JP2003105951A - 壁面用石材の取付け金具 - Google Patents

壁面用石材の取付け金具

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JP2003105951A
JP2003105951A JP2001338614A JP2001338614A JP2003105951A JP 2003105951 A JP2003105951 A JP 2003105951A JP 2001338614 A JP2001338614 A JP 2001338614A JP 2001338614 A JP2001338614 A JP 2001338614A JP 2003105951 A JP2003105951 A JP 2003105951A
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Kazuo Iijima
和夫 飯島
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来より薄い石材を使用でき、耐震性のある
壁面用石材の取付け金具を提供する。 【解決手段】 建物の躯体に固定するL字金物(2)の
垂直板(3)に、垂直板(3)自体の垂直性と石材との
平行性を矯正する調節用のボルト(12)を設け、石材
間を連結する連結板(5)は垂直に保持された状態で水
平方向に摺動できるようL字金物(2)の水平板(4)
の先端部に取付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鉄筋コンクリート
の建物或いは木造の建物において、石材を外壁としてま
た内壁として施工する場合に使用する壁板用石材の取付
け金具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、天然石の花崗岩などを建物の
壁板として施工することが行なわれており、建物の躯体
に固定した金具より突設された水平板の先端にダボピン
を装着し、壁板として用いる石材の接合面に穿設したダ
ボ穴にダボピンを挿入し施工する方法がとられてきた
が、近時、実開平3−128138号「壁板の取付け金
具」に見られる如く、ダボピンに代り板状の連結板を用
いて接続する取付け金具を用いることが提案されるよう
になってきた。
【0003】また、鉄筋コンクリートの建物においては
壁板の最下段の石材は建物の基礎又は土台上に担持さ
れ、木造の建物においては木造の土台下端にほぼ一致す
るように施工されるのが普通である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一般に、壁板として用
いる石材は美粧な花崗岩などが用いられるが、その接続
には耐震性、耐風圧性および接合強度よりダボピンは直
径4mmのものが用いられ、従ってダボ穴はそれより大
きい径で穿設する必要あり、石材の厚さも25.30m
mのものが用いられてきたが、近時、石材の厚さを薄く
すると共に諸強度、特に地震時に取付け金具部で石材が
破損することのない取付け金具が要求されるようになっ
てきた。
【0005】さらに、鉄筋コンクリートの建物の躯体や
建物の基礎のコンクリート表面には凹凸があり、取付け
金具を取付けたとき、ダボピンや連結板の位置が石材の
ダボ穴や連結板が固定される固定溝よりずれることがあ
り、躯体と石材との間隔が広い時は取付け金具の水平部
の長さを調節できるよう構成すればよいが、狭い場合は
石材のダボ穴や固定溝の径や幅を広くするなどは面倒な
ことであり、また最下段の石材(根石)は建物の基礎又
は土台上に担持固定されるように施工する場合も楔など
で調節するなど熟練の要する作業であった。
【0006】
【課題を解決するための手段】建物の躯体に固定するL
字金具の垂直板はボルトで躯体に固定されるが、垂直板
には垂直板自体の垂直性、石材面との平行性を矯正する
調節ボルトを設け、石材間を連結する連結板は垂直に保
持された状態で水平方向に摺動出来るようL字金具の水
平板の先端部に取付けることにより耐震性、即ち連結板
部における地震などによる揺れによる石材の破損を解決
せるものである。更には、連結板の形状を二つの同形の
弓形を弦の部分で連結した楕円形とし、ハンドグライン
ダーの回転刃により掘削した細幅の固定溝に固定出来る
ようにし、根石固定用の取付け金具として弓形のアンカ
ーの弦中央部にナットを垂設し、該ナットにボルトを螺
合して高さの調節できる取付け金具を用いることにより
根石の固定を容易にせるものである。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明は、建物の躯体に固定され
る垂直板とその下辺より棚設された水平板とよりなる断
面形状がL字形をなすL字金具と該水平板の先端部に垂
直板に平行に取付けた楕円形状をなす連結板とよりなる
取付け金具において、建物の躯体にボルトで固定される
L字金物の垂直板にはL字金具取付け時の垂直板の垂直
性及び石材との平行性を矯正する調節ボルトを設け、連
結板はL字金具の水平板に対して垂直に保持された状態
で連結板が水平方向に摺動できるよう取付けたものであ
る。
【0008】上記L字金物に調節ボルトを設ける位置
は、垂直板の中央部に建物の躯体に固定するボルト孔が
穿設されるので、躯体固定用のボルトの締め付けに支障
ない部分の三カ所にネジ孔を設け、螺合したボルトの先
端を躯体表面に接触させ調節するようにする。
【0009】L字金物に連結板の取付けは、連結板の透
孔に水平板の先端を凸状にし、又は止め金具を凸状にし
て突出部を連結板の透孔の幅よりも狭く形成して嵌挿
し、水平板と止め金具の広い部分の連結板との接触部、
即ち連結板の透孔部の両側で挟持するようにし、連結板
が垂直に保持された状態で水平方向に摺動できるよう構
成する。なお、水平板と止め金具は凸状の先端部が嵌合
する凹部を設けるなどして嵌合し溶接するなどして連結
する。また、建物の躯体表面と石材との間隔を調節する
ため水平板を二分割して長く形成し、ボルトで連結する
よう構成するも差し支えない。
【0010】連結板は弓形を弦の位置で二つ結合したよ
うな楕円形をなし、弦の中央部に弦方向にスリット状の
透孔を設け、弓形部には片側に突出する突起を設けて石
材の接合面に設けた固定溝に挿入したとき、突起が固定
溝の内壁に接し連結板が溝の中央に位置するようにする
とよく、また、弓形部に複数の小さい透孔を穿設または
表面に溝を刻設するなどして接着剤による固定効果を増
すようにするもよく、また吊りさげ用の透孔を上側の弓
形中央部に穿設しておくと、施工時に石板の吊り下げに
利用することもでき便である。
【0011】また、連結板のスリット状の透孔には凸状
に形成されたL形金物の水平板の先端部又は止め金具の
先端部が嵌挿されるが、連結板の透孔の下側に鋼製クリ
ップを係止出来る透孔を設け、施工時上側の石材の表面
を下側の石材表面に一致させるための楔を該鋼製クリッ
プに装着出来るように構成するとよい。
【0012】なお、最下段の石材(根石)の取付け金具
は、弓形のアンカーの弦中央部にナットを垂設し、該ナ
ットにボルトを螺合したものを用いボルトの螺合長さを
変え高さを調節出来るようにするとよい。
【0013】一般に、最下段の石材(根石)を取付けた
のち、隣位する最下段の石材(根石)を取付けるが、U
字形の溝形鋼などを用い、隣位する石材間を連結するよ
うに溝に石材上端を嵌挿し仮固定するとよく、U字形の
溝形鋼は取り外しでき、取付けたときに石材面が同一面
となるよう、弾性のある薄い鋼板などで成型するとよ
い。上段の石材の取付け時に於ても、同様に使用され
る。
【0014】また、木造建物の外壁に石材を取付ける場
合は、石材は骨組みの表面より間隔なしで取付けられる
ので、L形金物の垂直板を横長にし柱、間柱、はりなど
の骨組みに複数本の木ネジで取付けられるようにし、最
下段の石材の下辺が土台(木造の)の下側に位置させる
場合は、連結板を下側の弓形を水平に折り曲げ、土台に
取付けるようにする。
【0015】
【実施例】(実施例1) 実施例について図面を参照し
て説明すると、図1、2に示す如く本発明の壁面用石材
の取付け金具(1)は、主に鉄筋コンクリートなどの建
物に使用され、建物の躯体の壁面に固定されるL字金具
(2)と上下の石材を連結固定する連結板(5)とより
なり、L字金具(2)の垂直板(3)には建物の壁面に
埋設したナットに螺合するボルトを挿通するボルト孔
(7)が穿設され、該ボルト孔(7)は石材の接合面に
合わせられるように縦長孔にするとよい。L字金具
(2)の水平板(4)は先端部で上側の石材を支え、か
つ凸状の止め金具(6)とで連結板(5)を垂直に挟持
し連結板(5)が水平方向に摺動出来るようにする。該
止め金具(6)の凸部は連結板(5)透孔に嵌挿され、
先端部はL形金具(2)水平板(4)の先端部に設けた
凹部に嵌合できるようにし、嵌合の後溶接などで固定さ
れる。
【0016】また、L形金具(2)の垂直板(3)には
建物に固定するボルトを挿通するボルト孔(7)が穿設
されるが、三カ所調節用のボルト(12)を螺合するネ
ジ孔(8)を設け、垂直板(3)の垂直性、石材面との
平行性などをボルト(12)で調節出来るようにする。
【0017】連結板(5)は弓形を弦の位置で二つ結合
したような楕円形をなし、弦の中央部に弦方向にスリッ
ト状の透孔(9)を設け、下側の弓形部には片側に突出
する突起(11)を設け、また、複数の小さい透孔(1
0)を穿設し、吊りさげ用の透孔(10)を上側の弓形
中央部に穿設する。なお、上側の弓形部にも突起を形成
するもよく、突起(11)の先端は係止溝(24)の内
壁面に接し連結板(5)を係止溝(24)の中央部に位
置させる。
【0018】図2に示す如く、L字金具(2)の水平板
(4)の下側に垂直板にネジ孔を設けたL金具(13)
を取付け、石材の上部を連結板(5)の下側の弓形部に
設けた突起(11)の先端とL金具(13)に螺合した
ボルト(12)頭で挟持し仮固定出来るようにするとよ
い。
【0019】図3に示す根石固定用の取付け金具は、二
枚の弓形金属板を重ね合わせてアンカー(31)とし、
それぞれの弓形金属板の弦部より延設した長方形の片を
アンカー(31)に対して直角に拡開して接合片を形成
させ、接合片の中央部に高ナット(32)を溶接などで
垂設し、該高ナット(32)にボルト(33)を螺合し
たもので、根石の土台側の面の両側に設けた固定溝にア
ンカー(31)が嵌挿され、据付時に高ナット(32)
とボルト(33)の螺合度合いを変化させ根石の高さ、
水平などを調節し、モルタルなどで固定する。
【0020】(実施例2) 木造建物の外壁として石材
を用いる場合は、石材は柱、間柱、はりなどの骨組みの
表面より間隔をおかずに接するように取付けられ、図4
に示したように実施例1同様の各部品で構成されるが、
取付け位置が骨組みに限られているので、図5に示す如
くL字金具(2)の垂直板(3)を横長にし、更には屈
曲するなどして骨組みに木ネジで取付けられるように
し、最下段の石材の下辺が土台(木造の)の下側に位置
させる場合は、連結板の下側を折り曲げて上側の弓形の
みとした取付け金物を土台に取付けるようにすればよ
い。
【0021】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0022】取付け金具の連結板が従来のダボピンの直
径より薄いので、石材の薄いものを使用でき、かつ、地
震の際に揺れても石材と連結板が共に摺動するので揺れ
の力を吸収し、石材が連結板固定部で破損するのを防止
する。
【0023】L字金具の垂直板に調節用のボルトが取付
けてあるので、建物の躯体表面に凹凸があっても垂直板
の垂直性、石材との位置、平行性などを容易に矯正し施
工することが出来る。
【0024】取付け金具の連結板の固定溝挿入部及びア
ンカーなどが弓形に形成されているので、石材に設ける
固定溝はバンドグラインダーに円盤状の回転刃を取付け
ることにより、容易に薄い石材でも石材面に平行に所要
幅の固定溝を掘削することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】取付け金具の分解斜視図である。
【図2】施工状況を示す側面図である。
【図3】根石固定用の取付け金具の斜視図である。
【図4】木造建物に用いる取付け金具の分解斜視図であ
る。
【図5】図4の実施例の異なるL字金具の斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 取付け金具 2,14 L字金具 3,15 垂直板 4.16 水平板 5 連結板 6,18 止め金具 7 ボルト孔 8 ネジ孔 9,10 透孔 11,19 突起 12 ボルト 13 L金具 17 木ネジ孔 21 建物の躯体 22,23 石材 24 固定溝 25 鋼製クリップ 26 楔 31 アンカー 32 高ナット 33 ボルト(高さ調節用)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 躯体に固定される垂直板(3)とその下
    辺より棚設された水平板(4)よりなるL字金具(2)
    と、該L字金具(2)の水平板(4)の先端部に垂直板
    (3)に平行に取付けた連結板(5)とよりなる取付け
    金具(1)において、連結板(5)は楕円形状をなし垂
    直に保持された状態で水平方向に摺動できるよう取付け
    たことを特徴とする壁面用石材の取付け金具。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の取付け金具(1)におい
    て、垂直板(3)に垂直性など矯正用の調整ボルト(1
    2)を設けたことを特徴とする壁面用石材の取付け金
    具。
JP2001338614A 2001-09-28 2001-09-28 壁面用石材の取付け金具 Pending JP2003105951A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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