JPH09100193A - 酸化物結晶の作製方法 - Google Patents
酸化物結晶の作製方法Info
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- JPH09100193A JPH09100193A JP7260471A JP26047195A JPH09100193A JP H09100193 A JPH09100193 A JP H09100193A JP 7260471 A JP7260471 A JP 7260471A JP 26047195 A JP26047195 A JP 26047195A JP H09100193 A JPH09100193 A JP H09100193A
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C30—CRYSTAL GROWTH
- C30B—SINGLE-CRYSTAL GROWTH; UNIDIRECTIONAL SOLIDIFICATION OF EUTECTIC MATERIAL OR UNIDIRECTIONAL DEMIXING OF EUTECTOID MATERIAL; REFINING BY ZONE-MELTING OF MATERIAL; PRODUCTION OF A HOMOGENEOUS POLYCRYSTALLINE MATERIAL WITH DEFINED STRUCTURE; SINGLE CRYSTALS OR HOMOGENEOUS POLYCRYSTALLINE MATERIAL WITH DEFINED STRUCTURE; AFTER-TREATMENT OF SINGLE CRYSTALS OR A HOMOGENEOUS POLYCRYSTALLINE MATERIAL WITH DEFINED STRUCTURE; APPARATUS THEREFOR
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- C30B29/10—Inorganic compounds or compositions
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- C30B29/22—Complex oxides
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- C30—CRYSTAL GROWTH
- C30B—SINGLE-CRYSTAL GROWTH; UNIDIRECTIONAL SOLIDIFICATION OF EUTECTIC MATERIAL OR UNIDIRECTIONAL DEMIXING OF EUTECTOID MATERIAL; REFINING BY ZONE-MELTING OF MATERIAL; PRODUCTION OF A HOMOGENEOUS POLYCRYSTALLINE MATERIAL WITH DEFINED STRUCTURE; SINGLE CRYSTALS OR HOMOGENEOUS POLYCRYSTALLINE MATERIAL WITH DEFINED STRUCTURE; AFTER-TREATMENT OF SINGLE CRYSTALS OR A HOMOGENEOUS POLYCRYSTALLINE MATERIAL WITH DEFINED STRUCTURE; APPARATUS THEREFOR
- C30B15/00—Single-crystal growth by pulling from a melt, e.g. Czochralski method
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- Y10S—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10S505/00—Superconductor technology: apparatus, material, process
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- Y10S505/729—Growing single crystal, e.g. epitaxy, bulk
Abstract
(57)【要約】
【課題】 結晶成長に悪影響を与えることなく、結晶成
長速度を増大させることにより、良質で大型の酸化物結
晶を作製することである。 【解決手段】 るつぼ6に入れられた原料としてBaO
−CuOの融液4をY2BaCuO5 の固相沈殿物5の
存在下で加熱して融解し、所定の温度に保持した後、融
液4の表面に種結晶2を接触させた状態で種結晶2を回
転させながら引き上げることにより、YBa2 Cu3 O
7-x の構造を有する酸化物結晶3を成長させる方法にお
いて、その酸化物結晶3を成長させるための雰囲気が、
大気中の酸素分圧よりも高い酸素分圧を有する。
長速度を増大させることにより、良質で大型の酸化物結
晶を作製することである。 【解決手段】 るつぼ6に入れられた原料としてBaO
−CuOの融液4をY2BaCuO5 の固相沈殿物5の
存在下で加熱して融解し、所定の温度に保持した後、融
液4の表面に種結晶2を接触させた状態で種結晶2を回
転させながら引き上げることにより、YBa2 Cu3 O
7-x の構造を有する酸化物結晶3を成長させる方法にお
いて、その酸化物結晶3を成長させるための雰囲気が、
大気中の酸素分圧よりも高い酸素分圧を有する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、酸化物結晶の作
製方法に関し、特にイットリウム系またはランタノイド
系元素の酸化物超電導体の結晶の作製方法に関するもの
である。
製方法に関し、特にイットリウム系またはランタノイド
系元素の酸化物超電導体の結晶の作製方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】イットリウム系酸化物超電導体(YBa
2 Cu3 O7-x 、以下、「Y123」と称する)は、臨
界温度90Kを有する高温超電導材料として注目されて
いる。また、その単結晶は超電導電子デバイス作製用基
板の材料として注目されており、大型単結晶の作製技術
の確立が望まれている。
2 Cu3 O7-x 、以下、「Y123」と称する)は、臨
界温度90Kを有する高温超電導材料として注目されて
いる。また、その単結晶は超電導電子デバイス作製用基
板の材料として注目されており、大型単結晶の作製技術
の確立が望まれている。
【0003】Y123の結晶は約1000℃の包晶温度
での包晶凝固反応で生成するが、一般に、包晶凝固反応
による結晶の作製にはフラックス法が適している。その
ため、従来から、Y123の結晶の作製において、アル
ミナや白金のるつぼを用い、BaO−CuO系融液をフ
ラックスとしたフラックス法による結晶成長が主として
試みられてきた。
での包晶凝固反応で生成するが、一般に、包晶凝固反応
による結晶の作製にはフラックス法が適している。その
ため、従来から、Y123の結晶の作製において、アル
ミナや白金のるつぼを用い、BaO−CuO系融液をフ
ラックスとしたフラックス法による結晶成長が主として
試みられてきた。
【0004】しかしながら、フラックス法では、融液中
の結晶核の生成を制御することができず、多数の結晶核
が生じるため、大きな結晶を安定して作製することはか
なり困難である。BaO−CuO系融液の反応性が高
く、るつぼ内での保持が困難であることも大きな問題で
ある。さらに、フラックスとなるBaO−CuO系融液
中のイットリウム溶質濃度が包晶温度近傍において1%
以下と低く、液相線の勾配も急峻であるため、過飽和度
を大きくすることができない。このことから、結晶成長
速度が遅く、大型のY123の単結晶を得ることはかな
り困難である(参考文献:Journal of Crystal Growth,
114, 1991, p.269 〜278, K. WatanabeおよびJournal
of Crystal Growth, 121, 1992, p.531 〜535, S. Eliz
abeth et.al)。
の結晶核の生成を制御することができず、多数の結晶核
が生じるため、大きな結晶を安定して作製することはか
なり困難である。BaO−CuO系融液の反応性が高
く、るつぼ内での保持が困難であることも大きな問題で
ある。さらに、フラックスとなるBaO−CuO系融液
中のイットリウム溶質濃度が包晶温度近傍において1%
以下と低く、液相線の勾配も急峻であるため、過飽和度
を大きくすることができない。このことから、結晶成長
速度が遅く、大型のY123の単結晶を得ることはかな
り困難である(参考文献:Journal of Crystal Growth,
114, 1991, p.269 〜278, K. WatanabeおよびJournal
of Crystal Growth, 121, 1992, p.531 〜535, S. Eliz
abeth et.al)。
【0005】一方、引き上げ法は、Si、GaAs等の
半導体の大型単結晶の作製に用いられている結晶成長方
法であり、融液中から大型単結晶を制御性よく作製する
のに適した方法である。しかしながら、Y123への応
用は、上述の包晶凝固の問題、融液の反応性の問題から
困難であった。
半導体の大型単結晶の作製に用いられている結晶成長方
法であり、融液中から大型単結晶を制御性よく作製する
のに適した方法である。しかしながら、Y123への応
用は、上述の包晶凝固の問題、融液の反応性の問題から
困難であった。
【0006】そこで、イットリアるつぼを用い、かつY
2 BaCuO5 相を溶質供給源としてるつぼ底に融液と
共存させることにより、引き上げ法でY123の単結晶
を連続的に成長させる方法が考案された(Solute Rich
Liquid-Crystal Pulling(SRL−CP)法)。この方
法では、融液内に縦方向に温度勾配が設けられ、融液の
底温度(Tb)が包晶温度(Tp)よりも高く、かつ融
液の表面温度(Ts)がTpよりも低くなるように設定
される。融液の底で、温度Tbで固相のY2 BaCuO
5 相と平衡した液相が融液の対流により融液の表面へと
輸送されるが、温度Tsでのイットリウムの溶解度は温
度Tbにおける溶解度に比べてかなり小さいため、融液
の表面では液相は温度Tsで高い過飽和度を有すること
になる。そのため、通常のフラックス法による結晶成長
と比較して高い成長速度で結晶を作製することが可能と
なる(参考文献:1993年第54回応用物理学会学術
講演会、29p−ZK−7、山田他およびY.Yamada and
Y.Shiohara,Pysica C217(1993)p.182 〜188 )。
2 BaCuO5 相を溶質供給源としてるつぼ底に融液と
共存させることにより、引き上げ法でY123の単結晶
を連続的に成長させる方法が考案された(Solute Rich
Liquid-Crystal Pulling(SRL−CP)法)。この方
法では、融液内に縦方向に温度勾配が設けられ、融液の
底温度(Tb)が包晶温度(Tp)よりも高く、かつ融
液の表面温度(Ts)がTpよりも低くなるように設定
される。融液の底で、温度Tbで固相のY2 BaCuO
5 相と平衡した液相が融液の対流により融液の表面へと
輸送されるが、温度Tsでのイットリウムの溶解度は温
度Tbにおける溶解度に比べてかなり小さいため、融液
の表面では液相は温度Tsで高い過飽和度を有すること
になる。そのため、通常のフラックス法による結晶成長
と比較して高い成長速度で結晶を作製することが可能と
なる(参考文献:1993年第54回応用物理学会学術
講演会、29p−ZK−7、山田他およびY.Yamada and
Y.Shiohara,Pysica C217(1993)p.182 〜188 )。
【0007】さらに、結晶回転数の制御、あるいは数値
計算シミュレーションを用いた融液の対流状態の考察に
基づく結晶成長条件の制御等により、大型の単結晶が作
製されている(参考文献:Y.Namikawa, M. Egami, Y. Y
amada and Y. Shiohara :J.Mater. Res., in pressお
よびY.Namikawa, M. Egami and Y. Shiohara:Proc.of
the 7th Int. Symp. on Superconductivity, Springer-
Verlag, Tokyo, (1995), 595 )。
計算シミュレーションを用いた融液の対流状態の考察に
基づく結晶成長条件の制御等により、大型の単結晶が作
製されている(参考文献:Y.Namikawa, M. Egami, Y. Y
amada and Y. Shiohara :J.Mater. Res., in pressお
よびY.Namikawa, M. Egami and Y. Shiohara:Proc.of
the 7th Int. Symp. on Superconductivity, Springer-
Verlag, Tokyo, (1995), 595 )。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ように、イットリウム系超電導材料の結晶成長において
は、包晶温度の近傍において溶質濃度が低く、液相線の
勾配が急峻であるため、SRL−CP法においてもまだ
結晶成長速度は十分に大きいとは言えない。通常の条件
下では、Y123の単結晶の成長速度は0.05〜0.
1mm/hであり、数mm/hのGaAs、数10mm
/hのSi等に比べてはるかに小さい。そのため、長さ
が15mm程度の単結晶を作製するには、1週間以上、
要していた。
ように、イットリウム系超電導材料の結晶成長において
は、包晶温度の近傍において溶質濃度が低く、液相線の
勾配が急峻であるため、SRL−CP法においてもまだ
結晶成長速度は十分に大きいとは言えない。通常の条件
下では、Y123の単結晶の成長速度は0.05〜0.
1mm/hであり、数mm/hのGaAs、数10mm
/hのSi等に比べてはるかに小さい。そのため、長さ
が15mm程度の単結晶を作製するには、1週間以上、
要していた。
【0009】そこで、この発明は、上記のような問題点
を解決するためになされたものであり、本発明の目的
は、結晶成長に悪影響を与えることなく、結晶成長速度
を増大させることにより、良質で大型の酸化物結晶を作
製することである。
を解決するためになされたものであり、本発明の目的
は、結晶成長に悪影響を与えることなく、結晶成長速度
を増大させることにより、良質で大型の酸化物結晶を作
製することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明に従った酸化物
結晶の作製方法は、るつぼに入れられた原料を加熱して
融解し、所定の温度に保持した後、融液の表面に種結晶
を接触させた状態で種結晶を回転させながら引き上げる
ことにより、R1+x Ba2-x Cu3 O7-Z (Rはイット
リウムおよびランタノイド系元素からなる群より選ばれ
た1種の元素、0≦x≦1、0≦z≦1)の構造を有す
る酸化物結晶を成長させる方法において、酸化物結晶を
成長させるための雰囲気が、大気中の酸素分圧よりも高
い酸素分圧を有することを特徴とする。
結晶の作製方法は、るつぼに入れられた原料を加熱して
融解し、所定の温度に保持した後、融液の表面に種結晶
を接触させた状態で種結晶を回転させながら引き上げる
ことにより、R1+x Ba2-x Cu3 O7-Z (Rはイット
リウムおよびランタノイド系元素からなる群より選ばれ
た1種の元素、0≦x≦1、0≦z≦1)の構造を有す
る酸化物結晶を成長させる方法において、酸化物結晶を
成長させるための雰囲気が、大気中の酸素分圧よりも高
い酸素分圧を有することを特徴とする。
【0011】R1+x Ba2-x Cu3 O7-Z は、その構成
元素に酸素を含むため、結晶が晶出する包晶温度の近傍
での平衡状態図は、雰囲気中の酸素分圧に顕著に依存す
る。たとえば、Y123系の平衡状態図においては、大
気雰囲気(酸素分圧が約0.21atm)と比較する
と、それより高い酸素分圧を有する雰囲気中では包晶温
度(Tp)が高くなり、BaO−CuO溶液中へのTp
におけるイットリウム濃度は高くなり、また、Tpの近
傍での液相線の勾配は小さくなる。一方、大気雰囲気よ
りも低い酸素分圧を有する雰囲気中では、Tpは低くな
り、BaO−CuO溶液中へのTpにおけるイットリウ
ム濃度は低くなり、また、Tpの近傍での液相線の勾配
は大きくなる。したがって、大気雰囲気よりも高い酸素
分圧を有する雰囲気中では、大気雰囲気中に比べて大き
な過飽和度を実現することができ、大気雰囲気中よりも
高い成長速度で酸化物結晶を作製することが可能とな
る。
元素に酸素を含むため、結晶が晶出する包晶温度の近傍
での平衡状態図は、雰囲気中の酸素分圧に顕著に依存す
る。たとえば、Y123系の平衡状態図においては、大
気雰囲気(酸素分圧が約0.21atm)と比較する
と、それより高い酸素分圧を有する雰囲気中では包晶温
度(Tp)が高くなり、BaO−CuO溶液中へのTp
におけるイットリウム濃度は高くなり、また、Tpの近
傍での液相線の勾配は小さくなる。一方、大気雰囲気よ
りも低い酸素分圧を有する雰囲気中では、Tpは低くな
り、BaO−CuO溶液中へのTpにおけるイットリウ
ム濃度は低くなり、また、Tpの近傍での液相線の勾配
は大きくなる。したがって、大気雰囲気よりも高い酸素
分圧を有する雰囲気中では、大気雰囲気中に比べて大き
な過飽和度を実現することができ、大気雰囲気中よりも
高い成長速度で酸化物結晶を作製することが可能とな
る。
【0012】酸化物結晶を成長させるための雰囲気は、
0.8atm以上の酸素分圧を有するのが好ましく、
0.95atm以上の酸素分圧を有するのがさらに望ま
しい。
0.8atm以上の酸素分圧を有するのが好ましく、
0.95atm以上の酸素分圧を有するのがさらに望ま
しい。
【0013】また、上記のように成長した酸化物結晶を
冷却させるための雰囲気は、不活性ガス雰囲気であるの
が好ましい。
冷却させるための雰囲気は、不活性ガス雰囲気であるの
が好ましい。
【0014】成長した酸化物結晶を不活性ガス雰囲気中
で冷却することにより、結晶構造が正方晶から斜方晶へ
と相転移することなく、結晶を取出すことが可能とな
り、双晶のない酸化物結晶を得ることが可能となる。
で冷却することにより、結晶構造が正方晶から斜方晶へ
と相転移することなく、結晶を取出すことが可能とな
り、双晶のない酸化物結晶を得ることが可能となる。
【0015】
【実施例】本発明の酸化物結晶の作製方法の一実施例に
ついて図面を参照して説明する。
ついて図面を参照して説明する。
【0016】(実施例1)図1は、本発明の一実施例と
してY123の結晶の引き上げ法による作製を実施する
ための装置を示す模式図である。
してY123の結晶の引き上げ法による作製を実施する
ための装置を示す模式図である。
【0017】図1で示される装置において、装置の上方
には結晶引き上げ軸1が設けられている。この結晶引き
上げ軸1の下方端部にはMgOの単結晶からなる種結晶
2が設けられている。種結晶2の下方端部にはY123
の結晶3が成長している状態が示されている。Y123
の結晶3は、BaO−CuOの融液4から成長する。B
aO−CuOの融液4の下にはY2 BaCuO5 (以
下、「Y211」と称する)の固相沈殿物5が配置され
ている。BaO−CuOの融液4とY211の固相沈殿
物5は、Y2 O3 焼結体からなるるつぼ6の内部に収容
されている。るつぼ6は、MgO単結晶からなるるつぼ
支持柱7によってAl2 O3 からなる皿8の上に支持さ
れている。皿8には溶融状態のAg9が入れられてい
る。
には結晶引き上げ軸1が設けられている。この結晶引き
上げ軸1の下方端部にはMgOの単結晶からなる種結晶
2が設けられている。種結晶2の下方端部にはY123
の結晶3が成長している状態が示されている。Y123
の結晶3は、BaO−CuOの融液4から成長する。B
aO−CuOの融液4の下にはY2 BaCuO5 (以
下、「Y211」と称する)の固相沈殿物5が配置され
ている。BaO−CuOの融液4とY211の固相沈殿
物5は、Y2 O3 焼結体からなるるつぼ6の内部に収容
されている。るつぼ6は、MgO単結晶からなるるつぼ
支持柱7によってAl2 O3 からなる皿8の上に支持さ
れている。皿8には溶融状態のAg9が入れられてい
る。
【0018】るつぼ6の上方には断熱材10が配置され
ている。断熱材10の中央部を貫通するように結晶引き
上げ軸1が設けられている。電気ヒータ11は、るつぼ
6と皿8を取囲むように配置されている。るつぼ6と皿
8は、断熱材からなるるつぼ支持台12によって気密性
チャンバ13の中で支持されている。気密性チャンバ1
3の上部には酸素ガス等を導入するためのガス導入口1
4が設けられている。気密性チャンバ13の下部には、
排気口15が設けられている。排気口15には、酸素濃
度計16が設けられている。また、気密性チャンバ13
の上部には、のぞき窓17が設けられている。
ている。断熱材10の中央部を貫通するように結晶引き
上げ軸1が設けられている。電気ヒータ11は、るつぼ
6と皿8を取囲むように配置されている。るつぼ6と皿
8は、断熱材からなるるつぼ支持台12によって気密性
チャンバ13の中で支持されている。気密性チャンバ1
3の上部には酸素ガス等を導入するためのガス導入口1
4が設けられている。気密性チャンバ13の下部には、
排気口15が設けられている。排気口15には、酸素濃
度計16が設けられている。また、気密性チャンバ13
の上部には、のぞき窓17が設けられている。
【0019】上述のように構成された装置を用いて、Y
123の結晶は以下の手順で作製された。まず、内径5
0mm、外径60mm、深さ47mmのY2 O3 焼結体
からなるるつぼ6の下部にY2 BaCuO5 を入れた。
また、BaとCuのモル比が3対5となるように炭酸バ
リウムと酸化銅を混合し、温度880℃で40時間、仮
焼した物質をBaO−CuOの融液4の原料として、る
つぼ6の上部に入れた。Al2 O3 からなる皿8には、
MgO単結晶からなるるつぼ支持柱7を立て、Ag9を
入れて、支持柱7の上にるつぼ6を載せた。
123の結晶は以下の手順で作製された。まず、内径5
0mm、外径60mm、深さ47mmのY2 O3 焼結体
からなるるつぼ6の下部にY2 BaCuO5 を入れた。
また、BaとCuのモル比が3対5となるように炭酸バ
リウムと酸化銅を混合し、温度880℃で40時間、仮
焼した物質をBaO−CuOの融液4の原料として、る
つぼ6の上部に入れた。Al2 O3 からなる皿8には、
MgO単結晶からなるるつぼ支持柱7を立て、Ag9を
入れて、支持柱7の上にるつぼ6を載せた。
【0020】これらを気密性チャンバ13の中にセット
し、ガス導入口14から酸素を導入し、酸素濃度計16
で酸素濃度をモニタした。炉内の酸素濃度を95%以上
に保持した状態で、電気ヒータ11により1020℃以
上の温度に加熱し、るつぼ6中の原料を融解した。この
とき、Ag9は十分に溶融し、るつぼ6の周辺部はAg
の雰囲気となっていた。また、Y2 BaCuO5 は、る
つぼ6の底で固相沈澱物5となっていた。さらに、この
Y2 BaCuO5 の固相沈殿物5からイットリウムが融
液4中に溶解した。酸素流量は450ml/minに維
持されており、炉内の圧力は1atmであった。
し、ガス導入口14から酸素を導入し、酸素濃度計16
で酸素濃度をモニタした。炉内の酸素濃度を95%以上
に保持した状態で、電気ヒータ11により1020℃以
上の温度に加熱し、るつぼ6中の原料を融解した。この
とき、Ag9は十分に溶融し、るつぼ6の周辺部はAg
の雰囲気となっていた。また、Y2 BaCuO5 は、る
つぼ6の底で固相沈澱物5となっていた。さらに、この
Y2 BaCuO5 の固相沈殿物5からイットリウムが融
液4中に溶解した。酸素流量は450ml/minに維
持されており、炉内の圧力は1atmであった。
【0021】次に、融液4の表面温度が約1015℃、
融液4の表面と底の温度差が約10℃となるように温度
条件を設定した。その後、種結晶2を下方端部にセット
した引き上げ軸1を120rpmで回転させながら、ゆ
っくりと降下させ、種結晶2の下方端部を融液4の表面
に接触させ、結晶成長を開始させた。種結晶の方位はc
軸であった。引き上げ軸1を、図1において矢印Aで示
される方向に回転させながら、矢印Bで示す方向に引き
上げることにより結晶成長が行なわれた。
融液4の表面と底の温度差が約10℃となるように温度
条件を設定した。その後、種結晶2を下方端部にセット
した引き上げ軸1を120rpmで回転させながら、ゆ
っくりと降下させ、種結晶2の下方端部を融液4の表面
に接触させ、結晶成長を開始させた。種結晶の方位はc
軸であった。引き上げ軸1を、図1において矢印Aで示
される方向に回転させながら、矢印Bで示す方向に引き
上げることにより結晶成長が行なわれた。
【0022】0.05〜0.08mm/hの引き上げ速
度で約93時間、引き上げ軸1を引き上げることによ
り、Y123の結晶3を成長させることができた。その
Y123の結晶3の大きさは、正方晶の結晶構造のa
軸、b軸、c軸を用いて表わすと、ab面の面積が1
7.2×16.8mm2 であり、c軸方向の結晶の長さ
が12mmであった。結晶成長中の融液面の低下を考慮
した、この結晶の実際の成長速度は、約0.13mm/
hであった。この値は、従来の大気中(酸素濃度が21
%)での引き上げ法による成長速度と比較すると、約
1.5〜2.5倍と大きなものであった。これにより、
大気雰囲気中よりも高い酸素分圧を有する雰囲気下で
は、結晶成長速度を増大させることができるという効果
が確認できた。
度で約93時間、引き上げ軸1を引き上げることによ
り、Y123の結晶3を成長させることができた。その
Y123の結晶3の大きさは、正方晶の結晶構造のa
軸、b軸、c軸を用いて表わすと、ab面の面積が1
7.2×16.8mm2 であり、c軸方向の結晶の長さ
が12mmであった。結晶成長中の融液面の低下を考慮
した、この結晶の実際の成長速度は、約0.13mm/
hであった。この値は、従来の大気中(酸素濃度が21
%)での引き上げ法による成長速度と比較すると、約
1.5〜2.5倍と大きなものであった。これにより、
大気雰囲気中よりも高い酸素分圧を有する雰囲気下で
は、結晶成長速度を増大させることができるという効果
が確認できた。
【0023】(実施例2)実施例1とほぼ同様の手順で
Y123の結晶を作製し、融液の液面から切り離して、
液面の直上5mmの位置で結晶を保持した。その後、酸
素濃度0.5%以下の雰囲気における包晶温度よりも、
結晶の温度が低くなるように温度を設定し、この状態
で、排気口15から酸素を排気しつつ、ガス導入口14
から窒素ガスを導入してチャンバ13内の雰囲気を置換
した。酸素濃度計16において酸素濃度が0.5%以下
になったのを確認した後、結晶を5mm/minの速度
で引き上げて炉外へ取出した。
Y123の結晶を作製し、融液の液面から切り離して、
液面の直上5mmの位置で結晶を保持した。その後、酸
素濃度0.5%以下の雰囲気における包晶温度よりも、
結晶の温度が低くなるように温度を設定し、この状態
で、排気口15から酸素を排気しつつ、ガス導入口14
から窒素ガスを導入してチャンバ13内の雰囲気を置換
した。酸素濃度計16において酸素濃度が0.5%以下
になったのを確認した後、結晶を5mm/minの速度
で引き上げて炉外へ取出した。
【0024】通常、大気雰囲気または高い酸素分圧を有
する雰囲気中でY123の結晶を冷却すると、冷却中に
結晶表面から酸素が拡散し、結晶構造が正方晶から斜方
晶へと相転移を起こす。その結果、結晶表面近傍には多
数の双晶構造が発生することになる。このような双晶構
造は、結晶を超電導デバイス用基板として用いる場合に
は望ましいものではない。
する雰囲気中でY123の結晶を冷却すると、冷却中に
結晶表面から酸素が拡散し、結晶構造が正方晶から斜方
晶へと相転移を起こす。その結果、結晶表面近傍には多
数の双晶構造が発生することになる。このような双晶構
造は、結晶を超電導デバイス用基板として用いる場合に
は望ましいものではない。
【0025】ところが、上記の実施例では不活性ガス雰
囲気中で結晶を冷却しているため、相転移を起こすこと
なく、結晶を取出すことが可能となり、双晶のない正方
晶のY123の結晶を得ることができた。
囲気中で結晶を冷却しているため、相転移を起こすこと
なく、結晶を取出すことが可能となり、双晶のない正方
晶のY123の結晶を得ることができた。
【0026】以上に開示された実施例はすべての点で例
示であって制限的なものではないと考慮されるべきであ
る。特に、本発明の酸化物結晶の作製方法において、上
記実施例ではY123の結晶について示されているが、
R1+x Ba2-x Cu3 O7-Z(Rはイットリウムまたは
ランタノイド系元素、0≦x≦1、0≦z≦1)の構造
を有するものであれば、種々の酸化物の結晶成長に本発
明の作製方法は適用され得る。なお、本発明の範囲は、
以上の実施例ではなく、特許請求の範囲によって規定さ
れるものであり、特許請求の範囲と均等の範囲内でのす
べての修正や変形を含むことは言うまでもない。
示であって制限的なものではないと考慮されるべきであ
る。特に、本発明の酸化物結晶の作製方法において、上
記実施例ではY123の結晶について示されているが、
R1+x Ba2-x Cu3 O7-Z(Rはイットリウムまたは
ランタノイド系元素、0≦x≦1、0≦z≦1)の構造
を有するものであれば、種々の酸化物の結晶成長に本発
明の作製方法は適用され得る。なお、本発明の範囲は、
以上の実施例ではなく、特許請求の範囲によって規定さ
れるものであり、特許請求の範囲と均等の範囲内でのす
べての修正や変形を含むことは言うまでもない。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
R1+x Ba2-x Cu3 O7-Z の構造を有する酸化物の結
晶成長において、結晶成長速度を効果的に増大させるこ
とができ、良質で大型の酸化物結晶を作製することがで
きる。
R1+x Ba2-x Cu3 O7-Z の構造を有する酸化物の結
晶成長において、結晶成長速度を効果的に増大させるこ
とができ、良質で大型の酸化物結晶を作製することがで
きる。
【図1】本発明の一実施例として、たとえばY123の
結晶の引き上げ法による作製を実施するために用いられ
る装置を示す模式図である。
結晶の引き上げ法による作製を実施するために用いられ
る装置を示す模式図である。
1 結晶引き上げ軸 2 MgO単結晶からなる種結晶 3 YBa2 Cu3 O7-x の結晶 4 BaO−CuOの融液 5 Y2 BaCuO5 の固相沈殿物 6 Y2 O3 焼結体からなるるつぼ 7 MgO単結晶からなるるつぼ支持体 8 Al2 O3 からなる皿 9 溶融Ag 10 断熱材 11 電気ヒータ 12 断熱材からなるるつぼ支持台 13 気密性チャンバ 14 ガス導入口 15 排気口 16 酸素濃度計 17 のぞき窓
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ヤオ シン 東京都江東区東雲1丁目14番3号 財団法 人国際超電導産業技術研究センター 超電 導工学研究所内 (72)発明者 並川 靖生 東京都江東区東雲1丁目14番3号 財団法 人国際超電導産業技術研究センター 超電 導工学研究所内 (72)発明者 江上 雅裕 東京都江東区東雲1丁目14番3号 財団法 人国際超電導産業技術研究センター 超電 導工学研究所内 (72)発明者 塩原 融 東京都江東区東雲1丁目14番3号 財団法 人国際超電導産業技術研究センター 超電 導工学研究所内
Claims (4)
- 【請求項1】 るつぼに入れられた原料を加熱して融解
し、所定の温度に保持した後、融液の表面に種結晶を接
触させた状態で種結晶を回転させながら引き上げること
により、R1+x Ba2-x Cu3 O7-Z (Rはイットリウ
ムおよびランタノイド系元素からなる群より選ばれた1
種の元素、0≦x≦1、0≦z≦1)の構造を有する酸
化物結晶を成長させる酸化物結晶の作製方法において、 前記酸化物結晶を成長させるための雰囲気は、大気中の
酸素分圧よりも高い酸素分圧を有することを特徴とす
る、酸化物結晶の作製方法。 - 【請求項2】 前記酸化物結晶を成長させるための雰囲
気は、0.8atm以上の酸素分圧を有することを特徴
とする、請求項1に記載の酸化物結晶の作製方法。 - 【請求項3】 前記酸化物結晶を成長させるための雰囲
気は、0.95atm以上の酸素分圧を有することを特
徴とする、請求項1に記載の酸化物結晶の作製方法。 - 【請求項4】 前記酸化物結晶を冷却させるための雰囲
気は、不活性ガス雰囲気である、請求項1に記載の酸化
物結晶の作製方法。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7260471A JPH09100193A (ja) | 1995-10-06 | 1995-10-06 | 酸化物結晶の作製方法 |
DE69608060T DE69608060T2 (de) | 1995-10-06 | 1996-10-04 | Verfahren zur Herstellung eines Oxyd-Kristalls |
EP96115971A EP0767258B1 (en) | 1995-10-06 | 1996-10-04 | Method of manufacturing oxide crystal |
US08/726,917 US5851956A (en) | 1995-10-06 | 1996-10-07 | Method of manufacturing oxide crystal |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7260471A JPH09100193A (ja) | 1995-10-06 | 1995-10-06 | 酸化物結晶の作製方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09100193A true JPH09100193A (ja) | 1997-04-15 |
Family
ID=17348416
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7260471A Withdrawn JPH09100193A (ja) | 1995-10-06 | 1995-10-06 | 酸化物結晶の作製方法 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5851956A (ja) |
EP (1) | EP0767258B1 (ja) |
JP (1) | JPH09100193A (ja) |
DE (1) | DE69608060T2 (ja) |
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JP3936767B2 (ja) * | 1997-02-21 | 2007-06-27 | 財団法人国際超電導産業技術研究センター | 酸化物結晶の作製法 |
JP4109409B2 (ja) * | 2000-03-10 | 2008-07-02 | 新日本製鐵株式会社 | 大型超電導体およびその作製方法 |
EP1391543A1 (en) * | 2001-05-15 | 2004-02-25 | International Superconductivity technology Center, The Juridical Foundation | METHOD FOR PREPARING OXIDE CRYSTAL FILM/SUBSTRATE COMPOSITE AND SOLUTION FOR USE THEREIN |
JP2005289776A (ja) * | 2004-04-05 | 2005-10-20 | Canon Inc | 結晶製造方法および結晶製造装置 |
US20060249074A1 (en) * | 2005-05-05 | 2006-11-09 | Sumco Corporation | Method for supplying hydrogen gas in silicon single-crystal growth, and method for manufacturing silicon single-crystal |
US8207099B2 (en) * | 2009-09-22 | 2012-06-26 | Afton Chemical Corporation | Lubricating oil composition for crankcase applications |
US9708728B1 (en) * | 2011-07-14 | 2017-07-18 | The Florida State University Research Foundation, Inc. | Growth of metal oxide single crystals from alkaline-earth metal fluxes |
CN103060914B (zh) * | 2012-12-04 | 2016-01-13 | 上海交通大学 | 阶梯型加速缓冷快速生长rebco高温超导块体的方法 |
CN103014861B (zh) * | 2012-12-27 | 2016-01-13 | 上海交通大学 | 宝塔形大尺寸rebco高温超导块体的制备方法 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US4994781A (en) * | 1988-04-07 | 1991-02-19 | Sahagen Armen N | Pressure sensing transducer employing piezoresistive elements on sapphire |
US5174926A (en) * | 1988-04-07 | 1992-12-29 | Sahagen Armen N | Compositions for piezoresistive and superconductive application |
JP2815280B2 (ja) * | 1993-04-16 | 1998-10-27 | 財団法人国際超電導産業技術研究センター | 酸化物超電導体薄膜の作製方法およびその方法に使用するターゲット |
-
1995
- 1995-10-06 JP JP7260471A patent/JPH09100193A/ja not_active Withdrawn
-
1996
- 1996-10-04 DE DE69608060T patent/DE69608060T2/de not_active Expired - Fee Related
- 1996-10-04 EP EP96115971A patent/EP0767258B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1996-10-07 US US08/726,917 patent/US5851956A/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP0767258B1 (en) | 2000-05-03 |
EP0767258A2 (en) | 1997-04-09 |
DE69608060T2 (de) | 2000-11-09 |
EP0767258A3 (en) | 1997-09-24 |
DE69608060D1 (de) | 2000-06-08 |
US5851956A (en) | 1998-12-22 |
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A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
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