JP3609083B1 - 建屋基礎の施工法及び建屋基礎の施工用ジョイント盤 - Google Patents

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Abstract

【課題】 沈設された鋼管杭の中心軸が芯ずれや杭先端の切断平面が傾いていても設置予定位置に建屋構造物の柱を傾かせることなく杭先端に連結支持でき、さらに建屋構造物の柱を連結支持する鋼管杭の杭先端側を補強することにある。
【解決手段】 鋼管杭6の杭先端61と建屋構造物の柱7の下端のベース板71との間に施工用ジョイント盤1を取り付け、施工用ジョイント盤1の内部補強板21で鋼管杭6の杭先端側63を補強し、施工用ジョイント盤1の調整連結板3の移動調整及び調整連結板31のネジ棒31に螺合する下部締付金具32の微調整による。
【選択図】 図4

Description

この発明は、地盤に沈設した鋼管杭の杭先端に建屋構造物の柱を連結支持させる技術に係り、特に、沈設された鋼管杭の中心軸が芯ずれを起こしていて建屋構造物の柱の中心軸を設置予定位置で鋼管杭の杭先端に連結支持でき、しかも鋼管杭の杭先端の切断平面が傾いていても建屋構造物の柱を傾かせることなく鋼管杭の杭先端に連結支持でき、さらに建屋構造物の柱を連結支持する鋼管杭の杭先端側を補強する建屋基礎の施工法及び建屋基礎の施工用ジョイント盤に関するものである。
建屋基礎の施工法として、特開平11−181790(特許第3095376号)がある。この施工法は、地盤に沈設した鋼管杭を所望長さで切断し、中央にボルトを嵌合した杭頭キャップを杭先端に嵌合すると共に通孔を有する二分割された杭側ベースプレートで杭先端を挟み込んだ後杭先端に溶着し、柱を立設した柱側ベースプレートをボルト上に載置し、通孔に合わせて柱側ベースプレートに穿設したアンカー穴と通孔に仮ボルトを挿通し、両ベースプレート間に挟み板を挟入して柱の位置決めを行った後、溝を切欠した挟みプレートで仮ボルトを挟み込み、仮ボルト抜き取り後に高力ボルトで両ベースプレートを締結してなるものである。
特開平11−181790(特許第3095376号)
しかしながら、鋼管杭を地盤中に沈設する場合、所定位置に鋼管杭の中心を芯ずれを起こすことなく正確に沈設することは殆ど不可能であり、沈設された鋼管杭の中心軸と建屋構造物の柱の中心軸との間では数cm程の芯ずれが生じるが、前記特開平11−181790の発明にあっては、この芯ずれについて対策が講じられていない。
また、鋼管杭の杭先端を正確に水平に切断するのは難しく、このため切断された杭先端に溶接される杭側ベースプレートも水平に取り付けるのが難しい。そこで、前記特開平11−181790の発明にあっては、少し傾いている杭側ベースプレートに柱側ベースプレートを水平に取り付けるために、両ベースプレート間に薄い挟み板を適当数枚重ねて挟入して調整しているが、現場作業では1mm以下の傾きの微調整は困難と考えられる。その一方で、僅かな傾きであっても建屋構造物が高い場合には高い位置の水平方向のずれは大きく現れてその影響は無視できない。
さらにまた、前記特開平11−181790の発明にあっては、鋼管杭側の補強として杭頭キャップを杭先端に嵌合しているが、鋼管杭の杭先端及びその下部側には建屋構造物の柱の連結によって大きな曲げモーメントが作用するので、鋼管杭の杭先端のみの補強では十分でなく、杭先端直近下部側となる杭先端側も同時に補強する必要があると考えられる。
この発明は、上記のような課題に鑑み、その課題を解決すべく創案されたものであって、その目的とするところは、沈設された鋼管杭の中心軸が芯ずれを起こしていても建屋構造物の柱の中心軸を設置予定位置で鋼管杭の杭先端に連結支持でき、しかも鋼管杭の杭先端の切断平面が水平面に対して傾いていても建屋構造物の柱を傾かせることなく鋼管杭の杭先端に連結支持でき、さらに建屋構造物の柱を連結支持する鋼管杭の杭先端側を補強することのできる建屋基礎の施工法及び建屋基礎の施工用ジョイント盤を提供することにある。
以上の目的を達成するために、請求項1の発明は、地盤に沈設した鋼管杭を所望長さで切断し、鋼管杭の切断後の杭先端に杭先端側内部に杭先端側を内部側から補強する支持盤の内部補強板の下部側を挿入すると共に内部補強板の上部側が挿入されている支持盤の支持筒の下端を鋼管杭の杭先端に溶着固定し、鋼管杭の杭先端に溶着固定した支持筒の上部側の該支持筒より広い支持板表面に、上面に複数のネジ棒が植設された調整連結板の上面中心の支承突起の上端が設置予定位置の建屋構造物の柱の中心軸に一致するように且つ調整連結板の各ネジ棒を建屋構造物の柱の下端に固着されたベース板に形成された各ネジ棒孔に一致するように上記調整連結板を移動調整しながら固定し、調整連結板の上面に植設された各ネジ棒に各下部締付金具をそれぞれ各下部締付金具の上面を結ぶ仮想平面が所定高さの水平面になるように微調整しながら螺合し、上記ベース板を下ろして該ベース板の各ネジ棒孔に各ネジ棒を挿通させ、上記ベース板の下面を各下部締付金具の上面にした後に、各ネジ棒に上部締付金具を螺合して締め付けて、建屋構造物の各柱を各鋼管杭の杭先端に、上記支持盤及び調整連結板から構成される施工用ジョイント盤を介して連結支持させる手段よりなるものである。
また、以上の目的を達成するために、請求項2の発明は、請求項1の建屋基礎の施工法において使用され、沈設された鋼管杭の切断後の杭先端と建屋構造物の柱の下端に固着されたベース板との間に取り付けられ鋼管杭の杭先端に建屋構造物の柱の下端を連結支持させる建屋基礎の施工用ジョイント盤であって、施工時に鋼管杭の杭先端側内部に挿入され鋼管杭の杭先端側を内側から補強する放射状に配置された内部補強板と該内部補強板の上部側が挿入され施工時に鋼管杭の杭先端に溶着固設される支持筒と該支持筒の外周側面に上方に向かって外方に拡張する複数の外部補強板と該外部補強板及び上記支持筒の上部に該支持筒より広い平面板状の支持板とを備えた支持盤と、施工時に上記ベース板の下面を上面で接し支持し高さ方向微調整可能な下部締付金具と該下部締付金具と協動して上記ベース板の上面を挟圧する上部締付金具とが螺合されるネジ棒が上記ベース板に形成されたネジ棒孔位置に対応してその上面に複数植設され上面中心に上端が丸みを帯びた高さ調節自在な支承突起を備え施工時に上記ベース板の設置予定位置に合わせて上記支持盤の支持板の表面上で移動調整されて固定される調整連結板と、から少なくとも構成した手段よりなるものである。
以上の記載より明らかなように、請求項1の発明に係る建屋基礎の施工法及び請求項2の発明に係る建屋基礎の施工用ジョイント盤によれば、沈設された鋼管杭の中心軸が設置予定位置の建屋構造物の柱の中心軸に対して芯ずれを起こしていても、鋼管杭の杭先端に溶着固設した支持盤の支持板上に調整連結板を移動調整して調整連結板の上面中心を設置予定位置の建屋構造物の柱の中心軸に一致させて固定し、この調整連結板に建屋構造物の柱の下端に固着されたベース板を連結することによって建屋構造物の柱の中心軸を設置予定位置で鋼管杭の杭先端に連結支持することができる。
また、鋼管杭の杭先端の切断平面が水平面に対して傾いていても、調整連結板の上面に植設した各ネジ棒に螺合した下部締付金具の上面を結ぶ仮想平面が水平面になるように調整することにより、建屋構造物の柱を傾かせることなく鋼管杭の杭先端に連結支持することができる。しかも下部締付金具を回すことによって下部締付金具は螺子運動によって上下方向への移動の微調整が薄い板を間に挟んで調整する場合に比べてはかるかに容易に行うことができる。
さらに、鋼管杭の杭先端側の内部に支持盤の内部補強板を挿入することにより、支持盤を構成する放射状に配置された内部補強板に鋼管杭の杭先端側の内周面が当接することによって、鋼管杭の杭先端側内部に直接に設けた補強リブと同等な機能を発揮して、建屋構造物の柱を連結支持する鋼管杭の杭先端側を内部側から補強することができる。
以下、図面に記載の発明を実施するための最良の形態に基づいて、この発明をより具体的に説明する。
ここで、図1は建屋構造物の柱の下端と鋼管杭の杭先端との間に取り付けられた施工用ジョイント盤の斜視図、図2(A)はベース板と調整連結板との分解斜視図、図2(B)は調整連結板の側面図、図3は図1(図7)のA−A矢視図、図4は標準的な施工状態の側面図、図5は芯ずれを起こしている場合の施工状態の側面図、図6は鋼管杭の杭先端の切断面が傾いている場合の施工状態の側面図、図7は建屋構造物の柱の下端と鋼管杭の杭先端との間に取り付けられた他例の施工用ジョイント盤の斜視図である。
図において、建屋基礎の施工法において使用される施工用ジョイント盤1は、沈設された鋼管杭6の切断後の杭先端61と建屋構造物の柱7の下端との間に取り付けられて鋼管杭6の杭先端61に建屋構造物の柱7の下端を連結支持させる部材で、鋼管杭6の杭先端側内部62に挿入されて鋼管杭6の杭先端直近下部側となる杭先端側63を補強する内部補強板21と、鋼管杭6の杭先端61に溶着される支持筒22と、上方に向かって拡張する外部補強板23と、支持筒22の上部の支持板24とを備えた支持盤2、施工時に柱7の下端の設置予定位置に合わせて支持板24の表面上で移動調整されて溶着され下部締付金具32及び上部締付金具33が螺合されるネジ棒31が上面に植設され上面中心に支承突起34が設けられた調整連結板3から主に構成される。
支持盤2は、内部補強板21、支持筒22、外部補強板23及び支持板24から構成され、支持筒22の下端が沈設された鋼管杭6の切断後の杭先端61に溶着されて固設され、支持筒22の上部の支持板24に建屋構造物の柱7の下端のベース板71が連結固定される調整連結板3が後述のボルト35又は溶接によって固定される。支持盤2は建屋構造物の柱7の下端のベース板71と鋼管杭6の杭先端61との間に位置して、建屋構造物の全荷重を支えて鋼管杭6の杭先端側63に逃がす役目を果たす。
内部補強板21は、沈設された鋼管杭6の切断後の杭先端側内部62に挿入される部分で、底面から見てその中心から周囲に向けて放射状に配置された縦型の鋼製板から構成されている。支持盤2を構成する鋼製の各内部補強板21は、鋼管杭6の杭先端直近下部側の杭先端側63に作用する曲げモーメントに抗して鋼管杭6の杭先端側63を鋼管杭6の内部側から補強する機能を果たす。
即ち、支持盤2を構成する放射状に配置された鋼製の各内部補強板21には、曲げモーメントによって鋼管杭6の杭先端側63に変形する力が作用して杭先端側63内周面が各内部補強板21の前端21aに当接するが、各内部補強板21はこれに抵抗し、鋼管杭6の杭先端側内部62に直接に設けた補強リブと同等な機能を発揮して、鋼管杭6の杭先端側63が変形するのを防ぐ。つまり、各内部補強板21は鋼管杭6の杭先端側63の剛性を高めることによって、鋼管杭6の杭先端側63を鋼管杭6の内部側から補強している。
図では例えば内部補強板21は中心から円周方向に等角度で四方向の十字状に配置されているが、これ以外に例えば中心から等角度で六方向或いは八方向に配置されていてもよい。例えば十字状に配置されている内部補強板21はその上端が上方に位置する支持盤2の支持板24の下面に溶着されている。又内部補強板21はその側端上部側が支持筒22の内周側面に溶着されている。
中心から周囲に向けて放射状に配置された鋼製の内部補強板21の直径は、挿入される鋼管杭6の杭先端側内部62の内径より僅かに小さく、鋼管杭6の杭先端側内部62にスムーズに挿入されるようになっている。また、放射状に配置された鋼製の各内部補強板21はその下端が周辺から中心に向かって斜め下向きに傾斜して下向きに山型のテーパー状に形成されていて、鋼管杭6の杭先端側内部62に挿入し易い形状になっている。
内部補強板21の上部側が挿入された支持筒22は、その下端が鋼管杭6の切断された杭先端61に溶着される。支持筒22は鋼製の円筒板から形成され、その円形周縁部の下端が鋼管杭6の水平に切断される予定の杭先端61の円形の周縁部に溶着されて固設される。支持筒22の下端の周縁は鋼管杭6の杭先端61の周縁に突き合わせ溶接により溶着して固設される。支持筒22は建屋構造物の柱7を通じて作用する荷重を支えてその荷重を鋼管杭6の杭先端側63に直接伝達する機能を果たす。
支持筒22の外周側面には支持筒22の中心から周囲に向けて放射状に配置された鋼製の外部補強板23が配置されている。各外部補強板23はその垂直な一側端が支持筒22の外周側面に溶着されて固設されている。各外部補強板23は支持筒22の外周側面からの張り出し長さが上方に向かって拡張して逆角錐型の形状になっている。各外部補強板23は前記内部補強板21と協動して内外から支持筒22を補強してその剛性を高めている。
図では例えば外部補強板23は支持筒22の中心から円周方向に45度の等角度で八方向の放射状に配置されているが、各外部補強板23は外方側への張り出し長さが一つおきに交互に長短になっている。即ち、張り出し長さの長い外部補強板23は90度の等角度で十字状に配置され、この十字状の配置の中間に張り出し長さが短い外部補強板23が45度の角度ずれた状態で十字状に配置されている。
張り出し長さが長短の各外部補強板23は、その下端側の長さは皆同一であるが、上方に向かって張り出し長さが異なる。即ち、張り出し長さが長い方の外部補強板23は上方に向かって張り出し長さが長く、張り出し長さが短い方の外部補強板23は上方に向かって張り出し長さが短い。各外部補強板23の張り出し側の側端は上方に向かって斜め前方に直線状に傾斜している。
支持筒22及び各外部補強板23の上側には平面板状の支持板24が溶着されて固設されている。支持板24は平面から見て例えば正方形の形状をしており、支持板24の下面の正方形の対角線位置に張り出し長さが長い方の十字状に配置された外部補強板23の上端が溶着されている。また、支持板24の下面の正方形の相対向する二辺の中点同士を結ぶ十字線位置に張り出し長さが短い方の十字状に配置された外部補強板23の上端が溶着されている。
支持盤2の上部に位置する例えば正方形の形状を有する支持板24の一辺の長さは、支持板24の下部に位置する円形の支持筒22の直径の数倍あり、支持盤2は上方に向けて拡張する逆角錐型の形状になっている。下部の支持筒22に比べて上部の支持板24を広くするのは、建屋構造物の製作誤差及び施工誤差による沈設された鋼管杭6の中心軸hの芯ずれに対応できるようにするためである。
即ち、製作誤差及び施工誤差によって、建屋構造物の柱7の中心軸kと鋼管杭6の杭先端61の中心軸hとは一致せず、建屋構造物の柱7の中心軸kは鋼管杭6の杭先端61の中心軸hの位置から360度の全方向の何れかの方向にずれることになるが、この全方向の何れかの方向のずれに対応できるように、下部の支持筒22に比べて上部の支持板24を広くしているのである。
調整連結板3は、水平方向のずれおよび傾きを調整して建屋構造物の柱7を支持盤2に連結固定させる役目を果たすもので、建屋構造物の柱7の中心軸kの位置に該調整連結板3の上面中心3aの位置を移動調整して一致させた後に、現場において支持盤2の上部の支持板24の表面に後述のボルト35又は溶接により固定される。
調整連結板3は建屋構造物の柱7の下端に固着されたベース板71と同形状の鋼製の平面板状の形状からなり、その上面にはベース板71に形成された複数のネジ棒孔72の位置に対応する箇所に複数のネジ棒31が上向きに垂直に植設されている。ネジ棒31は例えば調整連結板3の上面に下向きに穿設されたネジ孔にその根元側が螺入されて植設されているが、溶接によって植設されることもある。
各ネジ棒31の側周面には螺旋状にネジ山が形成されている。建屋構造物の柱7の下端のベース板71に形成されるネジ棒孔72は、一般に中央の柱7部分の周辺側に等間隔で形成されており、このため、ネジ棒31も調整連結板3の表面の中央の周辺側に等間隔で植設されている。ネジ棒31には例えば高張力ボルトが使用される。
調整連結板3の表面に植設された各ネジ棒31には、嵌合されるベース板71を挟んでその下側と上側に下部締付金具32と上部締付金具33とが螺合される。下部締付金具32及び上部締付金具33は環状から形成され、中央の貫通孔の内周側面にはネジ棒31の側周面のネジ山に対応する螺旋状のネジ山が形成されている。
各下部締付金具32の上面にベース板71の下面が直接することにより、各下部締付金具32は建屋構造物の柱7を通じて作用する荷重を直接支えてネジ棒31を通じて支持盤2側に伝達する機能を果たす。即ち、複数の下部締付金具32は、これら複数の下部締付金具32の貫通孔の内周側面のネジ山とネジ棒31の側周面のネジ山との係合で建屋構造物の全荷重を支えることができるようになっている。
しかも下部締付金具32はネジ棒31に螺合されているため、何れかの方向に少し回すことにより、上下方向に微少移動でき、下部締付金具32の高さを微調整することが可能である。このため、調整連結板3の表面が傾いて水平でない場合には、各ネジ棒31に螺合されている下部締付金具32の高さを微調整して下部締付金具32の上面が水平になるように調整することができる。
上部締付金具33は、下部締付金具32の上面にして支えられる建屋構造物の柱7のベース板71が振動や曲げモーメントの働きによって上向きの外力が作用して上方に移動したり外れたりするのを阻止する機能を果たす。即ち、複数の上部締付金具33は、これら複数の上部締付金具33の貫通孔の内周側面のネジ山とネジ棒31の側周面のネジ山との係合で上向きに作用する外力に抵抗できるようになっている。
支持盤2の上部の支持板24の表面に取り付けられる調整連結板3は、施工誤差などにより水平にならず僅かに傾いて固着されることがある。このため、周辺側にネジ棒31が植設された調整連結板3の上面中心3aには、その周囲の全方向の何れかの方向に僅かに傾斜した状態でも水平状態のベース板71の中心を支承する支承突起34が高さ調節自在に設けられている。
支承突起34は例えば棒状の形状を有しその側周面には螺旋状にネジ山が形成され、調整連結板3の上面中心3aには下向きにネジ孔が穿設され、このネジ孔に支承突起34の下部側が螺入して高さが調節される。ベース板71の下面がする支承突起34の上端側は丸み帯びた形状をしていて、ベース板71に対して相対的に支承突起34が360度の全方向の何れかの方向に傾いた状態で支持できるようになっている。
また、前記したように調整連結板3は支持盤2の上部の支持板24の表面にボルト35又は溶接によって固定されるが、ボルト35で固定される場合には調整連結板3の周縁側にはボルト35を螺入挿通させるためのネジ孔35aが上下方向に穿設されている。ボルト35は、その下部側がこのネジ孔35aを螺入挿通し、その下側の支持板24に現場で穿設されるネジ孔23aに螺合することで、調整連結板3を支持板24に固定させる構造になっている。
次に、上記施工用ジョイント盤を用いた建屋基礎の施工法について以下説明する。
所定位置の地盤中に鋼管杭6を所定の深さに沈設する機械を用いて沈設させる。沈設された鋼管杭6は、打設時の施工状態や地盤の状態によって、真っ直ぐに沈設されずに僅かに傾いたり、位置がずれたりすることがある。地盤中に沈設された鋼管杭6の杭先端側63の周囲の土砂を取り除く。これは杭先端側63を水平切断及び溶接で接合する場合に作業し易いようにするためである。また、切断される鋼管杭6の杭先端61は一般に地面より少し低い位置になるからである。
切断機を使用して、鋼管杭6の杭先端側63を所望の長さで水平に切断する。この切断作業は現場作業であり、工場での切断作業のように正確に水平切断することは困難で傾き誤差が生じ易い。
切断された鋼管杭6の杭先端61に施工用ジョイント盤1を取り付ける。施工用ジョイント盤1の取り付け作業は、施工用ジョイント盤1の内部補強板21の下部側を杭先端内部62に挿入した後、内部補強板21の上部側が挿入されている支持筒22を杭先端61に取り付け、支持筒22の下端周縁を杭先端61の周縁に沿って溶着して固設することにより、施工用ジョイント盤1を鋼管杭6の杭先端61に固定する。
鋼管杭6の杭先端61が水平に切断されている場合には、施工用ジョイント盤1を鋼管杭6の杭先端61の上に水平に取り付けることができる。しかし、鋼管杭6が僅かに傾いて沈設されることに起因したり切断時の誤差に起因して鋼管杭6の杭先端61の切断平面が水平より僅かに傾いて切断されている場合には、施工用ジョイント盤1を鋼管杭6の杭先端61の上に水平に取り付けることができず、施工用ジョイント盤1は僅かに傾いた状態で取り付けられる。また、鋼管杭6の中心軸hが水平方向の何れかの方向にずれている場合、施工用ジョイント盤1の中心軸hも鋼管杭6と同一状態でずれる。
施工用ジョイント盤1を鋼管杭6の杭先端61に固定した後、施工用ジョイント盤1の上部の支持板24の表面に調整連結板3を取り付ける。計測により施工用ジョイント盤1の中心軸hがずれている場合には、調整連結板3で芯ずれを調整する。即ち、調整連結板3の上面中心3aに設けられた支承突起34の上端が設置予定の建屋構造物の柱7の中心軸kに一致するように、調整連結板3を支持板24の表面上をスライド移動調整させる。この場合、調整連結板3の上面中心3aに設けられた支承突起34の上端に接する柱7の下端のベース板71の高さが所定の高さになるように支承突起34の上端の高さを微調整する。また、調整連結板3の各ネジ棒31の位置が柱7の下端のベース板71に形成された各ネジ棒孔72と一致させながら移動調整する。
調整連結板3を支持板24の表面上をスライド移動調整して、調整連結板3の上面中心3aに設けられた支承突起34の上端を予定位置の建屋構造物の柱7の中心軸kに一致させた後、調整連結板3を支持板24の表面に固定する。固定方法としては、前述したようにボルト35又は溶接によって行われる。
ボルト35で固定する場合には、調整連結板3の周縁側に穿設されているネジ孔35aの位置を支持板24の対応する位置にマーキングし、現場にてネジ孔機を用いて支持板24の対応箇所を穿設してネジ孔を形成した後、ボルト35を調整連結板3のネジ孔35aを螺入挿通しその下部側を下側の支持板24のネジ孔に螺入して、調整連結板3を支持板24の表面に固定する。また、溶接の場合には調整連結板3の周縁を溶着して支持板24の表面に固定する。
調整連結板3の表面に植設された各ネジ棒31に下部締付金具32を螺合して取り付け、計測しながら各下部締付金具32の上面を結ぶ仮想平面が所定高さの水平面になるように各下部締付金具32を回しながら微調整する。各下部締付金具32は1回転する間に螺子運動によって上下に僅かに移動するだけであるため、微調整が可能となる。
その後、建屋構造物の柱7の下端に固着されたベース板71を上方から下ろし、ベース板71に形成された各ネジ棒孔72に調整連結板3の表面の各ネジ棒31を相対的に挿入させて、ベース板71を調整連結板3上に取り付ける。ベース板71の各ネジ棒孔72に調整連結板3の各ネジ棒31を挿通させた後、各ネジ棒31に上部締付金具33を螺合して締め付けて、上部締付金具33と下部締付金具32とにより上下から挟圧連結支持して、建屋構造物の各柱7を各鋼管杭6の杭先端61に施工用ジョイント盤1を介して連結支持させる。
以上のようにして、建屋構造物の各柱7の施工用ジョイント盤1を介して各鋼管杭6の上端に連結支持した後、必要に応じて、ネジ棒31及び下部締付金具32、上部締付金具33を無収縮のコンクリートで覆う。コンクリートで覆うのはネジ棒31及び下部締付金具32、上部締付金具33が腐蝕するのを回避するためである。最後に鋼管杭6の杭先端61の周囲の土砂を埋め戻す。
なお、この発明は上記発明を実施するための最良の形態に限定されるものではなく、この発明の精神を逸脱しない範囲で種々の改変をなし得ることは勿論である。
この発明を実施するための最良の形態を示す建屋構造物の柱の下端と鋼管杭の杭先端との間に取り付けられた施工用ジョイント盤の斜視図である。 (A)はこの発明を実施するための最良の形態を示すベース板と調整連結板との分解斜視図である。 (B)はこの発明を実施するための最良の形態を示す調整連結板の側面図である。 図1(図7)のA−A矢視図である。 この発明を実施するための最良の形態を示す標準的な施工状態の側面図である。 この発明を実施するための最良の形態を示す芯ずれを起こしている場合の施工状態の側面図である。 この発明を実施するための最良の形態を示す鋼管杭の杭先端の切断面が傾いている場合の施工状態の側面図である。 この発明を実施するための最良の形態を示す建屋構造物の柱の下端と鋼管杭の杭先端との間に取り付けられた他例の施工用ジョイント盤の斜視図である。
符号の説明
1 施工用ジョイント盤
2 支持盤
21 内部補強板
21a 前端
22 支持筒
23 外部補強板
24 支持板
3 調整連結板
3a 調整連結板の上面中心
31 ネジ棒
32 下部締付金具
33 上部締付金具
34 支承突起
35 ボルト
35a ネジ孔
6 鋼管杭
61 杭先端
62 杭先端側内部
63 杭先端側
7 建屋構造物の柱
71 ベース板
72 ネジ棒孔
h 鋼管杭の中心軸、施工用ジョイント盤の中心軸
k 建屋構造物の柱の中心軸

Claims (3)

  1. 地盤に沈設した鋼管杭を所望長さで切断し、鋼管杭の切断後の杭先端に杭先端側内部に杭先端側を内部側から補強する支持盤の内部補強板の下部側を挿入すると共に内部補強板の上部側が挿入されている支持盤の支持筒の下端を鋼管杭の杭先端に溶着固定し、鋼管杭の杭先端に溶着固定した支持筒の上部側の該支持筒より広い支持板表面に、上面に複数のネジ棒が植設された調整連結板の上面中心の支承突起の上端が設置予定位置の建屋構造物の柱の中心軸に一致するように且つ調整連結板の各ネジ棒を建屋構造物の柱の下端に固着されたベース板に形成された各ネジ棒孔に一致するように上記調整連結板を移動調整しながら固定し、調整連結板の上面に植設された各ネジ棒に各下部締付金具をそれぞれ各下部締付金具の上面を結ぶ仮想平面が所定高さの水平面になるように微調整しながら螺合し、上記ベース板を下ろして該ベース板の各ネジ棒孔に各ネジ棒を挿通させ、上記ベース板の下面を各下部締付金具の上面にした後に、各ネジ棒に上部締付金具を螺合して締め付けて、建屋構造物の各柱を各鋼管杭の杭先端に、上記支持盤及び調整連結板から構成される施工用ジョイント盤を介して連結支持させることを特徴とする建屋基礎の施工法。
  2. 請求項1の建屋基礎の施工法において使用され、沈設された鋼管杭の切断後の杭先端と建屋構造物の柱の下端に固着されたベース板との間に取り付けられ鋼管杭の杭先端に建屋構造物の柱の下端を連結支持させる建屋基礎の施工用ジョイント盤であって、施工時に鋼管杭の杭先端側内部に挿入され鋼管杭の杭先端側を内側から補強する放射状に配置された内部補強板と該内部補強板の上部側が挿入され施工時に鋼管杭の杭先端に溶着固設される支持筒と該支持筒の外周側面に上方に向かって外方に拡張する複数の外部補強板と該外部補強板及び上記支持筒の上部に該支持筒より広い平面板状の支持板とを備えた支持盤と、施工時に上記ベース板の下面を上面で接し支持し高さ方向微調整可能な下部締付金具と該下部締付金具と協動して上記ベース板の上面を挟圧する上部締付金具とが螺合されるネジ棒が上記ベース板に形成されたネジ棒孔位置に対応してその上面に複数植設され上面中心に上端が丸みを帯びた高さ調節自在な支承突起を備え施工時に上記ベース板の設置予定位置に合わせて上記支持盤の支持板の表面上で移動調整されて固定される調整連結板と、から少なくとも構成したことを特徴とする建屋基礎の施工用ジョイント盤。
  3. 調整連結板の周縁側には該調整連結板をボルトによって支持板の表面に固定するためのボルト用のネジ孔が複数形成され、調整連結板の各ネジ孔の位置に対応する箇所の支持板には上記ボルト用のネジ孔が施工時に形成される請求項1記載の建屋基礎の施工法
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