JP3972114B2 - トイレ壁の形成方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、トイレ壁の形成方法に関するものであり、更に詳しくは、トイレの壁面に沿うように配置される壁下地材に、内装用の壁パネルを取り付けて形成されるトイレ壁の形成方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
トイレの壁面に内装用の壁パネルを取り付けて、トイレ壁を形成するには、図12及び図13で示されるように、まず、施工壁面W近くの天井面Tと床面Fとに、固定ねじS1とアンカーボルトVを介して、溝状の上及び下ランナー100,101をそれぞれ取り付けた後、間柱となるスタッド102の上下端を上及び下ランナー100,101に差し込んで、このスタッド102を所定ピッチで必要数だけ取り付けることにより、施工壁面Wに沿って壁下地材を形成する。つづいて、下ランナー101内にアジャスター110を固定するとともに、このアジャスター110の調整ボルト110a上に、パネル受け111を支持させる。この場合、下ランナー101の側板部101aをパネル受け111の下向溝部111a内に差し込むようにする。
【0003】
つぎに、外面側が内装用に仕上げられた壁パネル120の上端側案内部120aを上ランナー100内に差し込むとともに、下端側をパネル受け111上に載せ、かつ、図14で示されるように、壁パネル120の左右両端側の支持部120bをスタッド102に当てた状態で、隣接する壁パネル120の支持部120bどうしを、固定ねじS2を介して、目地板130より加圧する。このことにより、壁パネル120がスタッド102側に加圧固定され、複数の壁パネル120により、トイレ壁が形成される。なお、壁パネル120の上下方向の位置調整は、アジャスター110の調整ボルト110aの上下動により、パネル受け111を介して、壁パネル120を上下動させることにより行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のトイレ壁の形成方法では、壁パネル120間に目地板130を配置する必要があるため、壁パネル120間に大きな(例えば10から15mm程度)目地部分が生じてしまい、壁パネル120によって仕上げられたトイレ壁の外観が、この目地部分によって損なわれてしまうという問題があった。また、壁パネル120のアジャスター110による上下方向の位置合わせも、壁パネル120やパネル受け111を取り外して行う必要があり、この作業も容易でないという問題があった。
【0005】
さらに、上記従来のトイレ壁の形成方法によりタイル壁を形成する場合には、目地板130による目地部分が大きすぎてしまうため、タイル下地材からなる壁パネル等の外面に、現地でタイルを張り付けねばならず、タイル壁の形成が容易でないという問題があった。
【0006】
この発明は、以上の点に鑑み、壁パネル間に大きな目地部分を設ける必要がないとともに、壁パネルの上下方向の位置合わせも簡単にできるトイレ壁の形成方法を提供することを目的とする。
【0007】
また、この発明は、上記目的に加え、タイル壁も容易に形成できるトイレ壁の形成方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この発明の請求項1記載の発明は、トイレの壁面に沿うように配置される壁下地材に、内装用の壁パネルをとりつけて形成されるトイレ壁の形成方法において、裏面の一側端がわに、隣接する壁パネルを保持するジョイナーが側方に突出するように設けられた壁パネルを、上部を上記壁下地材の上部に取り付けられたチャンネル材中に差し込むとともに、上下位置調整手段が取り付けられた下部をトイレの床面側に支持させて、壁下地材に沿うように配置した後、この壁パネルの上下方向の位置決めを行い、つぎに、壁パネルの上部側をチャンネル材に固定するとともに、この壁パネルの下部側と上記ジョイナー側とを壁下地材に固定し、つぎに、壁パネルと同じ手順で、この壁パネルに隣接する他の壁パネルを取り付けるにあたり、壁パネルのジョイナーに、他の壁パネルを加圧して、このジョイナーを弾性変形させ、他の壁パネルの一側端がわを、壁パネルに密着させつつジョイナーに保持させるようにして、必要枚数の壁パネルを順次設置するようにしたことである。
【0009】
この発明では、壁パネルは、上部が上部チャンネル材に固定されるとともに、下部とジョイナーを介した左右両側端の一方側とが壁下地材に固定される。また、この壁パネルに隣接する他の壁パネルは、上部が上部チャンネル材中に位置決めされるとともに、左右両側端の他方側が、固定ずみの上記壁パネルに設けられたジョイナーに保持されて、この壁パネルの側端に密着した状態で位置決めされた後、この壁パネルと同様に固定される。この場合、他の壁パネルは、これをジョイナー側に加圧して、ジョイナーを弾性変形させることにより、この壁パネルの側端に密着した状態で位置決めされので、壁パネル間に従来のような固定用の目地板を設ける必要がなく、トイレ壁全体の外観を向上させることができる。また、壁パネルの上下方向の位置合わせも、この壁パネルに設けられた上下位置調整手段により容易になすことができる。
【0010】
この発明の請求項2記載の発明は、トイレの壁面に沿うように配置される壁下地材に、内装用の壁パネルを取り付けて形成されるトイレ壁の形成方法において、表面側にタイルが張られた壁パネルを、上部を壁下地材の上部に取り付けられたチャンネル材中に差し込むとともに、上下位置調整手段が取り付けられた下部をトイレの床面側に支持させた状態で、必要な複数枚数だけ壁下地材に沿って左右方向に配置し、つぎに、壁複数のパネル間がタイル目地分となるように、これらの壁パネルの左右位置を調整するとともに、複数の壁パネルの両側端がわの、少なくとも1枚だけはタイルが施工されていないタイル未施工凹部どうしを隣接させるように、これらの壁パネルの上下位置を調整しつぎに、複数の壁パネルの隣接するタイル未施工凹部どうしを、このタイル未施工凹部にあてた壁接続材によって互いに連結しつつ壁下地材に固定するとともに、これらの壁パネルの上部をチャンネル材に、下部を壁下地材にそれぞれ固定し、つぎに、不足タイルの施工と壁パネル間の目地部の施工とを行うようにしたことである。
【0011】
この発明では、表面にタイルが張られた壁パネルを、上部を上部チャンネル材中に位置決めするとともに、下部をトイレの床面に支持させて、必要な枚数だけ壁下地材に沿うように配置した後、これらの壁パネルの上下、左右の位置の調整をしているため、隣接する壁パネル間の隙間をタイルの目地幅と同一にすることができ、壁パネルの表面側にタイルが張られている場合でも、トイレ壁のタイル壁全体を見栄えのよいものとすることができる。この場合、上下の位置の調整に当たり、少なくとも一枚分だけタイルの施工がなされていない、壁パネルの両側端がわのタイル未施工凹部どうしを隣接させ、このタイル未施工凹部どうしを、これらにあてた壁接続材により連結しつつ、壁下地材に固定しているため、壁パネル間の間隔が精度よく維持されるとともに、壁パネルの両側端がわも充分に支持される。なお、壁パネルは、上部が上部チャンネル材側に固定されるとともに下部が壁下地材側に固定されるため、壁パネルの他の部分の支持も充分になされる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。
実施形態1.
図1はこの発明の一実施の形態に係るトイレ壁の形成方法に用いられる壁パネルを壁下地材側に取り付けている状態を示している。なお、この実施形態1では、トイレの内装壁が塩ビ鋼板壁である場合について説明する。
【0013】
トイレ壁は、図1で示されるように、壁パネル1と、ジョイナー2と、上部アングル材3と、上部チャンネル材4と、幅木5と、壁下地材6とから構成されている。
【0014】
壁パネル1は、図1で示されるように、幅と高さとが所定寸法に形成され、外面に塩化ビニール製の内装材が貼られた塩ビ鋼板10の外周端内側に、断面C形の補強材11を取り付け、この上部側の補強材11Aに、上部支持材12を取り付けるとともに、下部側の補強材11Bに、図4で示されるように、幅木取付材13と、上下位置調整手段としての高さ調整ボルト14と、下部固定材15とを取り付けたものである。なお、この実施の形態では、図5等で示されるように、塩ビ鋼板10の裏面側に壁パネル下地材Qが貼られている。
【0015】
ここで、塩ビ鋼板10の外周端は、図5及び図6で示されるように、所定長さだけ内側に直角曲げされていて、この曲げ部10aの内側端部に左、右部側の補強材11Cが取り付けられているとともに、この補強材11Cの上下端に、補強材11A,11B(図1参照)が取り付けられている。また、高さ調整ボルト14は、図4及び図7で示されるように、補強材11Bの左右両端部に取り付けられており、下端の頭部14aを回すことにより、塩ビ鋼板10等を上下動できるようになっている。さらに、下部固定材15は、高さ調整ボルト14の外方の補強材11Bの左右両端に取り付けられているとともに、幅木取付材13は、補強材11Bの左右の高さ調整ボルト14間に左右に長く取り付けられている。
【0016】
ジョイナー2は、隣接する壁パネル1どうしを弾性力によって密着するように連結するものであり、図8で示されるように、溝形の本体部20の上下端に、L形の固定部21,21を有するバネ板から形成されている。本体部20の前方に突出する側片20aは、壁パネル1の補強材11Cの幅サイズと略同サイズに形成されているとともに、この側片20aに対向する側片20bの中間部は、内側に凸状に曲げられている。このジョイナー2は、図5で示されるように、側片20a側が、壁パネル1の、例えば、左部側の補強材11Cに固定ビスB1を介して取り付けられ、側片20b側が、この壁パネル1に隣接する壁パネル1の右部側の補強材11Cの開口部11aに、加圧状態で嵌め込まれて、2つの壁パネル1を密着するように保持する。
【0017】
壁下地材6は、図9で示されるように、トイレの施工壁面Wに近接した天井面Tに取り付けられる上ランナー60と、施工壁面Wに近接した床面Fに取り付けられる下ランナー61と、上及び下ランナー60,61を介して、上下端が天井面Tと床面Fとに取り付けられ、施工壁面Wに沿うように配置される複数のスタッド62と、スタッド62の中間部を連結する補強バー63とから構成されている。この場合、少なくとも、一対のスタッド62は、中心線間距離が壁パネル1の左右幅と同一となるように配置される。
【0018】
なお、壁パネル1の補強材11、上部アングル材3、上部チャンネル材4、及び壁下地材6の各要素は軽量形鋼から形成されている。
【0019】
つぎに、トイレ壁の形成方法について説明する。
まず、例えば、コンクリート打ちによって形成された、仕上げ前のトイレの壁面Wに近接させて、上及び下ランナー60,61、スタッド62及び補強バー63からなる壁下地材6を設置する。この壁下地材6の取り付け手順は、従来技術の項で説明した上及び下ランナー100,101とスタッド102の取り付けと同一であるため、その説明は省略する。なお、補強バー63はスタッド62の設置後に取り付ける。
【0020】
つぎに、壁下地材6のスタッド62の上部に、水平な状態で上部アングル材3をビスによって固定するとともに、この上部アングル材3の下面側に上部チャンネル材4を、開口部を下向きにした状態でビスにより固定する。つづいて、左部側の補強材11Cにジョイナー2が取り付けられた壁パネル1の上部支持材12を、上部チャンネル材4中に差し込むとともに、下部側を高さ調整ボルト14を介して、トイレの床面F上に載せ、この壁パネル1を、スタッド62に沿わせるように垂直に位置決めする。この場合、壁パネル1の左右両端側が、一対のスタッド62に対向するように位置決めする。
【0021】
つぎに、高さ調整ボルト14を回して壁パネル1の上下方向の位置合わせをした後、この壁パネル1の上部支持材12を固定ビスB2により上部チャンネル材4側に固定するとともに、この壁パネル1の下部固定材15を、図6で示されるように、固定ビスB3とライナーL1を介して、対向するスタッド62側に固定する。また、ジョイナー2の固定部21を、固定ビスB4とライナーL2を介して(図5参照)、対向するスタッド62に固定して、この壁パネル1を壁下地材6側に取り付ける。つづいて、同様に、ジョイナー2が取り付けられた隣接する壁パネル1の上部側を上部チャンネル材4中に差し込むとともに、下部側を高さ調整ボルト14を介して、トイレの床面F上に載せ、この壁パネル1の左端側を次のスタッド62に沿わせるように垂直に位置決めする。この場合、この壁パネル1の右部側の補強材11Cを前述の壁パネル1のジョイナー2中に押圧して差し込み、壁パネル1どうしを、密着させた状態とする。
【0022】
つぎに、前述の壁パネル1の場合と同様に、この壁パネル1の上下位置の調整をした後、この壁パネル1の上部支持材12を上部チャンネル材4側に固定するとともに、下部固定材15とジョイナー2とを、ライナーL1,L2を介して、対向するスタッド62に固定し、この壁パネル1を壁下地材6側に取り付ける。同様にして、必要枚数の壁パネル1を壁下地材6に取り付ける。この場合、左端側の壁パネル1には、接続用のジョイナー2を取り付ける必要はない。そして、壁下地材6側に取り付けられた複数の壁パネル1の幅木取付材13に、幅木5を取り付けて、壁パネル1の下部側を覆えば、一面側のトイレ壁が完成する。
【0023】
なお、幅木5の下端側に新たなトイレの床面が形成されるとともに、壁パネル1の塩ビ鋼板10の上端側に、新たなトイレの天井面が形成される。
【0024】
以上のように、このトイレ壁の形成方法では、壁パネル1の一側端がわに、弾性体からなるジョイナー2を用いて、隣接する壁パネル1を密着するように保持しているため、壁パネル1どうしは密着状態で接合される。このため、このトイレ壁の形成方法によれば、壁パネル1間に大きな目地部分が生じてしまうことはなく、トイレ壁の見栄えをよくすることができる。この場合、壁パネル1の一側端がわ中間部は、ジョイナー2を介して、壁下地材6側に固定され、他側端がわ中間部は、ジョイナー2を介して、上下方向を除く、左右と前後方向に位置決め支持されるため、この壁パネル1の他の壁パネル1と接する部分の位置決めと支持も充分になされる。
【0025】
また、このトイレ壁の形成方法では、壁パネル1自身に高さ調整ボルト14を設け、壁パネル1を直接床面F上に設置するようにしているため、従来のように、パネル受けが必要になることもないとともに、壁パネル1の上下方向の位置合わせも容易に行うことができる。
【0026】
さらに、このトイレ壁の形成方法では、壁パネル1の上部を壁下地材6側に取り付けた上部チャンネル材4中に差し込んで固定するようにしているため、壁パネル1の上部側の位置決めや固定の容易化を図ることができるとともに、壁パネル1の下部側も最終的に幅木5より覆っているため、その下部側の見栄えも悪くならない。
【0027】
実施形態2.
図10はこの発明の他の実施の形態に係るトイレ壁の形成方法に用いられる壁パネルを壁下地材側に取り付けている状態を示している。この実施形態では、トイレの内装壁がタイル壁である場合について説明するが、実施形態1で説明したものと同一機能を有するものには、図面中に同一符号を付して、その説明を省略する。
【0028】
トイレ壁は、図10で示されるように、壁パネル7と、壁接続材8と、上部アングル材3と、上部チャンネル材4と、幅木5(図示せず)と、壁下地材6等とから構成されており、このトイレ壁では、実施形態1のジョイナー2の替わりに壁接続材8が用いられている。
【0029】
壁パネル7は、図10で示されるように、タイル71が張り付けられるタイル下地材70の裏面側外周端に、補強材11が取り付けられ、この上部側の補強材11A(図示せず)に上部支持材12(図示せず)が取り付けられるともに、この下部側の補強材11B(図示せず)に、幅木取付材13と高さ調整ボルト14と下部固定材15とが取り付けられている。そして、この壁パネル7のタイル下地材70の表面側には、所定サイズの陶器製タイル71がほぼ全面に亘って多数張り付けられ、タイル71間に目地材が施工されているが、上下方向中間部の左右両側端側に、タイル71が一枚だけ施工されないタイル未施工部70aが形成されている。そして、このタイル未施工部70aの一部には、補強材11Cまで達する凹部Uが形成されている。
【0030】
壁接続材8は、薄い金属板から形成されており、図11で示されるように、タイル下地材70の凹部Uに当てられて、隣接する壁パネル7どうしを連結するとともに、これらの壁パネル7を壁下地材6側に固定するためのものである。
【0031】
つぎに、このトイレ壁の形成方法について説明すると、まず、壁下地材6を設置して、このスタッド62に、上部アングル材3を介して、上部チャンネル材4を取り付けた後、壁パネル7の上部側を上部チャンネル材4内に差し込むとともに、下部側を高さ調整ボルト14を介して、床面F上に載せ、この壁パネル7をスタッド62に沿わせるように垂直に位置決めする。つづいて、隣接する壁パネル7を同様な方法で、スタッド62に沿わせるように順次位置決めする。この場合、壁パネル7の左右位置を調整して、壁パネル7間に最適な目地隙間Mがとれるようにするとともに、壁パネル7の前後位置を調整して、これらの壁パネル7の表面が同一平面上に配置されるようにする。
【0032】
つぎに、高さ調整ボルト14を使用して、すべての壁パネル7の上下位置を調整した後、隣接する壁パネル7のタイル下地材70の凹部Uに壁接続材8を当て、この壁接続材8と補強材11とを貫通させて、固定ビスB5を壁下地材6のスタッド62にねじ込み、隣接する壁パネル7どうしを連結するとともに、これらの壁パネル7の両側端がわを壁下地材6側に固定する。つづいて、壁パネル7の上部側を上部チャンネル材4に固定するとともに、壁パネル7の下部固定材15をスタッド62に固定する。
【0033】
つぎに、タイル下地材70のタイル未施工部70aにタイル71を張り、このタイル71周りの目地材の施工をする。つづいて、壁パネル7間の目地隙間Mに、シリコーン等のコーキング材を詰め、壁パネル7間の目地仕上げを行うとともに、壁パネル7の下部に幅木5を取り付ければ、一面側のトイレ壁が完成する。
【0034】
以上のように、このトイレ壁の形成方法では、壁パネル7の両側端がわにタイル未施工部70aを設けて、このタイル未施工部70aに壁接続材8を取り付けることにより、隣接する壁パネル7どうしを連結するようにしているため、壁パネル7どうしを所望の目地隙間Mを持たせて配置できる。このため、壁パネル7側に予めタイル71を張り付けておいても、壁パネル7間のタイル71どうしを自然な目地状態で配置でき、現地で多量のタイル張り工事を行うことなく、この壁パネル7によってトイレのタイル壁を迅速かつ見栄えよく形成できる。なお、このトイレ壁の形成方法においても、現地でのタイル張り工事があるが、量が僅かなため、これが工期やトイレ壁の見栄えに影響を及ぼすことはない。
【0035】
また、このトイレ壁の形成方法では、壁接続材8を壁下地材6のスタッド62に固定しているため、壁パネル7の上下方向中間部の支持も充分になされる。もちろん、このトイレ壁の形成方法でも、壁パネル7自身に高さ調整ボルト14が設けられているため、壁パネル7の上下方向の位置合わせ(目地合わせ)が容易にできるとともに、壁パネル7の上部が上部チャンネル材4に固定され、下部がスタッド62に固定されるため、壁パネル7の上下部の支持も充分になされる。また、幅木5によって壁パネル7の下部側の見栄えもよくすることができる。
【0036】
なお、タイル未施工部70aの未施工タイル71の枚数は、タイル71の大きさ等を考慮して適宜定められるものとする。
【0037】
また、この実施の形態では、タイル未施工部70aを、壁パネル7の両側端がわ中間部に一箇所ずつ設けたが、これを複数箇所ずつ設け、より強固に壁パネル7どうしを連結するとともに、この壁パネル7をより強固に壁下地材6側に固定するようにしてもよい。
【0038】
【発明の効果】
この発明は、以上のように構成されているので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0039】
この発明の請求項1記載の記載の発明によれば、トイレの壁面に沿うように配置される壁下地材に、内装用の壁パネルをとりつけて形成されるトイレ壁の形成方法において、裏面の一側端がわに、隣接する壁パネルを保持するジョイナーが側方に突出するように設けられた壁パネルを、上部を上記壁下地材の上部に取り付けられたチャンネル材中に差し込むとともに、上下位置調整手段が取り付けられた下部をトイレの床面側に支持させて、壁下地材に沿うように配置した後、この壁パネルの上下方向の位置決めを行い、つぎに、壁パネルの上部側をチャンネル材に固定するとともに、この壁パネルの下部側と上記ジョイナー側とを壁下地材に固定し、つぎに、壁パネルと同じ手順で、この壁パネルに隣接する他の壁パネルを取り付けるにあたり、壁パネルのジョイナーに、他の壁パネルを加圧して、このジョイナーを弾性変形させ、他の壁パネルの一側端がわを、壁パネルに密着させつつジョイナーに保持させるようにして、必要枚数の壁パネルを順次設置するようにしたので、壁パネル間に大きな目地部分を設ける必要がないとともに、壁パネルの上下方向の位置合わせも簡単におこなうことができる。
【0040】
この発明の請求項2記載の発明によれば、トイレの壁面に沿うように配置される壁下地材に、内装用の壁パネルを取り付けて形成されるトイレ壁の形成方法において、表面側にタイルが張られた壁パネルを、上部を壁下地材の上部に取り付けられたチャンネル材中に差し込むとともに、上下位置調整手段が取り付けられた下部をトイレの床面側に支持させた状態で、必要な複数枚数だけ壁下地材に沿って左右方向に配置し、つぎに、壁複数のパネル間がタイル目地分となるように、これらの壁パネルの左右位置を調整するとともに、複数の壁パネルの両側端がわの、少なくとも1枚だけはタイルが施工されていないタイル未施工凹部どうしを隣接させるように、これらの壁パネルの上下位置を調整しつぎに、複数の壁パネルの隣接するタイル未施工凹部どうしを、このタイル未施工凹部にあてた壁接続材によって互いに連結しつつ壁下地材に固定するとともに、これらの壁パネルの上部をチャンネル材に、下部を壁下地材にそれぞれ固定し、つぎに、不足タイルの施工と壁パネル間の目地部の施工とを行うようにしたので、壁パネル間に大きな目地部分を設ける必要がなく、壁パネルによってタイル壁を見栄えよく形成できるとともに、壁パネルの上下方向の位置合わせも簡単におこなうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施の形態に係るトイレ壁の形成方法に用いられる壁パネルを壁下地材側に取り付けている状態を示す斜視図である。
【図2】 図1で示される壁パネルが壁下地材側に取り付けられた状態の正面図である。
【図3】 図2のA−A矢視断面図である。
【図4】 図1で示される壁パネルの下部側を示す図である。
【図5】 図1で示される壁パネルの左右両側端がわの接合状態を示す図である。
【図6】 図2のB−B矢視断面図である。
【図7】 図2のC−C矢視断面図である。
【図8】 図1で示されるアジャスターの斜視図である。
【図9】 壁下地材の外観斜視図である。
【図10】 この発明の実施形態2に係るトイレ壁の形成方法に用いられる壁パネル等を示す図である。
【図11】 図10で示される壁パネルの左右両端がわの接合状態を示す図である。
【図12】 従来のトイレ壁の形成方法によって形成されたトイレ壁の断面図である。
【図13】 図12で示されるトイレ壁の分解斜視図である。
【図14】 図12で示されるトイレ壁の隣接する壁パネルどうしの接合状態を示す図である。
【符号の説明】
1,7 壁パネル
2 ジョイナー
4 上部チャンネル材(チャンネル)材
6 壁下地材
8 壁接続材
14 高さ調整ボルト(上下位置調整手段)
15 下部固定材(壁パネルの下部)
62 スタッド(壁下地材)
70a タイル未施工部分
71 タイル
F 床面
M 目地隙間(目地部)
W 壁面

Claims (2)

  1. トイレの壁面に沿うように配置される壁下地材に、内装用の壁パネルをとりつけて形成されるトイレ壁の形成方法において、
    裏面の一側端がわに、隣接する壁パネルを保持するジョイナーが側方に突出するように設けられた壁パネルを、上部を上記壁下地材の上部に取り付けられたチャンネル材中に差し込むとともに、上下位置調整手段が取り付けられた下部をトイレの床面側に支持させて、上記壁下地材に沿うように配置した後、この壁パネルの上下方向の位置決めを行い、
    つぎに、上記壁パネルの上部側を上記チャンネル材に固定するとともに、この壁パネルの下部側と上記ジョイナー側とを上記壁下地材に固定し、
    つぎに、上記壁パネルと同じ手順で、この壁パネルに隣接する他の壁パネルを取り付けるにあたり、上記壁パネルの上記ジョイナーに、上記他の壁パネルを加圧して、このジョイナーを弾性変形させ、上記他の壁パネルの一側端がわを、上記壁パネルに密着させつつ上記ジョイナーに保持させるようにして、必要枚数の壁パネルを順次設置するようにしたことを特徴とするトイレ壁の形成方法。
  2. トイレの壁面に沿うように配置される壁下地材に、内装用の壁パネルを取り付けて形成されるトイレ壁の形成方法において、
    表面側にタイルが張られた壁パネルを、上部を上記壁下地材の上部に取り付けられたチャンネル材中に差し込むとともに、上下位置調整手段が取り付けられた下部をトイレの床面側に支持させた状態で、必要な複数枚数だけ上記壁下地材に沿って左右方向に配置し、
    つぎに、上記複数の壁パネル間がタイル目地分となるように、これらの壁パネルの左右位置を調整するとともに、上記複数の壁パネルの両側端がわの、少なくとも1枚だけはタイルが施工されていないタイル未施工凹部どうしを隣接させるように、これらの壁パネルの上下位置を調整し
    つぎに、上記複数の壁パネルの隣接する上記タイル未施工凹部どうしを、このタイル未施工凹部にあてた壁接続材によって互いに連結しつつ上記壁下地材に固定するとともに、これらの壁パネルの上部を上記チャンネル材に、下部を上記壁下地材にそれぞれ固定し、
    つぎに、不足タイルの施工と上記壁パネル間の目地部の施工とを行うようにしたことを特徴とするトイレ壁の形成方法。
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