JPH089980Y2 - タワークレーンの監視用テレビシステム - Google Patents

タワークレーンの監視用テレビシステム

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JPH089980Y2
JPH089980Y2 JP1990042214U JP4221490U JPH089980Y2 JP H089980 Y2 JPH089980 Y2 JP H089980Y2 JP 1990042214 U JP1990042214 U JP 1990042214U JP 4221490 U JP4221490 U JP 4221490U JP H089980 Y2 JPH089980 Y2 JP H089980Y2
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JP
Japan
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itv camera
camera
weight
suspension wire
tower crane
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Expired - Lifetime
Application number
JP1990042214U
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English (en)
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JPH042185U (ja
Inventor
忠義 本田
岡野  正
高敏 上野
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Shimizu Corp
Original Assignee
Shimizu Corp
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、タワークレーンの監視用テレビシステムに
関するものである。
[従来の技術] 従来、ビル建築現場において、タワークレーンの操作
席から玉掛け作業等の地上で行われている作業を監視す
るために監視用テレビシステムが採用されている。その
例を第5図に示す。タワークレーン31のブームの先端に
は、玉掛け作業等の地上で行われる作業を監視するため
の監視用テレビカメラ(以下、ITVカメラと称す)32が
取り付けられており、該ITVカメラ32からの映像信号は
タワークレーン31の操作室33内の操作席近傍に配置され
ているモニタ(図示せず)に供給される。従ってタワー
クレーン31のオペレータはモニタを観察することによっ
て地上で行われている作業を監視することができる。な
お、第5図において、34は玉掛け作業をしている様子を
示し、35は建築中の建物を示している。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、超高層ビルの現場においてはITVカメ
ラ32と地上の距離が200m以上となる場合も多く、そのよ
うな高揚程のタワークレーンにおいては、霧やガスが発
生している場合、あるいはその他に悪天候等により視界
が悪くなった場合には、映像が不鮮明になり、地上で行
われている作業の監視が十分にできなくなるという問題
があった。
これに対して、ITVカメラ32を昇降可能にすることが
考えられるが、単純にITVカメラ32を昇降可能とした場
合にはITVカメラ32がタワークレーン31のフックに衝突
してしまう事態が生じるという問題がある。
本考案は、上記の課題を解決するものであって、悪天
候時においても地上の作業を監視することができるばか
りでなく、監視用テレビカメラがタワークレーンのフッ
クに衝突することを防止するタワークレーンの監視用テ
レビシステムを提供することを目的とするものである。
[課題を解決するための手段] 上記の目的を達成するために、本考案のタワークレー
ンの監視用テレビシステムは、クレーン用吊りワイヤー
が貫通されてなるワイヤーガイドに固定されてなる監視
用テレビカメラと、監視用テレビカメラを昇降させる昇
降手段と、クレーン用吊りワイヤーに貫通させてなる錘
と、監視用テレビカメラとワイヤーガイドが固定されて
なる箇所に設けられ、錘吊りワイヤーによって錘と接続
されてなるスイッチと、スイッチの動作状態から錘吊り
ワイヤーが緊張状態にあると判断される場合には昇降手
段を昇降可能とし、錘吊りワイヤーが弛緩状態にあると
判断される場合には昇降手段を上昇のみ可能とする制御
手段とを備えることを特徴とする。
[作用] 本考案においては、監視用テレビカメラは昇降手段に
よってタワークレーンの吊りワイヤーに沿って昇降され
るので、監視用テレビカメラを所望の高さに位置させる
ことができ、従って監視用テレビカメラを作業現場の近
くまで降ろすことができるので、悪天候においても玉掛
け作業等の地上で行われる作業を良好な状態で監視する
ことができる。
そして更に、本考案は上記の構成に加えて、錘、スイ
ッチおよび制御手段を備える。
錘はクレーン用吊りワイヤーに貫通されてなるもので
あり、スイッチは監視用テレビカメラとワイヤーガイド
が固定されてなる箇所に設けられ、錘吊りワイヤーによ
って錘と接続されているものである。
そして、制御手段は、スイッチの動作状態から錘吊り
ワイヤーが緊張状態にあると判断される場合には昇降手
段を昇降可能とし、錘吊りワイヤーが弛緩状態にあると
判断される場合には昇降手段を上昇のみ可能とする。
この構成によって監視用テレビカメラがタワークレー
ンのフックと衝突して破損することを有効に防止するこ
とができる。
[実施例] 以下、図面を参照しつつ実施例を説明する。
第1図は本考案に係るタワークレーンの監視用テレビ
システムの一実施例の構成を示す図であり、図中、1は
タワークレーン、2はITVカメラ、3はITVカメラ昇降手
段、4はクレーン用吊りワイヤ、5は操作室、6はITV
カメラ昇降用ワイヤー、7は玉掛け作業、8は建築中の
建物を示す。
第1図において、ITVカメラ2はITVカメラ昇降用ワイ
ヤー6により吊り下げられており、タワークレーン1の
ブームの先端には、ITVカメラ2をクレーン用吊りワイ
ヤ4に沿って昇降させるためのITVカメラ昇降手段3が
設けられている。ITVカメラ昇降手段3は操作室5内の
操作卓で操作可能となされている。また、操作室5内に
はITVカメラ2で撮像した画像を表示するためのモニタ
が備えられている。
従って、オペレータは操作席で所定の操作を行うこと
によってITVカメラ昇降手段3を操作し、以てITVカメラ
2の所望の高さに位置させることができるので、悪天候
時においても玉掛け作業等の地上で行われる作業を良好
な状態で監視することができる。
ITVカメラ昇降手段3の構成例を第2図に示す。第2
図において、タワークレーン1のブーム10の先端部には
ITVカメラ昇降用ウインチ11が設けられており、これに
よりITVカメラ昇降用ワイヤー6の巻き上げ、巻き下げ
を行うことによりITVカメラ2の昇降を行う。
第3図はITVカメラ2の昇降部の構成例の詳細を示す
図である。ITVカメラ2は、クレーン用吊りワイヤー4
が貫通されてなるワイヤーガイド18に固定されている。
また、クレーン用吊りワイヤー4が貫通されてなる錘1
8、およびスイッチ19はITVカメラ2がフック15に衝突す
るのを防止するための衝突防止手段を構成するものであ
り、図に示されているように錘16がフック15に接触して
いない状態においては、錘吊りワイヤー17は緊張状態に
あるのでスイッチ19は非作動状態にあり、ITVカメラ2
は昇降可能であるが、錘16がフック15に接触して錘吊り
ワイヤー17が弛緩すると、スイッチ19が作動し、ITVカ
メラ2の降下は不可能となり、上昇のみが可能となる。
以上の構成において、ウインチ11は、例えば第4図に
示されるような制御系により制御される。制御装置20は
マイクロプロセッサで構成され、操作室5内の操作席21
のレバーあるいはボタン等によりITVカメラ2の昇降が
指示されるとウインチ11を操作させ、ITVカメラ2を上
昇または降下させる。
また、制御装置20は、ITVカメラ2の降下中にスイッ
チ19が作動状態になったことを検知すると、ウインチ11
を停止させると共に、スイッチ19が作動状態にある間は
操作席21によりITVカメラ2の降下が指示された場合に
もそれを無視する。これにより、ITVカメラ2の降下中
にフック15と衝突するのを防止することができる。
更に、制御装置20は、フック15が上昇中であり、且つ
スイッチ19が作動状態になったことを検知した場合に
は、クレーン用吊りワイヤー4の巻き上げと同期してウ
インチ11に巻き上げの指示を行い、ITVカメラ2を上昇
させる。これにより、操作席21が操作されてクレーン用
吊りワイヤー4の巻き上げが開始され、ITVカメラ2と
フック15との距離が予め設定された距離、即ち錘吊りワ
イヤー17の長さ、になった場合には、自動的にITVカメ
ラ2が上昇させられるので、クレーン用吊りワイヤー4
の巻き上げ時にフック15がITVカメラ2に衝突するのを
未然に防止することができる。
以上、本考案の一実施例について説明したが、本考案
は上記実施例に限定されるものではなく、種々の変形が
可能である。例えば、上記実施例においては、ITVカメ
ラ昇降手段3はタワークレーン1のブーム10の先端に設
けるものとしたが、タワークレーン1の旋回ベース部に
ウインチを取り付け、該ウインチによりITVカメラ2の
昇降させるようにしてもよいものである。
また、上記実施例では衝突防止手段として錘16、錘吊
りワイヤー17およびスイッチ19を用いたが、周知の距離
測定用センサを用いることもできることは当業者に明ら
かである。
[考案の効果] 以上の説明から明らかなように、本考案によれば、IT
Vカメラを所望の高さに位置させることができるので、
従来のように悪天候時において視界が不良になり、映像
が不鮮明になることを防止することができ、天候の如何
にかかわらず地上で行われる作業を良好な状態で監視す
ることができる。
また、ITVカメラの昇降はタワークレーンのクレーン
用吊りワイヤーをガイドとして行われるので、ITVカメ
ラの振れを防止することができる。
更に、衝突防止手段によりITVカメラとフックとの衝
突によるITVカメラの破損を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るタワークレーンの監視用テレビシ
ステムの一実施例の構成を示す図、第2図はITVカメラ
昇降手段の構成例を示す図、第3図はITVカメラの昇降
部の構成例の詳細を示す図、第4図はウインチの制御系
の例を示す図、第5図は従来のタワークレーンの監視用
テレビシステムの構成例を示す図である。 1……タワークレーン、2……ITVカメラ、3……ITVカ
メラ昇降手段、4……クレーン用吊りワイヤー、5……
操作室、6……ITVカメラ昇降用ワイヤー、7……玉掛
け作業、8……建築中の建物、10……ブーム、11……IT
Vカメラ昇降用ウインチ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】クレーン用吊りワイヤーが貫通されてなる
    ワイヤーガイドに固定されてなる監視用テレビカメラ
    と、 監視用テレビカメラを昇降させる昇降手段と、 クレーン用吊りワイヤに貫通されてなる錘と、 監視用テレビカメラとワイヤーガイドが固定されてなる
    箇所に設けられ、錘吊りワイヤーによって錘と接続され
    てなるスイッチと、 スイッチの動作状態から錘吊りワイヤーが緊張状態にあ
    ると判断される場合には昇降手段を昇降可能とし、錘吊
    りワイヤーが弛緩状態にあると判断される場合には昇降
    手段を上昇のみ可能とする制御手段と を備えることを特徴とするタワークレーンの監視用テレ
    ビシステム。
JP1990042214U 1990-04-20 1990-04-20 タワークレーンの監視用テレビシステム Expired - Lifetime JPH089980Y2 (ja)

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JPH042185U JPH042185U (ja) 1992-01-09
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6121735B2 (ja) * 2013-02-01 2017-04-26 五洋建設株式会社 建設作業時の安全監視装置

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FR2566721B1 (fr) * 1984-07-02 1987-01-02 Cibie Projecteurs Procede de fabrication et de reglage, en orientation, d'un projecteur de vehicule automobile; projecteur de vehicule automobile, pour la mise en oeuvre de ce procede

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