JPH041093Y2 - - Google Patents

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JPH041093Y2
JPH041093Y2 JP4088784U JP4088784U JPH041093Y2 JP H041093 Y2 JPH041093 Y2 JP H041093Y2 JP 4088784 U JP4088784 U JP 4088784U JP 4088784 U JP4088784 U JP 4088784U JP H041093 Y2 JPH041093 Y2 JP H041093Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案は、粉体や顆粒状の内容物を定量排出す
る栓体に関するものである。
<従来の技術> 従来技術としては、実開昭48−112750号公報に
示されるものがある。すなわち、底壁と周壁へ連
設付設させたガイド傾斜板の一側を定量流入口と
し、他側を待機室に形成させた中栓に於て、下面
を開放して内部を定量室とした定量カツプ外周壁
面と、本体周壁内面とに嵌合部を夫々設けて回転
可能に嵌合させ、該定量カツプを一側へ位置させ
て下面開放部が上記定量室流入口の全てと待機室
の一部を覆つて待機室上方に振出口を形成させた
定量手段と、他側へ回転移動させて待機室上部の
み覆い、流入口を全開とした非定量手段とを構成
した事を特徴とする定量兼用振出中栓である。
<考案が解決しようとする課題> 本考案のような方式の定量栓体では予備室が計
量室よりも上方に位置しなければならない。した
がつて、実開昭48−112750号のような定量栓体の
流入口が本体の下方にある場合は、上方の予備室
まで流入口の開口が計量室を突き抜けてしまい、
計量室が単なる通路になり、小室として使えず計
量機能を持たせることができなかつた。
したがつて、同量の排出量を確保するために
は、前述の従来技術の方式では予備室と計量室と
が横に配置されるため、容器の口部の断面積が予
備室の断面積と計量室の断面積とに2分割され、
同量の排出量を確保するためには、口栓の高さを
2倍にしなければならず、本考案の方式よりも定
量栓体の容積が大きくなり効率が悪くなる。
ところで、上記中栓は、傾ける操作と垂直に戻
す操作を繰返すことにより、容器内の内容物を連
続的に定量排出させるものであるが、この操作の
し方により、計量室内に流入した内容物表面は水
平面とはならず、傾斜面となつて、所望の計量分
より不足することがあり、計量が安定しないとい
う問題点がある。
<課題を解決するための手段> 本考案は、上記課題を解決するためになされた
もので、円周壁とボトム壁とから成り面側面に流
入口を有するカツプ状の本体部と、天蓋、縦板、
及び傾斜板とから成る仕切部とで構成され、容器
開口部に取り付けられる粉粒体用定量栓体であつ
て、前記本体部と仕切部とを嵌合させることによ
り該本体部内を、前記縦板、前記天蓋および傾斜
板の上端よりも上側の円周壁とで囲まれた予備室
と、該予備室の下方にあり、流入口を介して容器
本体内部と通じ、前記傾斜板と前記傾斜板と同等
の高さのカツプ状の本体部に囲まれた補充室と、
該補充室の下方に位置し、傾斜板より下方の円周
壁に囲まれた計量室と、前記予備室及び補充室に
仕切り部を介して隣接し、円周壁の一部と縦板と
で囲まれた排出口とに区画形成し、該計量室の排
出口側に凹陥部を設け、かつ前記流入口は本体部
のほぼ半周に相当する横幅を有し、さらに前記仕
切部の傾斜板は栓体の水平面に対して内容物の安
息角で傾斜していることを特徴とする粉粒体用定
量栓体である。
<作用> 本考案の粉粒体用定量栓体を取り付けた容器を
傾けると容器内の内容物は、流入口より予備室へ
流入し、容器を元の垂直状態に戻すと該内容物は
計量室及び補充室へ移動する。
そして、再び容器を傾けると計量室内の内容物
は排出口へ移動し、補充室の内容物は、上述した
容器を元の垂直状態に戻す操作の仕方によつてで
きる計量室の不足分だけ計量室へ流入して排出口
へ移動し、残りは予備室へ移動する。このとき、
容器内の内容物は流入口より予備室へ流入する。
以後、容器を同様に操作することにより、内容
物を連続して定量排出することができる。
<実施例> 本考案を実施例を用いて詳細に説明する。
本考案の粉粒体用定量栓体(以下定量栓体とい
う)は、本体部1と仕切部2とからなる。
該本体部1はカツプ状の一体成形品であり、円
周壁3、ボトム壁4、および円周壁3とボトム壁
4との間に設けた流入口aから成る。
さらにボトム壁4は第1図に示すごとく、流入
口aの反対側が内側に入り込んだ凹陥部11とな
つている。また、円周壁3上端内側には前記仕切
部2を嵌合されるための切込み5と、突起部6が
設けられており、円周壁3上端外側に容器内への
落込み防止のための鍔部7が設けられている。ま
た、前記ボトム壁4の流入口a側半分は他側半分
および円周壁3と一体成形とするために該円周壁
3内径がボトム壁4外径となるように設計され、
射出成形金型にスライドコアを使用せずに最も簡
単な金型構造がとれるよう工夫されている。
前記仕切部2は天蓋8,縦板9および傾斜板1
0から成る一体成形品であり、天蓋8は本体部1
の円周壁3上端内側の切込み5と突起部6とによ
り嵌合される。それにより、円周壁3の一部と縦
板9とで囲まれた排出口b、縦板9、傾斜板1
0、天蓋8および本体部1の円周壁3とで囲まれ
た予備室d、傾斜板10より下方のボトム壁4に
囲まれた計量室d、傾斜板10下端上方、流入口
a下方、円周壁3、で囲まれた補充室eがそれぞ
れ区画形成されることになる。
本考案の定量栓体の操作は至つて簡単であり、
容器fをさかさま近くまで傾けて再び元の状態に
戻し、さらにさかさま近くまで傾けるだけで一定
の内容物が排出され、次の排出のための準備がさ
れる。第4図に示すように容器fを傾けると計量
室d内の内容物は排出口bを通つて排出される。
同時に、容器f内の内容物は流入口aから前記予
備室cに入り込む。
ここで流入口aが本体部1の側面に設けられて
いることも本考案の重要な特徴の一つであり、つ
まり、従来の定量栓体においては流入口は本体部
の下面(排出口の反対側)に設けられているのが
通常である。その理由は容器内の内用物の流れ方
向に起因するのではなく、主に容器首部の形状に
起因する。
そこで本考案の定量栓体は排出効率を高めるた
めに流入口を本体部の側面に設け、容器首部の高
さも小さくすることにより、排出効率は従来方式
に比べ約20%向上した。
ここで本体部1の流入口aは一定量排出完了す
るまでに内容物が予備室cに満たされる大きさが
必要であるが、大きすぎると容器を元の垂直位置
に戻す操作のときに流入口aから容器内へ内容物
が戻ることになる。そこで、本考案の定量栓体で
は流入口aの上下の幅を小さくし、かつ本体部の
半周に至る横幅を設けてある。これは流入口aの
上下幅が大きすぎると戻り量が多くなりすぎ、横
幅で所定時間(排出が完了する時間)内に予備室
c内を内容物で満たすためである。流入口aの上
下幅は内容物性状と排出量により異なり、実施例
では嵩比重0.76の顆粒で排出量10gの場合、6mm
が最適であつた。
流入口aから流入した内容物は縦板9および傾
斜板10に遮られて計量室dへは入らず、排出口
bを通つて直接排出されることはない。そのた
め、傾斜板10下端は容器を水平から30度以上傾
け、傾斜板10の水平線からの傾きが安息角以上
になつたときに、流入口aから自然に流れ込む内
容物を補充できる位置に設けられている。具体的
に説明すると内容物(粉粒体)には安息角と呼ば
れるその積んだ山が崩れないで安定している時の
角度があり、この角度より傾けるとその山が崩れ
出す。
従つて、容器を水平状態より傾けて内容物が流
入口aから自然に流れ込む時の水平からの傾き角
度は、安息角になつた時であり、この内容物を捕
捉するということは、この時この傾斜板10が垂
直状態をなしているということである。つまり、
傾斜板10は栓体の水平面に対して安息角で傾斜
して形成されている。
また予備室cの容積は、排出量よりも2〜3割
多くしておくのが好ましい。これは、容器を元の
垂直状態に戻した時に流入口aから損出が生じる
のと、補充室の傾斜板に残つた分が計量されなく
なり、不足するからである。
次に第1図に示すように容器fを元の垂直状態
に戻すと予備室c内の内容物は計量室d及び補充
室eに入り込む。計量室dは傾斜板10下端から
下方へ示しており、内容物が粉粒体の場合は傾斜
板10の下端は内容物が水平には満たされず、表
面が傾斜した状態で傾斜板下端から排出口b側の
ボトム壁4に達する。すなわち、傾斜板10下端
とボトム壁4までの水平距離が長い場合は傾斜板
10より下方の内容物表面の傾斜面が長くなり、
所望の計量分より少なくなり、また、容器の操作
上の大きな揺れや振動によつてその傾斜面が不規
則に崩れるため、計量室d内に入り込む内容物の
量が一定しないことになる。したがつて、本考案
の定量栓体では傾斜板10にボトム壁4を近づけ
るためにその箇所に凹陥部11を第1図、第3図
に示すように設けて、内容物表面の傾斜面が短か
くなるように工夫してある。
ところで、本考案の定量栓体は、この傾斜した
不足分を補うために補充室eを設けている。上記
計量室d内の内容物は、その傾斜している不足分
だけ不安定な状態、つまり、傾斜が大きい程、容
器を傾けるとすぐ崩れ出す状態になつているの
で、予備室d内の内容物が計量室d及び補充室e
内に落ちて満たされた容器を傾けると、補充室e
内の内容物は上述した傾斜に応じたタイミングで
計量室dへ流入しだし、容器の傾きが傾斜板10
の角度よりも大きくなると、補充室e内の内用物
は予備室cへ移動するので、この計量室dへの流
入分(補充分)と計量室dの内容物が一体となり
所望計量分の内容物が排出口bに移動する。
したがつて、予備室c内で内容物が排出量より
多く確保されても、実際に排出される量は計量室
dの容積を越えることなく、また、計量室内の内
容物が不足しても安定した排出量が得られる。
この計量の安定性について詳細に説明する。
まず、傾斜板10は、前述したように容器内に
収納する内容物(粉粒体)の安息角θで傾斜し、
この傾斜板の下端を通る水平面を境として計量室
dと補充室eとが連続している。ここで安息角と
は、粉粒体を積んだ山が崩れないで安定している
時の角度をいい、この角度を越えて傾けると山が
崩れ出す。そして容器を立てて計量室に入つた内
容物における排出口側の水平面に対する傾斜面の
角度をα(0≦α≦θ)とする。
また、計量室dで内容物の排出口側が傾斜する
と、傾斜している量だけ計量室dでは不足するこ
とになる。その最大不足分以上、すなわち内容物
の排出口側が安息角θで傾斜した際の不足分と同
量以上の内容物が補充室eに見込まれている。
さて、定量栓体を傾斜させると、すなわち栓体
の水平面に対する傾斜角がθ−αをこえて大きく
成つた時点で、粉粒体の排出口側が崩れることに
なる。
定量栓体の傾斜に際して、定量栓体の傾斜角が
0〜(θ−α)の範囲では計量室dの内容物が排
出口側に移動しないことから、補充室eの内容物
は、補充室eから計量室dへ移動しない。そして
定量栓体の傾斜角がθ−αを越えてθの範囲で
は、傾斜板10が傾斜角θで傾斜していることか
ら、補充室eの内容物が計量室dへ移動し、θを
越えると補充室eの内容物は予備室cへ移動す
る。つまり、補充室eの内容物は、定量栓体の傾
斜角がθ(安息角)で分離されることになり、補
充室eから計量室dへ移動した補充分(不足分)
と計量室dの内容物とが一体となり、所望される
計量分の内容物が排出側へ移動し、補充室eの残
りの内容物は予備室cへ移動することになり、安
定した計量がなされる。
<考案の効果> 本考案の粉粒体用定量栓体は、カツプ状の本体
部と仕切部からなり、これらを嵌合させるだけ
で、排出口、予備室、補充室、計量室を形成し、
定量排出機能を持たせることが可能であり、構成
が簡単で製造が容易である。また、流入口を本体
部の側面に設けたことにより、排出量の効率を高
めることができる。
さらに、容器を傾けるだけの簡単な操作で連続
して一定量の内容物が排出でき、しかも、栓体の
水平面に対して内容物の安息角で傾斜した傾斜板
および補充室を設けたことにより、この操作のし
方によつてできる計量室内に流入する内容物の不
足分を補うことができ、安定した計量がなされる
という効果がある。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図
は本考案の定量栓体を容器の開口部に装着した状
態を示す断面説明図、第2図は同平面説明図、第
3図は第1図のA−A′線断面説明図、第4図は
第1図の傾けた状態を示す断面説明図である。 1……本体部、2……仕切部、3……円周壁、
4……ボトム壁、5……切込み、6……突起部、
7……鍔部、8……天蓋、9……縦板、10……
傾斜板、11……凹陥部、a……流入口、b……
排出口、c……予備室、d……計量室、e……補
充室、f……容器。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 円周壁とボトム壁とから成り、側面に流入口を
    有するカツプ状の本体部と、天蓋、縦板、及び傾
    斜板とから成る仕切部とで構成され、容器開口部
    に取り付けられる粉粒体用定量栓体であつて、前
    記本体部と仕切部とを嵌合させることにより該本
    体部内を、前記縦板、前記天蓋および傾斜板の上
    端よりも上側の円周壁とで囲まれた予備室と、該
    予備室の下方にあり、流入口を介して容器本体内
    部と通じ、前記傾斜板と前記傾斜板と同等の高さ
    のカツプ状の本体部に囲まれた補充室と、該補充
    室の下方に位置し、傾斜板より下方の円周壁に囲
    まれた計量室と、前記予備室及び補充室に仕切り
    部を介して隣接し、円周壁の一部と縦板とで囲ま
    れた排出口とに区画形成し、該計量室の排出口側
    に凹陥部を設け、かつ前記流入口は本体部のほぼ
    半周に相当する横幅を有し、さらに前記仕切部の
    傾斜板は栓体の水平面に対して内容物の安息角で
    傾斜していることを特徴とする粉粒体用定量栓
    体。
JP4088784U 1984-03-22 1984-03-22 定量栓体 Granted JPS60154252U (ja)

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JPS60154252U JPS60154252U (ja) 1985-10-15
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JPH07116480B2 (ja) * 1984-08-29 1995-12-13 花王株式会社 計量器内蔵容器入り超濃縮粒状洗剤製品

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JPS60154252U (ja) 1985-10-15

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