JPH0895538A - グラフィックディスプレイ表示装置とその描画処理方法 - Google Patents

グラフィックディスプレイ表示装置とその描画処理方法

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JPH0895538A
JPH0895538A JP6233417A JP23341794A JPH0895538A JP H0895538 A JPH0895538 A JP H0895538A JP 6233417 A JP6233417 A JP 6233417A JP 23341794 A JP23341794 A JP 23341794A JP H0895538 A JPH0895538 A JP H0895538A
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JP6233417A
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Inventor
Akira Kobayashi
朗 小林
Hiroaki Nojima
廣明 野島
Toshiyuki Kuwana
利幸 桑名
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ダブルバッファを持つグラフィックディスプ
レイ表示装置おいて、表示面切換処理のCPUのオーバ
ーヘッドを低減する。 【構成】 CPU100は、主記憶101に格納された
図形表示処理,表示面切換処理を実行するにあたり、表
示面切り換えのために表示面選択回路107に新しい表
示面を設定する。この設定後、表示面選択回路107
は、D/A105からの垂直帰線開始通知を待ち、FM
データ読出回路104に新しい表示面を設定する。CP
U100は、表示面選択回路107が待ちを行っている
間、表示面切り換えに影響を与えないFM103A,F
M103B上の領域に対する図形描画処理特に描画処理
を実行する。このように、ダブルバッファを持ち表示面
切り換え時のちらつき防止のため待ちを行っていた時間
を、表示面切換待ちと関連のない処理を実行すること
で、CPUのオーバーヘッドが低減する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はダブルバッファを持つグ
ラフィックディスプレイ装置に係り、特に、CPUのオ
ーバーヘッドを低減するのに好適なグラフィックディス
プレイ装置とその描画処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来は、X Window Syste
m Vcrsion ll Rclease5で提供さ
れる次記の拡張機能 Extonding for Double−Buff
cring,Multibuffering,and
Stcrev Version 3.3 の表示面切り換え関数(XmbufChangeDis
playBuffer関数)に見るように、表示面切り
換え実行開始から終了までの間に、他の要求を実行可能
な機能は提供されていない。
【0003】ダブルバッファの表示面切り換えでは、表
示面切り換え要求を処理するタイミングでの画面のちら
つきを防止する観点から、表示面切り換えを、ディスプ
レイの垂直帰線区間内で行うことが要求される。このた
め、上記の従来技術では、表示面切り換え要求の処理を
開始する時点から、垂直帰線が開始するまでの間に、待
ちが発生する。この待ちの発生を、図2により説明す
る。
【0004】図2において、CPU200は、主記憶2
01に格納されているプログラムにより、図形描画処
理,表示面切り換え処理を行う。
【0005】図形描画処理を行う場合、CPU200
は、表示制御回路202に対し図形描画処理命令を設定
する。表示制御回路202は、図形描画回路203を使
用して、フレームメモリ(以下、FMという。)204
Aまたは204Bに図形描画を行う。FMデータ読み出
し回路205は、FM204Aまたは204Bの表示デ
ータを読み出し、D/A206に送る。D/A206
は、表示データに従い、デジタル・アナログ変換を行っ
てディスプレイ207に表示する。ダブルバッファ機能
は、表示データの読み出し元を、FM204AとFM2
04Bの間で切り換えることにより実現する。
【0006】表示面切り換え処理を実行する場合、CP
U200は、表示制御回路202に新しい表示面として
FM204Aを読み出すかFM204Bを読み出すかの
設定を行う。表示制御回路202は、D/A206から
出力される「垂直帰線を開始したことを通知する開始信
号」の入力後に、新しい表示面をFMデータ読み出し回
路205に設定する。FMデータ読み出し回路205
が、新しい表示面から表示データを読み出し、ディスプ
レイ207上に表示することで、表示面の切り換え処理
が終わる。
【0007】尚、ダブルバッファを持つグラフィックデ
ィスプレイ装置に関連するものとして、例えば、特開昭
62−11889号公報,特開昭60−225889号
公報等がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】図2に示す従来技術の
場合、表示制御回路202に、新しい表示面の設定を行
ってから、D/A206より表示制御回路202に垂直
帰線開始信号が出力されるまで、表示制御回路202は
待ち状態となる。つまり、図形描画処理等が行えない状
態になる。一般的に使用されているリフレッシュレイト
が70Hzのディスプレイの場合、この待ちによる影響
は、以下の通りである。
【0009】垂直帰線の開始間隔が1/70秒であるこ
とから、表示面切り換え要求の発生がランダムに行われ
た場合、一回の表示面切り換え実行時に平均1/140
秒の待ちが発生する。この待ち時間中に、100MIP
SのCPUであれば約71万命令が実行可能であり、C
PU実行時間の有効活用という観点から無視できないオ
ーバーヘッドとなる。また、1秒間に100万本の直線
を描画可能なグラフィックディスプレイ装置であれば、
約7100本の直線が描画可能であり、やはり無視でき
ないオーバーヘッドとなる。
【0010】アニメーションなど図形描画と表示面切り
換え要求を交互に生成するプログラムでは、ダブルバッ
ファ表示で滑らかに図形を行うために、高速に図形を描
画する必要がある。しかし、従来は表示面切り換え要求
時の上記待ち時間を有効利用できないため、待ち時間が
大きなオーバーヘッドとなっている。また、複数プロセ
スが1つのグラフィックディスプレイ装置上で競合しな
がら図形描画要求と表示面切り換え要求を実行するX
Windou Systemなどでは、表示面切り換え
要求が頻発するプロセスの要求実行時に待ちが多発する
ため、本来処理の関連性がなく待ち時間中に実行可能な
ウィンドウマネジャなど他プロセスの処理が待たされる
ことになる。このため、アニメーション実行プログラム
動作中は、ウィンドウマネジャによるウィンドウ操作な
どのレスポンス低下が大きくなり問題となる。
【0011】本発明の目的は、上記のオーバーヘッドを
低減するグラフィックディスプレイ装置とその描画処理
方法を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的は、ダブルバッ
ファを持ち図形描画機能を有するグラフィックディスプ
レイ表示装置において、ダブルバッファに対する表示面
切換要求と図形描画処理要求が連続して発行されたとき
に表示面切換処理実行前の垂直帰線開始待ちを行ってい
る間に図形描画処理を実行する実行することで、達成さ
れる。
【0013】
【作用】従来では画面のちらつき防止のために待ち時間
となっていた時間中に、後続の図形描画処理を実行する
ため、CPUのオーバーヘッドの削減が可能となる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。図1は、本発明の一実施例に係るグラフィック
ディスプレイ装置の構成図である。図1において、CP
U100は、主記憶101に格納されたプログラムによ
り図形描画処理と表示面切換処理を実行する。
【0015】図形描画処理を実行する場合、CPU10
0は、図形描画回路102に図形描画命令を設定する。
図形描画処理回路102は、FM103AまたはFM1
03B上に図形を描画する。FMデータ読出回路104
は、ディスプレイ106に表示する表示面の表示データ
を、FM103AまたはFM103Bから読み出し、D
/A105に送る。D/A105は、表示データに従い
デジタル信号をアナログ信号に変換し、ディスプレイ1
06に表示する。
【0016】表示面切換処理を実行する場合、CPU1
00は、表示面選択回路107に新しく表示を行う表示
面(103Aまたは103B)を登録する。表示面選択
回路107は、D/A105から出力される垂直帰線区
間開始信号を取り込んだ後、表示面をFMデータ読出回
路104に設定する。この設定後に、表示面選択回路1
07はCPU100に対し表示面の設定が終了した事を
通知する。
【0017】次に、上述した表示面切換処理と図形描画
処理を同時に実行する例を説明する。図3は、主記憶1
01に格納されているプログラムの機能構成図であり、
クライアント・サーバモデルの処理例を示す図である。
図4は、このプログラムのアルゴリズムの一例を示す図
である。
【0018】クライアント301は、表示制御サーバ3
02に対し、表示面切換処理の要求と図形描画処理の要
求を送る。クライアント要求入力部303を通して要求
を受けた分岐処理304は、図4の分岐処理ステップ4
00以下に示すアルゴリズムで動作する。分岐処理30
4は、要求入力と要求処理の2つの処理を、ステップ4
01により繰り返し実行する。
【0019】初期状態では、表示面切換要求記憶テーブ
ル305と、要求退避テーブル306とには、何も設定
されていない。この場合、分岐処理304の動作は、下
記となる。
【0020】(1):分岐ステップ402(要求退避テ
ーブルに退避された要求があり、且つ、表示面切換要求
記憶テーブルが設定されているか否かの判定ステップ)
の判定結果は、“No”となり、ステップ404(クラ
イアントからの要求を入力するステップ)でクライアン
ト要求入力部303を呼出し、入力処理を実行する。
【0021】(2):分岐ステップ405(クライアン
トからの要求の対象と、表示面切換要求記憶テーブルが
記憶している対象が一致しているか否かの判定ステッ
プ)の判定結果は“一致しない”となり、ステップ40
7でクライアントからの要求を処理する。このステップ
407では、上記(1)で入力した処理要求の種類によ
り、描画要求処理部307または表示面切換処理部30
8を呼び出して処理を実行する。
【0022】次に、上記(2)で表示面切換処理部30
8が呼び出された場合の処理を説明する。表示面切換処
理部308は、図4に示す処理ステップ410以下に示
すアルゴリズムで動作する。
【0023】表示面切換処理では、ステップ411によ
り表示面切換要求記憶テーブルに切り換える表示対象を
格納し、続いてステップ412により表示面選択回路1
07に表示対象面を設定する。
【0024】表示面切換処理部308での処理実行後に
行われる分岐処理304の動作は、下記となる。
【0025】(1)’:上記(1)と同じ。 (2)’:分岐ステップ405で、(1)’で入力した
処理要求の対象と表示面切換要求記憶テーブル305に
格納してある対象とを比較し、比較結果により、以下に
説明する(3)’,(4)’の何れかの処理を行う。
【0026】(3)’:切換対象に関連する処理要求
は、ステップ406により要求退避テーブル306に退
避する。
【0027】(4)’:切換対象に関連しない要求は、
ステップ407を実行することで描画要求処理部307
または表示面切り換え処理部308を呼び出し処理す
る。
【0028】表示面切換処理が終了した場合は、表示面
選択回路107よりCPU100に終了報告がなされ
る。本報告により、表示面切換報告処理309が実行さ
れる。このアルゴリズムを図4のステップ420以下に
示す。ステップ421が実行されると、表示面切換要求
記憶テーブル305がクリアされる。
【0029】本処理実行後の、分散処理304の動作は
下記となる。 (1)”:分岐ステップ402により処理要求を要求退
避テーブル306から入力するか、クライアント要求入
力部303から入力するかを判定する。上述した動作
(3)’で退避した処理要求がある場合には、ステップ
403によりこの要求を要求退避テーブ306から取り
出す。無い場合には、ステップ404によりクライアン
ト要求入力部303を呼び出し、処理要求を入力する。 (2)”:(2)と同様の処理を行う。
【0030】次に、クランイアント301から、表示面
切換処理の要求と図形描画処理の要求とが続けてされ、
両方の処理を同じに実行するときの動作を説明する。表
示面切換処理の要求は、表示面切換処理部308により
処理される。表示切換処理部308は、表示面選択回路
107の表示面切換要求記憶テーブル305に、新しい
表示面を設定する。
【0031】後続の図形描画処理の要求で、表示面切換
要求記憶テーブル305に登録された表示面を対象とし
ないものは、分岐処理304により描画要求処理部30
7によって実行される。これにより、表示切り換えの待
ちを表示面選択回路107が行っている間に、表示面切
り換えに関係のない図形描画を実行可能である。
【0032】図5は、本発明の第2実施例に係るグラフ
ィックディスプレイ装置の構成図である。本実施例は、
図2に示す従来技術に、帰線終了までの時間情報を保持
するメモリ508を追加したものである。帰線終了時間
記憶メモリ508は、垂直帰線区間が終了するまでの時
間をD/A506から知り、記憶するものである。
【0033】図5に示す500,501,502,50
3,504A,504B,505,506,507は、
それぞれ、図2に示す200,201,202,20
3,204A,204B,205,206,207に相
当し、同様の処理を行う。
【0034】図6は、主記憶501に格納されているプ
ログラムの機能構成図であり、図7は、同プログラムの
アルゴリズムの一例を示す図である。クライアント60
1は、表示制御サーバ602に対し、表示面切換処理の
要求と、図形描画処理の要求を送る。
【0035】分岐処理604は、図7に示すステップ7
00以下に示すアルゴリズムで動作する。分岐処理60
4は、要求入力、要求処理の2つの処理を701により
繰り返し実行しする。
【0036】初期状態では、表示面切換要求記憶テーブ
ル606と、要求退避テーブル607には何も設定され
ていない。この場合、分岐処理604の動作は、下記と
なる。
【0037】(1):分岐ステップ702(図4のステ
ップ402と同じ)の判定結果は“No”となり、ステ
ップ704でクライアント要求入力部603を呼び出
し、入力処理を実行する。
【0038】(2):分岐705(図4のステップ40
5と同じ)の判定結果は“一致しない”となり、分岐処
理2(ステップ707)を実行する。
【0039】(3):分岐処理2の詳細な内容を図7の
ステップ710以下に示す。ステップ711で、要求実
行処理時間記憶テーブル608を使用し、 〔表示切換処理実行時間+図形描画実行時間〕 の時間を算出する。続いてステップ712で、この〔表
示切換処理実行時間+図形描画実行時間〕と、帰線終了
時間記憶メモリ508が保持している〔垂直帰線終了時
間〕とを比較する。〔表示切換処理実行時間+図形描画
実行時間〕の時間が〔垂直帰線終了時間〕より短い場合
は、ステップ713を実行する。ステップ713を実行
した場合には、処理要求の種類により、描画要求処理部
609または表示面切換要求記憶部605の何れかを呼
び出す。実行時間が大きい場合にはステップ714を実
行する。ステップ714は、表示面切換処理部610を
呼び出す。
【0040】次に、上記(3)で表示面切換要求記憶部
605が呼び出された場合の処理を説明する。表示面切
換要求記憶部605は、クライアントから表示面切換要
求が出されたときに呼び出される。表示面切換要求記憶
部605は、図7の処理720のアルゴリズムで動作す
る。即ち、ステップ721により、表示面切換要求記憶
テーブルに切り換える表示対象を格納する。
【0041】表示面切換要求記憶部605の実行処理後
における、分岐処理604の動作は下記となる。
【0042】(1)’:(1)と同じ。 (2)’:分岐ステップ705において(1)’で入力
した処理要求の対象と表示面切換要求記憶テーブル60
6に格納してある対象とを比較し、続いて、比較結果に
より(3)’または(4)’の処理を行う。
【0043】(3)’:切り換える対象に関連する処理
は、ステップ706により要求退避テーブル607に退
避する。 (4)’:切換対象に関連しない要求は、ステップ70
7を実行することにより行う。ステップ707の実行
は、(3)と同じ。
【0044】次に、ステップ714の実行により、表示
面切換処理610が実行された場合の処理を説明する。
表示面切換処理610は、図7のステップ730に示す
アルゴリズムで動作する。
【0045】ステップ731で、表示面切換要求記憶テ
ーブルの内容をクリアし、ステップ732で、表示制御
回路502に表示対象面を設定する。表示制御回路50
2は、D/A506より出力される垂直帰線開始信号を
取り込んだ後、表示面をFMデータ読出回路505に出
力する。
【0046】本処理実行後における分岐処理604の動
作は下記となる。 (1)”:分岐ステップ702により、処理要求を要求
退避テーブル607から入力するかクライアント要求入
力部603から入力するかを決める。上記(3)’で退避
した処理要求がある場合は、ステップ703によりこの
要求を取り出す。無い場合には、ステップ704により
クライアント要求入力部603を呼び出して処理要求を
入力する。 (2)”:(2)と同じ処理を行う。
【0047】次に、クライアント601から表示面切換
処理の要求と図形描画処理の要求が続けてされた時の動
作を説明する。表示面切換処理の要求は、表示面切換要
求記憶部605により実行され、表示面切換要求記憶部
606に新しい表示面が登録される。後続する図形描画
処理の要求のうち、表示面切換要求記憶テーブル606
に登録された表示面以外を対象とするものは、実行時間
と垂直帰線終了時間の比較結果に従い、表示切換前に実
行可能であれば実行される。従って、本実施例によれ
ば、従来表示面切換処理の待ち時間であった時間で、後
続の図形描画要求を実行可能となる。
【0048】図8は、本発明の第3実施例に係るグラフ
ィックディスプレイ装置で用いる処理プログラムの機能
構成図である。本実施例では、図2で説明した従来技術
の装置を使用し、図8のプログラムは、図2の主記憶2
01に格納される。
【0049】クライアント801,802は、表示制御
サーバ803に対し、表示面切換処理の要求と、図形描
画処理の要求を送る。クライアント801は、図形描画
処理の要求を行いながら頻繁に表示面切換処理の要求を
行う。クライアント802は、クライアント801が行
う表示面切換要求とは無関係な図形描画処理の要求を行
う。
【0050】表示制御サーバ803は、クライアント要
求入力部804で要求を取り込み、現在要求を行ってい
るクライアント数を要求入力中のクライアント数記憶テ
ーブル805に格納する。続いて、各クライアントの要
求を処理対象クライアント選択部806に送る。
【0051】処理対象クライアント選択部806は、要
求入力中のクライアント数記憶テーブル805の値によ
り、下記(1)または(2)の何れかを実行する。
【0052】(1):クライアント数記憶テーブル80
5に記憶されている要求入力中のクライアント数が
“1”であった場合、処理対象クライアント選択部80
6は要求を分岐処理807に送る。分岐処理807は、
送られてきた要求の種類により、描画要求処理部808
または表示面切換処理部809を呼び出す。描画要求処
理部808は、表示制御回路202を使用して図形描画
処理を行う。表示面切換処理部809は、表示面切換実
行クライアント記憶テーブル810に、表示面切換要求
を行ったクランアントを記憶し、表示制御回路202を
使用して表示面の切り換え処理を実行する。
【0053】(2):クライアント数記憶テーブル80
5に記憶されている要求入力中のクライアント数“2”
以上であった場合、処理対象クライアント選択部806
は、表示画面切換実行クライアント記憶テーブル810
を参照し、格納されているクライアントの要求実行優先
度を下げる。つまり、実行クライアント記憶テーブル8
10に登録されているクライアントの要求処理頻度を、
登録されていないクライアントより小さくする。これに
より、表示画面切換要求を行っていないクライアントの
要求実行優先度が相対的に上がり、表示面切換要求を行
わないクライアントのレスポンス低下の割合を縮小する
ことが可能となる。
【0054】本実施例の場合、クライアント801が表
示面切換要求を実行した場合、クライアント802の要
求処理頻度を801より高めることができる。
【0055】以上述べた各実施例は、3面以上の表示面
切換可能な表示面をもつグラフィックディスプレイ表示
装置に対しても有効なことは、いうまでもない。
【0056】
【発明の効果】本発明によれば、従来は垂直帰線開始待
ちを行っていた時間で描画処理が実行可能になるため、
オーバヘッドの削減が可能となる。また、表示面切換処
理を頻繁に行うプロセスと、処理の関連性がないウィン
ドウマネジャなど他プロセスの処理が競合して動作する
場合、表示面切換処理を行わないプロセスの優先処理度
が相対的に上がり、レスポンス低下を少なくする事が可
能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係るグラフィックディス
プレイ装置の構成図である。
【図2】従来のグラフィックディスプレイ装置の構成図
である。
【図3】図1に示すCPUで動作するプログラムの機能
構成図である。
【図4】図3に示すプログラムのアルゴリズムを示す図
である。
【図5】本発明の第2実施例に係るグラフィックディス
プレイ装置の構成図である。
【図6】図5に示すCPUで動作するプログラムの機能
構成図である。
【図7】図6に示すプログラムのアルゴリズムを示す図
である。
【図8】本発明の第3実施例に係るグラフィックディス
プレイ装置のCPUで実行処理するプログラムの機能構
成図である。
【符号の説明】
100,500…CPU、101,501…主記憶、1
02,503…図形描画回路、103A,103B,5
04A,504B…フレームメモリ、104,505…
FMデータ読出回路、105,506…D/A変換器、
106,507…ディスプレイ、107…表示面選択回
路、502…表示制御回路、508…帰線終了時間記憶
メモリ。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ダブルバッファを持ち図形描画機能を有
    するグラフィックディスプレイ表示装置において、ダブ
    ルバッファに対する表示面切換要求と図形描画処理要求
    が連続して発行されたときに表示面切換処理実行前の垂
    直帰線開始待ちを行っている間に図形描画処理を実行す
    る実行手段を備えることを特徴とするグラフィックディ
    スプレイ表示装置。
  2. 【請求項2】 ダブルバッファを持ち図形描画機能を有
    するグラフィックディスプレイ表示装置において、垂直
    帰線終了までの時間情報を保持するメモリと、図形描画
    処理と表示面切換処理の実行時間を記憶するテーブル
    と、〔垂直帰線終了までの時間〕と〔表示面切り換え処
    理実行時間+図形描画実行時間〕を比較する手段と、表
    示面切換処理の要求と図形描画処理の要求が連続して発
    行された場合に〔表示面切り換え処理実行時間+図形描
    画実行時間〕が〔垂直帰線終了までの時間〕より短いと
    きに表示面切換処理実行前に図形描画処理を実行する手
    段とを備えることを特徴とするグラフィックディスプレ
    イ装置。
  3. 【請求項3】 ダブルバッファを持ち図形描画機能を有
    するグラフィックディスプレイ表示装置において、図形
    描画処理の要求と表示面切換処理の要求の実行順序性保
    持の要否を判定する手段と、表示面切換処理の要求と図
    形描画処理の要求が連続して行われた場合であって実行
    順序性保持が必要ない場合には表示面切換要求実行前に
    図形描画処理を実行する手段とを備えることを特徴とす
    るグラフィックディスプレイ装置。
  4. 【請求項4】 請求項3において、図形描画処理を実行
    する手段は表示面切換処理実行前の垂直帰線開始待ち時
    間中に図形描画処理を実行するものであることを特徴と
    するグラフィックディスプレイ装置。
  5. 【請求項5】 ダブルバッファを持ち図形描画機能を有
    するグラフィックディスプレイ装置において、表示面切
    換処理を頻繁に要求するプロセスと処理の関連性がない
    他プロセスの処理とが競合したときに他プロセスの処理
    を優先して実行する手段を備えることを特徴とするグラ
    フィックディスプレイ装置。
  6. 【請求項6】 ダブルバッファを持ち図形描画機能を有
    するグラフィックディスプレイ表示装置において、ダブ
    ルバッファに対する表示面切換要求と図形描画処理要求
    が連続して発行されたときに表示面切換処理実行前の垂
    直帰線開始待ちを行っている間に図形描画処理を実行す
    る実行手段と、表示面切換処理を頻繁に要求するプロセ
    スと処理の関連性がない他プロセスの処理とが競合した
    ときに他プロセスの処理を優先して実行する手段とを備
    えることを特徴とするグラフィックディスプレイ表示装
    置。
  7. 【請求項7】 ダブルバッファを持ち図形描画機能を有
    するグラフィックディスプレイ表示装置の描画処理方法
    において、ダブルバッファに対する表示面切換要求と図
    形描画処理要求が連続して発行されたときに表示面切換
    処理実行前の垂直帰線開始待ちを行っている間に図形描
    画処理を実行することを特徴とするグラフィックディス
    プレイ表示装置の描画処理方法。
  8. 【請求項8】 ダブルバッファを持ち図形描画機能を有
    するグラフィックディスプレイ表示装置の描画処理方法
    において、〔垂直帰線終了までの時間〕と〔表示面切り
    換え処理実行時間+図形描画実行時間〕を比較し、表示
    面切換処理の要求と図形描画処理の要求が連続して発行
    された場合に〔表示面切り換え処理実行時間+図形描画
    実行時間〕が〔垂直帰線終了までの時間〕より短いとき
    に表示面切換処理実行前に図形描画処理を実行すること
    を備えることを特徴とするグラフィックディスプレイ装
    置の描画処理方法。
  9. 【請求項9】 ダブルバッファを持ち図形描画機能を有
    するグラフィックディスプレイ表示装置の描画処理方法
    において、図形描画処理の要求と表示面切換処理の要求
    の実行順序性保持の要否を判定し、表示面切換処理の要
    求と図形描画処理の要求が連続して行われた場合であっ
    て実行順序性保持が必要ない場合には表示面切換要求実
    行前に図形描画処理を実行することを特徴とするグラフ
    ィックディスプレイ装置の描画処理方法。
  10. 【請求項10】 請求項9において、表示面切換処理実
    行前の垂直帰線開始待ち時間中に図形描画処理を実行す
    ることを特徴とするグラフィックディスプレイ装置の描
    画処理方法。
  11. 【請求項11】 ダブルバッファを持ち図形描画機能を
    有するグラフィックディスプレイ装置の処理方法におい
    て、表示面切換処理を頻繁に要求するプロセスと処理の
    関連性がない他プロセスの処理とが競合したときに他プ
    ロセスの処理を優先して実行することを特徴とするグラ
    フィックディスプレイ装置の処理方法。
  12. 【請求項12】 ダブルバッファを持ち図形描画機能を
    有するグラフィックディスプレイ表示装置の描画処理方
    法において、ダブルバッファに対する表示面切換要求と
    図形描画処理要求が連続して発行されたときに表示面切
    換処理実行前の垂直帰線開始待ちを行っている間に図形
    描画処理を実行すると共に、表示面切換処理を頻繁に要
    求するプロセスと処理の関連性がない他プロセスの処理
    とが競合したときに他プロセスの処理を優先して実行す
    ることを特徴とするグラフィックディスプレイ表示装置
    の描画処理方法。
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