JPH09104039A - 射出成形用金型 - Google Patents
射出成形用金型Info
- Publication number
- JPH09104039A JPH09104039A JP26296395A JP26296395A JPH09104039A JP H09104039 A JPH09104039 A JP H09104039A JP 26296395 A JP26296395 A JP 26296395A JP 26296395 A JP26296395 A JP 26296395A JP H09104039 A JPH09104039 A JP H09104039A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- slide core
- hole
- mold
- projection pin
- diameter
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 スライドコアの移動すべき位置及び移動距離
を正確に制御することができる射出成形用金型を提供す
る。 【解決手段】 固定側金型と、この固定側金型に対して
接近・離反自在の可動側金型と、この固定側金型と可動
側金型との間に可動側金型の移動方向に直交する方向に
変位自在に支承されたスライドコアとの間に、成形すべ
き成形品の輪郭に対応するキャビティを形成し、スライ
ドコアにはスライドコアの変位方向に直交する方向に貫
通孔が形成し、可動側金型には成形品を突き出すための
突き出しピンがその貫通孔に貫通して設けた射出成形用
金型であって、貫通孔はスライドコアの変位方向に延び
る長孔とし、その貫通孔に突き出しピンを貫通させた状
態でスライドコアを変位させ、貫通孔の内壁面に突き出
しピンを当接させることにより、スライドコアの移動を
停止させる。
を正確に制御することができる射出成形用金型を提供す
る。 【解決手段】 固定側金型と、この固定側金型に対して
接近・離反自在の可動側金型と、この固定側金型と可動
側金型との間に可動側金型の移動方向に直交する方向に
変位自在に支承されたスライドコアとの間に、成形すべ
き成形品の輪郭に対応するキャビティを形成し、スライ
ドコアにはスライドコアの変位方向に直交する方向に貫
通孔が形成し、可動側金型には成形品を突き出すための
突き出しピンがその貫通孔に貫通して設けた射出成形用
金型であって、貫通孔はスライドコアの変位方向に延び
る長孔とし、その貫通孔に突き出しピンを貫通させた状
態でスライドコアを変位させ、貫通孔の内壁面に突き出
しピンを当接させることにより、スライドコアの移動を
停止させる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、射出成形用金型に
関する。
関する。
【０００２】
【従来の技術】従来より、成形品の内側にアンダーカッ
トがある場合、そのアンダーカットをはずす方法として
は、傾斜コアによる方法、内側スライドコアによる方法
等がある。
トがある場合、そのアンダーカットをはずす方法として
は、傾斜コアによる方法、内側スライドコアによる方法
等がある。
【０００３】例えば、実開昭６２−１２８８２０号公報
に記載されている技術においては、図３に示すように、
スライドコア４５内にサイドエジェクタピン４３と、一
端が可動型４１を摺動可能なサイドエジェクタピン４３
に突出方向の押力を与えるリンク４２が設けられ、可動
型４１の摺動面４１ａには型開き時のスライドコア４５
の摺動によりリンク４２の一端を係合させてこのリンク
４２を回動させる係合凹部４４が形成されたものが開示
されている。
に記載されている技術においては、図３に示すように、
スライドコア４５内にサイドエジェクタピン４３と、一
端が可動型４１を摺動可能なサイドエジェクタピン４３
に突出方向の押力を与えるリンク４２が設けられ、可動
型４１の摺動面４１ａには型開き時のスライドコア４５
の摺動によりリンク４２の一端を係合させてこのリンク
４２を回動させる係合凹部４４が形成されたものが開示
されている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記の技術
では、アンダーカットを外す場合、サイドエジェクタピ
ン４３を突出させるが、この場合、リンク４２を回動さ
せ、そのリンク４２の摺動部分を突出させ、可動型４１
に設けた凹部４４との係合を行う必要がある。しかし、
この凹部４４とリンク４２とを係合するためにスライド
コア４５を摺動させながら、その係合位置を見極めなけ
ればならず、容易ではない。
では、アンダーカットを外す場合、サイドエジェクタピ
ン４３を突出させるが、この場合、リンク４２を回動さ
せ、そのリンク４２の摺動部分を突出させ、可動型４１
に設けた凹部４４との係合を行う必要がある。しかし、
この凹部４４とリンク４２とを係合するためにスライド
コア４５を摺動させながら、その係合位置を見極めなけ
ればならず、容易ではない。
【０００５】本発明はこうした点に鑑みてなされたもの
で、スライドコアの移動すべき位置及び移動距離を正確
に制御することができる射出成形用金型を提供すること
を目的とする。
で、スライドコアの移動すべき位置及び移動距離を正確
に制御することができる射出成形用金型を提供すること
を目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の射出成形用金型は、固定側金型と、この
固定側金型に対して接近・離反自在の可動側金型と、こ
の固定側金型と可動側金型との間に可動側金型の移動方
向に直交する方向に変位自在に支承されたスライドコア
との間に、成形すべき成形品の輪郭に対応するキャビテ
ィが形成されてなり、上記スライドコアには当該スライ
ドコアの変位方向に直交する方向に貫通孔が形成され、
上記可動側金型には成形品を突き出すための突き出しピ
ンがその貫通孔に貫通して設けられた射出成形用金型で
あって、上記貫通孔は上記スライドコアの変位方向に延
びる長孔であるとともに、その貫通孔に上記突き出しピ
ンを貫通させた状態で上記スライドコアを変位させ、貫
通孔の内壁面に上記突き出しピンを当接させることによ
り、スライドコアの移動を停止させるよう構成されたこ
とによって特徴づけられる。
めに、本発明の射出成形用金型は、固定側金型と、この
固定側金型に対して接近・離反自在の可動側金型と、こ
の固定側金型と可動側金型との間に可動側金型の移動方
向に直交する方向に変位自在に支承されたスライドコア
との間に、成形すべき成形品の輪郭に対応するキャビテ
ィが形成されてなり、上記スライドコアには当該スライ
ドコアの変位方向に直交する方向に貫通孔が形成され、
上記可動側金型には成形品を突き出すための突き出しピ
ンがその貫通孔に貫通して設けられた射出成形用金型で
あって、上記貫通孔は上記スライドコアの変位方向に延
びる長孔であるとともに、その貫通孔に上記突き出しピ
ンを貫通させた状態で上記スライドコアを変位させ、貫
通孔の内壁面に上記突き出しピンを当接させることによ
り、スライドコアの移動を停止させるよう構成されたこ
とによって特徴づけられる。
【０００７】
【作用】スライドコアの移動は、貫通孔の内壁面に突き
出しピンが当接すると停止する。つまり、この貫通孔の
スライドコアの変位方向の径の長さによって、スライド
コアの移動距離が制御される。
出しピンが当接すると停止する。つまり、この貫通孔の
スライドコアの変位方向の径の長さによって、スライド
コアの移動距離が制御される。
【０００８】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ本発明の
好適な実施の形態について説明する。図１、図２はその
実施に適した射出成形用金型を説明するための図で、図
１は型締めの状態を示し、図２は型開きの状態を示す。
なお、各図において、（ａ）は要部斜視図、（ｂ）は
（ａ）におけるＸ−Ｘ断面図、（ｃ）は要部平面図を示
す。
好適な実施の形態について説明する。図１、図２はその
実施に適した射出成形用金型を説明するための図で、図
１は型締めの状態を示し、図２は型開きの状態を示す。
なお、各図において、（ａ）は要部斜視図、（ｂ）は
（ａ）におけるＸ−Ｘ断面図、（ｃ）は要部平面図を示
す。
【０００９】この射出成形用金型は、固定側金型５と、
この固定側金型５に対して接近・離反自在の可動側金型
６と、この固定側金型５と可動側金型６との間に可動側
金型６の移動方向に直交する方向に変位自在に支承され
たスライドコア２からなり、型締め時には、これら固定
側金型５、可動側金型６及びスライドコア２との間に、
成形すべき成形品の輪郭に対応するキャビティ４が形成
される。また、可動側金型６には成形品を突き出すため
の突き出しピン１が備えられ、またスライドコア２には
その突き出しピン１を案内するための長孔の貫通孔３が
スライドコア２の変位方向に直交する方向に設けられて
いる。この貫通孔３の断面形状は、スライドコア２の変
位方向に長い長円形をなしている。その短径ＷS は突き
出しピン１の直径に略等しく、長径ＷL は（スライドコ
ア２のストローク量Ｌ＋突き出しピン１の直径）に等し
くなるように設定されている。
この固定側金型５に対して接近・離反自在の可動側金型
６と、この固定側金型５と可動側金型６との間に可動側
金型６の移動方向に直交する方向に変位自在に支承され
たスライドコア２からなり、型締め時には、これら固定
側金型５、可動側金型６及びスライドコア２との間に、
成形すべき成形品の輪郭に対応するキャビティ４が形成
される。また、可動側金型６には成形品を突き出すため
の突き出しピン１が備えられ、またスライドコア２には
その突き出しピン１を案内するための長孔の貫通孔３が
スライドコア２の変位方向に直交する方向に設けられて
いる。この貫通孔３の断面形状は、スライドコア２の変
位方向に長い長円形をなしている。その短径ＷS は突き
出しピン１の直径に略等しく、長径ＷL は（スライドコ
ア２のストローク量Ｌ＋突き出しピン１の直径）に等し
くなるように設定されている。
【００１０】次に、以上の構成の射出成形用金型の作用
を説明する。まず、図１に示すように、型締め時には、
スライドコア２が型締めの向きにスライドすることによ
り、突き出しピン１は、型締めの向きとは反対側の貫通
孔３の内側壁面３ａに密着した状態となる。一方、型開
き時には、スライドコア２が型開きの向きにスライドす
るため、突き出しピン１は、内側壁面３ａに対向する内
側壁面３ｂに密着した状態となる。この突き出しピン１
と貫通孔３の構成によって、スライドコア２の動きは制
限される。つまり、突き出しピン１はスライドコア２の
ストッパとなり、スライドコア２のストローク量Ｌに等
しい移動距離が確保できる。また、貫通孔の短径は突き
出しピンの直径に略等しく、形成されているので、スラ
イドコア２のスライド時には、揺らぐこともなく、スム
ーズに移動できる。
を説明する。まず、図１に示すように、型締め時には、
スライドコア２が型締めの向きにスライドすることによ
り、突き出しピン１は、型締めの向きとは反対側の貫通
孔３の内側壁面３ａに密着した状態となる。一方、型開
き時には、スライドコア２が型開きの向きにスライドす
るため、突き出しピン１は、内側壁面３ａに対向する内
側壁面３ｂに密着した状態となる。この突き出しピン１
と貫通孔３の構成によって、スライドコア２の動きは制
限される。つまり、突き出しピン１はスライドコア２の
ストッパとなり、スライドコア２のストローク量Ｌに等
しい移動距離が確保できる。また、貫通孔の短径は突き
出しピンの直径に略等しく、形成されているので、スラ
イドコア２のスライド時には、揺らぐこともなく、スム
ーズに移動できる。
【００１１】このように、スライドコア２のストローク
量に応じた大きさの貫通孔を適宜設けることによって、
スライド量を制御でき、成形品に近いところでも、スラ
イドの位置決めが可能となり、また、この位置決めの精
度も向上したものとなる。また、型開きにおいて、内側
スライド部の離型性もよい。
量に応じた大きさの貫通孔を適宜設けることによって、
スライド量を制御でき、成形品に近いところでも、スラ
イドの位置決めが可能となり、また、この位置決めの精
度も向上したものとなる。また、型開きにおいて、内側
スライド部の離型性もよい。
【００１２】なお、この実施の形態において、貫通孔は
長円形の断面形状を有するものとしたが、これに限るこ
となく、突き出しピン１の直径に略等しい幅を有し、か
つスライドコア２の変位方向に、そのスライドコア２が
所定のストローク量の移動を可能とする長さであればよ
く、例えば長方形や楕円であってもよいことは勿論であ
る。
長円形の断面形状を有するものとしたが、これに限るこ
となく、突き出しピン１の直径に略等しい幅を有し、か
つスライドコア２の変位方向に、そのスライドコア２が
所定のストローク量の移動を可能とする長さであればよ
く、例えば長方形や楕円であってもよいことは勿論であ
る。
【００１３】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の射出成形用
金型は、スライドコアにはそのスライドコアの変位方向
に直交する方向に貫通孔が形成され、また可動側金型に
は成形品を突き出すための突き出しピンがその貫通孔を
貫通して設けられ、この貫通孔はスライドコアの変位方
向に延びる長孔であるとともに、その貫通孔に突き出し
ピンを貫通させた状態でスライドコアを変位させ、貫通
孔の内壁面に突き出しピンを当接させることにより、ス
ライドコアの移動を停止させるように構成したので、ス
ライドコアを、その移動すべき位置で、かつ、正確な移
動距離、移動させることができ、しかも、スムーズ移動
することができる。また、成形品に近いところでも、ス
ライドの位置決めできるなど、位置決めの精度も向上し
たものとなる。この結果、製品設計の自由度も広がり、
様々な需要に応えることができる。
金型は、スライドコアにはそのスライドコアの変位方向
に直交する方向に貫通孔が形成され、また可動側金型に
は成形品を突き出すための突き出しピンがその貫通孔を
貫通して設けられ、この貫通孔はスライドコアの変位方
向に延びる長孔であるとともに、その貫通孔に突き出し
ピンを貫通させた状態でスライドコアを変位させ、貫通
孔の内壁面に突き出しピンを当接させることにより、ス
ライドコアの移動を停止させるように構成したので、ス
ライドコアを、その移動すべき位置で、かつ、正確な移
動距離、移動させることができ、しかも、スムーズ移動
することができる。また、成形品に近いところでも、ス
ライドの位置決めできるなど、位置決めの精度も向上し
たものとなる。この結果、製品設計の自由度も広がり、
様々な需要に応えることができる。
【図１】本発明の実施の形態を示す射出成形用金型の構
成を示す図で、型締め時の状態を示す図
成を示す図で、型締め時の状態を示す図
【図２】本発明の実施の形態を示す射出成形用金型の構
成を示す図で、型開き時の状態を示す図
成を示す図で、型開き時の状態を示す図
【図３】従来例を説明するため図
１ 突き出しピン ２ スライドコア ３ 貫通孔 ４ キャビティ ５ 固定側金型 ６ 可動側金型
Claims (1)
- 【請求項１】 固定側金型と、この固定側金型に対して
接近・離反自在の可動側金型と、この固定側金型と可動
側金型との間に可動側金型の移動方向に直交する方向に
変位自在に支承されたスライドコアとの間に、成形すべ
き成形品の輪郭に対応するキャビティが形成されてな
り、上記スライドコアには当該スライドコアの変位方向
に直交する方向に貫通孔が形成され、上記可動側金型に
は成形品を突き出すための突き出しピンがその貫通孔に
貫通して設けられた射出成形用金型であって、上記貫通
孔は上記スライドコアの変位方向に延びる長孔であると
ともに、その貫通孔に上記突き出しピンを貫通させた状
態で上記スライドコアを変位させ、貫通孔の内壁面に上
記突き出しピンを当接させることにより、スライドコア
の移動を停止させるよう構成されたことを特徴とする射
出成形用金型。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26296395A JPH09104039A (ja) | 1995-10-11 | 1995-10-11 | 射出成形用金型 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26296395A JPH09104039A (ja) | 1995-10-11 | 1995-10-11 | 射出成形用金型 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09104039A true JPH09104039A (ja) | 1997-04-22 |
Family
ID=17382988
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26296395A Pending JPH09104039A (ja) | 1995-10-11 | 1995-10-11 | 射出成形用金型 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09104039A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1498248A1 (en) * | 2002-04-19 | 2005-01-19 | Michinori Takemoto | Slide core unit |
| JP2015202651A (ja) * | 2014-04-15 | 2015-11-16 | オリンパス株式会社 | 成形金型 |
-
1995
- 1995-10-11 JP JP26296395A patent/JPH09104039A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1498248A1 (en) * | 2002-04-19 | 2005-01-19 | Michinori Takemoto | Slide core unit |
| EP1498248A4 (en) * | 2002-04-19 | 2009-08-19 | Michinori Takemoto | SLIDING CORE UNIT |
| JP2015202651A (ja) * | 2014-04-15 | 2015-11-16 | オリンパス株式会社 | 成形金型 |
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