JPH11301266A - 自動車用内装部品 - Google Patents

自動車用内装部品

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JPH11301266A
JPH11301266A JP10508598A JP10508598A JPH11301266A JP H11301266 A JPH11301266 A JP H11301266A JP 10508598 A JP10508598 A JP 10508598A JP 10508598 A JP10508598 A JP 10508598A JP H11301266 A JPH11301266 A JP H11301266A
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Yoichi Yamaguchi
洋一 山口
Yoshiaki Tsuda
賀章 津田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 樹脂成形体からなる分割体同士を接合固定し
てなる内装部品の端末合せ部の外観見栄えを高めるとと
もに、端末合せ部の変形を防止し、円滑なパネルへの取
付作業性を確保することを課題とする。 【解決手段】 一方側の分割体20に形成される接合用
フランジ25を端末フランジ21まで延長形成し、延長
形成した延長部27に幅広の切欠き28を開設するとと
もに、他方側の分割体30の端末フランジ31に上記切
欠き28内に嵌め込まれる少なくとも一対のプレート状
リブ36を備えたH型、あるいはコ字型等、溶着シロを
大きく確保できる溶着用リブ35を設定し、分割体2
0,30の端末フランジ21,31での溶着固定を可能
にすることにより、端末合せ部の見栄え向上、変形防止
を図る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、樹脂成形体から
なる分割体同士を接合してなる自動車用内装部品に係
り、特に、上下2分割型の自動車用ドアトリム等に好適
な自動車用内装部品に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、自動車室内のドアパネルに内装
されるドアトリムとしては、図8に示すような上下2分
割型のドアトリム1が多用されている。
【0003】すなわち、自動車用ドアトリム1は、ドア
トリムアッパー2とドアトリムロア3とから構成され、
ドアトリムアッパー2,ドアトリムロア3は、ポリプロ
ピレン樹脂等の合成樹脂の射出成形体から構成されてい
る。
【0004】そして、ドアトリムアッパー2及びドアト
リムロア3との接合構造について、図8中A部を図9に
拡大して示すとともに、その部分の断面図を図10,図
11に示し、それらを基に説明すると、ドアトリムアッ
パー2の下縁に沿ってドアトリムロア3の下側に延びる
接合用フランジ4が延長形成されており、この接合用フ
ランジ4には適宜間隔毎に取付孔5が開設されていると
ともに、この取付孔5に対応するように、ドアトリムロ
ア3の裏面には円筒状の超音波用ボス6が突設形成され
ている。
【0005】ドアトリム1の接合作業としては、ドアト
リムアッパー2とドアトリムロア3とを適正に位置決め
し、接合用フランジ4の取付孔5内に超音波用ボス6を
挿入した後、この超音波用ボス6の先端部分を超音波カ
シメ加工することにより、ドアトリムアッパー2とドア
トリムロア3とを接合固定している。
【0006】また、図9,図10に示すように、ドアト
リムロア3の端末部は、縦壁部3aを介して端末フラン
ジ3bが形成され、この端末フランジ3bの折曲部3c
がドアパネル7と当接しており、通常、端末フランジ3
bとドアパネル7との間のクリアランスが0当て又は1
〜2mmのクリアランスしか設定されておらず、また、
ドアトリムアッパー2に延長形成されている接合フラン
ジ4はドアトリムロア3の端末フランジ3bの裏面側に
は延設形成されていない。
【0007】尚、ドアトリムアッパー2についても、立
体感を付与するために、図9に示すように縦壁部2aを
介して端末フランジ2bが形成され、端末フランジ2b
の先端には折曲部2cが設けられている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来のド
アトリムアッパー2とドアトリムロア3との接合構造に
おいては、超音波用ボス6が、ドアトリムロア3の縦壁
部3aより中央側に設けられているため、図12に示す
ように、ドアトリムアッパー2,ドアトリムロア3の縦
壁部2a,3a及び端末フランジ2b,3bとの間で両
者が接合しておらず、端末フランジ2b,3bで両者間
に段差aやスキbが発生し、外観意匠性を大きく低下さ
せるという問題点が指摘されている。
【0009】更に、ドアトリムアッパー2、あるいはド
アトリムロア3の端末フランジ2b,3bのいずれかが
変形し、ドアパネル7と強く干渉した場合、ドアパネル
7に対してドアトリム1をクリップ止めすることができ
ず、取付不良を招くという問題点も同時に指摘されてい
る。
【0010】尚、ドアトリムアッパー2とドアトリムロ
ア3との溶着ポイントをドアトリムロア3の縦壁部3a
や端末フランジ3bに設定すれば、上記不具合は解消さ
れるものの、図13に示すように、縦壁部3a先端縁に
超音波ボス6を設定すれば、製品表面にヒケcが生じ易
く、成形不良を誘発する不具合があり、また、図14に
示すように、ドアトリムロア3の端末フランジ3bに従
来構成の超音波用ボス6を設定することは、クリアラン
ス(図中符号dで示す)が1〜2mmであるため、不可
能である。
【0011】この発明は、このような事情に鑑みてなさ
れたもので、上下2分割タイプのドアトリム等のよう
に、樹脂成形体からなる分割体同士を接合固定してなる
内装部品において、端末フランジ間で分割体同士を接合
することにより、両者間にスキが発生することがなく、
体裁が良く、パネルヘの安定した取付作業が期待できる
自動車用内装部品を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、一方側の分割体の接合ラインに沿って他
方側の分割体下部に位置する接合用フランジが形成さ
れ、この接合用フランジを介して分割体同士を接合固定
してなる自動車用内装部品において、前記接合用フラン
ジが分割体の端末フランジまで延設形成されているとと
もに、この延長部に幅広状の切欠きが形成され、この切
欠きと対応するように他方側の分割体の端末フランジに
この切欠きの両側と当接するプレート状リブを備えた溶
着用リブが形成され、上記切欠き内に溶着用リブを強制
的に嵌合し、溶着用リブを溶着して分割体同士を接合す
ることを特徴とする。
【0013】ここで、内装部品としては、普通車のドア
トリム,ワンボックスカーのラゲージサイドトリム等、
適用分野が限定されるものでなく、樹脂成形体から構成
される分割体同士を接合固定する構成のものであれば、
上下分割体,左右分割体等、適宜バリエーションが考え
られる。
【0014】そして、各分割体は、ポリプロピレン樹
脂,ABS樹脂等、汎用の合成樹脂の射出成形体、ある
いはモールドプレス成形体のように所要形状に成形さ
れ、特に、端末部分においては、立体感を現出できるよ
うに、縦壁部及びこれに続く端末フランジが設定されて
いることが望ましい。
【0015】また、分割体同士の接合構造としては、一
方側の分割体の対向する分割体の下部に位置するように
段部を介して接合用フランジが接合部分に沿って縦壁部
及び端末フランジのまで形成されているとともに、接合
用フランジの端末フランジにおいて両分割体同士を接合
固定することが本願の特徴である。
【0016】更に、この端末フランジはパネルとの間の
クリアランスが僅かしかないため、溶着シロの溶着面を
大きく設定して、厚み方向に溶着シロが延びないように
設定されている。
【0017】すなわち、接合用フランジには幅広状の切
欠きが形成されているとともに、これと対応するように
接合用フランジの上部に位置する分割体の裏面には切欠
きの両側縁に当接するプレート状のリブを一部に含む溶
着シロの溶着面を大きく確保できる形状の溶着用リブが
設定されている。例えば、H状,コ字状,矩形筒状が好
ましい。
【0018】また、切欠きには、溶着時、樹脂の流れ込
みを規制し、所望の溶着シロパターンを確保できる塞機
能を持つ塞止め用凸部を形成するようにしても良い。
【0019】以上の構成から明らかなように、請求項
1,2記載の自動車用内装部品によれば、分割体同士を
接合させるための接合用フランジが縦壁部を経由して端
末フランジまで延長形成されており、分割体同士の端末
フランジにおいて接合用フランジにより両分割体が接合
固定されるため、端末部における分割体間でスキが生じ
ることがなく、一方側に変形応力が加わっても、他方側
で支持されるため、変形を未然に防止できる。
【0020】更に、本願の請求項1,2記載の自動車用
内装部品によれば、一方側の分割体に形成する接合用フ
ランジを端末フランジ側に延長形成し、この延長部に幅
広状の切欠きを設けるとともに、他方側の分割体の端末
フランジ裏面に切欠き内に嵌め込むための溶着用リブを
形成するというものであり、溶着用リブの溶着面積を多
く確保できることにより、溶着シロがパネル側に突出す
ることがないとともに、切欠き内に溶着用リブを強制的
に合せ込み溶着する構造であるため、分割体同士の位置
決めを簡単に行なえる。
【0021】また、請求項3記載の発明によれば、切欠
き内の所定箇所に塞止め用凸部を設けておけば、超音波
用リブの超音波溶着時、溶融樹脂が不必要な箇所に流れ
込むことを防止でき、適切な溶着パターンを確保でき
る。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る自動車用内装
部品を自動車用ドアトリムに適用した一実施形態につい
て、図1乃至図7に基づいて詳細に説明する。
【0023】図1は本発明を適用した上下2分割型の自
動車用ドアトリムを示す正面図、図2は同自動車用ドア
トリムにおける要部斜視図、図3は同自動車用ドアトリ
ムにおけるドアトリムアッパーとドアトリムロアとの接
合状態を裏面側から見た斜視図、図4は同ドアトリムに
おける分割体同士の接合状態を示す裏面側から見た斜視
図、図5は同自動車用ドアトリムにおける溶着用リブの
溶着時の状態を示す裏面側から見た斜視図、図6,図7
は本発明を同様に上下2分割型のドアトリムに適用した
実施形態の変形態様を示す要部を裏面側から見た各斜視
図である。
【0024】図1,図2において、本発明に係る自動車
用ドアトリム10は、ドアトリムアッパー20とドアト
リムロア30との上下2分割体から構成されており、ド
アトリムアッパー20及びドアトリムロア30は、ポリ
プロピレン樹脂(所望ならばタルク等のフィラーを混入
する)を所要形状に射出成形することにより所望の曲面
形状に成形されており、立体感を付与するために、両側
縁部分は、端末フランジ21と製品表面部22との間に
縦壁部23が設定されているとともに、端末フランジ2
1の先端縁には下向きの折曲縁24が形成されている。
【0025】同様にドアトリムロア30においても端末
フランジ31と製品表面部32との間に縦壁部33が設
定されているとともに、端末フランジ31の先端縁には
折曲縁34が形成されている。そして、ドアトリムアッ
パー20とドアトリムロア30との接合部については、
ドアトリムアッパー20の下縁に沿って、接合用フラン
ジ25が段部26を介して一段落として形成され、この
接合用フランジ25は、ドアトリムアッパー20の縦壁
部23,端末フランジ21まで接合部のほぼ全長に沿っ
て設定されており、図2中符号27に示す延長部が従来
に比べ延設されている。
【0026】そして、ドアトリムロア30の端末フラン
ジ31と接合用フランジ25の延長部27とを接合固定
することにより、端末部分におけるドアトリムアッパー
20とドアトリムロア30との間のスキ発生や変形が原
因となる取付不良を可及的に防止することが本発明の特
徴である。
【0027】次に、ドアトリムアッパー20とドアトリ
ムロア30との接合構造について、図3乃至図5に基づ
いて詳細に説明すると、まず、図3に示すように、ドア
トリムアッパー20の下縁に沿って、接合用フランジ2
5が製品表面部22は基より縦壁部23及び端末フラン
ジ21に沿って延長形成されており、特に、端末フラン
ジ21に対応する延長部27には、ドアトリムロア30
に向けて開口する幅広でかつ矩形状の切欠き28が開設
されている。
【0028】一方、ドアトリムロア30には、その端末
フランジ31の裏面にH形状の溶着用リブ35が立設形
成されている。
【0029】そして、図4に示すように、ドアトリムア
ッパー20とドアトリムロア30とを対向させて、ドア
トリムアッパー20に設けた接合用フランジ25をドア
トリムロア30の裏面側に摺接させてドアトリムアッパ
ー20とドアトリムロア30とを位置決めするが、その
際、ドアトリムアッパー20の端末フランジ21に延設
されている延長部27の切欠き28内にドアトリムロア
30の端末フランジ31に設けた溶着用リブ35を強制
的に嵌め入れる。このとき、溶着用リブ35を構成する
一対のプレート状リブ36が切欠き28の両側縁に摺接
するようにすれば、ドアトリムアッパー20とドアトリ
ムロア30との位置合せが簡単に行なえ、両者の摩擦力
により、ドアトリムアッパー20とドアトリムロア30
とが脱落することがない。
【0030】その後、図示しない超音波用ホーンを使用
して、超音波用リブ35の先端部分を超音波溶着加工を
施すことにより、図5に示すように、広い溶着面積を有
する溶着シロ38が確保でき、この溶着シロ38は、パ
ネル方向に延びることがないため、接合用フランジ25
の延長部27とドアパネルとの間のクリアランス内に溶
着シロ38を収容することができ、ドアトリム10とド
アパネルとの間で干渉が生じることがない。
【0031】このように、本実施形態によれば、ドアト
リムアッパー20の端末フランジ21にまで接合用フラ
ンジ25を延長し、この延長された延長部27に幅広状
の切欠き28を設け、ドアトリムロア30の超音波用リ
ブ35の形状を切欠き28内に収容でき、かつ広い溶着
面積を確保できる形状に設定したため、ドアトリムアッ
パー20とドアトリムロア30の両者の端末フランジ2
1,31間に溶着ポイントが設定できることになり、ド
アトリムアッパー20の端末フランジ21とドアトリム
ロア30における端末フランジ31との間にスキが発生
することがなく、しかも、一方側の端末部に反り変形等
が生じても他方側で規制されるため、端末部での変形を
抑えることができ、変形が原因となる取付不良等も未然
に防止でき、良好な取付作業性が期待できるという有利
さがある。
【0032】次に、図6,図7は本発明の別実施形態を
示すもので、図6に示すように、ドアトリムアッパー2
0の端末フランジ21に形成される接合用フランジ25
の切欠き28内に塞止め用凸部29を形成しても良く、
この凸部29の塞作用により、超音波溶着時、溶融樹脂
が不要な箇所に流れ込むのを防ぐことができ、より確実
な固定が可能になる。また、溶着用リブ35は、切欠き
28の両側縁に当接する一対のプレート状リブ36の両
端末間を連結プレート37により連結するコ字状に形成
しても、また、図7に示すように、切欠き28内に嵌合
する矩形筒状の超音波用リブ35を設定しても同様の作
用効果が得られる。
【0033】以上説明した実施形態は、ドアトリムアッ
パー20とドアトリムロア30とから構成される上下2
分割型のドアトリム10に適用したものであるが、ドア
トリム10に限定されることなく、ワンボックスカーや
ワゴン車等のラゲージサイドトリムや各種内装部品のう
ち、上下2分割体、あるいは左右2分割体等、樹脂成形
体同士の端末部分における接合構造を採用できるもので
あれば特にその用途は限定されず、本発明は広範囲に利
用できる。
【0034】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明に係る自動車
用内装部品は、以下に記載する格別の作用効果を有す
る。
【0035】(1)請求項1,2記載の発明によれば、
一方側の端末フランジに接合用フランジを延長形成する
とともに、この接合用フランジに切欠きを開設するとと
もに、他方側の端末フランジに上記切欠き内に嵌め込ま
れるH型,コ字型等、溶着面積を広く確保できる形状の
溶着用リブを設定することにより、分割体同士の端末フ
ランジでの接合を可能にするというものであるから、接
合部分の端末部におけるスキを確実に防止することがで
き、外観意匠性を高めることができるという効果を有す
る。
【0036】(2)請求項1,2記載の発明によれば、
一方側の端末フランジに接合用フランジを延長形成する
とともに、この接合用フランジに切欠きを開設するとと
もに、他方側の端末フランジに上記切欠き内に嵌め込ま
れるH型,コ字型等、溶着面積を広く確保できる形状の
溶着用リブを設定することにより、分割体同士の端末フ
ランジでの接合を可能にするというものであるから、一
方側の端末フランジ側に変形応力が作用しても、接合部
分において端末フランジ同士が接合しているため、他方
側のフランジにより変形を未然に防止することができ、
変形が原因となる取付不良を未然に防止でき、車体パネ
ルへの円滑な取付作業が期待できるという効果を有す
る。
【0037】(3)請求項1,2記載の発明によれば、
一方側の端末フランジに接合用フランジを延長形成する
とともに、この接合用フランジに切欠きを開設するとと
もに、他方側の端末フランジに上記切欠き内に嵌め込ま
れるH型,コ字型等、溶着面積を広く確保できる形状の
溶着用リブを設定することにより、分割体同士の端末フ
ランジでの接合を可能にするというものであるから、溶
着用リブを構成する左右一対のプレート状リブが切欠き
両側縁に摺接するため、分割体同士の位置合せを簡単に
行なうことができ、かつ一度嵌め込めば両者の脱落が抑
えられるため、分割体同士の位置合せを簡単かつ確実に
行なうことができ、作業性を大幅に高めることができる
という効果を有する。
【0038】(4)請求項3記載の発明によれば、一方
側の分割体の端末フランジに形成する接合用フランジに
開設する切欠き内に塞止め用凸部を設け、溶着用リブの
超音波溶着時、溶融樹脂が不要な箇所に流れ込むのをこ
の凸部の塞機能により抑えることができ、溶着シロの最
適パターンを確保することができ、強固な取付強度を確
保することができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す自動車用ドアトリ
ムの正面図。
【図2】図1に示す自動車用ドアトリムの要部を示す斜
視図。
【図3】図1に示すドアトリムにおけるドアトリムアッ
パーとドアトリムロアとの接合前の状態を示す裏面側か
ら見た斜視図。
【図4】図1に示すドアトリムにおけるドアトリムアッ
パーとドアトリムロアとの接合状態を示す裏面側から見
た斜視図。
【図5】図1に示すドアトリムにおけるドアトリムアッ
パーとドアトリムロアとの溶着加工状態を示す裏面側か
ら見た斜視図。
【図6】本発明に係る自動車用内装部品の別実施形態を
示す超音波溶着部分の構成を示す裏面側から見た斜視
図。
【図7】本発明に係る自動車用内装部品の更に別実施形
態を示す超音波溶着部分を示す裏面側から見た斜視図。
【図8】従来の上下2分割型のドアトリムを示す正面
図。
【図9】従来の上下2分割型のドアトリムにおける分割
部分を拡大して示す斜視図。
【図10】図9中X −X 線断面図。
【図11】図9中XI−XI線断面図。
【図12】従来のドアトリムにおける端末部の不具合を
示す説明図。
【図13】従来のドアトリムにおける端末部の不具合を
示す断面図。
【図14】従来のドアトリムにおける端末部の不具合を
示す断面図。
【符号の説明】
10 自動車用ドアトリム 20 ドアトリムアッパー 21 端末フランジ 23 縦壁部 25 接合用フランジ 27 延長部 28 切欠き 29 塞止め用凸部 30 ドアトリムロア 31 端末フランジ 33 縦壁部 35 溶着用リブ 36 プレート状リブ 37 連結リブ 38 溶着シロ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方側の分割体(20)の接合ラインに
    沿って他方側の分割体(30)下部に位置する接合用フ
    ランジ(25)が形成され、この接合用フランジ(2
    5)を介して分割体(20,30)同士を接合固定して
    なる自動車用内装部品において、 前記接合用フランジ(25)が分割体(20)の端末フ
    ランジ(21)まで延設形成されているとともに、この
    延長部(27)に幅広状の切欠き(28)が形成され、
    この切欠き(28)と対応するように他方側の分割体
    (30)の端末フランジ(31)にこの切欠き(28)
    の両側と当接するプレート状リブ(36)を備えた溶着
    用リブ(35)が形成され、上記切欠き(28)内に溶
    着用リブ(35)を強制的に嵌合し、溶着用リブ(3
    5)を溶着して分割体(20,30)同士を接合するこ
    とを特徴とする自動車用内装部品。
  2. 【請求項2】 前記溶着用リブ(35)は、切欠き(2
    8)の両側に当接する一対のプレート状リブ(36)の
    中間部分を連結リブ(37)により連結してなるH状に
    形成されていることを特徴とする請求項1記載の自動車
    用内装部品。
  3. 【請求項3】 前記切欠き(28)内には、溶着用リブ
    (35)溶融時における溶融樹脂の流れ込みを規制する
    塞き止め用凸部(29)が形成されていることを特徴と
    する請求項1,2記載の自動車用内装部品。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012176642A (ja) * 2011-02-25 2012-09-13 Kasai Kogyo Co Ltd 車両用内装材の接続部構造
JP2017087817A (ja) * 2015-11-04 2017-05-25 テイ・エス テック株式会社 車両用内装材

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