JP2007162295A - 木造建築物の柱脚構造とその柱脚構造用金具 - Google Patents

木造建築物の柱脚構造とその柱脚構造用金具 Download PDF

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Abstract

【課題】 柱支持台と木質柱とを柱受枠体を介して強固に結合し,木質柱が何れの方向からの揺振力によってもひび割れや座屈を起こすのを阻止し,かつ経年変化で縮径または拡径したときにも上記結合関係を維持する。
【解決手段】 L形枠13の内側に起立固着した芯板14の端面に対し当接板15が脱着自在な柱受枠体bを,木質柱Bの縦設溝23に芯板14を受入し,切欠段部24,25にL形枠13の起立板12と上記当接板15を受入し,かつ,これら起立板12のねじ孔20および当接板15のねじ孔20′を通じ木質柱Bの下端部に木ねじd,d′をねじ込むことにより,該木質柱Bの下端部に取り付け,さらに,L形枠13の底板11を柱支持台aの天板1上に重合乗載して,木質柱Bを柱支持台a上に設立し,該柱受枠体bを柱支持台a上に全方向に小傾動可能な状態に連結保持具cにより連結保持してなる。
【選択図】 図7

Description

本発明は木造建築物の柱脚構造とその柱脚構造用金具に関する。
従来,木造建築物の柱脚構造として,上面に芯板を直立した鋼材製の柱支持台を布基礎上にアンカーボルトで固定し,木質柱を,その下端部に掘削形成してある嵌合溝を上記芯板に嵌合した状態で上記柱支持台上に設立させ,ドリフトピンまたはボルト・ナットにより,その木質柱の下端部と芯板とを結合固定した構成のものが,特許文献1〜3等に記載され公知である。
特開2001−107456号公報 特開2003−213280号公報 特開平9−310413号公報
しかし,上記公知の柱脚構造は,全体として剛体構造をなし,木質柱を柱支持台上に強固に設立しているとはいえ,地震等による揺振力が上記芯板の長さ方向に作用したときに比べ,厚さ方向に作用したときは脆弱であり,また,地震等による揺振力は,当然ながら,上記芯板の長さ方向や厚さ方向に常に直角に作用するとは限らず,これら両方向とは異なるあらゆる方向から作用する可能性があるが,そのようなときにはねじれ現象が起きることになる。
しかも,上記の揺振力が作用した場合,柱支持台と布基礎とは,その固定関係を損なうことは少ないとしても,木質柱は,上記芯板および柱支持台との間にねじれ現象を起こし,その大きさや反復回数等により,ひび割れしたり座屈したりするおそれがある。
また,一般に木質柱は,それが丸太からの製材であるとき当初含水率約30%を経年低下させて縮径し,集成材であるとき当初含水率約7%を経年増加させて拡径するが,このような経年変化にともなう木質柱と柱支持台またはその上面の芯板との間の嵌合度または密着度の変化に,上記従来公知の柱脚構造では全く対応しきれない。
本発明は,第1に,従来に比べ鋼材製の柱支持台と木質柱との結合固定を柱受枠体を介し一層強固にすること,第2に,地震等による揺振力が何れの方向から作用した場合においても,その方向に沿って木質柱が上記柱受枠体を介して柱支持台に対し小傾動し,ひび割れや座屈を起こすのを阻止すること,第3に,木質柱が経年変化で縮径または拡径した場合には,木質柱の下端部と上記柱受枠体との結合固定関係を最も適切な状態に追従維持すること,ができるようにし,これによって,上記公知の柱脚構造の欠点を改善すること等を目的に提案された木造建築物の柱脚構造とその柱脚構造用金具に係るものである。
請求項1記載の本発明木造建築物の柱脚構造用金具は,次の構成からなる。
ア. 底板11の一側辺縁に起立板12を起立固着したL形枠13の内側中央に芯板14を起立固着するとともに,上記底板11の他側辺縁において上記芯板14の端面に当接板15を脱着自在にしてなり,木質柱Bの下端部に嵌合状態において取り付ける鋼材製の柱受枠体bと,
イ. 上記構成の柱受枠体bを天板1上に乗載する鋼材製の柱支持台aと,
ウ. 上記柱支持台a上に上記柱受枠体bを全方向に小傾動可能な状態に連結保持する連結保持具cと,
エ. 上記柱受枠体bの起立板12のねじ孔20および当接板15のねじ孔20′を通じ木質柱Bの下端部にねじ込む木ねじd,d′とからなる。
請求項2記載の本発明は,上記連結保持具cが,吊下ボルト27,合わせ皿バネ28およびナット29等からなる請求項1記載の木造建築物の柱脚構造用金具である。
請求項3記載の本発明は,上記柱受枠体bが,その芯板14の端面に当接板15を可動状態で取り付ける横ボルト16,合わせ皿バネ18およびナット19等からなる緊締保持具eを備えている請求項1または2記載の木造建築物の柱脚構造用金具である。
請求項4記載の本発明は,上記柱受枠体bが,その底板11に,上記吊下ボルト27を吊下するボルト孔22を開設するとともに逆円錐形突起片21を垂設し,上記柱支持台aが,その天板1に,上記吊りボルト27を挿通するボルト孔7を開設するとともに上記逆円錐形突起片21を受入する軸受孔6を開設してなる請求項1,2または3記載の木造建築物の柱脚構造用金具である。
請求項5記載の本発明木造建築物の柱脚構造は,次の構成からなる。
ア. 底板11の一側辺縁に起立板12を起立固着したL形枠13の内側中央に芯板14を起立固着するとともに,上記底板11の他側辺縁において上記芯板14の端面に当接板15を脱着自在にしてなる鋼材製の柱受枠体bを,
イ.木質柱Bの下端部の中央に掘削形成した縦設溝23に上記芯板14を受入するとともに,上記下端部の外周の対向両側面に形成した切欠段部24,25に上記起立板12と当接板15を受入し,かつ,これら起立板12のねじ孔20および当接板15のねじ孔20′を通じ木質柱Bの下端部に木ねじd,d′をねじ込むことにより,該木質柱Bの下端部に取り付け,
ウ. 上記柱受枠体bの底板11を鋼材製の柱支持台aの天板1上に重合乗載することにより,上記木質柱Bを柱支持台a上に設立し,
エ. 上記柱受枠体bを上記柱支持台a上に全方向に小傾動可能な状態に連結保持具cにより連結保持してなる。
請求項6記載の本発明は,上記柱受枠体bが,その底板11に開設のボルト孔22に吊下した吊下ボルト27を上記柱支持台aの天板1に開設したボルト孔7から垂下するとともに,同底板11に垂設した逆円錐形突起片21を上記天板1に開設の軸受孔6に受入し,かつ,上記吊下ボルト27の垂下部分に,連結保持具cの合わせ皿バネ28およびナット29等を装架緊結してなる請求項5記載の木造建築物の柱脚構造である。
請求項7記載の本発明は,上記柱受枠体bが,その芯板14の端面に突設した横ボルト16を当接板15のボルト孔17から突出させ,その突出部分に,緊締保持具eの合わせ皿バネ18およびナット19等を装架緊結してなる請求項5または6記載の木造建築物の柱脚構造である。
本発明によれば,従来に比べ鋼材製の柱支持台と木質柱との結合固定を柱受枠体を介し一層強固にすることができるとともに,地震等による揺振力が何れの方向から作用した場合においても,その方向に沿って木質柱が柱受枠体を介し上記柱支持台に対し小傾動して,ひび割れや座屈を起こすのを阻止することができ,さらに,木質柱が経年変化で縮径または拡径した場合には,木質柱の下端部と柱受枠体との結合固定関係を最も適切な状態に維持させることができ,これによって,前記公知の柱脚構造の欠点を改善することが可能である。
ア)底板11の一側辺縁に起立板12を起立固着したL形枠13の内側中央に芯板14を起立固着するとともに,上記底板11の他側辺縁において上記芯板14の端面に当接板15を脱着自在にしてなる鋼材製の柱受枠体bを,イ)木質柱Bの下端部の中央に掘削形成した縦設溝23に上記芯板14を受入するとともに,上記下端部の外周の対向両側面に形成した切欠段部24,25に上記起立板12と当接板15を受入し,かつ,これら起立板12のねじ孔20および当接板15のねじ孔20′を通じ木質柱Bの下端部に木ねじd,d′をねじ込むことにより,該木質柱Bの下端部に取り付け,ウ)上記柱受枠体bの底板11を鋼材製の柱支持台aの天板1上に重合乗載することにより,上記木質柱Bを柱支持台a上に設立し,エ.上記柱受枠体bを上記柱支持台a上に全方向に小傾動可能な状態に連結保持具cにより連結保持してなる木造建築物の柱脚構造。
以下図示の実施例について詳述する。
本発明柱脚構造用金具Aは,概括的には,布基礎D上に乗載固定する鋼材製の柱支持台aと,木質柱Bの下端部にしっかりと取り付けられかつ上記柱支持台a上に全方向に小傾動可能な状態で乗載する同じく鋼材製の柱受枠体bと,この柱受枠体bを柱支持台a上に全方向に小傾動可能な状態に連結保持する連結保持具cと,木質柱Bの下端部と柱受枠体bとを緊締する木ねじdと,上記柱受枠体bの当接板15を芯板14の端面に緊締する緊締保持具eとからなるものである。
本発明柱脚構造Cは,木質柱Bを柱脚構造用金具Aにより起立支持してなるもので,以下には,この柱脚構造Cの詳細を,柱脚構造用金具Aを構成する上記柱支持台a,柱受枠体b,連結保持具c,木ねじd,d′および緊締保持具eの構成とともに説明する。
鋼材製の上記柱支持台aは,各々正方形状の天板1,底板2および外側板3,4で形成された角形短筒体内を補強用の仕切り板5により2分してなる。
上記天板1は,その4隅角部の各々に軸受孔6・・・を開設するとともに,仕切り板5の両側対称位置にボルト孔7,7を開設している。
また,上記底板2は,仕切り板5の両側対称位置にボルト挿通孔8,8を開設している。
この柱支持台aは,図6,7に示したように,布基礎Dに植設したアンカーボルト9,9(一方のみ図示)を上記ボルト挿通孔8,8を通じ突出させ,その突出端部にナット10,10(一方のみ図示)を螺合緊締することにより,布基礎D上にしっかりと固定される。
鋼材製の上記柱受枠体bは,底板11の一側辺縁に起立板12を起立固着したL形枠13の内側中央に芯板14を起立固着するとともに,底板11の他側辺縁において芯板14の端面に当接板15を脱着自在に取り付け,上記起立板12に平行に対向させることができるようにしている。
すなわち,当接板15は,芯板14の端面に突設した複数本の横ボルト16・・・にボルト孔17・・・を嵌合し,上記緊締保持具eで緊締することによって,芯板14の端面に脱着自在に取り付けられる。その緊締保持具eは,合わせ皿バネ18・・・,ナット19・・・等から構成されているものである。
20・・・は上記起立板12に千鳥配置(または縦横列設)したねじ孔,20′・・・は上記当接板15に同じく千鳥配置(または縦横列設)したねじ孔である。
上記底板11は,柱支持台aの天板1と同形同大で,その天板1の上記各軸受孔6・・・に対向一致する位置に逆円錐形突起片21・・・を垂設し,また,天板1のボルト孔7,7に対向一致する位置にボルト孔22,22を開設している。
次に,木質柱Bの下端部は,その中央に,上記柱受枠体bの芯板14を受入する縦設溝23を掘削形成するとともに,外周の対向両側面にそれぞれ上記起立板12と当接板15を受入する切欠段部24,25を形成している。
26,26は,木質柱Bの底面であって,上記底板11のボルト孔22,22に対向する位置に掘削形成した下向き空処である。
そして,この木質柱Bの下端部に上記柱受枠体bが次のようにして取り付けられる。
まず,柱受枠体bの底板11のボルト孔22,22に吊下ボルト27,27を挿入吊下し(図1,2),縦設溝23に芯板14を挿入しながら,吊下ボルト27,27の頭部を上記下向き空処26,26に位置させ,底板11を木質柱Bの下端部の底面に近接させ,かつ,起立板12を切欠段部24に嵌合するとともに底板11を木質柱Bの底面に密接させる(図3)。
その後,上記当接板15を,そのボルト孔17・・・を横ボルト16・・・に嵌めつつ上記切欠段部25に嵌入する。そして,その横ボルト16・・・に上記合わせ皿バネ18・・・,ナット19・・・等からなる上記緊締保持具eを嵌装し,緊締することにより当接板15を芯板14の端面に取り付ける。
さらに,上記起立板12のねじ孔20・・・,上記当接板15のねじ孔20′・・・を通じて,木ねじd,d′を木質柱Bの下端部にねじ込み緊締する。これによって,木質柱Bの下端部に柱受枠体bが一体的関係をなしてしっかりと取り付けられる(図5)。
このように柱受枠体bを取り付けた木質柱Bは,布基礎D上に固定された前記柱支持台a上に乗載起立され,柱受枠体bを介し前記連結保持具cにより全方向に小傾動可能な状態において連結保持され,本発明柱脚構造Cが完成する。
その連結保持具cは合わせ皿バネ28・・・,ナット29・・・等からなる。
すなわち,木質柱Bは,下端部に取り付けた柱受枠体bの底板11を柱支持台aの天板1に重合するとともに,その底板11に吊下した前記吊下ボルト27,27を上記天板1のボルト孔7,7に挿通し,同じく底板11に垂設の前記逆円錐形突起片21・・・を,同天板1の軸受孔6・・・に挿通し,かつ,ボルト孔7,7に挿通した上記吊下ボルト27,27に連結保持具cの上記合わせ皿バネ28・・・,ナット29・・・等を装架緊締することによって,柱支持台a上に強固に起立保持される(図7,8)。
上記構成の本発明柱脚構造Cにおいて,木質柱Bは,柱受枠体bの底板11に吊下した吊下ボルト27,27が柱支持台aの天板1の下方で,連結保持具cの合わせ皿バネ28・・・,ナット29・・・等により緊締され,かつ,同じく底板11に垂設の逆円錐形突起片21・・・が上記天板1の軸受孔6・・・に挿通していることが相俟って,柱支持台a上の所定の位置に位置決めされた状態で強固に起立保持されるものである。
その木質柱Bに地震等による所要の揺振力が加わった場合,その下端部と一体的関係の柱受枠体bが,上記合わせ皿バネ28・・・を適宜伸縮させ,それにその揺振力を吸収させながら柱支持台aとの間で傾動する。
このとき,逆円錐形突起片21・・・は軸受孔6・・・内で上記傾動を阻止しないように変位する。
したがって,木質柱Bが柱受枠体bとともに,柱支持台bに対して所定範囲内ではあるが全方向に小傾動するので,その木質柱Bにひび割れや座屈を起こすのが阻止される。
なお,木質柱Bに対する揺振力は,上記芯板14や起立板12の長さ方向や厚さ方向に常に直角に作用するとは限らず,これら両方向とは異なるあらゆる方向から作用する可能性があるが,そのようなときにおいても,合わせ皿バネ28・・・とナット29・・・等からなる連結保持具cは,木質柱Bの順方向への傾動を可能にし,ねじれ現象を起こさせないから,木質柱Bがひび割れや座屈を起こすのを防止できる。
さらに,上記においては,合わせ皿バネ18・・・,ナット19・・・等からなる前記緊締保持具eにおいても,所定範囲内ではあるが柱受枠体bに対する木質柱Bの全方向に小傾動を許容する。このことが,木質柱Bのひび割れや座屈を防止するのに寄与する。
また,木質柱Bが,経年変化にともない柱受枠体bの起立板12や芯板14との間の嵌合度または密着度に変化を生じたときには,柱受枠体bの前記緊締保持具eの合わせ皿バネ18・・・,ナット19・・・等による緊締度を調整することにより,常に最も適切な状態を維持することができる。
なお,木質柱Bの下端部に柱受枠体bを緊締するのに使用する上記木ねじd,d′としては,その形状,寸法,材質等を格別限定されるものではなく,周知慣用の木ねじから適宜選択することができる。
また,上記実施例では,柱支持台aとして,角形短筒体の内部を仕切り板5で2分し,連結保持具cを2個使用するものについて説明したが,図10に示すように,角形短筒体の内部を十字に分け,連結保持具cを計4個使用する(この場合,柱受枠体bにもそれに対応する所要のボルトを吊下しておく)ようにしてもよいこと明らかで,これによれば,木質柱Bと柱支持台aとの結合は一層強固になる。
本発明柱脚構造用金具の実施例の分解斜視図である。 当接板を除く上記柱脚構造用金具を木質柱の下端に対向配置した状態の斜視図である。 上記柱脚構造用金具を木質柱の下端に取り付けている状態の斜視図である。 同上の縦断面図である。 同じく同上の断面図で,当接板の取付けを終えた状態を示す。 布基礎にアンカー止めした柱支持台上に,柱脚構造用金具を取り付けた木質柱を乗載起立しようとしている状態の一部縦断側面図である。 布基礎にアンカー止めした柱支持台上に,木質柱の上記柱脚構造用金具を乗載連結し終えた状態の一部縦断面図である。 同上の斜視図である。 図7のI−I線断面図である。 柱支持台の他の例を説明するための断面図である。
符号の説明
A 柱脚構造用金具
B 木質柱
C 柱脚構造
D 布基礎
a 柱支持台
b 柱受枠体
c 連結保持具
d,d′ 木ねじ
e 緊締保持具
1 天板
6 軸受孔
7 ボルト孔
11 底板
12 起立板
13 L形枠
14 芯板
15 当接板
16 横ボルト
17 ボルト孔
18 合わせ皿バネ
19 ナット
20 ねじ孔
21 逆円錐形突起片
22 ボルト孔
23 縦設溝
24 切欠段部
25 切欠段部
26 下向き空処
27 吊下ボルト
28 合わせ皿バネ
29 ナット

Claims (7)

  1. ア. 底板(11)の一側辺縁に起立板(12)を起立固着したL形枠(13)の内側中央に芯板(14)を起立固着するとともに,上記底板(11)の他側辺縁において上記芯板(14)の端面に当接板(15)を脱着自在にしてなり,木質柱(B)の下端部に嵌合状態において取り付ける鋼材製の柱受枠体(b)と,
    イ. 上記構成の柱受枠体(b)を天板(1)上に乗載する鋼材製の柱支持台(a)と,
    ウ. 上記柱支持台(a)上に上記柱受枠体(b)を全方向に小傾動可能な状態に連結保持する連結保持具(c)と,
    エ. 上記柱受枠体(b)の起立板(12)のねじ孔(20)および当接板(15)のねじ孔(20′)を通じ木質柱(B)の下端部にねじ込む木ねじ(d)(d′)とからなることを特徴とする木造建築物の柱脚構造用金具。
  2. 上記連結保持具(c)が,吊下ボルト(27),合わせ皿バネ(28)およびナット(29)等からなることを特徴とする請求項1記載の木造建築物の柱脚構造用金具。
  3. 上記柱受枠体(b)が,その芯板(14)の端面に当接板(15)を可動状態で取り付ける横ボルト(16),合わせ皿バネ(18)およびナット(19)等からなる緊締保持具(e)を備えていることを特徴とする請求項1または2記載の木造建築物の柱脚構造用金具。
  4. 上記柱受枠体(b)が,その底板(11)に,上記吊下ボルト(27)を吊下するボルト孔(22)を開設するとともに逆円錐形突起片(21)を垂設し,上記柱支持台(a)が,その天板(1)に,上記吊りボルト(27)を挿通するボルト孔(7)を開設するとともに上記逆円錐形突起片(21)を受入する軸受孔(6)を開設してなることを特徴とする請求項1,2または3記載の木造建築物の柱脚構造用金具。
  5. ア. 底板(11)の一側辺縁に起立板(12)を起立固着したL形枠(13)の内側中央に芯板(14)を起立固着するとともに,上記底板(11)の他側辺縁において上記芯板(14)の端面に当接板(15)を脱着自在にしてなる鋼材製の柱受枠体(b)を,
    イ.木質柱(B)の下端部の中央に掘削形成した縦設溝(23)に上記芯板(14)を受入するとともに,上記下端部の外周の対向両側面に形成した切欠段部(24,25)に上記起立板(12)と当接板(15)を受入し,かつ,これら起立板(12)のねじ孔(20)および当接板(15)のねじ孔(20′)を通じ木質柱(B)の下端部に木ねじ(d)(d′)をねじ込むことにより,該木質柱(B)の下端部に取り付け,
    ウ. 上記柱受枠体(b)の底板(11)を鋼材製の柱支持台(a)の天板(1)上に重合乗載することにより,上記木質柱(B)を柱支持台(a)上に設立し,
    エ. 上記柱受枠体(b)を上記柱支持台(a)上に全方向に小傾動可能な状態に連結保持具(c)により連結保持してなることを特徴とする木造建築物の柱脚構造。
  6. 上記柱受枠体(b)が,その底板(11)に開設のボルト孔(22)に吊下した吊下ボルト(27)を上記柱支持台(a)の天板(1)に開設したボルト孔(7)から垂下するとともに,同底板(11)に垂設した逆円錐形突起片(21)を上記天板(1)に開設の軸受孔(6)に受入し,かつ,上記吊下ボルト(27)の垂下部分に,連結保持具(c)の合わせ皿バネ(28)およびナット(29)等を装架緊結してなることを特徴とする請求項5記載の木造建築物の柱脚構造。
  7. 上記柱受枠体(b)が,その芯板(14)の端面に突設した横ボルト(16)を当接板(15)のボルト孔(17)から突出させ,その突出部分に,緊締保持具(e)の合わせ皿バネ(18)およびナット(19)等を装架緊結してなることを特徴とする請求項5または6記載の木造建築物の柱脚構造。
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