JP2005171525A - 柱脚金物、およびこの柱脚金物を用いた柱と基礎との接合構造 - Google Patents

柱脚金物、およびこの柱脚金物を用いた柱と基礎との接合構造 Download PDF

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Abstract

【課題】設計上の要請から床面レベルを低くしたい場合に、柱の下端部の固定位置を下げることが可能な柱脚金物と、この柱脚金物を用いた柱と基礎との接合構造とを提供する。
【解決手段】基礎天端80に直接固定されるベースプレート2と、ベースプレート2に直立して固定される1枚または複数枚の取付プレート3と、取付プレート3を挟んでベースプレート2上に直接重ねられる一対の支持プレート4と、を備え、ベースプレート2には、ボルトを挿通するボルト挿通孔が形成され、取付プレート3には、ドリフトピン6を挿通するピン挿通孔3aが形成され、支持プレート4は、ボルト頭部の厚みよりも若干厚く形成されるとともに、ボルト頭部を逃がすための凹部4aが形成されてなる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、柱脚金物、およびこの柱脚金物を用いた柱と基礎との接合構造に関する。
一般に、木造建築物における土台と柱との固定には、ホールダウン金物や耐力柱固定金物が採用されているが、近年では、施工性を確保し、かつ、より高強度に土台と柱を固定するために、例えば特許文献1に記載されたような柱脚金物も利用されている。
この柱脚金物91は、図5に示すように、対角線方向角隅部にボルト挿通穴が形成されたベースプレート92と、ベースプレート92に平面視略十字状に固定された直立板93と、直立板93にベースプレート92と平行に固定された支持プレート94と、支持プレート94に直立して固定され、複数個のピン挿通穴95aが形成された取付プレート95と、から構成されている。
この柱脚金物91は、図6に示すように、アンカーボルトaを介して基礎98に固定される。すなわち、基礎98に植設されたアンカーボルトaにベースプレート92のボルト挿通穴を挿通させて基礎98に載置し、アンカーボルトaに螺合させたナットbをレンチなどを利用して締め付けることにより、固定金具91を基礎98に固定している。
そして、柱97の下端部に形成されたスリットsが取付プレート95に差し込まれるとともに、柱97の下端部に形成されたピン挿通穴97aと取付プレート95のピン挿通穴95aにドリフトピン96またはボルトが打ち込まれることにより、固定金具91に柱97が固定される。
特開2002−115339号公報
上記した特許文献1の柱脚金物では、基礎天端から突出するアンカーボルトaの余長を避けるために、直立板93の高さだけベースプレート92と支持プレート94とを離隔させているので、基礎天端から柱97下端縁までの高さhは、直立板93の高さだけ高くなる(図6参照)。このため、例えば、真壁構造において、床面のレベルを下げたい場合に、柱脚部のスリットsやドリフトピン96が露出して美感を損なうといった問題があった。
本発明は、上記従来の問題点を解決すべく創案されたもので、設計上の要請から床面レベルを低くしたい場合に、柱の下端部の固定位置を下げることが可能な柱脚金物と、この柱脚金物を用いた柱と基礎との接合構造とを提供するものである。
上記の目的を達成するため、本発明に係る柱脚金物は、基礎と、この基礎上に立設される柱とを接合するための柱脚金物であって、基礎天端に直接固定されるベースプレートと、ベースプレートに直立して固定される1枚または複数枚の取付プレートと、取付プレートを挟んでベースプレート上に直接重ねられる一対の支持プレートと、を備え、ベースプレートには、ボルトを挿通するボルト挿通孔が形成され、取付プレートには、ドリフトピンを挿通するピン挿通孔が形成され、支持プレートは、ボルト頭部の厚みよりも若干厚く形成されるとともに、ボルト頭部を逃がすための凹部が形成されたことを特徴とする。
また、本発明は、基礎天端に直接固定されるベースプレートと、ベースプレート上面に直接重ねられる支持プレートと、支持プレートに直立して固定される1枚または複数枚の取付プレートと、を備え、ベースプレートには、ボルトを挿通するボルト挿通孔が形成され、支持プレートは、ボルト頭部の厚みよりも若干厚く形成されるとともに、ボルト頭部を逃がすための凹部が形成され、取付プレートには、ドリフトピンを挿通するピン挿通孔が形成されたことを特徴とする。
これらの発明によれば、支持プレートがボルト頭部の厚みよりも若干厚く形成されているとともに、凹部によりボルト頭部を逃がすことができるので、ボルトによって柱脚金物を基礎に固定した場合に、柱を支持プレートの上面位置で支持することができる。したがって、柱の下端部の固定位置を下げることができる。
また、ベースプレート上面に、支持プレートと取付プレートとが固定されてなっているので、構成が簡単で部品点数が少なくてすむ。
本発明は、上記の柱脚金物を用いた柱と基礎との接合構造であって、前記柱脚金物のベースプレートを、基礎に埋没したアンカーナットに対して上方からボルトで締結し、柱脚金物の取付プレートを、柱の下端部に形成されたスリットに挿入するとともに、取付プレートのピン挿通孔と柱の下端部に形成されたピン挿通孔に柱の側方からドリフトピンを打ち込むことにより柱を固定したこと特徴とする。
この発明によれば、基礎に埋没したアンカーナットに、柱脚金物のベースプレートの上方からボルトを締結すれば、柱脚金物を基礎に固定することができる。したがって、アンカーボルトを基礎天端から突き出す必要がなく、アンカーボルトの余長を逃がすために柱脚金物のベースプレートと支持プレートとを鉛直方向に離隔させる必要がないので、柱の下端部の固定位置を下げることができる。
本発明に係る柱脚金物およびその接合構造によれば、柱の下端部の固定位置を下げることが可能になるので、例えば、真壁構造の建物において、床面のレベルを下げたい場合でも、室内の美感を損なうことがない。
以下、本発明の実施の形態について図を参照して説明する。
図1ないし図3には、本発明の柱脚金物1の第1実施例が示されている。
図1は、本発明にかかる柱脚金物1、およびこれを介して接合される柱7と基礎8との接合部分の分解状態を示している。
この柱脚金物1は、基礎天端80に直接固定されるベースプレート2と、ベースプレート2に直立して固定される2枚の取付プレート3と、取付プレート3を挟んでベースプレート2上に直接重ねられる一対の支持プレート4と、から構成されている。
ベースプレート2は、ボルト挿通孔2aが、例えば一方の対角線方向角隅部2個所に形成された平面視正方形状の板状体である。
取付プレート3は、数個所のピン挿通孔3aが形成された平面視長方形状の板状体であって、支持プレート4の対向する端面から隙間xを有するように、ベースプレート2に直立して溶接されている(図3参照)。
なお、本実施例では、2枚の取付プレート3が互いに平行にベースプレート2に取り付けられているが、取付プレート3の枚数は2枚に限定されるものではなく、例えば、1枚であってもよく、あるいは3枚であってもよい。また、2枚の取付プレート3間のベースプレート2上面に、支持プレート4の厚みと同様な厚みを有するプレートを取り付けてもよい。
支持プレート4は、長辺がベースプレート2の一辺と同一寸法の平面視長方形状の一対の板状体であって、取付プレート3を挟んで、ベースプレート2に溶接されている。また、支持プレート4は、ボルト5頭部の厚みよりもわずかに大きな厚みを有しており、ボルト5頭部を逃がすための凹部4aが形成されている。この凹部4aは、ベースプレート2のボルト挿通孔2aと重なり合うように設定されている。
次に、このように構成された柱脚金物1を基礎8に固定する手順、および柱7を柱脚金物1に固定する手順について、図1および図3を参照しながら説明する。
基礎8には、アンカーナットAを埋設しておく。このアンカーナットAは、例えば、一般のアンカーボルトBに高ナットを設置したものが用いられ、アンカーボルトBは、基礎天端80から突き出さないようになされている(図3参照)。
そして、柱脚金物1を基礎天端80に載置した後、ベースプレート2に形成されたボルト挿通穴2aにボルト5を上方から挿通してアンカーナットAに螺合させ、ボルト5を各アンカーナットAに締め付けることにより、柱脚金物1を基礎8に固定する。
一方、柱7の下端部には、図1に示すように、スリットSを形成するとともに、スリットSに直交して柱7を貫通する複数個のピン挿通穴7aを形成しておく。
そして、柱7を持ち上げ、その下端部に形成されたスリットSを柱脚金物1の取付プレート3に合わせて差し込み、柱7を支持プレート4に載置する。
次いで、取付プレート3のピン挿通穴4aに柱7のピン挿通穴7aを合わせ、他のピン挿通穴4a,7aに一面側からドリフトピン6をそれぞれ打ち込むことにより、柱7を、柱脚金物1の取付プレート3にドリフトピン6を介して一体に固定する。
このとき、取付プレート3と支持プレート4の隙間xにより、ベースプレート2と取付プレート3との溶接の肉盛りを逃がすことができるので、図6に示すように、従来の固定金具91において溶接の肉盛りを逃がすために必要であった柱97の下端部の切欠97aを、形成する必要がない。
図4には、本発明の柱脚金物1の第2実施例が示されている。
この実施例は、上記した第1実施例と、取付プレート3、支持プレート4の形状と、取付プレート3の固定態様のみが異なっているものであって、異なる構成についてのみ説明し、同一構成についての説明は省略する。
支持プレート4は、ベースプレート2と平面形状が同一の1枚のプレートであって、ベースプレート2の上面に溶接されている。
取付プレート3は、支持プレート4の凹部4aと重ならないように支持プレート4に直立して取り付けられた3枚の板状体から構成されている。
なお、取付プレート3は、3枚に限定されるものではない。
その他、柱脚金物1を基礎8に固定する手順、および柱7を柱脚金物1に固定する手順については、上記と同様である。
本発明は、柱の下端部の固定位置を下げることが可能な柱脚金物、およびこの柱脚金物を用いた柱と基礎との接合構造に適用できる。
本発明に係る柱脚金物の第1実施例を示す分解斜視図である。 図1に示す柱脚金物の取付状態を示す平面図である。 図1に示す柱脚金物の取付状態を一部を破断して示す正面図である。 本発明に係る柱脚金物の第2実施例を示す斜視図である。 従来の柱脚金物を示す分解斜視図である。 従来の柱脚金物の取付状態を一部を破断して示す正面図である。
符号の説明
1 柱脚金物
2 ベースプレート
3 取付プレート
4 支持プレート
5 ボルト
6 ドリフトピン
7 柱
8 基礎
80 基礎天端
A アンカーナット

Claims (3)

  1. 基礎と、この基礎上に立設される柱とを接合するための柱脚金物であって、
    基礎天端に直接固定されるベースプレートと、ベースプレートに直立して固定される1枚または複数枚の取付プレートと、取付プレートを挟んでベースプレート上に直接重ねられる一対の支持プレートと、を備え、
    ベースプレートには、ボルトを挿通するボルト挿通孔が形成され、取付プレートには、ドリフトピンを挿通するピン挿通孔が形成され、支持プレートは、ボルト頭部の厚みよりも若干厚く形成されるとともに、ボルト頭部を逃がすための凹部が形成されたことを特徴とする柱脚金物。
  2. 基礎と、この基礎上に立設される柱とを接合するための柱脚金物であって、
    基礎天端に直接固定されるベースプレートと、ベースプレート上面に直接重ねられる支持プレートと、支持プレートに直立して固定される1枚または複数枚の取付プレートと、を備え、
    ベースプレートには、ボルトを挿通するボルト挿通孔が形成され、支持プレートは、ボルト頭部の厚みよりも若干厚く形成されるとともに、ボルト頭部を逃がすための凹部が形成され、取付プレートには、ドリフトピンを挿通するピン挿通孔が形成されたことを特徴とする柱脚金物。
  3. 請求項1または2記載の柱脚金物を用いた柱と基礎との接合構造であって、前記柱脚金物のベースプレートを、基礎に埋没したアンカーナットに対して上方からボルトで締結し、柱脚金物の取付プレートを、柱の下端部に形成されたスリットに挿入するとともに、取付プレートのピン挿通孔と柱の下端部に形成されたピン挿通孔に柱の側方からドリフトピンを打ち込むことにより柱を固定したこと特徴とする柱と基礎との接合構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008002109A (ja) * 2006-06-21 2008-01-10 Nippon Steel & Sumikin Metal Products Co Ltd 金属管柱の基部構造
AU2010257353B2 (en) * 2010-12-21 2014-12-11 Sekisui House, Ltd Building foundation structure, foundation construction method, and anchor bolt installation jig
CN110524162A (zh) * 2018-05-23 2019-12-03 合肥太通制冷科技有限公司 一种丝管蒸发器固定点焊接工装

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