JPH0894910A - 光学機器 - Google Patents

光学機器

Info

Publication number
JPH0894910A
JPH0894910A JP7206603A JP20660395A JPH0894910A JP H0894910 A JPH0894910 A JP H0894910A JP 7206603 A JP7206603 A JP 7206603A JP 20660395 A JP20660395 A JP 20660395A JP H0894910 A JPH0894910 A JP H0894910A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lens
lens group
optical
humidity
temperature
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP7206603A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3584088B2 (ja
Inventor
Shigeru Ogino
滋 荻野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP20660395A priority Critical patent/JP3584088B2/ja
Publication of JPH0894910A publication Critical patent/JPH0894910A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3584088B2 publication Critical patent/JP3584088B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 環境変化があってもピントズレを補正し、良
好なる光学性能が得られる光学機器を得ること。 【構成】 結像位置を変えるための可動レンズを有する
結像光学系、前記可動レンズを前記結像光学系の光軸方
向に移動させるレンズ駆動器、前記結像光学系に関連す
る温度を検出する温度センサー、互いに異なる多数個の
温度領域毎に前記レンズ駆動器の制御に用いる制御デー
タを記憶しているメモリー及び前記多数個の温度領域の
中から前記温度センサーが検出した温度が含まれる温度
領域を検出し、該検出した温度領域に対応する前記制御
データを用いて前記レンズ駆動器の制御を行なう制御器
とを有していること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビデオカメラ、銀塩カ
メラ、電子スチルカメラ等の光学機器に関し、特にフォ
ーカスや変倍の際に光軸上移動する移動レンズ群を有す
る光学系(撮影光学系)、例えば単一焦点距離のレンズ
やズームレンズ等の撮影光学系において、環境変化があ
ったときのピントズレを補正するようにした光学機器に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、カメラ等の光学機器においては、
撮影光学系の小型化、及び固体撮像素子のイメ−ジサイ
ズの小径化が急速に進んでいる。又、撮影光学系を構成
する光学材料としてプラスチック材料が多く用いられて
いる。なぜならば、プラスチック材料を用いると、レン
ズが金型により容易に成形でき、又、その形状の任意性
も大きく、又ガラス材料に対してコストメリットが大き
いからである。この為、プラスチック材料より成るレン
ズがファインダ系や、赤外線アクティブオートフォーカ
スユニット等にも使用されている。
【0003】しかしながら、プラスチック材料は、無機
ガラス材料に比べて環境変化に対する物理的性質の変化
が大きい。例えば、線膨張係数が大きく、プラスチック
材料のPMMAでは代表値で67.9×10-6/℃なの
に対して、無機ガラスのLaK 14(OHARA製)
では、57×10-7/℃と1桁小さい。又、温度変化に
対する屈折率の変化についてもPMMAでは、代表値で
1.0〜1.2×10-4/℃なのに対して、上記LaK
14では、D線で3.9〜4.4×10-6/℃と2桁
小さい。このようにプラスチック材料は、無機ガラス材
料に比べて、温度変化に対して光学的諸定数(屈折率や
形状等)の変化が大きいので、プラスチック材料より成
るレンズ(プラスチックレンズ)は、温度変化に対し
て、焦点距離が、無機ガラス材料より成るレンズに比べ
て大きく変化する。
【0004】又プラスチック材料は無機ガラス材料に比
べて吸水率が大きい。この為プラスチックレンズの光学
的諸定数は、温度変化と同様に湿度変化に対しても、無
機ガラス材料より成るレンズに比べて大きく変化する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】プラスチックレンズを
用いると、環境変化、特に温度変化や湿度変化がある
と、無機ガラス材料より成るレンズを用いた場合に比べ
て、焦点距離等の光学的性質が大きく変化してくるとい
う問題点が生じてくる。特に最近の光学機器は、撮影光
学系の小型化や、固体撮像素子の小型化、そして各要素
の高密度化を図って小型化されている。この為光学機器
に用いている光学系の結像面の予定結像面に対する温度
変化や湿度変化等によるズレの影響が大きくなるという
問題がある。
【0006】本発明の目的は、温度変化や湿度変化など
の環境変化による結像位置の誤差を小さくできる光学機
器を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の光学機器の第1
の形態は、結像位置を変えるための可動レンズを有する
結像光学系、前記可動レンズを前記結像光学系の光軸方
向に移動させるレンズ駆動器、前記結像光学系に関連す
る温度を検出する温度センサー、互いに異なる多数個の
温度領域毎に前記レンズ駆動器の制御に用いる制御デー
タを記憶しているメモリー及び前記多数個の温度領域の
中から前記温度センサーが検出した温度が含まれる温度
領域を検出し、該検出した温度領域に対応する前記制御
データを用いて前記レンズ駆動器の制御を行なうことで
ある。
【0008】また、本発明の光学機器の第2の形態は、
結像位置を変えるための可動レンズを有する結像光学
系、前記可動レンズを前記結像光学系の光軸方向に移動
させるレンズ駆動器、前記結像光学系に関連する湿度を
検出する湿度センサー、互いに異なる多数個の湿度領域
毎に前記レンズ駆動器の制御に用いる制御データを記憶
しているメモリー及び前記多数個の湿度領域の中から前
記湿度センサーが検出した湿度が含まれる湿度領域を検
出し、該検出した湿度領域に対応する前記制御データを
用いて前記レンズ駆動器の制御を行なうことである。
【0009】
【実施例】図1は本発明の実施例1の要部ブロック図で
ある。図中1は光学系であり、4つのレンズ群より成
る、所謂4群構成のリアフォ−カスズ−ムレンズ(以下
「RFZレンズ」と称する)より成っている。
【0010】RFZレンズ1は固定レンズ群である第1
のレンズ群(以下「前玉」と称する)101、移動レン
ズ群であり且つ変倍機能を有する第2のレンズ群(以下
「バリエータ」と称する)102、固定レンズ群である
第3のレンズ群(以下「アフォーカル」と称する)10
3、そして移動レンズ群であり且つフォ−カス機能と第
2レンズ群による変倍に伴う像面変動を補正するコンペ
ンセータとしての機能(これも一種のフォーカス機能と
言える。)を有する第4のレンズ群(以下「RR」と称
する)104より成っている。
【0011】実際には、本実施例においては、前玉10
1は3枚、バリエータ102は3枚、アフォーカル10
3は1枚、RR104は2枚の、4群9枚のレンズ構成
より成っている。
【0012】本実施例においては、各レンズ群101〜
104の少なくとも1つのレンズ群にプラスチック材よ
り成るプラスチックレンズを使用している。該プラスチ
ックレンズの材料としては、アクリル系材料、ポリオレ
フィン系材料、ポリカーボネート等が適用可能である。
【0013】本発明では、プラスチックレンズをレンズ
群中のどこに用いるかは特に限定されるものではなく、
又、プラスチックレンズを各レンズ群中に全く使用しな
い場合もある。なぜならば、ガラスレンズであっても環
境変化により焦点距離が変化するからである。
【0014】102aは、バリエータ102を保持する
ための部材(以下「V移動環」と称する)、104aは
RR104を保持するための部材(以下「RR移動環」
と称する)であり、各移動環はPC(ポリカーボネー
ト)を使用して、金型による成形、又は切削加工により
製作する。
【0015】2は上記レンズ群を保持するための部材
(以下「鏡筒」と称する)であり、PC(ポリカーボネ
ート)を使用して金型による成形、又は切削加工により
製作する。
【0016】尚本発明においては、鏡筒や移動環につい
て、特に上記材料及び製作方法を限定するものではな
く、上記以外でも例えば、アルミニウムをダイカストに
より成形したり、ダイカスト成形した後に2次加工によ
って製作したり、又はアルミニウムのブロックから直接
切削加工したりしても良い。
【0017】鏡筒2はいくつかの部材に分けて形成して
も良く、本発明においては特に限定するものでない。例
えば、RFZレンズ1の光軸105に対して、筒状もし
くは箱形の鏡筒2を光軸105に対して平行に分けた2
部材から形成しても良く、又、光軸105に対して垂直
に分けた2部材から形成しても良く、又各々の場合にお
いて2部材だけでなく数部材から形成しても良い。
【0018】又本実施例においては、前玉101及びア
フォーカル103は、保持部材101a,103aに各
々固定した後、鏡筒2に固定する構成としているが、鏡
筒2に直接固定しても良く、特に限定するものではな
い。
【0019】3はCCD等の光電変換素子18に入射す
る光束の光量を調節するための絞り部材であり、絞り部
材3はiGメータ(又はSTEPモーター等)の駆動手
段7により、絞り部材3内の絞り羽根3aを光軸105
に略垂直方向に駆動することによって絞り部材3の開口
部3bの面積を変える。9は絞りエンコーダであり、i
Gメータの回転角度を検出している。光量調節は、絞り
制御回路20と駆動回路16によって、光電変換素子1
8に入射する光量が一定になるように絞り部材3の絞り
羽根を駆動手段7とエンコーダ9とによって駆動するこ
とで開口部3bの面積を制御して行っている。22は絞
りエンコーダ9からの信号を検出する検出回路である。
【0020】本実施例では機械式の絞り部材3と駆動手
段7及びエンコーダ9より絞りユニットとを構成してい
るが、これに限定するものではなく電気化学作用により
光に対する吸収作用を制御するエレクトロクロミー機能
等を有する物性絞りであっても良い。
【0021】4は光電変換素子18の前に置かれたフィ
ルタユニットであり、ユニット4は水晶等の光学的ロー
パスフィルタ4a、赤外線遮断フィルタ4b等を有して
いる。
【0022】本実施例において、各フィルター4a,4
bは、光電変換素子18の直前に一体的に配置されてい
るが、各々別体で配置しても良く、又、RFZレンズ1
の各フィルタの機能を発揮できる任意の位置に配置して
も良い。
【0023】5,6は各々移動レンズ群102,104
を駆動するためのステッピングモーターや電磁力により
駆動力を発生するボイスコイルモーター等の駆動手段
(レンズ駆動手段)で、ここではステッピングモーター
を用いてある。5a,6aは表面に所定のピッチでネジ
が切られているリードスクリューネジである。102
b,104bは、各々ラックであり、各々V移動環10
2a,RR移動環104aと同一部材として形成する
か、又は別部材としてV移動環102a及びRR移動環
104aへ接着等で一体に形成する。該ラック102
b,104bは、リードスクリューネジ5a,5bとか
み合っており、ステップモーター5,6が正逆転するこ
とによって、V移動環102a,RR移動環104aが
光軸105に平行に移動し、バリエータ102とRR1
04とが光軸に沿って移動する。
【0024】8a,10aは各々フォトインタラプタで
ある。8b,10bは、各々遮光板であり、それぞれV
移動環102a,RR移動環104aと同一部材として
形成するか、又は別部材としてV移動環102a,RR
移動環104aに接着等で一体に形成している。該遮光
板8b,10bが、V移動環102a,RR移動環10
4aの移動によってフォトインタラプタ8a,10aの
位置に来ることで、フォトインタラプタ8a,10aか
らの信号が変化し、この信号変化を検出することでバリ
エータ102及びRR104の基準位置を決定してい
る。尚、フォトインタラプタ8a(10a)と遮光板8
b(10b)はレンズの初期位置を検出する検出手段の
一要素を構成している。21,23は、フォトインタラ
プタ8a,10aからの各信号を検出する検出回路であ
る。
【0025】本実施例においてはレンズ初期位置検出手
段としてフォトインタラプタ8a,10aと遮光板8
b,10bの組み合わせを採用しているが、例えばホー
ル素子とマグネットの組み合わせや、PSD(position
sensitive detector) とiRED(赤外発光ダイオー
ド)の組み合わせ等を用いても良い。
【0026】15,17はレンズ駆動手段としてのステ
ッピングモーター5,6を駆動するための駆動回路であ
る。12は検出手段としてのサーミスターや感熱抵抗等
の温度検出手段であり、検出回路24によって温度に対
応した出力信号をマイコン等の制御回路13へ出力して
いる。以下温度検出手段はサーミスター12として説明
するが、感熱抵抗を用いても良い。
【0027】本実施例においては、サーミスター12は
前玉101近傍に配置してある。これは、本実施例では
前玉101が、計算上、温度変化に対する焦点距離の変
化量が他のレンズ群に比べて大きいためである。温度セ
ンサー(サーミスター、感熱抵抗)を置く位置は、全系
の焦点距離の変化量に対して、そのレンズ群の焦点距離
の変化が支配的であるレンズ群の近傍におくと良い。
【0028】19は光電変換素子18からの出力信号を
処理して画像信号として出力するカメラプロセス回路で
ある。14はバリエータ102及びRR104の駆動情
報が格納されるROM等の記憶手段である。11はズー
ムスイッチであり、広角側(以下「WIDE」と称す
る)へズーミングしたいときにはズームスイッチ11a
を押し、望遠側(以下「TELE」と称する)へズーミ
ングしたいときにはズームスイッチ11bを押すことに
よってズーミング動作を行っている。ズームスイッチ1
1が操作されると、制御回路13からの駆動信号によっ
てバリエータ102とRR104とを駆動してズーミン
グを行っている。25は電源である。
【0029】次に図1の実施例1の動作について説明す
る。
【0030】RFZレンズ1は、フォーカス状態を維持
しつつ変倍を行なうために被写体距離毎に、バリエータ
102の光軸上のレンズ停止位置(ズーム位置)に対す
るRR104の光軸上の停止位置が決まっている。
【0031】図2に被写体距離ごとにRFZレンズ1の
バリエータ102とRR104の光軸上の停止位置をプ
ロットしたもの(以下「カム軌跡」と称する)を示す。
【0032】図2において、例えば被写体距離が無限遠
(2m)のとき、バリエータ102がWIDEからTE
LEへ光軸上、移動するとRRレンズ104は曲線Y∞
(Y2)の如く、光軸上物体側へ凸状の軌跡を有しつつ
移動する。
【0033】このように本実施例では、WIDEからT
ELE、又はTELEからWIDEへズーミングする時
には、被写体距離に応じて上記カム軌跡をトレースする
ように、バリエータ102とRR104を駆動制御し
て、これによりピントズレのない良好な画像を得てい
る。
【0034】本実施例においては少なくとも1つのレン
ズ群にプラスチックレンズを使用している。この為、プ
ラスチックレンズの周囲に温度変化や湿度変化などの環
境変化が生じると前述したようにプラスチックレンズの
形状や屈折率が変化し、焦点距離も変化してくる。尚以
下の説明では環境変化として温度変化を中心に述べる。
【0035】この為RFZレンズ1のトータルの焦点距
離も変化してくる。その結果、基準温度Tref (本実施
例では20℃に設定してある)の時の結像面に対して温
度変化した時の結像面はズレてくる。即ちピントズレが
発生してくる。従ってズーミングする場合、温度変化が
生じた時は、温度変化によって発生した結像面のズレを
補正するように、移動レンズ群をトレースする上記カム
形状を補正する必要がある。
【0036】図3に、基準温度Tref =20℃、温度
(Tref +30)℃の時と、温度(Tref −30)℃の
時の、被写体距離が無限の場合のカム軌跡を示す。
【0037】本実施例においては、基準温度Tref より
も高温になるとRRレンズ104の物体側への繰り出し
量が大きくなり、逆に基準温度よりも低温になるとRR
レンズ104の繰り出し量が小さくなる。
【0038】本実施例においては温度変化に対するピン
トずれが最も大きいのは、TELE端である。
【0039】本実施例では、図7に示す様にバリエータ
102とRR104の各々の光軸上の移動範囲を領域分
割して多数個の位置領域I〜VII ・・・・を形成している。
バリエータ102とRR104の各領域分割データとし
て多数個の基準位置データ(図7の各位置領域)が予め
ROM14に格納してある。そして該位置領域ごとに、
ズーミングするときのバリエータ102とRR104の
駆動データとしてのバリエータ102とRR104の代
表速度が予めROM14に格納してある。従ってバリエ
ータ102とRR104の各々の位置を検出して該検出
した各位置より位置領域を決定し、該領域の代表速度を
ROM14より読み出してバリエータ102とRR10
4を駆動して、これによりピントズレのないズーミング
を行っている。
【0040】本実施例においては、上記の領域分割デー
タや代表速度が相異なる温度(領域)毎に個別に設定さ
れており、作動温度領域を所定の温度幅ΔGT で多数の
部分温度領域に分割し、その部分温度領域ごとにバリエ
ータ102とRR104の温度基準位置データ(図7の
バリエータ102とRR104の各位置座標)と、各位
置領域ごとの温度領域代表速度データが、ROM14に
あらかじめ格納されている。従って温度変化が生じたと
きには変化後の部分温度領域における温度基準位置デー
タを用いてバリエータ102とRR104の温度基準位
置データを更新し、現在のバリエータ102とRR10
4の位置データと、バリエータ102とRR104の対
応する各温度基準位置データとの差分値から前記位置領
域を決定して、該位置領域のバリエータ102とRR1
04の温度代表速度データをROM14から読み出して
バリエータ102とRR104を駆動制御している。
【0041】本実施例では作動温度−10℃〜+70℃
を温度幅1℃以上の幅で分割している。ROM14に格
納される前記温度基準位置データと前記温度代表速度デ
ータは、前述したように基準温度Tref に対して温度変
化が生じたときのプラスチックレンズの焦点距離の変
化、RFZレンズ1の各レンズ群を保持しているメカ部
材の温度変化による伸び縮みによるレンズ間隔の変化に
よるピントずれの影響を考慮して補正されたデータであ
る。又これらのデータは、サーミスター12が検出した
温度に対するプラスチックレンズと保持部材の実際の温
度との差ををあらかじめ考慮に入れて補正して算出して
いる。これはレンズの位置によって、例えばCCD18
のそばに置かれたレンズやメカ部材は、前玉101に比
べてCCDの発熱による温度上昇が大きい場合があるこ
と等を考慮しているということである。
【0042】以下、本実施例の動作について図4,図
5,図6に示すフローチャートによって説明する。
【0043】初めに電源25が投入される。次に制御回
路13は、フォトインタラプタ8a,10aからの信号
を各検出回路21,23を通して読み込み、各々読み込
んだ信号に応じた方向、即ち本実施例においては検出回
路21,23からの信号が、highのときはlowと
なる方向へ、lowのときはhighとなる方向へバリ
エータ102とRR104とを各々駆動し、各フォトイ
ンタラプタ8a,10aからの信号が変化するまでバリ
エータ102とRR104を駆動し光軸に沿って移動さ
せる。
【0044】各フォトインタラプタ8a,10aの信号
が変化した位置を、バリエータ102,RR104のそ
れぞれの初期リセット位置とする。即ち、上記信号の変
化した位置でバリエータ102とRR104を停止させ
て、制御回路13内のバリエータ102、RR104の
各カウンタをクリアする。該カウンタは、バリエータ1
02,RR104の駆動パルスをカウントするものであ
り、これによってバリエータ102及びRR104の初
期リセット位置からの移動距離即ち現在位置を検出して
いる。
【0045】前玉101の周囲に配置したサーミスター
12からの出力信号を検出回路24を通して制御回路1
3に入力することで、サーミスター12が置かれている
場所の温度TS が検出される。以下、電源が投入されて
からK回目の検出温度をTS(K)とする。該検出温度T
S(1)の温度領域を決定する。該温度TS(1)に応じたバリ
エータ102とRR104の温度基準位置データと温度
リセット位置データをROM14から読み出し、制御回
路13内に格納している。
【0046】該温度リセット位置データは、基準温度T
ref での初期リセット位置とその他の温度TS での初期
リセット位置が温度変化によるメカ部材の伸縮や、フォ
トインタラプタ8a,10aの温度特性によってズレる
ためにその位置を補正するためのものである。従って、
検出温度Ts(K)が基準温度Tref の入っている温度領域
以外の領域に属するものであれば、該温度リセット位置
データに従って、上記カウンタをカウントし、初期リセ
ット位置を補正する。該初期リセット位置は本実施例に
おいては、前記領域分割した分割領域外に設定している
が、分割領域に設定しても構わない。該温度基準位置デ
ータには初期リセット位置データ(本実施例ではバリエ
ータ102とRR104の各カウンタの値が0の場所で
あり、どの温度でも共通である)からの差分値を格納し
ている。
【0047】ズームスイッチ11が押されているかチェ
ックする。ズームスイッチ11aが押されている時はW
IDE方向へズーミング行われ、ズームスイッチ11b
が押されている時は、TELE方向へズーミングが行わ
れる。押されていない場合については、ズーミング動作
しない。
【0048】以下、TELE方向にズーミングされる場
合についてのみ説明するが、WIDE方向でも全く同様
のルーチンである。
【0049】カウンタよりバリエータ102の位置PV
k を読み出す。カウンタよりRR104の位置PRRk
を読み出す。前玉101の周囲に配置されたサーミスタ
ー12からの出力信号を検出回路24を通して制御回路
13に入力することでサーミスター12が置かれている
場所の温度TS を検出する。該検出温度TS の温度領域
を決定する。
【0050】該温度領域に応じたバリエータ102及び
RR104の温度基準位置データPVTref ,PRR
TrefがROM14から読み出され、制御回路13内に格
納される。バリエータ102の温度位置データ PVT(k)=PV(k) −PVTref 及び PRRT(k)=PRR(k) −PRRTref を求め、位置領域を決定する。
【0051】次に、該位置領域のバリエータ102及び
RR104の温度代表速度VVT(k),VRRT(K)をROM
14より読み出して制御回路13に格納する。温度変化
が大きい時は、現在の温度の計測回数をK回としたとき
に、 ΔT<|TS(K)−TS(K-1)| なる関係の時には、現在記憶しているバリエータ102
及びRR104の温度代表速度データを補正する。そう
でない場合は、現在記憶しているバリエータ102とR
R104の温度代表速度データによってバリエータ10
2とRR104を駆動する。
【0052】本実施例ではΔT≦ΔGT /2に設定して
いる。補正の仕方は以下の通りである。現在記憶してい
るバリエータ102、RR104の温度代表速度V
VT(K) ,VRRT(K)とすると、バリエータ102とRR1
04の補正温度代表速度をV* VT(K),V* RRT(K) とす
る。
【0053】V* VT(K)=VVT(K)* RRT(K) =VRRT(K)+Ca ×(PVT(K)−P
T(K-1)) ただし、Ca は任意の定数とする。
【0054】V* RRT(K) >VRRmax の時は以下とする。ただし、VRRmax は駆動手段6の最
高速度である。
【0055】 V* VT(K)=(VRRmax /V* RRT(K) )×VVT(K)* RRT(K) =VRRmax 上記補正温度代表速度データによって、バリエータ10
2、RR104を駆動する。
【0056】以上ズーミング中の補正動作についてにつ
いて説明したが、次にAF(自動焦点検出)中の補正動
作について説明する。
【0057】本実施例のRFZレンズ1における合焦動
作は、例えば特願平6−82374号や、特願平6−1
02236号等で提案している方式を利用している。即
ちRR104を光軸105と平行方向に振動させ、この
ときCCD18から出力される映像信号の高周波成分が
最大となるようにRR104を駆動制御することにより
行っている。この方式は、いわゆる山登りAFと呼ばれ
るものであるが、山の裾野ではRR104の駆動スピー
ドを早くし、頂上付近ではゆっくりとすることで山の頂
上にRR104が停止するようにしている。
【0058】しかしながら、AF動作中に基準温度領域
から温度変化が生じて山の頂上、即ちRR104の到達
目標位置が離れてしまう場合や、到達目標位置が近くな
る場合には、その時に採用しているRR104の駆動手
段6のスピードでは、前者の場合は、時間がかかる、又
後者の場合には到達目標位置を行き過ぎてしまう恐れが
ある。
【0059】従って本実施例においては、サーミスター
12の出力から検出される温度TSによって、RR10
4の基準温度領域の場合の駆動スピードVRRAFに重み付
けをして、駆動制御している。到達位置が離れる場合は
1より大きい任意の定数CafをVRRAFにかけ、到達位置
が近くなる場合には、1より小さい任意の定数Caff
かけている。
【0060】以上説明したように、本実施例の構成とす
ることで、使用中の環境温度(一定)が基準温度からず
れている場合は勿論のこと、ズーミング中及びAF動作
中に温度変化があった場合でも、ピントズレのない良好
な画像を得ることができる。
【0061】本実施例においては、温度検出手段として
のサーミスター12を1個使用しているが、複数個使用
してもよく、これによれば、より良好なる効果が得られ
る。
【0062】又本実施例では初期リセット位置の温度変
化による補正を行っているが、この補正は補正量が像ず
れの影響を無視できる場合には行わなくても良い。
【0063】図8は本発明の実施例2の要部ブロック図
である。図中、図1で示した要素と同一要素には同符番
を付している。
【0064】本実施例は環境変化として湿度が変化した
場合を示している。図8において26は静電容量式又は
サーミスターを使用した湿度検出センサーである。27
は湿度検出センサー26からの出力によって湿度を検出
する検出回路であり検出した湿度情報に相当する出力信
号を制御回路13へ出力する。
【0065】本実施例は環境変化として湿度が変化した
ときのプラスチックレンズの形状変化やその材質の屈折
率変化により焦点距離が変化したときのピントズレを実
施例1で温度変化があったときと同様にして補正する。
即ち、温度と湿度の違いはあるものの基本構成は同じで
ある。
【0066】次に本実施例の動作について説明する。本
実施例においては、各レンズ群にプラスチックレンズを
使用している。この為、プラスチックレンズに湿度変化
が生じるとプラスチックレンズの形状が変化してきて各
レンズ群の焦点距離が変化してRFZレンズ1の全系の
焦点距離も変化してくる。その結果、基準湿度H
ref(本実施例では50%に設定してある)の結像面に
対して結像面がズレてくる。即ちピントズレが発生して
くる。従って、ズーミングする場合に湿度変化が生じた
時は、湿度変化によって発生した結像面のズレを補正す
る様に、トレースするカム形状も補正する必要がある。
【0067】本実施例においては、作動湿度領域を所定
の湿度幅ΔGH に領域分割している。その湿度幅ΔGH
ごとにバリエータ102とRR104の湿度基準位置デ
ータと各位置領域ごとの湿度領域代表速度データを、R
OM14にあらかじめ格納している。湿度変化が生じた
ときには、バリエータ102とRR104の湿度基準位
置データを更新し、現在のバリエータ102とRR10
4の位置データと、バリエータ102とRR104の該
湿度基準位置データとの差分値から前記位置領域を決定
して該位置領域のバリエータ102とRR104の湿度
代表速度データをROM14から読み出してバリエータ
102とRR104を駆動制御している。
【0068】ROM14に格納される前記湿度基準位置
データと前記湿度代表速度データは前述したように、基
準湿度Href に対して湿度変化が生じたときのプラスチ
ックレンズの焦点距離の変化の影響を考慮して補正され
たデータである。又、これらのデータは、湿度検出セン
サーが検出した湿度に対するプラスチックレンズの実際
の湿度との差ををあらかじめ考慮に入れて補正して算出
している。これはレンズの位置によって、例えばCCD
のそばに置かれたレンズ付近の湿度は、例えば前玉10
1に比べて小さい場合があること等を考慮しているため
である。
【0069】以上ズーミング中の補正動作についてにつ
いて説明したが、次にAF中の補正動作について説明す
る。
【0070】本実施例でのRFZレンズ1における合焦
動作は実施例1と同様である。即ちRR104を光軸1
05と平行方向に振動させ、このときCCD18から出
力される映像信号の高周波成分が最大となるようにRR
104を駆動制御することにより行っている。いわゆる
山登りAFと呼ばれるものであるが、山の裾野ではRR
104の駆動スピードを早くし、頂上付近ではゆっくり
とすることで山の頂上にRR104が停止するようにし
ている。
【0071】しかしながらAF動作中に湿度変化が生じ
て山の頂上、即ちRR104の到達目標位置が離れてし
まう場合、逆に到達目標位置が近くなる場合には、その
時に採用しているRR104の駆動手段6のスピードで
は、前者の場合は時間がかかる、又後者の場合には到達
目標位置を行き過ぎてしまう恐れがある。
【0072】従って本実施例においては、湿度検出セン
サー26の出力から検出される湿度HS によって、RR
104の基準駆動スピードVHRRAF に重み付けをして駆
動制御するものとする。到達位置が離れる場合は1より
大きい任意の定数CHaf をVHRRAF にかけ、到達位置が
近くなる場合には1より小さい任意の定数CHaffをかけ
る。
【0073】以上説明したように、本実施例の構成とす
ることで、使用中の環境湿度(一定)が基準湿度からず
れている場合は勿論のことズーミング中及びAF動作中
に湿度変化があった場合でも、ピントズレの無い良好な
画像を得ることができる。
【0074】本実施例においては湿度検出センサー26
を1個使用しているが、複数個使用しても良く、これに
よればより良好なる効果が得られる。
【0075】尚以上の各実施例においては温度検出手段
と湿度検出手段を各々設けた場合について説明したが、
双方の検出手段を光学機器内に設けて、温度変化及び湿
度変化によるピントズレについて各実施例で示した方法
を用いて同様に補正するようにしても良い。
【0076】
【発明の効果】本発明によれば以上のように、フォーカ
スや変倍の為に光軸上移動する移動レンズ群を有する光
学系(撮影レンズ)を用いたとき環境変化があったと
き、例えば温度変化や湿度変化があっても環境変化に応
じて該移動レンズ群の移動軌跡をその都度適切に設定す
ることにより結像面のズレを補正し、高い光学性能を維
持することのできるビデオカメラや銀塩カメラそして電
子スチルカメラ等に好適な光学機器を達成することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の要部概略図
【図2】図1の移動レンズ群のカム軌跡の説明図
【図3】温度変化に対するカム軌跡の変化を示す説明図
【図4】本発明の実施例1の動作を示すフローチャート
【図5】本発明の実施例1の動作を示すフローチャート
【図6】本発明の実施例1の動作を示すフローチャート
【図7】本発明における移動レンズ群の領域分割を示す
説明図
【図8】本発明の実施例2の要部概略図
【符号の説明】
1 光学系 102,104 移動レンズ群 2 鏡筒 5,6 レンズ駆動手段 12 温度検出手段 26 湿度検出手段 13 制御手段 14 記憶手段 15〜17 駆動回路 21〜24 検出回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03B 3/10 13/34 H04N 5/232 A

Claims (39)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 結像位置を変えるための可動レンズを有
    する結像光学系、前記可動レンズを前記結像光学系の光
    軸方向に移動させるレンズ駆動器、前記結像光学系に関
    連する温度を検出する温度センサー、互いに異なる多数
    個の温度領域毎に前記レンズ駆動器の制御に用いる制御
    データを記憶しているメモリー及び前記多数個の温度領
    域の中から前記温度センサーが検出した温度が含まれる
    温度領域を検出し、該検出した温度領域に対応する前記
    制御データを用いて前記レンズ駆動器の制御を行なう制
    御器とを有していることを特徴とする光学機器。
  2. 【請求項2】 前記制御データは、前記可動レンズの位
    置を含むことを特徴とする請求項1の光学機器。
  3. 【請求項3】 前記制御データは、前記可動レンズの移
    動速度を含むことを特徴とする請求項1又は2の光学機
    器。
  4. 【請求項4】 前記制御データは、前記可動レンズのス
    タート位置を含むことを特徴とする請求項1,2又は3
    の光学機器。
  5. 【請求項5】 前記レンズ駆動器はステッピングモータ
    ーを有しており、前記可動レンズのスタート位置を検出
    するためのレンズ位置検出器が設けられており、前記制
    御器は、前記ステッピングモーターに対する駆動パルス
    を計数するカウンターを有し、前記レンズ位置検出器か
    らの信号を用いて前記可動レンズの初期位置を検出した
    ときに前記カウンターをリセットしていることを特徴と
    する請求項4の光学機器。
  6. 【請求項6】 前記可動レンズを保持する部材に遮光板
    が供給されており、前記レンズ位置検出器は前記遮光板
    を検出するフォトインターラプターを備えていることを
    特徴とする請求項5の光学機器。
  7. 【請求項7】 前記可動レンズを保持する部材に磁石が
    供給されており、前記レンズ位置検出器はホール素子を
    備えることを特徴とする請求項5の光学機器。
  8. 【請求項8】 前記可動レンズを保持する部材に発光ダ
    イオードが供給されており、前記レンズ位置検出器はP
    SDを備えることを特徴とする請求項5の光学機器。
  9. 【請求項9】 前記温度センサーは、サーミスター又は
    感熱抵抗と前記サーミスター又は感熱抵抗の出力を受け
    る検出回路とを有することを特徴とする請求項1の光学
    機器。
  10. 【請求項10】 前記結像光学系はプラスチックレンズ
    を備えることを特徴とする請求項1の光学機器。
  11. 【請求項11】 前記結像光学系はズームレンズである
    ことを特徴とする請求項1の光学機器。
  12. 【請求項12】 前記ズームレンズは変倍のための第1
    レンズ群よりも変倍による結像位置の変化を補正するた
    めの第2レンズ群の方が像側にあることを特徴とする請
    求項11の光学機器。
  13. 【請求項13】 前記ズームレンズの最も物体側にある
    レンズ群は固定されていることを特徴とする請求項12
    の光学機器。
  14. 【請求項14】 前記制御データは、前記第2レンズ群
    のカム軌跡に関連する前記第1レンズ群と前記第2レン
    ズ群の各々の多数個の位置データを含むことを特徴とす
    る請求項12の光学機器。
  15. 【請求項15】 前記制御器は、前記第1レンズ群と前
    記第2レンズ群の各位置を検出しており、前記制御デー
    タは、前記第1レンズ群と前記第2レンズ群の各位置デ
    ータで定められる多数個の位置領域の各々に対応した前
    記第1レンズ群と前記第2レンズ群の各々の速度データ
    とを含むことを特徴とする請求項12の光学機器。
  16. 【請求項16】 前記制御器は、前記第1レンズ群の検
    出位置と前記第2レンズ群の検出位置とを用いて、前記
    多数個の位置領域の内のある位置領域を特定し、特定し
    た位置領域に対応する前記第1レンズ群と前記第2レン
    ズ群の各々の速度データを用いて前記レンズ駆動器を制
    御することを特徴とする請求項15の光学機器。
  17. 【請求項17】 前記レンズ駆動器はステッピングモー
    ターを有しており、前記可動レンズのスタート位置を検
    出するためのレンズ位置検出器が供給されており、前記
    制御器は、前記ステッピングモーターに対する駆動パル
    スを計数するカウンターを備え、前記レンズ位置検出器
    を用いて前記可動レンズの初期位置を検出したときに前
    記カウンターをリセットし、前記制御データは、前記多
    数個の位置領域の各々に対応した前記第1レンズ群と前
    記第2レンズ群の各々のスタート位置データを含むこと
    を特徴とする請求項15の光学機器。
  18. 【請求項18】 前記制御器は、前記第1レンズ群の検
    出位置と前記第2レンズ群の検出位置と前記第2レンズ
    群の各位置データの差分を用いて、前記多数個の位置領
    域の内のある位置領域を特定し、特定した位置領域に対
    応する前記第1レンズ群と前記第2レンズ群の各々の速
    度データと初期位置データを用いて前記レンズ駆動器を
    制御することを特徴とする請求項17の光学機器。
  19. 【請求項19】 前記メモリーはREAD ONRY
    MEMORYであることを特徴とする請求項1の光学機
    器。
  20. 【請求項20】 前記結像光学系に関連する湿度を検出
    する湿度センサー、多数個の互いに異なる湿度領域毎に
    前記レンズ駆動器の制御に用いる第2制御データを記憶
    している第2メモリーを有し、前記制御器は、前記多数
    個の湿度領域の中から前記湿度センサーが検出した湿度
    が含まれる湿度領域を検出し、該検出した湿度領域に対
    応する前記第2制御データを用いて前記レンズ駆動器の
    制御を行なうことを特徴とする請求項1の光学機器。
  21. 【請求項21】 結像位置を変えるための可動レンズを
    有する結像光学系、前記可動レンズを前記結像光学系の
    光軸方向に移動させるレンズ駆動器、前記結像光学系に
    関連する湿度を検出する湿度センサー、互いに異なる多
    数個の湿度領域毎に前記レンズ駆動器の制御に用いる制
    御データを記憶しているメモリー及び前記多数個の湿度
    領域の中から前記湿度センサーが検出した湿度が含まれ
    る湿度領域を検出し、該検出した湿度領域に対応する前
    記制御データを用いて前記レンズ駆動器の制御を行なう
    制御器とを有していることを特徴とする光学機器。
  22. 【請求項22】 前記制御データは、前記可動レンズの
    位置を含むことを特徴とする請求項21の光学機器。
  23. 【請求項23】 前記制御データは、前記可動レンズの
    移動速度を含むことを特徴とする請求項21又は22の
    光学機器。
  24. 【請求項24】 前記制御データは、前記可動レンズの
    スタート位置を含むことを特徴とする請求項21,22
    又は23の光学機器。
  25. 【請求項25】 前記レンズ駆動器はステッピングモー
    ターを有しており、前記可動レンズのスタート位置を検
    出するためのレンズ位置検出器が設けられており、前記
    制御器は、前記ステッピングモーターに対する駆動パル
    スを計数するカウンターを有し、前記レンズ位置検出器
    からの信号を用いて前記可動レンズの初期位置を検出し
    たときに前記カウンターをリセットしていることを特徴
    とする請求項24の光学機器。
  26. 【請求項26】 前記可動レンズを保持する部材に遮光
    板が供給されており、前記レンズ位置検出器は前記遮光
    板を検出するフォトインターラプターを備えていること
    を特徴とする請求項25の光学機器。
  27. 【請求項27】 前記可動レンズを保持する部材に磁石
    が供給されており、前記レンズ位置検出器はホール素子
    を備えることを特徴とする請求項25の光学機器。
  28. 【請求項28】 前記可動レンズを保持する部材に発光
    ダイオードが供給されており、前記レンズ位置検出器は
    PSDを備えることを特徴とする請求項25の光学機
    器。
  29. 【請求項29】 前記湿度センサーは、静電容量サンサ
    ーと前記静電容量センサーの出力を受ける検出回路とを
    有することを特徴とする請求項21の光学機器。
  30. 【請求項30】 前記結像光学系はプラスチックレンズ
    を備えることを特徴とする請求項21の光学機器。
  31. 【請求項31】 前記結像光学系はズームレンズである
    ことを特徴とする請求項21の光学機器。
  32. 【請求項32】 前記ズームレンズは変倍のための第1
    レンズ群よりも変倍による結像位置の変化を補正するた
    めの第2レンズ群の方が像側にあることを特徴とする請
    求項31の光学機器。
  33. 【請求項33】 前記ズームレンズの最も物体側にある
    レンズ群は固定されていることを特徴とする請求項32
    の光学機器。
  34. 【請求項34】 前記制御データは、前記第2レンズ群
    のカム軌跡に関連する前記第1レンズ群と前記第2レン
    ズ群の各々の多数個の位置データを含むことを特徴とす
    る請求項32の光学機器。
  35. 【請求項35】 前記制御器は、前記第1レンズ群と前
    記第2レンズ群の各位置を検出しており、前記制御デー
    タは、前記第1レンズ群と前記第2レンズ群の各位置デ
    ータで定められる多数個の位置領域の各々に対応した前
    記第1レンズ群と前記第2レンズ群の各々の速度データ
    とを含むことを特徴とする請求項32の光学機器。
  36. 【請求項36】 前記制御器は、前記第1レンズ群の検
    出位置と前記第2レンズ群の検出位置とを用いて、前記
    多数個の位置領域の内のある位置領域を特定し、特定し
    た位置領域に対応する前記第1レンズ群と前記第2レン
    ズ群の各々の速度データを用いて前記レンズ駆動器を制
    御することを特徴とする請求項35の光学機器。
  37. 【請求項37】 前記レンズ駆動器はステッピングモー
    ターを有しており、前記可動レンズのスタート位置を検
    出するためのレンズ位置検出器が供給されており、前記
    制御器は、前記ステッピングモーターに対する駆動パル
    スを計数するカウンターを備え、前記レンズ位置検出器
    を用いて前記可動レンズの初期位置を検出したときに前
    記カウンターをリセットし、前記制御データは、前記多
    数個の位置領域の各々に対応した前記第1レンズ群と前
    記第2レンズ群の各々のスタート位置データを含むこと
    を特徴とする請求項35の光学機器。
  38. 【請求項38】 前記制御器は、前記第1レンズ群の検
    出位置と前記第2レンズ群の検出位置と前記第2レンズ
    群の各位置データの差分を用いて、前記多数個の位置領
    域の内のある位置領域を特定し、特定した位置領域に対
    応する前記第1レンズ群と前記第2レンズ群の各々の速
    度データと初期位置データを用いて前記レンズ駆動器を
    制御することを特徴とする請求項37の光学機器。
  39. 【請求項39】 前記メモリーはREAD ONRY
    MEMORYであることを特徴とする請求項21の光学
    機器。
JP20660395A 1994-07-26 1995-07-20 光学機器 Expired - Fee Related JP3584088B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20660395A JP3584088B2 (ja) 1994-07-26 1995-07-20 光学機器

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6-193723 1994-07-26
JP19372394 1994-07-26
JP20660395A JP3584088B2 (ja) 1994-07-26 1995-07-20 光学機器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0894910A true JPH0894910A (ja) 1996-04-12
JP3584088B2 JP3584088B2 (ja) 2004-11-04

Family

ID=26508046

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20660395A Expired - Fee Related JP3584088B2 (ja) 1994-07-26 1995-07-20 光学機器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3584088B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6584282B2 (en) 1998-12-30 2003-06-24 Canon Kabushiki Kaisha Finder optical system and camera having the system
JP2005091808A (ja) * 2003-09-18 2005-04-07 Fuji Photo Film Co Ltd オートフォーカス装置
JP2015111315A (ja) * 2011-06-10 2015-06-18 株式会社山野光学 ズームレンズ装置
KR20180031642A (ko) * 2010-05-17 2018-03-28 루미넥스 코포레이션 하나 이상의 재료의 측정을 수행하기 위한 시스템 및 방법

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6584282B2 (en) 1998-12-30 2003-06-24 Canon Kabushiki Kaisha Finder optical system and camera having the system
JP2005091808A (ja) * 2003-09-18 2005-04-07 Fuji Photo Film Co Ltd オートフォーカス装置
KR20180031642A (ko) * 2010-05-17 2018-03-28 루미넥스 코포레이션 하나 이상의 재료의 측정을 수행하기 위한 시스템 및 방법
JP2015111315A (ja) * 2011-06-10 2015-06-18 株式会社山野光学 ズームレンズ装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3584088B2 (ja) 2004-11-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6144805A (en) Optical apparatus for correcting focus detection caused by environmental variation
JP3581513B2 (ja) 光学機器
US6822688B2 (en) Movable-lens position control apparatus
US6072525A (en) Image pickup apparatus effecting object image tracking responsively to object image frame movement and object image movement
EP1885119B1 (en) Image-pickup apparatus and focus control method
JPH09211304A (ja) ズームレンズ
US5890020A (en) Optical system controlling apparatus
JP3893203B2 (ja) 光学機器
JP3584088B2 (ja) 光学機器
EP1591819A1 (en) Drive controller of a lens system
JP3412990B2 (ja) 光学機器
JPH0440405A (ja) ズームレンズ装置
JP3359201B2 (ja) 光学機器
JPH11183775A (ja) 光学機器及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体
JP3782484B2 (ja) 光学機器
JP2003185908A (ja) 光学機器
JPH09222544A (ja) 光学機器
JP4441018B2 (ja) 光学機器
JP3599483B2 (ja) 光学機器
JPH09159896A (ja) 光学機器
JPH09211312A (ja) 光学機器
JP6529558B2 (ja) 撮像装置、その制御方法、および制御プログラム
JP5288913B2 (ja) 光学機器
JP2010066456A (ja) 光学機器
JP2006058367A (ja) 光学機器

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040324

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040330

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040526

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040727

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040802

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070806

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080806

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees