JPH09104511A - 昇降キャレッジ付き電車 - Google Patents

昇降キャレッジ付き電車

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JPH09104511A
JPH09104511A JP28665195A JP28665195A JPH09104511A JP H09104511 A JPH09104511 A JP H09104511A JP 28665195 A JP28665195 A JP 28665195A JP 28665195 A JP28665195 A JP 28665195A JP H09104511 A JPH09104511 A JP H09104511A
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JP
Japan
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carriage
train
rack
guide rail
free end
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JP28665195A
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Naoshi Kyotani
尚士 京谷
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Daifuku Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電車1からベルト19a〜19dなどで吊り
下げられた昇降キャレッジ15がラック4との間の荷移
載時に傾いたり揺れ動くのを防止すること。 【解決手段】 荷移載時の揺れ止め手段25は、ラック
4の正面側に上下方向に配設された左右一対の揺れ止め
用ガイドレール32に対応する左右一対の水平揺動アー
ム27aと、このアーム27aの遊端部内側に設けられ
たローラー29と、前記アーム27を、その遊端部が外
側に開いた退避姿勢とその遊端部が前記ガイドレール3
2側へ突出する揺れ止め作用姿勢とに切り換える駆動機
構31とを備え、両アーム27aが揺れ止め作用姿勢に
なったとき、各アーム27aのローラー29が前記ラッ
ク側の左右一対の揺れ止め用ガイドレール32における
外向き溝部32aに嵌合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガイドレールに支
持されて自走する電車と、この電車に巻き上げ繰り出し
可能なベルトなどを介して吊り下げられた昇降キャレッ
ジと、ラックの収納区画との間で荷を受渡しするために
前記キャレッジ上に設けられたランニングフォークとを
有する昇降キャレッジ付き電車に関するものである。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】この種の昇降キャレッ
ジ付き電車では、昇降キャレッジがベルトなどで吊り下
げられているだけであるから、この昇降キャレッジをラ
ックとの間の荷移載レベルまで下降させた状態でランニ
ングフォークによる荷移載作用を行わせるとき、ラック
側に大きく偏った偏荷重が昇降キャレッジに作用し、昇
降キャレッジが大きく揺れ動くことになって、安全な荷
移載作業を行うことができない。しかも、ランニングフ
ォークによる荷すくい上げまたは荷降ろし作用のために
昇降キャレッジを単位量だけ昇降させる必要があるた
め、昇降キャレッジをラック側にロックしてしまうこと
もできない。
【0003】このような問題点を解消するために、ラッ
クの正面側に昇降ガイドレールを配設し、昇降キャレッ
ジが下降するときに前記昇降ガイドレールに嵌合するガ
イドローラーを昇降キャレッジ側に設けておくことも考
えられたが、下降する昇降キャレッジ側のガイドローラ
ーが確実に昇降ガイドレールに嵌合するように、電車の
停止位置精度を十分に高める必要があって、制御が困難
になる。また、上昇限レベルにある昇降キャレッジがラ
ックの最上段収納区画に対応するように構成することも
できないので、電車の走行経路をラックよりも十分に高
くする必要があり、ラックを低くするかまたは天井を高
くしなければならない。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記のような従
来の問題点を解消し得る昇降キャレッジ付き電車を提供
することを目的とするものであって、その手段を後述す
る実施形態の参照符号を付して示すと、ガイドレール2
に支持されて自走する電車1と、この電車1に巻き上げ
繰り出し可能なベルト19a〜19dなどを介して吊り
下げられた昇降キャレッジ15と、ラック4の荷収納区
画5との間で荷を受渡しするために前記キャレッジ15
上に設けられたランニングフォーク23とを有する昇降
キャレッジ付き電車であって、荷移載時の揺れ止め手段
25を有し、この揺れ止め手段25は、前記ラック4に
おける荷収納区画5の正面左右両側に上下方向に配設さ
れた揺れ止め用ガイドレール32に対応する左右一対の
水平揺動アーム27a〜28bと、この水平揺動アーム
27a〜28bの遊端部内側に設けられたローラー2
9,30と、前記左右一対の水平揺動アーム27a〜2
8bを、その遊端部が外側に開いた退避姿勢とその遊端
部が前記揺れ止め用ガイドレール32側へ突出する揺れ
止め作用姿勢とに切り換える駆動機構31とを備え、両
水平揺動アームが前記揺れ止め作用姿勢になったとき、
各アーム27a〜28bの前記ローラー29,30が前
記ラック側の左右一対の揺れ止め用ガイドレール32に
おける外向き溝部32aに嵌合する構成となっている。
【0005】上記の本発明を実施するに際し、前記ロー
ラー29,30として、周面が前記揺れ止め用ガイドレ
ール32の外向き溝部32aの両側面32bに隣接する
第一の水平軸ローラー29と、周面が前記揺れ止め用ガ
イドレール32の外向き溝部32aの底面32cに隣接
する第二の水平軸ローラー30とを設けることができる
し、前記駆動機構31に、前記水平揺動アーム27a〜
28bが揺れ止め作用姿勢になったときに略直線状にな
る2連リンク39と、この2連リンク39の折曲支点4
0を押し引きするシリンダー33とを有せしめることが
できる。また、前記左右一対の水平揺動アーム27a〜
28bをそれぞれ上下2段に設けることができる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下に本発明の好適実施形態を添
付図に基づいて説明すると、図1において、1はガイド
レール2に支持されて自走する電車であり、3は電車1
に設けられた昇降搬送装置である。4は電車1の走行経
路真下の横側方に立設されたラックであって、電車1の
走行方向と平行な水平方向と垂直方向とに区画された多
数の荷収納区画5を備えている。
【0007】電車1は、図2〜図4に示すように駆動ト
ロリー6と従動トロリー7、及びこれら両トロリー6,
7を介してガイドレール2に走行可能に吊り下げられた
本体フレーム8から構成され、駆動トロリー6には、ガ
イドレール2上を転動する駆動ホィール9とこれを回転
駆動するモーター10、及びガイドレール2を挟む振れ
止め用垂直軸ローラー11が設けられ、従動トロリー7
には、ガイドレール2上を転動する遊転ホィール12と
ガイドレール2を挟む振れ止め用垂直軸ローラー13と
が設けられている。
【0008】昇降搬送装置3は、電車1の本体フレーム
8上に搭載された昇降駆動手段14と、昇降キャレッジ
15と、振れ止め手段16とから構成されている。昇降
駆動手段14は、同心状で且つ左右に2つづつ振り分け
られた4つのベルト巻き上げ繰り出し用ドラム17a〜
17dと、これらドラム17a〜17dを同一方向に同
一速度で回転駆動するモーター18と、一端が各ドラム
17a〜17dに係止されてこれら各ドラム17a〜1
7dに巻付けられた4本のベルト19a〜19dと、各
ベルト19a〜19dを下向きに転向するガイドプーリ
ー20a〜20dとから構成されている。
【0009】しかして、4つのドラム17a〜17dの
内、外側2つのドラム17a,17dに巻付けられたベ
ルト19a,19dは、昇降キャレッジ15を構成する
本体フレーム21の前端(または後端)の左右両端近傍
位置をベルト結合部材22a,22dを介して吊り下
げ、外側2つのドラム17a,17dに隣接する内側2
つのドラム17b,17cに巻付けられたベルト19
b,19cは、前記本体フレーム21の後端(または前
端)の左右両端近傍位置をベルト結合部材22b,22
cを介して吊り下げている。
【0010】昇降キャレッジ15は、ベルト19a〜1
9dによって吊り下げられた前記本体フレーム21と、
この本体フレーム21の中央部上に設けられた左右横方
向に出退移動自在なランニングフォーク23と、このラ
ンニングフォーク23によって本体フレーム21上に取
り込まれた荷Wを取り囲むように前記本体フレーム21
上に立設された門形フレーム24と、荷移載時の揺れ止
め手段25とから構成されている。
【0011】揺れ止め手段25は、一対の垂直な回転軸
26a,26bと、これら両回転軸26a,26bの上
下両端近傍位置に付設された水平揺動アーム27a〜2
8bと、これら各水平揺動アーム27a〜28bの遊端
部内側に軸支された第一の水平軸ローラー29と第二の
水平軸ローラー30、及び両回転軸26a,26bを連
動回転駆動する駆動機構31から構成されている。
【0012】一対の垂直な回転軸26a,26bは、昇
降キャレッジ15の左右両側辺の内、ラック4に近い側
の側辺で、ランニングフォーク23による荷Wの移載経
路の両側、即ち、ラック4の荷収納区画5の正面側左右
両側に立設されているラック支柱兼用の揺れ止め用ガイ
ドレール32に対向する位置に配置され、下端部は本体
フレーム21に支承され、上端部は門形フレーム24に
支承されている。駆動機構31は、前記ラック4側の揺
れ止め用ガイドレール32と、片側の回転軸26aを9
0度の範囲で正逆回転駆動する電動シリンダーユニット
33と、図3に示すように両回転軸26a,26bをそ
の上端の連動用アーム34を介して互いに逆方向に連動
回転するように連動連結させる連動用リンク35とを備
えている。
【0013】前記電動シリンダーユニット33と片側の
回転軸26aとの連動機構は、図5に示すように、回転
軸26aの下端に取り付けられた操作アーム36と、こ
の操作アーム36の遊端に一端が垂直支軸37で枢着さ
れるとともに他端が昇降キャレッジ15の本体フレーム
21側に垂直支軸38で枢着された2連リンク39とか
ら構成され、前記電動シリンダーユニット33のピスト
ンロッド33aの先端が、前記2連リンク39における
リンク39a,39b間の折曲支点軸40に枢着されて
いる。41は電動シリンダーユニット33のシリンダー
本体33bを昇降キャレッジ15の本体フレーム21側
に枢着する垂直支軸である。
【0014】しかして、図5Aに示すように電動シリン
ダーユニット33のピストンロッド33aを伸長させる
ことにより、2連リンク39が折曲して操作アーム36
が引き寄せられ、回転軸26aを介して水平揺動アーム
27a,27bが図において反時計方向に90度回転
し、回転軸26aから横外側方へ延出する退避姿勢とな
る。このとき他方の水平揺動アーム28a,28bは、
図3に示す回転軸26a,26b、連動用アーム34、
及び連動用リンク35を介して時計方向に90度回転
し、回転軸26bから横外側方へ延出する退避姿勢とな
る。
【0015】係る状態から電動シリンダーユニット33
のピストンロッド33aを収縮させることにより、2連
リンク39の折曲支点軸40の位置が引き寄せられて当
該2連リンク39の折曲角度が小さくなり、操作アーム
36の遊端が押されて、回転軸26aを介して水平揺動
アーム27a,27bが図において時計方向に回転す
る。そして、図5Bに示すように2連リンク39の両リ
ンク39a,39bが直線状態になったとき、電動シリ
ンダーユニット33のピストンロッド33aが収縮限に
達し、水平揺動アーム27a,27bが退避姿勢から9
0度回転した揺れ止め作用姿勢となるように構成されて
いる。勿論このとき、他方の水平揺動アーム28a,2
8bも前記のように連動して時計方向に90度回転し、
揺れ止め作用姿勢となる。
【0016】上記のように各水平揺動アーム27a〜2
8bが揺れ止め作用姿勢になったとき、図5B及び図6
に示すように第一の水平軸ローラー29は、揺れ止め用
ガイドレール32の外向きの溝32a内に、その周面が
溝両側面32bに隣接する向きで且つ回転できるだけの
余裕をもって嵌合し、第二の水平軸ローラー30は、揺
れ止め用ガイドレール32の外向きの溝32a内に、そ
の周面が溝底面32cに隣接する向きで且つ回転できる
だけの余裕をもって嵌合する。
【0017】振れ止め手段16は、直径が異なる複数本
の鋼管50を一定範囲内で伸縮自在に嵌合させて成るテ
レスコピック式多重管51から構成されたもので、昇降
キャレッジ15の電車走行方向の前後両端2か所に配設
され、当該多重管51の大径側上端は電車1の本体フレ
ーム8の前後両端に取り付けられ、小径側下端は昇降キ
ャレッジ15の本体フレーム21の前後両端に取り付け
られている。
【0018】ラック4の荷収納区画5に対する入出庫作
業の手順を説明すると、電車1の駆動ホィール9をモー
ター10により回転駆動させて当該電車1をガイドレー
ル2に沿って走行させ、当該電車1を入出庫作業対象の
荷収納区画5に対応する位置で停止させる。一方、昇降
駆動手段14のモーター18により各ドラム17a〜1
7dをベルト繰り出し方向に回転駆動して各ベルト19
a〜19dを繰り出し、昇降キャレッジ15を入出庫作
業対象の荷収納区画5に対する入庫レベルまたは出庫レ
ベルまで下降させる。このとき、振れ止め手段16の前
後一対のテレスコピック式多重管51は、昇降キャレッ
ジ15の下降に伴って伸長しながら、当該昇降キャレッ
ジ15の下降運動時の前後左右水平方向の揺れ動きを防
止する。従って、電車1が走行している間に昇降キャレ
ッジ15を下降駆動させることが可能である。
【0019】電車1が所定位置で停止し且つ昇降キャレ
ッジ15が所定のレベルで停止したならば、先に説明し
たように荷移載時揺れ止め手段25を作動させて、各水
平揺動アーム27a〜28bを図3の実線及び図5Bに
示す揺れ止め作用姿勢に切り換え、その水平軸ローラー
29,30をラック4側の揺れ止め用ガイドレール32
の溝内に前記のように嵌合させる。これによって昇降キ
ャレッジ15は、仮に大きな偏荷重が作用しても傾くこ
となく、垂直姿勢に保持されるとともに、前後左右水平
方向に揺れ動くこともない。係る状態で昇降キャレッジ
15上のランニングフォーク23を作動させるとともに
昇降キャレッジ15を荷すくい上げまたは荷降ろしのた
めに単位量だけ昇降運動させ、当該昇降キャレッジ15
(ランニングフォーク23)上の荷Wをラック4側の荷
収納区画5内に入庫移載させるかまたは、この逆にラッ
ク4側の荷収納区画5内に支持されている荷Wを昇降キ
ャレッジ15(ランニングフォーク23)上に出庫移載
させる。
【0020】入出庫作業が完了したならば、揺れ止め手
段25の各水平揺動アーム27a〜28bを図3の仮想
線及び図5Aに示す退避姿勢に切り換え、ラック4側の
揺れ止め用ガイドレール32に対する昇降キャレッジ1
5の係合を解除した後、昇降駆動手段14のモーター1
8により各ドラム17a〜17dをベルト巻き上げ方向
に回転駆動して各ベルト19a〜19dを巻き上げ、図
1に実線で示すように昇降キャレッジ15を電車1の真
下に隣接する上昇限レベルまで上昇させる。このとき
も、振れ止め手段16の前後一対のテレスコピック式多
重管51は、昇降キャレッジ15の上昇に伴って収縮し
ながら、当該昇降キャレッジ15の上昇運動時の前後左
右水平方向の揺れ動きを防止する。従って、この昇降キ
ャレッジ15の上昇駆動と平行して、電車1を発進走行
させることができる。
【0021】なお、昇降キャレッジ15の昇降駆動をよ
り一層安定的に行わせ得るように、図1及び図4に示す
ように電車1の左右両側辺(例えば本体フレーム8の左
右両側辺)に水平軸ローラー55を軸支し、少なくとも
ラック4脇の電車走行経路に、前記左右一対の水平軸ロ
ーラー55の上側に当接して電車1が左右に揺れ動くの
を防止する左右一対の振れ止め用ガイドレール56を架
設しておくことができる。勿論、水平軸ローラー55を
片側にのみ軸支するとともに、この1つの水平軸ローラ
ー55が嵌合する溝形断面のガイドレールを使用するこ
ともできる。
【0022】昇降キャレッジ15を吊り下げるベルト1
9a〜19dに代えて、ワイヤーロープやチェンなどを
使用することもできる。勿論、このベルトなどの本数も
4本に限定されず、例えば3本であっても良い。電車1
や昇降駆動手段14も上記実施形態の構成に限定されな
い。また、揺れ止め用ガイドレール32として、ラック
4を構成する正面側の各ラック支柱(H形鋼)をそのま
ま利用したが、ラック支柱とは別に揺れ止め用ガイドレ
ール32を設けても良い。この場合、昇降キャレッジ1
5の各荷移載レベルごとに分割して適当長さの揺れ止め
用ガイドレール32を設けることもできる。
【0023】ラック4は、電車1の走行経路の真下の左
右両側に立設することもできる。この場合、揺れ止め用
ガイドレール32を含む荷移載時揺れ止め手段25を上
記実施形態のように昇降キャレッジ15の片側にのみ設
けても良いが、荷移載時揺れ止め手段25を昇降キャレ
ッジ15の左右両側に配設し、左右両側の揺れ止め手段
25の内、入出庫作業対象のラック側の揺れ止め手段2
5のみを作動させるように構成することも可能である。
【0024】
【発明の効果】以上のように本発明の昇降キャレッジ付
き電車によれば、昇降キャレッジ上のランニングフォー
クによりラックの荷収納区画との間で荷を移載すると
き、ラック側の揺れ止め用ガイドレールと、このガイド
レールの外向きの溝に嵌合するローラーを備えた左右一
対の水平揺動アームとを備えた荷移載時の揺れ止め手段
により、昇降キャレッジが前後左右水平方向に揺れ動い
たり傾いたりするのを防止することができるので、電車
からベルトなどで昇降キャレッジが吊り下げられたもの
でありながら、当該昇降キャレッジ上とラックの荷収納
区画との間の荷移載作業を安全に行わせることができ
る。
【0025】しかも、昇降キャレッジが入出庫作業レベ
ルまで下降した状態で左右一対の水平揺動アームを閉じ
るように回転させて、その遊端部内側のローラーをラッ
ク側の左右一対の揺れ止め用ガイドレールの外向きの溝
に嵌合させることができるので、昇降キャレッジが上昇
限位置から下降するときに揺れ止め用ガイドレールの上
端に昇降キャレッジ側のローラーを嵌合させる場合のよ
うに、電車を定位置に精度良く停止させる必要がなく、
また、昇降キャレッジを高速で昇降駆動させることが容
易になる。特に本発明の荷移載時揺れ止め手段は、上記
実施形態のように、振れ止め手段16を併用して、電車
の走行中であっても安全に昇降キャレッジを昇降駆動さ
せ得るように構成する場合に効果的なものである。
【0026】なお、請求項2に記載の構成によれば、昇
降キャレッジの前後左右水平方向の揺れ動きを効果的に
防止することができ、しかもランニングフォークによる
荷移載作業時の昇降キャレッジの単位量の昇降運動も円
滑に行わせることができる。
【0027】また、請求項3に記載の構成によれば、左
右一対の水平揺動アームが左右一対の揺れ止め用ガイド
レールに対し不当に接近揺動して、その外向きの溝内に
嵌合するローラーの円滑な回転を妨げてしまうというよ
うな不都合を生じさせないで済む。さらに請求項4に記
載の構成によれば、昇降キャレッジに大きな偏荷重が作
用しても当該昇降キャレッジの傾動を確実に防止するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 全体の正面図である。
【図2】 昇降搬送装置付き電車の側面図である。
【図3】 同電車による被搬送物移載作業時の状態を示
す横断平面図である。
【図4】 同電車による被搬送物移載作業時の状態を示
す正面図である。
【図5】 荷移載時揺れ止め手段の要部を示す一部横断
平面図である。
【図6】 荷移載時揺れ止め手段のローラーと揺れ止め
用ガイドレールとの関係を示す一部縦断側面図である。
【符号の説明】
1 電車 2 ガイドレール 3 昇降搬送装置 4 ラック 8 電車の本体フレーム 14 昇降駆動手段 15 昇降キャレッジ 16 振れ止め手段 19a〜19d 昇降キャレッジ吊り下げベルト 21 昇降キャレッジの本体フレーム 23 ランニングフォーク 25 荷移載時揺れ止め手段 26a,26b 垂直な回転軸 27a〜28b 水平揺動アーム 29 第一の水平軸ローラー 30 第二の水平軸ローラー 31 駆動機構 32 揺れ止め用ガイドレール 33 電動シリンダーユニット 34 連動用アーム 35 連動用リンク 39 2連リンク

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ガイドレールに支持されて自走する電車
    と、この電車に巻き上げ繰り出し可能なベルトなどを介
    して吊り下げられた昇降キャレッジと、ラックの収納区
    画との間で荷を受渡しするために前記キャレッジ上に設
    けられたランニングフォークとを有する昇降キャレッジ
    付き電車であって、荷移載時の揺れ止め手段を有し、 前記揺れ止め手段は、前記ラックにおける荷収納区画の
    正面左右両側に上下方向に配設された揺れ止め用ガイド
    レールに対応する左右一対の水平揺動アームと、この水
    平揺動アームの遊端部内側に設けられたローラーと、前
    記左右一対の水平揺動アームを、その遊端部が外側に開
    いた退避姿勢とその遊端部が前記揺れ止め用ガイドレー
    ル側へ突出する揺れ止め作用姿勢とに切り換える駆動機
    構とを備え、両水平揺動アームが前記揺れ止め作用姿勢
    になったとき、各アームの前記ローラーが前記ラック側
    の左右一対の揺れ止め用ガイドレールにおける外向き溝
    部に嵌合する昇降キャレッジ付き電車。
  2. 【請求項2】前記ローラーとして、周面が前記揺れ止め
    用ガイドレールの外向き溝部の両側面に隣接する第一の
    水平軸ローラーと、周面が前記揺れ止め用ガイドレール
    の外向き溝部の底面に隣接する第二の水平軸ローラーと
    が設けられている請求項1に記載の昇降キャレッジ付き
    電車。
  3. 【請求項3】前記駆動機構が、前記水平揺動アームが揺
    れ止め作用姿勢になったときに略直線状になる2連リン
    クと、この2連リンクの折曲支点を押し引きするシリン
    ダーとを備えている請求項1または2に記載の昇降キャ
    レッジ付き電車。
  4. 【請求項4】前記左右一対の水平揺動アームがそれぞれ
    上下2段に設けられている請求項1〜3の何れかに記載
    の昇降キャレッジ付き電車。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108482927A (zh) * 2018-03-26 2018-09-04 芜湖金茂包装制品有限公司 仓储的转运车
CN113879971A (zh) * 2021-09-30 2022-01-04 兰州万里航空机电有限责任公司 一种用于运输机货舱电动吊车限制摆动装置

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