JPH09100668A - 開閉体のロック装置 - Google Patents

開閉体のロック装置

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JPH09100668A
JPH09100668A JP7259598A JP25959895A JPH09100668A JP H09100668 A JPH09100668 A JP H09100668A JP 7259598 A JP7259598 A JP 7259598A JP 25959895 A JP25959895 A JP 25959895A JP H09100668 A JPH09100668 A JP H09100668A
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JP
Japan
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latch
opening
closing body
hole
stopper
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JP7259598A
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Inventor
Takashi Ishijima
崇 石島
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Hino Motors Ltd
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Hino Motors Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】部品点数及び組付工数を低減でき、かつ開閉体
の閉止時の耳障りな金属音の発生を防止できる。 【解決手段】開閉体支持部13から突設されたストライ
カ21の頂部21aにラッチ孔21dが形成され、開閉
体12の閉止状態で開閉体のストライカに対向する位置
に取付けられたラッチ保持具22のうちラッチ孔に対向
する位置に案内孔22gが形成される。ラッチ孔に挿脱
可能なラッチ23が案内孔に遊挿され、ラッチ孔に対向
するように弾性ブロック24がストライカの頂部と開閉
体支持部とにより挟持される。開閉体の閉止状態でスト
ライカの頂部及び開閉体支持部間に臨んで弾性ブロック
に対向するようにロックストッパ22kがラッチ保持具
から突設される。開閉体の閉止状態でラッチがラッチ孔
に挿通されてその先端が弾性ブロックに当接し、かつロ
ックストッパの先端が弾性ブロックに当接する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はトラックの荷台のテ
ールゲートのような開閉体をゲート支持部のような開閉
体支持部にロックする装置に関する。更に詳しくはかん
ぬきタイプのロック装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のロック装置として、開閉
体を支持する開閉体支持部から突設されたストライカの
うち突出した頂部にラッチ孔が形成され、開閉体の閉止
した状態で開閉体のストライカに対向する位置に取付け
られたラッチ保持具のうちラッチ孔に対向する位置に案
内孔が形成され、ラッチ孔に挿脱可能なラッチが案内孔
に遊挿され、ラッチ保持具から連結部を介して突設され
たラッチストッパが開閉体の閉止した状態でストライカ
の頂部及び支持部間に挿入された自動車用ロック装置が
開示されている(実開昭62−62579)。このロッ
ク装置では、開閉体の閉止した状態でラッチストッパの
うちラッチの先端が当接する位置に弾性部材が設けら
れ、かつ連結部のうちストライカの頂部の側縁に当接す
る位置にバンパラバーが設けられる。またバンパラバー
の表面には硬質板が固着される。このように構成された
自動車用ロック装置では、開閉体を閉止するときにラッ
チの先端は弾性部材に当接し、連結部はバンパラバーの
表面に固着された硬質板当接するので、耳障りな金属音
は全く又は殆ど発生しない。またバンパラバーの表面に
固着された硬質板によりバンパラバーの切損や変形等を
防止でき、バンパラバーの耐久性を向上できるようにな
っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の自
動車用ロック装置では、耳障りな金属音を発生しないよ
うにするために、弾性部材及びバンパラバーをラッチス
トッパ及び連結部にそれぞれ設けなければならず、部品
点数が増大しかつこれらの部品の組付工数が増大するた
め、製造コストを押上げる不具合があった。本発明の目
的は、部品点数及び組付工数を減らすことにより製造コ
ストを低減でき、かつ開閉体の閉止時の耳障りな金属音
の発生を防止できる開閉体のロック装置を提供すること
にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
図1及び図9に示すように開閉体12を支持する開閉体
支持部13,14から突設されこの突出した頂部21a
にラッチ孔21dが形成されたストライカ21と、開閉
体12の閉止した状態で開閉体12のストライカ21に
対向する位置に取付けられラッチ孔21dに対向する位
置に案内孔22gが形成されたラッチ保持具22と、ラ
ッチ孔21dに挿脱可能に案内孔22dに遊挿されたラ
ッチ23と、ラッチ孔21dに対向するようにストライ
カ21の頂部21aと支持部13,14とにより挟持さ
れた弾性ブロック24と、開閉体12の閉止した状態で
ストライカ21の頂部21a及び支持部13,14間に
臨んで弾性ブロック24に対向するようにラッチ保持具
22から突設されたロックストッパ22kとを備えた開
閉体のロック装置である。このロック装置では、開閉体
12を閉止するときにラッチ23がラッチ孔21dに挿
通されてその先端が弾性ブロック24に当接し、かつロ
ックストッパ22kの先端が弾性ブロック24に当接す
るので、耳障りな金属音の発生を防止できる。また単一
の弾性ブロック24のみでラッチ23の先端及びロック
ストッパ22kの先端の両方を受けるので、部品点数及
び組付工数を低減できる。
【0005】請求項2に係る発明は、図10に示すよう
に開閉体12を支持する開閉体支持部13から突設され
この突出した頂部51aにラッチ孔21dが形成された
ストライカ51と、開閉体12の閉止した状態で開閉体
12のストライカ51に対向する位置に取付けられラッ
チ孔21dに対向する位置に案内孔22gが形成された
ラッチ保持具52と、ラッチ孔21dに挿脱可能に案内
孔22gに遊挿されたラッチ23と、ラッチ保持具52
から連結部22jを介して突設され開閉体12の閉止し
た状態でストライカ51の頂部51a及び支持部13間
に挿入されたラッチストッパ52kとを備え、開閉体1
2の閉止した状態でラッチ23がラッチ孔21dに挿通
されてその先端がラッチストッパ52kに当接しかつ連
結部22jがストライカ51の頂部51aの側縁に当接
するように構成された開閉体のロック装置の改良であ
る。その特徴ある構成は、ラッチストッパ52k及び連
結部22jが弾性部材54により被覆されたところにあ
る。このロック装置では、開閉体12を閉止するときに
ラッチ23がラッチ孔21dに挿通されてその先端が弾
性部材54に当接し、かつ連結部22jを被覆する上記
弾性部材54がストライカ51の頂部51aの側縁に当
接するので、耳障りな金属音の発生を防止できる。また
単一の弾性部材54のみでラッチ23の先端及びストラ
イカ51の頂部51aの側縁の両方を受けるので、部品
点数及び組付工数を低減できる。
【0006】請求項3に係る発明は、図12に示すよう
に開閉体12を支持する開閉体支持部13から突設され
この突出した頂部71aにラッチ孔21dが形成された
ストライカ71と、開閉体12の閉止した状態で開閉体
12のストライカ71に対向する位置に取付けられラッ
チ孔21dに対向する位置に案内孔22gが形成された
ラッチ保持具72と、ラッチ孔21dに挿脱可能に案内
孔22gに遊挿されたラッチ23と、ラッチ保持具72
から突設され開閉体12の閉止した状態でストライカ7
1の頂部71a及び支持部13間に挿入されたラッチス
トッパ72kと、開閉体12の閉止した状態でラッチス
トッパ72kの先端に対向する位置にストライカ71か
ら突設されたストッパ受け71gとを備え、開閉体12
の閉止した状態でラッチ23がラッチ孔21dに挿通さ
れてその先端がラッチストッパ72kに当接しかつラッ
チストッパ72kの先端がストッパ受け71gに当接す
るように構成された開閉体のロック装置の改良である。
その特徴ある構成は、ラッチストッパ72kがこのスト
ッパ72kの先端を含めて弾性部材74により被覆され
たところにある。このロック装置では、開閉体12を閉
止するときにラッチ23がラッチ孔21dに挿通されて
その先端が弾性部材74に当接し、かつラッチストッパ
72kの先端を被覆する上記弾性部材74がストッパ受
け71gに当接するので、耳障りな金属音の発生を防止
できる。また単一の弾性部材74のみでラッチ23の先
端及びストッパ受け71gの両方を受けるので、部品点
数及び組付工数を低減できる。
【0007】なお、開閉体としてはトラックのテールゲ
ートを、開閉体支持部としてはゲート支持部を挙げるこ
とができるが、かんぬきタイプのロック装置を用いた開
閉体及び開閉体保持部であればこれらに限定されるもの
ではない。
【0008】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を図面に
基づいて詳しく説明する。図1〜図9に示すように、ト
ラック10の荷台11の後端にはアウタパネル12a及
びインナパネル12bを接合して形成されたテールゲー
ト12が設けられ、このテールゲート12はその両側面
下端が荷台11に枢支される。またテールゲート12は
このゲート12の閉止状態でゲート12の両側面に対向
して荷台11に立設された左右のゲート支持部13,1
4に左右一対のロック装置16(右側のロック装置は図
示せず)によりロックされて閉止した状態に支持され
る。左右のロック装置16はリンク機構17を介してテ
ールゲート12のアウタパネル12aの略中央に設けら
れた操作ハンドル18を操作することにより解除できる
ようになっている(図1、図4及び図9)。一対のロッ
ク装置16は左右対称であるため、左側のロック装置1
6について説明し、右側のロック装置の説明を省略す
る。
【0009】ロック装置16はゲート支持部13の内側
面上部から突設されたストライカ21と、テールゲート
12の閉止した状態でテールゲート12のストライカ2
1に対向する位置に取付けられたラッチ保持具22と、
ラッチ保持具22に保持されるラッチ23とを備える
(図1、図3及び図4)。ストライカ21、ラッチ保持
具22及びラッチ23は鋼板を折曲げることにより形成
される。
【0010】ストライカ21は縦断面略コ字状に形成さ
れゲート支持部13から突出する頂部21aと、この頂
部21aの両端を折曲げることにより形成された一対の
立上がり部21b,21bと、これらの立上がり部21
b,21bの先端を折曲げることにより形成されゲート
支持部13に密着する一対のフランジ部21c,21c
とを有する(図1、図3及び図4)。頂部21a中央に
はラッチ22が挿脱可能な矩形のラッチ孔21dが形成
される。一対のフランジ部21c,21cはゲート支持
部13にボルト21e及びナット21fにより固定され
る(図4)。また頂部21aの荷台11に対向する側面
をゲート支持部13に向って折曲げることによりブロッ
ク固定部21gが形成され、ラッチ孔21dに対向する
ようにストライカ21の頂部21aとゲート支持部13
とによりラバー又はプラスチック製の弾性ブロック24
が挟持される(図1及び図3)。このブロック24の荷
台11に対向する面はブロック固定部21gに当接し、
ラッチ孔21dに対向する面は荷台11から離れるに従
ってストライカ21の頂部21aから離れる傾斜面に形
成される。また弾性ブロック24は頂部21a、ブロッ
ク固定部21g及びゲート支持部13のいずれか1つの
面又は2つ以上の面に接着剤等により固定される。
【0011】ラッチ保持具22は略コ字状に形成された
保持具本体22aと、保持具本体22aの両端を折曲げ
ることにより形成された一対のフランジ部22b,22
bと、一対のフランジ22b,22b間に架け渡された
鋼板製のプレート22cとを有する(図1、図3及び図
4)。保持具本体22aの底面中央には通孔22dが形
成される。一対のフランジ部22b,22bは保持具本
体22aをアウタパネル12a及びインナパネル12b
間に挿入した状態でテールゲート12にボルト22e及
びナット22fにより固定される(図4)。プレート2
2cの両端はスポット溶接により一対のフランジ22
b,22bにそれぞれ固着され、プレート22cの中央
にはラッチ23が遊挿される矩形の案内孔22gが形成
される。
【0012】この案内孔22gの4つの各周縁からは保
持具本体22aの底面に向って突出片22h,22iが
それぞれ突設される(図1、図3及び図4)。これらの
突出片22h,22iのうち荷台11に対向する突出片
22h及びトラック10の後方に面する突出片22hは
クランク状に折曲げられて突設され(図1及び図3)、
他の2つの突出片22i,22iは直線状に突設される
(図4)。上記案内孔22gの周縁にはラッチ23のラ
ッチ孔21dへの挿脱を許容するプラスチック製のブッ
シュ26が上記突出片22h,22iの先端側から挿着
される。26aは上記突出片22h,22iの段部に係
止する爪である(図1及び図3)。ラッチ保持具22の
プレート22cのうちトラック10の後方に面する側縁
からはゲート支持部13に向って折曲げることにより連
結部22jが突設され、テールゲート12を閉止した状
態で上記連結部22jの先端をゲート支持部13及びス
トライカ21の頂部21a間に臨むように折曲げること
によりロックストッパ22kが突設される。
【0013】ラッチ23の先端部はこのラッチ23の荷
台11に対向する側面が傾斜して先細りに形成される。
ラッチ23の後端には横断面略チャンネル状に形成され
ゲート支持部13とは反対側に延びる脚部27がラッチ
23と一体的に設けられる。脚部27はプラスチック製
の軸受28を介して通孔22dに摺動可能に挿通され、
脚部27の後端にはコネクタ32を介してリンク機構の
ロッド17aの一端が接続される(図1、図3及び図
4)。また脚部27の前端には凹溝27a及び切欠き2
7bが形成され(図2)、この凹溝27a及び切欠き2
7bには略C字状の止め輪29が嵌着される(図1〜図
4)。脚部27には両端が止め輪29及び軸受28の端
面にそれぞれ圧接される圧縮コイルばね31が巻回さ
れ、このばね31の弾性力によりラッチ23及び脚部2
7がテールゲート12の閉止した状態でゲート支持部1
3に向って摺動するように付勢される(図1、図3及び
図4)。テールゲート12を開いたときには図3に示す
ようにばね31の弾性力により止め輪29がブッシュ2
6の端面に圧接された状態でラッチ23及び脚部27が
一時的に固定されるようになっている。
【0014】脚部27の後端部にはロッド17aを遊挿
可能な第1長孔27cが形成され、ロッド17aの一端
はクランク状に折曲げられる(図5)。コネクタ32は
プラスチックスにより形成され、脚部27が遊挿されて
摺動可能な摺動孔33aを有するコネクタ本体33と、
コネクタ本体33のうち脚部27の第1長孔27cとは
反対側の側壁の外面一端部にコネクタ本体33と一体的
に形成されロッド17aを保持可能な第1保持部34
と、コネクタ本体33のうち脚部27の第1長孔27c
に対向する側壁の外面他端部にコネクタ本体33と一体
的に形成されロッド17cを保持可能な第2保持部35
とを備える(図5〜図8)。コネクタ本体33のうち脚
部27の第1長孔27cとは反対側の側壁には摺動孔3
3aの長手方向に延びロッド17aを遊挿可能な第2長
孔33bが形成され、コネクタ本体33のうち脚部27
の第1長孔27cに対向する側壁にはロッド17aを遊
挿可能な第3長孔33cが形成される。第1長孔27c
はテールゲート12の閉止時のラッチ23及び脚部27
の移動距離より長く形成され、第2及び第3長孔33
b,33cはロッド17aのクランク状の一端を図5の
二点鎖線で示すように遊挿可能な長さに形成される。ま
た第3長孔33c,第1長孔27c及び第2長孔33b
に遊挿されたロッド17aは図7の二点鎖線で示す位置
から実線矢印で示す方向に回転させることによりロッド
17aが第1及び第2保持部34,35に保持されるよ
うになっている。
【0015】摺動孔33aの内面にはこの孔33aの長
手方向に延びる一対の凸条33d,33dが形成され
(図5〜図7)、これらの凸条33d,33dの形成に
より脚部27外周面の摺動孔33a内周面への接触面積
が小さくなって脚部27の摺動抵抗を小さくできるよう
になっている。第1及び第2保持部34,35はロッド
17aの外径より大きな第1及び第2収容部34a,3
5aと、ロッド17aの外径より小さい幅の開口部34
b,35bとを有する弾性変形可能な略C字状にそれぞ
れ形成され、これらの内周面には第1及び第2突起34
c,35cがそれぞれ形成される(図5〜図8)。ロッ
ド17aを開口部34b,35bから第1及び第2収容
部3a,35a内にそれぞれ挿入したときにロッド17
aは突起34c,35cと開口部34b,35b両端の
3点によりそれぞれ支持され、トラック10の走行時の
振動等によりロッド17aが第1及び第2収容部34
a,35a内でのがたつきによる異音の発生を防止でき
るようになっている。また第2収容部35aはテールゲ
ート12の中央の操作ハンドル18に向って末広がりに
形成され(図5)、ロッド17aが操作ハンドル18の
操作によりロッド17aの半径方向に変位してもロッド
17aが第2突起35c以外の第2収容部35a内面に
当接しないように構成される。
【0016】このように構成されたテールゲートのロッ
ク装置の動作を説明する。テールゲート12を図3の実
線矢印の方向に閉止すると、ラッチ23はその先端の傾
斜した側面がストライカ21の頂部21aのうちトラッ
ク10の後方に面する側縁に圧接されるので、圧縮コイ
ルばね31の弾性力に抗して一点鎖線矢印の方向に移動
する。ロックストッパ22kの先端が弾性ブロック24
に当接し、ラッチ23の先端がラッチ孔21dに対向す
ると、ラッチ23はばね31に付勢されて図1の実線矢
印の方向に移動し、ラッチ孔21dに挿入されたラッチ
23の先端が弾性ブロック24に当接する。このときラ
ッチ23はブッシュ26を介して案内孔22gを摺動す
るので、ラッチ23はスムーズにラッチ孔21dに挿入
される。
【0017】この状態でトラック10が悪路等を走行す
ると、テールゲート12及びゲート支持部13が振動し
てテールゲート12がゲート支持部13に対して相対的
にがたつくが、各部材の繰返しの打撃の殆ど全てが金属
及びラバー又はプラスチックス間の打撃になる。この結
果、異音の発生を大幅に低減できる。ラッチ23及びラ
ッチ孔21d側縁間は金属同士の接触であるが、ラッチ
23の先端が当接する弾性ブロック24の面が荷台11
から離れるに従ってストライカ21の頂部21aから離
れる方向に傾斜しているので、ラッチ23はラッチ孔2
1dのトラック10後方側の側縁に当接した状態に保た
れる。この結果、トラック10の走行時に振動等が発生
しても、ラッチ23及びラッチ孔21d側縁間の繰返し
の打撃はなく、ラッチ23及びラッチ孔21d側縁間で
異音が発生することはない。
【0018】図10及び図11は本発明の第2の実施の
形態を示す。図10及び図11において図1及び図4と
同一符号は同一部品を示す。このロック装置46では、
ラッチ23の先端が圧縮コイルばね31の弾性力により
当接するラッチストッパ52kがラッチ保持具52から
連結部22jを介してストライカ51の頂部51a及び
ゲート支持部13間に挿入可能に突設され、テールゲー
ト12の閉止した状態で上記連結部22jがストライカ
51の頂部51aのうちトラック10後方に面する側縁
に当接するように構成され、更に上記ラッチストッパ5
2k及び連結部22jがラバー又はプラスチックスによ
り形成された弾性部材54により被覆される。弾性部材
54によりラッチストッパ52k及び連結部22jを被
覆する方法としては、弾性部材54を成形するための金
型にラッチストッパ52k及び連結部22jを挿着した
状態でラバー又はプラスチックスの原料を流し込んで冷
却することにより行うことができるが、単体で成形され
た弾性部材54をラッチストッパ52k及び連結部22
jに接着する方法でもよい。またブッシュ56はゲート
保持部13側から案内孔22gに挿入され、爪56a,
56bがプレート52cの突出片52h,52iの先端
面にそれぞれ係止することにより挿着される。更に第1
の実施の形態の脚部に嵌着された止め輪が不要になるた
め、脚部57には上記止め輪を嵌着する凹溝や切欠きは
形成されない。上記以外は第1の実施の形態と略同一に
構成される。このように構成されたテールゲートのロッ
ク装置では、テールゲート12を閉止するときにラッチ
23がラッチ孔21dに挿通されてその先端が弾性部材
54に当接し、かつ連結部22jを被覆する上記弾性部
材54がストライカ51の頂部51aの側縁に当接する
ことを除いて、第1の実施の形態の動作と略同様である
ので、繰返しの説明を省略する。
【0019】図12は本発明の第3の実施の形態を示
す。図12において図10と同一符号は同一部品を示
す。このロック装置66では、ラッチ23の先端が圧縮
コイルばね31の弾性力により当接するラッチストッパ
72kがラッチ保持具72から連結部22jを介してス
トライカ71の頂部71a及びゲート支持部13間に挿
入可能に突設され、テールゲート12の閉止した状態で
ラッチストッパ72kの先端に対向する位置にストッパ
受け71gがストライカ71から突設され、更に上記ラ
ッチストッパ72kがその先端を含めてラバー又はプラ
スチックスにより形成された弾性部材74により被覆さ
れる。上記以外は第2の実施の形態と略同一に構成され
る。このように構成されたテールゲートのロック装置で
は、テールゲート12を閉止するときにラッチ23がラ
ッチ孔21dに挿通されてその先端が弾性部材74に当
接し、かつラッチストッパ72kの先端を被覆する上記
弾性部材74がストッパ受け71gに当接することを除
いて、第2の実施の形態の動作と略同様であるので、繰
返しの説明を省略する。
【0020】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、ス
トライカの頂部にラッチ孔を形成し、開閉体の閉止状態
で開閉体のストライカに対向する位置に取付けられたラ
ッチ保持具のラッチ孔に対向する位置に案内孔を形成
し、ラッチ孔に挿脱可能なラッチを案内孔に遊挿し、ラ
ッチ孔に対向するように弾性ブロックをストライカの頂
部と支持部とにより挟持し、開閉体の閉止状態でストラ
イカの頂部及び支持部間に臨んで弾性ブロックに対向す
るようにラッチ保持具からロックストッパを突設し、更
に開閉体の閉止状態でラッチをラッチ孔に挿通してその
先端が弾性ブロックに当接しかつロックストッパの先端
が弾性ブロックに当接するように構成したので、開閉体
を閉止するときにラッチがラッチ孔に挿通されてその先
端が弾性ブロックに当接し、かつロックストッパの先端
が弾性ブロックに当接する。この結果、耳障りな金属音
の発生を防止できる。また単一の弾性ブロックのみでラ
ッチの先端及びロックストッパの先端の両方を受けるの
で、部品点数及び組付工数を減らすことによる製造コス
トの低減を図ることができる。
【0021】またラッチ保持具から連結部を介して突設
されたラッチストッパを開閉体の閉止状態でストライカ
の頂部及び支持部間に挿入し、開閉体の閉止状態でラッ
チがラッチ孔に挿通されてその先端がラッチストッパに
当接しかつ連結部がストライカの頂部の側縁に当接する
ように構成し、ラッチストッパ及び連結部を弾性部材に
より被覆すれば、開閉体を閉止するときにラッチがラッ
チ孔に挿通されてその先端が弾性部材に当接し、かつ連
結部を被覆する上記弾性部材がストライカの頂部の側縁
に当接するので、上記と同様に耳障りな金属音の発生を
防止でき、弾性部材の部品点数及び組付工数を減らすこ
とによる製造コストの低減を図ることができる。更に開
閉体の閉止状態でラッチストッパの先端に対向する位置
にストライカからストッパ受けを突設し、開閉体の閉止
状態でラッチがラッチ孔に挿通されてその先端がラッチ
ストッパに当接しかつラッチストッパの先端がストッパ
受けに当接するように構成し、更にラッチストッパをこ
のストッパの先端を含めて弾性部材により被覆すれば、
開閉体を閉止するときにラッチがラッチ孔に挿通されて
その先端が弾性部材に当接するので、上記と同様に耳障
りな金属音の発生を防止でき、弾性部材の部品点数及び
組付工数を減らすことによる製造コストの低減を図るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態のロック装置を示す図4
のA−A線断面図。
【図2】図1のB−B線断面図。
【図3】テールゲートを閉止する直前の状態を示す図1
に対応する断面図。
【図4】図9のC−C線断面図。
【図5】図1のD部拡大図。
【図6】図5のE−E線断面図。
【図7】図5のF−F線断面図。
【図8】図5のG−G線断面図。
【図9】テールゲート及びゲート支持部を含むトラック
の要部斜視図。
【図10】本発明の第2実施形態のロック装置を示す図
1に対応する断面図。
【図11】そのロック装置の図4に対応する断面図。
【図12】本発明の第3実施形態を示す図1に対応する
断面図。
【符号の説明】
12 テールゲート(開閉体) 13,14 ゲート支持部(開閉体支持部) 16,46,66 ロック装置 21,51,71 ストライカ 21a,51a,71a 頂部 21d ラッチ孔 22,52,72 ラッチ保持具 22g 案内孔 22j 連結部 22k ロックストッパ 23 ラッチ 24 弾性ブロック 52k,72k ラッチストッパ 54,74 弾性部材 71g ストッパ受け

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開閉体(12)を支持する開閉体支持部(13,
    14)から突設されこの突出した頂部(21a)にラッチ孔(21
    d)が形成されたストライカ(21)と、 前記開閉体(12)の閉止した状態で前記開閉体(12)の前記
    ストライカ(21)に対向する位置に取付けられ前記ラッチ
    孔(21d)に対向する位置に案内孔(22g)が形成されたラッ
    チ保持具(22)と、 前記ラッチ孔(21d)に挿脱可能に前記案内孔(22g)に遊挿
    されたラッチ(23)と、 前記ラッチ孔(21d)に対向するように前記ストライカ(2
    1)の頂部(21a)と前記支持部(13,14)とにより挟持された
    弾性ブロック(24)と、 前記開閉体(12)の閉止した状態で前記ストライカ(21)の
    頂部(21a)及び前記支持部(13,14)間に臨んで前記弾性ブ
    ロック(24)に対向するように前記ラッチ保持具(22)から
    突設されたロックストッパ(22k)とを備え、 前記開閉体(12)の閉止した状態で前記ラッチ(23)が前記
    ラッチ孔(21d)に挿通されてその先端が前記弾性ブロッ
    ク(24)に当接しかつ前記ロックストッパ(22k)の先端が
    前記弾性ブロック(24)に当接するように構成されたこと
    を特徴とする開閉体のロック装置。
  2. 【請求項2】 開閉体(12)を支持する開閉体支持部(13)
    から突設されこの突出した頂部(51a)にラッチ孔(21d)が
    形成されたストライカ(51)と、前記開閉体(12)の閉止し
    た状態で前記開閉体(12)の前記ストライカ(51)に対向す
    る位置に取付けられ前記ラッチ孔(21d)に対向する位置
    に案内孔(22g)が形成されたラッチ保持具(52)と、前記
    ラッチ孔(21d)に挿脱可能に前記案内孔(22g)に遊挿され
    たラッチ(23)と、前記ラッチ保持具(52)から連結部(22
    j)を介して突設され前記開閉体(12)の閉止した状態で前
    記ストライカ(51)の頂部(51a)及び前記支持部(13)間に
    挿入されたラッチストッパ(52k)とを備え、前記開閉体
    (12)の閉止した状態で前記ラッチ(23)が前記ラッチ孔(2
    1d)に挿通されてその先端が前記ラッチストッパ(52k)に
    当接しかつ前記連結部(22j)が前記ストライカ(51)の頂
    部(51a)の側縁に当接するように構成された開閉体のロ
    ック装置において、 前記ラッチストッパ(52k)及び前記連結部(22j)が弾性部
    材(54)により被覆されたことを特徴とする開閉体のロッ
    ク装置。
  3. 【請求項3】 開閉体(12)を支持する開閉体支持部(13)
    から突設されこの突出した頂部(71a)にラッチ孔(21d)が
    形成されたストライカ(71)と、前記開閉体(12)の閉止し
    た状態で前記開閉体(12)の前記ストライカ(71)に対向す
    る位置に取付けられ前記ラッチ孔(21d)に対向する位置
    に案内孔(22g)が形成されたラッチ保持具(72)と、前記
    ラッチ孔(21d)に挿脱可能に前記案内孔(22g)に遊挿され
    たラッチ(23)と、前記ラッチ保持具(72)から突設され前
    記開閉体(12)の閉止した状態で前記ストライカ(71)の頂
    部(71a)及び前記支持部(13)間に挿入されたラッチスト
    ッパ(72k)と、前記開閉体(12)の閉止した状態で前記ラ
    ッチストッパ(72k)の先端に対向する位置に前記ストラ
    イカ(71)から突設されたストッパ受け(71g)とを備え、
    前記開閉体(12)の閉止した状態で前記ラッチ(23)が前記
    ラッチ孔(21d)に挿通されてその先端が前記ラッチスト
    ッパ(72k)に当接しかつ前記ラッチストッパ(72k)の先端
    が前記ストッパ受け(71g)に当接するように構成された
    開閉体のロック装置において、 前記ラッチストッパ(72k)がこのストッパ(72k)の先端を
    含めて弾性部材(74)により被覆されたことを特徴とする
    開閉体のロック装置。
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