JPH073174A - 繊維−反応性染料、それらの製造法及びその用途 - Google Patents

繊維−反応性染料、それらの製造法及びその用途

Info

Publication number
JPH073174A
JPH073174A JP6123264A JP12326494A JPH073174A JP H073174 A JPH073174 A JP H073174A JP 6123264 A JP6123264 A JP 6123264A JP 12326494 A JP12326494 A JP 12326494A JP H073174 A JPH073174 A JP H073174A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
formula
alkyl
compound
phenylamino
chloro
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6123264A
Other languages
English (en)
Inventor
Daitsu Rorufu
ダイツ ロルフ
Athanassios Tzikas
ツィカス アタナシオス
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Novartis AG
Original Assignee
Ciba Geigy AG
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ciba Geigy AG filed Critical Ciba Geigy AG
Publication of JPH073174A publication Critical patent/JPH073174A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09BORGANIC DYES OR CLOSELY-RELATED COMPOUNDS FOR PRODUCING DYES, e.g. PIGMENTS; MORDANTS; LAKES
    • C09B62/00Reactive dyes, i.e. dyes which form covalent bonds with the substrates or which polymerise with themselves
    • C09B62/02Reactive dyes, i.e. dyes which form covalent bonds with the substrates or which polymerise with themselves with the reactive group directly attached to a heterocyclic ring
    • C09B62/04Reactive dyes, i.e. dyes which form covalent bonds with the substrates or which polymerise with themselves with the reactive group directly attached to a heterocyclic ring to a triazine ring
    • C09B62/08Azo dyes
    • C09B62/09Disazo or polyazo dyes

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Coloring (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 式(1): 【化23】 (式中、X、X1 及びX2 は、それぞれ互いに独立し
て、フルオロ、クロロ、ヒドロキシなど;R1 及びR2
は、それぞれ互いに独立して、水素、C1 −C4 アルキ
ル、ハロゲン、ヒドロキシ、シアノなど;そしてR及び
R’は、それぞれ互いに独立して、アミノ、非反応性基
置換のアミノ、C1 −C4 アルコキシ、モルホリノな
ど)で示される化合物、それらの製造方法及びその用
途。 【効果】 上記染料を用いたセルロース系繊維の染色物
及び捺染物は、高い着色強度を有し、酸性及びアルカリ
性領域において繊維−染料結合安定性に優れ、また、耐
光性、耐湿性にも優れ、例えば洗濯、水、海水、交差染
色及び汗に対する優れた堅牢性を有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、セルロース系繊維材料の水性染
浴からの浸染及びセルロース系繊維材料の捺染に適した
新規な繊維−反応性染料に関する。
【0002】特に、本発明は、式(1):
【化7】
【0003】(式中、X、X1 及びX2 、それぞれ互い
に独立して、フルオロ、クロロ、ブロモ、ヒドロキシ、
3−カルボキシピリジン−1−イル又は3−カルバモイ
ルピリジン−1−イルであり、R1 及びR2 は、それぞ
れ互いに独立して、水素、C1−C4 アルキル、又はハ
ロゲン、ヒドロキシ、シアノ、C1 −C4 アルコキシ、
1 −C4 アルコキシカルボニル、カルボキシル、スル
ホ若しくはスルファトで置換されたC1 −C4 アルキル
であり、そしてR及びR’は、それぞれ互いに独立し
て、アミノ、非反応性基置換のアミノであるか、又はC
1 −C4 アルコキシ、フェノキシ、C1 −C4 アルキル
チオ、N−C1 −C4 アルキルピペラジノ若しくはモル
ホリノである)で示される化合物に関する。
【0004】C1 −C4 アルキルは、典型的にはメチ
ル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチ
ル、イソブチル、sec−ブチル又はtert−ブチル
である。
【0005】C1 −C4 アルコキシは、典型的にはメト
キシ、エトキシ、n−プロポキシ、イソプロポキシ、n
−ブトキシ、イソブトキシ、sec−ブトキシ又はte
rt−ブトキシである。
【0006】ハロゲンは、典型的にはフルオロ、ブロモ
又は、好適には、クロロである。
【0007】C1 −C4 アルコキシカルボニルは、例え
ばメトキシカルボニル、エトキシカルボニル、n−プロ
ポキシカルボニル、イソプロポキシカルボニル、n−ブ
トキシカルボニル、イソブトキシカルボニル、sec−
又はtert−ブトキシカルボニルである。メトキシカ
ルボニル又はエトキシカルボニルが好ましい。
【0008】C1 −C4 アルキルチオは、典型的にはメ
チルチオ又はエチルチオである。
【0009】式(1)の化合物に存在するスルホ基は、
−SO3 Hの遊離の酸の形態、並びに塩の形態、典型的
にはアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩若しくはアン
モニウム塩、又は有機アミンの塩の形態であってよい。
例としては、ナトリウム、カリウム、リチウム若しくは
アンモニウム塩、又はトリエタノールアミンの塩が挙げ
られる。式(1)の化合物は、例えばリチウム/ナトリ
ウム若しくはリチウム/アンモニウム塩、又はナトリウ
ム/リチウム/アンモニウム塩のような混合塩の形態で
あってもよい。
【0010】適当な置換基であるR1 及びR2 の例とし
ては、水素、非置換C1 −C4 アルキル、カルボキシメ
チル、β−カルボキシエチル、β−カルボキシプロピ
ル、メトキシカルボニルメチル、エトキシカルボニルメ
チル、β−メトキシエチル、β−エトキシエチル、β−
メトキシプロピル、β−クロロエチル、γ−ブロモプロ
ピル、β−ヒドロキシエチル、β−ヒドロキシブチル、
β−シアノエチル、スルホメチル、β−スルホエチル及
びβ−スルファトエチルが挙げられる。
【0011】R1 及びR2 は、それぞれ互いに独立し
て、好適にはメチル、エチル又は水素、最も好適には、
それぞれ水素である。
【0012】非反応性基によって置換されたアミノとし
て、式(1)で定義されたR又はR’は、−NH2 、N
−モノ−若しくはN,N−ジ−C1 −C4 アルキルアミ
ノ(ここで、アルキル部分は、それぞれ、非置換である
か又は例えばヒドロキシ、カルボキシ、スルホ、スルフ
ァト又はC1 −C4 アルコキシで置換されている)、シ
クロヘキシルアミノ、フェニルアミノ又はフェニルアミ
ノ(ここで、フェニル部分は、例えばC1 −C4 アルキ
ル、C1 −C4 アルコキシ、カルボキシ、スルホ又はハ
ロゲンで置換されている)、N−C1 −C4 −アルキル
−N−フェニルアミノ(ここで、フェニル部分は、非置
換であるか、又はC1 −C4 アルキル、C1 −C4 アル
コキシ、カルボキシ、スルホ若しくはハロゲンで置換さ
れ、かつアルキル部分が、非置換であるか、又はヒドロ
キシ、C1 −C4 アルコキシ、スルホ若しくはスルファ
トで置換されている)である。
【0013】非置換又は置換アミノとして定義されたR
又はR’は、互いに独立して、好適にはアミノ、メチル
アミノ、エチルアミノ、カルボキシメチルアミノ、β−
スルホエチルアミノ、β−スルファトエチルアミノ、β
−ヒドロキシエチルアミノ、N,N−ジ−β−ヒドロキ
シエチルアミノ、シクロヘキシルアミノ、o−、m−又
はp−メチルフェニルアミノ、o−、m−又はp−メト
キシフェニルアミノ、o−、m−又はp−スルホフェニ
ルアミノ、2,4−又は2,5−ジスルホフェニルアミ
ノ、o−カルボキシフェニルアミノ、N−エチル−N−
フェニルアミノ、N−メチル−N−フェニルアミノ又は
N−ヒドロキシエチル−N−フェニルアミノである。非
置換又は置換アミノとしてのR又はR’の特に好適な意
義は、アミノ、o−、m−又はp−スルホフェニルアミ
ノ、2,5−ジスルホフェニルアミノ、メチルアミノ、
エチルアミノ、β−ヒドロキシエチルアミノ、N,N−
ジ−β−ヒドロキシエチルアミノ、N−メチル−N−フ
ェニルアミノ、N−エチル−N−フェニルアミノ及びN
−ヒドロキシエチル−N−フェニルアミノである。
【0014】C1 −C4 −アルキルチオとして定義され
たR又はR’は、それぞれ互いに独立して、好適にはメ
チルチオ又はエチルチオである。
【0015】R又はR’の好適な意義は、それぞれ、互
いに独立して、アミノ、N−モノ−若しくはN,N−ジ
−C1 −C4 アルキルアミノ(ここで、アルキル部分
は、それぞれ、非置換であるか、又はヒドロキシ若しく
はスルホで置換されている)、フェニルアミノ(ここ
で、フェニル部分は、非置換であるか、又はメチル、エ
チル、メトキシ、エトキシ、カルボキシ、スルホ又はク
ロロで置換されている)、N−C1 −C4 アルキル−N
−フェニルアミノ(ここで、アルキル部分は、非置換で
あるか、又はヒドロキシで置換されている)、モルホリ
ノ又はN−C1 −C2 アルキルピペラジノである。
【0016】最も好適には、R又はR’は、アミノ、N
−C1 −C2 アルキルアミノ、β−スルホエチルアミ
ノ、β−ヒドロキシエチルアミノ、N,N−ジ−β−ヒ
ドロキシエチルアミノ、o−、m−若しくはp−スルホ
フェニルアミノ、2,5−ジスルホフェニルアミノ、N
−C1 −C2 アルキル−N−フェニルアミノ、N−ヒド
ロキシエチル−N−フェニルアミノ又はN−C1 −C2
アルキルピペラジノである。
【0017】R又はR’は、それぞれ同一又は異なり、
最も好適には同一の置換基である。
【0018】X、X1 及びX2 は、それぞれ互いに独立
して、好適にはヒドロキシ、又は、最も好適にはクロロ
又はフルオロである。本発明の特に好ましい実施態様
は、Xがクロロであり、X1 及びX2 が、それぞれフル
オロである式(1)の化合物に関する。
【0019】特に重要な化合物は、式(1a)、(1
b)又は(1c):
【化8】
【0020】(式中、A及びA’は、それぞれ互いに独
立して、式(2):
【化9】
【0021】(式中、X及びX’は、それぞれ互いに独
立して、フルオロ又はクロロであり、R’は好適な意義
も含めて前記と同義である)で示される基である)で示
される化合物である。
【0022】本発明の特に好適な実施態様は:A及び
A’が同一である式(1a)、(1b)又は(1c)の
化合物;Xがクロロであり、X’がフルオロ、そして
R’が好適な意義も含めて前記と同義である式(1a)
の化合物;Xがクロロであり、X’がフルオロであり、
A及びA’が同一であり、そしてR’が好適な意義を含
めて前記と同義である式(1a)の化合物;Xがクロロ
であり、X’がフルオロであり、そしてR’が好適な意
義を含めて前記と同義である式(1b)の化合物;Xが
クロロであり、X’がフルオロであり、そしてR’が好
適な意義を含めて前記と同義である式(1c)の化合
物;Xがクロロであり、X’がフルオロであり、A及び
A’が同一であり、そしてR’が好適な意義を含めて前
記と同義である式(1c)の化合物。
【0023】式(1)の反応性染料は、それ自体公知の
方法、典型的には式(3):
【化10】
【0024】で示されるジアゾ化された化合物の約1モ
ル当量を、任意の順序で、式(4a):
【0025】
【化11】
【0026】で示される化合物の約1モル当量及び式
(4b):
【化12】
【0027】(上記式中、R、R’、R1 、R2 、X、
1 及びX2 は、それぞれ前記と同義である)で示され
る化合物の約1モル当量とカップリングさせることによ
り製造される。
【0028】式(4a)及び(4b)の化合物が同一の
化合物である場合には、式(3)のジアゾ化された化合
物の約1モル当量を、式(4a)の化合物の約2モル当
量と反応させるのが有利である。
【0029】式(3)の化合物は、公知であるか又はそ
れ自体が公知の方法で製造される。
【0030】任意の順序で、式(5):
【化13】
【0031】で示される化合物、好適にはI−、J−、
K−、そして最も好適にはH−酸の約1モル当量、ハロ
トリアジン、好適には2,4,6−トリクロロ−s−ト
リアジン又は2,4,6−トリフルオロ−s−トリアジ
ンの約1モル当量、及び式(6a)又は(6b):
【化14】
【0032】(式中、R、R’及びR2 は、それぞれ上
記と同義である)で示される化合物の約1モル当量を反
応させて、それ自体公知の方法で予め式(4a)又は
(4b)の化合物を製造するのが好ましい。
【0033】上記の個々の反応工程が行なわれる順序は
異なってもよく、ある場合には、同時に行なうこともで
き、工程の各種の変法が可能である。工程は、通常、個
別の条件により異なるが、個々の反応体の間のそれ自体
公知の単位反応の結果により、段階的に連続して行なわ
れる。
【0034】本発明は、また、新規な染料を用いるセル
ロース系繊維材料の染色及び捺染法にも関する。適切な
繊維材料は、一般的に、木綿、リネン及び麻のような天
然セルロース繊維、並びにセルロース及び再生セルロー
スである。この染料は、繊維配合物、例えば木綿とポリ
アミド、好適にはポリエステル繊維の配合物の成分であ
るヒドロキシル基を含む繊維の染色及び捺染にも適して
いる。
【0035】新規な染料は、多種多様な手段により、好
適には水性染料液又は捺染糊料の形態で繊維材料に適用
され、固着される。新規な染料は、浸染法並びにパッド
法による染色に適しており、織物を塩を含むか又は含ま
ない水性染料液に浸漬し、アルカリで処理した後又はア
ルカリの存在下に、加熱又は加熱することなく、染料は
固着される。固着後、染色物又は捺染物は、洗剤として
作用する薬剤を添加し又は添加することなく、冷水及び
熱水で完全に洗い、固着していない染料の拡散を促進す
る。染色及び捺染は、通常の染色法及び捺染法によって
行なわれる。
【0036】本発明の方法において、染料浴又は捺染糊
料中で用いられる反応性染料の量は、所望の色相の濃淡
によって異なる。染色される織物の量に基づいて、0.
01ないし10重量%、好適には0.1ないし6重量%
が有用であることが判った。
【0037】染料液は、標準的な添加剤、典型的には無
機塩の水溶液、例えばアルカリ金属塩化物又はアルカリ
金属硫酸塩の水溶液、アルカリ金属水酸化物、尿素、ア
ルギナート増粘剤のような増粘剤、水溶性セルロースア
ルキルエーテル並びに分散剤、均染剤及び移染防止剤、
さらにm−ニトロベンゼンスルホン酸ナトリウムを含ん
でいてもよく、別の増粘剤として、好都合には、メチル
セルロース、澱粉エーテル類、懸濁増粘剤、好適にはア
ルギン酸ナトリウムのようなアルギナート類、及び湿潤
剤を含むことができる。
【0038】本発明の方法は、浸染法によって行なうの
が好ましい。この方法での染色は、通常、水性媒体中、
1:2ないし1:60、好適には1:5ないし1:20
の織物に対する染液比を用い、好都合には、6ないし1
3のpH、及び一般には40ないし110℃、好適には6
0ないし95℃の温度範囲で行なわれる。
【0039】新規な染料は、優れた固着性で際立ってお
り、非常に優れた付着性を有している。この染料は、優
れた浸染性を有し、広い温度範囲での浸染法による染色
に用いられ、従って木綿、ポリエステルのような繊維に
推奨される条件下で、木綿/ポリエステル配合物を染色
するのに適している。新規な染料混合物は、特に木綿、
又は例えば羊毛又は絹を含む配合物繊維を捺染するのに
も適している。
【0040】新規な染料を用いてセルロース系繊維で得
られた染色物及び捺染物は、高い着色強度があり、酸性
及びアルカリ性領域において繊維−染料結合安定性に優
れている。その他に、優れた耐光性及び非常に優れた耐
湿性、例えば洗濯、水、海水、交差染色及び汗に対する
堅牢性、並びにプリーツ加工及びアイロン加工に対する
優れた堅牢性を有している。
【0041】以下の実施例により、本発明を説明する
が、特に断らない限り、部および百分率は、重量による
ものである。容量部に対する重量部の比は、リットルに
対するキログラムの比と同じである。
【0042】
【実施例】
実施例1 1−アミノ−8−ヒドロキシナフタレン−3,6−ジス
ルホン酸(H−酸)の31.9部を水800mlに溶解し
て中性の溶液を得た。この溶液を0〜5℃に冷却し、こ
の温度で2,4,6−トリフルオロ−1,3,5−トリ
アジン14.2部を、約20分を要して滴下した、この
間、同時に2N 苛性ソーダを加え、コンゴレッドを指示
薬としてpHを弱酸性に維持した。水100部に溶解した
N−エチルアニリン13.3部の溶液をpH5に調整して
添加後、はじめに、短時間、2Nの苛性ソーダを連続的
に加え、コンゴレッドを指示薬として反応混合物のpHを
弱酸性に保ち、次いでpH5〜6とした。温度は、2〜3
時間で20〜25℃に上昇した。
【0043】反応終了後、中間体を、式(6):
【化15】
【0044】で示される化合物24.5部より得たテト
ラアゾ化合物と、0〜10℃、pH5で、カップリングさ
せた。
【0045】カップリング反応をpH7で完了した後の反
応混合物は透明であり、式:
【化16】
【0046】で示される反応性染料を、pH7の反応溶液
から濃縮又は凍結乾燥によって単離した。この染料は、
優れた全般的な堅牢性を有する赤色の色相に木綿を染色
した。
【0047】実施例2〜13 一般式:
【0048】
【化17】
【0049】(式中のB1 及びB2 は、第1表に示し
た)で示される別の染料は、実施例1と同様な方法で製
造した。
【0050】
【表1】
【0051】
【表2】
【0052】実施例14〜19 一般式:
【0053】
【化18】
【0054】(式中のB1 及びB2 は、第2表に示し
た)で示される別の染料は、実施例1と同様な方法で製
造した。
【0055】
【表3】
【0056】実施例20〜32 式(6)の化合物の代わりに、式(6a):
【0057】
【化19】
【0058】で示される化合物の等量を用いて、実施例
1ないし13の方法に準じて、一般式:
【化20】
【0059】(式中のB1 及びB2 は、第3表に示し
た)で示される染料を得た。
【0060】
【表4】
【0061】
【表5】
【0062】実施例33〜35 H−酸の代わりに、1−アミノ−8−ヒドロキシナフタ
レン−4,6−ジスルホン酸(K−酸)の等量を用い
て、実施例1ないし3の方法に準じて、一般式:
【0063】
【化21】
【0064】(式中のB1 及びB2 は、第4表に示し
た)で示される染料を得た。
【0065】
【表6】
【0066】実施例36〜38 H−酸の代わりに、K−酸の等量、そして式(6)の化
合物の代わりに、式(6a)の化合物の等量を用いて、
実施例1ないし3の方法に準じて、一般式:
【0067】
【化22】
【0068】(式中のB1 及びB2 は、第4表に示し
た)で示される染料を得た。
【0069】
【表7】
【0070】実施例39 実施例1で得た反応性染料2部を、水400部に溶解し
た。この溶液に、塩化ナトリウム53g/l を含む溶液1
500部を加え、この染料浴に、40℃で、木綿繊維1
00部を浸し、45分後、水酸化ナトリウム16g/l 及
び無水のNa2CO3 20g/l を含む溶液100部を加
えた。染料浴の温度を、さらに45分間40℃に維持し
た。次いで、赤色に染色された製品を濯ぎ、1/4 時間、
ノニオン洗剤を用いて沸騰温度で洗濯し、再度濯ぎ乾燥
した。染色された繊維は非常に優れた堅牢性を有してい
た。
【0071】実施例40 実施例2で得た反応性染料2部を、水400部に溶解し
た。この溶液に、塩化ナトリウム53g/l を含む溶液1
500部を加え、この染料浴に、35℃で木綿繊維10
0部を浸し、20分後、水酸化ナトリウム16g/l 及び
無水のNa2 CO3 20g/l を含む溶液を加えた。染料
浴の温度を、さらに15分間35℃に維持した。次い
で、20分間かけて、染料浴の温度を60℃に昇温し、
さらに35分間、60℃に維持した。次いで、赤色に染
色された製品を濯ぎ、1/4 時間、ノニオン洗剤を用いて
沸騰温度で洗濯し、再度濯ぎ乾燥した。染色された繊維
は非常に優れた堅牢性を有していた。
【0072】実施例41 実施例15で得た染料8部を、水400部に溶解した。
この溶液に、硫酸ナトリウム100g/l を含む溶液14
00部を加え、この染料浴に、25℃で木綿繊維100
部を浸し、10分後、リン酸三ナトリウム150g/l を
含む溶液200部を加えた。次いで、10分間かけて、
染料浴の温度を60℃に昇温し、さらに90分、60℃
に維持した。橙色に染色された製品を濯ぎ、1/4 時間、
ノニオン洗剤を用いて沸騰温度で洗濯し、再度濯ぎ乾燥
した。染色された繊維は非常に優れた堅牢性を有してい
た。
【0073】実施例42 実施例1で得た染料4部を、水50部に溶解した。この
溶液に、水酸化ナトリウム5g/l 及び無水のNa2 CO
3 20g/l を含む溶液50部を加えた。この染液に、7
0%の付着量まで木綿繊維を浸漬し、次いで巻き上げ
た。木綿繊維を、室温で3時間放置してから赤色に染色
された製品を濯ぎ、1/4 時間、ノニオン洗剤を用いて沸
騰温度で洗濯し、再度濯ぎ乾燥した。染色された繊維は
非常に優れた堅牢性を有していた。
【0074】実施例 43 実施例14で得た染料6部を、水50部に溶解した。こ
の溶液に、水酸化ナトリウム16g/l 及び水ガラス(38
°Be)0.4リットルを含む溶液50部を加えた。この
染液に、70%の付着量まで、木綿繊維を浸漬し、次い
で巻き上げた。木綿繊維を、室温で10時間放置した。
橙色に染色された製品を濯ぎ、1/4 時間、ノニオン洗剤
を用いて沸騰温度で洗濯し、再度濯ぎ乾燥した。染色さ
れ繊維は非常に優れた堅牢性を有していた。
【0075】実施例44 実施例3で得た染料2部を、水100部にm−ニトロベ
ンゼンスルホン酸ナトリウム0.5部を加えて溶解し
た。この染液に、染液の付着量が75%になるまで木綿
繊維を浸漬し、乾燥した。次いで、この繊維を、水酸化
ナトリウム4g/l及び塩化ナトリウム300g/l を含む
20℃の温溶液に浸漬した後、75%の付着量を示し
た。赤色の染色物を、30秒間、100〜102℃でス
チーム処理してから濯ぎ、1/4 時間、ノニオン洗剤を用
いて沸騰温度で洗濯し、再度濯ぎ乾燥した。染色された
繊維は非常に優れた堅牢性を有していた。
【0076】実施例45 急速に撹拌しながら、実施例1で得た染料3部を、5%
アルギン酸ナトリウム増粘剤50部、水27.8部、尿
素20部、m−ニトロベンゼンスルホン酸ナトリウム1
部及び炭酸水素ナトリウム1.2部よりなる市販増粘剤
100部に散布した。得られた捺染糊料で木綿繊維を捺
染し、乾燥した。捺染された繊維を、飽和蒸気中、2分
間、102℃でスチーム処理し、次いで濯ぎ、必要なら
ば、沸騰温度で石鹸で洗い、再度濯ぎ乾燥した。捺染さ
れた繊維は非常に優れた堅牢性を有していた。
【0077】実施例46 急速に撹拌しながら、実施例15で得た染料5部を、5
%アルギン酸ナトリウム増粘剤50部、水36.5部、
尿素10部、m−ニトロベンゼンスルホン酸ナトリウム
1部及び炭酸水素ナトリウム2.5部よりなる市販増粘
剤100部に散布した。工業規格に適合した安定性を有
する捺染糊料で木綿繊維を染色し、乾燥した。橙色に捺
染された繊維を、飽和蒸気中、8分間、102℃でスチ
ーム処理し、次いで濯ぎ、必要ならば、沸騰温度で石鹸
で洗い、再度濯ぎ乾燥した。捺染された繊維は非常に優
れた堅牢性を有していた。

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式(1): 【化1】 (式中、X、X1 及びX2 は、それぞれ互いに独立し
    て、フルオロ、クロロ、ブロモ、ヒドロキシ、3−カル
    ボキシピリジン−1−イル又は3−カルバモイルピリジ
    ン−1−イルであり、R1 及びR2 は、それぞれ互いに
    独立して、水素、C1 −C4 アルキル、又はハロゲン、
    ヒドロキシ、シアノ、C1 −C4 アルコキシ、C1 −C
    4 アルコキシカルボニル、カルボキシル、スルホ若しく
    はスルファトで置換されたC1 −C4 アルキルであり、
    そしてR及びR’は、それぞれ互いに独立して、アミノ
    若しくは非反応性基置換のアミノであるか、又はC1
    4 アルコキシ、フェノキシ、C1 −C4 アルキルチ
    オ、N−C1 −C4 アルキルピペラジノ若しくはモルホ
    リノである)で示される化合物。
  2. 【請求項2】 R1 及びR2 は、それぞれ互いに独立し
    て、水素である請求項1記載の化合物。
  3. 【請求項3】 X、X1 及びX2 は、それぞれ互いに独
    立して、クロロ又はフルオロである請求項1又は2記載
    の化合物。
  4. 【請求項4】 Xが、クロロであり、X1 及びX2 が、
    それぞれフルオロである請求項1ないし3の何れか1項
    記載の化合物。
  5. 【請求項5】 R及びR’は、それぞれ互いに独立し
    て、−NH2 、N−モノ−若しくはN,N−ジ−C1
    4 アルキルアミノ(ここで、アルキル部分は、それぞ
    れ、非置換であるか、又はヒドロキシ、カルボキシ、ス
    ルホ、スルファト若しくはC1 −C4 アルコキシで置換
    されている)、シクロヘキシルアミノ、フェニルアミ
    ノ、フェニルアミノ(ここで、フェニル部分は、C1
    4 アルキル、C1 −C4 アルコキシ、カルボキシ、ス
    ルホ若しくはハロゲンで置換されている)、又はN−C
    1 −C4 アルキル−N−フェニルアミノ(ここで、フェ
    ニル部分は、非置換であるか、又はC1 −C4 アルキ
    ル、C1 −C4 アルコキシ、カルボキシ、スルホ若しく
    はハロゲンで置換され、かつアルキル部分が、非置換で
    あるか、又はヒドロキシ、C1 −C4 アルコキシ、スル
    ホ若しくはスルファトで置換されている)である請求項
    1ないし4の何れか1項記載の化合物。
  6. 【請求項6】 R及びR’は、それぞれ互いに独立し
    て、アミノ、N−モノ−若しくはN,N−ジ−C1 −C
    4 アルキルアミノ(ここで、アルキル部分は、非置換で
    あるか、又はヒドロキシ若しくはスルホで置換されてい
    る)、フェニルアミノ(ここで、フェニル部分は、非置
    換であるか、又はメチル、エチル、メトキシ、エトキ
    シ、カルボキシ、スルホ若しくはクロロで置換されてい
    る)、N−C1 −C4 アルキル−N−フェニルアミノ
    (ここで、アルキル部分は、非置換であるか、又はヒド
    ロキシで置換されている)、モルホリノ又はN−C1
    2 アルキルピペラジノである請求項1ないし5の何れ
    か1項記載の化合物。
  7. 【請求項7】 R及びR’は、それぞれ互いに独立し
    て、アミノ、N−C1−C2 アルキルアミノ、β−スル
    ホエチルアミノ、β−ヒドロキシエチルアミノ、N,N
    −ジ−β−ヒドロキシエチルアミノ、o−、m−又はp
    −スルホフェニルアミノ、2,5−ジスルホフェニルア
    ミノ、N−C1 −C2 アルキル−N−フェニルアミノ、
    N−ヒドロキシエチル−N−フェニルアミノ又はN−C
    1 −C2アルキルピペラジノである請求項1ないし6の
    何れか1項記載の化合物。
  8. 【請求項8】 R及びR’が、同一である請求項1ない
    し7の何れか1項記載の化合物。
  9. 【請求項9】 式(1a)、(1b)又は(1c): 【化2】 (上記式中、A及びA’は、それぞれ互いに独立して、
    式(2): 【化3】 (式中、X及びX’は、それぞれ互いに独立して、フル
    オロ又はクロロであり、R’は請求項1と同義である)
    で示される基である)で示される化合物である請求項1
    記載の化合物。
  10. 【請求項10】 Xが、クロロであり、そしてX1 が、
    フルオロである請求項9記載の化合物。
  11. 【請求項11】 Xが、クロロであり、X’が、フルオ
    ロであり、そしてR’が、アミノ、N−モノ−若しくは
    N,N−ジ−C1 −C4 アルキルアミノ(ここで、アル
    キル部分は、非置換であるか、又はヒドロキシ若しくは
    スルホで置換されている)、フェニルアミノ(ここで、
    フェニル部分は、非置換であるか、又はメチル、エチ
    ル、メトキシ、エトキシ、カルボキシ、スルホ若しくは
    クロロで置換されている)、N−C1 −C4 アルキル−
    N−フェニルアミノ(ここで、アルキル部分は、非置換
    であるか、又はヒドロキシで置換されている)、モルホ
    リノ又はN−C1 −C2 アルキルピペラジノである式
    (1a)で示される請求項9記載の化合物。
  12. 【請求項12】 Xが、クロロであり、X’が、フルオ
    ロであり、A及びA’が、同一であり、R’が、アミ
    ノ、N−C1 −C2 アルキルアミノ、β−スルホエチル
    アミノ、β−ヒドロキシエチルアミノ、N,N−ジ−β
    −ヒドロキシエチルアミノ、o−、m−若しくはp−ス
    ルホフェニルアミノ、2,5−ジスルホフェニルアミ
    ノ、N−C1 −C2 アルキル−N−フェニルアミノ、N
    −ヒドロキシエチル−N−フェニルアミノ又はN−C1
    −C2 アルキルピペラジノである式(1a)で示される
    請求項9記載の化合物。
  13. 【請求項13】 請求項1記載の式(1)で示される化
    合物を製造する方法であって、式(3): 【化4】 で示されるジアゾ化された化合物1モル当量を、任意の
    順序で、式(4a): 【化5】 で示される化合物1モル当量及び式(4b): 【化6】 で示される化合物1モル当量、又はR1 とR2 、Rと
    R’、及びX1 とX2 が、それぞれ同一である場合に
    は、式(4a)(式中、R、R’、R1 、R2 、X、X
    1 及びX2 は、それぞれ請求項1記載と同義である)で
    示される化合物2モル当量とカップリングさせることを
    特徴とする方法。
  14. 【請求項14】 セルロース系繊維材料を浸染又は捺染
    する方法であって、該材料を水溶液中で請求項1記載の
    式(1)の染料で処理することを特徴とする方法。
  15. 【請求項15】 セルロース系繊維材料が木綿である請
    求項14記載の方法。
  16. 【請求項16】 セルロース系繊維材料を浸染又は捺染
    するための、請求項1記載の式(1)の染料の用途。
JP6123264A 1993-05-14 1994-05-13 繊維−反応性染料、それらの製造法及びその用途 Pending JPH073174A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
CH148393 1993-05-14
CH1483/93-2 1993-05-14

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH073174A true JPH073174A (ja) 1995-01-06

Family

ID=4211520

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6123264A Pending JPH073174A (ja) 1993-05-14 1994-05-13 繊維−反応性染料、それらの製造法及びその用途

Country Status (4)

Country Link
US (1) US5484898A (ja)
EP (1) EP0624629B1 (ja)
JP (1) JPH073174A (ja)
DE (1) DE59407983D1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5604004A (en) * 1995-02-27 1997-02-18 Tdk Corporation Optical recording medium using formazan metal complex dye and photo-stabilizing method

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TW293027B (ja) * 1993-09-01 1996-12-11 Ciba Geigy Ag
ES2421318T3 (es) * 2006-08-11 2013-08-30 Huntsman Advanced Materials (Switzerland) Gmbh Tintes reactivos de color rojo, su preparación y su uso

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CH606347A5 (ja) * 1975-01-15 1978-10-31 Ciba Geigy Ag
JPH0635554B2 (ja) * 1985-07-04 1994-05-11 三菱化成株式会社 ジスアゾ染料
DE3908074A1 (de) * 1989-03-13 1990-09-20 Basf Ag Reaktivfarbstoffe, die drei reaktive gruppen aufweisen
DE4020769A1 (de) * 1990-06-29 1992-01-02 Basf Ag Azoreaktivfarbstoffe mit mindestens zwei halogentriazinankern
DE4021727A1 (de) * 1990-07-07 1992-01-09 Basf Ag Verdoppelte reaktivfarbstoffe mit vier halogentriazinankern
DE4113838A1 (de) * 1991-04-27 1992-10-29 Basf Ag Azofarbstoffe mit mehreren reaktiven ankergruppen

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5604004A (en) * 1995-02-27 1997-02-18 Tdk Corporation Optical recording medium using formazan metal complex dye and photo-stabilizing method

Also Published As

Publication number Publication date
EP0624629B1 (de) 1999-03-24
US5484898A (en) 1996-01-16
EP0624629A1 (de) 1994-11-17
DE59407983D1 (de) 1999-04-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR0172952B1 (ko) 아조 염료
JP4171081B2 (ja) 反応性染料及びその製造方法
JP2914869B2 (ja) 繊維−反応性染料、それらの製造方法及び用途
JPH073175A (ja) 繊維−反応性染料、その製造方法及び用途
KR920002681B1 (ko) 모노아조 화합물의 제조방법
KR100429698B1 (ko) 염료, 이의 제조방법 및 이를 사용한 염색 또는 날염방법
US5410041A (en) Bisreactive dyes having a disulfophenylene bridging member
JPH09111141A (ja) 反応染料及びそれらの製造方法
JPH0598175A (ja) 反応染料とその製造方法およびその使用
CA2417234A1 (en) Yellow reactive monoazo dyes, methods for their preparation and use thereof
JPH073174A (ja) 繊維−反応性染料、それらの製造法及びその用途
JPH04268379A (ja) 反応性染料、その製造方法及び材料の染色方法
JPH04332762A (ja) 反応染料、その製造方法及び使用方法
CA1243308A (en) Reactive dyes, process for their preparation and use thereof
JP3754712B2 (ja) 反応性染料、それらの製造法及びその用途
JPH1171533A (ja) アゾ染料類、それらの製造方法及びそれらの用途
JPH09104826A (ja) 反応性染料及びその製造方法
KR100429699B1 (ko) 염료혼합물,이의제조방법및이를사용한염색또는날염방법
US6451072B1 (en) Reactive dyes, process for their preparation and their use
KR890003581B1 (ko) 동모노아조 착화합물의 제조방법
US4545785A (en) Reactive dyes, process for their preparation and the use thereof
JPS594653A (ja) 新規なモノアゾ化合物
JPH0461030B2 (ja)
US5712376A (en) Azo reactive dyes, their preparation and use
JPH083465A (ja) アゾ染料類、それらの製造方法及びその用途