JPH09104454A - 計量可変機能付定量栓体 - Google Patents

計量可変機能付定量栓体

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JPH09104454A
JPH09104454A JP7261454A JP26145495A JPH09104454A JP H09104454 A JPH09104454 A JP H09104454A JP 7261454 A JP7261454 A JP 7261454A JP 26145495 A JP26145495 A JP 26145495A JP H09104454 A JPH09104454 A JP H09104454A
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JP
Japan
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partition plate
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chamber
lid
peripheral wall
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Application number
JP7261454A
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English (en)
Inventor
Hiromasa Iwashita
寛昌 岩下
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Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】粉体や顆粒状の内容物を定量排出する定量栓体
に、計量可変機能を付与する。 【解決手段】側面にスリット状の流入口111 をもつ円筒
状の周壁と底壁とからなるカップ状の本体部100 と、周
縁部から相対応する周縁部にわたるスリット状の挿入口
を中央部にもち、この挿入口の片面側に半円状の排出口
211 をもつ天板と嵌合壁とからなる蓋部200 と、仕切板
300 とから構成された定量栓体10であり、本体部に蓋部
を嵌着し、且つ、蓋部の挿入口から仕切板を本体部の底
壁と間隙をもつように自在に挿着して、定量栓体内を、
仕切板と蓋部の天板と本体部の流入口より上方の周壁と
で囲まれた計量室11と、計量室の下方に位置する仕切板
及び仕切板の下方の間隙と本体部の流入口より下方の周
壁と本体部の底壁とで囲まれた待機室12と、仕切板及び
仕切板の下方の間隙13と蓋部の排出口と本体部の周壁と
本体部の底壁とで囲まれた排出孔14とに区画形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、粉体や顆粒状の食
品、洗剤、医薬品などの内容物を定量排出する計量可変
機能付定量栓体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】定量栓体の従来技術としては、例えば、
実公平4−1093号公報に示されたものが知られてい
る。すなわち、図5に示すように、円周壁(110)と
底壁(120)とからなり、側面に流入口(111)を
有するカップ状の本体部(100)と、天蓋(61
0)、縦板(620)及び傾斜板(630)とからなる
仕切部(600)とで構成され、容器(20)開口部に
取り付けられる粉粒体用定量栓体(10)であって、前
記本体と仕切部とを嵌合させることにより該本体部内
を、前記縦板、前記天蓋及び傾斜板の上端よりも上側の
円周壁とで囲まれた予備室(15)と、該予備室の下方
にあり、流入口を介して容器本体内部と通じ、前記傾斜
板と前記傾斜板と同等の高さのカップ状の本体部に囲ま
れた補充室(16)と、該補充室の下方に位置し、傾斜
板より下方の円周壁に囲まれた計量室(11)と、前記
予備室及び補充室に仕切部を介して隣接し、円周壁の一
部と縦板とで囲まれた排出口(17)とに区画形成し、
該計量室の排出口側に凹陥部(112)を設け、かつ前
記流入口は本体部のほぼ半周に相当する横幅を有し、さ
らに前記仕切部の傾斜板は栓体の水平面に対して内容物
の安息角で傾斜していることを特徴とする粉粒体用定量
栓体である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た実公平4−1093号公報のような従来の定量栓体
は、使用時にいつも一定の量を排出することしかできな
かった。このため、使用時に、使用者が、使用目的に合
わせた排出量に調節できるように、定量栓体に計量可変
機能を付与することが強く求められるようになってき
た。
【0004】本発明は、上述した使用者の強い要望に応
えたものであり、使用時に排出する量を任意の量に可変
可能な計量可変機能付定量栓体を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、図1に示すよ
うに、側面に横方向のスリット状の流入口(111)を
もつ円筒状の周壁(110)と底壁(120)とからな
るカップ状の本体部(100)と、周縁部から相対応す
る周縁部にわたるスリット状の挿入口(212)を中央
部にもち、この挿入口の片面側に半円状の排出口(21
1)をもつ円形状の天板(210)と嵌合壁(230)
とからなる蓋部(200)と、平板状の仕切板(30
0)とから構成され、容器(20)開口部に取り付けら
れる定量栓体であって、前記本体部に前記蓋部を嵌着
し、且つ、この蓋部の挿入口から前記仕切板を前記本体
部の底壁と間隙(13)をもつように自在に挿着するこ
とにより、前記定量栓体内を、前記仕切板と前記蓋部の
天板と前記本体部の流入口より上方の周壁とで囲まれた
計量室(11)と、この計量室の下方に位置する前記仕
切板及びこの仕切板の下方の間隙と前記本体部の流入口
より下方の周壁と前記本体部の底壁とで囲まれた待機室
(12)と、前記計量室と前記待機室に前記仕切板を介
して隣接し、前記仕切板及びこの仕切板の下方の間隙と
前記蓋部の排出口と前記本体部の周壁と前記本体部の底
壁とで囲まれた排出孔(14)とに区画形成したことを
特徴とする計量可変機能付定量栓体(10)である。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の計量可変機能付定量栓体
を、一実施の基本形態の断面説明図である図1に基づい
て以下に詳細に説明する。本定量栓体(10)は、側面
に横方向のスリット状の流入口(111)をもつ円筒状
の周壁(110)と底壁(120)とからなるカップ状
の本体部(100)と、周縁部から相対応する周縁部に
わたるスリット状の挿入口(212)を中央部にもち、
この挿入口の片面側に半円状の排出口(211)をもつ
円形状の天板(210)と嵌合壁(230)とからなる
蓋部(200)と、平板状の仕切板(300)とから構
成される。これら構成部材は、通常、ポリプロピレン、
ポリエチレンなどの合成樹脂を用いて、射出成形法によ
り作製される。そして、前記本体部に前記蓋部を嵌着
し、且つ、この蓋部の挿入口から前記仕切板を前記本体
部の底壁と間隙(13)をもつように自在に挿着するこ
とにより、前記定量栓体内を、前記仕切板と前記蓋部の
天板と前記本体部の流入口より上方の周壁とで囲まれた
計量室(11)と、この計量室の下方に位置する前記仕
切板及びこの仕切板の下方の間隙と前記本体部の流入口
より下方の周壁と前記本体部の底壁とで囲まれた待機室
(12)と、前記計量室と前記待機室に前記仕切板を介
して隣接し、前記仕切板及びこの仕切板の下方の間隙と
前記蓋部の排出口と前記本体部の周壁と前記本体部の底
壁とで囲まれた排出孔(14)とに区画形成して本発明
の計量可変機能付定量栓体(14)を作製する。なお、
蓋部の挿入口から挿着された仕切板は、上下に自在に挿
入口を摺動し、且つ、任意の位置で固定できるように、
例えば、仕切板と蓋部とに相対応する嵌合部を設けて作
製するものである。なお、容器開口部に本定量栓体を取
り付ける方法は、容器開口部に本定量栓体を挿着する
か、本定量栓体に容器に対する螺合、咬合などの係合部
を設けて係着させるものである。また、必要に応じて
は、本体部の開口部にフランジ(130)を設けても、
蓋部の挿入口の外側に下方に延びるガイド板(220)
を設けてもよい。
【0007】次に、本発明の計量可変機能付定量栓体に
おける排出操作と計量原理について、図2に基づいて詳
細に説明する。本定量栓体を開口部に装着した粉体や顆
粒状の内容物を充填した容器を、まず、(a)に示すよ
うに、本定量栓体の本体部(100)の周壁(110)
の流入口(111)を上方に向けるようにして容器を倒
立傾斜すると、容器(20)内の内容物(30)が容器
の開口部方向に移動し、前記流入口から内容物が定量栓
体(10)内の計量室(11)に流入する(図において
は、定量栓体内の内容物の移動を矢印で示す)。この流
入する内容物の量は、前記流入口の位置によって規制さ
れることにより第1次の計量が行われる。次に、(b)
に示すように、容器を正立状態に戻すと、計量された計
量室内の内容物が、一部は注入口より容器に戻るものも
のがあるが、殆どのものは下方に位置する待機室(1
2)内に落下し、さらに、落下した内容物が仕切板(3
00)と本体部の底板(120)との間隙(13)を通
過して排出孔(14)の下部にも溜まる。次に、(c)
に示すように、再度、容器を倒立傾斜すると、容器内の
内容物が周壁の流入口から内容物が定量栓体内の計量室
に流入し、また、待機室内の内容物の一部が計量室に戻
り、合わせて計量室内で計量化される。同時に、待機室
内の他の内容物が間隙を通過して排出孔に入り、排出孔
の下部に溜まっていた内容物とともに排出口(211)
から容器外に排出される。この排出される内容物の量
は、中央に挿着している仕切板の下端と本体部の底壁と
の間隙(13)によって規制されることにより第2次の
計量が行われ、内容物は、常に使用上問題のない誤差範
囲で排出口(211)から定量排出される。なお、この
定量排出量は、仕切板の下端と本体部の底壁との間隙が
大きいほど量が多くなる。このため、使用時に、所定の
定量排出に設定し易くするように、仕切板の表面に所定
の排出量を示す目盛線を表示する。次に、(d)に示す
ように、容器を正立状態に戻すと、計量された計量室内
の内容物が、下方に位置する待機室(12)内に落下
し、待機室と排出孔の下部とに溜まる。後の排出操作
は、(c)に示す状態と(d)に示す状態とを繰り返す
ものである。また、仕切板の下端を本体部の底壁に当接
して間隙をなくせば、次回より容器を倒立傾斜しても、
内容物が排出口から排出されなくなる。
【0008】
【実施例】以下に本発明の計量可変機能付定量栓体の一
実施例を図3及び図4を用いて具体的に説明する。図3
は、本実施例の外観を示す斜視図であり、図4は、その
構成部材を示す分解図である。まず、図4に示す本体部
(100)、蓋部(200)及び仕切板(300)と
を、ポリプロピレンを用いて射出成形法により作製し
た。本体部は、側面に横方向のスリット状の流入口(1
11)をもつ円筒状の周壁(111)と底壁(120)
とからなるカップ状で、開口部にフランジ(130)を
設けたものである。蓋部は、周縁部から相対応する周縁
部にわたるスリット状の挿入口(212)を中央部に設
け、この挿入口の片面側に半円状の排出口(211)を
設けた円形状の天板(210)と内側下端部に嵌合凹部
(231)を設けた嵌合壁(230)とからなり、挿入
口の片側にはガイド板(220)を設けた。そして、仕
切板は、平板状で上端につまみ部(310)をもち片面
に2段階の目盛線(320)を表示したものである。さ
らに、定量栓体のキャップ(400)と定量栓体を容器
開口部に取り付けるための係合枠体(500)を、射出
成形法で作製した。キャップは、材質がポリプロピレン
であり、周壁(410)の内側下端部に嵌合凹部(41
1)を設けたものである。係合枠体は、材質がポリエチ
レンであり、外側の上方に蓋部の嵌合凹部(231)及
びキャップの嵌合凹部(411)とそれぞれ嵌合する2
段の嵌合凸部(512と513)をもち、内側の下方に
容器と螺合する雌ねじ(511)を設けた環状体であ
る。
【0009】次に、4図の矢印で示すように、係合枠体
(500)に本体部(100)を装着し、その上に蓋部
を被せ、係合枠体の嵌合凸部(512)に蓋部(20
0)の嵌合凹部(231)を嵌合させて固定し、蓋部の
挿入口(212)から仕切板(300)をつまみ部(3
10)を上にして本体部内にガイド板(220)に沿わ
せて所定の目盛線(320)まで挿入したのち、キャッ
プ(400)を被せてキャップの嵌合凹部(411)を
係合枠体の嵌合凸部(513)に嵌合させて、図3に示
す本実施例の計量可変機能付定量栓体(10)を作製し
た。なお、仕切板を所定の位置で固定できるように、仕
切板の片面に球状の嵌合凸部を設け、この嵌合凸部に対
応する嵌合凹部をガイド板に設けた。
【0010】次に、作製した本実施例の計量可変機能付
定量栓体を、粉体状の内容物を充填したブロー成形ボト
ルの口頸部に螺合させて取り付けた。この定量栓体付ボ
トルで内容物の排出テストを行ってみたが、計量可変操
作が容易であり、所定量の排出が繰り返し実用上問題の
ない誤差範囲で行われた。
【0011】
【発明の効果】本発明の計量可変機能付定量栓体は、粉
体や顆粒状の内容物に使用でき、この定量栓体を装着し
た容器は、常に使用上問題のない誤差範囲で定量排出で
き、そのうえ、排出する量を使用時に任意の量に可変す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の計量可変機能付定量栓体の基本的な構
造を示す説明図である。
【図2】(a)〜(d)は、本発明の計量可変機能付定
量栓体における計量操作とその原理を示す説明図であ
る。
【図3】本発明の計量可変機能付定量栓体の一実施例の
外観を示す斜視図である。
【図4】実施例の計量可変機能付定量栓体の構成部材を
示す分解図である。
【図5】従来の一例の定量栓体の構造を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
10……定量栓体 11……計量室 12……待機室 13……隙間 14……排出孔 15……予備室 16……補充室 17,211……排出口 20……容器 100……本体部 110,410,510……周壁 111……流入口 112……凹陥部 120……底壁 130……フランジ 200……蓋部 210……天板 212……挿入口 220……ガイド板 230……嵌合壁 231,411……嵌合凹部 300……仕切板 310……つまみ部 320……目盛線 400……キャップ 500……係合枠体 511……雌ねじ 512,513……嵌合凸部 600……仕切部 610……天蓋 620……縦板 630……傾斜板

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】側面に横方向のスリット状の流入口をもつ
    円筒状の周壁と底壁とからなるカップ状の本体部と、周
    縁部から相対応する周縁部にわたるスリット状の挿入口
    を中央部にもち、この挿入口の片面側に半円状の排出口
    をもつ円形状の天板と嵌合壁とからなる蓋部と、平板状
    の仕切板とから構成され、容器開口部に取り付けられる
    定量栓体であって、前記本体部に前記蓋部を嵌着し、且
    つ、この蓋部の挿入口から前記仕切板を前記本体部の底
    壁と間隙をもつように自在に挿着することにより、前記
    定量栓体内を、前記仕切板と前記蓋部の天板と前記本体
    部の流入口より上方の周壁とで囲まれた計量室と、この
    計量室の下方に位置する前記仕切板及びこの仕切板の下
    方の間隙と前記本体部の流入口より下方の周壁と前記本
    体部の底壁とで囲まれた待機室と、前記計量室と前記待
    機室に前記仕切板を介して隣接し、前記仕切板及びこの
    仕切板の下方の間隙と前記蓋部の排出口と前記本体部の
    周壁と前記本体部の底壁とで囲まれた排出孔とに区画形
    成したことを特徴とする計量可変機能付定量栓体。
JP7261454A 1995-10-09 1995-10-09 計量可変機能付定量栓体 Pending JPH09104454A (ja)

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