JP7134834B2 - ロッカーパネル搬送装置 - Google Patents
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Description
すなわち、昇降フレームとロッカーパネル支持フレームとは係合ロック機構を介して一体に係合されているので、ロッカーパネル支持フレームのスライド降下作動に応じて係合ロック機構が解除されることになり、その結果ロッカーパネル支持フレームは下端側の片寄り位置に設けた枢支部を中心として昇降フレームから自重により上半部を離反しならがベベルギア機構を介して横向きに変位しつつ捩じり作動してロッカーパネルを組み付け姿勢とすることができる。
かかる捩じり作動は本発明の腰部となるものであり、その作動を具体的に説明する。
この際にロッカーパネル支持フレームは枢支部近傍に配設したベベルギア機構によって回動することになるためロッカーパネル支持フレームの姿勢は捩じり方向に変換される。具体的には、断面コ字状のロッカーパネルが縦方向でその開口部が前方を向いている姿勢から前述の捩じり作動によってロッカーパネル全体が横方向に傾動しながら開口部が横向きの姿勢に変換される。
その後、ロッカーパネル装着機構の解除、すなわち、ロッカーパネルの側壁板に脱着自在とした吸盤機構の吸盤解除によってロッカーパネルを所定の組み付け箇所に定置して車体への組み付け作業を行うことができるものである。
図1~図10は、本発明のロッカーパネル搬送装置に関する実施例を示す説明図である。
図中Rは、本発明のロッカーパネル搬送装置100で搬送されるロッカーパネルRを示す。
本発明のロッカーパネル搬送装置100は、かかるロッカーパネルRの姿勢を縦向きの搬送姿勢から組付け状態の横臥姿勢へと変換する一連の動作を所定のロック機構を解除するだけで自動的に姿勢変換するための装置に関わる。
搬送レールTにはロッカーパネルRを装着して搬送するための搬送フレーム10を移動自在に装着している。
搬送フレーム10には進行方向にスプリングバランサー13を介して昇降フレーム20を連設し、さらに該昇降フレーム20を介して別体のロッカーパネル支持フレーム30が連設されており、このロッカーパネル支持フレーム30に軸架したベベルギア軸40は後述するロッカーパネル吸着機構50の吸盤機構51を連動連設し、吸盤機構51を介してロッカーパネルRを回動自在に装着している。
図中31はベベルギア軸40にロッカーパネル支持フレーム30の回転動作を伝達するための支持ブラケット31を示す。
すなわち、搬送フレーム10は昇降自在の昇降フレーム20を連設しており、所定のアクチュエータで昇降フレーム20を昇降作動することで、昇降フレーム20に連結したロッカーパネル支持フレーム30を昇降作動する。
このガイドローラー24は、ロッカーパネル支持フレーム30が傾倒する際に搬送フレーム10の下端部に一定の傾斜角度をつけて設置した傾倒ガイド11に接触しながら降下する。
このような構成とすることで、ロッカーパネル支持フレーム30が傾倒する際の傾倒速度を該傾倒ガイド11の傾斜角度と搬送フレーム10の上部に設けたスプリングバランサー13によって調整できる。さらに、ロッカーパネル支持フレーム30が傾倒する際の荷重を傾倒ガイド11とガイドローラー24との接触部及びスプリングバランサー13に分散することでベベルギア機構60への荷重を軽減してベベルギア機構60の破損を防止し、長期間の使用を可能とする。
しかも、作動ベベルギア62が固定ベベルギア61の傾斜したギア周面に沿って回転すると作動ベベルギア62のベベルギア軸40も回転し、この回転作動はステー41を介してロッカーパネル吸着機構50の捩じり作動を生起する。従って、ベベルギア軸40にステー41を介して吸盤機構51により吸着連結したロッカーパネルRも搬送姿勢から組付け姿勢の略90度の捩じり姿勢に変換される。
T 搬送レール
100 ロッカーパネル搬送装置
10 搬送フレーム
11 傾倒ガイド
12 降下規制機構
13 スプリングバランサー
20 昇降フレーム
20a支持ブラケット
21 枢支部
21a回転軸
22 係合ロック機構
23 解除バー
24 ガイドローラー
25 ロック軸
26 板体
27 ロックローラー
28 解除ローラー
29 規制部
30 ロッカーパネル支持フレーム
31 支持ブラケット
40 ベベルギア軸
41 ステー
50 ロッカーパネル吸着機構
51 吸盤機構
60 ベベルギア機構
61 固定ベベルギア
62 作動ベベルギア
Claims (4)
- 組立ラインにおける組付け現場にロッカーパネルを搬送するための搬送レールと
搬送レールに沿って移動自在の搬送フレームと、
搬送フレームの下端側の片寄り位置に枢支連結した昇降フレームと、
昇降フレームに下端で枢支連結したロッカーパネル支持フレームと、
ロッカーパネル支持フレームに縦方向に軸架した回転自在のベベルギア軸と、
ベベルギア軸の中途に設けたベベルギア機構と、
ベベルギア軸にステーを介して連結したロッカーパネル吸着機構と、
ベベルギア機構を構成するべく昇降フレームに固設した固定ベベルギアとベベルギア軸に連設し固定ベベルギアに噛合した作動ベベルギアとより構成し、
しかも、ロッカーパネル支持フレームの下端枢支部を中心とした傾動作動により固定ベベルギアの傾斜ギア周面に沿って作動ベベルギアを回転させて作動ベベルギアの回転作動を介してベベルギア軸を回転させステーを介して連結したロッカーパネル吸着機構をロッカーパネルの搬送縦姿勢から組付のための略90度の捩じり姿勢に変換可能に構成したことを特徴とするロッカーパネル搬送装置。 - ベベルギア軸を回転自在に軸架したロッカーパネル支持フレームは昇降フレームの下部を中心として上半部の自重により傾倒自在とし、自重による傾倒作動によりベベルギア機構を中心としてロッカーパネル吸着機構を搬送姿勢から略90度の捩じりによる横向きの組付け姿勢に変換するように構成したことを特徴とする請求項1に記載のロッカーパネル搬送装置。
- 昇降フレームとロッカーパネル支持フレームとは係合ロック機構を介して上半部を一体に連結可能に構成すると共に、ロッカーパネル支持フレームの降下スライド作動により係合ロック機構を解除しロッカーパネル支持フレームを下端の枢支部を中心として昇降フレーム上半部から離反しながらベベルギア機構によりベベルギア軸を回転作動させてステーを介して連結したロッカーパネル吸着機構を横向きの組み付け姿勢に捩じり作動すべく構成したことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のロッカーパネル搬送装置。
- ロッカーパネル吸着機構は、ベベルギア軸にステーを介して連設すると共に、ロッカーパネルの側壁板に脱着自在とした吸盤機構より構成したことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のロッカーパネル搬送装置。
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JP2018200751A JP7134834B2 (ja) | 2018-10-25 | 2018-10-25 | ロッカーパネル搬送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2020066105A JP2020066105A (ja) | 2020-04-30 |
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Family
ID=70389228
Family Applications (1)
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JP2018200751A Active JP7134834B2 (ja) | 2018-10-25 | 2018-10-25 | ロッカーパネル搬送装置 |
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2018
- 2018-10-25 JP JP2018200751A patent/JP7134834B2/ja active Active
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