JPH0898677A - ビフィズス菌増殖促進組成物 - Google Patents

ビフィズス菌増殖促進組成物

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JPH0898677A
JPH0898677A JP6259577A JP25957794A JPH0898677A JP H0898677 A JPH0898677 A JP H0898677A JP 6259577 A JP6259577 A JP 6259577A JP 25957794 A JP25957794 A JP 25957794A JP H0898677 A JPH0898677 A JP H0898677A
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bifidobacteria
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Yoshiro Sato
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Tomotaka Kamiyama
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 1,4−ナフトキノン誘導体又はナフタレン
誘導体を有効成分とすることを特徴とするビフィズス菌
増殖促進組成物。 【効果】 本誘導体には新規物質2−アミノ−3−カル
ボキシ−1,4−ナフトキノンも含まれ、また、これら
の有効成分化合物は、ビフィズス菌増殖能にすぐれてい
るだけでなくその作用は特異的であるので、飲食品や医
薬品として利用できるほか、ビフィズス菌計測等アッセ
イ系にも利用することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、極めて低濃度でビフィ
ズス菌の増殖促進作用を有するナフトキノン誘導体及び
ナフタレン誘導体を有効成分とするビフィズス菌増殖促
進組成物に関するものであって、これらの化合物は、各
種飲食品への添加による腸内フローラの改善やビフィズ
ス菌数計測用の選択培地に利用されるものである。
【0002】これまでの母乳栄養児と人工栄養児の腸内
フローラの比較研究から、ビフィズス菌が人の健康に有
用であることが示唆されてきた。現在では、各種消化管
疾病等や老化に伴いビフィズス菌が有意に低下するこ
と、腸内ビフィズス菌の増殖を促進することが発癌抑
制、腸内腐敗の抑制、感染症の防止等に有効であること
が確認されてきている。したがって、腸内のビフィズス
菌を選択的に増殖させることは、健康維持や各種成人病
等の予防・治療の観点から極めて重要であるといえる。
【0003】また、以上の観点から、近年ビフィズス菌
を添加した食品(発酵乳、ヨーグルト等)が増加してお
り、これらの食品の製造や品質管理の面から、それらの
食品中のビフィズス菌数を特異的に計測できる選択培地
の開発が必要となってきている。
【0004】
【従来の技術】有用なビフィズス菌を増殖促進せしめる
物質、いわゆるビフィズス因子については、従来よりい
くつかの物質が研究され、報告されている。例えば、母
乳中に含まれるN−アセチルグルコサミン(Proc.
Soc.Exp.Biol.Med.,90,219
(1955))、ペプチド関連物質(Am.J.Cli
n.Nutr.,32,1428(1974);Agr
ic.Biol.Chem.,48,2159(198
4))、人参抽出物(日農化誌、55,499(198
1);Chem.Pharm.Bull.,(Toky
o)14,1191(1966))、糖関連物質(東北
福祉大紀要、10,313(1986))等がある。し
かしながらこれらビフィズス菌の増殖促進物質の調製
は、いずれも煩雑であり、ビフィズス菌のみを選択的に
増殖させるという作用においても必ずしも十分とは言え
ない点があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、ビフィズス
菌のみを選択的に且つ迅速に増殖せしめる化合物からな
るビフィズス菌増殖促進組成物、及びこれらの化合物を
利用した、ビフィズス菌数計測等分析システムを提供す
ることを、その目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記した目的
を達成するためになされたものであって、本発明者らは
ビフィズス菌の増殖を選択的に促進する各種化合物につ
き鋭意研究を重ねた結果、ある種のナフトキノン誘導体
及びナフタレン誘導体が各種のビフィズス菌(Bifi
dobacterium longum、B.brev
e、B.adolescentis、B.bifidu
m、B.infantis、B.animalis、
B.pseudolongum等)に対して強い増殖促
進活性を有することを見いだした。本発明は、この新知
見を基礎としてなされたものである。
【0007】すなわち本発明は、1,4−ナフトキノン
又はナフタレンに水素原子、塩素原子、及び/又は、官
能基(水酸基、カルボキシル基、アミノ基、アルデヒド
基、及び/又は、アルキル基その他の各種官能基)が付
加した化合物を有効成分とするビフィズス菌増殖促進組
成物に関するものである。
【0008】ビフィズス菌に特異的な増殖促進作用を示
すナフトキノン誘導体ならびにナフタレン誘導体として
は、例えば次のものがあげられる。 1)α−ナフトキノン、2)2−ヒドロキシ−1,4−
ナフトキノン、3)2,3−ジクロロ−1,4−ナフト
キノン、4)5−ヒドロキシ−1,4−ナフトキノン、
5)フィロキノン、6)メナキノン−n、7)メナジオ
ン、8)4−アミノ−2−メチル−1−ナフトール、
9)1−ナフトエ酸、10)2−ナフトエ酸、11)
1,4−ジヒドロキシ−2−ナフトエ酸、12)1−ヒ
ドロキシ−2−ナフトエ酸、13)1,4−ナフタレン
ジカルボン酸、14)1−ナフチル酢酸、15)α−ナ
フチルアミン、16)α−ナフチルアルデヒド、17)
β−ナフチルアルデヒド。
【0009】以上の化合物のほか、α−ナフトキノン又
はナフタレンにアミノ基、水酸基、カルボキシル基、ア
ルデヒド基、アルキル基等の官能基がいくつか付加した
化合物は、同様にビフィズス菌に対する増殖促進活性を
示すことが予想され、これらの化合物も、本発明に係る
組成物の有効成分化合物として使用することができる。
【0010】また、更に、これら既知の化合物のほかに
新たなビフィズス菌増殖促進物質を求めて、微生物の代
謝産物につき鋭意研究を重ねた結果、プロピオニバクテ
リウム(Propionibacterium)属菌が
菌体内外にすぐれた高活性のビフィズス菌増殖促進物質
を産生することを見出した。
【0011】そして更にこの物質について、その理化学
的性質を詳細に研究したところ、従来未知の新規物質で
あることを確認し、また、その構造決定にも成功し、工
業的製法も確立し、本発明を完成するに至った。
【0012】このようにして発見された本発明に係る新
規ビフィズス菌増殖促進物質(以下、ビフィズス因子と
いうこともある)は、下記外1〜外2に示される理化学
的性質を有する従来未知の新規物質である。
【0013】
【外1】
【0014】
【外2】
【0015】また、この微生物由来のビフィズス因子
は、上記した理化学的性質からみて低分子のキノン化合
物の性状を示しており、その構造決定を試みた結果それ
に成功し、下記化2において式(I)で示される化学構
造式を得、従来未知の新規化合物である2−アミノ−3
−カルボキシ−1,4−ナフトキノンと同定された。
【0016】
【化2】
【0017】本発明に係る新規物質2−アミノ−3−カ
ルボキシ−1,4−ナフトキノンは、2−アミノ−3−
カルボキシ−1,4−ナフトキノンを産生する能力を有
する菌株を培養し、培養物から2−アミノ−3−カルボ
キシ−1,4−ナフトキノンを採取することにより得ら
れる。また、化学合成法によっても製造することができ
る。
【0018】2−アミノ−3−カルボキシ−1,4−ナ
フトキノン(以下、本発明物質と省略することがある)
を初めとするナフトキノン誘導体を産生する菌属の例と
しては、プロピオニバクテリウム(Propionib
acterium)、エンテロバクター(Entero
bacter)、バチルス(Bacillus)等が挙
げられる。例えば、プロピオニバクテリウム・フロイデ
ンライヒ(Propionibacterium fr
eudenreichii)ATCC 6207株は、
本発明物質産生菌として好適である。
【0019】本発明により、2−アミノ−3−カルボキ
シ−1,4−ナフトキノンを製造するには、まず本発明
物質を産生する能力を有する菌株を、通常の微生物が増
殖し得る栄養源を含む培地で好気的又は嫌気的に培養す
る。栄養源としては従来から微生物の培養に用いられて
いる公知のものが使用できる。特にトリプチケース、フ
ィトン、酵母エキス及びグルコースからなる培地が好適
に用いられる。
【0020】培養方法としては、公知の各種好気的、嫌
気的培養方法を用いることができるが、液体培地による
好気又は嫌気培養法が大量生産の上から最も好ましい。
培養温度は約20〜40℃、培地のpHは中性乃至微酸
性の条件下で培養する。液体培養では、培養開始後約1
〜3日経過すると培地及び菌体中に本発明物質が蓄積さ
れる。培養を停止し、培養上清と菌体を分離して菌体を
本発明物質の分離精製に供する。
【0021】本発明物質の分離精製方法を以下に記載す
る。まず通常の遠心分離法によって培養液から菌体を分
離する。得られた菌体にクロロホルム:メタノール=
2:1溶液を加え、活性物質を攪拌抽出する。次いで、
この抽出画分を減圧濃縮した後、シリカゲルカラムにか
ける。その後、n−ヘキサン中の酢酸エチルの濃度を増
加させつつ溶出すると、n−ヘキサン中の酢酸エチル濃
度が45〜60%の溶出画分にビフィズス菌の増殖促進
活性が認められる。この溶出画分を減圧濃縮した後、S
ephadex LH−20カラムによるゲル濾過クロ
マトグラフィーに処す。メタノールで溶出すると、比較
的低分子側の溶出位置にビフィズス菌の増殖促進活性が
認められる。
【0022】この溶出画分を減圧濃縮した後、さらに逆
相カラムを用いた高速液体クロマトグラフィーに処す。
アセトニトリル:メタノール:水:酢酸=250:10
0:900:0.6(pH5.6)を用いて溶出する
と、ビフィズス菌の増殖促進活性が単一ピークとして溶
出される。この溶出画分を減圧濃縮すると、黄色粉末の
本発明物質を得ることができる。
【0023】以上のようにして分離精製された本発明物
質は、既述のような理化学的性質を示す。そして構造決
定もなされ、その結果、式(I)で示される新規物質2
−アミノ−3−カルボキシ−1,4−ナフトキノンであ
ると同定された。
【0024】また、本発明物質には、式(I)で示され
るナフトキノン誘導体のみでなく、その塩も広く包含さ
れる。そして本発明物質の塩基との塩としてはナトリウ
ム塩、カリウム塩などのアルカリ金属塩、カルシウム
塩、マグネシウム塩等のアルカリ土金属塩などが挙げら
れ、酸との塩としては、塩酸塩、硫酸塩等の酸付加塩が
挙げられる。
【0025】本発明物質を含め、本発明組成物の有効成
分化合物は、いずれも、後記するところからも明らかな
ように、非常に強いビフィズス菌増殖促進作用を有する
ため、本発明物質及び/又は本発明の有効成分化合物を
含有した組成物は、ビフィズス菌増殖促進組成物とし
て、医薬タイプ、飲食品タイプ、及び/又は、分析用剤
タイプのそれぞれの形態で利用することができ、例えば
医薬として直接投与することによりあるいはまた特定保
健用食品等栄養食品ないし機能性食品として直接投与な
いし摂取することにより、あるいはまた、各種食品(発
酵乳、ヨーグルトその他)に添加しておきこれを摂取す
ることによって、腸内フローラの改善を図ることができ
る。また、ビフィズス菌数計測等アッセイ系にも本発明
の組成物は利用することができる。
【0026】本発明に係る組成物を医薬組成物として使
用する場合には、本発明物質及び/又は本発明の有効成
分化合物を種々の形態で投与する。その投与形態として
は、例えば、錠剤、カプセル剤、顆粒剤、散剤、シロッ
プ剤等による経口投与をあげることができる。これらの
各種製剤は、常法に従って主薬に賦形剤、結合剤、崩壊
剤、滑沢剤、矯味矯臭剤、溶解補助剤、懸濁剤、コーテ
ィング剤などの医薬の製剤技術分野において通常使用し
うる既知の補助剤を用いて製剤化することができる。
【0027】この製剤をヒトに適用する場合、経口投与
によるのが好ましい。有効成分の治療有効量は治療され
る各患者の年令および条件によって変動するが、一般に
有効成分を、ヒト体重1kg当り1日量0.01〜1.
0mg経口投与する。
【0028】本発明において使用する各種化合物は、経
口投与によって所期の目的を達成しうるので、本発明に
係る組成物は、飲食品タイプとして使用することができ
る。そのためには、本発明物質及び/又は本発明の有効
成分化合物を各種補助剤や他の飲食品を用いて、ドリン
ク、錠剤、その他各種の飲食品タイプにしたり、飲食品
に直接添加する等、各種の方法を利用することができ
る。このように飲食品タイプとした本発明組成物は、長
期間に亘って摂取することが可能であるので、通常の飲
食品のほか、特定保健用食品、栄養剤、健康食品等とし
て市販に供することができる。
【0029】本発明において使用する各種化合物は、本
発明物質を含め、いずれも、ビフィズス菌増殖促進能が
非常に高いだけでなく、選択性及び特異性も極めて高い
という特徴を有する。しかも本発明によれば、抗生物質
等の存在により増殖が抑制されたビフィズス菌でも該増
殖促進物質(本発明物質を含め、本発明において使用す
る各種有効成分化合物)を添加することにより、その増
殖能を回復する。従って、本増殖促進組成物をヒトもし
くは動物に直接投与し消化管中のビフィズス菌数を増大
せしめる利用法の他に、食品、大腸内容物ならびに糞便
試料等におけるビフィズス菌分析用の選択培地として利
用することが可能である。
【0030】すなわち、これまでにビフィズス菌含有試
料中のビフィズス菌数を計測するシステムのひとつとし
て、ビフィズス菌以外の夾雑菌の増殖を抑制する選択剤
を含有する寒天培地を用い、該培地に試料を接種してイ
ンキュベートすることにより、ビフィズス菌のみを特異
的ないし選択的に増殖せしめて、ビフィズス菌の存否や
生菌数を計測する方法が知られている。しかしながら、
選択剤を添加した選択培地では特に高濃度の選択剤を使
用した場合、ビフィズス菌以外の夾雑菌の増殖が抑制さ
れることはもちろんのこと、ビフィズス菌自体の増殖も
抑制されることがあり、正確なビフィズス菌数の把握が
困難であった。
【0031】これに対し、選択培地に本発明に係るビフ
ィズス菌増殖促進組成物を添加すると、ビフィズス菌の
増殖を特異的に促進しコロニーを形成させることがで
き、ビフィズス菌数の正確な計測ができるのである。し
かもこの効果は、選択剤として、硫酸パロモマイシン、
硫酸ネオマイシン等の抗生物質のほか、プロピオン酸
塩、塩化リチウムその他既知のどのような選択剤を使用
しても奏されるので、ビフィズス因子を添加してなるビ
フィズス菌アッセイ用選択培地は広範なアッセイ用途に
有効に利用することができる。
【0032】
【実施例】以下、本発明の実施例につき述べる。
【0033】
【実施例1:活性の程度(1)】1.5%寒天を添加し
た1/2濃度TPYG培地(トリプチケース(BBL)
4g、フィトンペプトン(BBL)1.5g、酵母エキ
ス2.5g、L−システイン塩酸塩0.25g、グルコ
ース20g、K2HPO4 1g、KH2PO4 1.5
g、MgCl2・6H2O 0.25g、FeSO4・7
2O 5mg、精製水1000ml、pH7.5)を
加温溶解し、50℃にてBifidobacteriu
m longumATCC 15707を106cfu
/mlとなるように接種し、滅菌済みシャーレ(直径
8.5cm)に10mlずつ分注して寒天平板を作成し
た。この平板上に、下記する増殖促進物質を1mg/m
l〜100ng/mlとなるように段階希釈したエタノ
ール溶液を染み込ませ乾燥させたペーパーディスク(直
径6mm、厚さ0.7mm)を置き、37℃で15時間
嫌気培養した際に認められる増殖促進円径を計測した。
その結果を下記表1に示す。
【0034】
【表1】
【0035】(a)α−ナフトキノン (b)2−ヒドロキシ−1,4−ナフトキノン (c)2,3−ジクロロ−1,4−ナフトキノン (d)5−ヒドロキシ−1,4−ナフトキノン (e)フィロキノン(ビタミンK1) (f)メナキノン(ビタミンK2) (g)メナジオン(ビタミンK3) (h)4−アミノ−2−メチル−1−ナフトール(ビタ
ミンK5) (i)1−ナフトエ酸 (j)2−ナフトエ酸 (k)1,4−ジヒドロキシ−2−ナフトエ酸 (l)1−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸 (m)1,4−ナフタレンジカルボン酸 (n)1−ナフチル酢酸 (o)α−ナフチルアミン (p)α−ナフチルアルデヒド (q)β−ナフチルアルデヒド
【0036】表1で示したとおり、本増殖促進物質はい
ずれもビフィズス菌に対する増殖促進活性を示したが、
その中で特に、1,4−ジヒドロキシ−2−ナフトエ酸
及び1−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸が強い活性を示し
た。
【0037】
【実施例2:活性の程度(2)】後記する実施例で得た
本発明物質(2−アミノ−3−カルボキシ−1,4−ナ
フトキノン)を1〜0.01ng/mlとなるようにT
PYG培地(トリプチケース(BBL)8g、フィトン
ペプトン(BBL)3g、酵母エキス5g、L−システ
イン塩酸塩0.5g、グルコース20g、K2HPO4
2g、KH2PO43g、MgCl2・6H2O 0.5
g、FeSO4・7H2O 10mg、精製水 1000
ml、pH6.5)に添加し、引き続き、ビフィズス菌
(Bifidobacterium longum A
TCC 15707、Bif.breve ATCC
15700、Bif.bifidum ATCC 11
146、Bif.adolescentis ATCC
15703、Bif.infantis ATCC
15697)を接種し、ガスパック法にて37℃で20
時間嫌気培養した後、それぞれの培養液のOD580(波
長580nmにおける吸光度)を測定した。その結果を
下記表2に示す。尚、対照としては、本発明物質を添加
しないTPYG培地(pH6.5)にそれぞれの供試菌
を接種したものを用いた。
【0038】
【表2】
【0039】表2で示したとおり、本発明物質は、0.
01〜0.1ng/mlという極めて低い濃度で、各種
ビフィズス菌に対する増殖促進作用を示すことが確認さ
れた。
【0040】
【実施例3:各種ビフィズス菌に対する増殖促進作用】
実施例1で示した本増殖促進物質(a)〜(q)を10
μg/mlとなるように1/2濃度TPYG培地(pH
6.5)に添加し、引き続き、ビフィズス菌((A)B
ifidobacterium longum ATC
C 15707、(B)Bif.breve ATCC
15700、(E)Bif.bifidum ATC
C 29521、(C)Bif.adolescent
is ATCC 15703、(D)Bif.infa
ntis ATCC 15697)を接種し、ガスパッ
ク法にて37℃で15時間嫌気培養した後、それぞれの
培養液のOD580(波長580nmにおける吸光度)を
測定した。その結果を下記表3に示す。尚、対照として
は、本増殖促進物質を添加しない1/2濃度TPYG培
地(pH6.5)にそれぞれの供試菌を接種したものを
用いた。
【0041】
【表3】
【0042】表3で示したとおり、2−ヒドロキシ−
1,4−ナトキノン、1,4−ナフタレンジカルボン
酸、α−ナフチルアミン及びα−ナフチルアルデヒドを
除く本増殖促進物質は、いずれも10μg/mlという
低い濃度で各種ビフィズス菌に対する増殖促進作用を示
すことが確認された。
【0043】
【実施例4:増殖促進作用のビフィズス菌特異性
(1)】後記する実施例で得た本発明物質を10ng/
mlとなるようにTPYG培地(pH6.5)に添加
し、引き続き、下記するビフィズス菌をはじめとする各
種腸内細菌を接種し、ガスパック法にて37℃で20時
間嫌気培養した。
【0044】(イ)Bifidobacterium longum ATCC 15707 (ロ)Bif. breve ATCC 15700 (ハ) Bif. adolescentis ATCC 15703 (ニ) Bif. infantis ATCC 15697 (ホ) Bif. bifidum ATCC 11146 (ヘ) Clostridium perfringens ATCC 3626 (ト) Cl. butyricum ATCC 860 (チ) Cl. ramosum ATCC 13937 (リ) Enterobacter cloacae ATCC 961 (ヌ) Escherichia coli ATCC 26 (ル) Fusobacterium varium ATCC 8501 (オ) Bacteroides fragilis ATCC 23745 (ワ) Eubacterium aerofaciens ATCC 25986 (カ) Enterococcus faecalis IFO 3971 (ヨ) Staphylococcus aureus ATCC 4012
【0045】培養終了後、それぞれの培養液のOD580
(波長580nmにおける吸光度)を測定し、下記表4
の結果を得た。なお、対照として、本発明物質を添加し
ないTPYG培地にそれぞれの供試菌を接種したものを
用いた。
【0046】
【表4】
【0047】上記表4で示したとおり、本発明物質を添
加することにより、各種ビフィズス菌の顕著な増殖促進
が認められた。一方、その他の腸内細菌に対しては、増
殖促進作用が極めて微弱ないしは皆無であって、本発明
物質の選択性ないし特異性も実証された。
【0048】
【実施例5:増殖促進作用のビフィズス菌特異性
(2)】本増殖促進物質のうち、1−ヒドロキシ−2−
ナフトエ酸を100ng/mlとなるようにTPYG培
地(pH6.5)に添加し、引き続き下記するビフィズ
ス菌をはじめとする各種腸内細菌を接種し、ガスパック
法にて37℃で15時間嫌気培養した。
【0049】(A)Bifidobacterium longum ATCC 15707 (B)Bif. breve ATCC 15700 (C) Bif. adolescentis ATCC 15703 (D) Bif. infantis ATCC 15697 (E) Bif. bifidum ATCC 29521 (F) Clostridium perfringens ATCC 3626 (G) Lactobacillus acidophilus ATCC 4356 (H) Fusobacterium varium ATCC 8501 (I) Enterobacter cloacae ATCC 961 (J) Escherichia coli ATCC 26 (K) Peptostreptococcus products ATCC 27340 (L) Bacteroides vulgatus ATCC 8482 (M) Eubacterium aerofaciens ATCC 25986 (N) Enterococcus faecalis IFO 3971 (O) Staphylococcus aureus ATCC 4012
【0050】培養終了後、それぞれの培養液のCD580
(波長580nmにおける吸光度)を測定した。その結
果を下記表5に示す。尚、対照として1−ヒドロキシ−
2−ナフトエ酸を添加しないTPYG培地(pH6.
5)にそれぞれの供試菌を接種したものを用いた。
【0051】
【表5】
【0052】表5で示したとおり、1−ヒドロキシ−2
−ナフトエ酸を添加することにより、各種ビフィズス菌
の顕著な増殖促進が認められた。一方、その他の腸内細
菌に対しては、増殖促進作用が極めて微弱ないしは皆無
であって、選択性ないし特異性も実証された。尚、本物
質以外の物質についても同様の選択性ないし特異性が確
認された。
【0053】
【実施例6:本発明物質の製造】TPYG培地(pH
6.5)10Lを容量5Lの三角フラスコ3本に分注
し、121℃、15分間オートクレーブ滅菌を行った。
これにプロピオニバクテリウム・フロイデンライヒ(P
ropionibacterium freudenr
eichii)ATCC 6207株の賦活培養液 1
00mlを接種し、30℃で3日間静置培養して種培養
を調製した。
【0054】本培養においては、135℃、5秒間滅菌
を行った上記TPYG培地(pH6.5)500Lに、
前記によって調製された種培養10Lを接種し、窒素ガ
ス加圧(0.5kg/cm2)下、30℃で、96時間
静置培養した。こうして得られた培養液を連続遠心処理
して培養上清と菌体とを分離した。得られた菌体を凍結
乾燥処理し、凍結乾燥菌体1738gを得た。
【0055】前記により得られた乾燥菌体にクロロホル
ム:メタノール=2:1溶液15Lを加え、室温で30
分間攪拌して本発明物質を抽出した。得られた抽出液を
吸引濾過し、濾液を減圧濃縮して抽出物22.8gを得
た。これをシリカゲルカラム(カラム長70cm、カラ
ム径6.0cm;和光純薬社製ワコーゲルC−300)
にかけ、n−ヘキサン中の酢酸エチル濃度を上昇させな
がら溶出を行ったところ、n−ヘキサン中の酢酸エチル
濃度が45〜60%の溶出画分にビフィズス菌増殖促進
活性が認められた。
【0056】この溶出画分を減圧下で濃縮乾固した後、
メタノール8mlに溶解し、次にSephadex L
H−20カラム(カラム長70cm、カラム径2.6c
m;ファルマシア社製)によるゲル濾過クロマトグラフ
ィーを行った。メタノールを溶出液とし、流速36ml
/hrで溶出したところ、溶出液量497〜539ml
の画分にビフィズス菌増殖促進活性が認められた。この
溶出画分を減圧下で濃縮した。
【0057】次に、逆相カラム(カラム長250mm、
カラム径20mm;資生堂社製CAPCELL PAK
18)を用いた高速液体クロマトグラフィーを行っ
た。アセトニトリル:メタノール:水:酢酸=250:
100:900:0.6(pH5.6)を溶出液とし、
流速10ml/minで溶出したところ、保持時間38
分前後の溶出画分にビフィズス菌増殖促進活性が認めら
れた。この溶出画分を減圧下で濃縮して、黄色粉末状の
本発明物質7.1mgを得た。その理化学的性質は既述
のとおりであって、その化学構造は式(I)のように決
定された。
【0058】
【実施例7】グラニュー糖50g、コーンスターチと乳
糖の等量混合物100g、1−ヒドロキシ−2−ナフト
エ酸100mgを加えて充分に混合した。混合物を10
0等分して袋に詰め、1袋1.5gのスティック状ビフ
ィズス因子栄養健康食品を100袋製造した。
【0059】
【実施例8】次に示す(1)〜(4)の配合を用意し
た。(1)1−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸1g、
(2)乳糖140g、(3)コーンスターチ29g、
(4)ステアリン酸マグネシウム1g。
【0060】まず、(1)、(2)、(3)(但し17
g)を混合し、(3)(但し7g)から調製したペース
トとともに顆粒化した。得られた顆粒に(3)(但し5
g)と(4)を加えてよく混合し、この混合物を圧縮錠
剤機により圧縮し、1錠当たり1−ヒドロキシ−2−ナ
フトエ酸を1mg含有する錠剤1000個を製造した。
【0061】
【実施例9】グラニュー糖50g、コーンスターチと乳
糖の等量混合物100g、実施例6で得た本発明物質1
00mgを加えて充分に混合した。混合物を100等分
して袋に詰め、1袋1.5gのスティック状ビフィズス
因子栄養健康食品を100袋製造した。
【0062】
【実施例10】次に示す(1)〜(4)の配合を用意し
た。(1)実施例6で得た本発明物質1g、(2)乳糖
140g、(3)コーンスターチ29g、(4)ステア
リン酸マグネシウム1g。
【0063】先ず、(1)、(2)、(3)(但し17
g)を混合し、(3)(但し7g)から調製したペース
トとともに顆粒化した。得られた顆粒に(3)(但し5
g)と(4)を加えてよく混合し、この混合物を圧縮錠
剤機により圧縮し、1錠あたり本発明物質を1mg含有
する錠剤1000個を製造した。
【0064】
【発明の効果】本発明に係る化合物からなるビフィズス
因子は、ビフィズス菌の増殖促進効果にすぐれているの
で、飲食品や経口投与薬剤としてヒトや動物に直接投与
ないし摂取せしめて、消化管中のビフィズス菌を増大さ
せるのにきわめて有効である。
【0065】更にまた本発明に係るビフィズス因子は、
ビフィズス菌の増殖促進効果にすぐれているだけでな
く、選択性ないし特異性が強く、他の夾雑菌には増殖効
果が認められないため、ビフィズス菌選択用培地に本ビ
フィズス因子を添加すると、ビフィズス菌のみのコロニ
ーが速やかに形成され、ビフィズス菌の生菌数の計測そ
の他各種アッセイに有利に利用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】10μg/mlとなるようにメタノールに溶解
させた2−アミノ−3−カルボキシ−1,4−ナフトキ
ノンの紫外線吸収スペクトルを示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 31/13 9455−4C 31/19 9455−4C 35/74 ACR Z 7431−4C (C12N 1/38 C12R 1:01) (72)発明者 竹友 直生 神奈川県小田原市成田540 明治乳業株式 会社ヘルスサイエンス研究所内 (72)発明者 佐藤 吉朗 神奈川県小田原市成田540 明治乳業株式 会社ヘルスサイエンス研究所内 (72)発明者 神山 智敬 神奈川県小田原市成田540 明治乳業株式 会社ヘルスサイエンス研究所内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1,4−ナフトキノン又はナフタレンに
    水素原子、塩素原子、及び/又は、水酸基、カルボキシ
    ル基、アミノ基、アルデヒド基、アルキル基等からなる
    群から選ばれる官能基が付加した化合物を有効成分とす
    ること、を特徴とするビフィズス菌増殖促進組成物。
  2. 【請求項2】 該化合物が、下記(a)〜(r)の少な
    くともひとつであること、を特徴とする請求項1に記載
    の組成物。 (a)α−ナフトキノン (b)2−ヒドロキシ−1,4−ナフトキノン (c)2,3−ジクロロ−1,4−ナフトキノン (d)5−ヒドロキシ−1,4−ナフトキノン (e)フィロキノン (f)メナキノン−n (g)メナジオン (h)4−アミノ−2−メチル−1−ナフトール (i)1−ナフトエ酸 (j)2−ナフトエ酸 (k)1,4−ジヒドロキシ−2−ナフトエ酸 (l)1−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸 (m)1,4−ナフタレンジカルボン酸 (n)1−ナフチル酢酸 (o)α−ナフチルアミン (p)α−ナフチルアルデヒド (q)β−ナフチルアルデヒド (r)2−アミノ−3−カルボキシ−1,4−ナフトキ
    ノン
  3. 【請求項3】 ビフィズス菌増殖促進組成物がビフィズ
    ス菌増殖促進飲食品であることを特徴とする請求項1又
    は請求項2に記載の組成物。
  4. 【請求項4】 ビフィズス菌増殖促進組成物がビフィズ
    ス菌増殖促進剤であることを特徴とする請求項1又は請
    求項2に記載の組成物。
  5. 【請求項5】 ビフィズス菌増殖促進組成物がビフィズ
    ス菌選択剤であることを特徴とする請求項1又は請求項
    2に記載の組成物。
  6. 【請求項6】 下記化1で示される式(I)を有する2
    −アミノ−3−カルボキシ−1,4−ナフトキノン。 【化1】
  7. 【請求項7】 2−アミノ−3−カルボキシ−1,4−
    ナフトキノンを産生する微生物を培養し、培養物中に該
    ナフトキノンを産生させ、これを採取することを特徴と
    する式(I)で表わされる2−アミノ−3−カルボキシ
    −1,4−ナフトキノンの製造法。
  8. 【請求項8】 該ナフトキノン生産菌としてプロピオニ
    バクテリウム(Propionibacteriu
    m)、エンテロバクター(Enterobacter)
    及びバチルス(Bacillus)属からなる群から選
    ばれる微生物を使用することを特徴とする請求項7に記
    載の製造法。
  9. 【請求項9】 プロピオニバクテリウム・フロイデンラ
    イヒ(Propionibacterium freu
    denreichii)を使用することを特徴とする請
    求項8に記載の製造法。
  10. 【請求項10】 請求項5に記載の組成物を添加してな
    ることを特徴とするビフィズス菌の分析用選択培地。
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