JPH0897B2 - 温風洗面台の制御方法 - Google Patents
温風洗面台の制御方法Info
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- JPH0897B2 JPH0897B2 JP40165390A JP40165390A JPH0897B2 JP H0897 B2 JPH0897 B2 JP H0897B2 JP 40165390 A JP40165390 A JP 40165390A JP 40165390 A JP40165390 A JP 40165390A JP H0897 B2 JPH0897 B2 JP H0897B2
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は温風洗面台の制御方法に
係り、特に初期冷風を減少させるよう改良された温風洗
面台の制御方法に関する。
係り、特に初期冷風を減少させるよう改良された温風洗
面台の制御方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】人体の手などを検知して自動的に吐水及
び温風吹出を行なうようにした温風洗面台として、洗面
器と、該洗面器の後方側に立設された立壁と、該立壁の
前面側に設けられた水石鹸の吐出ノズル、吐水口及び手
洗乾燥用温風吹出口を有するものがある。
び温風吹出を行なうようにした温風洗面台として、洗面
器と、該洗面器の後方側に立設された立壁と、該立壁の
前面側に設けられた水石鹸の吐出ノズル、吐水口及び手
洗乾燥用温風吹出口を有するものがある。
【０００３】第４図はこの種の温風洗面台の斜視図、第
５図は該洗面台の正面図である。
５図は該洗面台の正面図である。
【０００４】第４、５図において、洗面台本体としてキ
ャビネット１０の上側にカウンター１２が設けられ、該
カウンター１２に洗面器１４が設けられている。該洗面
器１４の奥側上面にはバックガード（立壁）１６が立設
されており、該バックガード１６の前面側には水石鹸を
吐出するためのノズル１８、洗顔や手洗い等の水を吐出
させるための吐水口２０、手を乾かすための温風の吹出
口２２が設けられている。また、水石鹸や水、温風の供
給開始及び供給停止をそれぞれ自動的に行なうために、
前記ノズル１８、吐水口２０及び吹出口２２の近傍には
それぞれの下方に差し出された手を検知するためのセン
サ２４、２６、２８が設けられている。
ャビネット１０の上側にカウンター１２が設けられ、該
カウンター１２に洗面器１４が設けられている。該洗面
器１４の奥側上面にはバックガード（立壁）１６が立設
されており、該バックガード１６の前面側には水石鹸を
吐出するためのノズル１８、洗顔や手洗い等の水を吐出
させるための吐水口２０、手を乾かすための温風の吹出
口２２が設けられている。また、水石鹸や水、温風の供
給開始及び供給停止をそれぞれ自動的に行なうために、
前記ノズル１８、吐水口２０及び吹出口２２の近傍には
それぞれの下方に差し出された手を検知するためのセン
サ２４、２６、２８が設けられている。
【０００５】キャビネット１０内には、ノズル１８に供
給される水石鹸を貯蔵するためのタンク３０が設けられ
ている。このタンク３０はポンプ３２が側面に取り付け
られた構成のものであり、該ポンプ３２はチューブ３４
を介してノズル１８に接続されている。キャビネット１
０内には湯水混合弁３６、給水弁３８、給水管４０、ヒ
ータ４２及び送風機４４を有した温風発生機４６、ダク
ト４８等が設置されている。さらに、前記センサ２４、
２６、２８の検出信号に基づいてポンプ３２、給水弁３
８、ヒータ４２及び送風機４４を制御するための制御器
５０が設けられている。
給される水石鹸を貯蔵するためのタンク３０が設けられ
ている。このタンク３０はポンプ３２が側面に取り付け
られた構成のものであり、該ポンプ３２はチューブ３４
を介してノズル１８に接続されている。キャビネット１
０内には湯水混合弁３６、給水弁３８、給水管４０、ヒ
ータ４２及び送風機４４を有した温風発生機４６、ダク
ト４８等が設置されている。さらに、前記センサ２４、
２６、２８の検出信号に基づいてポンプ３２、給水弁３
８、ヒータ４２及び送風機４４を制御するための制御器
５０が設けられている。
【０００６】このように構成された洗面台において、前
記ノズル１８の下側に手を差し出すと、センサ２４がこ
の手を検知し、制御器からの信号によりポンプ３２が作
動され、タンク３０内の水石鹸がノズル１８に供給さ
れ、該ノズル１８の先端から吐出される。手を引っ込め
ると、ポンプ３２が停止され、水石鹸の吐出が停止され
る。
記ノズル１８の下側に手を差し出すと、センサ２４がこ
の手を検知し、制御器からの信号によりポンプ３２が作
動され、タンク３０内の水石鹸がノズル１８に供給さ
れ、該ノズル１８の先端から吐出される。手を引っ込め
ると、ポンプ３２が停止され、水石鹸の吐出が停止され
る。
【０００７】同様に吐水口２０や吹出口２２の下側に手
を差し出すと吐水や温風吹出が自動的に開始され、手を
引っ込めると自動的に止水及び温風停止が行なわれる。
を差し出すと吐水や温風吹出が自動的に開始され、手を
引っ込めると自動的に止水及び温風停止が行なわれる。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】センサ２８が手を検知
して温風を吹出口２２から吹き出す場合、温風発生装置
の作動開示直後はヒータ４２が冷えているから、手を乾
かすべく差し出された濡れた手に冷風が強く当ることに
なり、使用感に劣る。
して温風を吹出口２２から吹き出す場合、温風発生装置
の作動開示直後はヒータ４２が冷えているから、手を乾
かすべく差し出された濡れた手に冷風が強く当ることに
なり、使用感に劣る。
【０００９】
【課題を解決するための手段】本発明の温風洗面台の制
御方法は、上面部に洗面器を備えた洗面台本体と；該洗
面器に向って吐水可能な吐水口と；該洗面器又はその上
方域に向って温風を吹出し可能な温風吹出口と；該洗面
台本体の内部に設置されており、該温風吹出口に温風を
供給可能に接続された、空気加熱用ヒータ及び送風機を
有する温風発生装置と；該吐水口の前方の人体を検知し
て吐水を行なわせる給水制御手段と；該温風吹出口の前
方の人体を検知して温風吹出を行なわせる温風制御手段
と；を備えた温風洗面台の温風吹出制御方法に関するも
のである。
御方法は、上面部に洗面器を備えた洗面台本体と；該洗
面器に向って吐水可能な吐水口と；該洗面器又はその上
方域に向って温風を吹出し可能な温風吹出口と；該洗面
台本体の内部に設置されており、該温風吹出口に温風を
供給可能に接続された、空気加熱用ヒータ及び送風機を
有する温風発生装置と；該吐水口の前方の人体を検知し
て吐水を行なわせる給水制御手段と；該温風吹出口の前
方の人体を検知して温風吹出を行なわせる温風制御手段
と；を備えた温風洗面台の温風吹出制御方法に関するも
のである。
【００１０】請求項（１）の温風洗面台の制御方法は、
前記温風発生装置で発生された温風の温度を検出する第
１の温度センサと；大気温度を検出する第２の温度セン
サと；が設置され、これらの温度センサの検出値に基づ
いて、前記温風制御手段により、温風発生装置の作動開
始時における前記ヒータの立上りに要する立上り待機時
間を、前記大気温度が低くなるほど長くなるように設定
し、この立上り待機時間内においては、前記送風機の送
風量が、定常風量よりも少なく設定された初期微風量と
なるように該送風機を制御し、該立上り待機時間が経過
した後は、前記第１の温度センサの検出温度が予め設定
された乾燥適正温度となるように、該送風機を制御する
ことを特徴とするものである。
前記温風発生装置で発生された温風の温度を検出する第
１の温度センサと；大気温度を検出する第２の温度セン
サと；が設置され、これらの温度センサの検出値に基づ
いて、前記温風制御手段により、温風発生装置の作動開
始時における前記ヒータの立上りに要する立上り待機時
間を、前記大気温度が低くなるほど長くなるように設定
し、この立上り待機時間内においては、前記送風機の送
風量が、定常風量よりも少なく設定された初期微風量と
なるように該送風機を制御し、該立上り待機時間が経過
した後は、前記第１の温度センサの検出温度が予め設定
された乾燥適正温度となるように、該送風機を制御する
ことを特徴とするものである。
【００１１】請求項２の温風洗面台の制御方法は、前記
温風発生装置で発生された温風の温度を検出する温度セ
ンサが設置され、この温度センサの検出値に基づいて、
前記温風制御手段により、温風発生装置の作動開始後、
前記温度センサの検出温度が予め設定された初期待機温
度に到達するまでは、前記送風機の送風量が、定常風量
よりも少なく設定された初期微風量となるように該送風
機を制御し、前記温度センサの検出温度が該初期待機温
度に到達した後は、該検出温度が該初期待機温度以上に
予め設定された乾燥適正温度になるように該送風機を制
御することを特徴とするものである。
温風発生装置で発生された温風の温度を検出する温度セ
ンサが設置され、この温度センサの検出値に基づいて、
前記温風制御手段により、温風発生装置の作動開始後、
前記温度センサの検出温度が予め設定された初期待機温
度に到達するまでは、前記送風機の送風量が、定常風量
よりも少なく設定された初期微風量となるように該送風
機を制御し、前記温度センサの検出温度が該初期待機温
度に到達した後は、該検出温度が該初期待機温度以上に
予め設定された乾燥適正温度になるように該送風機を制
御することを特徴とするものである。
【００１２】請求項３の温風洗面台の制御方法は、請求
項２の方法において、初期待機温度を大気温度に応じて
変化させるようにしたものである。即ち、この初期待機
温度は、大気温度が低くなるほど高く設定される。その
他の制御内容は請求項２と同じである。
項２の方法において、初期待機温度を大気温度に応じて
変化させるようにしたものである。即ち、この初期待機
温度は、大気温度が低くなるほど高く設定される。その
他の制御内容は請求項２と同じである。
【００１３】
【作用】本発明の温風洗面台の制御方法においては、洗
面台の温風吹出口に手を差し出すと温風が自動的に吹出
され、手を引っ込めると自動的に温風吹出が停止され
る。
面台の温風吹出口に手を差し出すと温風が自動的に吹出
され、手を引っ込めると自動的に温風吹出が停止され
る。
【００１４】本発明では、温風吹出作動開始時に次のよ
うにして風量を微風量とすることにより初期冷風が減少
される。
うにして風量を微風量とすることにより初期冷風が減少
される。
【００１５】請求項１では、立上り待機時間を設定して
おき、この立上り待機時間が経過するまでは微風を吹出
す。そして、この立上り待機時間が経過した後に、吹出
温風温度が乾燥適正温度（例えば４０℃）となるように
風量を制御する。
おき、この立上り待機時間が経過するまでは微風を吹出
す。そして、この立上り待機時間が経過した後に、吹出
温風温度が乾燥適正温度（例えば４０℃）となるように
風量を制御する。
【００１６】この請求項１の方法では、立上り待機時間
は大気温度が低くなるほど長く設定される。このため、
冬季や寒冷地にあっては、吹出口に手を差し出してから
高温の温風が吹出すまでの待機時間はそれだけ長くなる
が、実際に大量に温風が吹出されるようになった時の該
温風の温度は十分に高くなっており、手を快適に乾かす
ことができる。
は大気温度が低くなるほど長く設定される。このため、
冬季や寒冷地にあっては、吹出口に手を差し出してから
高温の温風が吹出すまでの待機時間はそれだけ長くなる
が、実際に大量に温風が吹出されるようになった時の該
温風の温度は十分に高くなっており、手を快適に乾かす
ことができる。
【００１７】逆に、夏季や温暖地にあっては、手を差し
出してから比較的早期に、多量の温風が吹出される。
出してから比較的早期に、多量の温風が吹出される。
【００１８】請求項２の方法では、温風発生装置で発生
された風の温度が予め定められた温度（前記初期待機温
度。例えば３０℃）に実際に到達するまでは微風が吹出
される。そして、温風発生装置で発生された風の温度が
初期待機温度に達した後、適正乾燥温度となるように風
量を制御する。
された風の温度が予め定められた温度（前記初期待機温
度。例えば３０℃）に実際に到達するまでは微風が吹出
される。そして、温風発生装置で発生された風の温度が
初期待機温度に達した後、適正乾燥温度となるように風
量を制御する。
【００１９】請求項３の方法は、上記請求項２の方法に
おいて、初期待機温度を大気温度に応じて変化させる。
即ち、大気温度が低いほど、初期待機温度を高くする。
このため、冬季や寒冷地では、手を差し出してからある
程度長い時間待機した後、十分に暖かい温風が吹出され
る。逆に夏季や温暖地では、手を差し出してから比較的
早期に多量の温風が吹出される。
おいて、初期待機温度を大気温度に応じて変化させる。
即ち、大気温度が低いほど、初期待機温度を高くする。
このため、冬季や寒冷地では、手を差し出してからある
程度長い時間待機した後、十分に暖かい温風が吹出され
る。逆に夏季や温暖地では、手を差し出してから比較的
早期に多量の温風が吹出される。
【００２０】
【実施例】第１図は請求項１の実施例方法を説明するた
めのフローチャートである。また、第６図はそのための
制御ブロック図、第７図は温度変化模式図である。
めのフローチャートである。また、第６図はそのための
制御ブロック図、第７図は温度変化模式図である。
【００２１】本実施例では、第５図にも示す通り、大気
温度検出用の第２の温度センサ５２が送風機４４の吸込
口近傍に設けられ、吹出口２２の近傍に吹出温風温度検
出用の第１の温度センサ５４が設けられている。
温度検出用の第２の温度センサ５２が送風機４４の吸込
口近傍に設けられ、吹出口２２の近傍に吹出温風温度検
出用の第１の温度センサ５４が設けられている。
【００２２】第６図の如く、センサ２４、２６、２８、
５２、５４の検出信号は制御装置５０に入力されてい
る。制御装置５０からは、ポンプ３２、給水弁３８、ヒ
ータ４２及び送風機４４に制御信号が出力されている。
５２、５４の検出信号は制御装置５０に入力されてい
る。制御装置５０からは、ポンプ３２、給水弁３８、ヒ
ータ４２及び送風機４４に制御信号が出力されている。
【００２３】制御装置５０にはコンピュータが組み込ま
れ、以下の温風吹出制御を行なうためのプログラムが記
憶されている。（なお、給水制御及び石鹸吐出制御プロ
グラムも記憶されているが、それらについては省略す
る。）第１図において、センサ２８が手を検知すると
（ステップ）、直ちにヒータ４２及び送風機４４がＯ
Ｎとなり（ステップ）、送風機４４は微風を吹出す。
次いで、センサが検出する大気温度を読み込み、立上り
待機時間ｔ0 を設定する（ステップ）。立上り待機時
間ｔ0 は、所定の演算式で求めるか、又は予め書き込ま
れたマップから読みとることにより設定される。そし
て、該立上り待機時間ｔ0 が経過した後は、風量を徐々
に増大させる（ステップ、）。
れ、以下の温風吹出制御を行なうためのプログラムが記
憶されている。（なお、給水制御及び石鹸吐出制御プロ
グラムも記憶されているが、それらについては省略す
る。）第１図において、センサ２８が手を検知すると
（ステップ）、直ちにヒータ４２及び送風機４４がＯ
Ｎとなり（ステップ）、送風機４４は微風を吹出す。
次いで、センサが検出する大気温度を読み込み、立上り
待機時間ｔ0 を設定する（ステップ）。立上り待機時
間ｔ0 は、所定の演算式で求めるか、又は予め書き込ま
れたマップから読みとることにより設定される。そし
て、該立上り待機時間ｔ0 が経過した後は、風量を徐々
に増大させる（ステップ、）。
【００２４】第７図において、時間０〜ｔ0 において
は、風量は微風であり、この間にヒータ４２は急速に暖
まり、温風温度も徐々に上昇する。時刻ｔ0 に達する
と、風量は次第に増加し、やがて定常風量に到達する。
は、風量は微風であり、この間にヒータ４２は急速に暖
まり、温風温度も徐々に上昇する。時刻ｔ0 に達する
と、風量は次第に増加し、やがて定常風量に到達する。
【００２５】この風量増大に伴って、温風温度の上昇速
度は小さくなるが、ヒータ４２の温度上昇は風量増大に
伴う奪熱量増大を上回り、温風温度はなおも上昇を続
け、やがて発熱量と奪熱量（空気に与える熱量）とがバ
ランスし、温風と温度は、乾燥適正温度に落ち着く。な
お、この定常風量下においても、温風温度が乾燥適正温
度ＴS となるように風量やヒータ出力は温度センサ５２
の検出温度に応じてフィードバック制御される。
度は小さくなるが、ヒータ４２の温度上昇は風量増大に
伴う奪熱量増大を上回り、温風温度はなおも上昇を続
け、やがて発熱量と奪熱量（空気に与える熱量）とがバ
ランスし、温風と温度は、乾燥適正温度に落ち着く。な
お、この定常風量下においても、温風温度が乾燥適正温
度ＴS となるように風量やヒータ出力は温度センサ５２
の検出温度に応じてフィードバック制御される。
【００２６】第２図は請求項２の方法を説明するフロー
チャートである。本実施例では、第１図のステップ、
の代わりにステップ’のプログラムが実行される。
該ステップ’では、温風温度Ｔが予め定められた初期
待機温度Ｔ0 に到達するまでは風量は微風であり、温風
温度Ｔが初期待機温度Ｔ0 に達するとステップに移
る。該ステップ及びその他のステップ、の制御は
第１図のプログラムと同様である。
チャートである。本実施例では、第１図のステップ、
の代わりにステップ’のプログラムが実行される。
該ステップ’では、温風温度Ｔが予め定められた初期
待機温度Ｔ0 に到達するまでは風量は微風であり、温風
温度Ｔが初期待機温度Ｔ0 に達するとステップに移
る。該ステップ及びその他のステップ、の制御は
第１図のプログラムと同様である。
【００２７】本実施例では、第７図において、温風温度
Ｔが初期待機温度Ｔ0 に到達すると、風量が徐々に増大
され、温風温度Ｔは徐々に乾燥適性温度ＴS に近接し、
遂には、定常風量下で乾燥適性温度ＴS になる。
Ｔが初期待機温度Ｔ0 に到達すると、風量が徐々に増大
され、温風温度Ｔは徐々に乾燥適性温度ＴS に近接し、
遂には、定常風量下で乾燥適性温度ＴS になる。
【００２８】第３図は請求項３の方法を説明するフロー
チャートである。本実施例では第２図のステップ’の
代わりにステップ''及び''のプログラムが実行され
る。ステップ''では、センサ５２より大気温度が読み
込まれ、初期待機温度Ｔ0 が設定される。この初期待機
温度Ｔ0 は、所要の演算式で求めるか、又は予め設定さ
れたマップから読み取ることにより設定される。ステッ
プ''では、温風温度Ｔが初期待機温度Ｔ0 になるまで
風量を微風に維持し、温風温度Ｔが初期待機温度Ｔ0 に
到達するとステップに移る。ステップ及びその他の
ステップ、のプログラムは、第１、２図と同様であ
る。
チャートである。本実施例では第２図のステップ’の
代わりにステップ''及び''のプログラムが実行され
る。ステップ''では、センサ５２より大気温度が読み
込まれ、初期待機温度Ｔ0 が設定される。この初期待機
温度Ｔ0 は、所要の演算式で求めるか、又は予め設定さ
れたマップから読み取ることにより設定される。ステッ
プ''では、温風温度Ｔが初期待機温度Ｔ0 になるまで
風量を微風に維持し、温風温度Ｔが初期待機温度Ｔ0 に
到達するとステップに移る。ステップ及びその他の
ステップ、のプログラムは、第１、２図と同様であ
る。
【００２９】第１、３図の方法では、大気温度に応じて
立上り待機時間ｔ0 や初期待機温度Ｔ0 を設定するの
で、前記［作用］記載の如く、季節や洗面台の設置環境
等に応じて初期微風吹出期間が適切に制御される。第２
図の方法では、大気温度を検出するセンサが不要であ
り、設備コストが低いと共に、制御内容も簡単になる。
立上り待機時間ｔ0 や初期待機温度Ｔ0 を設定するの
で、前記［作用］記載の如く、季節や洗面台の設置環境
等に応じて初期微風吹出期間が適切に制御される。第２
図の方法では、大気温度を検出するセンサが不要であ
り、設備コストが低いと共に、制御内容も簡単になる。
【００３０】なお、本発明では、請求項１の方法と請求
項２又は３の方法を組合せ、立上り待機時間ｔ0 が過ぎ
ても、温風温度が初期待機温度Ｔ0 に到達しない場合な
どには、ヒータ等の加熱機構に故障が生じたことを示す
警報を発するようにしても良い。
項２又は３の方法を組合せ、立上り待機時間ｔ0 が過ぎ
ても、温風温度が初期待機温度Ｔ0 に到達しない場合な
どには、ヒータ等の加熱機構に故障が生じたことを示す
警報を発するようにしても良い。
【００３１】
【発明の効果】以上の通り、本発明の温風洗面台の制御
方法によると、温風吹出口に手を差し出した時の初期冷
風量が少なく、手を快適に乾燥できる。そして、従来に
比べて早期に温風温度が高まるので、手を早く乾燥する
こともできる。
方法によると、温風吹出口に手を差し出した時の初期冷
風量が少なく、手を快適に乾燥できる。そして、従来に
比べて早期に温風温度が高まるので、手を早く乾燥する
こともできる。
【００３２】なお、請求項１、３の方法によると、大気
温度に応じて初期冷風期間を調節し、きめ細かな温風温
度制御を行なうことが可能である。
温度に応じて初期冷風期間を調節し、きめ細かな温風温
度制御を行なうことが可能である。
【００３３】請求項２の方法では、センサの個数が少な
くて足り、設備コストやプログラムコストの低減が可能
である。
くて足り、設備コストやプログラムコストの低減が可能
である。
【図１】第１図は請求項１の実施例を説明するフローチ
ャートである。
ャートである。
【図２】第２図は請求項２の実施例を説明するフローチ
ャートである。
ャートである。
【図３】第３図は請求項３の実施例を説明するフローチ
ャートである。
ャートである。
【図４】第４図は温風洗面台の斜視図である。
【図５】第５図は温風洗面台の正面図である。
【図６】第６図は制御ブロック図である。
【図７】第７図は温度及び風量の経時変化図である。
２０ 吐水口 ２２ 温風吹出口 ４２ ヒータ ４４ 送風機 ５０ 制御装置 ５２ 温度センサ ５４ 温度センサ
Claims (3)
- 【請求項１】 上面部に洗面器を備えた洗面台本体と；
該洗面器に向って吐水可能な吐水口と；該洗面器又はそ
の上方域に向って温風を吹出し可能な温風吹出口と；該
洗面台本体の内部に設置されており、該温風吹出口に温
風を供給可能に接続された、空気加熱用ヒータ及び送風
機を有する温風発生装置と；該吐水口の前方の人体を検
知して吐水を行なわせる給水制御手段と；該温風吹出口
の前方の人体を検知して温風吹出を行なわせる温風制御
手段と；を備えた温風洗面台の温風吹出制御方法におい
て、前記温風発生装置で発生された温風の温度を検出す
る第１の温度センサと；大気温度を検出する第２の温度
センサと；が設置され、これらの温度センサの検出値に
基づいて、前記温風制御手段により、温風発生装置の作
動開始時における前記ヒータの立上りに要する立上り待
機時間を、前記大気温度が低くなるほど長くなるように
設定し、この立上り待機時間内においては、前記送風機
の送風量が、定常風量よりも少なく設定された初期微風
量となるように該送風機を制御し、該立上り待機時間が
経過した後は、前記第１の温度センサの検出温度が予め
設定された乾燥適正温度となるように、該送風機を制御
することを特徴とする温風洗面台の制御方法。 - 【請求項２】 上面部に洗面器を備えた洗面台本体と；
該洗面器に向って吐水可能な吐水口と；該洗面器又はそ
の上方域に向って温風を吹出し可能な温風吹出口と；該
洗面台本体の内部に設置されており、該温風吹出口に温
風を供給可能に接続された、空気加熱用ヒータ及び送風
機を有する温風発生装置と；該吐水口の前方の人体を検
知して吐水を行なわせる給水制御手段と；該温風吹出口
の前方の人体を検知して温風吹出を行なわせる温風制御
手段と；を備えた温風洗面台の温風吹出制御方法におい
て、前記温風発生装置で発生された温風の温度を検出す
る温度センサが設置され、この温度センサの検出値に基
づいて、前記温風制御手段により、温風発生装置の作動
開始後、前記温度センサの検出温度が予め設定された初
期待機温度に到達するまでは、前記送風機の送風量が、
定常風量よりも少なく設定された初期微風量となるよう
に該送風機を制御し、前記温度センサの検出温度が該初
期待機温度に到達した後は、該検出温度が該初期待機温
度以上に予め設定された乾燥適正温度になるように該送
風機を制御することを特徴とする温風洗面台の制御方
法。 - 【請求項３】 上面部に洗面器を備えた洗面台本体と；
該洗面器に向って吐水可能な吐水口と；該洗面器又はそ
の上方域に向って温風を吹出し可能な温風吹出口と；該
洗面台本体の内部に設置されており、該温風吹出口に温
風を供給可能に接続された、空気加熱用ヒータ及び送風
機を有する温風発生装置と；該吐水口の前方の人体を検
知して吐水を行なわせる給水制御手段と；該温風吹出口
の前方の人体を検知して温風吹出を行なわせる温風制御
手段と；を備えた温風洗面台の温風吹出制御方法におい
て、前記温風発生装置で発生された温風の温度を検出す
る第１の温度センサと；大気温度を検出する第２の温度
センサと；が設置され、これらの温度センサの検出値に
基づいて、前記温風制御手段により、大気温度が低くな
るほど初期待機温度を高く設定し、温風発生装置の作動
開始後、前記温度センサの検出温度がこの初期待機温度
に到達するまでは、前記送風機の送風量が、定常風量よ
りも少なく設定された初期微風量となるように該送風機
を制御し、前記温度センサの検出温度が初期待機温度に
到達した後は、該検出温度が該初期待機温度以上に予め
設定された乾燥適正温度になるように該送風機を制御す
ることを特徴とする温風洗面台の制御方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP40165390A JPH0897B2 (ja) | 1990-12-12 | 1990-12-12 | 温風洗面台の制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP40165390A JPH0897B2 (ja) | 1990-12-12 | 1990-12-12 | 温風洗面台の制御方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04215727A JPH04215727A (ja) | 1992-08-06 |
| JPH0897B2 true JPH0897B2 (ja) | 1996-01-10 |
Family
ID=18511491
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP40165390A Expired - Fee Related JPH0897B2 (ja) | 1990-12-12 | 1990-12-12 | 温風洗面台の制御方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0897B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US9562721B2 (en) | 2013-03-15 | 2017-02-07 | Xela Innovations, Llc | Through surface hand drying system |
| JP2021083947A (ja) * | 2019-11-29 | 2021-06-03 | 日本カーヴィング株式会社 | 手指殺菌乾燥器及びその低消費電力化方法 |
-
1990
- 1990-12-12 JP JP40165390A patent/JPH0897B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04215727A (ja) | 1992-08-06 |
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