JPS6029477B2 - 新規抗生物質ah2589 - Google Patents

新規抗生物質ah2589

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JPS6029477B2
JPS6029477B2 JP54017611A JP1761179A JPS6029477B2 JP S6029477 B2 JPS6029477 B2 JP S6029477B2 JP 54017611 A JP54017611 A JP 54017611A JP 1761179 A JP1761179 A JP 1761179A JP S6029477 B2 JPS6029477 B2 JP S6029477B2
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water
chloroform
ethanol
aqueous
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JP54017611A
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修治 西尾
学 井東
輝也 中村
晃 大林
脩 田辺
進午 松村
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Takara Shuzo Co Ltd
Nippon Shinyaku Co Ltd
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Takara Shuzo Co Ltd
Nippon Shinyaku Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は新規抗生物質AH2589一1およびAH2斑
9−川こ関するものである。
本発明者らはストレプトミセス属に属する菌株の培養液
中にグラム腸性菌、グラム陰性菌に対して生育阻害作用
を有するAH2斑9と称する抗生物質が生産されている
ことを見い出し、さらに詳細なる研究の結果、AH25
89より性状類似の2つの新規抗生物質AH2斑9一1
およびAH2斑9ーロを単離しうろことを知り、本発明
を完成した。
AH2斑9はその理化学的研究の結果、水溶性べプチド
抗生物質に属し、リジン、ヒスチジン、アルギニン、ア
スパラギン酸、スレオニン、セリン、グルタミン酸、プ
ロリン、グリシン、アラニン、バリン、イソロイシン、
ロイシンおよびフヱニールアラニンを含有し、特にプロ
リン含有率の高いことを特徴とする新規抗生物質群であ
ることが確認された。本発明書では特記せぬ限りAH2
班9はAH2589−1およびAH2589−0の混合
物を意味する。
AH2球9−1およびAH2589−川ま後記の諸性質
を有し、特に動物の疾病の治療薬および飼料添加剤とし
て有用である。AH2斑乳物質生産菌の一例としてスト
レプトミセス・グロビスポルスAH2斑9(徴工研申請
受理番号は後記)が挙げられる。
このAH2589粥ま本発明者らが新潟県佐渡の土壌か
ら新たに分離した放線菌である。このAH2589茶の
菌学的性質は次の通りである。(1)形態的性質 気菌糸の着生は天然塔地上および合成培地上において良
好であり胞子形成も良好である。
分枝は単純分枝で車軸分枝は認められない。気菌糸先端
の形状は直状ないし屈曲状である。電子顕微鏡観察によ
る胞子の表面構造は平滑型である。胞子の形は同筒形な
いし楕円形で大きさは0.4〜0.5×0.6〜0.8
ミクロンである。胞子は通常10〜2坊重鎖する。山)
各種塔地上の生育状態 (洋)培養温度はすべて27℃である。
(m)生理的性質 ○} 生育温度範囲 15〜370‘2’
ゼラチンの液化 陽性(20℃)糊 スター
チの加水分解 陽性‘4) 脱脂乳の凝固
陰性脱脂乳のべプトン化 陽性 ■ メラミン様色素の生成 陰性 側 硝酸塩の還元性 陽・性(W)炭素源
の利用性(プリードハム・ゴットリーブ寒天塔地)利用
する:Dグルコース、Lーアラビノース、Dーキシロー
ス、Dーフラ クトース、Lーラムノース、D ーマンニツト 利用しない:シユクロース、イノシトー ル、ラフイノース 上記からAH2斑功珠の性状を要約すると、ストレプト
ミセス属に属し、気菌糸先端の形状は直状ないし屈曲状
であり、胞子の表面構造は平滑型である。
発育裏面の色調は淡黄色ないし淡黄褐色で、気菌糸は淡
黄色ないし淡黄澄色である。メラニン様色素は生成せず
、培地中への可溶性色素は無いか又は弱い黄色ないし弱
い黄褐色である。以上の様な菌学的性質を示す菌株につ
いてワックスマン著ジ・アクチノミセテス第2巻(19
61年)およびシヤーリングおよびゴツトリープのIS
P(インターナショナル・ストレプトミセス・プロジェ
クト)報告(19$年、196単王および1972年)
により検索すると、AH2班財料こ最も近縁するものと
してストレプトミセス・グロビスポルスが挙げられる。
ストレブトミセス・グロビスポルスのISP報告とAH
258甥珠とを比較すると前者は黄色ないし緑黄色の可
溶性色素を生産することがあるが、後者では可溶性色素
は無かあるいは弱い黄色ないし弱い黄褐色であり、その
他の基本的性状は非常に類似している。従ってAH25
89総まストレプトミセス・グロビスポルスに属させる
のが妥当と考えられる。しかしストレブトミセス・グロ
ビスポルスの公知の菌株で今迄にAH2589を生産す
るという報告は無い。故に、本発明者らはAH258玖
珠をストレプトミセス・グロビスポルスAH2589と
命名して公知の菌株と区別し、微生物工業技術研究所に
保管を委託した。(徴工研菌寄第4706号)。本発明
の物質の生産に際しては上記菌株以外にAH2589を
産生する能力を有するすべてのストレプトミセス属の菌
株を使用することができる。
またこれらの生産菌は通常のストレプトミセス属の菌株
と同様に、自然的にあるいは人工的にその性状が変化し
易く、例えば紫外線、エックス線、放射線、薬品等によ
り容易に変異させることができる。このような変異株で
あってもAH2589を生産する能力のある繭株はすべ
て本発明物質の生産に使用することができる。本物質を
生産するために使用する培地としては炭素源、窒素源、
無機物等を含む、微生物の培養に通常用いられる培地が
広く使用されうる。
炭素源としては例えばぶどう糖、乳糖、庶糖、デキスト
リン、澱粉、グリセリンなどが使用される。窒素源とし
ては利用可能な窒素化合物であればよく、例えば大豆粉
、ベブトン、肉エキス、酵母エキスなどが使用される。
その他リン酸塩、マグネシウム、カリウム、カルシウム
、ナトリウム、銅、鉄、亜鉛、マンガンなどの塩類が必
要に応じて使用される。本物質を生産するための培養は
通常好気的培養が好ましく、特に通気縄群培養が好適で
ある。
培養温度は菌が生育し、抗生物質AH2589を生産す
る範囲内で適宜変更しうるが、最も好ましいのは25〜
30『0である。培養時間は種々の条件によって異るが
、通常40〜15G時間程度であり、抗生物質AH2球
9が充分生産された時に培養を終了する。ストレブトミ
セス・グロビスポルスAH2斑9の場合、通常の方法で
培養を行なうと、AH2斑9一1とAH2589ーロを
同時に生産するが、2物質の取得量の比率は使用する菌
株および培養条件を選ぶことにより、さらには後記の精
製手段を選ぶことによって適宜変化させることができる
。このようにして得られた培養液からの抗生物質AH2
斑9の採取は、微生物の培養液より抗生物質を分離精製
する公知の手段を適宜選択し、組合わせて行うことがで
きる。
例えば活性炭、アンバーライトXAD一2(米国、ロー
ムアンドハース社)、同XAD−4、同XAD−7など
の吸着剤、またダゥェックス50(米国ダウケミカル社
)、SP−セフアデツクス(スウエ山デン、フアルマシ
ア社)、ダウェックス1(米国、ダウケミカル社)、Q
AE−セフアデツクス(スウェーデン、フアルマシア社
)などのイオン交換体が使用される。培養物から抗生物
質AH2球9−1およびAH2589ーロを分離精製す
る手段の一例を示すと次の如くである。
即ち、ストレプトミセス・グロビスポルスAH258球
朱を前述したように培養して得られる培養物から繭体を
炉別する。培養炉液を吸着剤アンバーライトXAD−2
のカラムに通じ、メタノール水で抗菌性物質を回収し、
減圧下で濃縮する。ついでこの濃縮液を用いてアンバー
ライトXAD−2のカラムクロマトグラフイを行う。即
ち上記濃縮液をカラムに通じ、水洗後、さらに10%メ
タノール水で洗浄する。その後10%メタノール水から
50%メタノール水への濃度勾配港出を行う。得られた
溶出液の抗菌活性画分を集めて減圧下で濃縮後、凍結乾
燥して抗生物質AH2斑9を得る。
この混合物質AH2斑9を予め1.9 M蟻酸と0.8
Mアンモニア水の9対1濠液で緩衝化してSPーセフア
デックスのカラムに吸着させ、1.M蟻酸とo.aMア
ンモニア水の9対1混液と3対2混液の濃度勾配で溶出
すると抗生物質AH2589−1と抗生物質AH258
9一nが単離される。なお生産された抗生物質の定量は
スタフイロコツカス・アウレウスもしくはエシヱリヒア
・コリを検定菌とする微生物定量法を用いることができ
る。後記実施例によって得られる抗生物質AH2589
一1およびAH2斑9ーロの物理化学的性質について述
べると次の通りである。
くAH2589−・) くAH2589−。
)‘li形 状 淡褐色の粉末 淡
褐色の粉末‘2′ 元素分析後)
C 4 4.23 C 17.
9 5(実測値) 日 6.
59 日 6.41N 1
3.4 9 N 14.2
4■分子量くゲル炉適法) 2,00 0
〜10,000 2,00 0〜10,0
0 0(4i 融 点 190〜200
℃付近で徐々K 210〜220℃付近で徐々に黒変す
る。
黒変する。(5)比旋光度
Q〕23=−240 〔q〕を=−680く
C=。‐1,日20) くC=〇‐1,日20
)(6′ 紫外部吸収 水、0.1N塩酸、0
.1N水酸化 水、0.1N塩酸、0.1N水酸化スペ
クトル ナトリヮム中の紫外部吸収スベ ナトリ
ゥム中の紫外部吸収スペクトルは第1図に示す通りであ
クトルは第2図に示す通りである■
る。(7′ 赤外部吸収 臭化カリウム錠
剤法による赤外 臭化カリウム錠剤法による赤外スペク
トル 部吸収スペクトルは第3図K示 部吸収ス
ペクトルは第4図に示す通りである。
す通りである。(8J 溶 解 降
水K易溶。 水に易溶。含水メ
タノール、含水ェタノー 舎水メタノール、含水ェタノ
−ル、含水ァセトンに可溶。 ル、含水ァセトンに
可溶。メ タ ノーノし、 エ タ ノ ーノレ 、
フ・タ メ タ ノーノし、エ タ ノ ーノレ、プ
タノーノし、7セトン、クロロホノレ ノーノレ、ア
セトン、クロロ ホノレム、酢酸エチル、ベンゼン、ヘ
ム、酢酸エチル、ベンゼン、ヘキサンなどの有機溶剤
には難溶 キサンなどの有機溶剤には雛溶又は不溶。
又は不溶。(91 呈色反応
(陽性反応) く陽性反応)ラィ
ドン・スミス、銅−フオリ ラィドン・スミス、銅−フ
ォリン、過マンガン酸ヵリゥム ン、過マンガン酸カ
リウム(陰性反応) (陰性反応)ニ
ンヒドリン、アンスロン、エ ニンヒドリン、アンスロ
ン、エノレソ ン .モノレガン、カノレバゾー ノ
レソン・モノしガン、カノレバゾーノレ
ノレ伽クロ
マトクラフィKよるRf値■ シリカゲル簿層クロマト
グラフィくメルク社)■ セルo−ス薄層クロマトクラ
フィ(メルク社)00 高圧炉紙電気泳動く.東洋炉紙
豚51、電圧3300V、時間30分)02 アミノ酸
分析: くAH2589−1) (AH
2589−U)6N塩酸で110℃、 リジン、ヒスチ
ジン、ァルギニ リジン、ヒスチジン、ァルギニ24時
間加水分解。 ン、ァスバラギン酸、スレオニ ン、ア
スバラギン酸、スレオニン、セリン、グルタミン酸、ブ
ン、セリン、グルタミン酸、ブくAH2589−・)
くAH2589−U)6N塩酸で110℃、 ロ
リン、クリシン、アラニン、 ロリン、グリシン、アラ
ニン、24時間加水分解。 バリン、ィンロィンン、ロ
ィシ バリン、ィソロィシン、ロィンン、フェニールァ
ラニンを含有 ン、フヱニ−ルァラニンを含有するがソ
スチン、メチォニンは するがシスチン、メチオニンは
検出されない。含有比はブロリ 検出されない。含有比
はブロリンを10とした時、グリシン4 ンを10とし
た時、グリシン7〜5、クルタミン酸3〜4で他 〜8
、グルタミン酸3〜5で他のアミノ酸は3以下である。
のアミノ酸は3以下である。次にAH2589−1お
よびAH2589−0の生物学的性質について述べる。
各種微生物に対する抗菌スペクトルは第1表に示す如く
である。
なお、第1表は寒天希釈法により最小生育阻止濃度を測
定した結果を示すものである。第 1 表 抗菌スペク
トルく最/J・生育阻止濃度 単位〃タイ雌)また抗生
物質AH2589−1およびAH2589一Dのマウス
に対する急性毒性試験では、腹腔内投与でそれぞれ10
0物9/k9で全く異常が認められなかつた。
以上に述べた如くAH2589−1およびAH2589
−川まブロリンを多量に含有することを特徴とする水溶
性べプチド抗生物質であってグラム陽性、グラム陰性の
細菌に有効である。
上記抗生物質と類似した性質をもつ既知抗生物質との比
較を第2表に示した。第 2 表 既知抗生物質との比
較 このようにAH2斑9一1およびAH2斑9ーロは第2
表に示した既知抗生物質と明らかに区別され、またその
他の既知抗生物質とは種々の物理化学的性質および抗菌
スペクトルなどから容易に区別される新規抗生物質であ
る。
以下に本発明の生産に関する実施例を示すが、これは単
なる一例示であって何等本発明を限定するものではない
実施例 1 澱粉1.0%、ぶどう糖1.0%、ベプトン0.5%、
肉エキス0.5%、塩化ナトリウム0.3%、硫酸マグ
ネシウム0.1%および徴量の硫酸銅、硫酸第1鉄、塩
化マンガン、硫酸亜鉛を含有する培地(殺菌前pH7.
2)100肌を500の上客三角フラスコは分注し12
0℃、2び分間滅菌した。
これにストレプトミセス・グロビスポルスAH2589
を接種し、27o0で7細寿間振鶴培養した。得られた
培養液300叫を上記と同一組成の培地20そを有する
30そジャーフアメンターに移植し、27℃で毎分25
0回転で燈拝し、毎分10その無菌空気を送り、9曲時
間培養を行った。このようにして得られた培養物60の
こセラィトを加えて吸引炉遇し、培養炉液45そを得た
。この培養炉液を2.5そのアンバーライトXAD−2
のカラム(直径8肌×長さ50cm)に30M/分の速
度で通じ、カラムを水洗した後、50%メタノール水で
抗菌活性物質を回収した。溶出された抗菌活性画分7.
5夕を減圧下で濃縮し、ついでこの濃縮液を用いてアン
/ゞーライトXAD一2の力ラムクロマトグラフィを行
った。即ち濃縮液1そを2.5そのアンバーライトXA
D−2のカラムに20のと/分の速度で通じ、10%メ
タノール水2.5そで洗浄後、10%メタノール水と5
0%メタノール水各3そを用いて濃度勾配溶出を行った
。得られた溶出液の抗菌活性を有する画分を集めて減圧
下で濃縮した後、凍結乾燥してAH2589の粗粉末(
6000の9)を得た。得られた粗AH2589(60
00の9)を100の‘の水に溶解し、SP−セフアデ
ックス(1.5M蟻酸と0.9Mアンモニア水の9対1
混液で緩衝化)のカラム(直径3.5cの×長さ50肌
)に通じ、1.則4蟻酸と0.8Mアンモニア水の9対
1鶴液と3対2猿液各2そで濃度勾配溶出を行った。こ
のクロマトグラフィでAH2589−1が最初に溶出さ
れ、ついでAH2589−0が溶出された。得られたA
H2589−1画分とAH2589ーロ画分はそれぞれ
濃アンモニア水で中和した後、アンバーライトXAD−
2に吸着せしめ水洗により脱塩した。ついで50%メタ
ノール水で抗菌活性物質を回収し、減圧下で濃縮乾固し
た。こうして得られたAH2589−1とAH2589
−山ま各々さらに、前述と同様のSPーセフアデツクス
の力ラムクロマトグラフイを行った。溶出された抗菌活
性画分は前述と同様に中和後、アンバーライトXAD−
2で脱塩して各抗生物質の溶液を得た。これを凍結乾燥
しAH2589一1(180の9)の淡褐色の粉末およ
びAH2589−ロ(110の9)の淡褐色の粉末を得
た。
【図面の簡単な説明】
第1図はAH2589−1の水(一)、0.1N塩酸(
一・一・)、0.1N水酸化ナトリウムで・・・・・・
)中での紫外部吸収スペクトルである。 第2図はAH2589−0の水(一)、0.1N塩酸(
一・−・)、0.1N水酸化ナトリウム(・・・・・・
)中での紫外部吸収スペクトルである。第3図はAH2
589−1の臭化カリウム錠剤法による赤外部吸収スペ
クトルである。第4図はAH2589−Dの臭化カリウ
ム錠剤法による赤外部吸収スペクトルである。第1図 第2図 第3図 第4図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 分子量は2000〜10000(ゲル濾過法)であ
    り、種々溶媒に対する溶解性は水に易溶、含水メタノー
    ル、含水エタノールおよび含水アセトンに可溶、メタノ
    ール、エタノール、ブタノール、アセトン、クロロホル
    ム、酢酸エチル、ベンゼンおよびヘキサンに難溶又は不
    溶であり、呈色反応はライドン・スミス、銅−フオリン
    および過マンガン酸カリウム反応陽性、ニンヒドリン、
    アンスロン、エルソン・モルガンおよびカルバゾール反
    応陰性であり、6N塩酸で110℃、24時間加水分解
    後のアミノ酸分析はリジン、ヒスチジン、アルギニン、
    アスパラギン酸、スレオニン、セリン、グルタミン酸、
    プロリン、グリシン、アラニン、バリン、イソロイシン
    、ロイシンおよびフエニールアラニンを含み、その組成
    比はプロリンを10とした時グリシン4〜5、グルタミ
    ン酸は3〜4でその他のアミノ酸は3以下であるアミノ
    酸分析値を示し、第1図に示す紫外部吸収スペクトルを
    有し第3図に示す赤外部吸収スペクトルを有し、シリカ
    ゲル薄層クロマトグラフイーパターンはエタノール:水
    (4:1)でRf値0.10、クロロホルム:メタノー
    ル:4Nアンモニア(2:1:1上層)で0.93、ク
    ロロホルム:メタノール:7%酢酸(5:4:1)で0
    .37を示すことを特徴とするAH2589−Iと称す
    る抗生物質。 2 分子量は2000〜10000(ゲル濾過法)であ
    り、種々溶媒に対する溶解性は、水に易溶、含水メタノ
    ール、含水エタノールおよび含水アセトンに可溶、メタ
    ノール、エタノール、ブタノール、アセトン、クロロホ
    ルム、酢酸エチル、ベンゼンおよびヘキサンに難溶又は
    不溶であり、呈色反応はライドン・スミス、銅−フオリ
    ンおよび過マンガン酸カリウム反応陽性、ニンヒドリン
    、アンスロン、エルソン・モルガンおよびカルバゾール
    反応陰性であり、6N塩酸で110℃、24時間加水分
    解後のアミノ酸分析はリジン、ヒスチジン、アルギニン
    、アスパラギン酸、スレオニン、セリン、グルタミン酸
    、プロリン、グリシン、アラニン、バリン、イソロイシ
    ン、ロイシンおよびフエニールアラニンを含み、その組
    成比はプロリンを10とした時グリシン7〜8、グルタ
    ミン酸3〜5でその他のアミノ酸は3以下であるアミノ
    酸分析値を示し、第2図に示す紫外線吸収スペクトルを
    有し第4図に示す赤外線吸収スペクトルを有し、シリカ
    ゲル薄層クロマトグラフイーパターンはエタノール:水
    (4:1)でRf値0.07、クロロホルム:メタノー
    ル:4Nアンモニア(2:1:1上層)で0.93、ク
    ロロホルム:メタノール:7%酢酸(5:4:1)で0
    .25を示すことを特徴するAH2589−IIと称する
    抗生物質。
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