JPH089938A - ゼリー飲食品の製造方法 - Google Patents

ゼリー飲食品の製造方法

Info

Publication number
JPH089938A
JPH089938A JP6187677A JP18767794A JPH089938A JP H089938 A JPH089938 A JP H089938A JP 6187677 A JP6187677 A JP 6187677A JP 18767794 A JP18767794 A JP 18767794A JP H089938 A JPH089938 A JP H089938A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
jelly
water
substance
food
pure water
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6187677A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomio Sahashi
富夫 佐橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daito Nyugyo Kk
Original Assignee
Daito Nyugyo Kk
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daito Nyugyo Kk filed Critical Daito Nyugyo Kk
Priority to JP6187677A priority Critical patent/JPH089938A/ja
Publication of JPH089938A publication Critical patent/JPH089938A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Non-Alcoholic Beverages (AREA)
  • Jellies, Jams, And Syrups (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 難水溶性食品やミネラル物質を包含して全体
に分散させたゼリー飲食品の製造 【構成】 難水溶性食品及びミネラル物質と、増粘多糖
物質と多価金属イオン物質と、砂糖などの調味補助物質
と純水とを任意割合で混合高速撹拌し、撹拌しながら加
熱溶融後流水中で冷却して凝固させ、飲料に適する大き
さに細断してゼリー粒とし、乳酸カルシウムと無水クエ
ン酸と砂糖と純水とからなる浸漬液にゼリー粒浸漬する
と共に、別に牛乳液・果汁シロップ液などの補助液と純
水を任意割合で混合して食味用補助液とし、前記ゼリー
粒を水切して飲料用缶に、又食味用補助液を別々に或は
同時に適量を充填して蓋し、高温殺菌後連続回転しなが
ら冷却するようにしたもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はゲル化素材を用いてゼリ
ーの飲料或は食品を作るゼリー飲食品の製造方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】科学の発達と生活水準の向上に伴い飲食
品も、一般大衆的なものから高級指向的なものまで食品
製造・料理店等の業界においてもその需要に応えるべく
巾広く準備し対応して来ている。そのような中で飲料関
係においては、自動販売機によってどこでも何時でも自
由に手に入れ飲むことが出来るようになって来ている。
そして単なる飲料水から果実やゼリーを添加したり、更
にはビタミン類などの栄養素までも添加されて来てい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしこのように種々
のものが考えられて販売しているが、固形物のものは底
部に留るか一箇所に集中し飲む時いちいち搖すらなくて
はならず、又搖すって飲んでいる内に再び底部に留ま
り、飲み始は液、飲み終わりは固形物ばかりとなってし
まうため目的を充分に満足させることが出来ない。更に
匂いの強いニンニクや比重の大きい米などの穀類或は野
菜片は使用出来ず利用範囲も限界がある。又、ゼリーの
入った飲料も有るがやはり底部に留って固形物と同じ状
態となってしまう。このように飲料として又、ゼリー製
品として飲食に当たって非常に不都合を感じていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような不都
合を解消し、どのような難水溶性食品やミネラル物質を
用いても、栄養の破壊や風味の低下を防ぎ美味しく飲食
することが出来るゼリー飲食品製造方法を提供せんとす
るものである。
【0005】米やトウモロコシ粒など難水溶性食品及び
ミネラル物質と、カラギナン・ローカストビーンガムな
どの増粘多糖物質と、乳酸カルシウム・クエン酸ナトリ
ウムなど多価金属イオン物質と無水クエン酸・砂糖など
の調味物質と純水とを1〜3:0.5〜2:0.2〜
1:10〜15:80〜90の割合で混合し、高速撹拌
して分散させる予備工程と、撹拌しながら約100°前
後まで加熱溶融し蒸発分を補給して流水中で冷却して凝
固させてゼリーとする加熱冷却工程と、凝固したゼリー
を飲食に適する大きさ2mm〜10mmの大きさに細断
してゼリー粒とする細断工程と、乳酸カルシウムと無水
クエン酸と砂糖と純水とからなる浸漬液にゼリー粒を約
20分間浸漬し、ゼリー粒表面の硬化と耐熱性を強化す
る表面処理工程と、牛乳液・スープ液・果汁シロップ液
などの補助液と純水を10〜25:75〜90の割合で
混合して食味用補助液とする補助液工程と、表面処理工
程の終了したゼリー粒を水切して所定大きさの飲料用の
缶に約20%前後を、又食味用補助液を約80%前後を
別々に或は同時に充填する充填工程と、缶を蓋してから
70℃10分間高温殺菌後、連続回転しながら冷却し、
食味用補助液のゲル化と共にゼリー粒が分散して安定状
態で固定化される仕上工程とからなるようにしたもので
ある。
【0006】
【作用】高速撹拌によって添加物を均一に分散させ流水
冷却によって難水溶性食品或はミネラル物質を包含した
ゼリー粒を得ることが出来るため、溶解や搾汁などによ
って細胞や栄養の破壊や風味の低下を防ぐことが出来、
米・トウモロコシ・野菜・果物のスライス片を用い特有
のゼリー食品を作ることが出来る。又、表面処理工程に
て表面硬化と耐熱性を強化することによって、表面処理
工程以降の製造工程中におけるゼリー粒の損傷や破損を
防止し歩留りを良くし高品質のゼリー粒として使用する
ことが可能である。更に、連続回転冷却によって、ゼリ
ー粒の分散が充分に行われ且つ食味用補助液のゲル化に
よってゼリー粒の分散状態を安定させて固定化し、ゼリ
ー粒の一方への片寄りを無くし飲料食製品として独特の
風味を出し製品の価値を高めることが出来る。
【0007】
【実施例】以下本発明の実施例について説明する。本実
施例は牛乳カルシウム強化果汁ゼリー飲料の場合であ
る。純水に添加混合するミネラル物質・増粘多糖物質・
多価金属イオン物質・調味物質の割合と使用品名を表1
に示す。
【0008】
【表1】
【0009】ミネラル物質・増粘多糖物質・多価金属イ
オン物質・調味補助物質・純水とを表1に示した割合で
混合し、高速撹拌して分散させる予備工程を行い、通常
撹拌しながら95℃程度まで加熱溶解し、加熱にて蒸発
した分を温水にて補給し、流水中で冷却して凝固させる
加熱冷却工程を行ってカルシウム・ミネラル物質を包含
したゼリーとする。更に凝固したゼリーを飲食に適する
大きさ5mm角に細断する細断工程にてゼリー粒とす
る。そして乳酸カルシウム0.7%・無水クエン酸0.
27%・砂糖12%・純水87.3%を混合した浸漬液
にゼリー粒を20分間浸漬物する表面処理工程にてゼリ
ー粒表面の硬化と耐熱性を強化し次工程以降においてゼ
リー粒の損傷を防ぎ歩留まりを良くしロスを少なくす
る。このようにゼリー粒の準備をすると共に、他方で補
助液工程にて食味用補助液を準備する。食味用補助液と
しては、果汁を混合した補助液としその配合成分を表2
に示す。
【0010】
【表2】
【0011】表面処理工程の終了したゼリー粒を水切り
して250mlの缶に50gを第1次充填すると共に、
連続的に準備した食味用補助液を第2次充填して充填工
程が終わる。充填が終わると缶を蓋してから75℃で1
0分間殺菌処理を行い、後に連続回転しながら冷却する
仕上工程を行ってゼリー粒を缶内に均一に分散させ且つ
食味用補助液のゲル化によって分散したゼリー粒を安定
状態で固定化して行き、一箇所に片寄らず飲み始めから
終わるまで同じ状態のものとして飲むことが出来る。
【0012】
【発明の効果】上述の如く本発明は、難水溶性食品・ミ
ネラル物質・増粘多糖類・多価金属イオン物質等の添加
物を分散させながら難水溶性食品・ミネラル物質を包含
したゼリー粒とすることが出来るため、細胞や栄養の破
壊や風味の低下を防ぎ、従来利用したくても出来なかっ
た匂いの強いニンニクなどの多くの食品素材を難水溶食
品として利用することが出来ると共に、ゼリー粒表面の
硬化と耐熱性の強化によって製造中における損傷等によ
るロスを無くして歩留りを良くし、品質良好な飲食品と
することが出来る。更に缶全体にゼリー粒を分散させゲ
ル化によって安定固定化するため、味覚も飲み始めから
終わりまで一定のため舌ざわりが良く、商品価値を高め
る等多くの特長を有し産業利用上非常に優れた発明であ
る。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 米やトウモロコシ粒など難水溶性食品及
    びミネラル物質と、カラギナン・ローカストビーンガム
    などの増粘多糖物質と、乳酸カルシウム・クエン酸ナト
    リウムなどの多価金属イオン物質と無水クエン酸・砂糖
    などの調味物質と純水とを任意の割合で混合し、高速撹
    拌して分散させる予備工程と、 撹拌しながら約100°前後まで加熱溶融し蒸発分を補
    給して流水中で冷却して凝固させてゼリーとする加熱冷
    却工程と、 凝固したゼリーを飲食に適する大きさ2mm〜10mm
    に細断してゼリー粒とする細断工程と、 乳酸カルシウムと無水クエン酸と砂糖と純水とからなる
    浸漬液にゼリー粒を約20分間浸漬し、ゼリー粒表面の
    硬化と耐熱性を強化する表面処理工程と、 牛乳液・スープ液・果汁シロップ液などの補助液と純水
    を10〜25:75〜90の割合で混合して食味用補助
    液とする補助液工程と、 表面処理工程の終了したゼリー粒を水切して所定大きさ
    の飲料用の缶に、又食味用補助液を別々に或は同時に適
    量を充填する充填工程と、 缶を蓋してから70℃10分間高温殺菌後、連続回転し
    ながら冷却し、食味用補助液のゲル化と共にゼリー粒が
    分散して安定状態で固定化される仕上工程とからなるこ
    とを特徴とするゼリー飲食品の製造方法。
  2. 【請求項2】 米やトウモロコシ粒など難水溶性食品及
    びミネラル物質と、カラギナン・ローカストビーンガム
    などの増粘多糖物質と、乳酸カルシウム・クエン酸ナト
    リウムなど多価金属イオン物質と無水クエン酸・砂糖な
    どの調味物質と純水とを任意の割合で混合し、高速撹拌
    して分散させる予備工程と、 撹拌しながら約100°前後まで加熱溶融し蒸発分を補
    給して流水中で冷却して凝固させる加熱冷却工程とから
    なることを特徴とするゼリー食品の製造方法。
JP6187677A 1994-07-05 1994-07-05 ゼリー飲食品の製造方法 Pending JPH089938A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6187677A JPH089938A (ja) 1994-07-05 1994-07-05 ゼリー飲食品の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6187677A JPH089938A (ja) 1994-07-05 1994-07-05 ゼリー飲食品の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH089938A true JPH089938A (ja) 1996-01-16

Family

ID=16210216

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6187677A Pending JPH089938A (ja) 1994-07-05 1994-07-05 ゼリー飲食品の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH089938A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001258517A (ja) * 2000-03-22 2001-09-25 Myojo Foods Co Ltd ゲル状粒子含有液体スープ組成物及びその製造方法
JP2005270105A (ja) * 2004-03-24 2005-10-06 Lotte Chilsung Beverage Co Ltd コンニャク(菎蒻)ビーズが含有されたゼリー飲料及びその製造方法
WO2006098220A1 (ja) * 2005-03-15 2006-09-21 Kao Corporation 野菜飲料組成物
US7849867B2 (en) 2007-11-12 2010-12-14 San-E-Protent Co., Ltd. Locking device for a tent
KR102131433B1 (ko) * 2020-03-13 2020-07-16 주식회사 비케이컴퍼니 버블티용 젤리 펄의 제조방법

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001258517A (ja) * 2000-03-22 2001-09-25 Myojo Foods Co Ltd ゲル状粒子含有液体スープ組成物及びその製造方法
JP2005270105A (ja) * 2004-03-24 2005-10-06 Lotte Chilsung Beverage Co Ltd コンニャク(菎蒻)ビーズが含有されたゼリー飲料及びその製造方法
JP4537872B2 (ja) * 2004-03-24 2010-09-08 ロッテ七星飲料株式会社 コンニャク(菎蒻)ビーズが含有されたゼリー飲料及びその製造方法
WO2006098220A1 (ja) * 2005-03-15 2006-09-21 Kao Corporation 野菜飲料組成物
US7985439B2 (en) 2005-03-15 2011-07-26 Kao Corporation Vegetable drink composition
US8247016B2 (en) 2005-03-15 2012-08-21 Kao Corporation Vegetable drink composition
US7849867B2 (en) 2007-11-12 2010-12-14 San-E-Protent Co., Ltd. Locking device for a tent
KR102131433B1 (ko) * 2020-03-13 2020-07-16 주식회사 비케이컴퍼니 버블티용 젤리 펄의 제조방법

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5156977B2 (ja) 密閉容器入り炭酸ガス含有ソフトゼリー状飲料の配合および製造方法
US2853386A (en) Novel food product and method for producing the same
JP2002017272A (ja) 粒状食品入り酸性ゾル状食品及びその製造法
JP3280768B2 (ja) 酸性乳飲料の製造方法
CN105851996A (zh) 一种枸杞果酱及其制作方法
JPH0823893A (ja) 粒状食品入りゾル状食品の製造法
JPH089938A (ja) ゼリー飲食品の製造方法
KR102368280B1 (ko) 오디 잼의 제조방법
JPH0817665B2 (ja) フルーツドリンクゼリー
US3563762A (en) Process for preparing a soybean beverage
RU2249377C2 (ru) Способ приготовления продуктов из домашнего сыра, подвергаемого последующей тепловой обработке
JPS5928374B2 (ja) チ−ズと果汁類との混合方法
JP4317106B2 (ja) 柚子茶の製造方法
CN101181001A (zh) 一种脆皮鸡蛋雪糕及其制备方法
JP2000279106A (ja) ゲル状食品用ベース
JP2653761B2 (ja) 桃飲料の製造方法
JP2001095482A (ja) 発酵乳食品の製造方法および発酵乳食品
RU2084179C1 (ru) Способ производства фруктово-ягодного джема
JPS60256372A (ja) 酸性蛋白飲料の製造法
JP2006223285A (ja) そば湯飲料とその加工方法
JP2007312718A (ja) 含気和菓子、含気和菓子の素及び含気和菓子の製造方法
JPS6127034B2 (ja)
CN102356779A (zh) 一种鲜奶伴侣及其制备方法和应用
JP5484013B2 (ja) 容器詰め殺菌サラダの製造方法
JPS60133858A (ja) ソース類の製造法