JPH0893098A - 間仕切枠上部固定金具 - Google Patents
間仕切枠上部固定金具Info
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- JPH0893098A JPH0893098A JP22991694A JP22991694A JPH0893098A JP H0893098 A JPH0893098 A JP H0893098A JP 22991694 A JP22991694 A JP 22991694A JP 22991694 A JP22991694 A JP 22991694A JP H0893098 A JPH0893098 A JP H0893098A
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- partition frame
- metal fitting
- lower metal
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 間仕切枠1の上方に位置する梁3に取り付け
られる上金具21と、間仕切枠1の上部に固定される下
金具22とを備え、例えば、上金具21に、間仕切枠1
の長手方向に対し傾斜する方向に設けられた長孔21e
と、例えば、下金具22に設けられた孔23aとを貫通
するピン26により、上金具21と下金具22とが互い
に回動自在及び長孔21eの長手方向への移動自在に連
結されているもの。 【効果】 上金具21を梁3に、下金具22を間仕切枠
1上部に固定するのみで簡単に間仕切枠1の取付が行え
る。長孔21e内でピン26を移動させることにより、
上金具21と下金具22とを横方向に相対移動させ、間
仕切枠1の通りの修正が行える。下金具22を上金具2
1に対し90°回動させることにより、梁3と間仕切枠
1とを平行配置する場合と直交配置する場合に共用でき
る。
られる上金具21と、間仕切枠1の上部に固定される下
金具22とを備え、例えば、上金具21に、間仕切枠1
の長手方向に対し傾斜する方向に設けられた長孔21e
と、例えば、下金具22に設けられた孔23aとを貫通
するピン26により、上金具21と下金具22とが互い
に回動自在及び長孔21eの長手方向への移動自在に連
結されているもの。 【効果】 上金具21を梁3に、下金具22を間仕切枠
1上部に固定するのみで簡単に間仕切枠1の取付が行え
る。長孔21e内でピン26を移動させることにより、
上金具21と下金具22とを横方向に相対移動させ、間
仕切枠1の通りの修正が行える。下金具22を上金具2
1に対し90°回動させることにより、梁3と間仕切枠
1とを平行配置する場合と直交配置する場合に共用でき
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、住宅の間仕切枠の上部
を梁またはトラスに固定するのに用いる間仕切枠上部固
定金具に関するものである。
を梁またはトラスに固定するのに用いる間仕切枠上部固
定金具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図19に示すように、上桟1a及び下桟
1b等の横木と、鉛直方向に延びる図示しない縦木とを
組み合わせてなる木製の間仕切枠1は、両側に石膏ボー
ド2等の壁板部材を配設することにより、梁3(若しく
はトラス)からの吊り下げ形式の壁である、垂れ壁4を
構成する。ここでは、上記上桟1a上に配置された頭つ
なぎ材5と梁3との間に木製のくさび6を挿入した上
で、間仕切枠1の上部を梁3に固定している。7、8は
廻縁、10は1対の野縁、11はガラスウール、12は
鴨居であり、鴨居12の下方には、例えば、図示しない
建具を配設する。
1b等の横木と、鉛直方向に延びる図示しない縦木とを
組み合わせてなる木製の間仕切枠1は、両側に石膏ボー
ド2等の壁板部材を配設することにより、梁3(若しく
はトラス)からの吊り下げ形式の壁である、垂れ壁4を
構成する。ここでは、上記上桟1a上に配置された頭つ
なぎ材5と梁3との間に木製のくさび6を挿入した上
で、間仕切枠1の上部を梁3に固定している。7、8は
廻縁、10は1対の野縁、11はガラスウール、12は
鴨居であり、鴨居12の下方には、例えば、図示しない
建具を配設する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記の構成
では、頭つなぎ材5と梁3間にくさび6を打ち込むこと
により、梁3が押し上げられたり、頭つなぎ材5及び/
または間仕切枠1が弓なりに湾曲する恐れがある。ま
た、図20に示すように、梁3に設けられたボルト孔1
3を通して釘14を打ち込むことにより、くさび6を固
定する場合、通常、ボルト孔13の径が15mm程度
と、かなり大きく設定されているので、くさび6を確実
に固定するのが困難なものである。
では、頭つなぎ材5と梁3間にくさび6を打ち込むこと
により、梁3が押し上げられたり、頭つなぎ材5及び/
または間仕切枠1が弓なりに湾曲する恐れがある。ま
た、図20に示すように、梁3に設けられたボルト孔1
3を通して釘14を打ち込むことにより、くさび6を固
定する場合、通常、ボルト孔13の径が15mm程度
と、かなり大きく設定されているので、くさび6を確実
に固定するのが困難なものである。
【0004】更に、垂れ壁4の長手方向幅が、例えば、
2〜3m以上の長尺に及ぶ場合、石膏ボード2を長手方
向で2分割以上とする必要があるが、この場合、間仕切
枠1の上部を長手方向両端部で梁3に固定するのみで
は、垂れ壁4の中間部が垂れ下がる恐れがあるので、間
仕切枠1の上部を所定間隔置きに梁3に固定して、垂れ
壁4の補強を行わねばならない。
2〜3m以上の長尺に及ぶ場合、石膏ボード2を長手方
向で2分割以上とする必要があるが、この場合、間仕切
枠1の上部を長手方向両端部で梁3に固定するのみで
は、垂れ壁4の中間部が垂れ下がる恐れがあるので、間
仕切枠1の上部を所定間隔置きに梁3に固定して、垂れ
壁4の補強を行わねばならない。
【0005】係る補強手段として、図21に示すよう
に、例えば、梁3の図中右側のボルト孔13から斜め下
方に突出させたボルト15により間仕切枠1の上部を支
持することが行われているが、ボルト15の締付けが強
過ぎれば、垂れ壁4が図21の右側に傾斜する問題が生
じる。そこで、上記ボルト15に加えて、梁3の左側の
ボルト孔13から突出して間仕切枠1を支持する図示し
ない今1本のボルトを設け、左右のバランスを図ること
も行われているが、係る方法は作業が煩雑であり、多人
数を要するばかりでなく、見栄えも良好とは言い難い。
に、例えば、梁3の図中右側のボルト孔13から斜め下
方に突出させたボルト15により間仕切枠1の上部を支
持することが行われているが、ボルト15の締付けが強
過ぎれば、垂れ壁4が図21の右側に傾斜する問題が生
じる。そこで、上記ボルト15に加えて、梁3の左側の
ボルト孔13から突出して間仕切枠1を支持する図示し
ない今1本のボルトを設け、左右のバランスを図ること
も行われているが、係る方法は作業が煩雑であり、多人
数を要するばかりでなく、見栄えも良好とは言い難い。
【0006】また、上述のような垂れ壁4においては、
例えば、図示しない水平ブレースの締め過ぎた場合等
に、梁3の長手方向の中心線に対して間仕切枠1の長手
方向の中心線が僅かにずれるものであるが、係る状況に
おいては、間仕切枠1の中心線位置の修正、つまり、間
仕切枠1の通りの修正を行った上で、間仕切枠1の上部
を梁3に固定する必要がある。その場合、天井部におい
て、図示のように、木製の野縁10を使用する際は、野
縁10を垂れ壁4の内外両側に配置するので、間仕切枠
1の通りの修正を行った後、1対の野縁10により間仕
切枠1の左右位置を固定することも可能であるが、金属
製の野縁を使用する場合、野縁は垂れ壁4との間に隙間
を設けて配置するので、間仕切枠1の通りの修正には役
に立たないものである。
例えば、図示しない水平ブレースの締め過ぎた場合等
に、梁3の長手方向の中心線に対して間仕切枠1の長手
方向の中心線が僅かにずれるものであるが、係る状況に
おいては、間仕切枠1の中心線位置の修正、つまり、間
仕切枠1の通りの修正を行った上で、間仕切枠1の上部
を梁3に固定する必要がある。その場合、天井部におい
て、図示のように、木製の野縁10を使用する際は、野
縁10を垂れ壁4の内外両側に配置するので、間仕切枠
1の通りの修正を行った後、1対の野縁10により間仕
切枠1の左右位置を固定することも可能であるが、金属
製の野縁を使用する場合、野縁は垂れ壁4との間に隙間
を設けて配置するので、間仕切枠1の通りの修正には役
に立たないものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決して、垂れ壁の補強及び間仕切枠の通りの修正を容
易に行える間仕切枠上部固定金具を提供することを目的
としている。そのため、請求項1に係る間仕切枠上部固
定金具は、間仕切枠の上方に位置する梁またはトラスに
固定される上金具と、上記間仕切枠の上部に固定される
下金具とを備え、上金具または下金具のいずれか一方
に、上記間仕切枠の長手方向に対し傾斜する方向に設け
られた長孔と、上金具または下金具の他方に設けられた
孔とを貫通する枢着部材により、上記上金具と下金具と
が互いに回動自在及び上記長孔の長手方向への移動自在
に連結されていることを特徴としている。
解決して、垂れ壁の補強及び間仕切枠の通りの修正を容
易に行える間仕切枠上部固定金具を提供することを目的
としている。そのため、請求項1に係る間仕切枠上部固
定金具は、間仕切枠の上方に位置する梁またはトラスに
固定される上金具と、上記間仕切枠の上部に固定される
下金具とを備え、上金具または下金具のいずれか一方
に、上記間仕切枠の長手方向に対し傾斜する方向に設け
られた長孔と、上金具または下金具の他方に設けられた
孔とを貫通する枢着部材により、上記上金具と下金具と
が互いに回動自在及び上記長孔の長手方向への移動自在
に連結されていることを特徴としている。
【0008】請求項2に係る間仕切枠上部固定金具は、
上記請求項1の構成において、上記下金具は、間仕切枠
上部の上面に対向し、上記長孔または孔のいずれかが設
けられた水平部と、この水平部両側から間仕切枠上部の
両側面に沿って下垂する1対の下垂部からなり、一方の
下垂部は上記水平部に、間仕切枠上部の側面に沿う平面
内で回動自在となるように接続されているものである。
上記請求項1の構成において、上記下金具は、間仕切枠
上部の上面に対向し、上記長孔または孔のいずれかが設
けられた水平部と、この水平部両側から間仕切枠上部の
両側面に沿って下垂する1対の下垂部からなり、一方の
下垂部は上記水平部に、間仕切枠上部の側面に沿う平面
内で回動自在となるように接続されているものである。
【0009】
【作用】上記請求項1の構成によれば、まず、上記間仕
切枠上部固定金具の上金具を梁またはトラスに取り付
け、続いて間仕切枠の上部を下金具に固定することによ
り、簡単に間仕切枠の上部を梁またはトラスに接続する
ことができ、従って、垂れ壁が2〜3m程度以上の長尺
に及ぶ場合も、本間仕切枠上部固定金具により容易に垂
れ壁の補強を行うことができる。
切枠上部固定金具の上金具を梁またはトラスに取り付
け、続いて間仕切枠の上部を下金具に固定することによ
り、簡単に間仕切枠の上部を梁またはトラスに接続する
ことができ、従って、垂れ壁が2〜3m程度以上の長尺
に及ぶ場合も、本間仕切枠上部固定金具により容易に垂
れ壁の補強を行うことができる。
【0010】また、梁またはトラスの中心線に対して、
間仕切枠の中心線がずれていて、間仕切枠の通りの修正
が必要な場合、上記間仕切枠への下金具の固定に先立っ
て、上金具または下金具のいずれかに設けた上記長孔に
沿って上記枢着部材を移動させることにより、下金具を
上金具に対して斜め方向、つまり、間仕切枠の長手方向
及び長手方向と直交する方向(以下、横方向という)へ
相対移動させることができ、この時、下金具の移動に伴
って間仕切枠を横方向へ移動させることができるので、
この上金具と下金具間の相対移動に伴って、間仕切枠の
通りの修正が行える。
間仕切枠の中心線がずれていて、間仕切枠の通りの修正
が必要な場合、上記間仕切枠への下金具の固定に先立っ
て、上金具または下金具のいずれかに設けた上記長孔に
沿って上記枢着部材を移動させることにより、下金具を
上金具に対して斜め方向、つまり、間仕切枠の長手方向
及び長手方向と直交する方向(以下、横方向という)へ
相対移動させることができ、この時、下金具の移動に伴
って間仕切枠を横方向へ移動させることができるので、
この上金具と下金具間の相対移動に伴って、間仕切枠の
通りの修正が行える。
【0011】その後、間仕切枠の上部を上記間仕切枠上
部固定金具の下金具に固定すると、上記長孔が間仕切枠
の長手方向及び横方向の双方に対し傾斜した方向に延び
ており、且つ間仕切枠の長手方向への移動は不可能であ
るので、間仕切枠の横方向への移動も不可能となる。
部固定金具の下金具に固定すると、上記長孔が間仕切枠
の長手方向及び横方向の双方に対し傾斜した方向に延び
ており、且つ間仕切枠の長手方向への移動は不可能であ
るので、間仕切枠の横方向への移動も不可能となる。
【0012】また、上金具と下金具は互いに回動自在に
接続されているので、本間仕切枠上部固定金具は、梁ま
たはトラスと間仕切枠とが平行に配置される場合と、梁
またはトラスと間仕切枠とが互いに直交するように配置
される場合とで共用できるものである。
接続されているので、本間仕切枠上部固定金具は、梁ま
たはトラスと間仕切枠とが平行に配置される場合と、梁
またはトラスと間仕切枠とが互いに直交するように配置
される場合とで共用できるものである。
【0013】請求項2の構成によれば、上記下金具に水
平部と1対の下垂部を設け、一方の下垂部を間仕切枠の
上部の側面に平行な平面内で回動自在としたので、上記
上金具を梁(またはトラス)に取り付けた後、間仕切枠
の上部を上記下金具に固定する際には、上記一方の下垂
部を大略90°回動させて大略水平方向に延びる位置ま
で持ち上げた状態で、間仕切枠を横方向から上記一方の
下垂部の下方を通過させて上記水平部の下方、言い換え
れば、梁の下方まで移動させる。
平部と1対の下垂部を設け、一方の下垂部を間仕切枠の
上部の側面に平行な平面内で回動自在としたので、上記
上金具を梁(またはトラス)に取り付けた後、間仕切枠
の上部を上記下金具に固定する際には、上記一方の下垂
部を大略90°回動させて大略水平方向に延びる位置ま
で持ち上げた状態で、間仕切枠を横方向から上記一方の
下垂部の下方を通過させて上記水平部の下方、言い換え
れば、梁の下方まで移動させる。
【0014】そして、間仕切枠の上部の片側の側面が上
記下金具の他方の下垂部に大略密着した後、上記一方の
下垂部を下方に回動させれば、一方の下垂部が間仕切枠
の上部の他側の側面に大略密着する。続いて、両下垂部
を間仕切枠上部の両側面に固定すれば良い。
記下金具の他方の下垂部に大略密着した後、上記一方の
下垂部を下方に回動させれば、一方の下垂部が間仕切枠
の上部の他側の側面に大略密着する。続いて、両下垂部
を間仕切枠上部の両側面に固定すれば良い。
【0015】上記のように、一方の下垂部を大略水平方
向位置まで持ち上げて、間仕切枠を横方向から梁の下方
まで移動させるようにしたので、間仕切枠の移動時に間
仕切枠が一方の下垂部に干渉することがなく、間仕切枠
を梁の下方まで円滑に移動させることができる。そし
て、取付後は、間仕切枠の上部が両側面で1対の下垂部
により支持されるので、左右のバランスが維持され、間
仕切枠が左右のいずれかに傾斜することもない。
向位置まで持ち上げて、間仕切枠を横方向から梁の下方
まで移動させるようにしたので、間仕切枠の移動時に間
仕切枠が一方の下垂部に干渉することがなく、間仕切枠
を梁の下方まで円滑に移動させることができる。そし
て、取付後は、間仕切枠の上部が両側面で1対の下垂部
により支持されるので、左右のバランスが維持され、間
仕切枠が左右のいずれかに傾斜することもない。
【0016】
【実施例】以下、本発明の第1実施例に係る間仕切枠上
部固定金具(以下、単に固定金具という)を図面に基づ
いて説明する。図1に示すように、木製の間仕切枠1
は、上桟1a及び図示しない下桟等の横木と、縦木1c
とを組み合わせてなり、この間仕切枠1は両側に図示し
ない石膏ボード等の壁板部材を配設することにより垂れ
壁を構成する。この垂れ壁は固定金具20により断面横
H形の梁3(またはトラス)から吊り下げられるように
なっている。上記上桟1aの上面には頭つなぎ材5が固
定されている。
部固定金具(以下、単に固定金具という)を図面に基づ
いて説明する。図1に示すように、木製の間仕切枠1
は、上桟1a及び図示しない下桟等の横木と、縦木1c
とを組み合わせてなり、この間仕切枠1は両側に図示し
ない石膏ボード等の壁板部材を配設することにより垂れ
壁を構成する。この垂れ壁は固定金具20により断面横
H形の梁3(またはトラス)から吊り下げられるように
なっている。上記上桟1aの上面には頭つなぎ材5が固
定されている。
【0017】図2〜図5に示すように、固定金具20
は、梁3に取り付けられる上金具21と、間仕切枠1の
上部に固定される下金具22とを備えている。図2から
明らかなように、上方から見て大略矩形状に形成された
上金具21の横方向一端部には、梁3の横方向一端部を
挟み込む、上向きに湾曲したクリップ部21aが設けら
れている。また、上金具21の横方向他端部には、上向
きに湾曲した湾曲部21bと、湾曲部21bの上端から
大略上向きに立ち上がる立上り部21cと、立上り部2
1cに切起し加工により斜め下方に延びるように形成さ
れ、先端が梁3の横方向他端部の上面に弾性的に圧接す
る爪部21dとが設けられている。
は、梁3に取り付けられる上金具21と、間仕切枠1の
上部に固定される下金具22とを備えている。図2から
明らかなように、上方から見て大略矩形状に形成された
上金具21の横方向一端部には、梁3の横方向一端部を
挟み込む、上向きに湾曲したクリップ部21aが設けら
れている。また、上金具21の横方向他端部には、上向
きに湾曲した湾曲部21bと、湾曲部21bの上端から
大略上向きに立ち上がる立上り部21cと、立上り部2
1cに切起し加工により斜め下方に延びるように形成さ
れ、先端が梁3の横方向他端部の上面に弾性的に圧接す
る爪部21dとが設けられている。
【0018】上金具21の中央部には、梁3の長手方向
(図2の上下方向)に対して、例えば、45°傾斜させ
て長孔21eが設けられ、長孔21eの縁部は下向きに
窪ませられている。長孔21eの横方向両側には、1対
の孔21fと、孔21fの縁部で斜め上向きに突出する
1対の突起21gとが設けられている。図3から明らか
なように、突起21gは、梁3のボルト孔13に嵌合す
ることにより、梁3に対する上金具21の位置決めを行
うようになっている。
(図2の上下方向)に対して、例えば、45°傾斜させ
て長孔21eが設けられ、長孔21eの縁部は下向きに
窪ませられている。長孔21eの横方向両側には、1対
の孔21fと、孔21fの縁部で斜め上向きに突出する
1対の突起21gとが設けられている。図3から明らか
なように、突起21gは、梁3のボルト孔13に嵌合す
ることにより、梁3に対する上金具21の位置決めを行
うようになっている。
【0019】下金具22は、上金具21と大略平行に延
びる水平部23と、水平部23の両端部から大略下方に
延びる1対の下垂部24、25とからなり、正面から見
て大略コ字形に形成されている。上金具21と下金具2
2とは、上記長孔21eと、水平部23の中央に設けら
れた孔23aとを貫通するピン26(枢着部材)によ
り、互いに回動自在に、且つ長孔21eの傾斜方向に沿
って移動自在に接続されている。そして、ピン26を長
孔21eに沿って斜め45°の方向に移動させることに
より、下金具22を上金具21に対し左右方向に最大限
5mmずつ移動させうるようになっている。なお、下金
具22を長孔21eに沿って移動させる際、下金具22
は上金具21に対し長手方向にも移動する。
びる水平部23と、水平部23の両端部から大略下方に
延びる1対の下垂部24、25とからなり、正面から見
て大略コ字形に形成されている。上金具21と下金具2
2とは、上記長孔21eと、水平部23の中央に設けら
れた孔23aとを貫通するピン26(枢着部材)によ
り、互いに回動自在に、且つ長孔21eの傾斜方向に沿
って移動自在に接続されている。そして、ピン26を長
孔21eに沿って斜め45°の方向に移動させることに
より、下金具22を上金具21に対し左右方向に最大限
5mmずつ移動させうるようになっている。なお、下金
具22を長孔21eに沿って移動させる際、下金具22
は上金具21に対し長手方向にも移動する。
【0020】下金具22の水平部23の横方向一端部か
ら下方に延びる延長部23bが一体に形成されている。
図4にも示すように、一方の下垂部24は、その長手方
向一端部で、ピン27により延長部23bに取り付けら
れ、梁3の側面と平行な平面内で水平部23に対し回動
自在となっている。また下垂部24、25には、複数の
釘孔28がそれぞれ設けられている。
ら下方に延びる延長部23bが一体に形成されている。
図4にも示すように、一方の下垂部24は、その長手方
向一端部で、ピン27により延長部23bに取り付けら
れ、梁3の側面と平行な平面内で水平部23に対し回動
自在となっている。また下垂部24、25には、複数の
釘孔28がそれぞれ設けられている。
【0021】上記の構成において、固定金具20により
間仕切枠1を、ボルト孔13を有する梁3から、梁3と
平行に吊り下げる場合、図6に示すように、固定金具2
0を梁3の下方から梁3に接近させ、まず、上金具21
の横方向一端部のクリップ部21aを梁3の横方向一端
部に弾性的に係止する。
間仕切枠1を、ボルト孔13を有する梁3から、梁3と
平行に吊り下げる場合、図6に示すように、固定金具2
0を梁3の下方から梁3に接近させ、まず、上金具21
の横方向一端部のクリップ部21aを梁3の横方向一端
部に弾性的に係止する。
【0022】続いて、梁3のボルト孔13と上金具21
の突起21gとの位置を合わせながら、上金具21の横
方向他端部を押し上げ、図3のように、突起21gをボ
ルト孔13に嵌合させると共に、爪部21dの先端を梁
3の横方向他端部の上面に弾性的に圧接させる。この状
態で、湾曲部21bにより矢印C方向の付勢力が作用す
ると同時に、爪部21dの復元力に基づくばね力が矢印
D方向に作用し、これにより爪部21dが梁3の上面に
強固に圧接して、固定金具20が梁3に確実に固定され
る。
の突起21gとの位置を合わせながら、上金具21の横
方向他端部を押し上げ、図3のように、突起21gをボ
ルト孔13に嵌合させると共に、爪部21dの先端を梁
3の横方向他端部の上面に弾性的に圧接させる。この状
態で、湾曲部21bにより矢印C方向の付勢力が作用す
ると同時に、爪部21dの復元力に基づくばね力が矢印
D方向に作用し、これにより爪部21dが梁3の上面に
強固に圧接して、固定金具20が梁3に確実に固定され
る。
【0023】上記のように、固定金具20の取付をボル
ト等の締結具に依存せず、爪部21dのばね力により行
うようにしたので、取付作業が極めて容易になる。な
お、突起21gがボルト孔13に嵌合して位置決めが行
われるので、爪部21dにより固定金具20が梁3上で
固定された後、固定金具20が梁3に対し長手方向に移
動することはない。
ト等の締結具に依存せず、爪部21dのばね力により行
うようにしたので、取付作業が極めて容易になる。な
お、突起21gがボルト孔13に嵌合して位置決めが行
われるので、爪部21dにより固定金具20が梁3上で
固定された後、固定金具20が梁3に対し長手方向に移
動することはない。
【0024】固定金具20の上金具21を梁3に固定し
た後、図7に示すように、一方の下垂部24をピン27
を中心に約90°上向きに回動させた状態で、つまり、
一方の下垂部24の長手方向を水平方向と大略一致させ
た状態で、間仕切枠1を横方向から一方の下垂部24の
下方を通過させて実線のように水平部23の下方まで移
動させ、間仕切枠1上部の右側の側面を他方の下垂部2
5に密着させる。その後、一方の下垂部24を下方に回
動させて、図1のように、下垂部24、25により間仕
切枠1上部の両側面を挟み付けた状態で、下垂部24、
25を間仕切枠1の上部に前記釘孔28を通過する釘1
4により固定する。
た後、図7に示すように、一方の下垂部24をピン27
を中心に約90°上向きに回動させた状態で、つまり、
一方の下垂部24の長手方向を水平方向と大略一致させ
た状態で、間仕切枠1を横方向から一方の下垂部24の
下方を通過させて実線のように水平部23の下方まで移
動させ、間仕切枠1上部の右側の側面を他方の下垂部2
5に密着させる。その後、一方の下垂部24を下方に回
動させて、図1のように、下垂部24、25により間仕
切枠1上部の両側面を挟み付けた状態で、下垂部24、
25を間仕切枠1の上部に前記釘孔28を通過する釘1
4により固定する。
【0025】ところで、間仕切枠1を下垂部24、25
に固定するに先立って、間仕切枠1の長手方向の中心線
位置と、梁3の長手方向の中心線位置とを若干ずらすこ
とにより、間仕切枠1の通りを修正することが必要にな
る場合がある。その場合、本実施例によれば、固定金具
20の下金具22を上金具21に対して、長孔21eに
沿って移動させることにより、下金具22を上金具21
に対して長手方向及び横方向に相対移動させることがで
き、この時、下金具22の移動に伴って間仕切枠1を横
方向に移動させることができる。すなわち、間仕切枠1
は長手方向へは移動不可能となるように寸法設計されて
いるので、上記の通りの修正時に下金具22は上金具2
1に対し間仕切枠1の長手方向及び横方向の双方へ移動
するのに反して、間仕切枠1は横方向のみに移動し、こ
の際、下金具22と間仕切枠1との間で間仕切枠1の長
手方向の相対移動が生じることになる。
に固定するに先立って、間仕切枠1の長手方向の中心線
位置と、梁3の長手方向の中心線位置とを若干ずらすこ
とにより、間仕切枠1の通りを修正することが必要にな
る場合がある。その場合、本実施例によれば、固定金具
20の下金具22を上金具21に対して、長孔21eに
沿って移動させることにより、下金具22を上金具21
に対して長手方向及び横方向に相対移動させることがで
き、この時、下金具22の移動に伴って間仕切枠1を横
方向に移動させることができる。すなわち、間仕切枠1
は長手方向へは移動不可能となるように寸法設計されて
いるので、上記の通りの修正時に下金具22は上金具2
1に対し間仕切枠1の長手方向及び横方向の双方へ移動
するのに反して、間仕切枠1は横方向のみに移動し、こ
の際、下金具22と間仕切枠1との間で間仕切枠1の長
手方向の相対移動が生じることになる。
【0026】図8及び図9は下金具22及び間仕切枠1
を梁3に対し左方向に移動させて通りの修正を行った例
である。ここでは、間仕切枠1を左方向へ最大限度であ
る5mmまでずらしている。上述のように通りを修正し
た後、下垂部24、25を釘14により間仕切枠1の上
部に固定すると、上記長孔21eが斜め方向へ延びてお
り、且つ間仕切枠1は長手方向へは移動不可能であるか
ら、間仕切枠1の横方向への移動も不可能となる。な
お、間仕切枠1を梁3に対し右方向に移動させて通りの
修正を行う必要がある場合は、ピン26を図2の長孔2
1eに沿って右上方向に移動させれば良い。
を梁3に対し左方向に移動させて通りの修正を行った例
である。ここでは、間仕切枠1を左方向へ最大限度であ
る5mmまでずらしている。上述のように通りを修正し
た後、下垂部24、25を釘14により間仕切枠1の上
部に固定すると、上記長孔21eが斜め方向へ延びてお
り、且つ間仕切枠1は長手方向へは移動不可能であるか
ら、間仕切枠1の横方向への移動も不可能となる。な
お、間仕切枠1を梁3に対し右方向に移動させて通りの
修正を行う必要がある場合は、ピン26を図2の長孔2
1eに沿って右上方向に移動させれば良い。
【0027】図7から明らかなように、本実施例では、
一方の下垂部24を水平部23に対して回動自在とした
ので、固定金具20の上金具21を梁3に取り付けた
後、間仕切枠1を水平部23の下方まで移動させる際
に、間仕切枠1が一方の下垂部24に干渉することがな
く、間仕切枠1の固定作業を極めて円滑に行える。
一方の下垂部24を水平部23に対して回動自在とした
ので、固定金具20の上金具21を梁3に取り付けた
後、間仕切枠1を水平部23の下方まで移動させる際
に、間仕切枠1が一方の下垂部24に干渉することがな
く、間仕切枠1の固定作業を極めて円滑に行える。
【0028】図10に間仕切枠1をトラス30から、該
トラス30と平行に吊り下げた変形例を示す。なお、図
11は図10のA方向縮小矢視図である。
トラス30と平行に吊り下げた変形例を示す。なお、図
11は図10のA方向縮小矢視図である。
【0029】また、図12及び図13に間仕切枠1を梁
3から、該梁3と直交する方向に吊り下げた変形例を示
す。図13中、3aは間仕切枠1と平行に延びる梁つな
ぎ材である。この変形例でも、梁3に対する固定金具2
0の取付方法等は上記実施例と同様である。以上のよう
に、固定金具20の上金具21と下金具22とが互いに
回動自在となっているので、固定金具20は梁3(また
はトラス30)と間仕切枠1が平行な場合と直交する場
合とで、共用できる利点がある。
3から、該梁3と直交する方向に吊り下げた変形例を示
す。図13中、3aは間仕切枠1と平行に延びる梁つな
ぎ材である。この変形例でも、梁3に対する固定金具2
0の取付方法等は上記実施例と同様である。以上のよう
に、固定金具20の上金具21と下金具22とが互いに
回動自在となっているので、固定金具20は梁3(また
はトラス30)と間仕切枠1が平行な場合と直交する場
合とで、共用できる利点がある。
【0030】次に、図14〜図18に基づいて、本発明
の第2実施例を説明する。この第2実施例の固定金具3
1は、梁3またはトラス30にボルト孔13が備えられ
ていないか、若しくはボルト孔13が極めて少数しか設
けられていない場合に好適に用いられるものである。
の第2実施例を説明する。この第2実施例の固定金具3
1は、梁3またはトラス30にボルト孔13が備えられ
ていないか、若しくはボルト孔13が極めて少数しか設
けられていない場合に好適に用いられるものである。
【0031】第2実施例の固定金具31は、梁3(また
はトラス30)に取り付けられる上金具32と、間仕切
枠1の上部が固定される下金具33とを備え、上金具3
2の横方向一端部には、梁3の横方向一端部に係止され
る、斜め上方に屈曲した係止部32aが形成されてい
る。
はトラス30)に取り付けられる上金具32と、間仕切
枠1の上部が固定される下金具33とを備え、上金具3
2の横方向一端部には、梁3の横方向一端部に係止され
る、斜め上方に屈曲した係止部32aが形成されてい
る。
【0032】上金具32の横方向他端部には、屈曲した
立上り部32bを介して大略水平なフランジ部32cが
形成され、フランジ部32cには、下端が梁3の上面に
圧接して、固定金具31を梁3に固定する蝶ボルト34
が螺合されている。上金具32の中央部には、枢着部材
としてのピン26が通過する孔32d(図15)が形成
されている。
立上り部32bを介して大略水平なフランジ部32cが
形成され、フランジ部32cには、下端が梁3の上面に
圧接して、固定金具31を梁3に固定する蝶ボルト34
が螺合されている。上金具32の中央部には、枢着部材
としてのピン26が通過する孔32d(図15)が形成
されている。
【0033】下金具33は、上記第1実施例の下金具2
2と大略同様に構成されている。ここでは、対応する部
位に同一の参照番号を付して重複した説明を省略する。
但し、第1実施例では、水平部23に、ピン26が通過
する孔23aが設けられていたのに対し、ここでは、水
平部23に長孔23cが設けられている。図16に示す
ように、長孔23cは、例えば、間仕切枠1の長手方向
(図16の上下方向)に対し45°傾斜する方向に形成
され、長孔23c内でピン26を移動させることによる
上金具32と下金具33間の左右各方向への最大移動量
Lは、例えば、5mmずつとされている。
2と大略同様に構成されている。ここでは、対応する部
位に同一の参照番号を付して重複した説明を省略する。
但し、第1実施例では、水平部23に、ピン26が通過
する孔23aが設けられていたのに対し、ここでは、水
平部23に長孔23cが設けられている。図16に示す
ように、長孔23cは、例えば、間仕切枠1の長手方向
(図16の上下方向)に対し45°傾斜する方向に形成
され、長孔23c内でピン26を移動させることによる
上金具32と下金具33間の左右各方向への最大移動量
Lは、例えば、5mmずつとされている。
【0034】上記の構成において、固定金具31を梁3
に取り付ける際には、まず、上金具32の係止部32a
を梁3の横方向一端部に係止し、続いて、上金具32の
上面を梁3の下面に当接させた後、蝶ボルト34を締め
付けて、下端を梁3の上面に圧接し、上金具32を梁3
に固定すれば良い。その後、第1実施例と同様の要領
で、下金具33に間仕切枠1を固定することができる。
に取り付ける際には、まず、上金具32の係止部32a
を梁3の横方向一端部に係止し、続いて、上金具32の
上面を梁3の下面に当接させた後、蝶ボルト34を締め
付けて、下端を梁3の上面に圧接し、上金具32を梁3
に固定すれば良い。その後、第1実施例と同様の要領
で、下金具33に間仕切枠1を固定することができる。
【0035】なお、上記各実施例では、上金具21、3
2に対する下金具22、33の横方向への相対移動量を
最大限5mmとしたが、この移動量は長孔21e、23
cの長さを変更することにより、適宜変更可能である。
また、下金具22、33に左右1対の下垂部24、25
を設けたが、回動可能な下垂部24を省略し、下垂部2
5のみを設けて、間仕切枠1の上部を一方の側面のみで
支持するようにしても良い。また、上記各実施例では、
間仕切枠1を木製としたが、金属製の間仕切枠の梁3ま
たはトラス30への取付も、本発明の固定金具20、3
1により行えるものである。その場合、下金具22、3
3への間仕切枠上部の固定は、例えば、ボルト等で行え
ば良い。
2に対する下金具22、33の横方向への相対移動量を
最大限5mmとしたが、この移動量は長孔21e、23
cの長さを変更することにより、適宜変更可能である。
また、下金具22、33に左右1対の下垂部24、25
を設けたが、回動可能な下垂部24を省略し、下垂部2
5のみを設けて、間仕切枠1の上部を一方の側面のみで
支持するようにしても良い。また、上記各実施例では、
間仕切枠1を木製としたが、金属製の間仕切枠の梁3ま
たはトラス30への取付も、本発明の固定金具20、3
1により行えるものである。その場合、下金具22、3
3への間仕切枠上部の固定は、例えば、ボルト等で行え
ば良い。
【0036】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、間仕切
枠上部固定金具の上金具を梁またはトラスに取り付ける
と共に、間仕切枠の上部を上記間仕切枠上部固定金具の
下金具に固定するのみで、簡単に間仕切枠の上部を梁ま
たはトラスに接続することができ、従って、垂れ壁が2
〜3m程度以上の長尺に及ぶ場合も、本間仕切枠上部固
定金具により容易に垂れ壁の補強を行うことができる。
枠上部固定金具の上金具を梁またはトラスに取り付ける
と共に、間仕切枠の上部を上記間仕切枠上部固定金具の
下金具に固定するのみで、簡単に間仕切枠の上部を梁ま
たはトラスに接続することができ、従って、垂れ壁が2
〜3m程度以上の長尺に及ぶ場合も、本間仕切枠上部固
定金具により容易に垂れ壁の補強を行うことができる。
【0037】また、梁またはトラスの中心線に対して、
間仕切枠の中心線がずれていて、間仕切枠の通りの修正
が必要な場合、上記上金具または下金具のいずれかに設
けた長孔に沿って上記枢着部材を移動させることによ
り、下金具を上金具に対して間仕切枠の長手方向及び横
方向に相対移動させることができ、この下金具の移動に
伴って間仕切枠を横方向へ移動させることができるの
で、間仕切枠の通りの修正も容易に行える。そして、間
仕切枠の上部を上記間仕切枠上部固定金具の下金具に固
定した後は、上記長孔が間仕切枠の長手方向及び横方向
の双方に対し傾斜した方向に延びており、且つ間仕切枠
の長手方向への移動は不可能であるので、間仕切枠の横
方向への移動も不可能となる。
間仕切枠の中心線がずれていて、間仕切枠の通りの修正
が必要な場合、上記上金具または下金具のいずれかに設
けた長孔に沿って上記枢着部材を移動させることによ
り、下金具を上金具に対して間仕切枠の長手方向及び横
方向に相対移動させることができ、この下金具の移動に
伴って間仕切枠を横方向へ移動させることができるの
で、間仕切枠の通りの修正も容易に行える。そして、間
仕切枠の上部を上記間仕切枠上部固定金具の下金具に固
定した後は、上記長孔が間仕切枠の長手方向及び横方向
の双方に対し傾斜した方向に延びており、且つ間仕切枠
の長手方向への移動は不可能であるので、間仕切枠の横
方向への移動も不可能となる。
【0038】また、上金具と下金具は互いに回動自在に
接続されているので、本間仕切枠上部固定金具は、梁ま
たはトラスと間仕切枠とが平行に配置される場合と、梁
またはトラスと間仕切枠とが互いに直交するように配置
される場合とで共用できる利点がある。
接続されているので、本間仕切枠上部固定金具は、梁ま
たはトラスと間仕切枠とが平行に配置される場合と、梁
またはトラスと間仕切枠とが互いに直交するように配置
される場合とで共用できる利点がある。
【0039】上記下金具に水平部と1対の下垂部を設
け、一方の下垂部を間仕切枠の上部の側面に平行な平面
内で回動自在とすれば、上記上金具を梁またはトラスに
取り付けた後、間仕切枠の上部を上記下金具に固定する
際には、上記一方の下垂部を大略90°回動させて大略
水平方向に延びる位置まで持ち上げた状態で、間仕切枠
を横方向から上記一方の下垂部の下方を通過させて上記
水平部の下方、つまり、梁またはトラスの下方まで移動
させることができるので、間仕切枠の移動時に間仕切枠
が一方の下垂部に干渉することがなく、間仕切枠の梁ま
たはトラスへの固定作業を円滑に行える。
け、一方の下垂部を間仕切枠の上部の側面に平行な平面
内で回動自在とすれば、上記上金具を梁またはトラスに
取り付けた後、間仕切枠の上部を上記下金具に固定する
際には、上記一方の下垂部を大略90°回動させて大略
水平方向に延びる位置まで持ち上げた状態で、間仕切枠
を横方向から上記一方の下垂部の下方を通過させて上記
水平部の下方、つまり、梁またはトラスの下方まで移動
させることができるので、間仕切枠の移動時に間仕切枠
が一方の下垂部に干渉することがなく、間仕切枠の梁ま
たはトラスへの固定作業を円滑に行える。
【図1】本発明の第1実施例に係る間仕切枠上部固定金
具で間仕切枠を梁から吊り下げた状態を示す概略斜視
図。
具で間仕切枠を梁から吊り下げた状態を示す概略斜視
図。
【図2】上記間仕切枠上部固定金具の概略平面図。
【図3】上記間仕切枠上部固定金具の概略正面図。
【図4】上記間仕切枠上部固定金具の下金具の概略側面
図。
図。
【図5】上記間仕切枠上部固定金具の概略斜視図。
【図6】上記間仕切枠上部固定金具の取付状態を示す概
略正面図。
略正面図。
【図7】上記間仕切枠上部固定金具の下方に間仕切枠を
移動させる状態を示す概略正面図。
移動させる状態を示す概略正面図。
【図8】上記間仕切枠上部固定金具による通りの修正状
態を示す概略平面図。
態を示す概略平面図。
【図9】上記間仕切枠上部固定金具による通りの修正状
態を示す概略正面図。
態を示す概略正面図。
【図10】上記間仕切枠上部固定金具によりトラスから
間仕切枠を吊り下げる状態を示す概略正面図。
間仕切枠を吊り下げる状態を示す概略正面図。
【図11】図10のA方向縮小矢視図。
【図12】上記間仕切枠上部固定金具により梁と直交す
る方向に間仕切枠を吊り下げる状態を示す概略正面図。
る方向に間仕切枠を吊り下げる状態を示す概略正面図。
【図13】図12のB方向縮小矢視図。
【図14】本発明の第2実施例に係る間仕切枠上部固定
金具の概略平面図。
金具の概略平面図。
【図15】上記第2実施例に係る間仕切枠上部固定金具
の概略正面図。
の概略正面図。
【図16】上記第2実施例に係る間仕切枠上部固定金具
の下金具の概略平面図。
の下金具の概略平面図。
【図17】上記第2実施例に係る間仕切枠上部固定金具
の下金具の概略側面図。
の下金具の概略側面図。
【図18】上記第2実施例に係る間仕切枠上部固定金具
の概略斜視図。
の概略斜視図。
【図19】従来の間仕切枠の取付状態を示す縦断面図。
【図20】上記従来の間仕切枠におけるくさびの固定状
態を示す概略断面図。
態を示す概略断面図。
【図21】上記従来の間仕切枠の補強部を示す概略断面
図。
図。
1 間仕切枠 3 梁 20、31 間仕切枠上部固定金具 21、32 上金具 21e、23c 長孔 22、33 下金具 22a、32d 孔 23 水平部 24、25 下垂部 26 ピン(枢着部材) 30 トラス
Claims (2)
- 【請求項1】 間仕切枠の上方に位置する梁またはトラ
スに固定される上金具と、上記間仕切枠の上部に固定さ
れる下金具とを備え、上金具または下金具のいずれか一
方に、上記間仕切枠の長手方向に対し傾斜する方向に設
けられた長孔と、上金具または下金具の他方に設けられ
た孔とを貫通する枢着部材により、上記上金具と下金具
とが互いに回動自在及び上記長孔の長手方向への移動自
在に連結されていることを特徴とする間仕切枠上部固定
金具。 - 【請求項2】 上記下金具は、間仕切枠上部の上面に対
向し、上記長孔または孔のいずれかが設けられた水平部
と、この水平部両側から間仕切枠上部の両側面に沿って
それぞれ下垂する1対の下垂部からなり、一方の下垂部
は上記水平部に、間仕切枠上部の側面に沿う平面内で回
動自在となるように接続されていることを特徴とする請
求項1記載の間仕切枠上部固定金具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22991694A JPH0893098A (ja) | 1994-09-26 | 1994-09-26 | 間仕切枠上部固定金具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22991694A JPH0893098A (ja) | 1994-09-26 | 1994-09-26 | 間仕切枠上部固定金具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0893098A true JPH0893098A (ja) | 1996-04-09 |
Family
ID=16899754
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22991694A Pending JPH0893098A (ja) | 1994-09-26 | 1994-09-26 | 間仕切枠上部固定金具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0893098A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007009634A (ja) * | 2005-07-04 | 2007-01-18 | Hitachi Plant Technologies Ltd | 簡易間仕切壁 |
JP2012026095A (ja) * | 2010-07-20 | 2012-02-09 | Daiwa House Industry Co Ltd | ランナー固定金物 |
JP2012184621A (ja) * | 2011-03-08 | 2012-09-27 | Sanki Eng Co Ltd | クリーンルーム内の養生装置 |
JP2012525521A (ja) * | 2009-04-27 | 2012-10-22 | ユニラック インコーポレイテッド | スナップ式構造コネクタ |
JP2015038298A (ja) * | 2013-07-17 | 2015-02-26 | 大和ハウス工業株式会社 | ランナー固定具およびランナー固定構造 |
-
1994
- 1994-09-26 JP JP22991694A patent/JPH0893098A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007009634A (ja) * | 2005-07-04 | 2007-01-18 | Hitachi Plant Technologies Ltd | 簡易間仕切壁 |
JP4535279B2 (ja) * | 2005-07-04 | 2010-09-01 | 株式会社日立プラントテクノロジー | 簡易間仕切壁 |
JP2012525521A (ja) * | 2009-04-27 | 2012-10-22 | ユニラック インコーポレイテッド | スナップ式構造コネクタ |
US9057542B2 (en) | 2009-04-27 | 2015-06-16 | Unirac, Inc. | Snap-on structural connector |
JP2012026095A (ja) * | 2010-07-20 | 2012-02-09 | Daiwa House Industry Co Ltd | ランナー固定金物 |
JP2012184621A (ja) * | 2011-03-08 | 2012-09-27 | Sanki Eng Co Ltd | クリーンルーム内の養生装置 |
JP2015038298A (ja) * | 2013-07-17 | 2015-02-26 | 大和ハウス工業株式会社 | ランナー固定具およびランナー固定構造 |
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