JPH03206890A - 抗生物質tan―1254及びその製造法 - Google Patents

抗生物質tan―1254及びその製造法

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JPH03206890A
JPH03206890A JP2000831A JP83190A JPH03206890A JP H03206890 A JPH03206890 A JP H03206890A JP 2000831 A JP2000831 A JP 2000831A JP 83190 A JP83190 A JP 83190A JP H03206890 A JPH03206890 A JP H03206890A
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tan
antibiotic tan
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Masayuki Muroi
室井 正之
Seiji Hakoda
箱田 聖二
Tsuneaki Hida
飛田 恒明
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Takeda Pharmaceutical Co Ltd
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Takeda Chemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、真菌感染症の治療剤として有用な新規抗生物
質TΔIf−1254及びその塩ならびにそれらの製造
法に関する。
従来の技術 抗生物質1゛AN−1254の紫外線吸収スペクトル、
赤外線吸収スペクトル、+14および13C核磁気共鳴
スペクトル、分子式および塩酸加水分解物のアミノ酸分
析を指標として既知抗真菌化合物との異同を調べたとこ
ろ、近縁の化合物は見出されなかった。
発明か解決しようとする課題 近年、癌化学療法剤、免疫療法剤、副腎皮質ホルモン剤
の繁用なとによる生体内免疫能の低下や抗菌剤投与によ
る菌交代現象等により、深在性の真菌症か増加し医療の
而で大きな問題となりつ\ある。深在性或いは表在性の
真菌症に対してはポリエン系抗生物質、フルシトシン、
イミタゾール系抗真菌剤などによる化学療法か行われて
いるが、従来の抗真菌性物質は毒性(副作用)か強いも
のか多く、またそれらを長期あるいは大全に投与するこ
とによる起因菌の変化あるいは耐性菌の出現なとは現在
の真菌感染症治療医学分野で大きな問題となっている。
上記のように真菌感染症に対する治療剤は未だ極めて不
満足なものであり、当分野では、常に毒性(副作用)が
弱く、新規骨格を有し、新しい生物活性を示す抗生物質
、あるいはそれらを合成するための中間原料が求められ
ている。
課題を解決するための手段 本発明質らは多数の土壌試料から微生物を分離し、それ
らの代謝産物から新しい抗真菌剤を得るための探索研究
を行ってきた。その結果、ある種の放線菌が培養物中に
抗真菌活性を有する抗生物質を産生ずることを見出し、
この物質を培養物中から純粋に単離し、その理化学的性
質から、当該抗生物質が新規物質であることを確かめ、
これを抗生物質TAN−1254と称することにした。
本発明者らは、これらの知見に基づいてさらに研究を重
ねた結果、本発明を完成した。
即チ、(1)本発明ハ抗生物質TAN1254およびそ
の塩、(2)ストレプトミセス(Strept。
myees)属に属し抗生物質′rAN−1254を生
産する能力を有する微生物を培地に培養し、培養物中に
該抗生物質を生成蓄積せしめ、これを採取することを特
徴とする抗生物質TAII−1254またはその塩の製
造法および(3)抗生物質TAN1254を生産する能
力を有するストレプトミセス・エスピー 、l−401
に関する。
なお、本明細書において「抗生物質TAN1254Jを
単に[TAN−1254Jと祢することもある。
本発明で使用されるTAN−1254の生産菌としては
、TAN−1254を産生ずる能力を有するものであれ
ば如何なる微生物でも良いが、たとえば本発明者らが兵
庫県より採取した土壌より分離し、ストレプトミセス・
エスピー A401 (SLreptomyccs  
sp、  A −/l O1)と名付けた菌株またはそ
れに類縁の菌株なとはもつとも有効に用いられる一例で
ある。以後本菌をA=401閑と略称することもある。
該閑の形態的特徴および分類培地」−の培養所見はたと
えば次のとおりである。
本閑においては通常の分類培地上で気菌糸が形1戊され
、それらは単純分枝を示し、また胞子形成菌糸は直状を
呈する。胞子は10個以上連鎖しており、その表面は平
滑で、大きさは0.4〜0.6μmX0.8〜0.9μ
mである。通常の分類培地上で胞子のう、鞭毛胞子、菌
核なとの形成は認められない。
本閑の分類培地上の生育状態はつぎのとおりである。と
くに記載しない限り28°Cで21日間観察した培養所
見である。なお、記載中()内はカラー・ハーモニー・
マニュアル第4版(コンテイナー・コーポレーション・
オブ・アメリカ1958年)による色名の記載である。
(以下余白) Δ−401閑の生理的性質は次のとおりである。
(1)生育泥度範囲:8.5〜32.8°Cで生育する
が26.1〜28川°Cでより良好な生育を示す。
(2)セラチンの液化:陽性 (3)スターチ加水分解;陽性 (4)脱脂牛乳の凝固・ペプトン化:陽性(5)メラニ
ン様色素の生成:陰性(ペプトン・イースト・鉄寒天培
地およびチロ7ン寒天培till)(6)硝酸塩還元:
陽性(インターナショナル・ストレプトミセス・プロジ
ェクトNo、 8培地)(7)炭素源の利用性(ブリド
ハム・ゴツトリーブ寒天培地) よく利用される炭素源 イ/シトール、D−マンニトール、D−キンロース、I
)−グルコース、D−フラクトース、ラフィノース、L
−アラビノース、ラムノース利用されない炭素源 ラフィノース、シュークロース A−401閑閑体の塩酸加水分解物中にはl−L−ジア
ミ7ピメリン酸か検出された。このことがら本菌はスト
レプトミセス属に属すると考えられる。A−401閑の
形態的特徴、培養所見、生理的性質に基き、本菌をスト
レプトミセス・エスピーと同定し、ストレプトミセス・
エスピー A401 (StrepLomyces  
sp、  Δ−401)と名付けた。本発明に使用され
るストレプトミセス・エスピー A、−401は平成1
年12月5日から財団法人発酵研究所(rFo)に受託
番号IFO14977として、また平l戊1年12月2
0口から通商産業省工業技術院微生物工業技術研究所(
FRI)に受託番号FERM  13P−2693とし
てそれぞれ寄託されている。
ストレプトミセス属菌の一般的性状として菌学上の性質
はきわめて変異しやすく、ストレプトミセス したがって、本閑の性質も上述のとおりに一定のもので
はなく種々の変異株が容易に得られる。しかしこれらの
変異株にあっても抗生物質TAN1254を生産する性
質を失わないかぎり本発明の方法に使用することができ
る。もちろんそれらの変異か自然の原因に由来するもの
であっても各種変異誘起剤(例えば紫外線,エックス線
,放射線。
ニトロソグアニジン等)を用いて人工的に行なわれたも
のであってもさしつかえない。
本発明の方法において培養に際しては、一般に微生物が
同化しうる炭素源、消化しうる窒素源および無機塩など
を含有させた培地が使用される。
また培地には必要に応じて微量栄養素,発育促進物質,
前駆物質なとの微量有効物質を添加してもよい。一般に
微生物か同化しうる炭素源としてはぶどう糖,しょ糖,
糖みっ,でんぷん、デキストリン。
グリセリンなとがあり、消化しうる窒素源としてハ肉エ
キス、大豆粉,コーンステイープリカーペプトン、カゼ
イン、綿実粕なと、および硝酸塩類アンモニウム化合物
なとの無機窒素化合物などがあり、それらはいずれも有
効に利用される。培養は表面培養法によってもよいが、
深部通気培養法によるのが通常である。深部通気培養法
による場合、培地の性質は中性付近にするのがよく、培
養時の温度は10〜30°C付近、好ましくは15〜2
8°Cに保つのがよい。しかしこれらの培養組成物、培
地の液性、培養温度、攪拌数などの培養条件は使用する
菌株の種類や外部の条件などに応じて好ましい結果が得
られるように適宜調節、選択されることはいうまでもな
い。
本発明のi’AN  1254を培養液から採取するに
は、後述する実施例に示すように当該物質か水溶性両性
物質であることを考慮して、そのような微生物代謝産物
を採取するのに通常用いられる分離、精製の手段が適宜
利用される。例えば、夾雑物との溶解度の差を利用する
方法あるいはクロマトグラフィーなとか中独或いは組合
わせて用いられる。
クロマトグラフィーでITIいられる担体としCは、慣
用の無機及び有機の担体、例えば活性炭、/\イボーラ
スの合成吸着樹脂、イオン交換樹脂、アルミナ、セルロ
ース、イオン交換セルロース、セファデックスあるいは
イオン交換セファデックス等が利用される。
TAN−1254を培養液から採取する方法を具体的に
例示すると、まず予め遠心分離或いはン濾過等の方法で
分離して得られた培養上浦或いは培養が液のpHを弱酸
性として活性炭のカラムに通し、水洗した後、希イソブ
タノール水で溶出する。
活性炭から活性物質を溶出するのに用いられる溶媒とし
ては、この他メタノール水、アセトン水等アルコール類
、ケトン類などの有機溶媒と水との混合溶媒が用いられ
る。溶出液は有機溶媒を濃縮して留去した後、陽イオン
交換樹脂アンバーライトCG−50(タイプI 、 H
+型、ローム・アンド・ハース社製、米国)のカラムを
通過させ、水洗後、希酢酸ナトリウム水溶液のような塩
類を含む水溶液で活性物質をカラムから溶出する。
溶出液を濃縮後、合成吸着性樹脂MCIゲルCHP−2
0P(150〜300μm、三菱化成工業社製)のカラ
ムに通し、水で展開する。活性画分を集めpi(を弱酸
性(pH5,5)に調整して濃縮した後、陽イオン交換
セファデックスおよびSPセファデックスC−25(N
a”型、ファルマシアtに製、スウェーデン)のブJラ
ムクロマトグラフィーに付し、水で展開する。活性画分
を集め、p I−1を弱酸性ないし中性に調整して濃縮
、凍結乾燥すると、TAN−1254の粗粉末か得られ
る。
粗粉末を逆相系の分取高速液体クロマトグラフィー(カ
ラム; YMC−pack  S  363 0DS(
山村化学研究所52)、移動相;5%メタノール−0゜
02Mリン酸緩衝液(pi(6、3)、検出;U■21
4 nm)に付し、シングルピーク(tR26分)のフ
ラクションを分取し、濃縮してpoを中性(pi−17
,0)に調整した後活性炭のカラムに通す。
カラムを水洗した後、希イソブタノール水て溶出し、濃
縮後、エタ/−ルのような該化合物の溶は難い溶媒を加
えるかそのま\冷所に放置して析出する沈澱を1月収す
ることにより、TAN1254の白色粉末を得ることか
できる。
このようにして得られたTAN−1254遊離体の物理
化学的性状は次の通りである。
■)外観:白色粉末 3)質量分析値(31MS法):m/z382(MトH
) 4)分子式: C、、H、、N 70゜5)元素分析値
: (C,4N 、8N 70 、− H、Oとして) 計算値:C,42,111−(,5,30N、24.5
5実測値: C,42,03H,5,19N、24.5
46)紫外線吸収スペクトル: 入水中=229±3r+m(E’%466±90)。
max              1cI11297
±3r+m(E’%250±50)1cm λ0.OIN塩酸中−229±3ni(E’%456+
 90)。
+laX         1c11+296±3r+
m(E’%234±50)Icn+ λ0.01 NNa0II水中 118X 232±3nm(E’%404±80)。
Cl11 302±3nm(E’%237±50)1cm 7)赤外線吸収スペクトル:KBrBr錠剤戸主収を示
す(波数、cm−リ 3420、3240.1650.1635.159G、
 1540゜1435、 1410. 1340.  
+315. 1285. 1180゜1085. 10
?0. 1010.  800.  7458)’H核
磁気共鳴スペクトル: 300MHz、DMSO−d、中、δppm :1、7
0(III、 m)、 2.05(III、 m)、 
3.37(311,s)、 3.57(III、m)、
 3.63(211,m)、 5.55(ill、dt
、J=3.58.211z)、 6.93(211,b
r、 s)、 7.31(ltl、 s)、 8.23
(III、br、s)、 10.68(III、d、J
=8.211z)、 !1.64(ltl、 br、 
) 9)13C核磁気共鳴スペクトルニ ア 5MIIz、I)MSO−de中、δppm :1
71.7(s)、  171.4(s)、 161.9
(s)、  159.8(s)。
153.2(s)、  150.7(s)、  123
.8(d)、 114.1(s)95、0(s)、  
70.1(d)、  50.8(d)、  42.4(
L)40.0(t)、  28.3(q) 10)溶解性: 可 溶・DMSO,アルカリ水 難 溶 水、メタノール、酢酸エチル 11)薄層クロマトグラフィー゛ 担体、ンリカケル60 F 254(メルク社製西独) 12)高速液体クロマトグラフィー 担 体:ライクロスフイア−(Lichrospher
)100RP−18(e)Ezzm 4X125mm(メルク社製、西独) 溶媒系=7%メタノールー0.01Mリン酸緩衝液(p
H6,3) 流速: 1.0d/分 保持時間(tl、):4.8分 13)〒色反応: 陽性;ニンヒドリン、エールリッヒ、ブレイブ・リーバ
ツク、ヨード試薬 陰性;ドラーゲンドルフ、坂ロ、バートン試薬 14)酸性、中性、塩基性の別:両性 15)アミノ酸分析;化合物TAN−1254の酸加水
分解物をアミノ酸分析に付すと、グリジンが検出された
化合物TAN−1254は以上の物理化学的性状から、
新規化合物と判断された。
又、当該化合物は両性物質であるので、それ自体公知の
方法で、塩酸、硫酸、リン酸、ギ酸、酢酸。
酒石酸、クエン酸等の無機或いは有機の酸と酸付加塩を
、またナトリウム塩、カリウム塩、カルシウム塩 トリ
エチルアミン塩なとの生理学的に許容される塩を形成さ
せることかできる。
次にTAN−1254の生物学的性状について述・\る
抗生物質TAN−1254の1000μg/d水溶液に
浸漬したろ紙円板(東洋製作断裂、直径8 mm)を各
種真菌および細菌の自画寒天平板にはりつけ、28°C
で所定時間培養後、ろ紙円板のまオ)りに生じた生育阻
止内の直径を第1表に示す。
表中“0”は阻止円の認められなかったことを示す。ま
た培地は、イースト・ナイトロゲン・ベース(デイフコ
社製、米国)にグルコース2%および寒天1.5%を添
加したものを用いた。
第1表 抗生物質TAN−1254の抗菌スペクトル第1表に示
すように抗生物質TAN−1254は、ある種の真菌類
に対して抗菌力を示す。
さらに、TAN  1254を投与fft200mg/
kgでマウスに腹腔内投与しても急性毒性は全く認めら
れなかった。
これらのデータから明らかなように1’ A N125
4は真菌に対して抗菌性を示し、吐乳動物なとに毒性を
示さない抗生物質であると云える。
したがってTAN−1254はヒトおよび家畜、家きん
なとの真菌感染症の治療に用いることが出来る。
この治療用に、′rAN−1254は公知の製剤化技術
に従って種々の剤形の医薬組成物に処方して用いること
ができる。
′1゛ΔN−1254をたとえばキャンプイタ感染症の
治療薬として通常+11いるには、たとえば1’ A 
N −1254を生理的食塩水に溶解して注射剤として
非経口的に静脈内、皮下または筋肉内に通常1〜50 
mg/ kg/口、好ましくは5〜20mg/ kg/
口投与する。また経口剤として、抗生物質T A N−
1254を乳糖と混合してカプセル剤、あるいは公知の
方法によって製造される糖衣錠とし、TAN−1254
として通常1〜l OOmg/kg/日、好ましくは5
〜50 mg/ kg/日投与する。
また、本発明によって得られるTAN−1254は、外
用殺菌剤として用いることができる。たとえば1゛A 
N −1254を通常0.1−10重■/容量%、好ま
しくは0.5〜5重1/容里%の濃度で蒸留水などに溶
解した液剤、またはワセリン、う/リンを基剤とし、I
gあたり′FA N1254を通常0.2〜100悄g
1好ましくは1〜20mgt有する軟膏剤として、ヒト
および動物の皮膚あるいは粘膜などの殺菌、消毒に用い
ることかできる。
実施例 次に実施例をもってさらに詳細に本発明を説明するが、
これによって本発明か限定されるものではない。パーセ
ントは、特にことわりのないかぎり重量/容量%を示す
実施例1 3σ容爪の坂ロコルヘンにグルコース2.0%。
可溶性デンプン3,0%、コーンスチープリ力−■。
0%、脱脂大豆粉1.0%、ペプトン0.5%、塩化ナ
トリウム0.3%、炭酸カルシウム0.5%(pi−1
7調整)からなる培地500dを注入後滅菌し、これに
ストレプトミセス・エスピー A−401(lFo  
14977、FIζRM  BP−2693)の斜面培
養から1白金耳を接種したのち120往復/分の往復振
盪機上28°Cて48時間培養した。
50(2F’ffiのステンレスタンクに上記培地組成
にアクトコール(消泡剤、代用薬品工業社製)0.05
%加えた培地30(2を調製、滅菌し、先に培養した坂
[」コルヘンの全培養液500dをこれに接種して通気
ff130f2/分、攪拌数28 Orpmで28°C
248時間深部培養を行い種培養液を得た。
200i2容fiのステンレスタンクにグルコース0.
5%、テキストリン5%、脱脂大豆粉3.5%炭酸カル
シウム0.7%(pH7、0)からなる培地120Qを
調製滅菌したものに前記種培養液6Qを接種し、通気f
fi!2(H!/分、攪拌数17 Orpmで17°C
,90時間培養を行った。
実施例2 実施例1で得られた培養1(tiE(105Q)をハイ
フロス−パーセル(ジョーンズ・マンビレ(Johns
Manville)社製、米国)をl濾過助剤として用
いてl濾過して得られた1戸液(100c)のpHを5
.5に調整して、活性炭(312)のカラムに通過させ
た。
カラムを水洗(120した後、8%イソブタノール水(
3g)で活性成分を溶出し、濃縮してイソブタノールを
留去し、約20QとしてアンバーライトCG−50(タ
イプI 、 I−(+型、3ρ)のカラムに通した。
カラムを水洗(3,0f2)シた後、0.1M酢酸すト
リウム水溶液(1512)で溶出し、34Qになる迄濃
縮してMCIケルCHP −20P (150〜300
μm、三菱化成工業社製、■、0ρ)のカラムに通した
。カラムを水で展開し200j!12つつ分画し、フラ
ク7ヨンNo、8〜17を集め(合計2.0Q)、pi
(5,5に調整して濃縮した。濃縮液(65d)をS 
P−セファデックスC−25(Na+型、ファルマシア
社製、スウェーデン、300d)のカラムクロマトグラ
フィーに付して水で展開し、50dつつ分画した。フラ
クションNo、 5〜13を集め(合計450d)、p
i−1を6.0に調整した後濃縮、凍結乾燥すると打l
扮末(1,38g)か得られた。
この粗粉末のうち680mgを2回に分けて高速液体ク
ロマトグラフィー(カラム;YMC−packS−36
30DS、移動相;5%メタノール0.02Mリン酸緩
衝液(pH6、3)、流速:20mQ。
7分)で分取精製し保持時間26分のピークのフラクシ
ョンを集めて(合計440m)、1IO−になる迄濃縮
し、parを7.0に調整して活性炭(10mQ)のカ
ラムに通した。カラムを水洗(50d)した後、8%イ
ソブタ/−ル水(150d)で活性成分を溶出し、約1
0dになる迄濃縮して、エタノールを加え析出してくる
沈澱を1戸数すると、TAN−1254の白色粉末(3
05mg)か得られた。
発明の効果 本発明の新規抗生物質TAN−1254およびその塩は
、真菌に抗菌作用を示し、たとえばヒトおよび他の動物
に経口的、非経口的または外用的に投与することによっ
てこれらの真菌感染症の治療に有利に用いることかでき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図および第3図はそれぞれ実施例2の方法
で得られたl’AN−1254の、紫外線吸収スペクト
ル(図中、実線は水中、点線は0.01N水酸化ナトリ
ウト水中、破線は0.01N塩酸中で測定した紫外線吸
収スペクトルを示す。)。 赤外線吸収スペクトルわよび’11核磁気共鳴スペクト
ルを示す。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)遊離体として次の物理化学的性質を有する抗生物
    質TAN−1254またはその塩1)外観:白色粉末 2)分子式:C_1_4H_1_9N_7O_8 3)紫外線吸収スペクトル(水中): ▲数式、化学式、表等があります▼ 297±3nm(E1%250±50) 4)H核磁気共鳴スペクトル: 300MHz、DMSO−d_6中、δppm:1.7
    0(1H、m)、2.05(1H、m)、3.37(3
    H、s)、3.57(1H、m)、3.63(2H、m
    )、5.55(1H、dt、J=3.5、8.2Hz)
    、6.93(2H、br.s)、7.31(1H、s)
    、8.23(1H、br.s)、10.68(1H、d
    、J=8.2Hz)、11.64(1H、br.) 5)^1^3C核磁気共鳴スペクトル: 75MHz、DMSO−d_8中、δppm:171.
    7(s)、171.4(s)、161.9(s)、15
    9.8(s)、153.2(s)、150.7(s)、
    123.8(d)、114.1(s)、95.0(s)
    、70.1(d)、50.8(d)、42.4(t)、
    40.0(t)、28.3(q)
  2. (2)ストレプトミセス属に属し、抗生物質TAN−1
    254を生産する能力を有する微生物を培地に培養し、
    培養物中に抗生物質TAN−1254を生成蓄積せしめ
    、これを採取することを特徴とする抗生物質TAN−1
    254またはその塩の製造法。
  3. (3)抗生物質TAN−1254を生産する能力を有す
    るストレプトミセス・エスピーA−401。
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