JPH09100037A - 製品移載装置 - Google Patents

製品移載装置

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JPH09100037A
JPH09100037A JP25639295A JP25639295A JPH09100037A JP H09100037 A JPH09100037 A JP H09100037A JP 25639295 A JP25639295 A JP 25639295A JP 25639295 A JP25639295 A JP 25639295A JP H09100037 A JPH09100037 A JP H09100037A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 供給カセット内に積層して収納された製品お
よび仕切材について、製品のみを仕切材から確実に分離
して搬送コンベア上に載置し、仕切材を仕切材回収部に
回収する。 【解決手段】 供給カセット11内に開口を有するリー
ドフレーム30と合紙31とが交互に積層配置され、こ
のうちリードフレーム30が第1吸着ハンド21の吸着
部21aによって吸着されるとともに、合紙31がリー
ドフレーム30の開口を介して吸着/吹出部21bによ
って吸着される。吸着ハンド21によってリードフレー
ム30および合紙31が合紙回収カセット12の一対の
吸着ボード15,15上に載置される。次に一対の吸着
ボード15,15上のリードフレーム30は、第2吸着
ハンド22の吸着部22aによって吸着される。同時に
吸着/吹出部22bからエアが吹出され、また一対の吸
着ボード15,15によって合紙31が吸着され、合紙
31からリードフレーム30が分離されて搬送コンベア
13上へ載置される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は合紙を間に介在させ
て積層された例えばリードフレーム等の製品を移載する
製品移載装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、図6に示すように、リードフレー
ム30と合紙(仕切板)31とが交互に積み上げられた
供給カセット11から、一枚ずつのリードフレーム30
を搬送コンベア13へ移載する製品移載装置が用いられ
ている。
【0003】すなわち図6に示すように、製品移載装置
10は開口30a(図3参照)を有するリードフレーム
30と合紙31とが交互に積み上げられた供給カセット
11と、リードフレーム30を順次搬送する搬送コンベ
ア13と、合紙31が回収される合紙回収カセット12
とを備えている。
【0004】また合紙回収カセット12、供給カセット
11、および搬送コンベア13の上方には、これら合紙
回収カセット12、供給カセット11および搬送コンベ
ア13を横断するガイド25が配設され、このガイド2
5に沿って第1および第2吸着ハンド21,22が走行
するようになっている。
【0005】さらに第1および第2吸着ハンド21,2
2は、各々吸着部21a,22aを有している。
【0006】図6において、まず供給カセット11の上
方に第1吸着ハンド21が達し、第1吸着ハンド21の
吸着部21aによりリードフレーム30が吸着される。
その後、第1吸着ハンド21がガイド25に沿って搬送
コンベア13側へ走行し、第1吸着ハンド21に吸着さ
れたリードフレーム30が搬送コンベア13上に載置さ
れ、このようにして供給カセット11内のリードフレー
ム30が搬送コンベア13側へ移載される。
【0007】次に供給カセット11の上方に第2吸着ハ
ンド22が達し、第2吸着ハンド22の吸着部22aに
より供給カセット11内のリードフレーム30上の合紙
31が吸着される。その後、第2吸着ハンド22がガイ
ド25に沿って合紙回収カセット11側へ走行し、第2
吸着ハンド22に吸着された合紙31が合紙回収カセッ
ト12内に収納される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、供給カ
セット11内のリードフレーム30は、第1吸着ハンド
21により吸着されて搬送コンベア13側へ移載され
る。第1吸着ハンド21によりリードフレーム30を吸
着して移載する場合、第1吸着ハンド21により吸着さ
れたリードフレーム30の真下にある合紙31が静電気
によりリードフレーム30に付着し、付着した合紙31
が搬送コンベア13までの途中で落下することがあり、
この場合は合紙31をすべて完全に合紙回収カセット1
2内に回収することはむずかしい。
【0009】本発明はこのような点を考慮してなされた
ものであり、供給カセット内のリードフレームを合紙か
ら確実に分離しながら搬送コンベア側へ移載することが
できる製品移載装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、開口を有する
製品と仕切材が交互に積み上げられた供給カセットと、
製品を順次搬送する搬送コンベアと、前記供給カセット
と前記搬送コンベアとの間に設けられ、仕切材を吸着保
持する吸着ボードを有する仕切材回収部と、前記供給カ
セット、前記仕切材回収部および前記搬送コンベアの上
方に設けられ、前記製品を吸着しこれら供給カセット、
仕切材回収部および搬送コンベアを横断して走行する吸
着ハンドとを備え、前記吸着ハンドは製品を吸着する吸
着部と、製品の開口に対応して設けられた吸着/吹出部
とを有することを特徴とする製品移載装置である。
【0011】本発明によれば、吸着ハンドが供給カセッ
ト上まで走行し、その吸着部によって製品を吸着すると
ともに、吸着/吹出部によって製品真下の仕切材を製品
の開口を介して吸着する。次に吸着ハンドは仕切材回収
部上まで走行し、製品および仕切材を仕切材回収部の吸
着ボード上に載置する。次に仕切材が吸着ボードに吸着
された状態で、吸着ハンドがその吸着部によって製品を
吸着するとともに、吸着/吹出部によって製品の開口を
介して仕切材に対してエアを吹出し、吸着ボード上で製
品を仕切材から分離する。その後、吸着ハンドが搬送コ
ンベア上まで走行し、吸着ハンドの吸着部に吸着された
製品を搬送コンベア上に載置する。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。図1乃至図5は本発明によ
る製品移載装置を示す図である。
【0013】図1に示すように、製品移載装置10は開
口30a(図3参照)を有するリードフレーム30と合
紙(仕切材)31とが交互に積み上げられた供給カセッ
ト11と、リードフレーム30を順次搬送する搬送コン
ベア13と、供給カセット11と搬送コンベア13との
間に設けられた合紙回収カセット(仕切板回収部)12
とを備えている。
【0014】このうち合紙回収カセット12は、合紙3
0を吸着保持する一対の吸着ボード15,15を有して
おり、各吸着ボード15,15には吸着口16が形成さ
れている。また一対の吸着ボード15,15は、各々の
揺動軸15aを中心として回動することにより開閉し、
閉時に合紙30を吸着保持するとともに開時に合紙30
を下方へ落下させるようになっている。
【0015】また合紙回収カセット12、供給カセット
11および搬送ライン13の上方には、これら合紙回収
カセット12、供給カセット11および搬送ライン13
を横断するガイド25が配設され、このガイド25に第
1および第2吸着ハンド21、22が走行自在に取り付
けられている。
【0016】さらに第1および第2吸着ハンド21,2
2は、各々吸着部21a,22aと、リードフレーム3
0の開口30aに対応する位置に配置されるとともに吸
着/吹出機能をもった吸着/吹出部21b,22bとを
有している。これら第1および第2吸着ハンド21,2
2の吸着部21a,22aおよび吸着/吹出部21b,
22bは、上下方向に昇降自在となっている。
【0017】なお、製品移載装置10は図1に示す構造
のものに限らず、図2乃至図5に示す構造のものであっ
てもよい。なお、図2乃至図5に示す製品移載装置にお
いて、図1の製品移載装置と同一部分には同一符号を符
して詳細な説明は省略する。すなわち図2乃至図5に示
すように、製品移載装置10の供給カセット11は交互
に積み上げられたリードフレーム30と合紙31を側方
から保持する複数の保持ピン18を有するとともに、内
部に昇降台25を有している。この昇降台25は、ピニ
オン27aおよびラック27bにより上下方向へ移動す
るようになっている。
【0018】さらにまた、合紙回収カセット12は各々
に吸着口16(図1参照)が形成された一対の吸着ボー
ド15,15を有し、この一対の吸着ボード15,15
は左右に開閉するようになっている。また各吸着ボード
15には、吸着口16が形成されている。さらにまた合
紙回収カセット12は、合紙31を側方から保持する複
数の保持ピン19を有するとともに、内部にピニオン2
8aおよびラック28bにより上下方向へ移動する昇降
台26を有している。
【0019】また図2に示すように、第1および第2吸
着ハンド21,22は、連結具20により連結され、第
1および第2吸着ハンド21,22は連結具20をガイ
ド25に沿って走行させることにより一体となって移動
するようになっている。また第1および第2吸着ハンド
21,22は略同一構造となっており、このうち第1吸
着ハンド21の構造を図4に示す。図4に示すように第
1吸着ハンド21は吸着/吹出機能を有する多孔質体の
吸着/吹出部21bと、この吸着/吹出部21bの外周
に設けられた8つの吸着部21aとを有している。
【0020】次に図2乃至図4に示す製品移載装置の作
用について、図5(a)−(e)により説明する。まず
図5(a)に示すように、連結具20がガイド25に沿
って走行し、第1吸着ハンド21が供給カセット11の
上方に達するとともに、第2吸着ハンド22が合紙回収
カセット12の上方に達する。
【0021】次に第1吸着ハンド21の吸着部21aお
よび吸着/吹出部21bと、第2吸着ハンド22の吸着
部22aおよび吸着/吹出部22bとが降下する。その
後、第1吸着ハンド21の吸着部21aによってリード
フレーム30が吸着されるとともに、吸着/吹出部21
bによって吸着部21aに吸着されたリードフレーム3
0直下の合紙31がリードフレーム30の開口30aを
介して吸着される。このようにして、第1吸着ハンド2
1により一対のリードフレーム30および合紙31が吸
着される。
【0022】次に第1吸着ハンド21の吸着部21aお
よび吸着/吹出部21bと、第2吸着ハンド22の吸着
部22aおよび吸着/吹出部21bとが上昇し、連結具
20がガイド25に沿って走行する。その後第1吸着ハ
ンド21が合紙回収カセット12の上方に達し、同時に
第2吸着ハンド22が搬送コンベア13の上方に達する
(図5(b))。
【0023】次に第1吸着ハンド21の吸着部21aお
よび吸着/吹出部21bと、第2吸着ハンド22の吸着
部22aおよび吸着/吹出部22bとが降下する。その
後、第1吸着ハンド21の吸着部21aおよび吸着/吹
出部21bの吸着作用が停止して、合紙回収カセット1
2の閉位置にある一対の吸着ボード15,15上にリー
ドフレーム30および合紙31が載置される。この場
合、合紙31はリードフレーム30の下に位置してい
る。
【0024】次に第1吸着ハンド21の吸着部21aお
よび吸着/吹出部21bと、第2吸着ハンド22の吸着
部22aおよび吸着/吹出部22bとが上昇し、連結具
20がガイド25に沿って走行し、第1吸着ハンド21
が供給カセット11の上方に達し、同時に第2吸着ハン
ド25が合紙回収カセット12の上方に達する(図5
(c))。
【0025】次に第1吸着ハンド21の吸着部21aお
よび吸着/吹出部21bと、第2吸着ハンド22の吸着
部22aおよび吸着/吹出部22bとが降下する。その
後、第1吸着ハンド21の吸着部21aによって供給カ
セット11のリードフレーム30が吸着され、吸着/吹
出部21bによってリードフレーム30直下の合紙31
がリードフレーム30の開口30aを介して吸着され
る。また第2吸着ハンド22の吸着部22aによって合
紙回収カセット12の一対の吸着ボード15,15上に
載置されたリードフレーム30が吸着される。この場
合、一対の吸着ボード15,15の各吸着口16,16
によって一対の吸着ボード15,15上の合紙31が吸
着され、また第2吸着ハンド22の吸着/吹出部22b
からリードフレーム30の開口30aを介して合紙31
に対してエアが吹出され、一対の吸着ボード15,15
上のリードフレーム30と合紙31とが確実に分離され
る。このようにして第2ハンド22の吸着部22aによ
って、リードフレーム30のみが吸着される。
【0026】次に第1吸着ハンド21の吸着部21aお
よび吸着/吹出部21bと、第2吸着ハンド22の吸着
部22aおよび吸着/吹出部22bとが上昇し、連結具
20がガイド25に沿って走行する(図5(d))。こ
の間、一対の吸着ボード15,15の吸着部16,16
の吸着作用が停止するとともに、一対の吸着ボード1
5,15が左右に開き、一対の吸着ボード15,15上
の合紙31が合紙回収カセット12内に落下する。
【0027】その後、第1吸着ハンド21が合紙回収カ
セット12の上方に達するとともに、第2吸着ハンド2
2が搬送コンベア13上に達する(図5(e))。次に
第1吸着ハンド21の吸着部21aおよび吸着/吹出部
21bと、第2吸着ハンド22の吸着部22aおよび吸
着/吹出部22bが降下する。その後、第1吸着ハンド
21の吸着部21aおよび吸着/吹出部21bの吸着作
用が停止し、同時に第2吸着ハンド22の吸着部22a
の吸着作用が停止する。この間、合紙回収カセット12
の一対の吸着ボード15,15が閉となり、第1吸着ハ
ンド21によって吸着されたリードフレーム30および
合紙31が一対の吸着ボード15,15上に載置される
とともに、第2吸着ハンド22によって吸着されたリー
ドフレーム30が搬送コンベア13上に載置される。
【0028】このように本実施例によれば、供給カセッ
ト11内に積層して収納されたリードフレーム30と合
紙31を、一旦、合紙回収カセット12の一対の吸着ボ
ード15,15上に載置して、この一対の吸着ボード1
5,15においてリードフレーム30と合紙31とを分
離し、その後一対の吸着ボード15,15からリードフ
レーム30のみを搬送コンベア13上に移載することが
できる。また一対の吸着ボード15,15においてリー
ドフレーム30から分離された合紙31は、合紙回収カ
セット12内に落下する。このため、供給カセット11
内のリードフレーム30を搬送コンベア13上に確実に
移載することができ、同時に合紙31を合紙回収カセッ
ト12内に確実に落下収納することができる。
【0029】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、供給カセ
ット内に積層して収納された製品および仕切板を吸着ハ
ンドで吸着して一旦仕切材回収部の吸着ボード上に載置
した後、この吸着ボード上で製品を仕切材から分離する
ことができる。その後吸着ハンドによって製品のみを吸
着して、製品を搬送コンベア上に移載することができ
る。このため製品の移載中に、静電気等により製品に付
着した仕切材が、予期しない場所に落下することはな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による製品移載装置を示す概略側面図。
【図2】本発明による製品移載装置の他の例を示す概略
側面図。
【図3】図2に示す製品移載装置の平面図。
【図4】図2に示す製品移載装置の吸着ハンドを示す底
面図。
【図5】図2に示す製品移載装置の作用を示す図。
【図6】従来の製品移載装置を示す概略側面図。
【符号の説明】
10 製品移載装置 11 供給カセット 12 合紙回収カセット 13 搬送コンベア 15 吸着ボード 16 吸着口 20 連結具 21 第1吸着ハンド 21a 吸着部 21b 吸着/吹出部 22 第2吸着ハンド 22a 吸着部 22b 吸着/吹出部 30 リードフレーム 31 合紙
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊 藤 二 郎 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】開口を有する製品と仕切材が交互に積み上
    げられた供給カセットと、 製品を順次搬送する搬送コンベアと、 前記供給カセットと前記搬送コンベアとの間に設けら
    れ、仕切板を吸着保持する吸着ボードを有する仕切材回
    収部と、 前記供給カセット、前記仕切材回収部および前記搬送コ
    ンベアの上方に設けられ、前記製品を吸着しこれら供給
    カセット、仕切材回収部および搬送コンベアを横断して
    走行する吸着ハンドとを備え、 前記吸着ハンドは製品を吸着する吸着部と、製品の開口
    に対応して設けられた吸着/吹出部とを有することを特
    徴とする製品移載装置。
  2. 【請求項2】仕切材回収部の吸着ボードは、開閉自在と
    なっており、開時に吸着保持した仕切材を下方へ落下さ
    せることを特徴とする請求項1記載の製品移載装置。
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