ
エトキシ、β−スルファトエトキシ又はβ−ヒドロキシ
エトキシは、特に好ましい。
【0020】Rは、メチル、エチル、メトキシ、エトキ
シ又はC1 〜C2 アルコキシ(これは、アルキル部分に
おいて、ヒドロキシ、メトキシ又はスルファトにより置
換されている)が好ましい。Rは、メチル、メトキシ、
β−ヒドロキシエトキシ、β−スルファトエトキシ又は
β−ヒドロキシエトキシが特に好ましい。
【0021】C1 〜C4 アルコキシとして定義されてい
るR1 は、メチル又はエチルが好ましく、メチルが特に
好ましい。
【0022】R1 が−NHCOR2 ′基として定義され
ている場合、R2 ′は、メチル、エチル又は−NH2
好ましく、メチル又はエチルはより好ましく、最も好ま
しいのはメチルである。
【0023】R1 は、メチル、−NHCOCH3 、−N
HCOC25 又は−NHCONH2 が好ましく、メチ
ル又は−NHCOCH3 が特に好ましい。
【0024】R2 は、メチル、エチル又は−NH2 が好
ましく、メチル又は−NH2 がより好ましく、−NH2
が最も好ましい。
【0025】R3 は、水素、メチル、エチル、メトキ
シ、エトキシ又はクロロが好ましく、水素、メチル、メ
トキシ又はクロロがより好ましく、水素が最も好まし
い。
【0026】非反応性アミノ基として定義されているZ
は、典型的には、アミノ;N−C1〜C4 アルキルアミ
ノ又はN,N−ジ−C1 〜C4 アルキルアミノ(ここ
で、アルキルは、各場合において、例えば、スルホ、ス
ルファト、ヒドロキシ、カルボキシ又はフェニルにより
置換されてもよい);シクロヘキシルアミノ;フェニル
アミノ又はナフチルアミノ(ここで、フェニル又はナフ
チルは、各場合において、例えばC1 〜C4 アルキル、
1 〜C4 アルコキシ、アミノ、C2 〜C4 アルカノイ
ルアミノ、カルボキシ、スルホ又はハロゲンにより置換
されてもよい);N−C1 〜C4 アルキル−N−フェニ
ルアミノ(ここで、アルキル及びフェニルは、非置換で
あるか、又は上記に定義のように置換されてもよい)あ
るいはモルホリノである。
【0027】適切な非反応性アミノ基Zの例としては、
アミノ、メチルアミノ、エチルアミノ、β−ヒドロキシ
エチルアミノ、N,N−ジ−β−ヒドロキシエチルアミ
ノ、β−スルホエチルアミノ、シクロヘキシルアミノ、
o−、m−又はp−メチルフェニルアミノ、o−、m−
又はp−メトキシフェニルアミノ、o−、m−又はp−
スルホフェニルアミノ、2,4−又は2,5−ジスルホ
フェニルアミノ、2−又は3−スルホ−4−メトキシフ
ェニルアミノ、2−又は3−スルホ−4−メチルフェニ
ルアミノ、4−メチル−2,5−ジスルホフェニルアミ
ノ、o−カルボキシフェニルアミノ、1−又は2−ナフ
チルアミノ、1−スルホ−2−ナフチルアミノ、1,5
−ジスルホ−2−ナフチルアミノ、6,8−ジスルホ−
2−ナフチルアミノ、4,8−ジスルホ−2−ナフチル
アミノ、4,6,8−トリスルホ−2−ナフチルアミ
ノ、1,5,7−トリスルホ−2−ナフチルアミノ、
3,6,8−トリスルホ−2−ナフチルアミノ、1,6
−ジスルホ−2−ナフチルアミノ、N−エチル−N−フ
ェニルアミノ、N−メチル−N−フェニルアミノ、N−
β−スルホエチル−N−フェニルアミノ、β−ヒドロキ
シエチル−N−フェニルアミノ、及びモルホリノであ
る。
【0028】非反応性アミノ基として定義されているZ
は、アミノ;N−モノ−又はN,N−ジ−C1 〜C2
ルキルアミノ(これらは、それぞれ、非置換であるか、
又はヒドロキシ、スルホ若しくはスルファトにより置換
されている);シクロヘキシルアミノ、フェニルアミノ
又はナフチルアミノ(これらは、それぞれ、非置換であ
るか、又はメチル、メトキシ、カルボキシ若しくはスル
ホにより置換されている);N−C1 〜C2 アルキル−
N−フェニルアミノあるいはモルホリノが好ましく、ア
ミノ;非置換であるか又はスルホにより置換されてい
る、N−モノ−若しくはN,N−ジ−C1 〜C2 アルキ
ルアミノ;フェニルアミノ(これは、メチル、メトキシ
及びスルホよりなる群から選択される、1〜3個の同一
の基により置換されている);及び1〜3個のスルホ基
を担持している、1−又は2−ナフチルアミノが特に好
ましい。
【0029】Zが、上記の式(2)の基として定義され
ている場合、R、R1 、R2 、R3、X、Y、m及びn
は、各場合において、上記と同義であり、好ましい意義
も上記に列挙のものと同様である。
【0030】pは、1が好ましい。
【0031】ジアミノ基Bは、典型的には、式(3):
【0032】
【化11】
【0033】(式中、B1 は、脂肪族、脂環式、芳香族
又は芳香脂肪族の結合基であり;R4 及びR4 ′は、そ
れぞれ互いに独立して、水素又はC1 〜C4 アルキル
(これは、非置換であるか、又はヒドロキシ、C1 〜C
4 アルコキシ若しくはスルファトにより置換されてい
る)で示される基に対応する。
【0034】R4 及びR4 ′は、それぞれ互いに独立し
て、水素、メチル又はエチルが好ましい。水素が特に好
ましい。
【0035】脂肪族結合基として定義されているB1
は、典型的には、直鎖又は分岐のC2〜C12アルキレン
(これは、非置換であるか、又はヒドロキシ、スルホ若
しくはスルファトにより置換されているか、又は−O
−、−NH−若しくは−N(CH 3)−により中断されて
いる)であることができる。典型的な例は、1,2−エ
チレン、1−メチル−1,2−エチレン、1,1−ジメ
チル−1,2−エチレン、1,2−ジメチル−1,2−
エチレン、1,1,2,2−テトラメチル−1,2−エ
チレン、1,3−プロピレン、2,2−ジメチル−1,
3−プロピレン、2−ヒドロキシ−1,3−プロピレ
ン、1,4−ブチレン、1,6−ヘキシレン、2−メチ
ル−1,5−ペンチレン、−CH2 CH2 −O−CH2
CH2 −O−CH2 CH2 −、−(CH2)3 −O−(C
2)3 −O−(CH2)3 −又は−CH2CH2 −NH−
CH2 CH2 −である。
【0036】B1 は、直鎖又は分岐のC2 〜C6 アルキ
レン(これは、非置換であるか、又はヒドロキシにより
置換されている)が好ましく、直鎖又は分岐のC2 〜C
6 アルキレンが特に好ましい。特に好ましいアルキレン
基B1 の典型的な例は、1,2−エチレン、1−メチル
−1,2−エチレン、1,3−プロピレン、2−メチル
−1,5−ペンチレン及び1,6−ヘキシレンである。
脂環式結合基として定義されているB1 は、典型的に
は、1,2−、1,3−若しくは1,4−シクロヘキシ
レン、又は下記式:
【0037】
【化12】
【0038】で示される基又はB1 は、−NR4 及び−
NR4 ′−と一緒になって、ピペラジン環を形成する。
【0039】芳香族結合基B1 の例としては、1,2
−、1,3−若しくは1,4−フェニレン(これらは、
それぞれ、非置換であるか、又は例えばスルホ、メチ
ル、メトキシ若しくはクロロにより置換されている)、
又は非置換若しくはスルホ置換のナフチレン、又は式
(4):
【0040】
【化13】
【0041】(式中、Lは、典型的に、−CO−、−N
HCO−、−NHCONH−、−(CH2)1-4 −、−N
H−、−CH=CH−、−O−、−SO2 −又は−N=
N−であり;そして(R5)0-2 及び(R5 ′)0-2 は、
それぞれ独立して、スルホ、メチル、メトキシ及びクロ
ロよりなる群から選択される、0〜2個の同一又は異な
る基である)で示される基である。
【0042】芳香族結合基B1 は、1,3−若しくは
1,4−フェニレン(これらは、それぞれ非置換である
か、又はスルホ、メチル若しくはメトキシにより置換さ
れている)、ナフチレン(これは、1又は2個のスルホ
基により置換されている)、又は式(4a)若しくは
(4b):
【0043】
【化14】
【0044】(式中、Lは、−NHCONH−、−O
−、−NH−、−CH=CH−、又は−CH2−であ
り;そしてR5 は、水素又はスルホである)で示される
基が好ましい。
【0045】特に好ましい芳香族結合基B1 の例は、
1,3−フェニレン、1,4−フェニレン、4−メチル
−1,3−フェニレン、4−スルホ−1,3−フェニレ
ン、3−スルホ−1,4−フェニレン、3,6−ジスル
ホ−1,4−フェニレン、4,6−ジスルホ−1,3−
フェニレン、3,7−ジスルホ−1,5−ナフチレン、
4,8−ジスルホ−2,6−ナフチレン、2,2′−ジ
スルホ−4,4′−ジフェニレン、4,4′−フェニレ
ンウレア−2,2′−ジスルホン酸及び2,2′−ジス
ルホ−4,4′−スチルベニリンである。
【0046】脂肪族結合基として定義されているB1
は、典型的には、非置換若しくはスルホ置換の、ベンジ
レン、メトキシフェニレン又はジメチレン−1,2−フ
ェニレン;ジメチレン−1,3−フェニレン又はジメチ
レン−1,4−フェニレンである。
【0047】本発明の好ましい実施態様は、式(1
a):
【0048】
【化15】
【0049】(式中、R、R1 、R2 、R3 、X、Y、
m及びnは、それぞれ上記と同義であり、好ましい定義
も上記と同義であり;Z1 は、非反応性アミノ基の定義
中のZと同義であり、好ましい定義も同義である)で示
される化合物に関する。特に好ましい化合物は、Rが、
メチル、メトキシ、β−ヒドロキシエトキシ、β−スル
ファトエトキシ又はヒドロキシエトキシであり;R1
が、メチル又は−NHCOR2 ′基であり;R2 及びR
2 ′が、それぞれ互いに独立して、メチル又は−NH2
であり;R3 が、水素、メチル、メトキシ又はクロロで
あり;Xが、フルオロであり;mが、0であり;nが、
1又は2であり;そしてZ1 が、アミノ、非置換若しく
はスルホ置換の、N−モノ−若しくはN,N−ジ−C1
〜C2 アルキルアミノ、フェニルアミノ(これは、メチ
ル、メトキシ及びスルホによりなる群から選択される、
1〜3個の同一の基により置換されている)又は1〜3
個のスルホ基を担持する、1−若しくは2−ナフチルア
ミノである)の化合物である。
【0050】本発明の別の好ましい実施態様は、式(1
b):
【0051】
【化16】
【0052】(式中、B1 、R、R1 、R2 、R3 、R
4 、R4 ′、X、Y、m及びnは、それぞれ、上記と同
義であり、好ましい意義も上記と同義である)で示され
る化合物に関する。特に好ましい化合物は、Rが、メチ
ル、メトキシ、β−ヒドロキシエトキシ、β−スルファ
トエトキシ又はβ−ヒドロキシエトキシであり;R1
が、メチル又は−NHCOR2 ′基であり;R2 及びR
2 ′が、それぞれ互いに独立して、メチル又は−NH2
であり;R3 が、水素、メチル、メトキシ又はクロロで
あり;R4 及びR4 ′が、それぞれ、水素であり;X
が、フルオロであり;mが、0であり;nが、1又は2
であり;そしてB1 が、直鎖又は分岐のC2 〜C6 アル
キレン(これは、非置換であるか、又はヒドロキシによ
り置換されている)である、式(1b)の化合物であ
る。
【0053】本発明の別の実施態様は、式(1c):
【0054】
【化17】
【0055】(式中、R、R1 、R2 、R3 、X、Y、
m及びnは、それぞれ上記と同義であり、好ましい意義
も上記と同義である)で示される化合物に関する。特に
好ましい化合物は、Rが、メチル、メトキシ、β−ヒド
ロキシエトキシ、β−スルファトエトキシ又はβ−ヒド
ロキシエトキシであり;R1 が、メチル又は−NHCO
2 ′基であり;R2 及びR2 ′が、それぞれ互いに独
立して、メチル又は−NH2 であり;R3 が、水素、メ
チル、メトキシ又はクロロであり;Xがフルオロであ
り;mが0であり;そしてnが1又は2である、式(1
c)の化合物である。
【0056】式(1)、特に式(1a)の化合物の調製
は、式(5):
【0057】
【化18】
【0058】で示されるアミノジアゾ化合物を、式
(6):
【0059】
【化19】
【0060】で示されるトリアジン及び式(7):
【0061】
【化20】
【0062】(上記式中、R、R1 、R2 、R3 、X、
Y、Z、m及びnは、上記と同義である)で示されるア
ミンと、いかなる順序でも縮合させることを特徴とす
る。
【0063】式(1b)の化合物は、通常、約1モル当
量の上記式(5)の化合物を、約1モル当量の上記式
(6)のトリハロトリアジンと縮合させ、そしてそのよ
うにして得たジハロトリアジニル化合物を、約0.5モ
ル当量の式(8):
【0064】
【化21】
【0065】(式中、Bは、上記と同義である)で示さ
れるジアミンと反応させることにより調製される。別の
方法として、1モル当量の式(8)のジアミンを、約2
モル当量の式(6)のトリハロトリアジンとまず縮合さ
せ、次いで約2モル当量の式(5)のアミノジアゾ化合
物と縮合させることも可能である。
【0066】式(1c)の化合物は、通常、約2モル当
量の上記式(5)のアミノジアゾ化合物を、約1モル当
量の式(6)のトリハロトリアジンと縮合させることに
より調製される。
【0067】式(5)のアミノジアゾ化合物の調製は、
それ自体公知であり、又は適切なジアゾ化及びカップリ
ング工程による既知の方法により、一般的に実施され
る。ジアゾ成分のジアゾ化は、通常、低温での無機酸水
溶液中の亜硝酸の作用、例えば、0〜5℃の温度範囲
で、塩酸溶液中の亜硝酸ナトリウム等の亜硝酸塩により
実施され、カップリング成分とのカップリングが、弱酸
性、中性又は弱アルカリ性のpHで、典型的にはpH3〜
10で実施される。
【0068】式(6)のトリハロトリアジンの、式
(5)、(7)又は(8)のアミノ化合物との縮合は、
低温で、例えば0〜30℃の範囲の、水溶液又は懸濁液
中で、弱酸性、中性又は弱アルカリ性のpHで行われる
のが好ましく、そのため、式(1)の最終反応性染料に
おいて、なお脱離可能なハロゲン原子が存在する。縮合
中遊離しているハロゲン化水素は、通常、水性の、アル
カリ金属水酸化物、炭酸アルカリ金属又は重炭酸アルカ
リ金属を加えることにより、連続的に中和される。
【0069】式(1)の化合物は、広範囲の材料、好ま
しくはヒドロキシル基含有又は窒素含有繊維材料を、染
色又は捺染するための反応性染料として適している。窒
素含有繊維材料の例は、絹、ウール、ポリアミド繊維、
ポリウレタン及びこれらの材料を含有した配合物であ
る。ヒドロキシル基含有材料の典型的な例は、例えば亜
麻、麻、黄麻、又は特に、綿、セルロース、再生セルロ
ース及びこれらの材料を含有した配合物である。本発明
の反応性染料は、木綿及び木綿含有配合物、典型的に
は、木綿とポリエステルの配合物又は木綿とポリアミド
の配合物を、染色又は捺染するのに特に適している。
【0070】式(1)の新規な化合物は、繊維反応性で
ある。繊維反応性化合物とは、セルロースのヒドロキシ
ル基;ウール及び絹のアミノ、カルボキシル又はチオー
ル基;及び合成ポリアミドのアミノ基が存在すればカル
ボキシルと共有化学結合を形成して、反応できる化合物
であると理解されよう。
【0071】新規な染料は、異なる方法で、好ましくは
染料水溶液又は捺染糊料の形で、繊維材料に固着するこ
とができる。これは、浸染法及びパジング染色法による
染色に適しており、低い染色温度で使用可能であり、パ
ッド−スチーム法では、ごく短時間スチームをかけるだ
けである。固着は、良好で、非固着染料は容易に洗い落
とすことができ、浸染の程度と固着の程度の差は、著し
く低い。すなわち洗浄損失は極めて低い。式(1)の反
応性染料は、特に木綿の捺染にも適しているが、同時に
窒素含有繊維、例えばウール、絹、又はウール含有の配
合物を捺染するのにも適している。式(1)の化合物の
液体配合物及びそのような化合物を含有する捺染糊料
は、良好な貯蔵安定性により特徴付けられる。
【0072】本発明の染料により得られた、セルロース
材料の染色物及び捺染物は、優れた色強度、並びに、酸
及びアルカリ範囲における高い繊維−染料結合安定性を
有している。その上、光に対する堅牢性、並びに湿気に
対する堅牢特性、例えば、洗浄、水、海水、交差染色及
び発汗に対する堅牢性が非常に良好で、同時にひだつ
け、アイロンがけ、摩擦及び塩素に対する堅牢性も良好
である。
【0073】以下の実施例は、本発明を例証するための
ものであり、特に記さない限り、温度は摂氏で、部及び
%は重量に対するものである。容量部に対する重量部の
比は、リットルに対するキログラムの比と同様である。
【0074】
【実施例】
実施例1:式(101):
【0075】
【化22】
【0076】で示されるアミノジアゾ化合物60.6部
(これは、式:
【0077】
【化23】
【0078】で示される化合物をジアゾ化し、そのよう
に得たジアゾニウム化合物を3−ウレイドアニリンにカ
ップリングさせる、従来の方法により調製された)を、
水600部中に中性で溶解し、氷150部を加えた後、
フッ化シアヌル14.5部と、0℃、pH7でモノ縮合し
た。こうして得たジフルオロトリアジニル化合物を、約
25℃、pH9でタウリン12.5部と縮合した。縮合生
成物を蒸発により濃縮後、下記式:
【0079】
【化24】
【0080】で示される化合物を得た。これは、全般的
に良好な堅牢特性を有する褐色の色合いに木綿を染色し
た。
【0081】実施例2:実施例1の手順を繰り返した
が、式(101)のアミノジアゾ化合物に代えて、式
(102):
【0082】
【化25】
【0083】で示されるアミノジアゾ化合物67.4部
により、下記式:
【0084】
【化26】
【0085】で示される化合物を得た。これも、全般的
に良好な堅牢特性を有する褐色の色合いに木綿を染色し
た。
【0086】実施例3a〜3d:実施例1の手順を繰り
返したが、式(101)のアミノジアゾ化合物に代え
て、式(103a)、(103b)、(103c)又は
(103d):
【0087】
【化27】
【0088】で示されるアミノジアゾ化合物59.4部
により、下記式:
【0089】
【化28】
【0090】で示される化合物を得た。これらも、全般
的に良好な堅牢特性を有する褐色の色合いに木綿を染色
した。
【0091】実施例4:実施例1の手順を繰り返した
が、式(101)のアミノジアゾ化合物に代えて、式
(104):
【0092】
【化29】
【0093】で示されるアミノジアゾ化合物59.4部
により、下記式:
【0094】
【化30】
【0095】で示される化合物を得た。これも、全般的
に良好な堅牢特性を有する褐色の色合いに木綿を染色し
た。
【0096】実施例5〜7i:以下の化合物は、一般的
に、実施例1の手順により調製することができた。
【0097】
【化31】
【0098】
【化32】
【0099】実施例8:実施例1の式(101)のアミ
ノジアゾ化合物60.6部を、水600部中に中性で溶
解し、氷150部を加えた後、フッ化シアヌル14.5
部と0℃、pH7でモノ縮合した。こうして得たジフルオ
ロトリアジニル化合物を、約25℃、pH9で1,2−プ
ロピレンジアミン3.7部と縮合した。蒸発による縮合
生成物の濃縮後、下記式:
【0100】
【化33】
【0101】で示される化合物を得た。これは、全般的
に良好な堅牢特性を有する褐色の色合いに木綿を染色し
た。
【0102】実施例9:実施例8の手順を繰り返した
が、式(101)のアミノジアゾ化合物に代えて、式
(102)のアミノジアゾ化合物67.4部により、下
記式:
【0103】
【化34】
【0104】で示される化合物を得た。これも、全般的
に良好な堅牢特性を有する褐色の色合いに木綿を染色し
た。
【0105】実施例10a〜10c:実施例8の手順を
繰り返したが、式(101)のアミノジアゾ化合物に代
えて、実施例3の式(103a)、(103b)又は
(103c)のアミノジアゾ化合物59.4部により、
下記式:
【0106】
【化35】
【0107】で示される化合物を得た。これらも、全般
的に良好な堅牢特性を有する褐色の色合いに木綿を染色
した。
【0108】実施例11:実施例8の手順を繰り返した
が、式(101)のアミノジアゾ化合物に代えて、実施
例4による式(104)のアミノジアゾ化合物59.4
部により、下記式:
【0109】
【化36】
【0110】で示される化合物を得た。これも、全般的
に良好な堅牢特性を有する褐色の色合いに木綿を染色し
た。
【0111】実施例12〜15a: 一般式:
【0112】
【化37】
【0113】(式中、B1 は、第1表中に示した意味を
有する)で示される化合物は、一般的に実施例11の手
順により調製することができた。これらも、全般的に良
好な堅牢特性を有する褐色の色合いに木綿を染色した。
【0114】
【表1】
【0115】実施例16〜18:下記式:
【0116】
【化38】
【0117】で示される化合物は、一般的に実施例8の
手順により調製することができた。これらも、全般的に
良好な堅牢特性を有する褐色の色合いに木綿を染色し
た。
【0118】上記に得た染料の吸収極大値を第2表に示
した。
【0119】
【表2】
【0120】染色方法I:実施例1により得た反応性染
料2部を、水400部中に溶解した。この溶液に、塩化
ナトリウム53g/リットルを含む溶液1,500部を
加えた。40℃のこの染色浴に、木綿繊維100部を浸
し、45分後、水酸化ナトリウム16g/リットル及び
焼成炭酸ナトリウム20g/リットルを含有する溶液1
00部を加えた。この染色浴の温度を、更に40℃で4
5分間維持した。次いで染色製品を濯ぎ、非イオン性洗
剤で、沸騰温度で15分間洗浄し、再度濯ぎ、乾燥し
た。
【0121】染色方法II:実施例1により得た反応性染
料2部を、水400部中に溶解した。この溶液に、塩化
ナトリウム53g/リットルを含む溶液1,500部を
加えた。35℃のこの染色浴に、木綿繊維100部を浸
し、20分後、水酸化ナトリウム16g/リットル及び
焼成炭酸ナトリウム20g/リットルを含有する溶液1
00部を加えた。この染色浴の温度を、更に35℃で1
5分間維持した。次いで、この温度を20分間にわたり
60℃まで上昇させ、更に35分間、この温度を維持し
た。次いで染色製品を濯ぎ、非イオン性洗剤で、沸騰温
度で15分間洗浄し、再度濯ぎ、乾燥した。
【0122】染色方法III :実施例8により得た反応性
染料8部を、水400部中に溶解した。この溶液に、硫
酸ナトリウム100g/リットルを含む溶液1,400
部を加えた。25℃のこの染色浴に、木綿繊維100部
を浸し、10分後、リン酸3ナトリウム150g/リッ
トルを含有する溶液200部を加えた。この染色浴の温
度を、10分間にわたり60℃まで上昇させ、更に90
分間、この温度を維持した。次いで染色製品を濯ぎ、非
イオン性洗剤で、沸騰温度で15分間洗浄し、再度濯
ぎ、乾燥した。
【0123】染色方法IV:実施例1により得た反応性染
料4部を、水50部中に溶解した。この溶液に、水酸化
ナトリウム5g/リットル及び焼成炭酸ナトリウム20
gを含有する溶液50部を加えた。木綿繊維をこの溶液
中に浸し、含浸量70%を得て、巻き取った。木綿繊維
を、この方法で、室温で3時間保存した。次いで、この
染色繊維を濯ぎ、非イオン洗剤で、沸騰温度で15分間
洗浄し、再度濯ぎ、乾燥した。
【0124】染色方法V:実施例8により得た反応性染
料6部を、水50部中に溶解した。この溶液に、水酸化
ナトリウム16g/リットル及び珪酸ナトリウム0.0
4リットル(38°be)を含む溶液50部を加えた。木
綿繊維をこの溶液中に浸し、含浸量70%を得、巻き取
り、この方法で、室温で10時間保存した。次いで、こ
の染色繊維を濯ぎ、非イオン洗剤で、沸騰温度で15分
間洗浄し、再度濯ぎ、乾燥した。
【0125】染色方法VI:実施例1により得た反応性染
料2部を、m−ニトロベンゼンスルホン酸ナトリウム
0.5部を加えた水100部中に溶解した。木綿繊維を
こうして得た溶液に浸し、含浸量75%を得て、次いで
乾燥した。この繊維を、水酸化ナトリウム4g/リット
ル及び塩化ナトリウム300gを含有する20℃の溶液
に浸染し、つかんで、含浸量を75%とした。この染色
繊維を、100〜102℃で30秒間スチームにかけ、
濯ぎ、非イオン洗剤で、沸騰温度で15分間洗浄し、再
度濯ぎ、乾燥した。
【0126】染色方法VII :実施例8により得た染料
0.1部を、グラウバー塩0.5部、均染剤0.1部及
び酢酸ナトリウム0.5部を加えた脱イオン化水200
部中に溶解した。このバッチを80%酢酸によりpH5.
5に調製した。この染色浴を10分間にわたり50℃に
加熱し、次いでウール繊維10部を、その中に導入し
た。染色浴を約50分に亘り100℃に加熱し、この温
度で60分間、染色した。次いで、この染色浴を、90
℃に冷却し、染色繊維を取り出した。このウール繊維を
温水及び冷水で濯ぎ、次いで回転させ、乾燥して、光及
び湿気処理に対する非常に良好な堅牢性を有する褐色の
染色物を得た。
【0127】捺染方法I:実施例1で得た反応性染料3
部を、急速に撹拌しながら、5%アルギン酸ナトリウム
増粘剤50部、水27.8部、尿素20部、m−ニトロ
ベンゼンスルホン酸ナトリウム1部及び炭酸水素ナトリ
ウム1.2部を含有する市販の増粘剤100部中に散布
した。木綿繊維を、こうして得た捺染糊料により捺染
し、乾燥した。捺染繊維を飽和蒸気中で102℃で2分
間スチームをかけ、次いで濯ぎ、必要ならば沸騰温度で
洗浄し、次いで1回以上濯ぎ、続いて乾燥した。
【0128】捺染方法II:実施例8により得た反応性染
料5部を、急速に撹拌しながら、5%アルギン酸ナトリ
ウム増粘剤50部、水36.5部、尿素10部、m−ニ
トロベンゼンスルホン酸ナトリウム1部及び炭酸水素ナ
トリウム2.5部を含有する市販の増粘剤100部中に
散布した。こうして得た捺染糊料の安定性は、技術要件
に合致するが、木綿繊維を、この捺染糊料により捺染
し、乾燥した。捺染繊維を飽和蒸気中で102℃で8分
間スチームをかけ、次いで濯ぎ、必要ならば沸騰温度で
洗浄し、次いで1回以上濯ぎ、続いて乾燥した。

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式(1): 【化1】 (式中、 Rは、C1 〜C4 アルキル又はC1 〜C4 アルコキシ
    (これらは、非置換であるか、又はアルキル部分におい
    て、ヒドロキシ、C1 〜C4 アルコキシ若しくはスルフ
    ァトにより置換されている)であり;R1 は、C1 〜C
    4 アルキル又は−NHCOR2 ′基であり;R2 及びR
    2 ′は、それぞれ互いに独立して、C1 〜C4 アルキル
    又は−NH2 であり;R3 は、水素、C1 〜C4 アルキ
    ル、C1 〜C4 アルコキシ又はハロゲンであり;Xは、
    ハロゲンであり;Yは、ビニル又は−CH2 −CH2
    U基(ここで、Uは、脱離基である)であり;mは、0
    又は1であり;nは、0〜2の数であり、(n+m)の
    合計は、1以上であり;そしてZは、非反応性アミノ
    基、又は式(2): 【化2】 (式中、 R、R1 、R2 、R3 、X、m及びnは、上記と同義で
    あり;Bは、脂肪族、芳香族、芳香脂肪族又は脂環式の
    ジアミン基であり;そしてpは、0又は1である)で示
    される基である)で示される化合物。
  2. 【請求項2】 Xが、フッ素であり、そしてmが、0で
    ある、請求項1記載の化合物。
  3. 【請求項3】 Rが、メチル、エチル、メトキシ、エト
    キシ又はC1 〜C2アルコキシ(これは、アルキル部分
    において、ヒドロキシ、メトキシ又はスルファトにより
    置換されている)である、請求項1又は2記載の化合
    物。
  4. 【請求項4】 R1 が、メチル、−NHCOCH3 、−
    NHCOC25 又は−NHCONH2 である、請求項
    1〜3いずれか1項記載の化合物。
  5. 【請求項5】 R2 が、メチル又は−NH2 である、請
    求項1〜4いずれか1項記載の化合物。
  6. 【請求項6】 R3 が、水素、メチル、メトキシ又はク
    ロロである、請求項1〜5いずれか1項記載の化合物。
  7. 【請求項7】 Zが、アミノ;N−C1 〜C4 アルキル
    アミノ又はN,N−ジ−C1 〜C4 アルキルアミノ(こ
    こで、アルキルは、各場合において、非置換であるか、
    又はスルホ、スルファト、ヒドロキシ、カルボキシ若し
    くはフェニルにより置換されている);シクロヘキシル
    アミノ;フェニルアミノ又はナフチルアミノ(ここで、
    フェニル又はナフチルは、各場合において、非置換であ
    るか、又はC1 〜C4 アルキル、C1 〜C4 アルコキ
    シ、アミノ、C2 〜C4 アルカノイルアミノ、カルボキ
    シ、スルホ若しくはハロゲンにより置換されている);
    N−C1 〜C4 アルキル−N−フェニルアミノ(ここ
    で、アルキル及びフェニルは、それぞれ、非置換である
    か又は上記に記載のように置換されている);及びモル
    ホリノよりなる群から選択される非反応性アミノ基であ
    る、請求項1〜6いずれか1項記載の化合物。
  8. 【請求項8】 Zが、アミノ;非置換若しくはスルホ置
    換の、N−モノ−又はN,N−ジ−C1 〜C2 アルキル
    アミノ;フェニルアミノ(これは、メチル、メトキシ及
    びスルホよりなる群から選択される、1〜3個の同一又
    は異なる基により置換されている);又は1〜3個のス
    ルホ基を担持する、1−若しくは2−ナフチルアミノで
    ある、請求項7記載の化合物。
  9. 【請求項9】 Zが、請求項1記載の式(2)(ここ
    で、pは、1であり、そしてBは、式(3): 【化3】 (式中、 B1 は、脂肪族、脂環式、芳香族又は芳香脂肪族の結合
    基であり;R4 及びR4 ′は、それぞれ互いに独立し
    て、水素又はC1 〜C4 アルキル(これは、非置換であ
    るか、又はヒドロキシ、C1 〜C4 アルコキシ若しくは
    スルファトにより置換されている)で示されるジアミノ
    基である)の基に対応する、請求項1〜6いずれか1項
    記載の化合物。
  10. 【請求項10】 B1 が、直鎖又は分岐のC2 〜C12
    ルキレン(これは、非置換であるか、又はヒドロキシ、
    スルホ若しくはスルファトにより置換されているか、又
    は−O−、−NH−若しくは−N(CH3)−により中断
    されている)である、請求項9記載の化合物。
  11. 【請求項11】 B1 が、直鎖又は分岐のC2 〜C6
    ルキレンである、請求項9又は10記載の化合物。
  12. 【請求項12】 式(1a): 【化4】 (式中、 Rは、メチル、メトキシ、β−ヒドロキシエトキシ、β
    −スルファトエトキシ又はβ−ヒドロキシエトキシであ
    り;R1 は、メチル又は−NHCOR2 ′基であり;R
    2 及びR2 ′は、それぞれ互いに独立して、メチル又は
    −NH2 であり;R3 は、水素、メチル、メトキシ又は
    クロロであり;Xは、フルオロであり;mは、0であ
    り;nは、1又は2であり;そしてZ1 は、アミノ;非
    置換若しくはスルホ置換の、N−モノ−又はN,N−ジ
    −C1 〜C2 アルキルアミノ;フェニルアミノ(これ
    は、メチル、メトキシ及びスルホよりなる群から選択さ
    れる、1〜3個の同一又は異なる基により置換されてい
    る)、又は1〜3個のスルホ基を担持する、1−若しく
    は2−ナフチルアミノである)で示される、請求項1記
    載の化合物。
  13. 【請求項13】 式(1b): 【化5】 (式中、 Rは、メチル、メトキシ、β−ヒドロキシエトキシ、β
    −スルファトエトキシ又はβ−ヒドロキシエトキシであ
    り;R1 は、メチル又は−NHCOR2 ′基であり;R
    2 及びR2 ′は、それぞれ互いに独立して、メチル又は
    −NH2 であり;R3 は、水素、メチル、メトキシ又は
    クロロであり;R4 及びR4 ′は、それぞれ、水素であ
    り;Xは、フルオロであり;mは、0であり;nは、1
    又は2であり;そしてB1 は、直鎖又は分岐のC2 〜C
    6 アルキレン(これは、非置換であるか、又はヒドロキ
    シにより置換されている)である)で示される、請求項
    1記載の化合物。
  14. 【請求項14】 請求項1記載の式(1)の化合物を製
    造するための方法であって、 式(5): 【化6】 で示されるアミノジアゾ化合物を、式(6): 【化7】 (上記式中、 R、R1 、R2 、R3 、X、Y、Z、m及びnは、請求
    項1と同義である)で示されるトリアジン及び式
    (7): 【化8】 で示されるアミンと、いかなる順序においても縮合させ
    ることを特徴とする方法。
  15. 【請求項15】 ヒドロキシル基含有又は窒素含有繊維
    材料を染色又は捺染するための、請求項1記載の式
    (1)の反応性染料。
  16. 【請求項16】 セルロース性繊維材料が、特に木綿含
    有繊維材料である、請求項15記載の反応性染料。
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