JP2007138506A - 木造建築物における接合緊締構造とその接合緊締用金具および柱・梁接合構造用金具 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 木質柱Bを,L形枠13の芯板14に当接板15を脱着自在にした柱受枠体bを介して柱支持台aに設立し,上記柱受枠体bを柱支持台aに小傾動可能な状態に連結保持具cで連結保持してなること,木質柱Bの縦設溝57に柱用芯板40を受入させて取り付けた金具本体fの梁用芯板39に,木質梁Fの縦設溝57を嵌合させ,これらを緊締保持具j,kで緊締してなり,梁と柱の接合度合,柱支持台と柱との結合固定を強固にしながら,地震等による揺振力で梁や柱がひび割れや座屈を起こすのを阻止し,経年変化による縮径または拡径に適切な状態に追従維持することができる。
【選択図】 図17
Description
ア 底板11の一側辺縁に起立板12を起立固着したL形枠13の内方中央に芯板14を起立固着するとともに,上記底板11の他側辺縁において上記芯板14の端面に当接板15を脱着自在にしてなり,木質柱Bの下端部に嵌合状態において取り付ける鋼材製の柱受枠体bと,
イ 上記構成の柱受枠体bを天板1上に乗載する鋼材製の柱支持台aと,
ウ 上記柱支持台a上に上記柱受枠体bを全方向に小傾動可能な状態に連結保持する連結保持具cとからなる柱脚構造用金具A,
および,
ア′底板36の一側に柱当接板37を設立してなるL形枠38の内方中央において上記底板36と柱当接板37との間に梁用芯板39を設立支持するとともに,上記L形枠38の外方中央に柱用芯板40を設立支持してなる鋼材製の金具本体fと,
イ′上記梁用芯板39に対し緊締保持具jにより緊締保持される梁用当接板gと,
ウ′上記柱用芯板40に対し緊締保持具kにより緊締保持される柱用押当板hとからなる柱・梁接合構造用金具E。
ア 底板11の一側辺縁に起立板12を起立固着したL形枠13の内方中央に芯板14を起立固着するとともに,上記底板11の他側辺縁において上記芯板14の端面に当接板15を脱着自在にしてなる鋼材製の柱受枠体bを,
イ 木質柱Bの下端部の中央に掘削形成した縦設溝26に上記芯板14を受入するとともに,上記下端部の外周の対向両側面に形成した切欠段部27,28に上記起立板12と当接板15を受入することにより,該木質柱Bの下端部に取り付け,
ウ 上記柱受枠体bの底板11を鋼材製の柱支持台aの天板1上に重合乗載することにより,上記木質柱Bを柱支持台a上に設立し,
エ 上記柱受枠体bを上記柱支持台a上に全方向に小傾動可能な状態に連結保持具cにより連結保持してなること,
および
ア′底板36の一側に柱当接板37を設立してなるL形枠38の内方中央において上記底板36と柱当接板37との間に梁用芯板39を設立支持するとともに,上記L形枠38の外方中央に柱用芯板40を設立支持してなる鋼材製の金具本体fを,
イ′木質柱Bの縦設溝57に上記柱用芯板40を受入させるとともに,上記柱用押当板hを上記緊締保持具kで緊締することにより,木質柱Bの所定位置に取り付け固定し,
ウ′その金具本体fの梁用芯板39に木質梁Fの縦設溝61を嵌合させるとともに,上記梁用当接板gを上記緊締保持具jで緊締することにより,木質梁Fの端部60を上記金具本体fに取り付けていること。
ア 上記柱受枠体bが,木質柱Bの下端部のボルト用長孔30と芯板14のボルト孔25とに貫通させた貫通ボルトdとこれに螺合したナットd′により,木質柱Bの下端部に取り付けられていること
ア′上記木質梁Fの端部60が,そのボルト用長孔66,66と上記梁用芯板39のボルト孔44,44に貫通させた長ボルト50,50とこれに螺合したナット51,51により緊締されていることを特徴とする請求項9記載の木造建築物における接合緊締構造である。
ア 上記柱受枠体bが,その芯板14の両側端面(起立板12および当接板15側の端面)20,20′に,上記起立板12および当接板15の中央に開設の窓孔21,21′と連通するようにして開設した切込み空処20,20内に縦ボルト22,22)を設立し,その縦ボルト22,22′にナット33,33′を螺進することにより,上記柱受枠体bの底板11を上記木質柱Bの下端部の下面に密接緊締してなること,
ア′上記金具本体fが,その梁用芯板39の上端縁中央と下縁中央に形成した切込み空処41,41′内に横設ボルト43,43′を植設し,その横設ボルト43,43′にナット431,431′を螺進することにより,該梁用芯板39に縦設溝61を嵌合している木質梁Fの端部60の端面を,木質柱Bの対向周面および金具本体fの上記柱当接板37に密接させていることを特徴とする請求項9または10記載の木造建築物における接合緊締構造である。
ア′底板36の一側に柱当接板37を設立してなるL形枠38の内方中央において上記底板36と柱当接板37との間に梁用芯板39を設立支持するとともに,上記L形枠38の外方中央に柱用芯板40を設立支持してなる鋼材製の金具本体fと,
イ′上記梁用芯板39に対し緊締保持具jにより緊締保持される梁用当接板gと,
ウ′上記柱用芯板40に対し緊締保持具kにより緊締保持される柱用押当板hとからなる。
請求項15記載の本発明は,上記緊締保持具jが,縦設ボルト45,合わせ皿バネ52およびナット53等からなり,また,上記緊締保持具kが,横設ボルト46,合わせ皿バネ54およびナット55等からなる請求項14記載の木造建築物における柱・梁接合構造用金具である。
イ 木質柱Bの下端部の中央に掘削形成した縦設溝26に上記芯板14を受入するとともに,上記下端部の外周の対向両側面に形成した切欠段部27,28に上記起立板12と当接板15を受入することにより,該木質柱Bの下端部に取り付け,
ウ 上記柱受枠体bの底板11を鋼材製の柱支持台aの天板1上に重合乗載することにより,上記木質柱Bを柱支持台a上に設立し,
エ 上記柱受枠体bを上記柱支持台a上に全方向に小傾動可能な状態に連結保持具cにより連結保持してなること,
および
ア′底板36の一側に柱当接板37を設立してなるL形枠38の内方中央において上記底板36と柱当接板37との間に梁用芯板39を設立支持するとともに,上記L形枠38の外方中央に柱用芯板40を設立支持してなる鋼材製の金具本体fを,
イ′木質柱Bの縦設溝57に上記柱用芯板40を受入させるとともに,上記柱用押当板hを上記緊締保持具kで緊締することにより,木質柱Bの所定位置に取り付け固定し,
ウ′その金具本体fの梁用芯板39に木質梁Fの縦設溝61を嵌合させるとともに,上記梁用当接板gを上記緊締保持具jで緊締することにより,木質梁Fの端部60を上記金具本体fに取り付けていること。
まず,図1〜10により,木造建築物における柱と土台の接合部分である柱脚構造とその柱脚構造用金具について説明する。
上記天板1は,その4隅角部の各々に軸受孔6・・・を開設するとともに,仕切り板5の両側対称位置にボルト孔7,7を開設している。また,上記底板2は,仕切り板5の両側対称位置にボルト挿通孔8,8を開設している。
この柱支持台aは,布基礎Dに植設したアンカーボルト9,9(一方のみ図示)を上記ボルト挿通孔8,8を通じ突出させ,その突出端部にナット10,10(一方のみ図示)を螺合緊締することにより,布基礎D上にしっかりと固定される(図6,7)。
31,31は,木質柱Bの下端部の底面であって,上記底板11のボルト孔24,24に対向する位置に掘削形成した下向き空処である。
この木質柱Bの下端部に上記柱受枠体bが次のようにして取り付けられる。
その後,上記当接板15を,そのボルト孔17・・・を横ボルト16・・・に嵌めつつ,上記切欠段部28に嵌入する。そして,その横ボルト16・・・に上記合わせ皿バネ18・・・,ナット19・・・からなる緊締保持具eを嵌装し,緊締することにより,当接板15を芯板14の端面に取り付ける。
さらに,木質柱Bのボルト用長孔30,30と芯板14の上記ボルト孔25,25に,貫通ボルトd,dを貫通しナットd′,d′により緊締する。
これによって,木質柱Bの下端部に柱受枠体bが一体的関係をなしてしっかりと取り付けられる(図5)。
43,43′は上記切込み空処41,41′内に上記柱当接板37の方向に向けて植設した横設ボルト,44,44は梁用芯板39の中央部上下に設けたボルト孔,45・・・は梁用芯板39の上端面に植立した縦設ボルト,46・・・は柱用芯板40の外端面に植設した横設ボルトである。
上記柱用押当板hは,上記横設ボルト46・・・に嵌合することになる透孔49・・・を開設している。
上記緊締保持具jは,上記縦設ボルト45・・・に装架する合わせ皿バネ52・・・とナット53・・・とからなり,緊締保持具kは,上記横設ボルト46・・・に装架する合わせ皿バネ54・・・とナット55・・・とからなる。
また,木質柱Bは,木質梁Fを接合する部分56の外周面に,縦設溝57の前後両端開口に連続する角形凹処58,59を対向する状態にして掘削形成している。58′は上記角形凹処58の下辺部分に連続形成した横溝である。
また,木質梁Fは,上記端部60の上面と下面に,縦設溝61の上下両開口に連続する角形凹処62,63を対向する状態にして掘削形成している。
同じく角形凹処63に連続するようにして設けた同じく縦設溝61の拡幅部であり,これら拡幅部64と65との間には,縦設溝61を横断するようにしてボルト用長孔66,66を横設貫通させている。
すなわち,上記金具本体fの柱用芯板40を木質柱Bの縦設溝57に受入させることにより,横設ボルト46・・・を角形凹処59に突出させ,かつ,柱当接板37を角形凹処58に嵌入するとともに,底板36の端縁36′を横溝58′に嵌入する(図13)。
これにより,柱・梁接合構造用金具Eが木質柱Bの所定位置にしっかりと取り付け固定される。
すなわち,木質梁Fの端部60を金具本体fに向けその上方から降下させ,該端部60の縦設溝61を金具本体fの梁用芯板39に嵌合させるとともに,該端部60の底面の角形凹処63を金具本体fの底板36に嵌合し,かつ,梁用芯板39に植立した縦設ボルト45・・・を,縦設溝61に連続する上記角形凹処62を通じその上方に突出させる。
これによって,木質梁Fと木質柱Bが一体的関係においてしっかりと接合緊締され,所期の柱・梁接合構造Gが構成される(図16,17)。
との間においては,締保持具kの合わせ皿バネ54が,また,同金具本体fと木質梁Fとの間においては,締保持具jの合わせ皿バネ52が適宜伸縮して,上記揺振力を吸収し,木質柱Bおよび木質梁Fが柱・梁接合構造用金具Eを介して適宜傾動変位する。
B 木質柱
C 柱脚構造
D 布基礎
E 柱・梁接合構造用金具
F 木質梁
a 柱支持台
b 柱受枠体
c 連結保持具
d 貫通ボルト
d′ ナット
e 緊締保持具
f 金具本体
g 梁用当接板
h 柱用押当板
i 貫通ボルト
j 緊締保持具
k 緊締保持具
1 天板
6 軸受孔
7 ボルト孔
11 底板
12 起立板
13 L形枠
14 芯板
15 当接板
16 横ボルト
17 ボルト孔
18 合わせ皿バネ
19 ナット
20,20′ 切込み空処
21,21′ 窓孔
22,22′ 縦ボルト
23 逆円錐形突起片
24 ボルト孔
25 ボルト孔
26 縦設溝
27,28 切欠段部
30 ボルト用長孔
32 吊下ボルト
33,33′ ナット
34 合わせ皿バネ
35 ナット
36 底板
37 柱当接板
38 L形枠
39 梁用芯板
40 柱用芯板
41,41′ 切込み空処
43,43′ 横設ボルト
431,431′ ナット
44 ボルト孔
45 縦設ボルト
46 横設ボルト
50 長ボルト
51 ナット
52 合わせ皿バネ
53 ナット
54 合わせ皿バネ
55 ナット
57 縦設溝
61 縦設溝
60 端部
66 ボルト用長孔
Claims (17)
- ア 底板(11)の一側辺縁に起立板(12)を起立固着したL形枠(13)の内方中央に芯板(14)を起立固着するとともに,上記底板(11)の他側辺縁において上記芯板(14)の端面に当接板(15)を脱着自在にしてなり,木質柱(B)の下端部に嵌合状態において取り付ける鋼材製の柱受枠体(b)と,
イ 上記構成の柱受枠体(b)を天板(1)上に乗載する鋼材製の柱支持台(a)と,
ウ 上記柱支持台(a)上に上記柱受枠体(b)を全方向に小傾動可能な状態に連結保持する連結保持具(c)とからなる柱脚構造用金具(A),
および
ア′底板(36)の一側に柱当接板(37)を設立してなるL形枠(38)の内方中央において上記底板(36)と柱当接板(37)との間に梁用芯板(39)を設立支持するとともに,上記L形枠(38)の外方中央に柱用芯板(40)を設立支持してなる鋼材製の金具本体(f)と,
イ′上記梁用芯板(39)に対し緊締保持具(j)により緊締保持される梁用当接板(g)と,
ウ′上記柱用芯板(40)に対し緊締保持具(k)により緊締保持される柱用押当板(h)とからなる柱・梁接合構造用金具(E)とからなることを特徴とする木造建築物における接合緊締用金具。 - 柱脚構造用金具(A)の上記連結保持具(c)が,吊下ボルト(32),合わせ皿バネ(34)およびナット(35)等からなることを特徴とする請求項1記載の木造建築物における接合緊締用金具。
- 柱脚構造用金具(A)の上記柱受枠体(b)が,その芯板(14)の端面に当接板(15)を可動状態で取り付ける横ボルト(16),合わせ皿バネ(18)およびナット(19)等からなる緊締保持具(e)を備えていることを特徴とする請求項1または2記載の木造建築物における接合緊締用金具。
- 柱脚構造用金具(A)の上記柱受枠体(b)が,木質柱(B)のボルト用長孔(30)と芯板(14)のボルト孔(25)に貫通する貫通ボルト(d)とこれに螺合するナット(d′)を備えていることを特徴とする請求項1,2または3記載の木造建築物における接合緊締用金具。
- 柱脚構造用金具(A)の上記柱受枠体(b)が,その芯板(14)の両側端面(起立板(12)および当接板(15)側の端面)に,起立板(12)および当接板(15)の中央に開設の窓孔(21,21′)と連通する切込み空処(20,20′)を開設し,その切込み空処(20,20′)内に縦ボルト(22,22′)を植設するとともに,その縦ボルト(22,22′)に螺合するナット(33,33′)を備えていることを特徴とする請求項1,2,3または4記載の木造建築物における接合緊締用金具。
- 柱脚構造用金具(A)の上記柱受枠体(b)が,その底板(11)に,上記吊下ボルト(32)を吊下するボルト孔(24)を開設するとともに逆円錐形突起片(23)を垂設し,上記柱支持台(a)が,その天板(1)に,上記吊りボルト(32)を挿通するボルト孔(7)を開設するとともに上記逆円錐形突起片(23)を受入する軸受孔(6)を開設してなることを特徴とする請求項1,2,3,4または5記載の木造建築物における接合緊締用金具。
- 柱・梁接合構造用金具(E)の上記金具本体(f)の上記梁用芯板(39)に対し梁用当接板(g)を緊締する緊締保持具(j)が,該梁用芯板(39)に植立の縦設ボルト(45・・・)と合わせ皿バネ(52)およびナット(53)等からなることを特徴とする請求項1,2,3,4,5または6記載の木造建築物における接合緊締用金具。
- 柱・梁接合構造用金具(E)の上記金具本体(f)の上記柱用芯板(40)に対し柱用押当板(h)を緊締する緊締保持具(k)が,該柱用芯板(40)に植設の横設ボルト(46・・・)と合わせ皿バネ(54)およびナット(55)等からなることを特徴とする請求項1,2,3,4,5,6または7記載の木造建築物における接合緊締用金具。
- ア 底板(11)の一側辺縁に起立板(12)を起立固着したL形枠(13)の内方中央に芯板(14)を起立固着するとともに,上記底板(11)の他側辺縁において上記芯板(14)の端面に当接板(15)を脱着自在にしてなる鋼材製の柱受枠体(b)を,
イ 木質柱(B)の下端部の中央に掘削形成した縦設溝(26)に上記芯板(14)を受入するとともに,上記下端部の外周の対向両側面に形成した切欠段部(27,28)に上記起立板(12)と当接板(15)を受入することにより,該木質柱(B)の下端部に取り付け,
ウ 上記柱受枠体(b)の底板(11)を鋼材製の柱支持台(a)の天板(1)上に重合乗載することにより,上記木質柱(B)を柱支持台(a)上に設立し,
エ 上記柱受枠体(b)を上記柱支持台(a)上に全方向に小傾動可能な状態に連結保持具(c)により連結保持してなること
および
ア′底板(36)の一側に柱当接板(37)を設立してなるL形枠(38)の内方中央において上記底板(36)と柱当接板(37)との間に梁用芯板(39)を設立支持するとともに,上記L形枠(38)の外方中央に柱用芯板(40)を設立支持してなる鋼材製の金具本体(f)を,
イ′木質柱(B)の縦設溝(57)に上記柱用芯板(40)を受入させるとともに,上記柱用押当板(h)を上記緊締保持具(k)で緊締することにより,木質柱(B)の所定位置に取り付け固定し,
ウ′その金具本体(f)の梁用芯板(39)に木質梁(F)の縦設溝(61)を嵌合させるとともに,上記梁用当接板(g)を上記緊締保持具(j)で緊締することにより,木質梁(F)の端部(60)を上記金具本体(f)に取り付けていることを特徴とする木造建築物における接合緊締構造。 - ア 上記柱受枠体(b)が,木質柱(B)の下端部のボルト用長孔(30)と芯板(14)のボルト孔(25)とに貫通させた貫通ボルト(d)とこれに螺合したナット(d′)により,木質柱(B)の下端部に取り付けられていること
ア′上記木質梁(F)の端部(60)が,そのボルト用長孔(66,66)と上記梁用芯板(39)のボルト孔(44,44)に貫通させた長ボルト(50,50)とこれに螺合したナット(51,51)により緊締されていることを特徴とする請求項9記載の木造建築物における接合緊締構造。 - ア 上記柱受枠体(b)が,その芯板(14)の両側端面(起立板12および当接板15側の端面)(20,20′)に,上記起立板(12)および当接板(15)の中央に開設の窓孔(21,21′)と連通するようにして開設した切込み空処(20,20)内に縦ボルト(22,22′)を設立し,その縦ボルト(22,22′)にナット(33,33′)を螺進することにより,上記柱受枠体(b)の底板(11)を上記木質柱(B)の下端部の下面に密接緊締してなること,
ア′上記金具本体(f)が,その梁用芯板(39)の上端縁中央と下縁中央に形成した切込み空処(41,41′)内に横設ボルト(43,43′)を植設し,その横設ボルト(43,43′)にナット(431,431′)を螺進することにより,該梁用芯板(39)に縦設溝(61)を嵌合している木質梁(F)の端部(60)の端面を,木質柱(B)の対向周面および金具本体(f)の上記柱当接板(37)に密接させていることを特徴とする請求項9または10記載の木造建築物における接合緊締構造。 - 上記柱受枠体(b)が,その底板(11)に開設のボルト孔(24)に吊下した吊下ボルト(32)を上記柱支持台(a)の天板(1)に開設したボルト孔(7)から垂下するとともに,同底板(11)に垂設した逆円錐形突起片(23)を上記天板(1)に開設の軸受孔(6)に受入し,かつ,上記吊下ボルト(32)の垂下部分に,連結保持具(c)の合わせ皿バネ(34)およびナット(35)を装架緊結してなることを特徴とする請求項9,10または11記載の木造建築物における接合緊締構造。
- 上記柱受枠体(b)が,その芯板(14)の端面に突設した横ボルト(16)を当接板(15)のボルト孔(17)から突出させ,その突出部分に,緊締保持具(e)の合わせ皿バネ(18)およびナット(19)を装架緊結してなることを特徴とする請求項9,10,11または12記載の木造建築物における接合緊締構造。
- ア′底板(36)の一側に柱当接板(37)を設立してなるL形枠(38)の内方中央において上記底板(36)と柱当接板(37)との間に梁用芯板(39)を設立支持するとともに,上記L形枠(38)の外方中央に柱用芯板(40)を設立支持してなる鋼材製の金具本体(f)と,
イ′上記梁用芯板(39)に対し緊締保持具(j)により緊締保持される梁用当接板(g)と,
ウ′上記柱用芯板(40)に対し緊締保持具(k)により緊締保持される柱用押当板(h)とからなる木造建築物における柱・梁接合構造用金具。 - 上記緊締保持具(j)が,縦設ボルト(45),合わせ皿バネ(52)およびナット(53)等からなり,また,上記緊締保持具(k)が,横設ボルト(46),合わせ皿バネ(54)およびナット(55)等からなることを特徴とする請求項14記載の木造建築物における柱・梁接合構造用金具。
- 上記金具本体(f)が,木質梁(F)のボルト用長孔(66)と梁用芯板(39)のボルト孔(44)に貫通する貫通ボルト(i)とこれに螺合するナット(51)を備えていることを特徴とする請求項14または15記載の木造建築物における柱・梁接合構造用金具。
- 上記金具本体(f)が,その梁用芯板(39)の上端縁中央と下縁中央に形成した切込み空処(41,41′)内に横設ボルト(43,43′)を植設し,その横設ボルト(43,43′)にナット(431,431′)を螺合していることを特徴とする請求項14,15または16記載の木造建築物における柱・梁接合構造用金具。
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2005
- 2005-11-17 JP JP2005332618A patent/JP2007138506A/ja active Pending
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