JPH0899991A - 修飾胆汁酸、その製法およびその用途 - Google Patents
修飾胆汁酸、その製法およびその用途Info
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- JPH0899991A JPH0899991A JP7234891A JP23489195A JPH0899991A JP H0899991 A JPH0899991 A JP H0899991A JP 7234891 A JP7234891 A JP 7234891A JP 23489195 A JP23489195 A JP 23489195A JP H0899991 A JPH0899991 A JP H0899991A
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 治療上有効であり、医薬品殊に抗高脂血症剤
として用いられるリンカー修飾胆汁酸誘導体を提供す
る。 【解決手段】 下記式(I) 〔式中、X1はCH2OH、CH2NH2、CH2Oアシル
など、X2及びX3はH、OH、OAcなど、YはOH、
O−CH2Phなど、nは0〜47の整数を示す〕を有
するリンカー修飾胆汁酸誘導体およびその製法。
として用いられるリンカー修飾胆汁酸誘導体を提供す
る。 【解決手段】 下記式(I) 〔式中、X1はCH2OH、CH2NH2、CH2Oアシル
など、X2及びX3はH、OH、OAcなど、YはOH、
O−CH2Phなど、nは0〜47の整数を示す〕を有
するリンカー修飾胆汁酸誘導体およびその製法。
Description
【0001】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】ステ
ロイド位C−3、C−7およびC−12の位置にリンカ
ー(linker)構造を有する胆汁酸は医薬としての適用に
ついて関心がもたれている。それで、適当なリンカーを
経由して活性物質と胆汁酸とを結合させることにより、
肝特異的活性物質吸収を達成し、それにより薬理作用を
達成するか、あるいは吸収性の悪い医薬品例えばペプチ
ドの吸収を改善することが可能である〔例えば、Kramer
等、J. Biol. Chem., 267巻:18598−1860
4頁(1992年);Kramer等、J. Biol. Chem., 26
9巻:1〜7頁(1994年);欧州特許出願EP−A
−0 417 725(米国特許出願第08/208,1
92号に相当)を参照〕。リンカー構造による胆汁酸の
結合によって、胆汁酸吸収阻害剤が製造される〔例え
ば、Wess等、J. Med. Chem., 37巻:873頁(19
94年);欧州特許出願EP−A−0 573 848
(米国特許出願第08/074,753号に相当)およ
び欧州特許出願EP−A−0 489 423)を参
照〕。
ロイド位C−3、C−7およびC−12の位置にリンカ
ー(linker)構造を有する胆汁酸は医薬としての適用に
ついて関心がもたれている。それで、適当なリンカーを
経由して活性物質と胆汁酸とを結合させることにより、
肝特異的活性物質吸収を達成し、それにより薬理作用を
達成するか、あるいは吸収性の悪い医薬品例えばペプチ
ドの吸収を改善することが可能である〔例えば、Kramer
等、J. Biol. Chem., 267巻:18598−1860
4頁(1992年);Kramer等、J. Biol. Chem., 26
9巻:1〜7頁(1994年);欧州特許出願EP−A
−0 417 725(米国特許出願第08/208,1
92号に相当)を参照〕。リンカー構造による胆汁酸の
結合によって、胆汁酸吸収阻害剤が製造される〔例え
ば、Wess等、J. Med. Chem., 37巻:873頁(19
94年);欧州特許出願EP−A−0 573 848
(米国特許出願第08/074,753号に相当)およ
び欧州特許出願EP−A−0 489 423)を参
照〕。
【0002】技術の状態では、これらの特許出願につい
て、リンカーを有している炭素原子に3−OH基を有し
ていない修飾胆汁酸を使用するのが可能である旨開示さ
れている。様々のリンカーおよびリンカーの末端位での
機能性をもつ化合物を製造するための出発物質がないた
め、またリンカーの胆汁酸部分(3−C)との結合部位
にOH基が同時に存在しているため、これらの化合物は
未だ知られていない。
て、リンカーを有している炭素原子に3−OH基を有し
ていない修飾胆汁酸を使用するのが可能である旨開示さ
れている。様々のリンカーおよびリンカーの末端位での
機能性をもつ化合物を製造するための出発物質がないた
め、またリンカーの胆汁酸部分(3−C)との結合部位
にOH基が同時に存在しているため、これらの化合物は
未だ知られていない。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明の式(I)の化合
物が適当なアセチレン誘導体と適当な胆汁酸ケトンとの
直接結合により容易に入手し得ることが見い出された。
更に、若干の化学的変換を、これらの一次付加生成物お
よび結合部位にOH基が存在していないこれらの二次化
合物について、厄介な副反応を惹起することなく達成し
得ることも見い出された。本発明は、式(I)を有する
リンカー修飾(linker-modified)胆汁酸誘導体に関す
る。
物が適当なアセチレン誘導体と適当な胆汁酸ケトンとの
直接結合により容易に入手し得ることが見い出された。
更に、若干の化学的変換を、これらの一次付加生成物お
よび結合部位にOH基が存在していないこれらの二次化
合物について、厄介な副反応を惹起することなく達成し
得ることも見い出された。本発明は、式(I)を有する
リンカー修飾(linker-modified)胆汁酸誘導体に関す
る。
【0004】
【化5】 式中、X1はCH2OH、CH2NH2、CH2OSil
(ここでSilは式SiMe3、SiMe2t−Buまた
はSiPh2t−Buのシリル保護基であり)、CH2O
THP、CH2OCH2Ph(ここでフェニルはp−メト
キシで置換されていてもよい)、CH2O−トリチル、
CH2O−アシル(ここでアシルは2〜8個の炭素原子
を有する直鎖または有枝鎖の基であり)、CH2O−ベ
ンゾイル(ここで芳香環は直鎖または有枝鎖C1〜C4ア
ルキル基、OCH3、FまたはClでモノ置換乃至トリ
置換されていてもよい)、CH2OCHO、CH2OC
(O)OCH2Ph、CH2NH−アシル(ここでアシルは
2〜8個の炭素原子を有する直鎖または有枝鎖基であ
り)、CH2NH−ベンゾイル(ここで芳香環は直鎖ま
たは有枝鎖C1〜C4アルキル基、OCH3、FまたはC
lでモノ置換乃至トリ置換されていてもよい)、CH2
N(CH2Ph)2(ここで芳香環は直鎖または有枝鎖C1
〜C4アルキル基、OCF3、FまたはClでモノ置換乃
至トリ置換されていてもよい)、CH2O−CH2−CH
=CH2、CO2H、CO2M(ここでMはアルカリ金属
またはアルカリ土類金属であり)、CO2N(X4)4(こ
こでX4は同一または異なって、H原子あるいは1〜8
個の炭素原子を有する直鎖または有枝鎖アルキル基であ
り)、CO2X5(ここでX5はメチル、エチル、アルキ
ルまたはベンジルであり)、X2およびX3は次のものか
らなる群から選択される同一または異なった基であり、
H、OH、OTHP、OAc、SiMe3、OSiMe2
t−Bu、SiPh2t−Bu、OCH2Ph(ここでフ
ェニル基は直鎖または有枝鎖C1〜C4アルキル基、OC
H3、FまたはClでモノ置換乃至トリ置換されていて
よい)、O−CH2CH=CH2、OC(O)CH2Ph
(ここでフェニル基は直鎖または有枝鎖C1〜C4アルキ
ル基、OCH3、FまたはClでモノ置換乃至トリ置換
されていてよい)、OC(O)Ph(ここでフェニル基は
直鎖または有枝鎖C1〜C4アルキル基、OCH3、Fま
たはClでモノ置換乃至トリ置換されていてよい)、あ
るいはOC(O)O−アルキル、而して基X2はα−また
はβ−位に存在し、また基X3はα−位のみに存在する;
YはOH(1〜8個の炭素原子を有する直鎖または有枝
鎖アルコキシ基)、O−CH2Ph(ここでフェニル基
は直鎖または有枝鎖C1〜C4アルキル基、OCH3、F
またはClでモノ置換乃至トリ置換されていてもよ
い)、O−Ph(ここでフェニル基は直鎖または有枝鎖
C1〜C4アルキル基、OCH 3、FまたはClでモノ置
換乃至トリ置換されていてよい)、OM1(ここでM1は
アルカリ金属であり)、ONX6 4(ここでX6はH原子
またはC1〜C8アルキル基であり)、OTHP、OCH
2−CH=CH2、NH2、NH(CH2)2SO3H、N(C
H3)(CH2)2SO3H、NHCH2CO2HまたはN(CH
3)CH2CO2H;而して環位置C−3における水酸基は
α−位かまたはβ−位に存在していてよく、そしてnは
0〜47に等しい。式(I)を有する好ましいリンカー
修飾胆汁酸誘導体は、式(I)でX1はCH2OH、CH
2NH2、CH2SiMe2t−Bu、CH2OTHP、C
O2HまたはCO2CH3であり;X2およびX3が次のも
のからなる群から選択される同一または異なった基であ
り、H、OH、OAcおよびOTHP、而して基X2は
α−位かまたはβ−位に存在し、基X3はα−位のみに
存在し;YはOH、OCH3またはOt−Buであり;而
して環位置C−3における水酸基は好ましくはα−位に
存在し、nは0〜47に等しい。
(ここでSilは式SiMe3、SiMe2t−Buまた
はSiPh2t−Buのシリル保護基であり)、CH2O
THP、CH2OCH2Ph(ここでフェニルはp−メト
キシで置換されていてもよい)、CH2O−トリチル、
CH2O−アシル(ここでアシルは2〜8個の炭素原子
を有する直鎖または有枝鎖の基であり)、CH2O−ベ
ンゾイル(ここで芳香環は直鎖または有枝鎖C1〜C4ア
ルキル基、OCH3、FまたはClでモノ置換乃至トリ
置換されていてもよい)、CH2OCHO、CH2OC
(O)OCH2Ph、CH2NH−アシル(ここでアシルは
2〜8個の炭素原子を有する直鎖または有枝鎖基であ
り)、CH2NH−ベンゾイル(ここで芳香環は直鎖ま
たは有枝鎖C1〜C4アルキル基、OCH3、FまたはC
lでモノ置換乃至トリ置換されていてもよい)、CH2
N(CH2Ph)2(ここで芳香環は直鎖または有枝鎖C1
〜C4アルキル基、OCF3、FまたはClでモノ置換乃
至トリ置換されていてもよい)、CH2O−CH2−CH
=CH2、CO2H、CO2M(ここでMはアルカリ金属
またはアルカリ土類金属であり)、CO2N(X4)4(こ
こでX4は同一または異なって、H原子あるいは1〜8
個の炭素原子を有する直鎖または有枝鎖アルキル基であ
り)、CO2X5(ここでX5はメチル、エチル、アルキ
ルまたはベンジルであり)、X2およびX3は次のものか
らなる群から選択される同一または異なった基であり、
H、OH、OTHP、OAc、SiMe3、OSiMe2
t−Bu、SiPh2t−Bu、OCH2Ph(ここでフ
ェニル基は直鎖または有枝鎖C1〜C4アルキル基、OC
H3、FまたはClでモノ置換乃至トリ置換されていて
よい)、O−CH2CH=CH2、OC(O)CH2Ph
(ここでフェニル基は直鎖または有枝鎖C1〜C4アルキ
ル基、OCH3、FまたはClでモノ置換乃至トリ置換
されていてよい)、OC(O)Ph(ここでフェニル基は
直鎖または有枝鎖C1〜C4アルキル基、OCH3、Fま
たはClでモノ置換乃至トリ置換されていてよい)、あ
るいはOC(O)O−アルキル、而して基X2はα−また
はβ−位に存在し、また基X3はα−位のみに存在する;
YはOH(1〜8個の炭素原子を有する直鎖または有枝
鎖アルコキシ基)、O−CH2Ph(ここでフェニル基
は直鎖または有枝鎖C1〜C4アルキル基、OCH3、F
またはClでモノ置換乃至トリ置換されていてもよ
い)、O−Ph(ここでフェニル基は直鎖または有枝鎖
C1〜C4アルキル基、OCH 3、FまたはClでモノ置
換乃至トリ置換されていてよい)、OM1(ここでM1は
アルカリ金属であり)、ONX6 4(ここでX6はH原子
またはC1〜C8アルキル基であり)、OTHP、OCH
2−CH=CH2、NH2、NH(CH2)2SO3H、N(C
H3)(CH2)2SO3H、NHCH2CO2HまたはN(CH
3)CH2CO2H;而して環位置C−3における水酸基は
α−位かまたはβ−位に存在していてよく、そしてnは
0〜47に等しい。式(I)を有する好ましいリンカー
修飾胆汁酸誘導体は、式(I)でX1はCH2OH、CH
2NH2、CH2SiMe2t−Bu、CH2OTHP、C
O2HまたはCO2CH3であり;X2およびX3が次のも
のからなる群から選択される同一または異なった基であ
り、H、OH、OAcおよびOTHP、而して基X2は
α−位かまたはβ−位に存在し、基X3はα−位のみに
存在し;YはOH、OCH3またはOt−Buであり;而
して環位置C−3における水酸基は好ましくはα−位に
存在し、nは0〜47に等しい。
【0005】本発明の式(I)のリンカー修飾胆汁酸誘
導体はこれらの化合物のすべての立体異性体形態および
生理学的に許容し得る塩である。THPはテトラヒドロ
ピラニル基を意味するものと解される。Me、t−Bu
およびAcはメチル、3級ブチルおよびアセチルをそれ
ぞれ意味する。トリチルはトリフェニルメチルを表わ
す。
導体はこれらの化合物のすべての立体異性体形態および
生理学的に許容し得る塩である。THPはテトラヒドロ
ピラニル基を意味するものと解される。Me、t−Bu
およびAcはメチル、3級ブチルおよびアセチルをそれ
ぞれ意味する。トリチルはトリフェニルメチルを表わ
す。
【0006】本発明はまた本発明の化合物の製法に関
し、本願方法においては、基本的に反応式(I)に従
い、文献既知であり、市販であるかあるいは反応式
(2)に従って製造される適当な胆汁酸ケトン(II)
(X2、X3およびYは式(I)におけるのと同じ基であ
る)を、文献既知であるか、あるいは反応式(3)に従
って製造される適当なアセチレン誘導体(III)(X1は
式(I)におけるのと同じ基であり、そしてnは0〜4
7に等しい)と結合させて付加生成物(IV)(X1、
X2、X3およびYは式(I)におけるのと同じ基であ
り、そしてnは0〜47に等しい)とある。この結合反
応において、アチチレン誘導体(III)は強塩基例えば
アルキルリチウム化合物により相当するリチウム誘導体
にまず変換された。基X 1、X2、X3およびYが式Iに
おけるのと同じ基であり、そしてnが0〜47に等しい
一次付加生成物(IV)は接触水素添加により相当する飽
和化合物(I)に変換され、そして適宜、更に変換、例
えば保護基の除去および官能基の変換によって、本発明
の式(I)(X1、X2、X3およびYは式(I)におけ
るのと同じ基であり、そしてnは0〜47に等しい)を
有する他の化合物に変換される。この反応式において、
本発明での基は、厄介な副反応が生じないように、例え
ば以下に示すとおり(反応式(2))選択されなければ
ならない。
し、本願方法においては、基本的に反応式(I)に従
い、文献既知であり、市販であるかあるいは反応式
(2)に従って製造される適当な胆汁酸ケトン(II)
(X2、X3およびYは式(I)におけるのと同じ基であ
る)を、文献既知であるか、あるいは反応式(3)に従
って製造される適当なアセチレン誘導体(III)(X1は
式(I)におけるのと同じ基であり、そしてnは0〜4
7に等しい)と結合させて付加生成物(IV)(X1、
X2、X3およびYは式(I)におけるのと同じ基であ
り、そしてnは0〜47に等しい)とある。この結合反
応において、アチチレン誘導体(III)は強塩基例えば
アルキルリチウム化合物により相当するリチウム誘導体
にまず変換された。基X 1、X2、X3およびYが式Iに
おけるのと同じ基であり、そしてnが0〜47に等しい
一次付加生成物(IV)は接触水素添加により相当する飽
和化合物(I)に変換され、そして適宜、更に変換、例
えば保護基の除去および官能基の変換によって、本発明
の式(I)(X1、X2、X3およびYは式(I)におけ
るのと同じ基であり、そしてnは0〜47に等しい)を
有する他の化合物に変換される。この反応式において、
本発明での基は、厄介な副反応が生じないように、例え
ば以下に示すとおり(反応式(2))選択されなければ
ならない。
【0007】
【化6】 例として、反応式(2)は、n=3;X2=X3=OTH
P、OH;X1=CH2OH、CH2NH2、CO2Hであ
る本発明の化合物の製造を示している。化合物I(e)を
出発物質とする反応式において、本発明の式(I)の一つ
の化合物が本発明の式(I)の他の化合物に如何にして
変換され得るかが示されている。
P、OH;X1=CH2OH、CH2NH2、CO2Hであ
る本発明の化合物の製造を示している。化合物I(e)を
出発物質とする反応式において、本発明の式(I)の一つ
の化合物が本発明の式(I)の他の化合物に如何にして
変換され得るかが示されている。
【0008】THP−保護 3−ケトコラン酸メチル
(式(II)(c)の化合物)とヘキス−5−イン−1−オー
ルとの反応において、アルコール基は保護されていない
が、第二の当量のn−ブチルリチウムによりリチウムア
ルコレート中間体に変換された。n≧6の長鎖のアルキ
ノールの場合、OH基は好ましくはt−ブチルジメチル
シリルエーテルとして保護されていた。意外にも、長鎖
アルキノールまたは相当するt−ブチルジメチルシリル
エーテルは、上昇した温度好ましくは還流下にn−ブチ
ルリチウムでリチウムアセチライドが生じるとき、特に
高い収率でケトンに付加することが見い出された。
(式(II)(c)の化合物)とヘキス−5−イン−1−オー
ルとの反応において、アルコール基は保護されていない
が、第二の当量のn−ブチルリチウムによりリチウムア
ルコレート中間体に変換された。n≧6の長鎖のアルキ
ノールの場合、OH基は好ましくはt−ブチルジメチル
シリルエーテルとして保護されていた。意外にも、長鎖
アルキノールまたは相当するt−ブチルジメチルシリル
エーテルは、上昇した温度好ましくは還流下にn−ブチ
ルリチウムでリチウムアセチライドが生じるとき、特に
高い収率でケトンに付加することが見い出された。
【0009】反応式(2)において:p−TosHはp
−トルエンスルホン酸を示す。THFはテトラヒドロフ
ランを示す。
−トルエンスルホン酸を示す。THFはテトラヒドロフ
ランを示す。
【化7】 アルキノールが商業上入手し得ないときは、これらは反
応式(3)による文献の方法に基づいて製造される。こ
の方法は、本発明の方法に使用され、また各例で必要と
される鎖の長さを有するアルキノールに適用し得る。重
要な工程は、指示された反応条件下で三重結合をω末端
位に異性化することにある。
応式(3)による文献の方法に基づいて製造される。こ
の方法は、本発明の方法に使用され、また各例で必要と
される鎖の長さを有するアルキノールに適用し得る。重
要な工程は、指示された反応条件下で三重結合をω末端
位に異性化することにある。
【0010】
【化8】 反応式(3)において:HMPAはヘキサメチルりん酸
トリアミドを示す。DMAPは4−ジメチルアミノピリ
ジンを示す。または、n=1+m。
トリアミドを示す。DMAPは4−ジメチルアミノピリ
ジンを示す。または、n=1+m。
【0011】本発明による式(I)の化合物は貴重な薬
理学的性質を有している。従って、本発明は本発明の式
(I)の化合物の少なくとも1種を含有する医薬品およ
び式(I)の化合物の医薬品、殊に上昇した脂質レベル
を低下させるための医薬品としての使用にも関する。式
(I)の化合物の少なくとも1種を含有する医薬品の調
製は、式(I)の化合物を薬理学的に許容し得る有機溶
媒例えば一価または多価アルコール例えばエタノールま
たはグリセロール、トリアセチン、油例えばヒマワリ油
または肝油、エーテル例えばジエチレングリコールジメ
チルエーテルまたはポリエーテル例えばポリエチレング
リコールに溶解または懸濁するか、あるいは他にその他
の薬理学的に許容し得る重合体性添加剤例えばポリビニ
ルピロリドンあるいはその他の製薬上許容し得る添加剤
例えばデンプン、シクロデキストリンあるいは多糖類の
存在下に溶解または懸濁する。本発明の化合物は他の医
薬物質と組み合せて投与することもできる。式(I)の
化合物は、種々の剤形好ましくは錠剤、カプセル剤また
は液剤の形態で経口投与される。1日用量は患者の体重
および体質に基づいて3mg〜5000mgの範囲にあり、
好ましくは10〜1000mgの範囲にある。本発明の化
合物の生物学的試験は、ウサギ回腸刷子縁膜小胞中への
〔3H〕−タウロコール酸エステルの吸収阻害を測定す
ることにより実施した。阻害試験は次の如くして行っ
た:
理学的性質を有している。従って、本発明は本発明の式
(I)の化合物の少なくとも1種を含有する医薬品およ
び式(I)の化合物の医薬品、殊に上昇した脂質レベル
を低下させるための医薬品としての使用にも関する。式
(I)の化合物の少なくとも1種を含有する医薬品の調
製は、式(I)の化合物を薬理学的に許容し得る有機溶
媒例えば一価または多価アルコール例えばエタノールま
たはグリセロール、トリアセチン、油例えばヒマワリ油
または肝油、エーテル例えばジエチレングリコールジメ
チルエーテルまたはポリエーテル例えばポリエチレング
リコールに溶解または懸濁するか、あるいは他にその他
の薬理学的に許容し得る重合体性添加剤例えばポリビニ
ルピロリドンあるいはその他の製薬上許容し得る添加剤
例えばデンプン、シクロデキストリンあるいは多糖類の
存在下に溶解または懸濁する。本発明の化合物は他の医
薬物質と組み合せて投与することもできる。式(I)の
化合物は、種々の剤形好ましくは錠剤、カプセル剤また
は液剤の形態で経口投与される。1日用量は患者の体重
および体質に基づいて3mg〜5000mgの範囲にあり、
好ましくは10〜1000mgの範囲にある。本発明の化
合物の生物学的試験は、ウサギ回腸刷子縁膜小胞中への
〔3H〕−タウロコール酸エステルの吸収阻害を測定す
ることにより実施した。阻害試験は次の如くして行っ
た:
【0012】1.ウサギ回腸刷子縁膜小胞の調製 刷子縁膜小胞は所謂Mg2+沈殿法により小腸の細胞から
調製した。雄New Zealandウサギ(体重2〜2.5kg)を
T61Rの0.5mlの静脈注射で屠殺し、而してT61
は塩酸テトラカイン2.5mg、エンブトラミド(embutra
mide)100mgおよびメベゾニウムアイオダイド(mebe
zonium iodide)25mgの水溶液である。小腸を除去
し、氷冷等張液で洗浄した。小腸の末端7/10((口腔か
ら直腸方向に測定、すなわち末端回腸、活性Na+−依
存性胆汁酸運搬系を含有)を刷子縁膜小胞の調製に用い
た。小腸を−80℃の窒素下にプラスチック・バッグ中
で凍結させた。膜小胞の調製には、凍結小腸を水浴中3
0℃で解凍した。粘膜を削り落とし、氷冷12mM Tris
/HCl緩衝剤(pH7.1)/300mMマンニット、5m
M EGTA/10mg/リットル フェニルメチルスルホ
ニルフルオライド/1mg/リットル 大豆由来トリプシ
ン阻害剤(32U/mg)/0.5mg/リットル ウシ肺由
来トリプシン阻害剤(193U/mg)/5mg/リットル
バシトラジンの60mlに懸濁した。懸濁液を水冷蒸留
水で300mlに希釈し、次に氷冷しながら75%最大出
力で3分間Ultraturrax(No.18ローター、IKA Werk S
taufen, ドイツ)で均質化した。1M MgCl2溶液
(最終濃度10mM)3mlを加えた後、ホモジネートを0
℃で正確に1分間静置した。Mg2+の添加により、細胞
膜が、刷子縁膜を除いて、凝集、沈殿される。遠心分離
を15分間3000×g(5000rpm、SS−34ロ
ーター)で行った後、沈殿を廃棄し、そして上澄液(刷
子縁膜を含有)を30分間48,000×g(20,00
0rpm、SS−34ローター)で遠心分離する。上澄液
を廃棄し、沈殿を12mM Tris/HCl緩衝剤(pH7.
1)/60mMマンニット、5mM EGTAの60ml中にP
otter Elvejhemホモジナイザー(Braun, Melsungen, 9
00rpm, 10ストローク)で再均質化した。1M Mg
Cl2溶液0.1mlを加え、0℃で15分間インキュベー
トした後、ホモジネートを再び15分間3000×gで
遠心分離した。上澄液を48,000×g(20,000
rpm、SS−34ローター)で更に30分間遠心分離し
た。沈殿を10mM Tris/Hepes緩衝剤(pH7.4)/3
00mMマンニットの30mlにとり、そして1000rpm
でPotter Elvejhemホモジナイザー中20ストロークに
より均質に再懸濁した。48,000×g(20,000
rpm、SS−34ローター)で30分間遠心分離した
後、沈殿をTris/Hepes緩衝剤(pH7.4)/280mMマ
ンニット(最終濃度20mg/ml)の0.5〜2mlにと
り、そして27ゲージ注射針を有するツベルクリン注射
器を用いて再懸濁した。小胞は輸送試験に調製直後に使
用するか、または液体窒素中−196℃で4mgづつに分
けて保存する。
調製した。雄New Zealandウサギ(体重2〜2.5kg)を
T61Rの0.5mlの静脈注射で屠殺し、而してT61
は塩酸テトラカイン2.5mg、エンブトラミド(embutra
mide)100mgおよびメベゾニウムアイオダイド(mebe
zonium iodide)25mgの水溶液である。小腸を除去
し、氷冷等張液で洗浄した。小腸の末端7/10((口腔か
ら直腸方向に測定、すなわち末端回腸、活性Na+−依
存性胆汁酸運搬系を含有)を刷子縁膜小胞の調製に用い
た。小腸を−80℃の窒素下にプラスチック・バッグ中
で凍結させた。膜小胞の調製には、凍結小腸を水浴中3
0℃で解凍した。粘膜を削り落とし、氷冷12mM Tris
/HCl緩衝剤(pH7.1)/300mMマンニット、5m
M EGTA/10mg/リットル フェニルメチルスルホ
ニルフルオライド/1mg/リットル 大豆由来トリプシ
ン阻害剤(32U/mg)/0.5mg/リットル ウシ肺由
来トリプシン阻害剤(193U/mg)/5mg/リットル
バシトラジンの60mlに懸濁した。懸濁液を水冷蒸留
水で300mlに希釈し、次に氷冷しながら75%最大出
力で3分間Ultraturrax(No.18ローター、IKA Werk S
taufen, ドイツ)で均質化した。1M MgCl2溶液
(最終濃度10mM)3mlを加えた後、ホモジネートを0
℃で正確に1分間静置した。Mg2+の添加により、細胞
膜が、刷子縁膜を除いて、凝集、沈殿される。遠心分離
を15分間3000×g(5000rpm、SS−34ロ
ーター)で行った後、沈殿を廃棄し、そして上澄液(刷
子縁膜を含有)を30分間48,000×g(20,00
0rpm、SS−34ローター)で遠心分離する。上澄液
を廃棄し、沈殿を12mM Tris/HCl緩衝剤(pH7.
1)/60mMマンニット、5mM EGTAの60ml中にP
otter Elvejhemホモジナイザー(Braun, Melsungen, 9
00rpm, 10ストローク)で再均質化した。1M Mg
Cl2溶液0.1mlを加え、0℃で15分間インキュベー
トした後、ホモジネートを再び15分間3000×gで
遠心分離した。上澄液を48,000×g(20,000
rpm、SS−34ローター)で更に30分間遠心分離し
た。沈殿を10mM Tris/Hepes緩衝剤(pH7.4)/3
00mMマンニットの30mlにとり、そして1000rpm
でPotter Elvejhemホモジナイザー中20ストロークに
より均質に再懸濁した。48,000×g(20,000
rpm、SS−34ローター)で30分間遠心分離した
後、沈殿をTris/Hepes緩衝剤(pH7.4)/280mMマ
ンニット(最終濃度20mg/ml)の0.5〜2mlにと
り、そして27ゲージ注射針を有するツベルクリン注射
器を用いて再懸濁した。小胞は輸送試験に調製直後に使
用するか、または液体窒素中−196℃で4mgづつに分
けて保存する。
【0013】2.回腸刷子縁膜小胞へのNa+−依存性
〔3H〕−タウロコール酸エステル吸収の阻害 上述した刷子縁膜小胞への基質の吸収は所謂膜濾過技術
により測定した。小胞懸濁液10μl(タンパク質10
0μg)を、適切なリガンドをもつ培地(90μl)を
含むポリスチレン培養管の壁にピペットで滴加した。培
地は、〔3H(G)〕−タウロコール酸エステル0.75μ
l=0.75μCi(比活性:2.1Ci/mmol/10mMタウ
ロコール酸エステル0.5μl/8.75μlナトリウム
輸送緩衝剤(10mM Tris/Hepes(pH7.4)/100m
Mマンニット/100mM NaCl)(Na−T−B)あ
るいは8.75μlカリウム輸送緩衝剤(10mM Tris/
Hepes(pH7.4)/100mMマンニット/100mM K
Cl)(K−T−B)および実験に応じてNa−T−B
またはK−T−Bに溶解した問題の阻害剤溶液80μl
を含有していた。培地をポリフッ化ビニリデン膜フィル
ター(SYHV LO 4NS,0.45μm,φ4mm,Mi
llipore, Eschborn,ドイツ)を通して濾過した。輸送
測定は小胞を培地と混和することにより開始した。培養
混合物中のタウロコール酸エステルの濃度は50μmで
あった。所望のインキュベーション時間(通常1分)
後、氷冷停止液(10mM Tris/Hepes(pH7.4)/1
50mM KCl)1mlを加えて輸送を停止させた。形成
された混合物を直ちに硝酸セルロース膜フィルター(M
E25、0.45μm、直径25mm、Schleicher & Schue
ll,Dassell, ドイツ)を経て25〜35mbarの真空下に
吸引濾過した。フィルターを氷冷停止液5mlで洗浄し
た。
〔3H〕−タウロコール酸エステル吸収の阻害 上述した刷子縁膜小胞への基質の吸収は所謂膜濾過技術
により測定した。小胞懸濁液10μl(タンパク質10
0μg)を、適切なリガンドをもつ培地(90μl)を
含むポリスチレン培養管の壁にピペットで滴加した。培
地は、〔3H(G)〕−タウロコール酸エステル0.75μ
l=0.75μCi(比活性:2.1Ci/mmol/10mMタウ
ロコール酸エステル0.5μl/8.75μlナトリウム
輸送緩衝剤(10mM Tris/Hepes(pH7.4)/100m
Mマンニット/100mM NaCl)(Na−T−B)あ
るいは8.75μlカリウム輸送緩衝剤(10mM Tris/
Hepes(pH7.4)/100mMマンニット/100mM K
Cl)(K−T−B)および実験に応じてNa−T−B
またはK−T−Bに溶解した問題の阻害剤溶液80μl
を含有していた。培地をポリフッ化ビニリデン膜フィル
ター(SYHV LO 4NS,0.45μm,φ4mm,Mi
llipore, Eschborn,ドイツ)を通して濾過した。輸送
測定は小胞を培地と混和することにより開始した。培養
混合物中のタウロコール酸エステルの濃度は50μmで
あった。所望のインキュベーション時間(通常1分)
後、氷冷停止液(10mM Tris/Hepes(pH7.4)/1
50mM KCl)1mlを加えて輸送を停止させた。形成
された混合物を直ちに硝酸セルロース膜フィルター(M
E25、0.45μm、直径25mm、Schleicher & Schue
ll,Dassell, ドイツ)を経て25〜35mbarの真空下に
吸引濾過した。フィルターを氷冷停止液5mlで洗浄し
た。
【0014】放射能標識タウロコール酸エステルの吸収
測定には、膜フィルターをQuickszint 361シンチレータ
ー(Zinsser Analytik GmbH, Frankfurt, ドイツ)4ml
に溶解し、そして放射能をTriCarb 2500装置(Canb
erra Packard GmbH, Frankfurt, ドイツ)で液体シンチ
レーションにより測定した。標準サンプルを用いて装置
較正後かつ存在するいずれかの化学蛍光に対する補正
後、測定値をdpm(崩壊/分)として求めた。比較対照
値をNa−T−BおよびK−T−B双方について測定し
た。Na−T−BおよびK−T−B中の吸収の差により
Na+依存性輸送が得られた。IC50Na+を、比較対照
を基としてNa+依存性輸送を50%阻害した阻害剤の
濃度を指示するのに用いた。
測定には、膜フィルターをQuickszint 361シンチレータ
ー(Zinsser Analytik GmbH, Frankfurt, ドイツ)4ml
に溶解し、そして放射能をTriCarb 2500装置(Canb
erra Packard GmbH, Frankfurt, ドイツ)で液体シンチ
レーションにより測定した。標準サンプルを用いて装置
較正後かつ存在するいずれかの化学蛍光に対する補正
後、測定値をdpm(崩壊/分)として求めた。比較対照
値をNa−T−BおよびK−T−B双方について測定し
た。Na−T−BおよびK−T−B中の吸収の差により
Na+依存性輸送が得られた。IC50Na+を、比較対照
を基としてNa+依存性輸送を50%阻害した阻害剤の
濃度を指示するのに用いた。
【0015】薬理学的データは、本発明の化合物の末端
小腸における腸内胆汁酸輸送系との相互作用を検討した
一連の試験を包含している。結果を表2に対照させてい
る。 表2は、ウサギ回腸刷子縁膜小胞への〔3H〕−タウロ
コール酸エステルの吸収を阻害する測定値を示してい
る。それはタウロケノデオキシコール酸エステル(TC
DC)としての参照物質および特別な供試物質のIC
50Na値の商を示す。
小腸における腸内胆汁酸輸送系との相互作用を検討した
一連の試験を包含している。結果を表2に対照させてい
る。 表2は、ウサギ回腸刷子縁膜小胞への〔3H〕−タウロ
コール酸エステルの吸収を阻害する測定値を示してい
る。それはタウロケノデオキシコール酸エステル(TC
DC)としての参照物質および特別な供試物質のIC
50Na値の商を示す。
【0016】
【表1】
【0017】
1.胆汁酸ケトンIIの製造 実施例1:コール酸t−ブチル コール酸100g(0.2448mol)をテトラヒドロフ
ラン(THF)500mlに入れた。無水トリフルオロ酢
酸345.8ml(2.448mol)を0〜5℃で滴加し
た。混合物を1時間室温で撹拌した。次にこれを0℃に
冷却し、t−ブタノール459.4ml(4.90mol)を
0〜5℃で滴加した。混合物を室温で一夜撹拌した。2
5%水酸化アンモニウム水溶液500mlを0℃で滴加
し、そして反応混合物を室温で5時間撹拌し、水に注加
し、酢酸エチル(3×)で抽出した。合した有機相を乾
燥し(Na2SO4)、溶媒(酢酸エチル)を除去し、そ
してシリカゲルでクロマトグラフィー処理(酢酸エチル
/MeOH=9:1)するとコール酸t−ブチル55g
(理論値の48%)が得られた。 C28H48O5(464.7) MS(FAB)471 M
+Li
ラン(THF)500mlに入れた。無水トリフルオロ酢
酸345.8ml(2.448mol)を0〜5℃で滴加し
た。混合物を1時間室温で撹拌した。次にこれを0℃に
冷却し、t−ブタノール459.4ml(4.90mol)を
0〜5℃で滴加した。混合物を室温で一夜撹拌した。2
5%水酸化アンモニウム水溶液500mlを0℃で滴加
し、そして反応混合物を室温で5時間撹拌し、水に注加
し、酢酸エチル(3×)で抽出した。合した有機相を乾
燥し(Na2SO4)、溶媒(酢酸エチル)を除去し、そ
してシリカゲルでクロマトグラフィー処理(酢酸エチル
/MeOH=9:1)するとコール酸t−ブチル55g
(理論値の48%)が得られた。 C28H48O5(464.7) MS(FAB)471 M
+Li
【0018】実施例2:3−ケトコール酸t−ブチル 実施例1のコール酸t−ブチル41g(0.088mol)
をアルミニウムt−ブチラート43.5g(0.177mo
l)の存在下にトルエン600ml/アセトン300ml中
で5時間還流させた。反応混合物を1mol硫酸2リット
ルおよび氷1kgの混合物に注加し、そして酢酸エチル
(3×)で抽出した。合した有機相をMgSO4で乾燥
し、溶媒を除去し、シリカゲルでフラッシュクロマトグ
ラフィー処理すると(酢酸エチル/シクロヘキサン=
2:1)、3−ケトコール酸t−ブチル29.5g(理
論値の72%)が得られた。 C28H46O5(462.7) MS(FAB)469 M
+Li
をアルミニウムt−ブチラート43.5g(0.177mo
l)の存在下にトルエン600ml/アセトン300ml中
で5時間還流させた。反応混合物を1mol硫酸2リット
ルおよび氷1kgの混合物に注加し、そして酢酸エチル
(3×)で抽出した。合した有機相をMgSO4で乾燥
し、溶媒を除去し、シリカゲルでフラッシュクロマトグ
ラフィー処理すると(酢酸エチル/シクロヘキサン=
2:1)、3−ケトコール酸t−ブチル29.5g(理
論値の72%)が得られた。 C28H46O5(462.7) MS(FAB)469 M
+Li
【0019】実施例3:3−ケト−7,12−ジテトラ
ヒドロピラニルコール酸t−ブチル 実施例2の3−ケトコール酸t−ブチル1.0g(0.0
021mol)をジクロロメタン25mlに溶解した。ジヒ
ドロピラン2.5mlを加え、次に触媒量(1結晶)のP
−トルエンスルホン酸−水和物を加えた。室温で3時間
後、反応混合物を飽和食塩水に注加し、ジクロロメタン
(3×)で抽出した。合した有機相を乾燥し(Na2S
O4)、そして溶媒を除去した。シリカゲルでフラッシ
ュクロマトグラフィー処理(酢酸エチル/シクロヘキサ
ン=1:4)すると、定量的収率で3−ケト−7,12
−ジテトラヒドロピラニルコール酸t−ブチルが得られ
た。 C38H62O7(630.9) MS(FAB)637 M
+Li
ヒドロピラニルコール酸t−ブチル 実施例2の3−ケトコール酸t−ブチル1.0g(0.0
021mol)をジクロロメタン25mlに溶解した。ジヒ
ドロピラン2.5mlを加え、次に触媒量(1結晶)のP
−トルエンスルホン酸−水和物を加えた。室温で3時間
後、反応混合物を飽和食塩水に注加し、ジクロロメタン
(3×)で抽出した。合した有機相を乾燥し(Na2S
O4)、そして溶媒を除去した。シリカゲルでフラッシ
ュクロマトグラフィー処理(酢酸エチル/シクロヘキサ
ン=1:4)すると、定量的収率で3−ケト−7,12
−ジテトラヒドロピラニルコール酸t−ブチルが得られ
た。 C38H62O7(630.9) MS(FAB)637 M
+Li
【0020】実施例4:3−ケトコール酸メチル 実施例2と同様にして、コール酸メチルから3−ケトコ
ール酸メチルが得られた。 C25H40O5(420.5) MS(FAB)427 M
+Li
ール酸メチルが得られた。 C25H40O5(420.5) MS(FAB)427 M
+Li
【0021】実施例5:3−ケト−7,12−ジテトラ
ヒドロピラニルコール酸メチル 実施例3と同様にして、3−ケトコール酸メチルから3
−ケト−7,12−ジテトラヒドロピラニルコール酸メ
チルが得られた。 C35H56O7(588.8) MS(FAB)595 M
+Li
ヒドロピラニルコール酸メチル 実施例3と同様にして、3−ケトコール酸メチルから3
−ケト−7,12−ジテトラヒドロピラニルコール酸メ
チルが得られた。 C35H56O7(588.8) MS(FAB)595 M
+Li
【0022】実施例6:3−ケト−7,12−ジアセチ
ルコール酸メチル 3−ケトコール酸メチル35g(0.0832mol)をピ
リジン200mlに溶解し、無水酢酸75mlを加えた。混
合物を2時間還流させた。冷却後、反応混合物を水4リ
ットルに滴加した。生成物を吸収濾取し、水洗し、ジイ
ソプロピルエーテル200mlで撹拌抽出した。 収量:7−ケト−7,12−ジアセチルコール酸メチル
35g(理論値の83%) C29H44O7(504.7) MS(FAB)511 M
+Li
ルコール酸メチル 3−ケトコール酸メチル35g(0.0832mol)をピ
リジン200mlに溶解し、無水酢酸75mlを加えた。混
合物を2時間還流させた。冷却後、反応混合物を水4リ
ットルに滴加した。生成物を吸収濾取し、水洗し、ジイ
ソプロピルエーテル200mlで撹拌抽出した。 収量:7−ケト−7,12−ジアセチルコール酸メチル
35g(理論値の83%) C29H44O7(504.7) MS(FAB)511 M
+Li
【0023】2.アセチレン誘導体IIIの製造 実施例7:11−テトラヒドロピラニルオキシウンデシ
ン ウンデク−10−イン−1−オール17.5g(0.10
4mol)をジクロロメタン100mlおよびジヒドロピラ
ン25mlに溶解し、そして触媒量(へら先端1杯分)の
p−トルエンスルホン酸−水和物を加えた。反応混合物
を室温で一夜放置し、そして飽和食塩水に注加した。ジ
クロロメタン(3×)で抽出し、合した有機相を乾燥し
(Na2SO4)、そしてシリカゲルでフラッシュクロマ
トグラフィー処理(n−ヘキサン/酢酸エチル=10:
1)すると、11−テトラヒドロピラニルオキシウンデ
シン24g(理論値の92%)が得られた。 C16H24O2(252.4) MS(DCI)253 M
+H
ン ウンデク−10−イン−1−オール17.5g(0.10
4mol)をジクロロメタン100mlおよびジヒドロピラ
ン25mlに溶解し、そして触媒量(へら先端1杯分)の
p−トルエンスルホン酸−水和物を加えた。反応混合物
を室温で一夜放置し、そして飽和食塩水に注加した。ジ
クロロメタン(3×)で抽出し、合した有機相を乾燥し
(Na2SO4)、そしてシリカゲルでフラッシュクロマ
トグラフィー処理(n−ヘキサン/酢酸エチル=10:
1)すると、11−テトラヒドロピラニルオキシウンデ
シン24g(理論値の92%)が得られた。 C16H24O2(252.4) MS(DCI)253 M
+H
【0024】実施例8:1−テトラヒドロピラニルオキ
シヘントリアコント−10−イン 実施例7の11−テトラヒドロピラニルオキシウンデシ
ン5g(0.0198mol)をアルゴン雰囲気下にTHF
50mlおよびヘキサメチルリン酸トリアミド25mlの混
合物に入れた。−60℃で、ヘキサン中のn−ブチルリ
チウムの12.4ml(0.0198mol)を滴加した。−
60℃で30分後に、THF25ml中の1−ブロモエイ
コサン9.0g(0.0248mol)の溶液を−60℃で
滴加した。混合物を室温にまで昇温させた。室温で18
時間後、25%NaH2PO4水溶液に注加し、n−ヘプ
タン(3×)で抽出した。合した有機相を乾燥し(Na
2SO4)、溶媒を除去した。シリカゲルでフラッシュク
ロマトグラフィー処理(n−ヘプタン/酢酸エチル=1
5:1)すると、1−テトラヒドロピラニルオキシヘン
トリアコント−10−イン6.5g(理論値の61.3
%)が得られた。 C36H68O2(532.9) MS(DCI)533 M
+H
シヘントリアコント−10−イン 実施例7の11−テトラヒドロピラニルオキシウンデシ
ン5g(0.0198mol)をアルゴン雰囲気下にTHF
50mlおよびヘキサメチルリン酸トリアミド25mlの混
合物に入れた。−60℃で、ヘキサン中のn−ブチルリ
チウムの12.4ml(0.0198mol)を滴加した。−
60℃で30分後に、THF25ml中の1−ブロモエイ
コサン9.0g(0.0248mol)の溶液を−60℃で
滴加した。混合物を室温にまで昇温させた。室温で18
時間後、25%NaH2PO4水溶液に注加し、n−ヘプ
タン(3×)で抽出した。合した有機相を乾燥し(Na
2SO4)、溶媒を除去した。シリカゲルでフラッシュク
ロマトグラフィー処理(n−ヘプタン/酢酸エチル=1
5:1)すると、1−テトラヒドロピラニルオキシヘン
トリアコント−10−イン6.5g(理論値の61.3
%)が得られた。 C36H68O2(532.9) MS(DCI)533 M
+H
【0025】実施例9:ヘントリアコント−10−イン
−1−オール 実施例8の1−テトラヒドロピラニルオキシヘントリア
コント−10−イン25.6g(0.048mol)をTH
F100mlおよびメタノール50mlの混合物に溶解し、
そして触媒量(へら先端一杯分)のp−トルエンスルホ
ン酸−水和物を室温で加えた。室温で3時間後に、反応
混合物を水1.5リットルに注加し、30分間撹拌す
る。生成物を吸収濾取し、水洗し、高真空で乾燥した。 収量:ヘントリアコント−10−イン−1−オールの2
0.8g(理論値の96%)。 C31H60O(448.8) MS(DCI)449 M+
H
−1−オール 実施例8の1−テトラヒドロピラニルオキシヘントリア
コント−10−イン25.6g(0.048mol)をTH
F100mlおよびメタノール50mlの混合物に溶解し、
そして触媒量(へら先端一杯分)のp−トルエンスルホ
ン酸−水和物を室温で加えた。室温で3時間後に、反応
混合物を水1.5リットルに注加し、30分間撹拌す
る。生成物を吸収濾取し、水洗し、高真空で乾燥した。 収量:ヘントリアコント−10−イン−1−オールの2
0.8g(理論値の96%)。 C31H60O(448.8) MS(DCI)449 M+
H
【0026】実施例10:ヘントリアコント−30−イ
ン−1−オール リチウム線1.0g(0.1448mol)を小片ずつ室
温、アルゴン雰囲気下でプロピレンジアミン75mlに加
えた。混合物を室温で15分間撹拌し、次に青い発色が
消失するまで70℃で加熱した。これを室温に冷却し、
カリウムt−ブチレート10g(0.0891mol)を加
え、混合物を室温で15分間撹拌し、実施例9のヘント
リアコント−10−イル−1−オール10g(0.02
23mol)を固体のままで加えた。混合物を室温で一夜
放置し、氷水に注加し、そして室温で30分間撹拌し
た。生成物を吸引濾取し、高真空で乾燥した。 収量:ヘントリアコント−30−イン−1−オールの
9.6g(理論値の96%)。 C31H60O(448.8) MS(DCI)449 M+
H
ン−1−オール リチウム線1.0g(0.1448mol)を小片ずつ室
温、アルゴン雰囲気下でプロピレンジアミン75mlに加
えた。混合物を室温で15分間撹拌し、次に青い発色が
消失するまで70℃で加熱した。これを室温に冷却し、
カリウムt−ブチレート10g(0.0891mol)を加
え、混合物を室温で15分間撹拌し、実施例9のヘント
リアコント−10−イル−1−オール10g(0.02
23mol)を固体のままで加えた。混合物を室温で一夜
放置し、氷水に注加し、そして室温で30分間撹拌し
た。生成物を吸引濾取し、高真空で乾燥した。 収量:ヘントリアコント−30−イン−1−オールの
9.6g(理論値の96%)。 C31H60O(448.8) MS(DCI)449 M+
H
【0027】実施例11:1−t−ブチルジメチルシリ
ルオキシヘントリアコント−30−イン 実施例10のヘントリアコント−30−イン−1−オー
ル9.6g(0.0214mol)をクロロホルム100ml
およびトリエチルアミン4.4mlの混合物中室温で1時
間激しく撹拌した。t−ブチルジメチルシリルクロライ
ド3.5g(0.0235mol)を加え、次に触媒量(さ
じ先端一杯分)の4−ジメチルアミノピリジンを加え
た。混合物を室温で一夜放置し、次に溶媒の半量を留去
した。残留した溶液をシリカゲルカラムでクロマトグラ
フィー処理(クロロホルム)した。 収量:1−t−ブチルジメチルシリルオキシヘントリア
コント−30−インの8.7g(理論値の73%)。 C37H74OSi(563.1) MS(DCI)448
M − Me2Si t−Bu+H;MS(EI)563
M+H
ルオキシヘントリアコント−30−イン 実施例10のヘントリアコント−30−イン−1−オー
ル9.6g(0.0214mol)をクロロホルム100ml
およびトリエチルアミン4.4mlの混合物中室温で1時
間激しく撹拌した。t−ブチルジメチルシリルクロライ
ド3.5g(0.0235mol)を加え、次に触媒量(さ
じ先端一杯分)の4−ジメチルアミノピリジンを加え
た。混合物を室温で一夜放置し、次に溶媒の半量を留去
した。残留した溶液をシリカゲルカラムでクロマトグラ
フィー処理(クロロホルム)した。 収量:1−t−ブチルジメチルシリルオキシヘントリア
コント−30−インの8.7g(理論値の73%)。 C37H74OSi(563.1) MS(DCI)448
M − Me2Si t−Bu+H;MS(EI)563
M+H
【0028】実施例12:1−t−ブチルジメチルシリ
ルオキシウンデク−10−イン 実施例11と同様にして、1−t−ブチルジメチルシリ
ルオキシウンデク−10−インが得られた。 C17H34OSi(282.5) MS(EI)283 M
+H
ルオキシウンデク−10−イン 実施例11と同様にして、1−t−ブチルジメチルシリ
ルオキシウンデク−10−インが得られた。 C17H34OSi(282.5) MS(EI)283 M
+H
【0029】3.アセチレン誘導体IIIとケトンIIとの
反応による付加生成物IVの製造 実施例13:
反応による付加生成物IVの製造 実施例13:
【化9】 実施例11の1−t−ブチルジメチルシリルオキシヘン
トリアコント−30−イン10.0g(0.0178mo
l)をアルゴン雰囲気下でTHF 100mlに入れた。ヘ
キサン中のn−ブチルリチウム11.1ml(0.0178
mol)を室温で滴加した。混合物を1時間還流させた。
THF 10mlに溶解した実施例5の3−ケト−7,12
−ジテトラヒドロピラニルコール酸メチル5.23g
(0.0089mol)を室温で滴加した。反応混合物を室
温で1時間撹拌し、25%りん酸二水素ナトリウム水溶
液に注加し、酢酸エチル(3×)で抽出した。合した相
を乾燥し(Na2SO4)、溶媒を留去し、そしてシリカ
ゲルでフラッシュクロマトグラフィー処理すると(酢酸
エチル/シクロヘキサン=1:9→1:5)、3β−O
H異性体2.0g(20%)および3α−OH異性体6.
5g(64%)が得られた。全収量:8.5g(理論値
の84%) C72H130O8Si(1151.9) MS(FAB)1
158 M+Li
トリアコント−30−イン10.0g(0.0178mo
l)をアルゴン雰囲気下でTHF 100mlに入れた。ヘ
キサン中のn−ブチルリチウム11.1ml(0.0178
mol)を室温で滴加した。混合物を1時間還流させた。
THF 10mlに溶解した実施例5の3−ケト−7,12
−ジテトラヒドロピラニルコール酸メチル5.23g
(0.0089mol)を室温で滴加した。反応混合物を室
温で1時間撹拌し、25%りん酸二水素ナトリウム水溶
液に注加し、酢酸エチル(3×)で抽出した。合した相
を乾燥し(Na2SO4)、溶媒を留去し、そしてシリカ
ゲルでフラッシュクロマトグラフィー処理すると(酢酸
エチル/シクロヘキサン=1:9→1:5)、3β−O
H異性体2.0g(20%)および3α−OH異性体6.
5g(64%)が得られた。全収量:8.5g(理論値
の84%) C72H130O8Si(1151.9) MS(FAB)1
158 M+Li
【0030】実施例14
【化10】 実施例13と同様にして、上記化合物が得られた。実施
例5の3−ケト−7,12−ジテトラヒドロピラニルコ
ール酸メチル5.0gに基づく収率:3β−OH異性体
1.0g(9%)および3α−OH異性体8.4g(72
%)。実施例13で得られた化合物の製造と対照をなし
て、n−ブチルリチウムを−60℃で滴加し、そして実
施例5の3−ケト−7,12−ジテトラヒドロピラニル
コール酸メチルを−60℃で加えた。反応は−60℃と
−10℃との間で3時間にわたって行われた。 C52H30O8Si(871.4) MS(FAB)877
M+Li
例5の3−ケト−7,12−ジテトラヒドロピラニルコ
ール酸メチル5.0gに基づく収率:3β−OH異性体
1.0g(9%)および3α−OH異性体8.4g(72
%)。実施例13で得られた化合物の製造と対照をなし
て、n−ブチルリチウムを−60℃で滴加し、そして実
施例5の3−ケト−7,12−ジテトラヒドロピラニル
コール酸メチルを−60℃で加えた。反応は−60℃と
−10℃との間で3時間にわたって行われた。 C52H30O8Si(871.4) MS(FAB)877
M+Li
【0031】実施例15
【化11】 実施例13および14と同様にして、上記化合物が得ら
れた。実施例6の3−ケト−7,12−ジアセチルコー
ル酸メチル15.0gおよびヘキス−5−イン−1−オ
ールの3当量から、3β−OH異性体3.0g(17
%)および3α−OH異性体10.1g(56%)が得
られた。 全収量:13.1g(理論値の73%) 実施例13と比較して、次の変更を行った:ヘキス−5
−イン−1−オール3当量および相当する数の当量のn
−ブチルリチウムを用いた。n−ブチルリチウムを−3
0℃で滴加した。−30℃で実施例6の3−ケト−1,
12−ジアセチルコール酸メチル添加後、反応を−30
℃で4時間にわたって行った。 C35H54O8(602.8) MS(FAB)609 M
+Li
れた。実施例6の3−ケト−7,12−ジアセチルコー
ル酸メチル15.0gおよびヘキス−5−イン−1−オ
ールの3当量から、3β−OH異性体3.0g(17
%)および3α−OH異性体10.1g(56%)が得
られた。 全収量:13.1g(理論値の73%) 実施例13と比較して、次の変更を行った:ヘキス−5
−イン−1−オール3当量および相当する数の当量のn
−ブチルリチウムを用いた。n−ブチルリチウムを−3
0℃で滴加した。−30℃で実施例6の3−ケト−1,
12−ジアセチルコール酸メチル添加後、反応を−30
℃で4時間にわたって行った。 C35H54O8(602.8) MS(FAB)609 M
+Li
【0032】実施例16
【化12】 実施例15と同様にして、上記化合物が得られた。 全収量(3α−OHおよび3β−OH異性体):理論値
の88% C44H72O8(729) MS(FAB)735 M+L
i
の88% C44H72O8(729) MS(FAB)735 M+L
i
【0033】実施例17
【化13】 実施例16と同様にして、上記化合物が得られた。実施
例5の3−ケト−7,12−ジテトラヒドロピラニルコ
ール酸メチル12.0gから上記化合物が77%の収率
で得られた。 C41H66O8(687.0) MS(FAB)693 M
+Li
例5の3−ケト−7,12−ジテトラヒドロピラニルコ
ール酸メチル12.0gから上記化合物が77%の収率
で得られた。 C41H66O8(687.0) MS(FAB)693 M
+Li
【0034】4.式(IV)の付加化合物の本発明の化合
物(I)への変換 実施例18
物(I)への変換 実施例18
【化14】 実施例13の化合物の3α−OH異性体6.2g(0.0
054mol)を酢酸エチル100mlおよびトリエチルア
ミン10mlに溶解し、そして室温、常圧で触媒量のPd
/C(10%)の存在下に水素添加した。水素吸収が停
止したとき、クロロホルム200mlを加え、触媒を濾去
した。真空下に溶媒を除去すると、上記化合物が定量的
収率で得られた。 C72H134O8Si(1155.9) MS(FAB)1
162 M+Li 表1の実施例を実施例18と同様にして行った。
054mol)を酢酸エチル100mlおよびトリエチルア
ミン10mlに溶解し、そして室温、常圧で触媒量のPd
/C(10%)の存在下に水素添加した。水素吸収が停
止したとき、クロロホルム200mlを加え、触媒を濾去
した。真空下に溶媒を除去すると、上記化合物が定量的
収率で得られた。 C72H134O8Si(1155.9) MS(FAB)1
162 M+Li 表1の実施例を実施例18と同様にして行った。
【0035】
【表2】
【0036】実施例28
【化15】 実施例18で得られた化合物6.3gをTHF75mlに
溶解し、テトラブチルアンモニウムフルオライド三水和
物5.1g(0.0161mol)と共に室温で一夜放置し
た。反応混合物を水に注加し、クロロホルム(3×)で
抽出し、そして合した有機相を乾燥した(Na2S
O4)。溶媒を除去すると、定量的収率で上記化合物が
得られた。 C66H120O8(1041.7) MS(FAB)104
7 M+Li
溶解し、テトラブチルアンモニウムフルオライド三水和
物5.1g(0.0161mol)と共に室温で一夜放置し
た。反応混合物を水に注加し、クロロホルム(3×)で
抽出し、そして合した有機相を乾燥した(Na2S
O4)。溶媒を除去すると、定量的収率で上記化合物が
得られた。 C66H120O8(1041.7) MS(FAB)104
7 M+Li
【0037】実施例29
【化16】 実施例28と同様にして、実施例20の化合物から上記
化合物が得られた。 C46H80O8 MS(FAB)767 M+Li
化合物が得られた。 C46H80O8 MS(FAB)767 M+Li
【0038】実施例30
【化17】 実施例28で得られた化合物3.1gをクロロホルム1
0mlおよびメタノール5mlの混合物に溶解し、それから
触媒量(ヘラ先端一杯分)のp−トルエンスルホン酸一
水和物を加えた。混合物を室温で一夜放置し、溶媒を留
去した。シリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー
処理(クロロホルム/メタノール=5:1)により、上
記化合物1.7g(理論値の72%)が得られた。 C56H104O6(873.4) MS(FAB)879 M
+Li
0mlおよびメタノール5mlの混合物に溶解し、それから
触媒量(ヘラ先端一杯分)のp−トルエンスルホン酸一
水和物を加えた。混合物を室温で一夜放置し、溶媒を留
去した。シリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー
処理(クロロホルム/メタノール=5:1)により、上
記化合物1.7g(理論値の72%)が得られた。 C56H104O6(873.4) MS(FAB)879 M
+Li
【0039】実施例31
【化18】 実施例30と同様にして、実施例29の化合物から上記
化合物が得られた。 C36H64O6(592.9) MS(FAB)599 M
+Li
化合物が得られた。 C36H64O6(592.9) MS(FAB)599 M
+Li
【0040】実施例32/1
【化19】 3α−OH/3β−OH異性体混合物として、実施例2
6および24で得られた化合物1.4g(0.0019mo
l)をメタノール25mlに溶解し、p−トルエンスルホ
ン酸一水和物50mgを室温で加えた。室温で5時間後、
混合物を飽和NaHCO3水溶液に注加した。酢酸エチ
ルで抽出し(3×)、合した相を乾燥し(Na2S
O4)、溶媒を留去し、シリカゲルでカラムクロマトグ
ラフィー処理すると(酢酸エチル→酢酸エチル/メタノ
ール=9:1)、3β−OH異性体165mg(15%)
および3α−OH異性体684mg(63%)が得られ
た。 全収量:上記化合物の理論値の78% C34H60O6(564.8) MS(FAB)571 M
+Li
6および24で得られた化合物1.4g(0.0019mo
l)をメタノール25mlに溶解し、p−トルエンスルホ
ン酸一水和物50mgを室温で加えた。室温で5時間後、
混合物を飽和NaHCO3水溶液に注加した。酢酸エチ
ルで抽出し(3×)、合した相を乾燥し(Na2S
O4)、溶媒を留去し、シリカゲルでカラムクロマトグ
ラフィー処理すると(酢酸エチル→酢酸エチル/メタノ
ール=9:1)、3β−OH異性体165mg(15%)
および3α−OH異性体684mg(63%)が得られ
た。 全収量:上記化合物の理論値の78% C34H60O6(564.8) MS(FAB)571 M
+Li
【0041】実施例32/2
【化20】 実施例32/1と同様にして、実施例22/23の化合
物から上記化合物および相当する3β−OH異性体が得
られた。出発物質8.7gから3β−OH異性体1.01
g(14%)および3α−OH異性体4.26g(57
%)が得られた。 全収量:上記化合物の理論値の71% C31H54O6(522.7) MS(ES+)529 M
+Li
物から上記化合物および相当する3β−OH異性体が得
られた。出発物質8.7gから3β−OH異性体1.01
g(14%)および3α−OH異性体4.26g(57
%)が得られた。 全収量:上記化合物の理論値の71% C31H54O6(522.7) MS(ES+)529 M
+Li
【0042】実施例33
【化21】 実施例24および25で得られた化合物の異性体混合物
9.2g(0.0133mol)を室温で四塩化炭素75m
l、アセトニトリル75mlおよび水100mlの混合物に
入れ、過ヨウ素酸ナトリウム14.2g(0.0666mo
l)および塩化ルテニウム(III)(触媒)100mgを加
え、反応混合物を室温で3時間撹拌した。これを塩化メ
チレンで3回抽出し、合した有機相を乾燥した。真空で
溶媒を留去し、シリカゲルでフラッシュクロマトグラフ
ィー処理すると(酢酸エチル/シクロヘキサン=1:
1)、3α−OHおよび3β−OH異性体の混合物とし
て上記化合物7.5g(理論値の80%)が得られた。 C41H68O9(705.0) MS(FAB)711 M
+Li
9.2g(0.0133mol)を室温で四塩化炭素75m
l、アセトニトリル75mlおよび水100mlの混合物に
入れ、過ヨウ素酸ナトリウム14.2g(0.0666mo
l)および塩化ルテニウム(III)(触媒)100mgを加
え、反応混合物を室温で3時間撹拌した。これを塩化メ
チレンで3回抽出し、合した有機相を乾燥した。真空で
溶媒を留去し、シリカゲルでフラッシュクロマトグラフ
ィー処理すると(酢酸エチル/シクロヘキサン=1:
1)、3α−OHおよび3β−OH異性体の混合物とし
て上記化合物7.5g(理論値の80%)が得られた。 C41H68O9(705.0) MS(FAB)711 M
+Li
【0043】実施例33と同様にして、次の実施例を実
施した。 実施例34
施した。 実施例34
【化22】 C46H78O9(775.1) MS(FAB)781 M
+Li
+Li
【0044】実施例35
【化23】 C66H118O9(1055.7) MS(FAB)106
2 M+Li
2 M+Li
【0045】実施例36
【化24】 実施例33で異性体混合物として得られた化合物800
mg(0.00114mol)をTHF5ml、アセトニトリル
15mlおよび水5mlの混合物に入れ、触媒量(へら先端
一杯分)のp−トルエンスルホン酸一水和物を加えた。
室温で16時間後に、反応混合物を水に注加し、塩化メ
チレンと3回抽出した。合した有機相を乾燥し(Na2
SO4)、溶媒を除去した。シリカゲルとフラッシュク
ロマトグラフィー処理(酢酸エチル→酢酸エチル/Me
OH=9:1)すると、3β−OH異性体110mg(1
8%)および3α−OH異性体357mg(59%)が得
られた。 全収量:上記化合物の467mg(理論値の77%) C31H52O7(536.7) MS(FAB)543 M
+Li、549 M+2Li−H
mg(0.00114mol)をTHF5ml、アセトニトリル
15mlおよび水5mlの混合物に入れ、触媒量(へら先端
一杯分)のp−トルエンスルホン酸一水和物を加えた。
室温で16時間後に、反応混合物を水に注加し、塩化メ
チレンと3回抽出した。合した有機相を乾燥し(Na2
SO4)、溶媒を除去した。シリカゲルとフラッシュク
ロマトグラフィー処理(酢酸エチル→酢酸エチル/Me
OH=9:1)すると、3β−OH異性体110mg(1
8%)および3α−OH異性体357mg(59%)が得
られた。 全収量:上記化合物の467mg(理論値の77%) C31H52O7(536.7) MS(FAB)543 M
+Li、549 M+2Li−H
【0046】実施例37
【化25】 実施例22および23で得られた異性体混合物5.0g
(0.0082mol)をエタノール50mlに溶解し、水酸
化ナトリウムのモル水溶液100mlと共に室温で一夜撹
拌した。反応混合物を25%NaH2PO4水溶液に注加
し、酢酸エチルで3回抽出した。合した有機相を乾燥し
た(Na2SO4)。溶媒を留去すると、上記式の遊離酸
4.1g(理論値の98%)が得られた。 C30H52O6(508.7) MS(ES+)515 M
+Li
(0.0082mol)をエタノール50mlに溶解し、水酸
化ナトリウムのモル水溶液100mlと共に室温で一夜撹
拌した。反応混合物を25%NaH2PO4水溶液に注加
し、酢酸エチルで3回抽出した。合した有機相を乾燥し
た(Na2SO4)。溶媒を留去すると、上記式の遊離酸
4.1g(理論値の98%)が得られた。 C30H52O6(508.7) MS(ES+)515 M
+Li
【0047】実施例38
【化26】 実施例37と同様にして、実施例30で製造した化合物
から上記化合物が得られた。実施例37にあげた指示と
は対照をなして、THFおよびメタノール(2:1)の
混合物を実施例38での溶媒として用いた。ナトリウム
塩が晶出した。 収量:実施例30で得られた化合物300mgから270
mg(理論値の89%)。 C55H101O6Na(881.4) MS(FAB)88
1 M+H、903 M+Na 遊離酸はHClでの酸性化により得られる。
から上記化合物が得られた。実施例37にあげた指示と
は対照をなして、THFおよびメタノール(2:1)の
混合物を実施例38での溶媒として用いた。ナトリウム
塩が晶出した。 収量:実施例30で得られた化合物300mgから270
mg(理論値の89%)。 C55H101O6Na(881.4) MS(FAB)88
1 M+H、903 M+Na 遊離酸はHClでの酸性化により得られる。
【0048】実施例39
【化27】 実施例35で得られた化合物1.5g(1.4mol)をT
HF40mlおよびメタノール20mlの混合物に入れ、触
媒量(へら先端一杯分)のp−トルエンスルホン酸を加
え混合物を室温で18時間撹拌した。2N水酸化ナトリ
ウム水溶液5mlを加え、混合物を一夜撹拌した。析出し
たジナトリウム塩を吸引濾取し、メタノールおよびジイ
ソプロピルエーテルで洗った。 収量:上記化合物800mg(理論値の61%) C55H98O7Na2(917.4) MS(FAB)91
7(M+H)、939(M+Na) 遊離酸は希塩酸で酸性化することによって得ることがで
きる。
HF40mlおよびメタノール20mlの混合物に入れ、触
媒量(へら先端一杯分)のp−トルエンスルホン酸を加
え混合物を室温で18時間撹拌した。2N水酸化ナトリ
ウム水溶液5mlを加え、混合物を一夜撹拌した。析出し
たジナトリウム塩を吸引濾取し、メタノールおよびジイ
ソプロピルエーテルで洗った。 収量:上記化合物800mg(理論値の61%) C55H98O7Na2(917.4) MS(FAB)91
7(M+H)、939(M+Na) 遊離酸は希塩酸で酸性化することによって得ることがで
きる。
【0049】実施例40
【化28】 実施例34で得られた化合物500mg(0.65mmol)
をメタノール20ml中室温で5時間撹拌し、へら先端一
杯分のp−トルエンスルホン酸一水和物を加えた。1N
水酸化ナトリウム水溶液3.2mlを加え、反応混合物を
一夜放置した。これを10%NaH2PO4水溶液に注加
し、30分間撹拌した。生成物を吸引濾取し、水洗し、
高真空下乾燥した。 収量:上記化合物360mg(理論値の94%) C35H60O7(592.9) MS(FAB)615 M
+Na−H
をメタノール20ml中室温で5時間撹拌し、へら先端一
杯分のp−トルエンスルホン酸一水和物を加えた。1N
水酸化ナトリウム水溶液3.2mlを加え、反応混合物を
一夜放置した。これを10%NaH2PO4水溶液に注加
し、30分間撹拌した。生成物を吸引濾取し、水洗し、
高真空下乾燥した。 収量:上記化合物360mg(理論値の94%) C35H60O7(592.9) MS(FAB)615 M
+Na−H
【0050】実施例41
【化29】 実施例22で得られた3α−OH異性体5g(7.71m
mol)をエタノール100mlに溶解し、5モル水酸化ナ
トリウム水溶液200mlを室温で加えた。18時間後、
反応混合物を25%NaH2PO4水溶液500mlに注加
した。酢酸エチル(3×)で抽出し、合した有機相を乾
燥し(Na2SO4)、そして溶媒を除去すると、上記化
合物が定量的収率3.95gで得られた。 C30H52O6(508.6) MS(FAB)515 M
+Li、521 M+2Li−H 3β−OH異性体を相当する操作で製造した。
mol)をエタノール100mlに溶解し、5モル水酸化ナ
トリウム水溶液200mlを室温で加えた。18時間後、
反応混合物を25%NaH2PO4水溶液500mlに注加
した。酢酸エチル(3×)で抽出し、合した有機相を乾
燥し(Na2SO4)、そして溶媒を除去すると、上記化
合物が定量的収率3.95gで得られた。 C30H52O6(508.6) MS(FAB)515 M
+Li、521 M+2Li−H 3β−OH異性体を相当する操作で製造した。
【0051】実施例42
【化30】 実施例32/2で得られた純粋な3α−OH異性体4.
2g(8.04mmol)をピリジン25mlに入れた。メタ
ンスルホニルクロライド775μl(9.81mmol)を
0℃で滴加し、反応混合物を0℃で2時間撹拌した。こ
れを氷水に注加し、酢酸エチルで3×抽出した。合した
有機相を乾燥し(Na2SO4)、濃縮すると、実施例3
2/2のメシレートを基にして、定量的収率4.8gが
得られた。 この物質(4.8g)をフタルイミドカリウム6.3gの
存在下に80℃で2.5時間DMF50ml中で撹拌し
た。冷却後、混合物を水に注加し、酢酸エチルで3×抽
出した。合した有機相を乾燥し(Na2SO4)、溶媒を
留去し、シリカゲルでクロマトグラフィー処理(酢酸エ
チル)すると、相当するフタルイミド誘導体5.02g
(理論値の96%)が得られた。フタルイミド誘導体
4.9g(7.52mmol)をメタノール100mlに溶解し
た。ヒドラジン水和物10.7mlを室温で滴加した。室
温で1.5時間撹拌した後、混合物を2N塩酸水溶液で
酸性化し、そして飽和NaHCO3水溶液で中和した。
酢酸エチルで3回抽出し、合した有機相を乾燥し(Na
2SO4)、溶媒を除去し、残渣を撹拌して抽出し(酢酸
エチル/n−ヘプタン=2:1)、吸引濾過しそして高
真空で乾燥すると、上記化合物3.78g(理論値の9
6%)が得られた。 C31H55NO5(521.7) MS(FAB)528
M+Li
2g(8.04mmol)をピリジン25mlに入れた。メタ
ンスルホニルクロライド775μl(9.81mmol)を
0℃で滴加し、反応混合物を0℃で2時間撹拌した。こ
れを氷水に注加し、酢酸エチルで3×抽出した。合した
有機相を乾燥し(Na2SO4)、濃縮すると、実施例3
2/2のメシレートを基にして、定量的収率4.8gが
得られた。 この物質(4.8g)をフタルイミドカリウム6.3gの
存在下に80℃で2.5時間DMF50ml中で撹拌し
た。冷却後、混合物を水に注加し、酢酸エチルで3×抽
出した。合した有機相を乾燥し(Na2SO4)、溶媒を
留去し、シリカゲルでクロマトグラフィー処理(酢酸エ
チル)すると、相当するフタルイミド誘導体5.02g
(理論値の96%)が得られた。フタルイミド誘導体
4.9g(7.52mmol)をメタノール100mlに溶解し
た。ヒドラジン水和物10.7mlを室温で滴加した。室
温で1.5時間撹拌した後、混合物を2N塩酸水溶液で
酸性化し、そして飽和NaHCO3水溶液で中和した。
酢酸エチルで3回抽出し、合した有機相を乾燥し(Na
2SO4)、溶媒を除去し、残渣を撹拌して抽出し(酢酸
エチル/n−ヘプタン=2:1)、吸引濾過しそして高
真空で乾燥すると、上記化合物3.78g(理論値の9
6%)が得られた。 C31H55NO5(521.7) MS(FAB)528
M+Li
【0052】実施例43
【化31】 実施例42と同様にして、実施例32/2で得られた3
β−OH異性体から上に指示した如く3β−OH異性体
を製造した。 C31H55NO5(521.7) MS(FAB)522 M+
H、528 M+Li
β−OH異性体から上に指示した如く3β−OH異性体
を製造した。 C31H55NO5(521.7) MS(FAB)522 M+
H、528 M+Li
【0053】実施例44
【化32】 実施例42と同様にして、実施例32/1で製造した純
粋な3α−OH異性体から上に指示した如く3α−OH
異性体を製造した。 C34H61NO5(563.8) MS(FAB)570
M+Li
粋な3α−OH異性体から上に指示した如く3α−OH
異性体を製造した。 C34H61NO5(563.8) MS(FAB)570
M+Li
【0054】実施例45
【化33】 実施例41で得られた3α−OH異性体102mg(0.
2mmol)を0℃でTHF 5mlおよびNEt3の0.5ml
の混合物に入れた。クロロギ酸エチル30μl(0.3m
mol)を滴加し、混合物を0℃で15分間撹拌した。0.
1N水酸化ナトリウム水溶液中のタウリン88mg(0.
7mol)の溶液を加え、混合物を室温で1時間撹拌し
た。NaH2PO4水溶液を加え、相を分離し、そして水
相をTHFで2×抽出した。合した有機相を乾燥した
(Na2SO4)。溶媒を除去し、残渣を酢酸エチル/n
−ヘプタンで磨砕すると上記の化合物113mg(92
%)が得られた。 C32H57NO8S(615.8) MS(ES−)614
M−H
2mmol)を0℃でTHF 5mlおよびNEt3の0.5ml
の混合物に入れた。クロロギ酸エチル30μl(0.3m
mol)を滴加し、混合物を0℃で15分間撹拌した。0.
1N水酸化ナトリウム水溶液中のタウリン88mg(0.
7mol)の溶液を加え、混合物を室温で1時間撹拌し
た。NaH2PO4水溶液を加え、相を分離し、そして水
相をTHFで2×抽出した。合した有機相を乾燥した
(Na2SO4)。溶媒を除去し、残渣を酢酸エチル/n
−ヘプタンで磨砕すると上記の化合物113mg(92
%)が得られた。 C32H57NO8S(615.8) MS(ES−)614
M−H
【0055】実施例46
【化34】 実施例45と同様にして、実施例41で得られた化合物
の3β−OH異性体から上記化合物が製造された。 C32H57NO8S(615.8) MS(ES−)614
n−H
の3β−OH異性体から上記化合物が製造された。 C32H57NO8S(615.8) MS(ES−)614
n−H
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07J 17/00 7433−4C 51/00 7433−4C // C07M 9:00 (72)発明者 ヴエルナー・クラーマー ドイツ連邦共和国デー−55130マインツ. ヘンリー−モイザント−シユトラーセ19 (72)発明者 クラウス・ボク ドイツ連邦共和国デー−65795ハテルスハ イム.ザールブルクシユトラーセ2
Claims (6)
- 【請求項1】 式(I)を有するリンカー修飾胆汁酸誘導
体。 【化1】 式中、 X1はCH2OH、 CH2NH2、 CH2OSil(ここでSilは式SiMe3、SiMe
2t−BuまたはSiPh2t−Buのシリル保護基であ
り)、 CH2OTHP、 CH2OCH2Ph(ここでフェニルはp−メトキシで置
換されていてもよい)、 CH2O−トリチル、 CH2O−アシル(ここでアシルは2〜8個の炭素原子
を有する直鎖または有枝鎖の基であり)、 CH2O−ベンゾイル(ここで芳香環は直鎖または有枝
鎖C1〜C4アルキル基、OCH3、FまたはClでモノ
置換乃至トリ置換されていてもよい)、 CH2OCHO、 CH2OC(O)OCH2Ph、 CH2NH−アシル(ここでアシルは2〜8個の炭素原
子を有する直鎖または有枝鎖基であり)、 CH2NH−ベンゾイル(ここで芳香環は直鎖または有
枝鎖C1〜C4アルキル基、OCH3、FまたはClでモ
ノ置換乃至トリ置換されていてもよい)、 CH2N(CH2Ph)2(ここで芳香環は直鎖または有枝
鎖C1〜C4アルキル基、OCF3、FまたはClでモノ
置換乃至トリ置換されていてもよい)、 CH2O−CH2−CH=CH2、 CO2H、 CO2M(ここでMはアルカリ金属またはアルカリ土類
金属であり)、 CO2N(X4)4(ここでX4は同一または異なって、H原
子あるいは1〜8個の炭素原子を有する直鎖または有枝
鎖アルキル基であり)、 CO2X5(ここでX5はメチル、エチル、アルキルまた
はベンジルであり)、 X2およびX3は次のものからなる群から選択される同一
または異なった基であり、 H、 OH、 OTHP、 OAc、 SiMe3、 OSiMe2t−Bu、 SiPh2t−Bu、 OCH2Ph(ここでフェニル基は直鎖または有枝鎖C1
〜C4アルキル基、OCH3、FまたはClでモノ置換乃
至トリ置換されていてよい)、 O−CH2CH=CH2、 OC(O)CH2Ph(ここでフェニル基は直鎖または有
枝鎖C1〜C4アルキル基、OCH3、FまたはClでモ
ノ置換乃至トリ置換されていてよい)、 OC(O)Ph(ここでフェニル基は直鎖または有枝鎖C
1〜C4アルキル基、OCH3、FまたはClでモノ置換
乃至トリ置換されていてよい)、 あるいはOC(O)O−アルキル、而して基X2はα−ま
たはβ−位に存在し、また基X3はα−位のみに存在す
る;YはOH(1〜8個の炭素原子を有する直鎖または
有枝鎖アルコキシ基)、 O−CH2Ph(ここでフェニル基は直鎖または有枝鎖
C1〜C4アルキル基、OCH3、FまたはClでモノ置
換乃至トリ置換されていてもよい)、 O−Ph(ここでフェニル基は直鎖または有枝鎖C1〜
C4アルキル基、OCH 3、FまたはClでモノ置換乃至
トリ置換されていてよい)、 OM1(ここでM1はアルカリ金属であり)、 ONX6 4(ここでX6はH原子またはC1〜C8アルキル
基であり)、 OTHP、 OCH2−CH=CH2、 NH2、 NH(CH2)2SO3H、 N(CH3)(CH2)2SO3H、 NHCH2CO2HまたはN(CH3)CH2CO2H;而し
て環位置C−3における水酸基はα−位かまたはβ−位
に存在していてよく、そしてnは0〜47に等しい。 - 【請求項2】 式(I)において、 X1はCH2OH、CH2NH2、CH2OSiMe2t−B
u、CH2OTHP、CO2HまたはCO2CH3であり;
X2およびX3が次のものからなる群から選択される同一
または異なった基であり、 H、OH、OAcおよびOTHP、而して基X2はα−
位かまたはβ−位に存在し、基X3はα−位のみに存在
し;YはOH、OCH3またはOt−Buであり;而し
て環位置C−3における水酸基は好ましくはα−位に存
在し、nは0〜47に等しい請求項1記載の式(I)の
胆汁酸誘導体。 - 【請求項3】 式(II) 【化2】 を有する適当な胆汁酸ケトンを式(III) HC≡C−(CH2)n−X1 (III) を有する化合物と反応させ、強塩基でアセチライドに変
換した後、式(IV) 【化3】 を有する付加生成物を得て、次にこのものをPd/C接
触水素添加により式(I) 【化4】 を有する化合物に変換し、そして適宜、種々の既知の方
法により式(I)のその他の可能な化合物に変換しても
よいことを特徴とし、而して式中の基X1、X2、X3お
よびYならびにnは請求項1の定義のとおりである請求
項1記載の式(I)の胆汁酸誘導体の製法。 - 【請求項4】 請求項1記載の式(I)の胆汁酸誘導体
の少くとも1種を含有する医薬品。 - 【請求項5】 請求項1記載の式(I)の胆汁酸誘導体
を含有する抗高脂血症剤。 - 【請求項6】 請求項1記載の式(I)の胆汁酸誘導体
の医薬品としての使用。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE4432708A DE4432708A1 (de) | 1994-09-14 | 1994-09-14 | Modifizierte Gallensäuren, Verfahren zu ihrer Herstellung und ihre Verwendung |
DE4432708:0 | 1994-09-14 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0899991A true JPH0899991A (ja) | 1996-04-16 |
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ID=6528188
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7234891A Pending JPH0899991A (ja) | 1994-09-14 | 1995-09-13 | 修飾胆汁酸、その製法およびその用途 |
Country Status (4)
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---|---|
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EP (1) | EP0702026A3 (ja) |
JP (1) | JPH0899991A (ja) |
DE (1) | DE4432708A1 (ja) |
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---|---|---|---|---|
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