JP4886414B2 - 縦木部材立設金具 - Google Patents

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本発明は、縦木部材立設金具に関し、特に、縦木部材を基礎上の横木部材に防振性に優れた状態で立設することができ、さらに、縦木部材の向き(周方向位置)を、より精度よくかつ容易に設定することのできる縦木部材立設金具に関する。
従来、木造建築の骨組の施工において、コンクリート基礎上に柱を立設する際、アンカーボルトやホールダウン金物などが用いられてきた。
近年、柱立設金具を用いて柱を立設すると、柱への仕口加工を簡略化できたり、柱の立設強度を向上させることができることから、様々な構造の柱立設金具が提案されている。
(従来例)
たとえば、特許文献1には、基礎上の土台に形成した土台孔に係合収納され、基礎上に突出するアンカーボルトに連結する土台埋設部と、土台上に立設する柱の底部に形成した柱孔に挿入されるホゾ部と、基礎上面の凹凸を吸収する柔軟性材とからなる柱脚金具の技術が開示されている。この柱脚金具は、土台埋設部が、アンカーボルト連結部を下部に有し、上部にホゾ部の下部が係合連結するホゾ部連結部を有し、また、ホゾ部が、ホゾ部連結部に係合連結する係合部を下部に有し、上部に連結孔の穿設された棒状の連結棒部を有する構成としてある。
この技術によれば、土台内に収まる構成としながらも、土台の横設も柱の立設も容易に行え、基礎のアンカーボルトと土台上の柱とを連結できる画期的な柱脚金具を提供することができる。
また、特許文献2には、アンカーボルトに挿通する座金と、アンカーボルトに捩じ込み座金を固定するナットと、柱の下部に差し込んで固定するシャフトと、座金とシャフトとを連結する連結体とを備え、連結体が、円筒状の周壁と、シャフトの取付部を有する上壁とからなり、座金と連結体周壁の下部とがねじによって結合する柱脚金物の技術が開示されている。
この技術によれば、アンカーボルトに固定する作業が容易で、柱を正確に設置することができ、強度的にも優れた柱脚金物を提供することができる。
特開2003−96922号公報 特開2005−30194号公報
しかしながら、上記特許文献1にかかる柱脚金具は、係合部の上面に対応する柱の端面が土台上面と当接しないので、地震等の揺れに対する防振性が低下する心配があった。さらに、土台埋設部とホゾ部は係止ピンにより連結されるが、立設される柱の向き(周方向位置)を、より精度よくかつ容易に設定する必要があった。
また、上記特許文献2にかかる柱脚金具は、連結体の上面に対応する柱の端面が土台上面と当接しないので、地震等の揺れに対する防振性が低下する心配があった。さらに、連結体が座金に螺着されることにより、連結体と座金が連結されるが、立設される柱の向き(周方向位置)を、より精度よくかつ容易に設定する必要があった。
本発明は、上記諸問題を解決すべく、縦木部材を基礎上の横木部材に防振性に優れた状態で立設することができ、さらに、縦木部材の周方向位置を、より精度よくかつ容易に設定することのできる縦木部材立設金具の提供を目的とする。
この目的を達成するために、本発明の縦木部材立設金具は、基礎上の横木部材に、縦木部材を立設するための縦木部材立設金具であって、端部が前記縦木部材の下面から突出するように、前記縦木部材に装入され、前記端部に連結孔の穿設された棒状又は筒状のほぞと、前記横木部材の取付け孔に収納された状態で前記基礎に固着され、上部内面に雌ねじが切られた有底筒状の脚金具と、前記雌ねじに螺合するねじ部、及び、前記ねじ部に突設され、前記ほぞが嵌入するほぞ固定スリーブを有し、前記ほぞ固定スリーブの側面に連結孔を穿設した連結金具と、前記取付け孔と前記ほぞ固定スリーブとの間の空間に収納され、側面に連結孔を穿設したスペーサと、前記ほぞの連結孔、前記ほぞ固定スリーブの連結孔、及び、前記スペーサの連結孔に挿入され、前記ほぞと連結金具とを連結する連結部材とを備えた構成としてある。
このようにすると、縦木部材の端面が、横木部材及びスペーサと当接するので、縦木部材の立設強度が向上し、地震等の揺れに対する耐震強度を向上させることができる。
また、好ましくは、前記ほぞの端部に、方向決めピンが突設され、さらに、前記ほぞ固定スリーブの上部に、前記方向決めピンが係止される係止溝が形成されるとよい。
このようにすると、縦木部材を、所定の向き(方向)に対して精度よくかつ容易に立てることができる。また、治具を用いて連結金具を所定の位置に容易に螺着することができる。
また、好ましくは、前記連結金具のねじ部の下面と当接して、前記連結金具の高さ位置を規制するストッパーを備えるとよい。
このようにすると、連結金具を所定の高さ位置に容易に螺着することができる。
また、本発明の縦木部材立設金具は、基礎上の横木部材に、縦木部材を立設するための縦木部材立設金具であって、端部が前記縦木部材の下面から突出するように、前記縦木部材に装入され、前記端部に連結孔の穿設された棒状又は筒状のほぞと、前記横木部材の取付け孔に収納された状態で前記基礎に固着され、側面に連結孔の穿設された有底筒状の脚金具と、前記ほぞが嵌入する、側面に連結孔の穿設されたほぞ固定スリーブ、該連結孔の下に設けられ、前記脚金具に嵌入するフランジ、及び、前記ほぞ固定スリーブの上部に設けられ、前記取付け孔に嵌入する筒状のスペーサからなる連結金具と、前記ほぞの連結孔、前記脚金具の連結孔、及び、前記ほぞ固定スリーブの連結孔に挿入され、前記ほぞ、連結金具及び脚金具を連結する連結部材とを備えた構成としてある。
このようにすると、縦木部材の端面が、横木部材及びスペーサと当接するので、縦木部材の立設強度が向上し、地震等の揺れに対する耐震強度を向上させることができる。
また、好ましくは、前記スペーサの下面に、方向決め突起部が形成され、さらに、前記脚金具の上部に、前記方向決め突起部が係止される係止溝が形成されるとよい。
このようにすると、脚金具の連結孔と連結金具の連結孔の位置合せを精度よくかつ容易に行うことができる。また、治具を用いて脚金具を所定の周方向位置に容易に位置決めすることができる。
また、好ましくは、前記ほぞの端部に、方向決めピンが突設され、さらに、前記ほぞ固定スリーブの上部に、前記方向決めピンが係止される係止溝が形成されるとよい。
このようにすると、位置合せされた脚金具の連結孔と連結金具の連結孔に対して、ほぞの連結孔を精度よくかつ容易に位置合せすることができる。
また、好ましくは、前記基礎上の第二の横木部材の端部に装着され、前記連結部材と連結されることによって、前記第二の横木部材を前記横木部材と接合させる梁受金具を備えるとよい。
このようにすると、第二の横木部材をも接合することができるので、付加価値を向上させることができる。
本発明における縦木部材立設金具によれば、縦木部材を基礎上の横木部材に防振性に優れた状態で立設することができ、さらに、縦木部材の周方向位置を、より精度よくかつ容易に設定することができる。また、梁受金具を備えることにより、縦木部材を立設するとともに、第二の横木部材をも接合することができるので、付加価値を向上させることができる。
[第一実施形態]
図1は、本発明の第一実施形態にかかる縦木部材立設金具の概略正面図を示している。
また、図2は、本発明の第一実施形態にかかる縦木部材立設金具の概略分解斜視図を示している。
図1,2において、縦木部材立設金具としての柱立設金具1は、基礎91上の土台92に、柱93を立設する立設金具であって、脚金具2、連結金具3、ほぞ4、スペーサ5、及び、連結部材としてのドリフトピン6を備えている。
なお、本実施形態では、柱93を基礎91上の土台92に立設する例について説明するが、本発明の縦木部材立設金具を用いて立設する縦木部材は、この例に限定されるものではない。
(脚金具)
図3は、本発明の第一実施形態にかかる縦木部材立設金具の、脚金具を説明するための概略図であり、(a)は正面図を、(b)は平面図を示している。
同図において、脚金具2は有底筒状としてあり、上部内面に雌ねじ22が切られた丸鋼管からなる円筒21と、この円筒21の下部内面に、全周溶接により接合された、貫通孔24の穿設された円板状の底板23とからなっている。
脚金具2は、土台92に穿設された取付け孔(図示せず)に嵌入された状態で、基礎91から突設されたアンカーボルト911を介して、基礎91に螺着される。ここで、アンカーボルト911が貫通する貫通孔24の直径は、アンカーボルト911の位置誤差を吸収できるように大きく設定されている。このため、長穴の穿設された可動式座金201、座金202及びナット203によって、脚金具2は基礎91に螺着される。
なお、本実施形態では、まず、土台92を基礎91に載置し、続いて、土台92の取付け孔に脚金具2を嵌入し、嵌入された脚金具2を基礎91に螺着しているが、これに限定されるものではなく、まず、土台92に脚金具2を螺着し、続いて、取付け孔に脚金具2が収まるように土台92を基礎91に載置してもよい。
(連結金具)
図4は、本発明の第一実施形態にかかる縦木部材立設金具の、連結金具を説明するための概略図であり、(a)は正面図を、(b)は平面図を、(c)は右側面図を示している。
同図において、連結金具3は、脚金具2の雌ねじ22に螺合する雄ねじ32が側面に切られた円柱状のねじ部31と、このねじ部31の上面中央部に、同心状に突設された円筒状のほぞ固定スリーブ33とからなっている。また、ほぞ固定スリーブ33は、丸鋼管からなっており、雄ねじ32の嵌合穴に嵌合された状態で、下部が全周溶接されている。
ほぞ固定スリーブ33は、左右両側の側面上端部に、ほぞ4の方向決めピン44が係止される係止溝34が形成されている。
ここで、好ましくは、係止溝34に、連結金具3を脚金具2に螺着するための螺着治具(図示せず)を係止させるとよい。この螺着治具は、T字状に溶接された水平バー及び垂直バーと、垂直バーの下部に、方向決めピン44とほぼ同じ形状の係止ピンを突設させた構造としてある。上記係止ピンを係止溝34に係止させて、水平バーを回すことにより、土台92の取付け孔に収納された状態の脚金具2に、連結金具3を容易に締め込むことができるとともに、連結孔35が所定の方向を向くように、精度よく位置決めすることができる。
また、柱93を立てる際、方向決めピン44が係止溝34に係入するように、ほぞ4をほぞ固定スリーブ33に嵌入させることができる。これにより、柱93の向きを、精度よくかつ容易に位置決めすることができる。
ほぞ固定スリーブ33は、正面側側面及び背面側側面のほぼ中央部に、ドリフトピン6が挿入される連結孔35が穿設されている。なお、土台92は、連結孔35に対応する位置に、ドリフトピン6が挿入される貫通孔が穿設されている。
上記連結金具3は、ねじ部31が雌ねじ22に締め込まれることにより、脚金具2と連結され、また、ほぞ固定スリーブ33にほぞ4が嵌入され、ドリフトピン6が挿入されることにより、ほぞ4がほぞ固定スリーブ33に連結される。
ここで、好ましくは、雌ねじ22に締め込まれた際の連結金具3の高さ位置を調整する手段として、図2に示すストッパー204を用いるとよい。このストッパー204は、樹脂又は金属からなる円筒としてあり、アンカーボルト911の先端部に嵌合され、上面がねじ部31の下面と当接し、下面がナット203の上面と当接する。このストッパー204は、適度の弾性を有しているので、連結金具3の高さ位置と連結孔35の周方向位置の両方を同時にかつ容易に調整することができる。
なお、連結金具3の高さ位置を調整する手段は、ストッパー204に限定されるものではない。
(スペーサ)
図5は、本発明の第一実施形態にかかる縦木部材立設金具の、スペーサを説明するための概略図であり、(a)は正面図を、(b)は平面図を示している。
同図において、スペーサ5は、金属、樹脂又は木材からなる円筒状としてあり、土台92の取付け孔とほぞ固定スリーブ33との間の空間に収納される。また、スペーサ5は、正面側及び背面側のほぼ中央部(連結孔35に対応する位置)に、ドリフトピン6が挿入される連結孔53が穿設され、下部内面側に、溶接部を収納するための面取り部51が形成されている。なお、上記連結孔53の代わりに、下方に開口された切欠としてもよい。
また、本実施形態のスペーサ5は、木製としてあり、あらかじめ、ほぞ固定スリーブ33に圧入してある。ほぞ固定スリーブ33に圧入されたスペーサ5は、下面がねじ部31の上面と当接し、さらに、連結金具3が脚金具2に螺着されると、上面が、土台92に上面とほぼ同じ高さ位置となり、柱93の端面と当接する。これにより、柱93の端面が、土台92及びスペーサ5と当接し全体的に安定するので、柱93の立設強度が向上し、地震等の揺れに対する耐震強度を向上させることができる。
なお、本実施形態では、あらかじめスペーサ5をほぞ固定スリーブ33に接合してあるが、これに限定されるものではなく、連結金具3を螺着した後に、スペーサ5を装着してもよい。
(ほぞ)
図6は、本発明の第一実施形態にかかる縦木部材立設金具のほぞを説明するための概略正面図を示している。
同図において、ほぞ4は、丸鋼管からなる円筒部材41と、連結金具3の係止溝34に形成される方向決めピン44とからなっている。
なお、本実施形態のほぞ4は、円筒部材41を備えたパイプほぞとしてあるが、これに限定されるものではなく、たとえば、円柱部材(図示せず)を備えた丸鋼ほぞとしてもよい。また、市販されている鋼管を使用する場合、機械的強度を向上させる目的で、二重管構造とした円筒部材を使用してもよい。
円筒部材41は、上方の三箇所に、ドリフトピン401が挿入される貫通孔42が穿設されている。この貫通孔42は、上から一番目と三番目の貫通孔42が、正面方向及び背面方向から穿設されており、二番目の貫通孔42が、左右両側面方向から穿設されている。
また、円筒部材41は、下方端部(連結孔35対応する位置)に、ドリフトピン6が挿入される連結孔43が正面方向及び背面方向から穿設されており、さらに、連結孔43の上方(係止溝34に対応する位置)に、方向決めピン44が設けられている。方向決めピン44は、ほぞ固定スリーブ33の外形の直径とほぼ同じ長さとしてあり、円筒部材41に側面方向から装入され、両端が左右両側面から突出している。上記ほぞ4は、柱93の端面に加工された取付け穴に挿入され、下方端部が柱93の下面から突き出ている。なお、突き出た部分には、上記方向決めピン44が設けられ、また、連結孔43が穿設されている。
次に、上記構成の柱立設金具1の立設手順及び立設状態について説明する。
柱立設金具1は、まず、基礎91に載置された土台92の取付け孔に、脚金具2が挿入される。この脚金具2は、土台92の取付け孔に収納された状態で、基礎91に載置され、アンカーボルト911が貫通孔24から突き出ている(図1参照)。続いて、アンカーボルト911に可動式座金201、座金202を取り付け、ナット203を締め付けて、脚金具2を基礎91に螺着する。
次に、ストッパー204をアンカーボルト911に取り付ける。このストッパー204は、連結金具3を螺着する際、下面がナット203の上面と当接し、上面が、螺着される連結金具3の下面と当接する。したがって、高さの異なるストッパー204を用いることにより、螺着される連結金具3の高さ位置を自在に調節することができる。
次に、スペーサ5の圧入された連結金具3を、基礎91の取付け孔に挿入し、上述した螺着治具(図示せず)を係止溝34に係止させて回すことにより、連結金具3の雄ねじ32を脚金具2の雌ねじ22に容易に締め込むことができ、また、連結金具3の係止溝34の周方向位置(向き)を精度よく調整することができる。さらに、ストッパー204によって、連結金具3の高さ位置も調節されており、スペーサ5の上面が、土台92の上面とほぼ同じ高さに位置する。
次に、ほぞ4が柱93に挿入され、三本のドリフトピン401によって、柱93に装着される。続いて、柱93を立てた状態で移動させ、ほぞ4の円筒部材41を連結金具3のほぞ固定スリーブ33に嵌入させながら、方向決めピン44を係止溝34に係止させて、柱93を土台92上に載置する。
次に、土台92の側面から、ドリフトピン6を、スペーサ5の連結孔53、連結金具3の連結孔35、及び、ほぞ4の連結孔43に打ち込み、柱93を土台92上に立設する。また、土台92は、取付け孔に脚金具2が嵌入され、かつ、ドリフトピン6が側面から打ち込まれることにより、柱立設金具1によって、基礎91に固定される。
上述したように本実施形態の柱立設金具1によれば、柱93の端面が、土台92及びスペーサ5と当接するので、柱93の立設強度が向上し、地震等の揺れに対する耐震強度を向上させることができる。また、係止溝34を設け、螺着治具を用いることにより、作業性及び柱93の周方向位置の精度を向上させることができる。
[第二実施形態]
図7は、本発明の第二実施形態にかかる縦木部材立設金具の概略正面図を示している。
また、図8は、本発明の第二実施形態にかかる縦木部材立設金具の概略分解斜視図を示している。
図7,8において、縦木部材立設金具としての柱立設金具1aは、基礎91上の土台92に、柱93を立設する立設金具であって、脚金具2a、連結金具3a、ほぞ4a、スペーサ5a、梁受金具7、及び、連結部材としてのボルト61を備えている。
(脚金具)
図9は、本発明の第二実施形態にかかる縦木部材立設金具の、脚金具を説明するための概略図であり、(a)は正面図を、(b)は平面図を、(c)は右側面図を示している。
同図において、脚金具2aは有底筒状としてあり、係止溝25及び連結孔26の形成された丸鋼管からなる円筒21aと、この円筒21aの下部内面に、全周溶接により接合された、貫通孔24の穿設された円板状の底板23とからなっている。なお、底板23の構造は、上記脚金具2のものとほぼ同様としてある。
円筒21aは、左右両側の側面上端部に、スペーサ5aの方向決め突起部52が係止される係止溝25が形成されている。
ここで、好ましくは、係止溝25に、脚金具2aの周方向位置を調整するための向き調整治具(図示せず)を係止させるとよい。この向き調整治具は、下端部に、係止溝25に嵌合する突起部の形成された円筒部と、円筒部の外側側面から外方向に突設された水平バーを備えた構造としてある。上記向き調整治具を用いることによって、ナット203を締め付ける際、脚金具2aの周方向位置がずれないように、脚金具2aの周方向位置を固定した状態で、ナット203を締め付けることができる。また、脚金具2aの周方向位置を、精度よく位置決めすることができ、たとえば、脚金具2aの連結孔26と連結金具3aの連結孔35の位置合せを精度よくかつ容易に行うことができる。
また、脚金具2aに連結金具3aを装入する際、スペーサ5aの方向決め突起部52が係止溝25に係入し、連結金具3aの周方向位置を自動的に、かつ、精度よく位置決めすることができる。
また、円筒21aは、正面側側面及び背面側側面の中央部上方に、ボルト61が挿入される連結孔26が穿設されている。また、本実施形態では、連結部材として、ボルト61、平座金62及びナット63を用いている。なお、土台92は、連結孔26に対応する位置に、ボルト61が挿入される貫通孔が穿設されている。
(連結金具)
図10は、本発明の第二実施形態にかかる縦木部材立設金具の、連結金具を説明するための概略図であり、(a)は正面図を、(b)は平面図を、(c)は右側面図を示している。
同図において、連結金具3aは、ほぞ4aが嵌入するほぞ固定スリーブ33aと、脚金具2aに嵌入するフランジ36と、土台92の取付け孔に嵌入する筒状のスペーサ5aとからなっている。
ほぞ固定スリーブ33aは、丸鋼管からなっており、右側側面及び左側側面の上端部に、ほぞ4aの方向決めピン44が係止される係止溝37が形成されている。これにより、柱93を立てる際、方向決めピン44が係止溝37に係入するように、ほぞ4aをほぞ固定スリーブ33aに嵌入させることができ、柱93の周方向位置を、精度よくかつ容易に位置決めすることができる。
また、ほぞ固定スリーブ33aは、右側側面及び左側側面の中央部下方(連結孔26に対応する位置)に、ボルト61が挿入される連結孔35が穿設されている。
さらに、円環状のフランジ36が、ほぞ固定スリーブ33aに嵌入され、フランジ36の上面位置が連結孔35の最下端と同じ位置となるように、全周溶接されている。このフランジ36は、円筒21aに嵌入され、スペーサ5aとともにほぞ4aを傾ける外力や水平方向に移動させる外力に対して、連結金具3aを所定の状態(ほぞ固定スリーブ33aの中心軸が取付け孔の中心軸と一致する状態)に保持する。
スペーサ5aは、金属、樹脂又は木材からなる円筒状としてあり、ほぞ固定スリーブ33aの上部に設けられ、土台92の取付け孔に嵌入する。
また、本実施形態のスペーサ5aは、樹脂製としてあり、正面側及び背面側の下面に、係止溝25に係入する方向決め突起部52が形成されている。このようにすると、連結金具3aを脚金具2aに装着する際、方向決め突起部52が係止溝25に係止され、かつ、スペーサ5aの下面周縁部が、円筒21aの上面と当接して、連結孔35を連結孔26に対応する位置に容易かつ精度よく位置決めする。さらに、連結金具3aが脚金具2aに装着されると、上面が、土台92に上面とほぼ同じ高さ位置となり、柱93の端面と当接する。これにより、柱93の端面が、土台92及びスペーサ5aと当接し全体的に安定するので、柱93の立設強度が向上し、地震等の揺れに対する耐震強度を向上させることができる。
(ほぞ)
図11は、本発明の第二実施形態にかかる縦木部材立設金具のほぞを説明するための概略正面図を示している。
同図において、ほぞ4aは、第一実施形態のほぞ4とほぼ同様な構造としてあり、方向決めピン44及び連結孔43が、連結金具3aの係止溝37及び連結孔35に対応する位置にそれぞれ設けられている。
(梁受金具)
図12は、本発明の第二実施形態にかかる縦木部材立設金具の、梁受金具を説明するための概略図であり、(a)は側面図を、(b)は平面図を、(c)は正面図を示している。
同図において、梁受金具7は、対抗する一対の側板71と正面板72とからなっており、上方から見て“コ”の字状にプレス成形された構造としてある。
上記側板71は、ほぼ中央部に、係止溝712及び貫通孔711が形成されている。なお、第二の土台92aは、係止溝712及び貫通孔711に対応する位置に、ドリフトピン701が挿入される貫通孔が穿設されている。
また、正面板72は、上下方向に所定距離だけ離して連結孔721が穿設されたほぼ正方形状としてある。本実施形態では、上方の連結孔721は、連結孔26に対応する位置に穿設されている。
上記構造の梁受金具7は、あらかじめ工場などで、第二の土台92aに取り付けられる。すなわち、第二の土台92aは、端面に溝加工及び切欠加工が施されており、上記溝に側板71が装入される。装入された梁受金具7は、第二の土台92aの側面から、ドリフトピン701が係止溝712及び貫通孔711に打ち込まれることにより、第二の土台92aに取り付けられる。
また、第二の土台92aに取り付けられた梁受金具7は、連結孔721にボルト61が挿入され、ナット63が締め込まれることにより、第二の土台92aを土台92に接合させる。
次に、上記構成の柱立設金具1aの立設手順及び立設状態について説明する。
柱立設金具1aは、まず、基礎91に載置された土台92の取付け孔に、脚金具2aが挿入される。脚金具2aは、土台92の取付け孔に収納された状態で、基礎91に載置され、アンカーボルト911が貫通孔24から突き出ている(図7参照)。続いて、アンカーボルト911に可動式座金201、座金202を取り付け、ナット203を締め付けて、脚金具2を基礎91に螺着する。この際、向き調整治具(図示せず)を用いて、脚金具2aの周方向位置を精度よく位置決めした状態で、脚金具2aを基礎91に固定することができる。
次に、連結金具3aを、土台92の取付け孔に挿入して、脚金具2aに装入する。ここで、装入された連結金具3aは、フランジ36が円筒21aに嵌入され、スペーサ5aの下面周縁部が円筒21aに支持され、スペーサ5aの方向決め突起部52が、係止溝25に係止される。すなわち、連結金具3aは、連結孔35が連結孔26に位置合せされた状態で容易に装入される。また、連結金具3aは、フランジ36及びスペーサ5aによって、上部及び下部が周方向に対して支持されているので、ほぞ4aを傾ける外力や水平方向に移動させる外力に対して、機械的強度が向上している。したがって、柱93を強固に土台92に立設することができる。
次に、ほぞ4aが柱93に挿入され、三本のドリフトピン401によって、柱93に装着される。続いて、柱93を立てた状態で移動させ、ほぞ4aの円筒部材41を連結金具3aのほぞ固定スリーブ33aに嵌入させながら、方向決めピン44を係止溝34に係止させて、柱93を土台92上に載置する。
また、第二の土台92aは、基礎91に載置された状態で、端面が土台92の側面と当接している。
次に、土台92の側面から、平座金62の取り付けられたボルト61を、脚金具2aの連結孔26、連結金具3aの連結孔35、ほぞ4aの連結孔43、及び、梁受金具7の連結孔721に挿入し、ナット63をボルト61のねじ部に締め付ける。この作業によって、柱93が土台92上に立設され、また、第二の土台92aが土台92に接合される。
上述したように本実施形態の柱立設金具1aによれば、柱93の端面が、土台92及びスペーサ5aと当接するので、柱93の立設強度が向上し、地震等の揺れに対する耐震強度を向上させることができる。また、連結金具3aを容易に脚金具2aに取り付けることができるので、作業性を向上させることができる。さらに、第二の土台92aを土台92に接合させることもできるので、柱立設金具1aの付加価値を向上させることができる。
以上、本発明の縦木部材立設金具について、好ましい実施形態を示して説明したが、本発明に係る縦木部材立設金具は、上述した実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の範囲で種々の変更実施が可能であることは言うまでもない。
例えば、第二実施形態では、梁受金具7を用いる構成としてあるが、第一実施形態のように、使用しない構成としてもよい。また、第一実施形態では、図8に示すように、ドリフトピン6の代わりに、ボルト61、平座金62及びナット63を用いて、梁受金具7を使用する構成としてもよい。
図1は、本発明の第一実施形態にかかる縦木部材立設金具の概略正面図を示している。 図2は、本発明の第一実施形態にかかる縦木部材立設金具の概略分解斜視図を示している。 図3は、本発明の第一実施形態にかかる縦木部材立設金具の、脚金具を説明するための概略図であり、(a)は正面図を、(b)は平面図を示している。 図4は、本発明の第一実施形態にかかる縦木部材立設金具の、連結金具を説明するための概略図であり、(a)は正面図を、(b)は平面図を、(c)は右側面図を示している。 図5は、本発明の第一実施形態にかかる縦木部材立設金具の、スペーサを説明するための概略図であり、(a)は正面図を、(b)は平面図を示している。 図6は、本発明の第一実施形態にかかる縦木部材立設金具のほぞを説明するための概略正面図を示している。 図7は、本発明の第二実施形態にかかる縦木部材立設金具の概略正面図を示している。 図8は、本発明の第二実施形態にかかる縦木部材立設金具の概略分解斜視図を示している。 図9は、本発明の第二実施形態にかかる縦木部材立設金具の、脚金具を説明するための概略図であり、(a)は正面図を、(b)は平面図を、(c)は右側面図を示している。 図10は、本発明の第二実施形態にかかる縦木部材立設金具の、連結金具を説明するための概略図であり、(a)は正面図を、(b)は平面図を、(c)は右側面図を示している。 図11は、本発明の第二実施形態にかかる縦木部材立設金具のほぞを説明するための概略正面図を示している。 図12は、本発明の第二実施形態にかかる縦木部材立設金具の、梁受金具を説明するための概略図であり、(a)は側面図を、(b)は平面図を、(c)は正面図を示している。
符号の説明
1,1a 柱立設金具
2,2a 脚金具
3,3a 連結金具
4,4a ほぞ
5,5a スペーサ
6 ドリフトピン
7 梁受金具
21,21a 円筒
22 雌ねじ
23 底板
24 貫通孔
25 係止溝
26 連結孔
31 ねじ部
32 雄ねじ
33,33a ほぞ固定スリーブ
34 係止溝
35 連結孔
36 フランジ
37 係止溝
41 円筒部材
42 貫通孔
43 連結孔
44 方向決めピン
51 面取り部
52 方向決め突起部
53 連結孔
61 ボルト
62 平座金
63 ナット
71 側板
72 正面板
91 基礎
92 土台
92a 第二の土台
93 柱
201 可動式座金
202 座金
203 ナット
204 ストッパー
401 ドリフトピン
701 ドリフトピン
711 貫通孔
712 係止溝
721 連結孔
911 アンカーボルト

Claims (7)

  1. 基礎上の横木部材に、縦木部材を立設するための縦木部材立設金具であって、
    端部が前記縦木部材の下面から突出するように、前記縦木部材に装入され、前記端部に連結孔の穿設された棒状又は筒状のほぞと、
    前記横木部材の取付け孔に収納された状態で前記基礎に固着され、上部内面に雌ねじが切られた有底筒状の脚金具と、
    前記雌ねじに螺合するねじ部、及び、前記ねじ部に突設され、前記ほぞが嵌入するほぞ固定スリーブを有し、前記ほぞ固定スリーブの側面に連結孔を穿設した連結金具と、
    前記取付け孔と前記ほぞ固定スリーブとの間の空間に収納され、側面に連結孔を穿設したスペーサと、
    前記ほぞの連結孔、前記ほぞ固定スリーブの連結孔、及び、前記スペーサの連結孔に挿入され、前記ほぞと連結金具とを連結する連結部材と
    を備えたことを特徴とする縦木部材立設金具。
  2. 前記ほぞの端部に、方向決めピンが突設され、さらに、前記ほぞ固定スリーブの上部に、前記方向決めピンが係止される係止溝が形成されたことを特徴とする請求項1に記載の縦木部材立設金具。
  3. 前記連結金具のねじ部の下面と当接して、前記連結金具の高さ位置を規制するストッパーを備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の縦木部材立設金具。
  4. 基礎上の横木部材に、縦木部材を立設するための縦木部材立設金具であって、
    端部が前記縦木部材の下面から突出するように、前記縦木部材に装入され、前記端部に連結孔の穿設された棒状又は筒状のほぞと、
    前記横木部材の取付け孔に収納された状態で前記基礎に固着され、側面に連結孔の穿設された有底筒状の脚金具と、
    前記ほぞが嵌入する、側面に連結孔の穿設されたほぞ固定スリーブ、該連結孔の下に設けられ、前記脚金具に嵌入するフランジ、及び、前記ほぞ固定スリーブの上部に設けられ、前記取付け孔に嵌入する筒状のスペーサからなる連結金具と、
    前記ほぞの連結孔、前記脚金具の連結孔、及び、前記ほぞ固定スリーブの連結孔に挿入され、前記ほぞ、連結金具及び脚金具を連結する連結部材と
    を備えたことを特徴とする縦木部材立設金具。
  5. 前記スペーサの下面に、方向決め突起部が形成され、さらに、前記脚金具の上部に、前記方向決め突起部が係止される係止溝が形成されたことを特徴とする請求項4に記載の縦木部材立設金具。
  6. 前記ほぞの端部に、方向決めピンが突設され、さらに、前記ほぞ固定スリーブの上部に、前記方向決めピンが係止される係止溝が形成されたことを特徴とする請求項5に記載の縦木部材立設金具。
  7. 前記基礎上の第二の横木部材の端部に装着され、前記連結部材と連結されることによって、前記第二の横木部材を前記横木部材と接合させる梁受金具を備えたことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の縦木部材立設金具。
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