JPH089408B2 - 多段速度運転型移動棚装置 - Google Patents

多段速度運転型移動棚装置

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JPH089408B2
JPH089408B2 JP4160400A JP16040092A JPH089408B2 JP H089408 B2 JPH089408 B2 JP H089408B2 JP 4160400 A JP4160400 A JP 4160400A JP 16040092 A JP16040092 A JP 16040092A JP H089408 B2 JPH089408 B2 JP H089408B2
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清 原島
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株式会社文祥堂
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、荷役作業の通路となる
べき少なくとも一つの作業空間を残し、密集して配置さ
れた複数の可動棚から成り、物品の荷役作業時には適宜
可動棚を移動させて所望の棚間に荷役作業用の通路を形
成する電動式移動棚装置で、特に業種、用途等によって
異なる荷役形態に適合するよう、可動棚の移動速度を多
段速度に切換設定できる電動式移動棚装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】狭いスペースに多数の可動棚を配列でき
るようにするため、棚と棚との間に形成される荷役作業
用の作業空間を一通路分だけ残し、他の可動棚は間隔を
開けないで密集した状態に配置し、各通路に対応した通
路選択操作により、これら可動棚をインバータ制御によ
り移動させ、所望の棚間に作業用通路を形成して荷役作
業を行わせる移動棚設備が従来より知られていた。
【0003】前記移動棚設備は、各可動棚毎に棚間相互
の接近を検知する接近検出器を設置すると共に、可逆モ
ータの制御装置にインバータを介して棚を一定加速度で
速度を増加させるソフトスタート機能、一定加速度で減
速させるソフトダウン機能およびブレーキ機能を設置し
ており、起動スイッチの操作によりそれらの棚を移動さ
せる場合は、接近検出器および制御装置が作動し、接近
検出器からの検出信号に基づいてソフトスタート機能を
作動させて棚をソフトに加速させた後、棚を高速度での
一定速度で走行させ、その後棚間相互の間隔が少なくな
ったことを検知した時点で、ソフトダウン機能を作動さ
せて棚の速度をソフトに減少させ、更にブレーキ機能を
作動させて棚を定位置に停止させるように構成されてい
る。
【0004】また、前記移動棚設備の停止精度を向上さ
せるため、棚のソフトダウンの開始位置を検出する機能
に加えて、棚の停止位置を検知する機能を設けた移動棚
設備も従来より知られていた。
【0005】前記移動棚設備は、各可動棚毎に棚間相互
の接近を検知する第1の接近検出器を設置すると共に、
特に棚間相互のより接近された具体的な停止位置を検知
する第2の接近検出器を設置しており、起動スイッチの
操作により棚を移動させる場合は、インバータを介する
制御装置の作動により、まず第1の接近検出器の検出信
号に基づいてソフトダウン機能を作動させた後、第2の
接近検出器の検出信号に基づいて棚の停止すべき具体的
な位置を検出した時点で、ブレーキ機能を作動させた棚
を定位置に停止させるように構成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記移
動棚設備においては、可動棚の加速時、減速時および停
止時に対する安全性に対しては配慮がなされているが、
可動棚の運転パターンは一つに設定されており、積載物
の種類、形状等、棚の用途に拘らず、可動棚の加速後の
移動速度は常に一定に固定化されているため、場合によ
っては高速走行時に荷崩れを起こすといった不具合を未
然に回避することができず、用途変更、多目的用途に適
合しにくいという問題点があった。
【0007】また、荷役作業設備や荷役形態等によって
は、棚間の通路幅が大きく異なるため、移動速度が不十
分であって遅い場合には開閉時間が多くかかり、作業能
率の低下を招くという問題点があった。
【0008】更に、人力ピッキング等通路幅が狭い構成
の設備、あるいは広い通路幅を複数に分割して使用する
複数通路同時作業、棚卸作業等においては、余り移動速
度が速いと作業者に危険な心理的影響を与え、高速走行
では安全性が損なわれるという問題点があった。
【0009】本発明は前記従来の各問題点を解決し、棚
の移動速度の制御を多段速度運転にして複数の運転パタ
ーンを設定し、棚の用途変更、多目的用途に適合し得る
ようにし、もって作業能率の向上、安全性能の向上を図
ることができる多段速度運転型移動棚装置を提供しよう
とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、固定棚あるい
は側壁で区分される区画内に、夫々に走行用の可逆モー
タを備えた可動棚を一つの作業用通路に相当する余裕空
間をもって複数個配列し、物品出納時には、所望通路の
通路選択手段の操作により、前記余裕空間と前記所望通
路間にある複数の前記可動棚を同時に移動させるように
した電動式移動棚装置において、前記可動棚の移動速度
を多段速度運転に切換える移動速度切換スイッチと、前
記各通路ごとに前記余裕空間の減少を検出して、前記可
動棚を定位置に停止させるための減速空間検出スイッチ
と、前記可逆モータの起動時に無段加速させるスロース
タート機能、前記多段速度運転の夫々で定速度走行させ
る運転周波数および前記定位置での停止時に同一の減速
走行距離で無段減速させる前記多段速度運転の夫々に対
応するスローストップ機能とを設定し、且つ前記可逆モ
ータの正・逆転指令および前記多段速度運転の夫々の走
行・停止に対応する移動速度の指令・減速指令に基づき
作動するインバータとを有し、前記通路選択手段の操作
により該通路を形成すべく前記可動棚が移動するとき、
前記余裕空間に対応する前記減速空間検出スイッチの空
間検出信号で移動すべき前記各可動棚の前記可逆モータ
を前記インバータを介して同時に前記スロースタート機
能で起動させ、前記移動速度切換スイッチで設定された
前記多段速度運転の一つで定速度走行し、前記減速空間
検出スイッチの減速検出信号で、前記設定された前記多
段速度運転の一つに対応するスローストップ機能で前記
定位置に停止させるという手段、固定棚あるいは側壁で
区分される区画内に、夫々に走行用の可逆モータを備え
た可動棚を少なくとも一つの作業用通路に相当する余裕
空間をもって複数個配列し、物品出納時には、所望通路
の通路選択手段の操作により、前記余裕空間と前記所望
通路間にある複数の前記可動棚を同時に移動させるよう
にし、且つ前記余裕空間を複数の前記棚間に分割して複
数通路を形成できるようにした電動式移動棚装置におい
て、前記可動棚の移動速度を多段速度運転に切換える移
動速度切換スイッチと、前記各通路ごとに前記余裕空間
の減少を検出して、前記可動棚を定位置に停止させるた
めの減速空間検出スイッチと、前記可逆モータの起動時
に無段加速させるスロースタート機能、前記多段速度運
転の夫々で定速度走行させる運転周波数、移動中の前記
可動棚を途中停止手段の操作により、中途位置で停止さ
せる途中停止減速機能、および前記定位置での停止時に
同一の減速走行距離で無段減速させる前記多段速度運転
の夫々に対応するスローストップ機能とを設定し、且つ
前記可逆モータの正・逆転指令および前記多段速度運転
の夫々の走行・停止に対応する移動速度の指令・減速指
令に基づき作動するインバータとを有し、前記通路選択
手段の操作により該通路を形成すべく前記可動棚が移動
するとき、前記余裕空間に対応する前記減速空間検出ス
イッチの空間検出信号で移動すべき前記各可動棚の前記
可逆モータを前記インバータを介して同時に前記スロー
スタート機能で起動させ、前記移動速度切換スイッチで
設定された前記多段速度運転の一つで定速度走行し、前
記減速空間検出スイッチの減速検出信号で、前記設定さ
れた前記多段速度運転の一つに対応するスローストップ
機能で前記定位置に停止させると共に、前記複数通路形
成時には前記途中停止減速機能で中途位置に停止させる
という手段のいずれかを採用することにより、上記問題
点を解決した。
【0011】
【作用】上記構成より成る本発明によれば、物品出納時
において所望の棚間に出納作業用の通路を形成する場合
には、移動速度切換スイッチの操作により用途に適した
可動棚の移動速度を設定した上で、通路選択手段である
オープンスイッチを操作して該通路を形成すべく可動棚
の移動を開始させる。このとき、インバータは減速空間
検出スイッチの空間検出信号でスロースタート機能を作
動させて可動棚を徐々に加速させ、更に可動棚を移動速
度切換スイッチの選択操作に応じた多段速度運転の一つ
の移動速度で走行させる。その後、可動棚の走行と共に
通路幅の減少を検出する減速空間検出スイッチの減速検
出信号で、多段速度運転の一つの移動速度に応じた、ス
ローストップ機能を作動させて可動棚を徐々に減速さ
せ、且つ定位置に停止させる。また、この間に安全バー
装置(図示せず)が作動した場合、あるいは緊急に棚を
停止させたり、任意に棚を停止させる場合は、移動中の
途中停止手段であるリセットスイッチの操作により、途
中停止信号を発し、途中停止減速機能を作動させて可動
棚を停止させる。更に、1つの通路を複数通路に分割形
成する場合は、任意停止させた後、通路空間の残ってい
る側の他の通路を形成すべきオープンスイッチを操作す
ることにより、新たに通路を形成する側の棚を移動させ
複数の作業用通路を形成する。
【0012】
【実施例】本発明の実施の一例を図面に基づいて詳細に
説明する。図1は、本発明装置において、作業用通路に
相当する余裕空間、通路1が形成された状態の棚の配列
および外観を示す平面図、図2は同正面図、図3は同背
面図であり、図中、Rは床上に敷設されたガイドレール
で、そのレールR両端位置に固定棚A・Fが配置される
と共に、前記固定棚A・F間において、可動棚B・C・
D・Eが前記ガイドレールR上を走行車輪を介して左右
方向に移動可能に配置されている。
【0013】前記固定棚A・F並びに可動棚B・C・D
・Eは実施例では棚装置であるが、このうち、前記固定
棚A・Fは必要により配置するが、なくてもよく、また
は壁面であってもよい。本実施例では説明の都合上固定
棚A・Fとして説明する。
【0014】前記各棚A・B・C・D・E・F間には、
夫々相隣る棚間に通路1・2・3・4・5が形成でき、
図1では前記可動棚B・C・D・Eを夫々右側に移動さ
せて密集し、通路1部分を最大限に広く開けて出納作業
用通路とし、出納作業が円滑に行われるようにしてい
る。
【0015】前記各可動棚B・C・D・Eの下部には、
夫々自走用の可逆モータ(三相誘導電動機)M1・M2
・M3・M4が取付けられ、減速機を介して走行車輪を
回転させると共に、前記各可動棚B・C・D・Eの正面
側には、所望の棚間に作業通路を形成するためのオープ
ンスイッチ(通路選択手段)OS1・OS2・OS3・
OS4・OS5、並びに形成された通路のロックを解除
するためのリセットスイッチ(移動中の途中停止手段で
もある)RS1・RS2・RS3・RS4・RS5が夫
々設けられており、特に前記可動棚Bの正面の略中央に
は、前記各可動棚B・C・D・Eの移動速度を設定する
ための移動速度切換スイッチCSが設けられている。
【0016】前記オープンスイッチOS1・OS2・O
S3・OS4・OS5は、各棚間の通路を選択する選択
スイッチであり、そのうちOS1とOS2とは可動棚B
の正面において両端に夫々取付けられており、OS1は
固定棚Aと前記可動棚B間の通路1を、またOS2は前
記可動棚Bと可動棚C間の通路2を選択する選択スイッ
チであり、オープンスイッチOS3は前記可動棚Cの正
面において右端側に取付けられており、前記可動棚Cと
可動棚D間の通路3を選択する選択スイッチである。ま
た、オープンスイッチOS4は前記可動棚Dの正面にお
いて右端側に取付けられており、前記可動棚Dと可動棚
E間の通路4を選択する選択スイッチであり、オープン
スイッチOS5は前記可動棚Eの正面において右端側に
取付けられており、前記可動棚Eと固定棚F間の通路5
を選択する選択スイッチである。
【0017】前記リセットスイッチRS1・RS2・R
S3・RS4・RS5のうち、RS1・RS2とは可動
棚Bの正面において夫々両端に取付けられており、RS
1は形成された通路1を、またRS2は形成された通路
2のロックを解除するためのリセットスイッチであり、
リセットスイッチRS3は可動棚Cの正面において右端
側に取付けられており、形成された通路3のロックを解
除するためのリセットスイッチである。また、リセット
スイッチRS4は可動棚Dの正面において右端側に取付
けられており、形成された通路4のロックを解除するた
めのリセットスイッチであり、リセットスイッチRS5
は可動棚Eの正面において右端側に取付けられており、
形成された通路5のロックを解除するためのリセットス
イッチである。
【0018】前記移動速度切換スイッチCSは、前記可
動棚Bの正面略中央に取付けられており、本実施例では
前記各可動棚B・C・D・Eの夫々の移動速度を低速、
中速、高速の三段階に適宜選択して切換えられる切換ス
イッチである。なお、前記移動速度切換スイッチCS
は、可動棚B以外の棚に取付けてもよく、場合によって
は側壁等に取付けてもよい。
【0019】前記各可動棚B・C・D・Eの背面側に
は、各通路ごとに余裕空間(作業用通路に相当)の減少
を検出して、前記可動棚を定位置に停止させるための減
速空間検出スイッチBS1・BS2・BS3・BS4・
BS5が設置されている。前記各減速空間検出スイッチ
BS1・BS2・BS3・BS4・BS5は、棚間空
間、すなわち相隣り合う棚との空間並びに空間の減少を
検出する光電スイッチを用いて構成されている。
【0020】前記各減速空間検出スイッチBS1・BS
2・BS3・BS4・BS5のうち、BS1・BS2と
は可動棚Bの背面側における左右の側面に夫々取付けら
れており、一方側の減速空間検出スイッチBS1は固定
棚Aと可動棚Bとの間の空間並びに空間の減少を検出す
る検出スイッチ、他方側の減速空間検出スイッチBS2
は可動棚Bと可動棚Cとの間の空間並びに空間の減少を
検出する検出スイッチである。また、減速空間検出スイ
ッチBS3は可動棚Cの背面側における右側の側面に取
付けられており、可動棚Cと可動棚Dとの間の空間並び
に空間の減少を検出する検出スイッチである。更に、減
速空間検出スイッチBS4は可動棚Dの背面側における
右側の側面に取付けられており、可動棚Dと可動棚Eと
の間の空間並びに空間の減少を検出する検出スイッチで
ある。また更に、減速空間検出スイッチBS5は可動棚
Eの背面側における右側の側面に取付けられており、可
動棚Eと固定棚Fとの間の空間並びに空間の減少を検出
する検出スイッチである。
【0021】前記各可動棚B・C・D・Eの背面側に
は、詳しい構成等は後述するが、前記各可動棚B・C・
D・Eの移動を制御するための制御装置CL1・CL2
・CL3・CL4が夫々設置されており、制御装置CL
1・CL2・CL3・CL4は、各棚A〜Eの背面部に
配設された渡りケーブルYを介して互いに接続されてい
ると共に、固定棚Aを経由して前記渡りケーブルYは電
源に接続されている。
【0022】図4は、本発明装置における可動棚の移動
選択回路図であり、移動指令リレーの接点so、途中停
止リレーの接点sd、オープンスイッチOS1〜OS5
の操作により作動する通路選択リレーの接点c1・c2
・c3・c4・c5、各可動棚B〜Eを左方向に移動さ
せるときに作動する左走行リレーR1・R2・R3・R
4、左走行リレーR1〜R3の接点r1・r2・r3、
各可動棚B〜Eを右方向に移動させるときに作動する右
走行リレーF1・F2・F3・F4、右走行リレーF2
〜F4の接点f2・f3・f4、各減速空間検出スイッ
チBS1〜BS5の接点bs1・bs2・bs3・bs
4・bs5、通路ロックリレーの接点rl1・rl2・
rl3・rl4・rl5、および電流を一方向のみに流
すダイオードDとにより構成されている。尚、これらの
回路は後述の制御装置CL1・CL2・CL3・CL4
内に分散して構成され、渡りケーブルYで接続されてい
る。
【0023】図5は、本発明装置における制御系の主要
部を示すブロック図であり、図中、R・S・Tは三相電
源端子であり、前記可動棚Bの制御装置CL1は、オー
プンスイッチOS1・OS2、リセットスイッチRS1
・RS2、減速空間検出スイッチBS1・BS2の操作
信号あるいは検出信号が入力され、通路選択リレーC1
・C2(図示せず)、通路ロックリレーRL1・RL2
(図示せず)、左走行リレーR1、右走行リレーF1等
で制御される通路1・2の選択とロック機能、また通路
ロックの解除機能、可動棚Bの走行方向と運転、停止等
の機能を備え、更に移動指令リレーSO、途中停止リレ
ーSD等で制御される統轄制御部を備えて構成されてい
る。
【0024】前記可動棚Cの制御装置CL2は、オープ
ンスイッチOS3、リセットスイッチRS3、減速空間
検出スイッチBS3の操作信号あるいは検出信号が入力
され、通路選択リレーC3、通路ロックリレーRL3
(共に図示せず)、左走行リレーR2、右走行リレーF
2等で制御される通路3の選択とロック機能、また通路
ロックの解除機能、可動棚Cの走行方向と運転、停止等
の機能を備えて構成されている。
【0025】前記可動棚Dの制御装置CL3は、前記と
同様に、オープンスイッチOS4、リセットスイッチR
S4、減速空間検出スイッチBS4の操作信号あるいは
検出信号が入力され、通路選択リレーC4、通路ロック
リレーRL4(共に図示せず)、左走行リレーR3、右
走行リレーF3等で制御される通路4の選択とロック機
能、また通路ロックの解除機能、可動棚Dの走行方向と
運転、停止等の機能を備えて構成されている。
【0026】前記可動棚Eの制御装置CL4は、前記と
同様に、オープンスイッチOS5、リセットスイッチR
S5、減速空間検出スイッチBS5の操作信号あるいは
検出信号が入力され、通路選択リレーC5、通路ロック
リレーRL5(共に図示せず)、左走行リレーR4、右
走行リレーF等で制御される通路5の選択とロック機
能、また通路ロックの解除機能、可動棚Eの走行方向と
運転、停止等の機能を備えて構成されている。
【0027】前記可動棚B〜Eの制御装置CL1〜CL
4は、夫々互いに接続されており、例えば前記可動棚B
〜Eのうち全ての可動棚、あるいは相隣り合う複数の可
動棚が同時に同一方向に移動する場合には、先頭を移動
する可動棚の制御装置が入手する種々の情報、もしくは
前記先頭を移動する可動棚の制御装置が出力する種々の
指令に従った種々の指令を夫々自己が受け持つ可動棚に
対して出力するという機能をも備えている。この機能に
よって前記可動棚B〜Eは複数の可動棚との従列移動、
および従列状態を維持しながらの定位置での同時停止が
可能となる。
【0028】前記可動棚B〜Eのインバータ指令制御部
CC1・CC2・CC3・CC4は、夫々移動速度切換
スイッチCSの移動速度の選択操作に応じて各可動棚B
〜Eごとに移動速度を低速、中速、高速の三段階のうち
の一つに設定し、制御装置CL1〜CL4の指令と共
に、後述するインバータIV1・IV2・IV3・IV
4に指令する。
【0029】前記可動棚BのインバータIV1は、前記
可動棚Bの制御装置CL1およびインバータ指令制御部
CC1の指令に従って作動し、それら各種機能の指令に
応じて前記可動棚Bの可逆モータM1の作動を制御する
機能を備えている。前記インバータIV1は具体的には
可逆モータM1を変速するための可変周波数電源装置で
あり、本発明装置に使用するために低速走行、中速走
行、高速走行の各運転モードに応じた運転周波数を設定
し、また起動時のスロースタート機能を構成する加速時
間(周波数を増加させる変化率の時間)および各運転モ
ードから減速走行距離を減速走行し停止させる各運転モ
ードに応じてスローストップ機能を構成する減速時間
(周波数を減少させる変化率の時間)および途中停止手
段等による途中停止信号で、移動中の棚を停止させる途
中停止減速機能を構成する減速時間を設定する機能を備
えている。
【0030】前記可動棚CのインバータIV2は、前記
可動棚Cの制御装置CL2およびインバータ指令制御部
CC2の指令に従って作動し、それら各種機能の指令に
応じて前記可動棚Cの可逆モータM2の作動を制御する
機能を備えており、その他は前記インバータIV1と同
様である。
【0031】前記可動棚DのインバータIV3は、前記
可動棚Dの制御装置CL3およびインバータ指令制御部
CC3の指令に従って作動し、それら各種機能の指令に
応じて前記可動棚Dの可逆モータM3の作動を制御する
機能を備えており、その他は前記インバータIV1と同
様である。
【0032】前記可動棚EのインバータIV4は、前記
可動棚Eの制御装置CL4およびインバータ指令制御部
CC4の指令に従って作動し、それら各種機能の指令に
応じて前記可動棚Eの可逆モータM4の作動を制御する
機能を備えており、その他は前記インバータIV1と同
様である。
【0033】図6は、前記各インバータIV1〜IV4
の入出力回路図であり、正転指令接点である左走行リレ
ーの接点r1〜r4、逆転指令接点である右走行リレー
の接点f1〜f4、移動速度切換スイッチCSと関係す
る低速指令接点sl、移動速度切換スイッチCSと関係
する中速指令接点sm、低速減速指令接点dsl、中速
減速指令接点dsm、途中停止減速指令接点sds、イ
ンバータ制御用グランド端子G、インバータ正転指令端
子I1、インバータ逆転指令端子I2、インバータ中速
指令端子I3、インバータ低速指令端子I4、インバー
タ減速指令端子I5,I6、三相電源入力端子R・S・
T、および可逆モータM1〜M4用の出力端子U・V・
Wとから構成されている。
【0034】前記各インバータIV1〜IV4の入出力
回路図では、前記低速指令接点slおよび中速指令接点
smが開いているときには高速指令がなされているのと
等価であり、前記低速減速指令接点dslおよび中速減
速指令接点dsmが開いているときには高速時の減速指
令がなされているのと等価である。また、各運転モード
に応じた運転周波数、起動時の加速時間および減速時間
の設定値は、インバータの操作パネル等で予め入力して
機能を設定する。
【0035】図7は、前記移動速度切換スイッチCSの
運転モードを示す正面図であり、つまみを中立位置にす
ると中速走行が選択されて中速指令接点smが閉じ、左
へ回すと低速走行が選択されて低速指令接点slが閉
じ、右へ回すと高速走行が選択されて中速指令接点sm
および低速指令接点slが開いて、前記各インバータI
V1〜IV4が高速走行を検知し得るように構成されて
いる。
【0036】図8は、低速走行、中速走行、高速走行の
運転パターンの具体例を示す図であり、前記移動速度切
換スイッチCSで低速走行を選択されて移動を指令され
た可動棚は、スロースタート機能により所定時間の間加
速走行UPを継続した後、低速移動速度VLに達した時
点で低速走行SLを維持し、その後減速走行距離LBが
検知された時点で低速減速走行DLを行って定位置に停
止するという運転パターンに則って移動する。一方、中
速走行を選択されて移動を指令された可動棚は、スロー
スタート機能により所定時間の間加速走行UPを継続し
た後、低速移動速度VLよりも大きい中速移動速度VM
に達した時点で中速走行SMを維持し、その後減速走行
距離LBが検知された時点で中速減速走行DMを行って
定位置に停止するという運転パターンに則って移動す
る。他方、高速走行を選択されて移動を指令された可動
棚は、スロースタート機能により所定時間の間加速走行
UPを継続した後、中速移動速度VMよりも大きい高速
移動速度VHに達した時点で高速走行SHを維持し、そ
の後減速走行距離LBが検知された時点で高速減速走行
DHを行って定位置に停止するという運転パターンに則
って移動する。尚、減速走行距離LBは減速空間検出ス
イッチが余裕空間の減少を検出した位置から棚が定位置
に停止するまでの距離である。
【0037】低速走行SL中に安全バー装置(図示せ
ず)が作動した場合、あるいは途中停止手段の操作によ
る途中停止信号を検知した場合には、制動力の大きな低
速途中停止減速走行SDLを行って停止し、中速走行S
M中に前記同様に途中停止信号を検知した場合には、制
動力の大きな中速途中停止減速走行SDMを行って停止
し、高速走行SH中に前記同様に途中停止信号を検知し
た場合には、制動力の大きな高速途中停止減速走行SD
Hを行って停止するが、これらの制御は所定の操作によ
り行う任意停止操作時の運転制御に等しい制御である。
【0038】図9,図10は、本発明装置における低速
走行のフローチャートで、これは図1〜図3に示す棚間
通路1が開いている状態から、低速走行して通路4を形
成する場合のフローチャートであり、図4〜図8に示す
回路図等をも参照しながら説明する。
【0039】先ず、電源を投入し、図2,図7に示す移
動速度切換スッチCSを予め低速(低速走行)に設定
し(ステップ21)、次に図2に示すオープンスイッチ
OS4を操作すると(ステップ22)、図5に示す本発
明装置における制御系の制御装置CL1・CL2・CL
3が作動し、図4に示す移動選択回路図において通路選
択リレーC4が動作して(ステップ23)、移動指令リ
レーSOが動作すると(ステップ24)、減速空間検出
スイッチBS1が固定棚Aと可動棚Bとの間の空間を検
出し(ステップ25)、左走行リレーR1・R2・R3
が動作する(ステップ26)。この状態において、移動
速度切換スイッチCSが低速走行に設定されていると、
図5に示す本発明装置における制御系のインバータ指令
制御部CC1・CC2・CC3が作動して低速指令を出
力する(ステップ27)。この結果、図6に示すインバ
ータIV1・IV2・IV3の入出力回路図では正転指
令入力がなされて左走行リレーの接点r1・r2・r3
が閉じると共に、低速指令入力がなされて低速指令接点
slが閉じる(ステップ28)。これにより、可逆モー
タM1・M2・M3は低速加速正回転を開始し(ステッ
プ29)、各可動棚B・C・Dは図8に示す運転パター
ンにおける低速加速左走行UPを開始する(ステップ3
0)。
【0040】その後、各可動棚B・C・Dの移動速度が
図8に示す運転パターンにおける移動速度VL(低速走
行の運転周波数)に達すると、可逆モータM1・M2・
M3は低速一定正回転の状態を維持し(ステップ3
1)、各可動棚B・C・Dは低速一定左走行SLを維持
する(ステップ32)。そして、前記減速空間検出スイ
ッチBS1が固定棚Aと可動棚Bとの間の空間の減少を
検出して減速開始位置を検出すると(ステップ33)、
図4に示す移動選択回路図において左走行リレーR1・
R2・R3が復帰し(ステップ34)、前記インバータ
指令制御部CC1・CC2・CC3が低速減速指令を出
力する(ステップ35)。図6のインバータIV1・I
V2・IV3の入出力回路図では停止指令入力がなされ
て左走行リレーの接点r1・r2・r3が開くと共に、
低速減速指令入力がなされて低速減速指令接点dslが
閉じる(ステップ36)。これにより、可逆モータM1
・M2・M3は低速減速正回転を開始し(ステップ3
7)、各可動棚B・C・Dは図8に示す運転パターンに
おける低速減速左走行DLを開始する(ステップ3
8)。そして、減速走行距離LBを走行して定位置に達
すると、可逆モータM1・M2・M3は停止し(ステッ
プ39)、各可動棚B・C・Dは左定位置に停止する
(ステップ40)。
【0041】そして、前記各可動棚B・C・Dが停止す
ると、図5に示す本発明装置における制御系の制御装置
CLの通路ロック機能が作動し、図4に示す移動選択
回路図において通路ロックリレーRL4が動作して接点
rl4を開くことにより、棚間通路4を形成した可動棚
D・Eがロックされ(ステップ41)、更に通路選択リ
レーC4が復帰し(ステップ42)、移動指令リレーS
Oが復帰する(ステップ43)。この状態で可動棚D・
E間に形成された棚間通路4において荷役作業を実施し
(ステップ44)、更に荷役作業が終了した後(ステッ
プ45)、リセットスイッチRS4を操作すると(ステ
ップ46)、図5に示す本発明装置における制御系の制
御装置CL3の通路ロックの解除機能が作動して通路ロ
ックリレーRL4が復帰し(ステップ47)、制御装置
CL3が復帰する(ステップ48)。これにより次の通
路形成が可能となる。
【0042】図11,図12は、本発明装置における中
速走行のフローチャートでこれは棚間通路4が開いてい
る状態から、中速走行して通路2を形成する場合のフロ
ーチャートであり、図4〜図8に示す回路図等をも参照
しながら説明する。
【0043】先ず、電源を投入し、図2,図7に示す移
動速度切換スッチCSを予め中速(中速走行)に設定
し(ステップ51)、次に図2に示すオープンスイッチ
OS2を操作すると(ステップ52)、図5に示す本発
明装置における制御系の制御装置CL1・CL2・CL
3が作動し、図4に示す移動選択回路図において通路選
択リレーC2が動作して(ステップ53)、移動指令リ
レーSOが動作すると(ステップ54)、減速空間検出
スイッチBS4が可動棚D・E間の空間を検出し(ステ
ップ55)、右走行リレーF2・F3が動作する(ステ
ップ56)。この状態において、中速走行に設定されて
いると、図5に示す本発明装置における制御系のインバ
ータ指令制御部CC2・CC3が作動して中速指令を出
力する(ステップ57)。この結果、図6に示すインバ
ータIV2・IV3の入出力回路図では逆転指令入力が
なされて右走行リレーの接点f2・f3が閉じると共
に、中速指令入力がなされて中速指令接点smが閉じる
(ステップ58)。これにより、可逆モータM2・M3
は中速加速逆回転を開始し(ステップ59)、各可動棚
C・Dは図8に示す運転パターンにおける中速加速右走
行UPを開始する(ステップ60)。
【0044】その後、各可動棚C・Dの移動速度が図8
に示す運転パターンにおける移動速度VLよりも大きい
移動速度VM(中速走行の運転周波数)に達すると、可
逆モータM2・M3は中速一定逆回転の状態を維持し
(ステップ61)、各可動棚C・Dは中速一定右走行S
Mを維持する(ステップ62)。そして、前記減速空間
検出スイッチBS4が可動棚Dと可動棚Eとの間の空間
の減少を検出して減速開始位置を検出すると(ステップ
63)、図4に示す移動選択回路図において右走行リレ
ーF2・F3が復帰し(ステップ64)、前記インバー
タ指令制御部CC2・CC3が中速減速指令を出力する
(ステップ65)。図6のインバータIV2・IV3の
入出力回路では停止指令入力がなされて右走行リレーの
接点f2・f3が開くと共に、中速減速指令入力がなさ
れて中速減速指令接点dsmが閉じる(ステップ6
6)。これにより、可逆モータM2・M3は中速減速逆
回転を開始し(ステップ67)、各可動棚C・Dは図8
に示す運転パターンにおける中速減速右走行DMを開始
する(ステップ68)。そして、減速走行距離LBを走
行して定位置に達すると、可逆モータM2・M3は停止
し(ステップ69)、各可動棚C・Dは右定位置に停止
する(ステップ70)。
【0045】そして、前記各可動棚C・Dが停止する
と、図5に示す本発明装置における制御系の制御装置C
L1の通路ロック機能が作動し、図4に示す移動選択回
路図において通路ロックリレーRL2が動作して接点r
l2を開くことにより、棚間通路2を形成した可動棚B
・Cがロックされ(ステップ71)、更に通路選択リレ
ーC2が復帰し(ステップ72)、移動指令リレーSO
が復帰する(ステップ73)。この状態で可動棚B・C
間に形成された棚間通路2において荷役作業を実施し
(ステップ74)、更に荷役作業が終了した後(ステッ
プ75)、リセットスイッチRS2を操作すると(ステ
ップ76)、図5に示す本発明装置における制御系の制
御装置CL1の通路ロックの解除機能が作動して通路ロ
ックリレーRL2が復帰し(ステップ77)、制御装置
CL1が復帰する(ステップ78)。これにより次の通
路形成が可能となる。
【0046】図13,図14は、本発明装置における高
速走行のフローチャートで、これは棚間通路2が開いて
いる状態から、高速走行して通路5を形成する場合のフ
ローチャートであり、図4〜図8に示す回路図等をも参
照しながら説明する。
【0047】先ず、電源を投入し、図2,図7に示す移
動速度切換スッチCSを予め高速(高速走行)に設定
し(ステップ81)、次に図2に示すオープンスイッチ
OS5を操作すると(ステップ82)、図5に示す本発
明装置における制御系の制御装置CL1〜CL4が作動
し、図4に示す移動選択回路図において通路選択リレー
C5が動作して(ステップ83)、移動指令リレーSO
が動作すると(ステップ84)、減速空間検出スイッチ
BS2が可動棚B・C間の空間を検出し(ステップ8
5)、左走行リレーR2・R3・R4が動作する(ステ
ップ86)。この状態において、高速走行に設定されて
いると、図5に示す本発明装置における制御系のインバ
ータ指令制御部CC2・CC3・CC4が作動して高速
指令を出力する(ステップ87)。この結果、図6に示
すインバータIV2・IV3・IV4の入出力回路図で
は正転指令入力がなされて左走行リレーの接点r2・r
3・r4が閉じると共に、高速指令入力がなされて低速
指令接点slおよび中速指令接点smが開いたままとな
(ステップ88)。これにより、可逆モータM2・M
3・M4は高速加速正回転を開始し(ステップ89)、
各可動棚C・D・Eは図8に示す運転パターンにおける
高速加速左走行UPを開始する(ステップ90)。
【0048】その後、各可動棚C・D・Eの移動速度が
図8に示す運転パターンにおける最も高速である移動速
度VH(高速走行の運転周波数)に達すると、可逆モー
タM2・M3・M4は高速一定正回転の状態を維持し
(ステップ91)、各可動棚C・D・Eは高速一定左走
行SHを維持する(ステップ92)。そして、前記減速
空間検出スイッチBS2が可動棚B・Cとの間の空間の
減少を検出して減速開始位置を検出すると(ステップ9
3)、図4に示す移動選択回路図において左走行リレー
R2・R3・R4が復帰し(ステップ94)、前記イン
バータ指令制御部CC2・CC3・CC4が高速減速指
令を出力する(ステップ95)。図6のインバータIV
2・IV3・IV4の入出力回路図では停止指令入力が
なされて左走行リレーの接点r2・r3・r4が開くと
共に、高速減速指令入力がなされて低速減速指令接点d
slおよび中速減速指令接点dsmが開いたままとなる
(ステップ96)。これにより、可逆モータM2・M3
・M4は高速減速正回転を開始し(ステップ97)、各
可動棚C・D・Eは図8に示す運転パターンにおける高
速減速左走行DHを開始する(ステップ98)。そし
て、減速走行距離LBを走行して定位置に達すると、可
逆モータM2・M3・M4は停止し(ステップ99)、
各可動棚C・D・Eは左定位置に停止する(ステップ1
00)。
【0049】そして、前記各可動棚C・D・Eが停止す
ると、図5に示す本発明装置における制御系の制御装置
CL4の通路ロック機能が作動し、図4に示す移動選択
回路図において通路ロックリレーRL5が動作して接点
rl5を開くことにより、棚間通路5を形成した可動棚
Eがロックされ(ステップ101)、更に通路選択リレ
ーC5が復帰し(ステップ102)、移動指令リレーS
Oが復帰する(ステップ103)。この状態で可動棚E
と固定棚F間に形成された棚間通路5において荷役作業
を実施し(ステップ104)、更に荷役作業が終了した
後(ステップ105)、リセットスイッチRS5を操作
すると(ステップ106)、図5に示す本発明装置にお
ける制御系の制御装置CL4の通路ロック解除機能が作
動して通路ロックリレーRL5が復帰し(ステップ10
7)、制御装置CL4が復帰する(ステップ108)。
これにより次の通路形成が可能となる。
【0050】図15〜図17は、本発明装置における複
数通路形成のフローチャートで、これは棚間通路5が開
いている状態から、通路1を分割形成中に、途中停止手
段(移動中のリセットスイッチ操作)の操作で、棚を中
途位置で停止させ、更に残り空間のある側の通路3を分
割形成する場合の高速走行・中速走行のフローチャート
であり、図4〜図8に示す回路図等をも参照しながら説
明する。
【0051】先ず、電源を投入し、図2,図7に示す移
動速度切換スッチCSを予め高速(高速走行)に設定
し(ステップ121)、次に図2に示すオープンスイッ
チOS1を操作すると(ステップ122)、図5に示す
本発明装置における制御系の制御装置CL1〜CL4が
作動し、図4に示す移動選択回路図において通路選択リ
レーC1が動作して(ステップ123)、移動指令リレ
ーSOが動作すると(ステップ124)、減速空間検出
スイッチBS5が可動棚Eと固定棚Fとの間の空間を検
出し(ステップ125)、右走行リレーF1・F2・F
3・F4が動作する(ステップ126)。この状態にお
いて、高速走行に設定されていると、図5に示す本発明
装置における制御系のインバータ指令制御部CC1・C
C2・CC3・CC4が作動して高速指令を出力する
(ステップ127)。この結果、図6に示すインバータ
IV1・IV2・IV3・IV4の入出力回路図では逆
転指令入力がなされて右走行リレーの接点f1・f2・
f3・f4が閉じると共に、高速指令入力がなされて低
速指令接点slおよび中速指令接点smが開いたままと
なる(ステップ128)。これにより、可逆モータM1
・M2・M3・M4は高速加速逆回転を開始し(ステッ
プ129)、各可動棚B・C・D・Eは図8に示す運転
パターンにおける高速加速右走行UPを開始する(ステ
ップ130)。
【0052】その後、各可動棚B・C・D・Eの移動速
度が図8に示す運転パターンにおける最も高速である移
動速度VH(高速走行の運転周波数)に達すると、可逆
モータM1・M2・M3・M4は高速一定逆回転の状態
を維持し(ステップ131)、各可動棚B・C・D・E
は高速一定右走行SHを維持する(ステップ132)。
この走行中に、通路1が約半分ぐらい開いた時点で途中
停止手段でもあるリセットスイッチRS1・RS2・R
S3・RS4・RS5のうちいずれかのスイッチを操作
して任意の途中停止操作をすると途中停止信号を発し
(ステップ133)、図4に示す移動選択回路図におい
て途中停止リレーSDが動作し(ステップ134)、右
走行リレーF1・F2・F3・F4が復帰し(ステップ
135)、前記インバータ指令制御部CC1・CC2・
CC3・CC4が途中停止減速指令を出力する(ステッ
プ136)。図6のインバータIV1・IV2・IV3
・IV4の入出力回路図では停止指令入力がなされて右
走行リレーの接点f1・f2・f3・f4が開くと共
に、途中停止減速指令入力がなされて途中停止減速指令
接点sdsが動作する(ステップ137)。これによ
り、可逆モータM1・M2・M3・M4は途中停止減速
逆回転を開始し(ステップ138)、各可動棚B・C・
D・Eは図8に示す運転パターンにおける途中停止減速
右走行SDHを開始する(ステップ139)。
【0053】その後僅かな所定時間の経過後、制動力に
応じて可逆モータM1・M2・M3・M4は停止し(ス
テップ140)、各可動棚B・C・D・Eは中途位置に
停止する(ステップ141)。これにより、棚間通路1
が分割形成され、荷役作業が行われる(ステップ14
2)。一方、各可動棚B・C・D・Eが停止すると、図
5に示す本発明装置における制御系の制御装置CL1の
通路ロック機能が作動し、通路ロックリレーRL1が動
作して可動棚Bはロックされ(ステップ143)、通路
選択リレーC1が復帰し(ステップ144)、移動指令
リレーSOが復帰して(ステップ145)、途中停止リ
レーSDが復帰する(ステップ146)。
【0054】次に、例えばオープンスイッチOS3を操
作すると(ステップ147)、図4の移動選択回路図に
おいて通路選択リレーC3が動作して(ステップ14
8)、移動指令リレーSOが動作すると(ステップ14
9)、減速空間検出スイッチBS5が可動棚Eと固定棚
Fとの間の空間を検出し(ステップ150)、右走行リ
レーF3・F4が動作する(ステップ151)。この状
態において、図2、図7に示す移動速度切換スイッチC
Sが、前記オープンスイッチOS3の操作時などにおけ
る予めの選択操作により中速走行に設定されていると
(ステップ152)、図5に示す本発明装置における制
御系のインバータ指令制御部CC3・CC4が作動して
中速指令を出力する(ステップ153)。この結果、図
6に示すインバータIV3・IV4の入出力回路図では
逆転指令入力がなされて右走行リレーの接点f3・f4
が閉じると共に、中速指令入力がなされて中速指令接点
smが閉じる(ステップ154)。これにより、可逆モ
ータM3・M4は中速加速逆回転を開始し(ステップ1
55)、可動棚D・Eは図8に示す運転パターンにおけ
る中速加速右走行UPを開始する(ステップ156)。
【0055】かくして所定時間が経過し、可逆モータM
3・M4が中速一定逆回転を維持し(ステップ15
7)、可動棚D・Eが図8に示す運転パターンにおける
中速一定右走行SMを維持した後(ステップ158)、
減速空間検出スイッチBS5が可動棚Eと固定棚Fとの
間の減少を検出して減速開始位置を検出すると(ステッ
プ159)、図4に示す移動選択回路図において前記右
走行リレーF3・F4が復帰する(ステップ160)。
この段階で前記インバータ指令制御部CC3・CC4が
中速減速指令を出力し(ステップ161)、図6のイン
バータIV3・IV4の入出力回路図では停止指令入力
がなされて右走行リレーの接点f3・f4が開くと共
に、中速減速指令入力がなされて中速減速指令接点ds
mが閉じる(ステップ162)。
【0056】そして、前記右走行リレーの接点f3・f
4が開くと共に、中速減速指令接点dsmが閉じると、
可逆モータM3・M4は中速減速逆回転をなし(ステッ
プ163)、可動棚D・Eは中速減速右走行DMをなし
(ステップ164)、更に図8に示す運転パターンにお
ける減速走行距離LBを走行した時点で可逆モータM3
・M4は駆動を停止し(ステップ165)、可動棚D・
Eは右定位置に停止する(ステップ166)。これによ
り、棚間通路3が分割形成され、こちらでも荷役作業が
開始される(ステップ167)。一方、可逆モータM3
・M4が停止すると、図4に示す移動選択回路図におい
て、通路ロックリレーRL3が動作して可動棚C・Dが
ロックされ(ステップ168)、更に通路選択リレーC
3が復帰し(ステップ169)、移動指令リレーSOが
復帰する(ステップ170)。
【0057】その後、棚間通路1において荷役作業が終
了し(ステップ171)、リセットスイッチRS1が操
作されると(ステップ172)、図4に示す移動選択回
路図において通路ロックリレーRL1が復帰し(ステッ
プ173)、棚間通路2の通路形成選択が可能となる
(ステップ174)。一方、棚間通路3の荷役作業が終
了し(ステップ175)、リセットスイッチRS3が操
作されると(ステップ176)、図4に示す移動選択回
路図において、通路ロックリレーRL3が復帰し(ステ
ップ177)、これにより制御回路が復帰する(ステッ
プ178)。
【0058】以上、実施例について説明したように、本
発明は移動速度切換スイッチCSの操作により低速走
行、中速走行、高速走行の三段階の運転パターンから用
途に応じた運転パターンを選択して可動棚を移動し、も
って棚内の物品や作業者自身の安全性を向上させた多段
速度運転型移動棚装置であり、運転中であってもリセッ
トスイッチの操作により任意に可動棚を中途位置で停止
させることができ緊急事態発生に対処でき、より安全性
を充実させたばかりでなく、リセットスイッチの操作に
より棚間の通路を物品出納作業の用途に合わせて複数の
通路に分割して形成することをも可能にし、また分割さ
れた通路幅に応じて移動速度を選択して使用することが
でき、安全性、作業性にも優れており、更にインバータ
に加速時間、減速時間および移動速度を決定する運転周
波数を設定して実際上の運転制御を行う構成により、用
途変更、多目的用途に容易に適合することができ、作業
能率が向上するものである。
【0059】なお、本発明装置では図示していないが、
棚間通路に面する可動棚面に安全バー装置を備え、閉じ
る通路内の障害物を検知し、その時点で速やかに停止さ
せる構成を有することは勿論である。また、本実施例の
回路に代えて、半導体回路、あるいはシーケンサ等で構
成しても同一の効果が得られる。
【0060】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、移動速度切換
スイッチで運転する可動棚の移動速度を選択的に設定し
た上で、インバータを介してスロースタートを図りつ
つ、設定された移動速度での運転を実施する構成を採用
したので、目的の用途に適合した可動棚の運転パターン
を適宜設定することができ、物品出納作業の作業能率が
向上すると共に、棚内の物品や作業者自身の安全性が向
上する。請求項2の発明によれば、インバータを介して
スロースタートを図りつつ、設定された移動速度での運
転を実施する構成、緊急時あるいは任意に可動棚を移動
途中で停止させる構成、および一つの作業用通路空間を
複数の棚間に分割して複数通路を形成できる構成を採用
したので、荷役機械を使用するため広い通路幅を必要と
するもの、あるいは人力ピッキング等狭い通路幅です
み、しかも複数通路で同時に出納を行う作業態様にも適
用でき、しかもその都度目的の用途に応じた移動速度で
運転することが可能となり、棚内の物品や作業者自身の
安全性の向上をはかれるほか、物品出納作業の作業性お
よび作業能率が更に向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置における棚の配列および外観を示す
平面図である。
【図2】本発明装置における棚の配列および外観を示す
正面図である。
【図3】本発明装置における棚の配列および外観を示す
背面図である。
【図4】本発明装置における可動棚の移動選択回路図で
ある。
【図5】本発明装置における制御系の主要部を示すブロ
ック図である。
【図6】本発明装置におけるインバータの入出力回路図
である。
【図7】本発明装置における移動速度切換スイッチの運
転モードを示す正面図である。
【図8】本発明装置において設定する低速走行、中速走
行、高速走行の運転パターンの具体例を示す説明図であ
る。
【図9】本発明装置における低速走行のフローチャート
である。
【図10】本発明装置における低速走行のフローチャー
トである。
【図11】本発明装置における中速走行のフローチャー
トである。
【図12】本発明装置における中速走行のフローチャー
トである。
【図13】 本発明装置における高速走行のフローチャー
トである。
【図14】 本発明装置における高速走行のフローチャー
トである。
【図15】 本発明装置における複数通路形成のフローチ
ャートである。
【図16】 本発明装置における複数通路形成のフローチ
ャートである。
【図17】 本発明装置における複数通路形成のフローチ
ャートである。
【符号の説明】
A・F 固定棚、 B〜E 可動棚、 1〜5 棚間の
通路、 OS1〜OS5 オープンスイッチ、 RS1
〜RS5 リセットスイッチ、 M1〜M4可逆モー
タ、 BS1〜BS5 減速空間検出スイッチ、 CS
移動速度切換スイッチ、 so 移動指令リレーの接
点、 c1〜c5 通路選択リレーの接点、 R1〜R
4 左走行リレー、 r1〜r4 左走行リレーの接
点、 F1〜F4 右走行リレー、 f1〜f4 右走
行リレーの接点、 bs1〜bs5減速空間検出スイッ
チの接点、 rl1〜rl5 通路ロックリレーの接
点、sd 途中停止リレーの接点、 CL1〜CL4
各可動棚の制御装置、 CC1〜CC4 各可動棚のイ
ンバータ指令制御部、 IV1〜IV4 各可動棚のイ
ンバータ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定棚あるいは側壁で区分される区画内
    に、夫々に走行用の可逆モータを備えた可動棚を一つの
    作業用通路に相当する余裕空間をもって複数個配列し、
    物品出納時には、所望通路の通路選択手段の操作によ
    り、前記余裕空間と前記所望通路間にある複数の前記可
    動棚を同時に移動させるようにした電動式移動棚装置に
    おいて、 前記可動棚の移動速度を多段速度運転に切換える移動速
    度切換スイッチと、前記各通路ごとに前記余裕空間の減
    少を検出して、前記可動棚を定位置に停止させるための
    減速空間検出スイッチと、前記可逆モータの起動時に無
    段加速させるスロースタート機能、前記多段速度運転の
    夫々で定速度走行させる運転周波数および前記定位置で
    の停止時に同一の減速走行距離で無段減速させる前記多
    段速度運転の夫々に対応するスローストップ機能とを設
    し、且つ前記可逆モータの正・逆転指令および前記多
    段速度運転の夫々の走行・停止に対応する移動速度の指
    令・減速指令に基づき作動するインバータとを有し、前
    記通路選択手段の操作により該通路を形成すべく前記可
    動棚が移動するとき、前記余裕空間に対応する前記減速
    空間検出スイッチの空間検出信号で移動すべき前記各可
    動棚の前記可逆モータを前記インバータを介して同時に
    前記スロースタート機能で起動させ、前記移動速度切換
    スイッチで設定された前記多段速度運転の一つで定速度
    走行し、前記減速空間検出スイッチの減速検出信号で、
    前記設定された前記多段速度運転の一つに対応するスロ
    ーストップ機能で前記定位置に停止させることを特徴と
    する多段速度運転型移動棚装置。
  2. 【請求項2】 固定棚あるいは側壁で区分される区画内
    に、夫々に走行用の可逆モータを備えた可動棚を少なく
    とも一つの作業用通路に相当する余裕空間をもって複数
    個配列し、物品出納時には、所望通路の通路選択手段の
    操作により、前記余裕空間と前記所望通路間にある複数
    の前記可動棚を同時に移動させるようにし、且つ前記余
    裕空間を複数の前記棚間に分割して複数通路を形成でき
    るようにした電動式移動棚装置において、 前記可動棚の移動速度を多段速度運転に切換える移動速
    度切換スイッチと、前記各通路ごとに前記余裕空間の減
    少を検出して、前記可動棚を定位置に停止させるための
    減速空間検出スイッチと、前記可逆モータの起動時に無
    段加速させるスロースタート機能、前記多段速度運転の
    夫々で定速度走行させる運転周波数、移動中の前記可動
    棚を途中停止手段の操作により、中途位置で停止させる
    途中停止減速機能、および前記定位置での停止時に同一
    の減速走行距離で無段減速させる前記多段速度運転の夫
    々に対応するスローストップ機能とを設定し、且つ前記
    可逆モータの正・逆転指令および前記多段速度運転の夫
    々の走行・停止に対応する移動速度の指令・減速指令に
    基づき作動するインバータとを有し、前記通路選択手段
    の操作により該通路を形成すべく前記可動棚が移動する
    とき、前記余裕空間に対応する前記減速空間検出スイッ
    チの空間検出信号で移動すべき前記各可動棚の前記可逆
    モータを前記インバータを介して同時に前記スロースタ
    ート機能で起動させ、前記移動速度切換スイッチで設定
    された前記多段速度運転の一つで定速度走行し、前記減
    速空間検出スイッチの減速検出信号で、前記設定された
    前記多段速度運転の一つに対応するスローストップ機能
    で前記定位置に停止させると共に、前記複数通路形成時
    には前記途中停止減速機能で中途位置に停止させること
    を特徴とする多段速度運転型移動棚装置。
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