JPS5928374B2 - チ−ズと果汁類との混合方法 - Google Patents
チ−ズと果汁類との混合方法Info
- Publication number
- JPS5928374B2 JPS5928374B2 JP1826582A JP1826582A JPS5928374B2 JP S5928374 B2 JPS5928374 B2 JP S5928374B2 JP 1826582 A JP1826582 A JP 1826582A JP 1826582 A JP1826582 A JP 1826582A JP S5928374 B2 JPS5928374 B2 JP S5928374B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cheese
- fruit juice
- amount
- stirring
- acid
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Dairy Products (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はチーズさ果汁類とからなる飲食品の製造におけ
るチーズと果汁類との混合方法に関する。
るチーズと果汁類との混合方法に関する。
チーズを果汁と混合し均質化処理しても、正に荷電した
チーズの蛋白質成分が、負に荷電した果汁類中の多糖類
と凝集沈澱を生じて、長期間安定な分散状態または溶解
状態を維持することができなかったのである。
チーズの蛋白質成分が、負に荷電した果汁類中の多糖類
と凝集沈澱を生じて、長期間安定な分散状態または溶解
状態を維持することができなかったのである。
本発明者等は、果汁類に容易には溶解し難いチーズと果
汁類とからなる飲食品用資材を製造に当り、チーズ粒子
を果汁類中に長期間安定に分散状態に維持させる、チー
ズと果汁類との混合方法について研究した結果、本発明
を達成したのである。
汁類とからなる飲食品用資材を製造に当り、チーズ粒子
を果汁類中に長期間安定に分散状態に維持させる、チー
ズと果汁類との混合方法について研究した結果、本発明
を達成したのである。
本発明は、チーズを果汁類中に安定な分散状態に長期間
維持できる混合方法を提供することを目的とする。
維持できる混合方法を提供することを目的とする。
; 本発明は、酸の水溶液にチーズ類を加えて加熱攪
拌した後、これに安定化剤を添加して均質に攪拌し、次
いでこれに果汁類を加えて攪拌することから成り、チー
ズの加える量が、無脂乳固形分として、最終製品中に、
0.2〜5.0重量%存在するような量であり、安定化
剤の添加量が、最終製品中に、0.3〜6.0重量%存
在する量であることを特徴とするチーズと果汁類の混和
方法である。
拌した後、これに安定化剤を添加して均質に攪拌し、次
いでこれに果汁類を加えて攪拌することから成り、チー
ズの加える量が、無脂乳固形分として、最終製品中に、
0.2〜5.0重量%存在するような量であり、安定化
剤の添加量が、最終製品中に、0.3〜6.0重量%存
在する量であることを特徴とするチーズと果汁類の混和
方法である。
本発明において、酸の水溶液とは、クエン酸、リンゴ酸
、乳酸、酢酸、リン酸などから選ばれた1種または2種
以上の酸の水溶液であり、チーズが溶解された状態での
pHが、望ましくは3.3.以下さなるように調整され
た適量の酸液であることを意味し、安定化剤とは、ペク
チン、プロピレングリコール(PG)、プロピレングリ
コールアルギネー)(PGA)、繊維素グリコール酸ナ
トリウム(CMC)または繊維素グリコール酸カルシウ
ム(CMC−Ca)などを意味する。
、乳酸、酢酸、リン酸などから選ばれた1種または2種
以上の酸の水溶液であり、チーズが溶解された状態での
pHが、望ましくは3.3.以下さなるように調整され
た適量の酸液であることを意味し、安定化剤とは、ペク
チン、プロピレングリコール(PG)、プロピレングリ
コールアルギネー)(PGA)、繊維素グリコール酸ナ
トリウム(CMC)または繊維素グリコール酸カルシウ
ム(CMC−Ca)などを意味する。
また、果汁類とは、柑橘類、ぶどう、もも、いちごその
他の果実の搾汁、トマトその他の野菜類の汁液から選ば
れた1種または2種以上の汁液、または稀釈調合した果
実飲料を意味する。
他の果実の搾汁、トマトその他の野菜類の汁液から選ば
れた1種または2種以上の汁液、または稀釈調合した果
実飲料を意味する。
チーズは、ナチュラルチーズ、プロセスチーズその他の
チーズ類が適宜使用されるが、チーズは、その種類によ
って成分が異るので、本発明では、チーズ成分の一部で
ある無脂乳固形分によって、チーズの混和量を表示した
。
チーズ類が適宜使用されるが、チーズは、その種類によ
って成分が異るので、本発明では、チーズ成分の一部で
ある無脂乳固形分によって、チーズの混和量を表示した
。
そして、無脂乳固形分とは、チーズ成分のうち、水分、
粗脂肪以外の固形分、すなけち蛋白質、炭水化物、灰分
などを総称したものを意味する。
粗脂肪以外の固形分、すなけち蛋白質、炭水化物、灰分
などを総称したものを意味する。
本発明で、チーズの最終製品に対する混和量を、無脂乳
固形分として、0.2〜0.5%(重量)としたのは、
0.2%未満では、風味その他に及ぼすチーズ入り効果
が少なく、また5、0%を超えると粘度が高過ぎて混合
操作が困難となるためであり、またチーズを酸の水溶液
に溶解する加熱温度を60〜90℃としたのは、チーズ
の溶解を促進させると共にフレーバーの損失を防ぐため
であり、かつチーズの殺菌も兼ねるためでもある。
固形分として、0.2〜0.5%(重量)としたのは、
0.2%未満では、風味その他に及ぼすチーズ入り効果
が少なく、また5、0%を超えると粘度が高過ぎて混合
操作が困難となるためであり、またチーズを酸の水溶液
に溶解する加熱温度を60〜90℃としたのは、チーズ
の溶解を促進させると共にフレーバーの損失を防ぐため
であり、かつチーズの殺菌も兼ねるためでもある。
また、安定化剤を最終製品に対する添加量を0.3〜6
.0%(重量)としたのは、この範囲内が無脂乳固形分
からなる微粒子の安定分散に好適であるからである。
.0%(重量)としたのは、この範囲内が無脂乳固形分
からなる微粒子の安定分散に好適であるからである。
さらに、チーズが溶解された状態でのpHが、望ましく
は、3.3以下となるように調整された酸液とは、pH
が3.3以上となり、チーズ中の蛋白質成分の等電点に
近くなると蛋白質が等電沈澱を生ずるからである。
は、3.3以下となるように調整された酸液とは、pH
が3.3以上となり、チーズ中の蛋白質成分の等電点に
近くなると蛋白質が等電沈澱を生ずるからである。
なお、調整された酸の水溶液を使用する際の適量とは、
チーズ溶解の際に十分な攪拌効果をあげられる量であり
、またチーズ溶解後、果汁類や水を加えて所望のチーズ
濃度や酸濃度を調整することを考慮した量であることを
意味する。
チーズ溶解の際に十分な攪拌効果をあげられる量であり
、またチーズ溶解後、果汁類や水を加えて所望のチーズ
濃度や酸濃度を調整することを考慮した量であることを
意味する。
本発明での、攪拌処理は適宜の攪拌手段が用いられるが
、チーズ溶解酸液に安定化剤を添加して均質に攪拌処理
するには、ホモジナイザーを使用し、100〜200に
9/cI/Lの圧力で均質処理するのが好ましく、酸溶
液にチーズを加えて加熱下での攪拌処理は高速に攪拌処
理するのが好ましいのである。
、チーズ溶解酸液に安定化剤を添加して均質に攪拌処理
するには、ホモジナイザーを使用し、100〜200に
9/cI/Lの圧力で均質処理するのが好ましく、酸溶
液にチーズを加えて加熱下での攪拌処理は高速に攪拌処
理するのが好ましいのである。
次に、酸溶液に対するチーズの溶解性とペクチン濃度に
よる最終製品の安定性(分散性)とに関する資料を示す
。
よる最終製品の安定性(分散性)とに関する資料を示す
。
次に、本発明の実施態様を記載する。
実施例 1
ナチュラルチーズ20.!i’とクエン酸とを、容器中
の清水180m1に加えて、85℃まで加熱し、高速ミ
キサーで5分間攪拌した。
の清水180m1に加えて、85℃まで加熱し、高速ミ
キサーで5分間攪拌した。
チーズは溶解され、その液のpHは3,0であった。
得られた液にペクチン5gを加え、150kg/iでホ
モジナイズ処理した。
モジナイズ処理した。
得られた液中の、チーズからの微粒無脂乳固形分は、そ
の表面が、負の電荷をもつペクチンに覆われ、かつペク
チンの粘性効果を備えていた。
の表面が、負の電荷をもつペクチンに覆われ、かつペク
チンの粘性効果を備えていた。
次いで、ホモジナイズ処理されたチーズペクチンの分散
液に、うんしゆうみかん果汁210gおよび清水を加え
10100Oとなして攪拌処理した。
液に、うんしゆうみかん果汁210gおよび清水を加え
10100Oとなして攪拌処理した。
得られたチーズ・果汁混合液を93℃で殺菌し、冷却し
、充填処理して最終製品を得た。
、充填処理して最終製品を得た。
得られた製品は4週間保存した後も沈澱は殆んど生じる
ことなく安定したものであった。
ことなく安定したものであった。
なお、本実施例では、水にチーズと酸を加えているが、
酸水溶液を作り、これにチーズを加えることもできる。
酸水溶液を作り、これにチーズを加えることもできる。
本発明によれば、長期間保存してもチーズが果汁類中に
安定な分散状態を保持する飲食用資材が得られるのであ
る。
安定な分散状態を保持する飲食用資材が得られるのであ
る。
そして、無脂乳固形分としてのチーズとペクチンの含量
が、最終製品中に、それぞれ1%を超えると、製品の粘
度は急速に高まりヨーグルト状またはマヨネーズ状を呈
するので、粘性をもつ食用資材が得られるのである。
が、最終製品中に、それぞれ1%を超えると、製品の粘
度は急速に高まりヨーグルト状またはマヨネーズ状を呈
するので、粘性をもつ食用資材が得られるのである。
Claims (1)
- 1 チーズを酸の水溶液に加えて加熱攪拌処理した後、
これに安定剤を添加して均質化処理し、次いでこれに果
汁類を加えて攪拌処理するこさから成り、チーズの加え
る量が、無脂乳固形分として、最終製品中に、0.2〜
5.0重量%、安定化剤の添加量が、最終製品中に、0
.3〜6.0重量%であることを特徴とするチーズと果
汁類との混合方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1826582A JPS5928374B2 (ja) | 1982-02-09 | 1982-02-09 | チ−ズと果汁類との混合方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1826582A JPS5928374B2 (ja) | 1982-02-09 | 1982-02-09 | チ−ズと果汁類との混合方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58138341A JPS58138341A (ja) | 1983-08-17 |
JPS5928374B2 true JPS5928374B2 (ja) | 1984-07-12 |
Family
ID=11966832
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1826582A Expired JPS5928374B2 (ja) | 1982-02-09 | 1982-02-09 | チ−ズと果汁類との混合方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5928374B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0159468U (ja) * | 1987-10-09 | 1989-04-14 | ||
JPH0242219Y2 (ja) * | 1986-05-09 | 1990-11-09 | ||
JPH0325652Y2 (ja) * | 1986-06-16 | 1991-06-04 | ||
JPH04268U (ja) * | 1990-04-14 | 1992-01-06 | ||
JPH04120667U (ja) * | 1991-04-11 | 1992-10-28 | 伊藤景パツク産業株式会社 | 折りたたみ飲食補助具 |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS606161A (ja) * | 1983-01-14 | 1985-01-12 | Fuji Oil Co Ltd | 耐酸性クリームチーズ様食品 |
CN103919213B (zh) * | 2014-04-28 | 2015-07-08 | 光明乳业股份有限公司 | 一种奶酪粒果汁饮品及其制备方法 |
CN103947764B (zh) * | 2014-05-13 | 2016-01-20 | 光明乳业股份有限公司 | 一种含益生菌的奶酪饮品及其制备方法 |
-
1982
- 1982-02-09 JP JP1826582A patent/JPS5928374B2/ja not_active Expired
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0242219Y2 (ja) * | 1986-05-09 | 1990-11-09 | ||
JPH0325652Y2 (ja) * | 1986-06-16 | 1991-06-04 | ||
JPH0159468U (ja) * | 1987-10-09 | 1989-04-14 | ||
JPH04268U (ja) * | 1990-04-14 | 1992-01-06 | ||
JPH04120667U (ja) * | 1991-04-11 | 1992-10-28 | 伊藤景パツク産業株式会社 | 折りたたみ飲食補助具 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58138341A (ja) | 1983-08-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2834345B2 (ja) | 酸性蛋白食品 | |
DE69000523T2 (de) | Getraenkeherstellung. | |
KR100726816B1 (ko) | 고 메톡실 펙틴 및 프로필렌 글리콜 알기네이트를 함유하는 단백질 안정화제, 이를 포함하는 조성물 및 이를 사용하여 단백질을 안정화시키는 방법 | |
TW561029B (en) | Low-calorie milk-containing acidic beverage | |
CN107950853A (zh) | 一种椰汁饮品的乳化稳定剂及其制备方法 | |
CN102018048B (zh) | 一种变酸乳饮料粉末及其制备方法 | |
JPH10234316A (ja) | ネイティブジェランガムを含有する分散安定剤、及びその応用 | |
JPH11332476A (ja) | 酸性蛋白食品及びその製造法 | |
JP2510435B2 (ja) | 酸性乳飲料およびその製造方法 | |
JP2001190254A (ja) | 乳含有酸性飲料の製造方法 | |
JP3903357B2 (ja) | 混濁物質入り酸性乳性飲料 | |
JPS5928374B2 (ja) | チ−ズと果汁類との混合方法 | |
JPS58111652A (ja) | カスタ−ド風プリンの製造法 | |
JPH0823893A (ja) | 粒状食品入りゾル状食品の製造法 | |
JPH104876A (ja) | カルシウム入り乳性酸性飲料 | |
JPH0436664B2 (ja) | ||
JP2001029053A (ja) | 不溶性固形物入り飲料の製造方法 | |
JP2000279106A (ja) | ゲル状食品用ベース | |
JP2577683B2 (ja) | 椰子(ココナッツ)果汁を含む果汁乳酸飲料の製造方法 | |
JPH0947269A (ja) | カルシウム強化飲料の製造法 | |
JPH0125553B2 (ja) | ||
EP1744639B1 (en) | Method for the manufacture of a soy protein-based preparation | |
JPH1014547A (ja) | 酸性乳飲料用組成物 | |
JPH03285640A (ja) | ガラクトマンナン分解物を含有する液状発酵乳および乳酸菌飲料の製造法 | |
JPS5937067B2 (ja) | チ−ズ入りフル−ツドリンクの製造方法 |