JPS601320B2 - 抗生物質ba―843 - Google Patents

抗生物質ba―843

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JPS601320B2
JPS601320B2 JP52045596A JP4559677A JPS601320B2 JP S601320 B2 JPS601320 B2 JP S601320B2 JP 52045596 A JP52045596 A JP 52045596A JP 4559677 A JP4559677 A JP 4559677A JP S601320 B2 JPS601320 B2 JP S601320B2
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一昭 北野
一彦 金高
潔 奈良
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  • Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
  • Medicines Containing Material From Animals Or Micro-Organisms (AREA)
  • Peptides Or Proteins (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、新規な抗生物質BA一843ならびにその製
造法に関する。
本発明者らは、新規な抗生物質の探索を目的として、多
数の土壌微生物を分離し、その生産する代謝産物につい
て研究を重ねた結果、ある種の土壌細菌が生産する抗生
物質BA一843が新規化合物であること、またその生
産菌はフラボバクテリウム属に属すること、さらに該抗
生物質は化膿性疾患やその他の疾病の治療に用いること
ができ、また器具、道具、装置の殺菌にも用いることが
できることを見出し、これにもとづいてさらに研究した
結果、本発明を完成するに至った。
すなわち本発明は、‘1}抗生物質BA−843,およ
び■フラボバクテリウム属に属する抗生物質BA−84
2主産菌を培地に培養し、抗生物質BA−843を生成
蓄積せしZめ、これを採取することを特徴とする抗生物
質BA−843の製造法、である。本願では、抗生物質
BA−843を「BA−843」と称することもある。
本発明で使用される新規抗生物質BA−842生産J菌
としては、フラボバクテリウム属に属しBA−843を
生産しうるものであれば如何なるものでもよいが、たと
えば本発明者らが滋賀県高島郡牧野町の土壌から採取し
、新菌種フラボバクテリゥム・アンティビオティクムに
属することが明らか2にされたBA−843珠‘ま最も
有利に使用されうるものの一例である。
フラボバクテリウム・アンテイビオテイクム・BA−8
43珠の菌学的性状は下記の通りである。
【aー 形態学的特徴 2
1 細胞の形:棒状(ブイヨン寒天,2800,2日,
表面培養)細胞の大きさ:0.4〜0.7〆×1.3〜
2.坪2 多形性:なし3 運動性:なし
34胞子:なし5 グラム染色性:陰性 6 抗酸性:非抗酸性 ‘b’ 各種培地上での生育状態(28qoで1〜7日
間培養し常法により観察した。
) 3■ 肉汁寒天平板培養集落は円形で
降起状,全縁で光沢あり、半透明で淡黄色を呈する。
可溶性色素なし。■ 肉汁寒天斜面培養 生育は中程度,糸状で光沢あり半透明で淡4黄色を呈す
る。
■ 肉汁液体培養 表面にうすい菌環を形成して生育し、混濁は少ない。
沈澱も少ない。■ 肉汁ゼラチン穿刺培養 層状に液化。
■ リトマス・ミルク培養 凝固せずべブトン化し、中性〜ややアルカリ性。
【Ci 生理的性質 ■ 硝酸塩の還元:蔭性 ■ 脱窒反応:陰性 ■ MRテスト:陰性 ■ VPテスト:陰性 ■ インドールの生成:陰性 ■ 硫化水素の生成:陰性 ■ デンプンの加水分解:陰性 ■ クエン酸の利用:陽・性 ■ 無機窒素源の利用:陽・性 ■ 色素の生成:菌体中に黄色々素を生成。
水浴性色素の生成は認められない。■ ウレアーゼ:陽
性 ■ オキシダーゼ:陽性 ■ カタラーゼ:陽性 ■ 生育の範囲 ・ pH 至適pH6.5〜7.5 ii 温度 至適温度は28q0,37o0では生育し
ない。
■ 酸素に対する態度:好気性 ■ ○一Fテスト〔ヒユーライフソン(Hugh−Le
ifson)法〕:陰性■ 各種糖類からの酸およびガ
スの生成:べプトン水への糠添加では、Lーアラピノー
スD−キシロース,Dーグルコース,Dーマンノース,
Dーフラフトース,Dーガラクトース,麦芽糖,ショ糖
,乳糖,トレハローズ,Dーソルビツト,Dーマンニツ
ト,イノシツト,グリセリンおよびデンプンより酸およ
びガスの生成は認められない。
ただし低濃度窒素源の培地で、振糧培養すると、果糖,
ブドウ糖,ガラクトース’マンノース,麦芽糖,トレハ
ロースで酸の生成が認められる。
{d’その他の性質 I DNAの○C含量 67±1モル%2 べプチド
系抗生物質を生成する。
以上の諸性質を、パージーズ・アニュアル・オブ・デタ
ーミナデイブ・バクテリオロジジー(Ber 一 ge
ys Manual of Deにrminative
Bacteriology)第3版の記載と照合すると
BA−843株は、グラム陰性で非運動性の樟菌で、グ
ライデイング・ムーブメントやスウオーミングを示さず
、黄色の集落を形成し、オキシダーゼ陽性,カタラーゼ
腸性などの性質から、フラポバクテリウム(F1avo
−戊cterNm)属細菌種とするのが妥当である。
上記マニュアル第8版に記載されているフラボバクテリ
ウム属12塵のうちDNAのGC含量63〜70%のグ
ループに属すると考えられるが、既知種の中には該当す
るものを見出すことは出来ない。また、本菌株のように
、ベプチド系抗生物質を生産するフラボバクテリウム属
菌は見出されていない。したがってBA−843粥まフ
ラボバクテリウム属の新種とみなさざるを得ず、本属菌
が抗生物質を生産するのは極めて希な性質と考えられる
ので本菌種をフラボバクテリウム・アンテイ ビ オ
テ イ ク ム ( FlaVobacにri側ant
位icticum)と命名し、従来種と区別した。なお
、本菌株は工業技術院微生物工業技術研究所にFERM
−P NO.3945として、また財団法人発酵研究所
にm○−13715としてそれぞれ供託されている。本
発明に用いられるフラボバクテリウム属菌は一般にその
性状が変化しやすく、たとえば紫外線,エックス線,化
学薬品などを用いる人工的変異手段で容易に変異しうる
ものであり、どのような変異株であっても本発明の対象
とする抗生物質BA−843の生産能を有するものはす
べて本発明に使用することができる。
本菌の培養に際しては、炭素源としては、たとえばグル
コース,シユークロース,マルトース,澱粉,可溶性澱
粉,廃糖蜜グリセロール,油脂類(例、大豆油,オリー
ブ油など),アルコール類(例、エタノールなど),有
機酸類(例、酢酸,クエン酸,コハク酸など),脂肪酸
類(例、パルミチン酸,オレィン酸など)など菌が資化
しうるものが適宜用いられる。
窒素源としては、たとえばべプトン,大豆粉,純美粉,
コーン・ステイープ・リカー,乾燥酵母,酵母エキス,
肉エキス,ポリベプトン,尿素,硫酸アンモニウム,硝
酸アンモニウム,塩化アンモニウム,燐酸アンモニウム
などの有機窒素化合物や無機窒素化合物が利用できる。
また、無機塩としては、たとえば塩化ナトリウム,塩化
カリウム,炭酸カルシウム,硫酸マグネシウム,燐酸ー
カリゥム,燐酸二ナトリウムなどの通常細菌の培養に必
要な無機塩類が単独もしくは適宜、組み合わせて使用さ
れる。また、必要に応じて、たとえば重金属塩類(例、
硫酸第1鉄,硫酸鋼など),ビタミン類(例、ビタミン
B,,ビオチンなど)などの徴量栄養源のほかシリコー
ンオイルやポリアルキレングリコールエ−テルなどの消
泡剤や界面活性剤を培地に添加してもよい。その他菌の
発育を助け、抗生物質BA−843の生産を促進するよ
うな有機物や無機物を適宜に添加してもよい。培養方法
としては、一般に抗生物質の生産方法と同様に行なえば
よく、固体培養でも液体培養でもよい。
液体培養の場合は静贋培養,蝿梓培養,振糧培養,通気
培養などいずれを実施してもよいがとくに通気燈枠培養
が好ましい。又培養温度はおよそlyo〜3ぷ0の範囲
が好ましく、培地のpHは約4〜9.5の範囲でおよそ
1幼時間〜1瞬時間培養する。生成したBA−843は
培養炉液中および菌体中に存在するので、培養物を遠心
分離あるいは炉過によって炉液と菌体とに分離し、その
炉液から精製することができるし、また菌体から水性ア
セトン,水性メタノールなどの溶媒で抽出し、その抽出
液から採取することもできる。
また、培養物に直接、溶媒を添加して抽出したのち、遠
心分離あるいは炉過によって菌体を除きその抽出液から
採取してもよい。BA−843の採取には、微生物が生
産する代謝産物を採取するのに通常用いられる手段を適
宜に利用することが出来る。たとえば、溶媒抽出法。
イオン交去勢樹脂による吸脱着法,セルロースのカラム
クロマトグラフイーやセフアデックスLH−20(ファ
ルマシア社製)カラムによるゲル炉過法,溶媒沈澱法な
どの方法を単独あるいは組合せて利用される。なお、精
製工程中有効画分を確認するには、BA−843により
生育が阻止される微生物、たとえばバチルス・ズブチI
JスPC121玖珠を用いるバイオアツセィ法と、薄層
クロマトグラフィーまたはペーパークロマトグラフィー
で展開したのち、上記被験菌によるバイオオートグラフ
ィーおよび/または、坂口試薬で発色させて検出する方
法を併用するのがよい。
次に、抗生物質BA−843の理化学的性状を示す。
a 元素分析: C=47.92〜49.92% H=6.83〜7.83% N=11.13〜13.13% b 分子量: 約5000〜7000(蒸気圧法,エタノール)c 融
分解点:243〜2530○
Zd 比施光度:〔a〕奪十○‐15
±10(C=1‐0,メタノ−ル)e 紫外部吸収スペ
クトル:220〜36仇h仏の間で特徴的な紫外部吸収
極大Jを示さない。
第1図参照。f 赤外部吸収スペクトル: KBr法におけるスペクトルを第2図に示す。
主な吸収波数は次の通りである。3400肌‐1(S)
,2950肌‐1(M), 21730肌‐
1(W),1665伽‐1(S),1625伽‐1(S
),1540肌‐1(M),1450肌‐1(M),1
250伽‐1(M),1200仇‐1(W),1105
伽‐1(M),1010伽‐1(W)
2(ただし、S,M,Wは強,中,弱をそ
れぞれ示す。
)g 溶解性: メタノール,エタノール,プロパノール,およびブタノ
ールに易溶、水,酢酸エチル,アセ30トン,クロロホ
ルム,ベンゼンおよびエーテルに難溶。
b 呈色反応: 腸性:坂口反応,ヨード反応 陰性:ニンヒドリン反応,過マンガン酸カリ汐ウム反応
,エールリッヒ反応,ィサチン反応,キルシコール反応
,ラィドン,ス ミス反応。
i 物質の色: 白色 i 薄層クロマトグラフィー: 1 セルロース(東京化成製,スポットフィルム,微結
晶セルロース)99%メタノール:Rf〇.49 ブタノール:エタノール:水(4:1: 5):Rfo.50 70%プロパノール:Rfo.72 プタノール:酢酸:水(3:1:1): Rfo.63 0 シリカゲル(東京化成製,スポットフィルム,シリ
カゲル):99%メタノール:Rf〇.〇 ブタノール:エタノール:水(4:1: 5):Rfo.06 プロパノール:ピリジン:酢酸;水(15:10:3:
2):Rfo.64k 構成アミノ酸組成: BA−843を6規定塩酸中11ぴ○,24時間加水分
解した後のアミノ酸組成をアミノ酸分析計で調べるとア
ルギニン,スレオニン,セリンおよびプロリンが1:1
:1:2(モル比)の割合で検出された。
この他に、ヒドロキシプロリンと思われるピークおよび
未知のニンヒドリン腸性ピークが検出された。1 塩基
性,酸性,中性の区別:中性 次にBA−843の生物学的性状について述べる。
BA−843の各種微生物に対する抗菌スペクトルは第
1表に示す遮りである(寒天希釈法)。
第1表 抗菌スペクトル 注:培地:トリプテイカーゼ・ソイ・ブロス寒天第1表
から、BA−843はグラム場性菌に有効なべプチド系
抗生物質であることは明らかである。
従来、細菌によって生産されるべプチド系抗生物・質に
ついては数多〈報告されている。ケミカル・アブストラ
クト(ChemicalAbstract)。オーカニ
ツシヱ・ヘミー(〇rganisehe Chem鷺)
(Beilste■),ジヤーナル・オブ・アンテイビ
オテイクス(JournalofAntibiotie
s),アンテイビオテイクス・アンド・ケモセラピー(
AntibiotにsandCemotherapy)
,アワテイビオテイクス・アニユアル(Ahtibbt
icsAnn雌1),アンテイマイクロノゞイアル・エ
ージェント・アンド・ケモセラピ ( Anti
mbrobial A袋nt andChemo比
erapy),インデックス・オブ・アンテイビオテイ
クス・フロム・ストレプトミセス(Indexof他肋
joticsfrom Strptomyces),ア
ン ティビ オ ティクス( 抑肋iotにs刀T.K
orzy戊ki , z.Kow6zyk − Gin
d辻er ,W.Kmylowicz著),抗生物質(
住木論介著,上,下,補1,D),抗菌性物質(梅沢純
夫署)などの記載や、その後の特許公報の記載とBA−
843の理化学的性質とを比較したが、一致する物質は
全く見出しえなかった。従って本発明者らはBA−84
3を新規抗生物質と断定した。上記したように、BA一
843はグラム陽性菌に対して有効である。
また、BA−843の毒性は、LD5。値が400mg
′kg以上(マウス・腹燈内投与)で低毒性である。し
たがって、抗生物質BA−843は医薬として、たとえ
ば内服剤,注射薬,外用剤として化膿性疾患などの治療
に有用である。たとえば本抗生物質を0.01%〜0.
1%量含む常套の局所用クリームや軟膏などの外用薬と
して人や動物(例、犬,ネコ,ラツト,マウス)に使用
しうる。、に をもってさらに詳細に本発明の内容
を説明するが、これによって本発明が限定されるもので
はない。
実施例 1栄養寒天斜面上に生育させたフラボバクテリ
ウム・アンテイビオテイクム(F1avobacPri
mman地joticum)BA−843株(FERM
−PNo3905,IFO−13715)の菌体を、グ
ルコース1%,ベプトン1%,肉エキス0.6%,Na
CIO.5%(pH7.0)からなる培地50仇hlを
2そ客坂口フラスコに入れ、120℃で2び分間蒸気殺
菌したもの2本に接種してキ28qoで4癖間往復振濠
培養して・その培養物を種菌とする。
次に、ブドウ糖2%,可溶性澱粉2%,プロフロ1%,
脱脂大豆粉1%,硫酸マグネシウム0.05%,炭酸カ
ルシウム0.5%からなる培地100〆を200そ客ス
テンレス製発酵槽に入れ、その液性を30%苛性ソーダ
溶液にてpH6.5に調整し、120ooで20分間蒸
気殺菌したのち、前記種菌を接種した。
次いで温度2がo,通気量100ぞ/分,損梓回転数1
8仇pmの発酵条件下で培養を続けると、41時間後に
はその培養液のバチルス・ズブチリスPC1219株に
対する抗菌活性は最大となる。
このようにして得られた培養液90のこ等量のアセトン
を加え、1時間蝿拝を続けたのち、ハイフロ スーパー
セル(米国,ジョンズ・マンビル・プロダクト社製造)
7k9を加えてよくかきまぜた。混合物を加圧式炉過器
で炉遇し、160その炉液をえた。得,られた炉液を減
圧濃縮器に入れ、減圧下でアセトンを留去せしめ70そ
の濃縮液をえた。この濃縮液のpHを塩酸で3.0に調
整し、35そのn−ブタノールを加えて混合したのち、
nーブタノール層と水層に分けた。水層にはさらに35
そのn−ブタノールを加えて混合し、同様にn−ブタノ
ール層と水層にわけた。nーブタノール層を合せて35
その水で洗浄後、減圧下で濃縮し7その濃縮液をえた。
これに水93そを加えて薄めたのち、ダウェツクス1×
2(酢酸型,ダウ・ケミカル社製)10とを充填したカ
ラムに通液し、カラムを30その水で洗練したのち、0
.州酢酸ナトリウム50%メタノール溶液で漆出した、
この溶出液の活性画分15そを減圧下に濃縮し0.5そ
の濃縮液を得た。この濃縮液を10そのセルロースカラ
ムにかけ水飽和ブタノールにて展開綾出した。抗菌活性
を有する画分を集めて濃縮し、セフアデツクスLH−2
0(フアーマZシア社製)カラムにかけ99%メタノー
ルで漆出した。活性画分を集め、減圧下で濃縮した。こ
の濃縮液にアセトンを滴下し、生じた沈澱をガラスフィ
ルターで炉別乾燥し、白色のBA−849扮末5夕をえ
た。 Z実施例 2実施
例1と同様に培養した培養物80夕にトプコ・パーラィ
ト(東興パーラィト工業■)6k9を加えよくかきまぜ
た。
これを減圧炉過して炉液47そと湿菌体含有物35そを
えた。この炉液のpHを35%硫酸で3.0に調整した
のちn−ブタノール70夕を加え損洋混合した。n−ブ
タノール層と水層に分離したのち、n−ブタノール層を
減圧下で濃縮し、濃縮液4そをえた。これを実施例1と
同様に処理し、BA−843扮末2.5夕をえた。実施
例 3実施例2で得られた湿菌体含有物35そに70%
アセトン35〆を加え、1時間魔梓抽出した。
この混合物を減圧炉遇して炉液48夕をえた。これを減
圧下で濃縮し3その濃縮物を得、以下実施例1と同様に
処理し、BA−84群粉末2夕をえた。
【図面の簡単な説明】
第1図は抗生物質BA−843の紫外部吸収スペクトル
を第2図は抗生物質BA−843の赤外部吸収スペクト
ルをそれぞれ示す。 第2図 多l図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 次の性質を有する抗生物質BA−843;a)元素
    分析:C=47.92〜49.92% H=6.83〜7.83% N=11.13〜13.13% b)分子量: 約5000〜7000(蒸気圧法、エタノール)c)分
    解点:243〜253℃ d)比施光度: 〔a〕^2^5_D+0.15±1°(c=1.0,メ
    タノール)e)紫外部吸収スペクトル: 220〜360mμの間で特徴的な紫外部吸収極大を示
    さない。 f)赤外部吸収スペクトル: BA−843のKBr法における主な吸収波数とその強
    弱:3400cm^−^1(S),2950cm^−^
    1(M),1730cm^−^1(W),1665cm
    ^−^1(S),1625cm^−^1(S),154
    0cm^−^1(M),1450cm^−^1(M),
    1250cm^−^1(M),1200cm^−^1(
    W),1105cm^−^1(M),1010cm^−
    ^1(W),(ただし、S,M,Wは強,中,弱をそれ
    ぞれ示す。 )g)溶解性: メタノール,エタノール,プロパノールおよびブタノー
    ルに易溶,水,酢酸エチル,アセトン,クロロホルム,
    ベンゼンおよびエーテルに難溶。 h)呈色反応: 陽性;坂口反応,ヨード反応 陰性;ニンヒドリン反応,過マンガン酸カリウム反応,
    オルシノール反応,ライドン・スミス反応,エールリツ
    ヒ反応,イ サチン反応。 i)物質の色: 白色 i)塩基性,酸性,中性の区別:中性 2 フラボバクテリウム属に属する抗生物質BA−84
    3生産菌を培地に培養し、抗生物質BA−843生成蓄
    積せしめ、これを採取することを特徴とする抗生物質B
    A−843の製造法。
JP52045596A 1977-04-19 1977-04-19 抗生物質ba―843 Expired JPS601320B2 (ja)

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