JPH0899421A - 熱転写記録装置 - Google Patents
熱転写記録装置Info
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- JPH0899421A JPH0899421A JP23691094A JP23691094A JPH0899421A JP H0899421 A JPH0899421 A JP H0899421A JP 23691094 A JP23691094 A JP 23691094A JP 23691094 A JP23691094 A JP 23691094A JP H0899421 A JPH0899421 A JP H0899421A
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- Japan
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- ink sheet
- sheet
- recording paper
- ink
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 記録画像に筋状の未転写部が生じない熱転写
記録装置を提供する。 【構成】 インクシート２は供給リール１０から巻取り
リール１１へと搬送され、記録紙１はキャプスタン８と
ピンチローラ９により搬送される。記録紙１の剛性によ
りサーマルヘッド３に取り付けられたシートガイド６の
突起１３にてインクシート２は記録紙１と突起１３に挟
まれる。しかし、インクシート２が両者によって挟まれ
る部分はごく僅かであるので、発熱体４の近傍で加熱に
より発生するインクシート２の伸びは巻取りリール１１
の回転負荷により吸収される。 【効果】 加熱により生じたインクシート２の伸びが蓄
積されると記録画像に筋状の未転写記録部が生じるが、
本発明ではインクシート２の伸びが吸収されるため高品
位な画像が得ることができる。
記録装置を提供する。 【構成】 インクシート２は供給リール１０から巻取り
リール１１へと搬送され、記録紙１はキャプスタン８と
ピンチローラ９により搬送される。記録紙１の剛性によ
りサーマルヘッド３に取り付けられたシートガイド６の
突起１３にてインクシート２は記録紙１と突起１３に挟
まれる。しかし、インクシート２が両者によって挟まれ
る部分はごく僅かであるので、発熱体４の近傍で加熱に
より発生するインクシート２の伸びは巻取りリール１１
の回転負荷により吸収される。 【効果】 加熱により生じたインクシート２の伸びが蓄
積されると記録画像に筋状の未転写記録部が生じるが、
本発明ではインクシート２の伸びが吸収されるため高品
位な画像が得ることができる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はビデオプリンタ等に代表
されるインクシートと記録紙を用いて記録紙に画像や文
字を形成する熱転写記録装置に関するものである。
されるインクシートと記録紙を用いて記録紙に画像や文
字を形成する熱転写記録装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来の熱転写記録装置について図面を参
照しながら説明する。
照しながら説明する。
【０００３】図６は従来の熱転写記録装置の正面図であ
る。図中の番号の１は記録紙、２は薄い帯状のフィルム
にインクを塗布したインクシート、３はサーマルヘッ
ド、４はサーマルヘッド上に設けられた発熱体、５は金
属の円柱の周囲をゴムで囲ったプラテン、６は板金から
なるシートガイド、７はサーマルヘッド３上に設けられ
ＩＣ等からなる駆動部であり発熱体４を選択的に通電し
発熱させる役割がある。シートガイド６は駆動部７を外
部より保護する役目と、インクシート２を案内する役目
を持つ。８はキャプスタン、９はピンチローラである。
キャプスタン８は図示しない第１の駆動源からの駆動力
により回転し、ピンチローラ９と共に記録紙１を保持し
搬送させる。キャプスタン８とピンチローラ９と図示し
ない第１の駆動源から記録紙搬送手段を形成する。１０
は未使用のインクシート２を券回した供給側リール、１
１は使用後のインクシートを巻取る巻取りリールであ
る。供給リール１０は図示しない第２の駆動源からの駆
動力により回転する。供給リール１０と図示しない第２
の駆動源よりシート搬送手段を形成する。１２はサーマ
ルヘッド３に取り付けられインクシート２を案内する折
り曲げた板金からなるガイドである。
る。図中の番号の１は記録紙、２は薄い帯状のフィルム
にインクを塗布したインクシート、３はサーマルヘッ
ド、４はサーマルヘッド上に設けられた発熱体、５は金
属の円柱の周囲をゴムで囲ったプラテン、６は板金から
なるシートガイド、７はサーマルヘッド３上に設けられ
ＩＣ等からなる駆動部であり発熱体４を選択的に通電し
発熱させる役割がある。シートガイド６は駆動部７を外
部より保護する役目と、インクシート２を案内する役目
を持つ。８はキャプスタン、９はピンチローラである。
キャプスタン８は図示しない第１の駆動源からの駆動力
により回転し、ピンチローラ９と共に記録紙１を保持し
搬送させる。キャプスタン８とピンチローラ９と図示し
ない第１の駆動源から記録紙搬送手段を形成する。１０
は未使用のインクシート２を券回した供給側リール、１
１は使用後のインクシートを巻取る巻取りリールであ
る。供給リール１０は図示しない第２の駆動源からの駆
動力により回転する。供給リール１０と図示しない第２
の駆動源よりシート搬送手段を形成する。１２はサーマ
ルヘッド３に取り付けられインクシート２を案内する折
り曲げた板金からなるガイドである。
【０００４】以上の様に構成された従来の熱転写記録装
置の動作を説明する。記録時にはインクシート２と記録
紙１とを介しサーマルヘッド３をプラテン５に押圧させ
る。キャプスタン８は図示しない第１の駆動源により図
中で反時計回りに回転し、キャプスタン８とピンチロー
ラ９に保持された記録紙１は図中で左側に搬送される。
同時に図示しない第２の駆動源により巻取りリール１１
を図中の反時計回りに回転させることで、インクシート
２を巻き取る。この様に、インクシート２は供給リール
１０を上流、巻取りリール１１を下流として図中の右か
ら左へ搬送される。この状態において発熱体４に通電を
行い発熱体４を発熱させ、この熱によりインクシート２
に塗布されたインクを記録紙１上に転写させる。
置の動作を説明する。記録時にはインクシート２と記録
紙１とを介しサーマルヘッド３をプラテン５に押圧させ
る。キャプスタン８は図示しない第１の駆動源により図
中で反時計回りに回転し、キャプスタン８とピンチロー
ラ９に保持された記録紙１は図中で左側に搬送される。
同時に図示しない第２の駆動源により巻取りリール１１
を図中の反時計回りに回転させることで、インクシート
２を巻き取る。この様に、インクシート２は供給リール
１０を上流、巻取りリール１１を下流として図中の右か
ら左へ搬送される。この状態において発熱体４に通電を
行い発熱体４を発熱させ、この熱によりインクシート２
に塗布されたインクを記録紙１上に転写させる。
【０００５】以上の動作を行うことで、記録紙１上に所
望の画像を得ることができる。
望の画像を得ることができる。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな構成では、記録紙１がその剛性によりインクシート
２を介してシートガイド６に押し付けられる。この為、
インクシート２はその全幅がシートガイド６と記録紙１
により挟まれた状態になる。発熱体４により加熱された
インクシート２は発熱体４の近傍で部分的に伸びるが、
上流側のインクシート２はシートガイド６と記録紙１と
に挟まれたまま記録紙１と一緒に搬送されようとする。
このとき供給リール１０の回転負荷はインクシート２の
搬送におけるバックテンションとして作用し、発熱体４
の近傍で生じたインクシート２の伸びを吸収する働きが
有るが、インクシート２がシートガイド６と記録紙１と
に強く挟まれている場合はインクシート２の伸びを吸収
する事は出来ない。上記従来例の場合はインクシート２
が全幅にわたって記録紙１とシートガイド６とに挟まれ
ているためインクシート２の伸びは吸収されない。よっ
て、記録が進むと共に発熱体４の近傍にインクシート２
の伸びた分が蓄積される。この状態が図７である。この
蓄積された伸びがある程度大きくなると、インクシート
２がたるんだ状態で発熱体４へ搬送され、インクシート
２が折れ曲がったまま記録動作が行われる。このインク
シート２の折り目の部分（シワ）は転写が行われないた
め記録紙１には筋状の未転写部が生じ画像の品位を損な
うという問題を有していた。
うな構成では、記録紙１がその剛性によりインクシート
２を介してシートガイド６に押し付けられる。この為、
インクシート２はその全幅がシートガイド６と記録紙１
により挟まれた状態になる。発熱体４により加熱された
インクシート２は発熱体４の近傍で部分的に伸びるが、
上流側のインクシート２はシートガイド６と記録紙１と
に挟まれたまま記録紙１と一緒に搬送されようとする。
このとき供給リール１０の回転負荷はインクシート２の
搬送におけるバックテンションとして作用し、発熱体４
の近傍で生じたインクシート２の伸びを吸収する働きが
有るが、インクシート２がシートガイド６と記録紙１と
に強く挟まれている場合はインクシート２の伸びを吸収
する事は出来ない。上記従来例の場合はインクシート２
が全幅にわたって記録紙１とシートガイド６とに挟まれ
ているためインクシート２の伸びは吸収されない。よっ
て、記録が進むと共に発熱体４の近傍にインクシート２
の伸びた分が蓄積される。この状態が図７である。この
蓄積された伸びがある程度大きくなると、インクシート
２がたるんだ状態で発熱体４へ搬送され、インクシート
２が折れ曲がったまま記録動作が行われる。このインク
シート２の折り目の部分（シワ）は転写が行われないた
め記録紙１には筋状の未転写部が生じ画像の品位を損な
うという問題を有していた。
【０００７】本発明は上記問題点に鑑み、シワによる未
転写部の生じない熱転写記録装置を提供するものであ
る。
転写部の生じない熱転写記録装置を提供するものであ
る。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに本発明の熱転写記録装置は、記録紙と、インクを塗
布したインクシートと、発熱体を有するサーマルヘッド
と、記録紙及びインクシートをサーマルヘッドとで挟む
プラテンと、記録紙を搬送させる記録紙搬送手段と、イ
ンクシートを搬送させるシート搬送手段と、発熱体より
も上流側に位置しインクシートを案内するシートガイド
を設け、シートガイドのインクシートとの接触する側に
突起を設けた構成からなるものである。
めに本発明の熱転写記録装置は、記録紙と、インクを塗
布したインクシートと、発熱体を有するサーマルヘッド
と、記録紙及びインクシートをサーマルヘッドとで挟む
プラテンと、記録紙を搬送させる記録紙搬送手段と、イ
ンクシートを搬送させるシート搬送手段と、発熱体より
も上流側に位置しインクシートを案内するシートガイド
を設け、シートガイドのインクシートとの接触する側に
突起を設けた構成からなるものである。
【０００９】また、本発明の熱転写記録装置は、記録紙
と、インクを塗布したインクシートと、発熱体を有する
サーマルヘッドと、記録紙及びインクシートをサーマル
ヘッドとで挟むプラテンと、記録紙を搬送させる記録紙
搬送手段と、インクシートを搬送させるシート搬送手段
とからなり、サーマルヘッドには発熱体へ選択的に通電
を行う駆動部が発熱体よりも上流に設けられており、サ
ーマルヘッドには駆動部がインクシートと接触しないよ
う保護カバーが設けられており、保護カバーのインクシ
ートとの接触する側に突起を設けた構成からなるもので
ある。
と、インクを塗布したインクシートと、発熱体を有する
サーマルヘッドと、記録紙及びインクシートをサーマル
ヘッドとで挟むプラテンと、記録紙を搬送させる記録紙
搬送手段と、インクシートを搬送させるシート搬送手段
とからなり、サーマルヘッドには発熱体へ選択的に通電
を行う駆動部が発熱体よりも上流に設けられており、サ
ーマルヘッドには駆動部がインクシートと接触しないよ
う保護カバーが設けられており、保護カバーのインクシ
ートとの接触する側に突起を設けた構成からなるもので
ある。
【００１０】また、本発明の熱転写記録装置は、突起が
長軸を概ねインクシートの搬送方向とする略長円状、或
いは略平行四辺形状である構成からなるものである。
長軸を概ねインクシートの搬送方向とする略長円状、或
いは略平行四辺形状である構成からなるものである。
【００１１】また、本発明の熱転写記録装置は、突起が
インクシートの搬送方向に直角な方向に複数個設けられ
ており、長軸の下流側がシートガイド或いは保護カバー
の外側に傾いている構成からなるものである。
インクシートの搬送方向に直角な方向に複数個設けられ
ており、長軸の下流側がシートガイド或いは保護カバー
の外側に傾いている構成からなるものである。
【００１２】また、本発明の熱転写記録装置は、突起の
断面が下流側が曲率の大きなカーブとなっている流滴状
である構成からなるものである。
断面が下流側が曲率の大きなカーブとなっている流滴状
である構成からなるものである。
【００１３】
【作用】本発明は上記した構成によって、記録紙の剛性
により記録紙がインクシートを介しシートガイドに押し
つけられるのはシートガイド上に設けた突起とだけであ
る。シートガイドと記録紙とに挟まれたインクシートは
上流側の搬送負荷から生じるバックテンションが加熱に
より発熱体近傍で生じたインクシートの伸びを吸収出来
ない。しかし、インクシートがシートガイドと記録紙と
に挟まれているのは突起の箇所だけであり、大部分のイ
ンクシートはシートガイドと記録紙に挟まれていない状
態にある。よって、インクシートの伸びはバックテンシ
ョンにより吸収されるのでシワによる未転写部が生じな
い熱転写記録装置を得ることができる。
により記録紙がインクシートを介しシートガイドに押し
つけられるのはシートガイド上に設けた突起とだけであ
る。シートガイドと記録紙とに挟まれたインクシートは
上流側の搬送負荷から生じるバックテンションが加熱に
より発熱体近傍で生じたインクシートの伸びを吸収出来
ない。しかし、インクシートがシートガイドと記録紙と
に挟まれているのは突起の箇所だけであり、大部分のイ
ンクシートはシートガイドと記録紙に挟まれていない状
態にある。よって、インクシートの伸びはバックテンシ
ョンにより吸収されるのでシワによる未転写部が生じな
い熱転写記録装置を得ることができる。
【００１４】また、突起の長軸が下流側で外側に開くこ
とにより突起の下流側においてインクシートを幅方向に
広げようとする力が発生する。インクシートを幅方向に
広げようとする力は、その直角方向である搬送方向には
インクシートを縮ませようとするので、インクシートの
伸びを吸収する働きがあり、シワによる未転写部の発生
をより効果的に防止できる。
とにより突起の下流側においてインクシートを幅方向に
広げようとする力が発生する。インクシートを幅方向に
広げようとする力は、その直角方向である搬送方向には
インクシートを縮ませようとするので、インクシートの
伸びを吸収する働きがあり、シワによる未転写部の発生
をより効果的に防止できる。
【００１５】また、突起の断面を下流側を曲率の大きな
カーブとした流滴状とすることで、記録紙がインクシー
トを介してシートガイドに接するのは突起の下流側の一
部だけであるが、インクシートは曲率の緩やかな突起の
上流側とも接する。よって、インクシートが突起との摩
擦による搬送負荷が増え、バックテンションが増加す
る。これによりインクシートの伸びがより吸収され易い
ので、シワによる未転写部の発生をより効果的に防止す
ることが出来る。
カーブとした流滴状とすることで、記録紙がインクシー
トを介してシートガイドに接するのは突起の下流側の一
部だけであるが、インクシートは曲率の緩やかな突起の
上流側とも接する。よって、インクシートが突起との摩
擦による搬送負荷が増え、バックテンションが増加す
る。これによりインクシートの伸びがより吸収され易い
ので、シワによる未転写部の発生をより効果的に防止す
ることが出来る。
【００１６】
【実施例】以下本発明の一実施例の熱転写記録装置につ
いて、図面を参照しながら説明する。
いて、図面を参照しながら説明する。
【００１７】図１は第１の実施例の熱転写記録装置の正
面図である。図中の番号で図６と同一のものは同じ構成
要素を示す。図中番号の１３はシートガイド６のインク
シート２との接触面側に設けられた突起である。
面図である。図中の番号で図６と同一のものは同じ構成
要素を示す。図中番号の１３はシートガイド６のインク
シート２との接触面側に設けられた突起である。
【００１８】図２はシートガイド６を示す図で正面図と
側面断面図である。突起１３は複数個設けられており、
それぞれ１３ａ、１３ｂ，１３ｃ，１３ｄ、１３ｅの番
号を付けている。なお、以上の５個の突起を特に区別し
ないときは、総称して突起１３と呼ぶことにする。突起
１３は略長円状の形状をしておりその長軸は概ねインク
シート２の搬送方向を向いている。シートガイド６の中
央に位置する突起１３ｃを除き、各突起の長軸は下流側
が外側を向いており、その傾きは一番外側の突起１３ａ
及び１３ｅが大きくこれらより内側に位置する突起１３
ｂ及び１３ｃの傾きは小さく設けられている。
側面断面図である。突起１３は複数個設けられており、
それぞれ１３ａ、１３ｂ，１３ｃ，１３ｄ、１３ｅの番
号を付けている。なお、以上の５個の突起を特に区別し
ないときは、総称して突起１３と呼ぶことにする。突起
１３は略長円状の形状をしておりその長軸は概ねインク
シート２の搬送方向を向いている。シートガイド６の中
央に位置する突起１３ｃを除き、各突起の長軸は下流側
が外側を向いており、その傾きは一番外側の突起１３ａ
及び１３ｅが大きくこれらより内側に位置する突起１３
ｂ及び１３ｃの傾きは小さく設けられている。
【００１９】以上の構成の熱転写記録装置の動作につい
て説明する。記録時動作は従来例の熱転写記録装置と同
様であり、インクシート２と記録紙１とを介しサーマル
ヘッド３をプラテン５に押圧させる。キャプスタン８は
図示しない第１の駆動源により図中で反時計回りに回転
し、キャプスタン８とピンチローラ９に保持された記録
紙１は図中で左側に搬送される。同時に図示しない第２
の駆動源により巻取りリール１１を図中の反時計回りに
回転させることで、インクシート２を巻き取っていく。
これによりインクシート２は供給リール１０を上流、巻
取りリール１１を下流として図中の右から左へ搬送され
る。以上の状態において発熱体４に通電を行い発熱体４
を発熱させ、この熱によりインクシート２に塗布された
インクを記録紙１上に転写させる。
て説明する。記録時動作は従来例の熱転写記録装置と同
様であり、インクシート２と記録紙１とを介しサーマル
ヘッド３をプラテン５に押圧させる。キャプスタン８は
図示しない第１の駆動源により図中で反時計回りに回転
し、キャプスタン８とピンチローラ９に保持された記録
紙１は図中で左側に搬送される。同時に図示しない第２
の駆動源により巻取りリール１１を図中の反時計回りに
回転させることで、インクシート２を巻き取っていく。
これによりインクシート２は供給リール１０を上流、巻
取りリール１１を下流として図中の右から左へ搬送され
る。以上の状態において発熱体４に通電を行い発熱体４
を発熱させ、この熱によりインクシート２に塗布された
インクを記録紙１上に転写させる。
【００２０】カラー画像を得るためには、イエロー、マ
ゼンタ、シアンの３種類のインクがそれぞれ記録画面と
概ね同じ大きさで順次塗布されているインクシートを用
いることで得られる。この際、最初にイエローのインク
により記録紙１上にイエローの画像を形成する。イエロ
ーの記録の終了後、図示しない動力源によりサーマルヘ
ッド３をプラテン５より離間させる。この状態が図３で
ある。図３の状態で図示しない第２の駆動源により巻取
りリール１１を反時計方向に回転させインクシート２の
マゼンタが塗布されている部分の頭出しを行うと共に、
キャプスタン８を時計方向に回転させ、記録紙１を図中
の左側から右側へ搬送させ、記録紙１の頭出しを行う。
インクシート２のマゼンタ部と記録紙１の頭出しの終了
後、図示しない動力源により再びサーマルヘッド３をプ
ラテン５へ押圧させる。以下、同様にしてマゼンタの記
録をイエローの画像の上に重ねて行いマゼンタの記録終
了後、サーマルヘッド３をプラテン５より離間させ、イ
ンクシート２のシアン部と記録紙１の頭出しをそれぞれ
行い、再びサーマルヘッド３をプラテン５へ押圧させシ
アンの記録を行う。以上の様に、イエロー、マゼンタ、
シアンの記録を記録紙１上に重ねて行うことにより、カ
ラー画像を得ることが出来る。
ゼンタ、シアンの３種類のインクがそれぞれ記録画面と
概ね同じ大きさで順次塗布されているインクシートを用
いることで得られる。この際、最初にイエローのインク
により記録紙１上にイエローの画像を形成する。イエロ
ーの記録の終了後、図示しない動力源によりサーマルヘ
ッド３をプラテン５より離間させる。この状態が図３で
ある。図３の状態で図示しない第２の駆動源により巻取
りリール１１を反時計方向に回転させインクシート２の
マゼンタが塗布されている部分の頭出しを行うと共に、
キャプスタン８を時計方向に回転させ、記録紙１を図中
の左側から右側へ搬送させ、記録紙１の頭出しを行う。
インクシート２のマゼンタ部と記録紙１の頭出しの終了
後、図示しない動力源により再びサーマルヘッド３をプ
ラテン５へ押圧させる。以下、同様にしてマゼンタの記
録をイエローの画像の上に重ねて行いマゼンタの記録終
了後、サーマルヘッド３をプラテン５より離間させ、イ
ンクシート２のシアン部と記録紙１の頭出しをそれぞれ
行い、再びサーマルヘッド３をプラテン５へ押圧させシ
アンの記録を行う。以上の様に、イエロー、マゼンタ、
シアンの記録を記録紙１上に重ねて行うことにより、カ
ラー画像を得ることが出来る。
【００２１】ここで、図１より明らかなようにインクシ
ート２は突起１３と記録紙１とで挟まれているが、その
接触面積はごく僅かである。また、突起１３は図２の様
にシートガイド６の全幅に設けられているのではなく、
幅方向の一部分を占めているのにすぎない。よって、供
給リール１０の回転負荷をはじめとする上流側のインク
シートの搬送負荷によるバックテンションが加熱により
発熱体４の近傍で伸びたインクシートの伸びを吸収す
る。
ート２は突起１３と記録紙１とで挟まれているが、その
接触面積はごく僅かである。また、突起１３は図２の様
にシートガイド６の全幅に設けられているのではなく、
幅方向の一部分を占めているのにすぎない。よって、供
給リール１０の回転負荷をはじめとする上流側のインク
シートの搬送負荷によるバックテンションが加熱により
発熱体４の近傍で伸びたインクシートの伸びを吸収す
る。
【００２２】さらに、シートガイド６の中央に位置する
突起１３ｃを除き、各突起の長軸は下流側が外側を向い
ることにより、インクシート２は突起１３の下流側で幅
方向に広げようとする力が発生する。インクシート２を
幅方向に広げようとする力は、その直角方向である搬送
方向にはインクシート２を縮ませようとするので、イン
クシート２の伸びをさらに吸収する働きがある。
突起１３ｃを除き、各突起の長軸は下流側が外側を向い
ることにより、インクシート２は突起１３の下流側で幅
方向に広げようとする力が発生する。インクシート２を
幅方向に広げようとする力は、その直角方向である搬送
方向にはインクシート２を縮ませようとするので、イン
クシート２の伸びをさらに吸収する働きがある。
【００２３】尚、突起１３ａ及び１３ｅの方が、これら
より内側に位置する突起１３ｂ及び１３ｃよりも下流側
が大きく外側に広がっているのは、インクシート２を全
幅において幅方向に広げる為にインクシート２の外側部
は内側部より、より一層外側に引っ張る必要が有るため
である。
より内側に位置する突起１３ｂ及び１３ｃよりも下流側
が大きく外側に広がっているのは、インクシート２を全
幅において幅方向に広げる為にインクシート２の外側部
は内側部より、より一層外側に引っ張る必要が有るため
である。
【００２４】以上、本実施例によれば、シートガイド６
に突起１３を設けることによりシワによる未転写部の発
生を防止する熱転写記録装置を得ることが出来る。
に突起１３を設けることによりシワによる未転写部の発
生を防止する熱転写記録装置を得ることが出来る。
【００２５】尚、突起１３の高さは０．５ｍｍから１ｍ
ｍ程度であれば良い。また、突起の形状は図４の様な略
平行四辺形の形でも良い。図４は本発明の第２の実施例
のシートガイドの正面図である。尚、側面断面図は図２
のそれと同様である。図中番号の１４は突起である。こ
の場合は、インクシート２を介して記録紙１がシートガ
イド６に接触する面積が増えるので、記録紙１が突起１
４から受ける圧力が減少し、記録紙１の表面に傷が付き
難くなる利点がある。
ｍ程度であれば良い。また、突起の形状は図４の様な略
平行四辺形の形でも良い。図４は本発明の第２の実施例
のシートガイドの正面図である。尚、側面断面図は図２
のそれと同様である。図中番号の１４は突起である。こ
の場合は、インクシート２を介して記録紙１がシートガ
イド６に接触する面積が増えるので、記録紙１が突起１
４から受ける圧力が減少し、記録紙１の表面に傷が付き
難くなる利点がある。
【００２６】さらに、突起の断面は図５の様な形状でも
良い。図５は本発明の第３の実施例の主要部の正面図で
ある。図中番号の１５は突起であり、下流側が曲率の大
きなカーブとなった流滴状の断面である。この形状にお
いては、記録紙１がインクシート２を介してシートガイ
ド６に接するのは突起１５の下流側の一部だけである
が、インクシート２は曲率の緩やかな突起１５の上流側
とも接する。よって、インクシート２の突起１５との摩
擦による搬送負荷が増え、バックテンションが増加す
る。これによりインクシート２の伸びがより吸収される
ので、シワによる未転写部の発生より効果的に防止する
ことが出来る。
良い。図５は本発明の第３の実施例の主要部の正面図で
ある。図中番号の１５は突起であり、下流側が曲率の大
きなカーブとなった流滴状の断面である。この形状にお
いては、記録紙１がインクシート２を介してシートガイ
ド６に接するのは突起１５の下流側の一部だけである
が、インクシート２は曲率の緩やかな突起１５の上流側
とも接する。よって、インクシート２の突起１５との摩
擦による搬送負荷が増え、バックテンションが増加す
る。これによりインクシート２の伸びがより吸収される
ので、シワによる未転写部の発生より効果的に防止する
ことが出来る。
【００２７】尚、本実施例ではサーマルヘッドが移動し
てプラテンに押圧、離間を行う構成となっていたが、サ
ーマルヘッドは固定でプラテンが移動する構成となって
も何等差し支え無い。
てプラテンに押圧、離間を行う構成となっていたが、サ
ーマルヘッドは固定でプラテンが移動する構成となって
も何等差し支え無い。
【００２８】また、本実施例では、シートガイド６は駆
動部７を保護する保護カバーを兼ねているが、それぞれ
独立した構成でも良い。
動部７を保護する保護カバーを兼ねているが、それぞれ
独立した構成でも良い。
【００２９】
【発明の効果】以上のように本発明の熱転写記録装置
は、記録紙と、インクを塗布したインクシートと、発熱
体を有するサーマルヘッドと、記録紙及びインクシート
をサーマルヘッドとで挟むプラテンと、記録紙を搬送さ
せる記録紙搬送手段と、インクシートを搬送させるシー
ト搬送手段と、発熱体よりも上流側に位置しインクシー
トを案内するシートガイドを設け、シートガイドのイン
クシートとの接触する側に突起を設けたことにより、簡
単な構成でシワによる未転写部の発生を防ぐことがで
き、高品位な画像を得ることができる。
は、記録紙と、インクを塗布したインクシートと、発熱
体を有するサーマルヘッドと、記録紙及びインクシート
をサーマルヘッドとで挟むプラテンと、記録紙を搬送さ
せる記録紙搬送手段と、インクシートを搬送させるシー
ト搬送手段と、発熱体よりも上流側に位置しインクシー
トを案内するシートガイドを設け、シートガイドのイン
クシートとの接触する側に突起を設けたことにより、簡
単な構成でシワによる未転写部の発生を防ぐことがで
き、高品位な画像を得ることができる。
【００３０】また、本発明の熱転写記録装置は、記録紙
と、インクを塗布したインクシートと、発熱体を有する
サーマルヘッドと、記録紙及びインクシートをサーマル
ヘッドとで挟むプラテンと、記録紙を搬送させる記録紙
搬送手段と、インクシートを搬送させるシート搬送手段
とからなり、サーマルヘッドには発熱体へ選択的に通電
を行う駆動部が発熱体よりも上流に設けられており、サ
ーマルヘッドには駆動部がインクシートと接触しないよ
う保護カバーが設けられており、保護カバーのインクシ
ートとの接触する側に突起を設けることで、保護カバー
とシートガイドを兼用するので安価な方法でシワによる
未転写部の発生を防ぐことができ、高品位な画像を得る
ことができる。
と、インクを塗布したインクシートと、発熱体を有する
サーマルヘッドと、記録紙及びインクシートをサーマル
ヘッドとで挟むプラテンと、記録紙を搬送させる記録紙
搬送手段と、インクシートを搬送させるシート搬送手段
とからなり、サーマルヘッドには発熱体へ選択的に通電
を行う駆動部が発熱体よりも上流に設けられており、サ
ーマルヘッドには駆動部がインクシートと接触しないよ
う保護カバーが設けられており、保護カバーのインクシ
ートとの接触する側に突起を設けることで、保護カバー
とシートガイドを兼用するので安価な方法でシワによる
未転写部の発生を防ぐことができ、高品位な画像を得る
ことができる。
【００３１】また、本発明の熱転写記録装置は、突起が
長軸を概ねインクシートの搬送方向とする略長円状、或
いは略平行四辺形状の構成とすることで、記録紙の表面
に傷が付き難くシワによる未転写部の発生を防ぐことが
でき、高品位な画像を得ることができる。特に略平行四
辺形の形状の場合はこの効果が顕著である。
長軸を概ねインクシートの搬送方向とする略長円状、或
いは略平行四辺形状の構成とすることで、記録紙の表面
に傷が付き難くシワによる未転写部の発生を防ぐことが
でき、高品位な画像を得ることができる。特に略平行四
辺形の形状の場合はこの効果が顕著である。
【００３２】また、本発明の熱転写記録装置は、突起が
インクシートの搬送方向に直角な方向に複数個設けられ
ており、長軸の下流側がシートガイド或いは保護カバー
の外側に傾いている構成とすることで、インクシートを
幅方向に伸ばす力が発生するのでインクシートの伸びが
吸収され、シワによる未転写部の発生をより効果的に防
止し、高品位な画像を得ることができる。
インクシートの搬送方向に直角な方向に複数個設けられ
ており、長軸の下流側がシートガイド或いは保護カバー
の外側に傾いている構成とすることで、インクシートを
幅方向に伸ばす力が発生するのでインクシートの伸びが
吸収され、シワによる未転写部の発生をより効果的に防
止し、高品位な画像を得ることができる。
【００３３】また、本発明の熱転写記録装置は、突起の
断面は下流側が曲率の大きなカーブとなっている流滴状
である構成とすることにより、インクシートとシートガ
イドの接触が増えインクシートの搬送負荷が増えるの
で、シワによる未転写部の発生をより効果的に防止し、
高品位な画像を得ることができる。
断面は下流側が曲率の大きなカーブとなっている流滴状
である構成とすることにより、インクシートとシートガ
イドの接触が増えインクシートの搬送負荷が増えるの
で、シワによる未転写部の発生をより効果的に防止し、
高品位な画像を得ることができる。
【図１】本発明の第１の実施例における熱転写記録装置
の正面図
の正面図
【図２】同実施例におけるシートガイドの正面図と側面
断面図
断面図
【図３】同実施例における熱転写記録装置の動作を説明
する正面図
する正面図
【図４】本発明の第２の実施例におけるシートガイドの
正面図
正面図
【図５】本発明の第３の実施例における主要部の正面図
【図６】従来の熱転写記録装置の正面図
【図７】従来の熱転写記録装置のインクシートの伸びを
説明する図
説明する図
１ 記録紙 ２ インクシート ３ サーマルヘッド ４ 発熱体 ５ プラテン ６ シートガイド ７ 駆動部
Claims (5)
- 【請求項１】 記録紙と、インクを塗布したインクシー
トと、発熱体を有するサーマルヘッドと、前記記録紙及
び前記インクシートを前記サーマルヘッドとで挟むプラ
テンと、前記記録紙を搬送させる記録紙搬送手段と、前
記インクシートを搬送させるシート搬送手段と、前記発
熱体よりも上流側に位置し前記インクシートを案内する
シートガイドを設け、前記シートガイドの前記インクシ
ートとの接触する側に突起を設けたことを特徴とする熱
転写記録装置。 - 【請求項２】 記録紙と、インクを塗布したインクシー
トと、発熱体を有するサーマルヘッドと、前記記録紙及
び前記インクシートを前記サーマルヘッドとで挟むプラ
テンと、前記記録紙を搬送させる記録紙搬送手段と、前
記インクシートを搬送させるシート搬送手段とからな
り、前記サーマルヘッドには前記発熱体へ選択的に通電
を行う駆動部が前記発熱体よりも上流に設けられてお
り、前記サーマルヘッドには前記駆動部が前記インクシ
ートと接触しないよう保護カバーが設けられており、前
記保護カバーの前記インクシートとの接触する側に突起
を設けたことを特徴とする熱転写記録装置。 - 【請求項３】 前記突起は長軸を概ね前記インクシート
の搬送方向とする略長円状、或いは略平行四辺形状であ
ることを特徴とする請求項１または２記載の熱転写記録
装置。 - 【請求項４】 前記突起は前記インクシートの搬送方向
に直角な方向に複数個設けられており、前記長軸の下流
側が前記シートガイド或いは前記保護カバーの外側に傾
いていることを特徴とする請求項３記載の熱転写記録装
置。 - 【請求項５】 前記突起の断面は下流側が曲率の大きな
カーブとなっている流滴状であることを特徴とする請求
項３記載の熱転写記録装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23691094A JP3129109B2 (ja) | 1994-09-30 | 1994-09-30 | 熱転写記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23691094A JP3129109B2 (ja) | 1994-09-30 | 1994-09-30 | 熱転写記録装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0899421A true JPH0899421A (ja) | 1996-04-16 |
| JP3129109B2 JP3129109B2 (ja) | 2001-01-29 |
Family
ID=17007573
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23691094A Expired - Fee Related JP3129109B2 (ja) | 1994-09-30 | 1994-09-30 | 熱転写記録装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3129109B2 (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007022016A (ja) * | 2005-07-21 | 2007-02-01 | Alps Electric Co Ltd | インクリボンカセット |
| JP2007083658A (ja) * | 2005-09-26 | 2007-04-05 | Brother Ind Ltd | 印刷装置 |
| JP2007223269A (ja) * | 2006-02-27 | 2007-09-06 | Sanyo Electric Co Ltd | 印刷装置 |
| JP2011110709A (ja) * | 2009-11-24 | 2011-06-09 | Canon Inc | 印刷装置 |
| WO2014104170A1 (ja) * | 2012-12-28 | 2014-07-03 | 京セラ株式会社 | サーマルヘッドおよびこれを備えるサーマルプリンタ |
-
1994
- 1994-09-30 JP JP23691094A patent/JP3129109B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007022016A (ja) * | 2005-07-21 | 2007-02-01 | Alps Electric Co Ltd | インクリボンカセット |
| JP2007083658A (ja) * | 2005-09-26 | 2007-04-05 | Brother Ind Ltd | 印刷装置 |
| JP2007223269A (ja) * | 2006-02-27 | 2007-09-06 | Sanyo Electric Co Ltd | 印刷装置 |
| JP4637035B2 (ja) * | 2006-02-27 | 2011-02-23 | 三洋電機株式会社 | 印刷装置 |
| JP2011110709A (ja) * | 2009-11-24 | 2011-06-09 | Canon Inc | 印刷装置 |
| WO2014104170A1 (ja) * | 2012-12-28 | 2014-07-03 | 京セラ株式会社 | サーマルヘッドおよびこれを備えるサーマルプリンタ |
| JP5801003B2 (ja) * | 2012-12-28 | 2015-10-28 | 京セラ株式会社 | サーマルヘッドおよびこれを備えるサーマルプリンタ |
| US9403376B2 (en) | 2012-12-28 | 2016-08-02 | Kyocera Corporation | Thermal head and thermal printer equipped with the thermal head |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3129109B2 (ja) | 2001-01-29 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |