JPH02191299A - 抗生物質tan―1039aおよびその製造法 - Google Patents

抗生物質tan―1039aおよびその製造法

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JPH02191299A
JPH02191299A JP1010236A JP1023689A JPH02191299A JP H02191299 A JPH02191299 A JP H02191299A JP 1010236 A JP1010236 A JP 1010236A JP 1023689 A JP1023689 A JP 1023689A JP H02191299 A JPH02191299 A JP H02191299A
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JP
Japan
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antibiotic
tan
salt
streptomyces
antibiotic tan
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JP1010236A
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Inventor
Seiji Hakoda
箱田 聖二
Shigetoshi Tsuboya
重利 坪谷
Setsuo Harada
原田 節夫
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Takeda Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Takeda Chemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 葭果上鬼皿朋分M 本発明は真菌感染症の治療剤として有用な新規抗生物[
TAN−1039Aおよびその塩、それらの製造法なら
びにTAN−1039A生産閑に関する。
従来の技術 本発明の新規抗生物質T、パ、i〜−1039Aはその
物理化学的および生物学的データなどから新規窒素含有
発色団を有するペプチド系抗生物質であり、このような
抗真菌性抗生物質は未だ報告されていない。
発明が解決しようとする課題 真菌によって惹起される疾病は抗生物質投与による治療
法の発達によってかなり克服されている。
しかし、従来の抗生物質は毒性(副作用)が強いものが
多く、またそれらを長期あるいは大量に投与することに
よる起因閑の変化(菌交代現象)あるいは耐性菌の出現
(耐性化現象)などは現在の真菌感染症治療医学分野で
大きな問題となっている。これらの問題を克服するため
に、当分野では、常に毒性(副作用)が弱く、新規骨格
を有し、新しい生物活性を示す抗生物質、あるいはそれ
らを合成するための中間原料が求められている。
課題を解決するための手段 本発明者らは、新規な抗ル物質の探索を目的として多数
の微生物を土壌より分離し、その生産する抗生物質を分
離探索したところ、ある種の微生物が新規な抗生物質を
生産すること、該微生物がストレプトミセス属に属する
菌種であること、該微生物を適宜の培地に培養すること
によって真菌に対して抗菌力を示す抗生物質を培地中に
蓄積しうろことなどを知り、この抗生物質を単離し、そ
の物理化学的および生物学的諸性質から、当該抗生物質
が新規な抗生物質であることを確かめ、これを抗生物質
TAN−1039Aと称することにした。
本発明者らは、これらの知見に基づいてさらに研究を重
ねた結果、本発明を完成した。
本発明は、(1)抗生物質TΔN−1039Aまたはそ
の塩、(2)ストレプトミセス(Streptomyc
es)属に属し、抗生物質TAN−1039Aを生産す
る能力を有する微生物を培地に培養し、培養物中に該抗
生物質を生成蓄積せしめ、これを採取することを特徴と
する抗生物質TAN−1039Aまたはその塩の製造法
および(3)抗生物質TΔN−1039Aを生産する能
力を有するストレプトミセス・スピシーズA−277に
関する。
なお、本明細書において「抗生物質TAN1039AJ
を単にrTAN−1039AJと称することもある。
抗生物質TAN−1039Aの生産mとしては、抗生物
質TΔN−1039Aを産生ずる能力を有するものであ
れば如何なる微生物でも良いが、たとえば本発明者らが
分離し、ストレプトミセス・スピシーズA −277(
Streptomyces S P 、  A −27
7)と名付けた菌株またはそれに順縁の菌株などはもっ
と、も有効に用いられる一例である。以後本田をA、−
277菌と略称することもある。
該菌の形態的特徴および分類培地上の培養所見はたとえ
ば次のとおりである。
本田においては通常の分類培地上で気菌糸が形成され、
それらは単純分枝を示し、また胞子形成菌糸は螺旋状を
呈する。胞子は10個以上連鎖しており、その表面はと
げ状で、大きさは0.6〜0.9μn+X0.7〜1.
0μmである。通常の分類培地上で胞子のう、鞭毛胞子
1m核などの形成は認められない。
本閑の分類培地上の生育状態は第1表のとおりである。
とくに記載しない限り28°Cで21日間観察した培養
所見である。なお、記載中()内はカラー・ハーモニー
・マニュアルi 4 JN (コンテイナー・コーポレ
ーション・オブ・アメリカ1958年)による色名の記
載である。
(以下余白) A−277箇の生理的性質は次のとおりである。
(1)生育温度範囲:17〜42℃で生育するが27.
5〜39℃でより良好な生育を示す。
(2)ゼラチンの液化:陰性 (3)スターチ加水分解:陽性 (4)脱脂牛乳の凝固・ペプトン化:陰性(5)メラニ
ン様色素の生成:陽性(ペプトン・イースト・鉄寒天培
地およびチロシン寒天培地)(6ン硝酸塩還元:陰性(
インターナシコナル・ストレプトミセス・プロジェクト
N018培地)(7)炭素源の利用性(ブリトノ1ム・
ゴ、ノドリーブ寒天培地) よ(利用される炭素源 イ/シトール、D−マンニトール、D−キシロース、D
−グルコース、D−フラクトース、ラフィノース、し−
アラビノース、シュークロース、ラムノース A−277閑菌体の塩酸加水分解物中にはLL−ジアミ
ノピメリン酸が検出された。このことから本国はストレ
プトミセス属に属すると考えられる。A−277菌の形
態的特徴、培養所見、生理的性質に基き既存の菌種との
比較を試みた結果、本国をストレプトミセス・スピシー
ズと同定し、ストレプトミセス・スビシーズ Δ−27
7(Streptomyces S P、、 A −2
77)と名付けた。
本発明に使用されるストレプト・ミセス・スピシーズ 
A−277は昭和63年12月19日から財団法人発酵
研究所(IFO)に受託番号[F014807として寄
託されている。また該微生物は平成1年1月17日から
通商産業省工業技術院微生物工業技術研究所(FRI)
にブダペスト条約に基づいて受託番号FERM  BP
−λλ4?jとして寄託されている。
ストレプトミセス属菌の一般的性状として開学上の性質
はきわめて変異しやすく、ストレプトミセス・スピシー
ズ A−277もその例外ではない。したがって、本国
の性質も上述のとおりに一定のものではな(種々の変異
株が容易に得られる。
しかしこれらの変異株にあっても抗生物質TAN=10
39Aを生産する性質を失わないかぎり本発明の方法に
使用することができる。もちろんそれらの変異が自然の
原因に由来するものであっても各種変異誘起剤(例えば
紫外線、エックス線、放射線、ニトロソグアニジン等)
を用いて人工的に行なわれたものであってもさしつかえ
ない。
本発明の方法において培養に際しては、一般に微生物が
同化しうる炭素源、消化しうる窒素源および無機塩など
を含有させた培地が使用される。
また培地には必要に応じて微量栄養素2発育促進物質、
前駆物質などの微量有効物質を添加してもよい。一般に
微生物が同化しうる炭素源としてはぶどう糖、しよ糖、
糖みつ、でんぷん、デキストリン。
グリセリンなどがあり、消化しうる窒素源としては肉エ
キス、大豆粉、コーンステイープリカー、ペプトン、カ
ゼイン、綿実粕など、および硝酸塩類。
アンモニウム化合物などの無機窒素化合物などがあり、
それらはいずれも有効に利用される。培養は表面培養法
によってもよいが、深部通気培養法によるのが通常であ
る。深部通気培養法による場合、培地の性質は中性付近
にするのがよく、培養時の温度は20〜36℃付近、好
ましくは24〜30℃に保つのがよい。しかしこれらの
培養組成物、培地の液性、培養温度、撹拌数などの培養
条件は使用する菌株の種類や外部の条件などに応じて好
ましい結果が得られるように適宜調節1選択されること
はいうまでもない。
培養物から目的とする抗生物質TAN−1039八を採
取するには微生物の生産する代謝物をその微生物培養物
から採取するのに通常使用される分離手段が適宜利用さ
れる。たとえば抗生物質TAN−1039Aは水溶性酸
性物質の性質を示し、主として培養ろ液中に含まれるの
で、まず培養液にろ過補助剤を加えてろ過、あるいは遠
心分離によって菌体を除去し、得られた培養ろ液を適宜
担体に接触させてろ液中の有効成分を吸着させ、ついで
適宜の溶媒で有効物質を脱着させ、分別採取する手段が
有利に利用される。クロマトグラフィーの担体としては
活性炭、シリカゲル、粉末セルロース、吸着性樹脂など
化合物の吸着性の差を利用、またはイオン交換樹脂、イ
オン交換セルロース、イオン交換セファデックスなど化
合物の官能基の差を利用、あるいはセファデックスなど
分子ふるい性担体類など化合物の分子量の差を利用する
もの等が有利に用いられる。これら担体から目的とする
化合物を溶出するためには担体の種類、性質によって組
み合せが異なるが、たとえば水溶性有機溶媒の含水溶液
すなわち、含水アセトン、含水アルコール類など、ある
いは酸、アルカリ、緩衝液もしくは無機あるいは有機塩
を含む水溶液などが適宜組み合わせて用いられる。
さらに詳しくは、担体として陰イオン交換樹脂たとえば
アンバーライトIRΔ−402,IRA−68(ローム
・アンド・)\−ス社製、米国)、タウエックス1(ダ
ウ・ケミカル社製、米国)、ダイヤイオン5AIOB、
PA−404,WA−30(三菱化成社製、日本)など
を用いるとろ液中の本抗生物質が吸着され、塩、アルカ
リあるいは酸含有の水溶液あるいは緩衝液などで溶出さ
れる。また、イオン交換分子ふるい性樹脂たとえばQA
E−セファデックス(ファルマシア社製、スウェーデン
)などの担体に本抗生物質を吸着せしめ、塩類、アルカ
リあるいは酸含有の水溶液あるいは緩衝液などによって
溶出させることが出来る。これらの溶出液中の塩類、着
色物質などを取り除くためにはクロマト用活性炭(大田
薬品工業社製、日本)、吸着性樹脂たとえばダイヤイオ
ンHP−20,5P207(三菱化成社製、日本)、ア
ンバーライトXAD−n(ローム・アンド・ハースl、
米国)。
分子ふるい性樹脂セファデックスLH−20(ファルマ
シア社製、スウェーデン)あるいは結晶セルロース(旭
化成社製、日本)などが有利に用いられる。またろ液中
あるいは溶出液中の脂溶性物質などを取り除(ために活
性炭あるいは吸着性樹脂などのカラム中を通過させる、
あるいは水と混和しない有機溶媒、たとえばジクロロメ
タン、酢酸エチル、メチルイソブチルケトンなどでこれ
らを除去することなども適、宜組合わせて行われる。
さらに化合物を最終的に精製する場合に分取用高速液体
クロマトグラフィー(HPLC)法も有利に用いられる
。この方法を適用する場合、担体としては逆相系樹脂た
とえばMMCゲル(山村化学研究新製、日本)あるいは
TSKゲル(東洋曹達工業社製、日本)などが用いられ
、移動相としては緩衝液またはそれに水和性有機溶媒た
とえばメタノール、アセトニトリルなどを混和した溶媒
を用いる。
以上のようにして精製、分画された溶出区分は脱塩、濃
縮、凍結乾燥あるいは晶出などの工程を経てTAN−1
039Aを粉末化あるいは結晶化することが出来る。
TAN−1039Aはモノナトリウム塩として単離され
たが、この化合物の遊離体は次のようにして調製される
。すなわちTAN−1039Aモノナトリウム塩を水に
溶かし、1当量の塩酸を加え、活性炭のカラムクロマト
グラフィーに付し、含水アルコール類たとえばメタノー
ル水、プロパツール水などで溶出すると、TAN−10
39A(遊離体)が得られる。遊離体から薬理学的に許
容される塩(例えば、カリウム塩、カルシュラム塩等)
を調製するには自体公知の方法によって行われる。
後述する実施例2で得られるTAN−1039Aモノナ
トリウム塩の物理化学的性状はつぎのとおりである。
l)外観:白色固体 2)比施光度:[α]23+10.8°±3.0°(c
m 0.5.水)3)元素分析値:(%) 実測値 、 C,39,70: H,3830,N、1
6.97゜N a、 2. T。
計算値”、 C,40,18; H,3828; N、
17.18;0.34.79; Na、2.56 (′水分4.5モルを含むとして計算)4)マス・スペ
クトル(S1MS法):m/z  816(M+H)” 5)分子式: CsoHssN + to tsN a
6)uvスペクトル:第1図(水中) 水中:λ  227±3nm(E 1%−225±50
)。
wax          lc+a 252nIl付近(肩) およびλ  296±3nm(E’%=115±30)
wax       lcg+ Q、lN  HCQ中: 22Onm付近(肩)。
250na+付近(肩)および λ  280±3nm(E’%=95±20)max1
cn+ 0、lN  NaOH中 λ   235土3r+a+(E’% −202±50
)。
wax          lca+ λ  265±3nIIl(E1%−123±30)。
wax          1cm およびλ  310土3rv(E’%=130±30)
wax          1cm 7)IRスペクトル:KBr錠剤中(第2図参照)、主
な波数(cm”) 3400、1660.1540.1410.1300.
1250.1180゜1G50. 780. 750.
 6308)13C−NMRスペクトル:75MHz、
重水中(第3図参照) 下記のシグナルが認められる(δ92.)181.40
.179.52.178.57. 176.94.17
6.43゜175.29. 175.13. 172.
47.167.24. 162.54゜155.93.
 152.48. 114.97. 97.97(各Q
)。
12g、60. 73.66、 59.89. 57.
48. 5?、20゜54.13. 53.40. 4
9.74. 23.76、 22.49(各CH)。
65.05.44.6g、 40.08. 39.26
. 14.91(各CH*)。
31、39(CH3) (ただし、Q:四級炭素、CH:メチン、CH。
メチレン、Ct13:メチルを表わす)9 )′r L
 C 1G)HPLC: 担 体; ODS、YMC−Pack A312(山村
化学研究新製) 移動相: 0.01Mリン酸緩衝液(pH3゜0)流速
:2t^in 検 出:U■吸収 Rt=3.6(分) 11)呈色反応: 陽性:ニンヒドリン、エールリツヒ(酸性および塩基性
)、グレーグ・リーバツク反応陰性:ドラーゲンドルフ
、坂口反応 12)溶解性: 易溶;水 難溶;アセトン、酢酸エチル、クロロフォルム13)物
質の区分:水溶性中性物質(遊離体は酸性物質) 14)アミノ酸分析=(6N塩酸中16時間、110℃
で加温)、アスパラギン酸。
セリンおよび未知アミノ酸 (3個) 次にTAII−1039Aの生物学的性状について述へ
る。
抗生物質TAN−1039A(モノナトリウム塩)の1
1000Jt/〆水溶液に浸漬したろ紙円板(東洋製作
新製、直径8 mm)を各種真菌および細菌の食菌寒天
平板にはりつけ、所定温度で所定詩間培養後、ろ紙円板
のまわりに生じた生育抑制円の直径を第2表に示す。表
中“0”は阻止円の認められなかったことを示す。
※ A;サブロー・デ牛ストロース・寒天培地B:イー
スト・ナイトロゲン・ベース寒天培地(デイフコ社、米
国)にグルコース2%および寒天1.5%を添加 このように抗生物質TAN−1039Aはある種の真菌
類に対して抗菌力を示す。
また、TAN−1039八(モノナトリウム塩)を投与
量4001!Ig/kgでマウスに腹腔内あるいは経口
投与しても急性毒性は全く認められなかった。
これらのデータから明らかなようにTAN1039Aは
真菌に対して抗菌性を示し、哺乳動物などに毒性を示さ
ない抗生物質であると云える。
したがってTAN−1039Aはヒトおよび家畜、家き
んなとの真菌感染症の治療に用いることが出来る。
この治療用に、TAN−1039Aは公知の製剤化技術
に従って種々の剤層の医薬組成物に処方して用いること
ができる。
たとえば、本発明によって得られるTAN−1039A
は、外用殺菌剤として用いることができる。たとえばT
AN−1039Δを通常0.1〜10 W/V%、好ま
しくは0.5〜5 W/V%の濃度で蒸留水などに溶解
した液剤、またはワセリン、ラノリンを基剤とし、1g
あたりTAN1039Aを通常0.2〜100mg、好
ましくは1〜20sag含有する軟膏剤として、ヒトお
よび動物の皮膚あるいは粘膜などの殺菌、消毒に用いる
ことかできる。
抗生物質TAN−1039Aはまた新しい医薬品の合成
中間体としても有望な化合物である。
以上述べた化学的および生物学的諸性質から明らかなご
とく、TAN−1039Aは新規抗生物質である。
夫廊湾 次に実施例をもってさらに詳細に本発明を説明するが、
これによって本発明が限定されるものではない。パーセ
ントは、特にことわりのないかぎり重量/容量%を示す
。なおHPLCは前戸己と同様の条件下で行った。
実施例1 3Q容量の坂ロコルベンにグルコース2.0%可溶性デ
ンプン3.0%、コーン・スチーブ・リカ−1,0%、
脱脂大豆粉1.0%、ペプトン0.5%。
塩化ナトリウム0.3%、炭酸カルシウム0.5%(p
H7調整)からなる培地500dを注入後滅菌し、これ
にストレプトミセス・スピシーズ A277(IFO1
4807,FERM  BP−2λ4t、s″ )の斜
面培養から1白金耳を接種したのち120往復/分の往
復振盪機上28°Cで48時間培養した。200Q容量
のステンレスタンクに上記培地組成にアクトフール(消
泡剤、大田薬品工業社製、日本)0.05%加えた培地
100eを調製、滅菌し、先に培養した坂ロコルベンの
全培養液500j112をこれに接種して通気m100
1!/分、撹拌数17 Orpmで28℃、48時間深
部培養を行い種培養液を得た。
2000C容fftのステンレスタンクにグルコース0
.5%、デキストリン5%、脱脂大豆粉3.5%。
炭酸カルシウム0.7%(pH7,0)からなる培地1
200gを調製滅菌したものに前記種培養液60ffを
接種し、通気量1200Q/分、撹拌数160 rpn
で28°C190時間培養を行った。
実施例2 実施例1によって得られた培養液(1100ff)をハ
イフロス−パーセル(ジョンズ今マンビル社製;米国)
を加えて、ろ過し、ろ液(1400(りを得た。ろ液を
pH6ないし7に調整後、アンバーライトJR−402
(IJ!−型、5CH1)のカラムクロマトグラフィー
に付した。抗生物質を8%食塩水で溶出し、溶出液(3
5012)を活性炭(15(りのカラム中を通過させ、
8%インブタノール水(7FM)で溶出した。溶出液を
濃縮後、濃縮液(9Q)をア7/<−ライトI RA−
68<CQ−型、3Q)ツカラムクロマトグラフィーに
付し、0.2ないし0.4M食塩水(2+12)で溶出
7分画した。溶出液を活性炭のクロマトグラフィーて脱
塩し、脱塩溶液をQAE−セファデックスA−25(C
Q−型、0.30のカラムクロマトグラフィーに付し、
0.1〜02M食塩水(612)で溶出1分画した。活
性区分を集め(2,9ff)、活性炭クロマトグラフィ
ーで脱塩後、抗生物質含有液を濃縮、濃縮液をセファデ
ックスLH−20(1,5ff)のクロマトグラフィー
に付した。メタノール・水(2:3)の溶媒系で溶出2
分画した。抗菌活性を示す両分を集めて濃縮し、凍結乾
燥、白色粉末のTAN−1039A含有物(309g)
を得た。この粉末のTAN−1039A含有率は前記と
同様の条件によるHPLC分析で72%であった。この
粉末(385g)を分取用逆相系HP L C(担体;
YMC−Pack  R−355(山村化学研究新製)
)、溶媒系;0.01MI、lン酸緩衝液(p!(6,
3)に付し、活性画分を活性炭クロマトグラフィーで脱
塩し、塩除去液を濃縮、凍結乾燥し、粉末を得た。これ
らの操作を2度くり返し、最終操作の脱塩にはマイクロ
アシライザー(旭化成社製)を用い、TAN  103
9Δモノナトリウム塩の白色粉末(125+ng)を得
た。
発明の効果 本発明の新規抗生物質TAN−1039Aおよびその塩
は、真菌に抗菌作用を示し、たとえばヒトおよび他の動
物に外用的に投与することによってこれらの真菌感染症
の治療に有利に用いることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例2で得られた抗生物質TAN1039A
(モノナトリウム塩)の紫外部吸収スペクトル(水中)
、第2図は光外部吸収スペクトル(KBr法)、第3図
は13c核磁気共鳴スペクトル(75M Hz、重水中
)をそれぞれ示す。 代理人  弁理士 青 1)  弘 第 図 波 長 (nm) 塑 噌 冊

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)モノナトリウム塩として次の物理化学的性状を示
    し、窒素含有発色団を有するペプチド系抗生物質TAN
    −1039Aまたはその塩 1)外観:白色固体 2)分子式:C_3_0H_3_8N_1_1O_1_
    5Na3)紫外部吸収(UV)スペクトル:水中 λ_m_a_x227±3nm(E^1^%_1_c_
    m=225±50)およびλ_m_a_x296±3n
    m(E^1^%_1_c_m=115±30)4)赤外
    部吸収(IR)スペクトル:KBr中、主な波数(cm
    ^−^1) 3400、1660、1540、1410、1300、
    1250、1180、1050、780、750、63
    0 5)^1^3C−核磁気共鳴(NMR)スペクトル:7
    5MHz、重水中 下記のシグナルが認められる(δ_p_p_m)181
    .40、179.52、178.57、176.94、
    176.43、175.29、175.13、172.
    47、167.24、162.54、155.93、1
    52.48、114.97、97.97(各Q)、12
    8.60、73.66、59.89、57.48、57
    .20、54.13、53.40、49.74、23.
    76、22.49(各CH)、65.05、44.68
    、40.08、39.26、14.91(各CH_2)
    、31.39(CH_3)
  2. (2)ストレプトミセス属に属し、抗生物質TAN−1
    039Aを生産する能力を有する微生物を培地に培養し
    、培養物中に抗生物質TAN−1039Aを生成蓄積せ
    しめ、これを採取することを特徴とする抗生物質TAN
    −1039Aまたはその塩の製造法。
  3. (3)抗生物質TAN−1039Aを生産する能力を有
    するストレプトミセス・スピシーズA−277。
JP1010236A 1989-01-18 1989-01-18 抗生物質tan―1039aおよびその製造法 Pending JPH02191299A (ja)

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