JPH0899909A - 診断検査液用保存剤混合物 - Google Patents
診断検査液用保存剤混合物Info
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- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12Q—MEASURING OR TESTING PROCESSES INVOLVING ENZYMES, NUCLEIC ACIDS OR MICROORGANISMS; COMPOSITIONS OR TEST PAPERS THEREFOR; PROCESSES OF PREPARING SUCH COMPOSITIONS; CONDITION-RESPONSIVE CONTROL IN MICROBIOLOGICAL OR ENZYMOLOGICAL PROCESSES
- C12Q1/00—Measuring or testing processes involving enzymes, nucleic acids or microorganisms; Compositions therefor; Processes of preparing such compositions
- C12Q1/34—Measuring or testing processes involving enzymes, nucleic acids or microorganisms; Compositions therefor; Processes of preparing such compositions involving hydrolase
- C12Q1/40—Measuring or testing processes involving enzymes, nucleic acids or microorganisms; Compositions therefor; Processes of preparing such compositions involving hydrolase involving amylase
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- A—HUMAN NECESSITIES
- A01—AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
- A01N—PRESERVATION OF BODIES OF HUMANS OR ANIMALS OR PLANTS OR PARTS THEREOF; BIOCIDES, e.g. AS DISINFECTANTS, AS PESTICIDES OR AS HERBICIDES; PEST REPELLANTS OR ATTRACTANTS; PLANT GROWTH REGULATORS
- A01N43/00—Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing heterocyclic compounds
- A01N43/34—Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing heterocyclic compounds having rings with one nitrogen atom as the only ring hetero atom
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 診断検査に用いることができると共にその検
査を行う際の妨害をできるだけ回避できる保存剤を提供
する。 【構成】 メルカプトピリジン−Ｎ−オキシドのナトリ
ウム塩を更なる保存性物質と共に含有する、特に診断検
査液を保存するための保存剤混合物。メルカプトピリジ
ン−Ｎ−オキシド・ナトリウム塩；イソチアゾロン類、
特にその２−アルキル基中に１〜８の炭素原子を有する
２−アルキル−３（２Ｈ）−イソチアゾロン塩酸塩から
の化合物；又は該保存剤混合物を、その１又は２以上の
検査液の保存剤として含有する診断検査キット。
査を行う際の妨害をできるだけ回避できる保存剤を提供
する。 【構成】 メルカプトピリジン−Ｎ−オキシドのナトリ
ウム塩を更なる保存性物質と共に含有する、特に診断検
査液を保存するための保存剤混合物。メルカプトピリジ
ン−Ｎ−オキシド・ナトリウム塩；イソチアゾロン類、
特にその２−アルキル基中に１〜８の炭素原子を有する
２−アルキル−３（２Ｈ）−イソチアゾロン塩酸塩から
の化合物；又は該保存剤混合物を、その１又は２以上の
検査液の保存剤として含有する診断検査キット。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、保存剤の混合物、診断
検査キットの検査液中での個々の保存剤又は保存剤混合
物の使用、並びにその１又は２以上の検査液が本発明に
よる保存剤で安定化される診断検査キットに関する。
検査キットの検査液中での個々の保存剤又は保存剤混合
物の使用、並びにその１又は２以上の検査液が本発明に
よる保存剤で安定化される診断検査キットに関する。
【０００２】
【従来の技術】診断検査キットに適する保存剤を見出す
のは容易ではない。というのは、そういう保存剤は、検
出又は定量される物質の測定を頻繁に妨害するか又は妨
害すると考えられるからである。更なる問題は、保存剤
の低溶解性であり、これまで知られている保存剤の場合
でさえ、診断検査キットに常に適切に適用できるとは限
らない。最後に、これまで知られている多くの保存性物
質は、その試薬の濁度が増加すること、サンプルを回収
する際に邪魔になること、血液を含有するサンプルにお
いてヘモグロビン妨害 (haemoglobin interference) が
起こること、微生物学的効力が不十分であること、その
試薬が負荷を受けたときに不安定であること、及びその
他の欠点が認められているので、適していないことが分
かっている。これら理由から、アジ化ナトリウムが診断
検査に好ましく用いられており、今日までのところ、少
なくとも、検査、特にα−アミラーゼ検査にほんの僅か
の妨害が認められるに過ぎない。
のは容易ではない。というのは、そういう保存剤は、検
出又は定量される物質の測定を頻繁に妨害するか又は妨
害すると考えられるからである。更なる問題は、保存剤
の低溶解性であり、これまで知られている保存剤の場合
でさえ、診断検査キットに常に適切に適用できるとは限
らない。最後に、これまで知られている多くの保存性物
質は、その試薬の濁度が増加すること、サンプルを回収
する際に邪魔になること、血液を含有するサンプルにお
いてヘモグロビン妨害 (haemoglobin interference) が
起こること、微生物学的効力が不十分であること、その
試薬が負荷を受けたときに不安定であること、及びその
他の欠点が認められているので、適していないことが分
かっている。これら理由から、アジ化ナトリウムが診断
検査に好ましく用いられており、今日までのところ、少
なくとも、検査、特にα−アミラーゼ検査にほんの僅か
の妨害が認められるに過ぎない。
【０００３】しかしながら、アジ化ナトリウムの使用は
益々問題になっている。今日、かかる毒性物質の使用を
回避する試みがなされている。というのは、アジ化ナト
リウムは突然変異誘発性であり、潜在的に発癌性であ
り、そして細胞毒性のある物質で、加えて保存中に爆発
性の重金属アジドを形成し得るからである。更には、耐
性が増加しつつあり、かつ活性スペクトルがあまり広く
ないので、アジ化ナトリウムの保存作用にはときどき疑
問がある。加えて、特にアミラーゼ検査を行う場合に
は、ヘモグロビンとアジドとの複合体形成を原因とする
ヘモグロビン妨害が起こる。このヘモグロビン妨害は、
妨害を抑制する物質の添加によって部分的に取り除ける
に過ぎない。しかしながら、この物質も、それ自体が妨
害等を起こす更なる物質を引き続き持ち込むので、やは
り欠点がある。
益々問題になっている。今日、かかる毒性物質の使用を
回避する試みがなされている。というのは、アジ化ナト
リウムは突然変異誘発性であり、潜在的に発癌性であ
り、そして細胞毒性のある物質で、加えて保存中に爆発
性の重金属アジドを形成し得るからである。更には、耐
性が増加しつつあり、かつ活性スペクトルがあまり広く
ないので、アジ化ナトリウムの保存作用にはときどき疑
問がある。加えて、特にアミラーゼ検査を行う場合に
は、ヘモグロビンとアジドとの複合体形成を原因とする
ヘモグロビン妨害が起こる。このヘモグロビン妨害は、
妨害を抑制する物質の添加によって部分的に取り除ける
に過ぎない。しかしながら、この物質も、それ自体が妨
害等を起こす更なる物質を引き続き持ち込むので、やは
り欠点がある。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、特に診断検査に用いることができると共にその検査
を行う際の妨害をできるだけ回避できる保存剤を提供す
ることである。
は、特に診断検査に用いることができると共にその検査
を行う際の妨害をできるだけ回避できる保存剤を提供す
ることである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明に従えば、これ
は、メルカプトピリジン−Ｎ−オキシドのナトリウム塩
を、２−アルキル−３（２Ｈ）−イソチアゾロン塩酸塩
であってその２−アルキル基が１〜８の炭素原子を含む
化合物と共に、又は２−ブロモ−２−ニトロプロパンジ
オール−1,３−誘導体と共に含有する、特に診断検査液
を保存するための保存剤混合物により達成される。驚い
たことに、メルカプトピリジン−Ｎ−オキシドのナトリ
ウム塩は、検査液中の特定物質、特に体液中のα−アミ
ラーゼの診断測定を害さないか又は無視し得る程度にし
か害さないことが明らかになった。加えて、メルカプト
ピリジン−Ｎ−オキシド・ナトリウム塩は、高等生物に
とって僅かに毒性であるに過ぎないのでその取り扱いに
全く問題がない化合物である。
は、メルカプトピリジン−Ｎ−オキシドのナトリウム塩
を、２−アルキル−３（２Ｈ）−イソチアゾロン塩酸塩
であってその２−アルキル基が１〜８の炭素原子を含む
化合物と共に、又は２−ブロモ−２−ニトロプロパンジ
オール−1,３−誘導体と共に含有する、特に診断検査液
を保存するための保存剤混合物により達成される。驚い
たことに、メルカプトピリジン−Ｎ−オキシドのナトリ
ウム塩は、検査液中の特定物質、特に体液中のα−アミ
ラーゼの診断測定を害さないか又は無視し得る程度にし
か害さないことが明らかになった。加えて、メルカプト
ピリジン−Ｎ−オキシド・ナトリウム塩は、高等生物に
とって僅かに毒性であるに過ぎないのでその取り扱いに
全く問題がない化合物である。
【０００６】本発明による保存剤混合物を用いてα−ア
ミラーゼを測定する場合、その検査で用いられるα−グ
ルコシダーゼの品質が重要であることが明らかになっ
た。耐熱性の微生物からのα−グルコシダーゼが特に適
することが分かった。本発明による保存剤混合物に２種
の保存剤、即ち、メルカプトピリジン−Ｎ−オキシド及
び上記の他の保存性物質の１種を用いることの更なる利
点は、このことが耐性の発生を阻止すること及び一般に
それぞれの物質をより少ない量で扱えることである。本
発明の１態様においては、イソチアゾロン群からの化合
物を更なる保存性物質として用いる。この関連におい
て、その２−アルキル基中に１〜８の炭素原子を含有す
る２−アルキル−３（２Ｈ）−イソチアゾロン塩酸塩が
好ましい。特に好ましい化合物は、２−メチル−３（２
Ｈ）−イソチアゾロン塩酸塩（ＭＩＴ）であり、２−メ
チル−4,５−トリメチレン−４−イソチアゾリン−オン
も特に好ましい。
ミラーゼを測定する場合、その検査で用いられるα−グ
ルコシダーゼの品質が重要であることが明らかになっ
た。耐熱性の微生物からのα−グルコシダーゼが特に適
することが分かった。本発明による保存剤混合物に２種
の保存剤、即ち、メルカプトピリジン−Ｎ−オキシド及
び上記の他の保存性物質の１種を用いることの更なる利
点は、このことが耐性の発生を阻止すること及び一般に
それぞれの物質をより少ない量で扱えることである。本
発明の１態様においては、イソチアゾロン群からの化合
物を更なる保存性物質として用いる。この関連におい
て、その２−アルキル基中に１〜８の炭素原子を含有す
る２−アルキル−３（２Ｈ）−イソチアゾロン塩酸塩が
好ましい。特に好ましい化合物は、２−メチル−３（２
Ｈ）−イソチアゾロン塩酸塩（ＭＩＴ）であり、２−メ
チル−4,５−トリメチレン−４−イソチアゾリン−オン
も特に好ましい。
【０００７】診断アミラーゼ検査の場合には、特にこれ
ら好ましい保存剤混合物の１種で、アジ化ナトリウムを
用いる場合よりもずっと少ないヘモグロビン妨害が認め
られるに過ぎない。本発明の別の態様においては、２−
ブロモ−２−ニトロプロパンジオール−1,３−誘導体、
特に好ましくはブロモニトロジオキサンが、第２保存性
物質として用いられる。本発明によるこの好ましい組み
合わせにおいても、アミラーゼ検査で僅かなヘモグロビ
ン妨害が起こるに過ぎないので、この場合、妨害を取り
除くための更なる手段なしにこの検査を行うことも可能
である。
ら好ましい保存剤混合物の１種で、アジ化ナトリウムを
用いる場合よりもずっと少ないヘモグロビン妨害が認め
られるに過ぎない。本発明の別の態様においては、２−
ブロモ−２−ニトロプロパンジオール−1,３−誘導体、
特に好ましくはブロモニトロジオキサンが、第２保存性
物質として用いられる。本発明によるこの好ましい組み
合わせにおいても、アミラーゼ検査で僅かなヘモグロビ
ン妨害が起こるに過ぎないので、この場合、妨害を取り
除くための更なる手段なしにこの検査を行うことも可能
である。
【０００８】本保存剤混合物の個々の物質は、保存維持
される検査液中にそれらが好ましく存在できる量で次の
濃度で存在する：メルカプトピリジン−Ｎ−オキシド・
ナトリウム塩：0.００５〜0.１％、特に好ましくは0.０
０８〜0.０１２％；イソチアゾロン化合物：0.００５〜
0.１％、特に好ましくは0.０１５〜0.０２５％；並びに
ブロモニトロジオキサン：0.００５〜0.１％、特に好ま
しくは0.０１５〜0.０２５％。かくして、本発明による
保存剤混合物は、診断検査において非常に僅かな妨害を
起こすに過ぎないので、妨害を取り除くための更なる手
段なしに診断検査キットの検査液を保存するのに用いる
ことができる点で有益である。更には、それは、毒性に
関して問題となるような化合物を含有せず、そして少な
くとも２種の保存性物質を組み合わせることによって耐
性の発生が阻止され、かつ、比較的少量の個々の物質で
間に合う。
される検査液中にそれらが好ましく存在できる量で次の
濃度で存在する：メルカプトピリジン−Ｎ−オキシド・
ナトリウム塩：0.００５〜0.１％、特に好ましくは0.０
０８〜0.０１２％；イソチアゾロン化合物：0.００５〜
0.１％、特に好ましくは0.０１５〜0.０２５％；並びに
ブロモニトロジオキサン：0.００５〜0.１％、特に好ま
しくは0.０１５〜0.０２５％。かくして、本発明による
保存剤混合物は、診断検査において非常に僅かな妨害を
起こすに過ぎないので、妨害を取り除くための更なる手
段なしに診断検査キットの検査液を保存するのに用いる
ことができる点で有益である。更には、それは、毒性に
関して問題となるような化合物を含有せず、そして少な
くとも２種の保存性物質を組み合わせることによって耐
性の発生が阻止され、かつ、比較的少量の個々の物質で
間に合う。
【０００９】本発明は、診断検査キットの検査液を保存
するためのメルカプトピリジン−Ｎ−オキシド・ナトリ
ウム塩の使用であって、所望により更なる保存性物質を
伴う使用にも関する。本発明のこの主題は、特にアミラ
ーゼ検査キットにおいて用いられる。本発明の範囲内に
属するが好ましい更なる保存性物質は、イソチアゾロン
類、好ましくは２−アルキル−３（２Ｈ）−イソチアゾ
ロン塩酸塩であってその２−アルキル基が１〜８の炭素
原子を含む化合物、特に２−メチル−３（２Ｈ）−イソ
チアゾロン塩酸塩（ＭＩＴ）及び２−メチル−4,５−ト
リメチレン−４−イソチアゾロンを含む群からの物質、
並びに特にブロモニトロジオキサンの如き２−ブロモ−
２−ニトロプロパンジオール−1,３−誘導体の群からの
化合物である。メルカプトピリジン−Ｎ−オキシドと一
緒に用いることができる更なる保存性物質の選択は当業
者がなし得る範囲内のものである。この混合物は、意図
する検査を妨害しないようなやり方でデザインされなけ
ればならない。
するためのメルカプトピリジン−Ｎ−オキシド・ナトリ
ウム塩の使用であって、所望により更なる保存性物質を
伴う使用にも関する。本発明のこの主題は、特にアミラ
ーゼ検査キットにおいて用いられる。本発明の範囲内に
属するが好ましい更なる保存性物質は、イソチアゾロン
類、好ましくは２−アルキル−３（２Ｈ）−イソチアゾ
ロン塩酸塩であってその２−アルキル基が１〜８の炭素
原子を含む化合物、特に２−メチル−３（２Ｈ）−イソ
チアゾロン塩酸塩（ＭＩＴ）及び２−メチル−4,５−ト
リメチレン−４−イソチアゾロンを含む群からの物質、
並びに特にブロモニトロジオキサンの如き２−ブロモ−
２−ニトロプロパンジオール−1,３−誘導体の群からの
化合物である。メルカプトピリジン−Ｎ−オキシドと一
緒に用いることができる更なる保存性物質の選択は当業
者がなし得る範囲内のものである。この混合物は、意図
する検査を妨害しないようなやり方でデザインされなけ
ればならない。
【００１０】しかしながら、イソチアゾロン類、特にそ
の２−アルキル基中に１〜８の炭素原子を有する２−ア
ルキル−３（２Ｈ）−イソチアゾロン塩酸塩も、診断検
査キット中の保存剤としての適用、特にアミラーゼ検査
への適用に特に適しているので、それらの対応する使用
も本発明の更なる主題である。２−メチル−３（２Ｈ）
−イソチアゾロン塩酸塩（ＭＩＴ）及び２−メチル−4,
５−トリメチレン−４−イソチアゾリン−オンが、イソ
チアゾロン類の化合物として特に好ましく用いられる。
本発明は、その１又は２以上の検査液の保存剤としてメ
ルカプトピリジン−Ｎ−オキシド・ナトリウム塩又はイ
ソチアゾロン類の化合物を含有する診断検査キットにも
関する。これに関連して、２−メチル−4,５−トリメチ
レン−４−イソチアゾリン−オン及びその２−アルキル
基中に１〜８の炭素原子を有する２−アルキル−３（２
Ｈ）−イソチアゾロン塩酸塩、特に２−メチル−３（２
Ｈ）−イソチアゾロン塩酸塩（ＭＩＴ）が特に好まし
い。これに関連して、メルカプトピリジン−Ｎ−オキシ
ドは、イソチアゾロンと共に存在しても、特にブロモニ
トロジオキサンの如き２−ブロモ−２−ニトロプロパン
ジオール−1,３−誘導体と共に存在してもよい。
の２−アルキル基中に１〜８の炭素原子を有する２−ア
ルキル−３（２Ｈ）−イソチアゾロン塩酸塩も、診断検
査キット中の保存剤としての適用、特にアミラーゼ検査
への適用に特に適しているので、それらの対応する使用
も本発明の更なる主題である。２−メチル−３（２Ｈ）
−イソチアゾロン塩酸塩（ＭＩＴ）及び２−メチル−4,
５−トリメチレン−４−イソチアゾリン−オンが、イソ
チアゾロン類の化合物として特に好ましく用いられる。
本発明は、その１又は２以上の検査液の保存剤としてメ
ルカプトピリジン−Ｎ−オキシド・ナトリウム塩又はイ
ソチアゾロン類の化合物を含有する診断検査キットにも
関する。これに関連して、２−メチル−4,５−トリメチ
レン−４−イソチアゾリン−オン及びその２−アルキル
基中に１〜８の炭素原子を有する２−アルキル−３（２
Ｈ）−イソチアゾロン塩酸塩、特に２−メチル−３（２
Ｈ）−イソチアゾロン塩酸塩（ＭＩＴ）が特に好まし
い。これに関連して、メルカプトピリジン−Ｎ−オキシ
ドは、イソチアゾロンと共に存在しても、特にブロモニ
トロジオキサンの如き２−ブロモ−２−ニトロプロパン
ジオール−1,３−誘導体と共に存在してもよい。
【００１１】かかる診断検査キットも本発明の更なる主
題に相当する。本発明による保存剤混合物又は上記の個
々の化合物によって保存維持される本発明による診断検
査キットは、特に好ましくはα−アミラーゼの測定のた
めの検査キットである。しかしながら、既に検査キット
中に液体の形で存在していたため長期間安定化されなけ
ればならない検査液を用いる他の検査キットも、本発明
の範囲に属するものとして適している。本発明による保
存剤混合物は、かかる全ての診断検査キットに用いるこ
とができ、これまでに知られている保存剤又は液体保存
方法に比較して前述の利益をもたらす。以下の実施例に
より本発明を更に説明する。
題に相当する。本発明による保存剤混合物又は上記の個
々の化合物によって保存維持される本発明による診断検
査キットは、特に好ましくはα−アミラーゼの測定のた
めの検査キットである。しかしながら、既に検査キット
中に液体の形で存在していたため長期間安定化されなけ
ればならない検査液を用いる他の検査キットも、本発明
の範囲に属するものとして適している。本発明による保
存剤混合物は、かかる全ての診断検査キットに用いるこ
とができ、これまでに知られている保存剤又は液体保存
方法に比較して前述の利益をもたらす。以下の実施例に
より本発明を更に説明する。
【００１２】
【実施例】実施例１ α−アミラーゼの診断測定のための溶液 試薬１：α−グルコシダーゼ多官能性（多機能性）： ８Ｕ／ｍｌ （東洋紡） ＨＥＰＥＳ緩衝液： １０５mmol／ｌ ｐＨ7.１ ＮａＣｌ： ５２mmol／ｌ ＭｇＣｌ2 ： １0.５mmol／ｌ ＭＩＴ又はブロモニトロジオキサン： 0.０２％ メルカプトピリジン−Ｎ−オキシド・Ｎａ塩： 0.０１％ 試薬２：4,６−エチリデン−Ｇ７−ｐＮＰ： ２０mmol／ｌ ＨＥＰＥＳ緩衝液： １０５mmol／ｌ ｐＨ7.１ ＮａＣｌ： ５２mmol／ｌ ＭｇＣｌ2 ： １0.５mmol／ｌ ＭＩＴ又はブロモニトロジオキサン： 0.０２％ メルカプトピリジン−Ｎ−オキシド・Ｎａ塩： 0.０１％
【００１３】実施例２ α−アミラーゼ（総α−アミラーゼ及び膵臓α−アミラ
ーゼ）の量を測定するための操作検査原理
ーゼ）の量を測定するための操作検査原理
【００１４】膵臓アミラーゼ：唾液α−アミラーゼが特
異性抗体により阻害されるので、膵臓α−アミラーゼだ
けが上記の反応に関与する。検量線 ：スタンダード１＝0.９％ＮａＣｌ，スタンダー
ド２＝Ｃｆａｓ品質コントロール ：＝ＰＮＵ，ＰＰＵ，ＰＮＥ，ＰＰＥサンプル材料 ：＝血清，ＥＤＴＡ血漿，ヘパリン血漿，
尿希釈限界 ：＝２０００Ｕ／ｌ試薬 ：Ｔ−α−アミラーゼ：溶液１：酵素溶液，即使用可 溶液２：基質溶液，即使用可 Ｐ−α−アミラーゼ：溶液１：酵素抗体溶液，即使用可 溶液２：基質溶液，即使用可アッセイ条件 ：波長：Ｈｇ ４０５ｎｍ キュベット：１ｃｍ路長 測定温度：３７℃ 対空気測定（吸光度の増加分）
異性抗体により阻害されるので、膵臓α−アミラーゼだ
けが上記の反応に関与する。検量線 ：スタンダード１＝0.９％ＮａＣｌ，スタンダー
ド２＝Ｃｆａｓ品質コントロール ：＝ＰＮＵ，ＰＰＵ，ＰＮＥ，ＰＰＥサンプル材料 ：＝血清，ＥＤＴＡ血漿，ヘパリン血漿，
尿希釈限界 ：＝２０００Ｕ／ｌ試薬 ：Ｔ−α−アミラーゼ：溶液１：酵素溶液，即使用可 溶液２：基質溶液，即使用可 Ｐ−α−アミラーゼ：溶液１：酵素抗体溶液，即使用可 溶液２：基質溶液，即使用可アッセイ条件 ：波長：Ｈｇ ４０５ｎｍ キュベット：１ｃｍ路長 測定温度：３７℃ 対空気測定（吸光度の増加分）
【００１５】
【表１】 キュベットへのピペッティング ──────────────────────────────────── Ｓｔｄ１*1 Ｓｔｄ２ サンプル ＱＣ*2 ──────────────────────────────────── 溶液１ 2.５ｍｌ 2.５ｍｌ 2.５ｍｌ 2.５ｍｌ ──────────────────────────────────── 測定温度をチェック ──────────────────────────────────── ＮａＣｌ 0.１ｍｌ − − − Ｃｆａｓ − 0.１ｍｌ − − 血清／血漿／尿 − − 0.１ｍｌ − PNU/PPU/PNE/PPE − − − 0.１ｍｌ ──────────────────────────────────── 測定温度で混合、５分間インキュベートする ──────────────────────────────────── 溶液２ 0.５ｍｌ 0.５ｍｌ 0.５ｍｌ 0.５ｍｌ ──────────────────────────────────── 測定温度で混合、インキュベートする 精確に３分後にＡ１を、精確に６分後にＡ２を読み取る ｄＡ＝Ａ２−Ａ１ ──────────────────────────────────── *1 Ｓｔｄ＝スタンダード， *2 ＱＣ＝品質コントロール
Claims (16)
- 【請求項１】 メルカプトピリジン−Ｎ−オキシドのナ
トリウム塩を、２−アルキル−３（２Ｈ）−イソチアゾ
ロン塩酸塩であってその２−アルキル基が１〜８の炭素
原子を含む化合物と共に、又は２−ブロモ−２−ニトロ
プロパンジオール−1,３−誘導体と共に含有する、特に
診断検査液を保存するための保存剤混合物。 - 【請求項２】 メルカプトピリジン−Ｎ−オキシド、及
び２−メチル−３（２Ｈ）−イソチアゾロン塩酸塩（Ｍ
ＩＴ）又は２−メチル−4,５−トリメチレン−４−イソ
チアゾリン−オンを含有する、請求項１記載の保存剤混
合物。 - 【請求項３】 メルカプトピリジン−Ｎ−オキシド及び
ブロモニトロジオキサンを含有する、請求項１記載の保
存剤混合物。 - 【請求項４】 0.００５〜0.１％、特に好ましくは0.０
０８〜0.０１２％のメルカプトピリジン−Ｎ−オキシド
のナトリウム塩、及び0.００５〜0.１％、好ましくは0.
０１５〜0.０２５％のＭＩＴ若しくは２−メチル−4,５
−トリメチレン−４−イソチアゾリン−オン、又は0.０
０５〜0.１％、特に好ましくは0.０１５〜0.０２５％の
ブロモニトロジオキサンを含有する、請求項１〜３のい
ずれか１項に記載の保存剤混合物。 - 【請求項５】 診断検査キットの検査液、特にアミラー
ゼ検査キットの検査液を保存するためのメルカプトピリ
ジン−Ｎ−オキシドのナトリウム塩の使用であって、所
望により更なる保存性物質を伴う使用。 - 【請求項６】 イソチアゾロン類、好ましくは２−アル
キル−３（２Ｈ）−イソチアゾロン塩酸塩であってその
２−アルキル基が１〜８の炭素原子を含む化合物の群、
又は２−ブロモ−２−ニトロプロパンジオール−1,３−
誘導体の群からの化合物が更なる保存性物質として用い
られる、請求項５記載の使用。 - 【請求項７】 ２−メチル−３（２Ｈ）−イソチアゾロ
ン塩酸塩（ＭＩＴ）又は２−メチル−4,５−トリメチレ
ン−４−イソチアゾリン−オン又はブロモニトロジオキ
サンが更なる保存性物質として用いられる、請求項５又
は６記載の使用。 - 【請求項８】 診断検査キットの検査液、特にアミラー
ゼ検査キットの検査液を保存するための、イソチアゾロ
ン類の群、特にその２−アルキル基中に１〜８の炭素原
子を有する２−アルキル−３（２Ｈ）−イソチアゾロン
塩酸塩の群からの化合物の使用。 - 【請求項９】 ２−メチル−３（２Ｈ）−イソチアゾロ
ン塩酸塩（ＭＩＴ）が用いられる、請求項８記載の使
用。 - 【請求項１０】 診断検査キットの検査液、特にアミラ
ーゼ検査キットの検査液を保存するための２−メチル−
4,５−トリメチレン−４−イソチアゾリン−オンの使
用。 - 【請求項１１】 メルカプトピリジン−Ｎ−オキシド・
ナトリウム塩を含有する診断検査キットであって、所望
により、その１又は２以上の検査液の保存剤として更な
る保存性物質を一緒に含有する検査キット。 - 【請求項１２】 イソチアゾロン類、好ましくは２−ア
ルキル−３（２Ｈ）−イソチアゾロン塩酸塩であってそ
の２−アルキル基が１〜８の炭素原子を含む化合物の
群、又は２−ブロモ−２−ニトロプロパンジオール−1,
３−誘導体の群からの化合物を更なる保存性物質として
含有する、請求項１１記載の診断検査キット。 - 【請求項１３】 ２−メチル−３（２Ｈ）−イソチアゾ
ロン塩酸塩（ＭＩＴ）又は２−メチル−4,５−トリメチ
レン−４−イソチアゾリン−オン又はブロモニトロジオ
キサンを更なる保存性物質として含有する、請求項１１
又は１２記載の診断検査キット。 - 【請求項１４】 イソチアゾロン類の群からの化合物
を、その１又は２以上の検査液の保存性物質として含有
する診断検査キット。 - 【請求項１５】 その２−アルキル基中に１〜８の炭素
原子を有する２−アルキル−３（２Ｈ）−イソチアゾロ
ン塩酸塩、特に２−メチル−３（２Ｈ）−イソチアゾロ
ン塩酸塩（ＭＩＴ）又は２−メチル−4,５−トリメチレ
ン−４−イソチアゾリン−オンを、その１又は２以上の
検査液の保存性物質として含有する、請求項１４記載の
診断検査キット。 - 【請求項１６】 α−アミラーゼの測定のための検査キ
ットである、請求項１１〜１５のいずれか１項に記載の
診断検査キット。
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