JP2544509Y2 - インサ−ト成形用金型装置 - Google Patents

インサ−ト成形用金型装置

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JP2544509Y2
JP2544509Y2 JP8748491U JP8748491U JP2544509Y2 JP 2544509 Y2 JP2544509 Y2 JP 2544509Y2 JP 8748491 U JP8748491 U JP 8748491U JP 8748491 U JP8748491 U JP 8748491U JP 2544509 Y2 JP2544509 Y2 JP 2544509Y2
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mold
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順一 高橋
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  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、下金型と上金型とより
なり下金型にキャビティが形成されたスライドコアを有
し、上金型に前記スライドコアを移動せしめるアンギラ
ピンを配置した金型装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、図18に示すようなインサ−ト成
形用金型装置が知られている。詳述すると下金型101
と上金型102とよりなり、その下金型101の上面に
はキャビティ103が形成されたスライドコア104,
105(通称割型)が上面に対し摺動自在に配置されて
いる。
【0003】又、下金型101には成形品の中空部を形
成し、かつインサ−トワ−クBを保持するコアピン10
6がキャビティ103内方に向けて突設されている。更
に、下金型101には成形品を排出するためのエジェク
タピン107,108が摺動自在に配置されている。上
金型102には上金型102と下金型101とが離型す
ると同時に、スライドコア104,105を移動させる
ためのアンギュラピン109,110が突設配置されて
いる。
【0004】次に動作について説明する。まず最初に下
金型101、上金型102を離型させた状態において、
コアピン106にインサ−トワ−クBを挿入する。次い
で、下金型101と上金型102とを閉じ、射出成形
(インサ−ト成形)を行う。射出成形終了後、再び下金
型101と上金型102とを離型させる。その離型と同
時にスライドコア104,105がアンギラピン10
9,110により開き、成形品はキャビティ103内側
面より離れる。最後にエジェクタピン107,108を
作動(図18においては上昇)させ、成形品を金型より
排出させる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
技術においては、インサ−トするワ−クを保持する部材
(本従来技術においてはコアピン106)スライドコア
104,105の中心部に位置している場合には、成形
後、成形品を排出できるものの例えば図17に示すよう
に、スライドコア104,105の中心部から離れた位
置にインサ−トワ−クを配置せしめることはできなかっ
た。つまり、成形品を排出する際、インサ−トワ−クを
保持する保持部材がスライドコア104,105の開作
動を妨げてしまうものであった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は上記問題点を解
決することを目的とし、下金型と上金型とよりなり、前
記下金型上面にキャビティが形成されたスライドコアを
配置するとともに、前記上金型にアンギラピンを前記ス
ライドコアと係合し得るよう突設配置せしめ、下金型と
上金型の離型により前記スライドコアが移動するような
した金型装置において、前記スライドコアにワ−ク保持
ピンを摺動自在に配置したことゝ、そのワ−ク保持ピン
の駆動手段とを配置したことを特徴とする。
【0007】
【実施例】図1乃至図3を基に本考案の第1実施例を説
明する。下金型1と上金型2とが閉じた状態(射出成形
中)を示すものである。下金型1の上面近傍には傾斜面
1aを有する摺動溝3が形成されている。又、下金型1
の上面には図3に示すようなスライダ−4が配置されて
いる。そのスライダ−4の一方の端部下面には、前記摺
動溝3に嵌入する段部5が形成されており、他方の端部
上面には傾斜面6が形成され、さらにスライダ4−の中
間部上面には半円弧状の孔7が形成されている。
【0008】更に、前記下金型1の上面には成形品Cと
なるキャビティ8と、前記スライダ−4が挿入される溝
4aとが形成されたスライドコア9が下金型1の上面に
対して摺動自在に配置されている。
【0009】又、スライドコア9内にはワ−ク保持ピン
10が弾発部材11により下金型1方向に摺動自在に付
勢されている。そして、そのワ−ク保持ピン10の下端
面は前記スライダ−4の傾斜面6に当接している。
【0010】更に、スライドコア9内にはロッカ−ピン
12が下金型1の方向に弾発部材13により付勢されて
おり、そのロッカ−ピン12の下端には傾斜面14と凹
部15とが形成されている。16は前記スライダ−4を
スライドコア9の開く方向と同方向に付勢する弾発部材
であり、17は出来上った成形品Cを金型より排出する
ためのエジェクタピンである。又、スライドコア9の内
方には後述するアンギラピンと、係合案内されるカムフ
ォロア19が取り付けられている。
【0011】2は上金型であり、その上金型の下方には
前記スライドコア9と同形の形をした溝部20が形成さ
れている。そして、その溝部20の内方下面には前述し
たカムフォロア18,19と係合し、下金型と上金型が
離型動作をした際、スライドコア9を開閉し、傾斜面2
1を介してその両端にストレ−ト部22,23を有する
アンギラピン24が突設固定されている。
【0012】次に動作について説明する。上金型2が上
昇し始めると上金型2により押えられていたスライダ−
4が弾発部材16の弾性力により図中右方向に摺動溝3
の端部まで移動する。このスライダ−4の移動に伴いロ
ッカ−ピン12の傾斜面14が摺動溝3に形成されてい
る傾斜面1aに押圧され乍ら、ロッカ−ピン12が上昇
し、スライダ−4の半円弧状孔7との係合が解除され
る。
【0013】又、ワ−ク保持ピン10は弾発部材11の
弾性力により下降する(図4参照)。更に、上金型2が
上昇するとアンギラピン24の傾斜面21とカムフォロ
ア19が当接してスライドコア9が図中右方向に開き始
める(図5、図6、図7参照)。
【0014】そして更に上金型2が上昇すると、前記カ
ムフォロア19にアンギラピン24のストレ−ト部23
が達し、スライドコア9は全開状態となる。スライドコ
ア9が全開すると同時にロッカ−ピン12の位置とスラ
イダ−4の半円弧状孔7の位置とが一致し、弾発部材1
3の弾性力によりロッカ−ピン12は下降し、半円弧状
孔7に嵌入し、実質状スライドコア9とスライダ−4が
一体になる。
【0015】又、スライドコア9の全開過程において傾
斜面6によりワ−ク保持ピン10が弾発部材11の弾性
力に抗して上昇する(図8、図9参照)。
【0016】次いで、エジェクタピン17を作動させて
成形品Cを金型より排出する(図10参照)。
【0017】又、成形品Cの排出後、インサ−トワ−ク
Dをワ−ク保持ピン10に挿入する(図11参照)。
【0018】次いで、上金型2が下降し始めると、アン
ギラピン24の傾斜面21がカムフォロア18と係合
し、スライドコア9を図中左方向(閉じる方向)に移動
させる。この時、ロッカ−ピン12によりスライダ−4
はスライドコア9と固定されているため、スライダ−4
も同様に図中左方向に移動する(図12、図13参
照)。
【0019】更に、上金型2が下降するとスライドコア
9が全閉状態となる。このスライドコア9の全閉状態と
略同時かあるいは多少前に摺動溝3の傾斜面1aにより
ロッカ−ピン12が押圧され上昇し、スライドコア9と
スライダ−4との一体化が解除される(図13、図14
参照)。
【0020】なお、前述のスライドコア9とスライダ−
4との一体化が解除されると、略同時に上金型2が最下
降するので、前記一体化が解除されてもスライダ−4は
弾発部材16により図中右方向には移動しない。以上
で、1サイクルが完了する。
【0021】図16は本願考案における他の実施例を示
すものであり、スライドコア9内に小型のエアシリンダ
25を埋設させたものである。本実施例においてはワ−
ク保持ピン10をシリンダロッド自体にしたが、他の部
材を介してワ−ク保持ピン10とシリンダロッドを連結
させてもよい。
【0022】なお、ワ−ク保持ピン10の先端の形状を
変えることにより、種々のインサ−トワ−ク(例えば、
棒状物、板状物など)に対応できることは言うまでもな
い。
【0023】
【考案の効果】本考案は、下金型と上金型とよりなり、
前記下金型上面にキャビティが形成されたスライドコア
を配置するとともに、前記上金型にアンギラピンを前記
スライドコアと係合し得るよう突設配置せしめ、下金型
と上金型の離型により前記スライドコアが移動するよう
なした金型装置において、前記スライドコアにワ−ク保
持ピンを摺動自在に配置したことゝ、そのワ−ク保持ピ
ンの駆動手段とを配置したので、インサ−トするワ−ク
がスライドコアの周縁近傍部にあっても、スライドコア
の開閉動作を妨げることなくインサ−ト成形することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例射出時正断面図である。
【図2】図1に於けるアンギラピンとスライダ−の部分
を示す正面図である。
【図3】図1のスライダ−とロッカ−ピンの分解斜視図
である。
【図4】図1の上金型上昇開始時の正断面図である。
【図5】図4の上金型が更に上昇した時の正断面図であ
る。
【図6】図4に於けるアンギラピンとスライダ−の部分
を示す正面図である。
【図7】図5に於けるアンギラピンとスライダ−の部分
を示す図である。
【図8】図5の上金型全開時の正断面図である。
【図9】図8に於けるアンギラピンとスライダ−の部分
を示す図である。
【図10】図8の成形品突き出し時の正断面図である。
【図11】図10に於てワ−ク挿入、型締開始時の正断
面図である。
【図12】図11の型締途中時の正断面図である。
【図13】図12の型締寸前の正断面図である。
【図14】図12に於けるアンギラピンとスライダ−の
部分を示す正面図である。
【図15】型締完了時のアンギラピンとスライダ−の部
分を示す図である。
【図16】本考案の第2実施例射出時正断面図である。
【図17】本考案による成形品の外観斜視図である。
【図18】従来装置の正断面図である。
【符号の説明】
1 下金型 1a 傾斜面 2 上金型 3 摺動溝 4 スライダ− 5 段部 6 傾斜面 7 半円弧状孔 8 キャビティ 9 スライドコア 10 ワ−ク保持ピン 11 弾発部材 12 ロッカ−ピン 13 弾発部材 14 傾斜面 15 凹部 16 弾発部材 18 カムフォロア 19 カムフォロア 20 溝部 21 傾斜面 22 ストレ−ト部 23 ストレ−ト部 24 アンギラピン

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下金型と上金型とよりなり、前記下金型
    上面にキャビティが形成されたスライドコアを配置する
    とともに、前記上金型にアンギラピンを前記スライドコ
    アと係合し得るよう突設配置せしめ、下金型と上金型の
    離型により前記スライドコアが移動するようなした金型
    装置において、前記スライドコアにワ−ク保持ピンを摺
    動自在に配置したことゝ、そのワ−ク保持ピンの駆動手
    段とを配置したことを特徴とするインサ−ト成形用金型
    装置。
JP8748491U 1991-09-30 1991-09-30 インサ−ト成形用金型装置 Expired - Lifetime JP2544509Y2 (ja)

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JPH0529724U JPH0529724U (ja) 1993-04-20
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