JPH089291A - 車載用ディスプレイ装置 - Google Patents

車載用ディスプレイ装置

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JPH089291A
JPH089291A JP15663594A JP15663594A JPH089291A JP H089291 A JPH089291 A JP H089291A JP 15663594 A JP15663594 A JP 15663594A JP 15663594 A JP15663594 A JP 15663594A JP H089291 A JPH089291 A JP H089291A
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JP
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liquid crystal
crystal display
vehicle
dashboard
display
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Application number
JP15663594A
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English (en)
Inventor
Seiichi Suzuki
誠一 鈴木
Toshihiro Mori
俊宏 森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Equos Research Co Ltd
Original Assignee
Equos Research Co Ltd
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Publication date
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  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ダッシュボードの上方で画像を表示し得ると
ともに故障の発生することがない車載用ディスプレイ装
置を提供する。 【構成】 イグニッションがONされると、液晶ディス
プレイ16を押し上げてダッシュボード50から突出さ
せる。また、イグニッションがOFFされると、液晶デ
ィスプレイ16をダッシュボード50内に収容させ、液
晶ディスプレイの上方に蓋体12を位置させる。これに
より、フロントウィンドゥを透過する強い日射に該蓋体
12が晒されても、断熱性材料から成る蓋体12の下方
に位置する液晶ディスプレイ16には熱を伝達させなよ
うにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車のナビゲーショ
ンシステム或いは車載用テレビシステム用の液晶式のデ
ィスプレイ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶ディスプレイを用いた車載用のテレ
ビ装置が、高級車等に搭載されるようになっている。こ
のテレビ装置の画像表示には液晶ディスプレイが用いら
れ、一般にセンターコンソール等の下部に据え置かれて
いる。また、現在カーナビゲーションシステムが一部車
両に取り付けられるようになっている。このカーナビゲ
ーションシステムは、現在位置を示す画像を該テレビ用
のディスプレイに通常表示する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ディスプレイは、上述
したようにセンターコンソール等の下部に置かれてい
る。テレビを見る際に、運転者は、原則として車両停止
状態においてディスプレイ上の画像を見るため、センタ
ーコンソール等の下部に置かれていても特に不都合はな
い。しかしながら、カーナビゲーションシステムの画像
表示にこのディスプレイを用いた場合、運転者が、運転
しながら現在位置を確認しようとした際には車両前方に
向けていた視線をセンターコンソールのディスプレイま
で落とす必要があるため、視線の移動が大きくディスプ
レイ上の画像表示が見にくいばかりでなく、前方の安全
確認がおろそかになり非常に危険であった。
【0004】このため、本発明者は、運転中の視線の移
動を最小にすると共に、車両前方を確認しつつナビゲー
ション表示を視認できるようにするためダッシュボード
の上部にディスプレイを置くことを案出した。しかし、
この場合に、ダッシュボードは、フロントウィンドゥを
透過する日射により非常に高い温度に達する点が問題と
なる。即ち、液晶ディスプレイの耐熱性が低いため(通
常の液晶で60°C、車載用で85°C)、熱破壊が生
じる事態が予想された。
【0005】本発明は、上述した課題を解決するために
なされたものであり、その目的とするところは、ダッシ
ュボードの上方で画像を表示し得るとともに故障の発生
することがない車載用ディスプレイ装置を提供すること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の車載用ディスプレイ装置は、ダッシュボー
ドの頂部に配置された断熱性材料から成る開閉自在の蓋
体と、前記蓋体の下方であって且つダッシュボード内に
配置された液晶ディスプレイと、前記蓋体を開くと共に
前記液晶ディスプレイを押し上げる駆動機構と、前記駆
動機構を制御し、車両使用時において前記液晶ディスプ
レイを押し上げてダッシュボード頂部から突出させ、車
両不使用時において前記液晶ディスプレイを前記ダッシ
ュボード内に収容させる制御装置とを有することを特徴
とする。
【0007】また、本発明の車載用ディスプレイ装置
は、好適な態様において、前記蓋体の液晶ディスプレイ
側の端部を、該液晶ディスプレイを越えて延在させ、ま
た、前記液晶ディスプレイと垂直方向の前記蓋体の両端
部に、前記液晶ディスプレイの遮光用側壁を取り付けた
ことを特徴とする。
【0008】更に、本発明の車載用ディスプレイ装置
は、好適な態様において、前記制御装置が、イグニッシ
ョンスイッチのオフにより前記駆動装置を制御して前記
液晶ディスプレイを前記ダッシュボード内に収容させる
ことを特徴とする。
【0009】
【作用効果】上記のように構成された車載用ディスプレ
イ装置では、駆動装置を制御する制御装置が、車両使用
時において前記液晶ディスプレイをダッシュボード頂部
から突出させる。このため、運転者は、ダッシュボード
の上方に位置している液晶ディスプレイの画像を車両前
方を確認しながら視認することが可能になる。また、車
両不使用時において、制御装置が、駆動装置により液晶
ディスプレイをダッシュボード内に収容させ、液晶ディ
スプレイの上方に蓋体を位置させることにより、フロン
トウィンドゥを透過する強い日射に該蓋体が晒されて
も、断熱性材料から成る蓋体の下方に位置する液晶ディ
スプレイには熱が伝達しない。このため、日射による液
晶ディスプレイの熱破壊を防止することができる。
【0010】また、本発明は、好適な態様において、蓋
体の液晶ディスプレイ側の端部が該液晶ディスプレイを
越えて延在されており、また、蓋体の側部に遮光用側壁
が取り付けられているため、上方及び側方からの光が液
晶ディスプレイの表面に当たり難くなる。このため、液
晶ディスプレイ上で外部光が反射して、画面が見にくく
なることを防ぐことができる。
【0011】更に、本発明は、好適な態様において、車
両のイグニッションスイッチのオフにより液晶ディスプ
レイをダッシュボード内に収容するため、車両から運転
車が離れて車室内が高温になるときは確実に液晶ディス
プレイを保護することができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明を具体化した実施例を図を参照
して説明する。図1は、本発明の1実施例に係る車載用
ディスプレイ装置が配置されたダッシュボードを示す斜
視図である。この車載用ディスプレイ装置は、カーナビ
ゲーションシステムのディスプレイとして動作すると共
に、車載用テレビ装置のディスプレイとしても利用でき
るようになっている。本実施例においては、図1に示す
ようにダッシュボード50の頂部50aから液晶ディス
プレイ16を突出させるように構成されている。この液
晶ディスプレイ16の上部には断熱性樹脂から成る遮熱
用の蓋体12が配置され、また側方には、該蓋体12に
取り付けられた遮光用の側壁14が配置されている。即
ち、蓋体12は、液晶ディスプレイ16への遮熱の作用
を行うと共に、その液晶ディスプレイ側の端部12aが
該液晶ディスプレイ16を越えて延在され、上方からの
光が液晶ディスプレイ16の表面に当たり反射して、画
面が見にくくなることを防ぐ。同様に、側壁14は、側
方からの光が液晶ディスプレイ16の表面に当たるのを
防いでいる。なお、この液晶ディスプレイ16の下方に
は、エアーコンディショナの吹き出し口18が配置さ
れ、更にその下にはセンターコンソール22が取り付け
られている。
【0013】次に、本発明の車載用ディスプレイ装置の
回路構成について図2を参照して説明する。車載用ディ
スプレイ装置は、車の現在位置を求めこれを地図上に表
示するするためのナビゲーション回路40と、テレビの
受信を行うためのテレビ回路45と、後述する液晶ディ
スプレイ16のポップアップ動作及び冷却動作を行う制
御回路30とから主として成る。この制御回路30は、
ワンチップのプログラムICからなり、入力側には、イ
グニッションスイッチと接続されたa端子と、イグニッ
ションONされている間は液晶ディスプレイ16を開い
ておくよう設定するための常開スイッチと接続されたb
端子と、液晶ディスプレイ16を任意の状態で閉じるた
めの格納スイッチと接続されたc端子と、液晶ディスプ
レイ16を出現させるためのディスプレイ出現スイッチ
と接続されたd端子とを有する。また、入力として、更
にエアーコンディショナ(以下エアコンと称する)のス
イッチと接続されたh端子と、クーラの起動スイッチと
接続されたi端子と、後述する個別冷却スイッチに接続
されたj端子と、液晶ディスプレイ16の温度自動調整
のON、OFFを設定するための温度調整スイッチに接
続されたk端子とが備えられており、更に、ナビゲーシ
ョン回路40及びテレビ回路45からのON、OFFの
信号が入力されるe端子と、該ナビゲーション回路40
及びテレビ回路45からのビデオ信号が入力されるf端
子と、液晶ディスプレイ16に取り付けられた温度セン
サ20に接続されたg端子とが設けられている。他方、
出力側には、上記液晶ディスプレイ16のポップアップ
を行うモータM1への電力を制御するための第1リレー
32と接続されたx端子と、後述する冷却動作を行うモ
ータM2、M3への電力を制御するための第2、第3リ
レー34、36と接続されたy、z端子とを有してい
る。
【0014】ここで、本実施例の車載用ディスプレイ装
置のポップアップ機構について図3を参照して説明す
る。図3は図1に示したダッシュボード50の一部切り
欠き断面図であって、図3(A)は液晶ディスプレイ1
6がダッシュボード50内に収容された状態を、また、
図3(B)は液晶ディスプレイ16がダッシュボード5
0から突出された状態を示している。図3(A)に示す
ように、液晶ディスプレイ16がダッシュボード50内
に収容された状態において、蓋体12が閉じて、該蓋体
12の表面とダッシュボード50の表面とはフラットに
なるように構成されている。この蓋体12は、断熱性の
樹脂から構成された板状部材から成る。該蓋体12の下
面には、液晶ディスプレイ16の上部を支持するための
支持片58が立設され、液晶ディスプレイ16の一方の
端部に取り付けられたピン56が該支持片の通孔58a
に挿通されている。この液晶ディスプレイ16の側方に
は、図示しない部材によりダッシュボード50側に固定
された摺動部材62が配置され、該摺動部材62の摺動
孔62aには、液晶ディスプレイ16の他方の端部に取
り付けられたピン60が挿通されている。
【0015】該蓋体12の側方(図3中で手前及び奥手
側)には、液晶ディスプレイの遮光用の側壁14が取り
付けられている(なお、側壁14は、図示の便宜のため
奥手側のみ示されている点に注意されたい)。そして、
蓋体12の図中左側の端部には、ダッシュボード50側
に固定された軸64により枢支される被動ギヤ54が取
り付けられている。この被動ギヤ54は、モータM1側
の駆動ギヤ52と歯合するよう配置されている。
【0016】モータM1は、図2に示す第1リレー32
からの電位により正転して、駆動ギヤ52を時計方向に
回動させて、蓋体12を軸64を中心に反時計方向へ駆
動して開かせ、この際に蓋体12の支持片58に支持さ
れたピン56を介して液晶ディスプレイ16を上方へ引
き上げる。このとき液晶ディスプレイ16の他方のピン
60は、上記摺動部材62の摺動孔62a内を図中右方
向へ摺動する。モータM1は、図3(B)に示す液晶デ
ィスプレイ16を完全に押し上げた状態において図示し
ないリミットスイッチの働きにより停止し、この状態を
維持する。
【0017】他方、モータM1は、第1リレー32から
印加される逆電位により逆転して、駆動ギヤ52を反時
計方向に回動させて、蓋体12を軸64を中心に時計方
向へ駆動し、液晶ディスプレイ16を下方へ押し下げ
る。モータM1は、図3(A)に示す蓋体12を完全に
閉じた状態において図示しないリミットスイッチの働き
により停止し、この状態を維持する。
【0018】次に、液晶ディスプレイ16を冷却するた
めの機構について図4を参照して説明する。図4は図1
のダッシュボード50内に配置されたエアーダクト70
の断面を示している。エアーダクト70は、液晶ディス
プレイ16側に冷気を送るための第1ダクト70aと、
吹き出し口18側に送風するための第2ダクト70bと
の二股に分かれている。このエアーダクト70と第1ダ
クト70aとの分岐位置には、冷気を第1ダクト70a
側へ送るための第1切換板72が配置されている。ま
た、エアーダクト70と第2ダクト70bとの分岐位置
には、冷気を第2ダクト70b側へ送るための第2切換
板74が配置されている。上記第1切換板72は、前述
したモータM2(図2参照)によって駆動され、図中実
線で示す開いた状態において液晶ディスプレイ16側へ
の送風を許容し、反対に点線で示す閉じた状態において
液晶ディスプレイ16への空気の流入を防ぐ。また、上
記第2切換板74は、前述したモータM3によって駆動
され、図中実線で示す開いた状態において吹き出し口1
8側への送風を許容し、反対に点線で示す閉じた状態に
おいて吹き出し口18からの冷気を吹き出しを防ぐ。
(なお、この第1、第2切換板72、74の開閉機構
は、図3を参照して前述した蓋体12の開閉機構とほぼ
同様であるため、図示及びその説明を省略する)。
【0019】次に、ナビゲーション回路40のリモート
コントロール装置について図5を参照して説明する。図
5はリモートコントロール装置80の平面図を示してい
る。リモートコントロール装置80は、運転者が運転中
に容易にナビゲーションシステムを動作させ得るように
するとともに、助手席或いは後部座席に着座している乗
員がナビゲーションシステムを切り換え得るようにする
もので、該ナビゲーション回路40のオンオフ用スイッ
チ80aと、ナビゲーション回路40により作り出され
る地図を上下左右にスクロールするためのスクロールス
イッチ80bと、各種の機能を切り換えるためのファン
クションスイッチ80cとが備えられ、上記各スイッチ
が押されると、赤外線信号をダッシュボード50側に取
り付けられたナビゲーション回路40の受光器42(図
2参照)に送出するように構成されている。なお、この
オンオフ用スイッチ80aは、1度押されるとナビゲー
ション回路40を動作させ、更にもう1度押されるとナ
ビゲーション回路40を停止させる動作を行う。
【0020】ここで、図2に示した制御回路30による
制御動作について図6〜図8のフローチャートを参照し
て説明する。図6は制御回路30の主ルーチンを示して
いる。制御回路30は、a端子からの入力によりイグニ
ッションがONされたか否かを常に監視している(S6
1)。そして、イグニッションがONされると(S61
でYes)、後述するポップアップルーチンを起動し
(S62)、更に、冷却ルーチンを起動する(S6
3)。その後、イグニッションがOFFされたか否かを
判断し(S64)、イグニッションがOFFされない間
は(S64でNo)、上記ポップアップルーチン(S6
2)及び冷却ルーチン(S63)の起動を所定の周期で
繰り返す。そして、イグニッションがOFFされると
(S64でYes)、この主ルーチンを一旦終了し、再
びイグニッションがONされたか否かの監視を開始する
(S61)。
【0021】次に、上述した主ルーチンのステップ62
にて起動されるポップアップルーチンについて図7のフ
ローチャートを参照して詳細に説明する。先ず、制御回
路30は、操作者により常開スイッチがイグニッション
のONの間は液晶ディスプレイ16を開くよう設定され
ているか否かを、図2に示したb端子からの入力を基に
判断する(S101)。ここで、該常開スイッチがON
されている場合には(S101でYes)、ステップ1
04へ進み、直ちに液晶ディスプレイ16を開く。即
ち、前述した主ルーチンのステップ61でイグニッショ
ンがONと判断したのに引き続き、図2に示した第1リ
レー32によりモータM1に正電位を印加させ、該モー
タM1を起動して図3(B)に示すように蓋体12を反
時計方向に開き、液晶ディスプレイ16をダッシュボー
ド50から突出させる。
【0022】一方、上記常開スイッチがONされていな
い場合には(S101でNo)、ステップ102へ移行
し、ナビゲーション回路40がONされたかを、該ナビ
ゲーション回路40からの信号をe端子からの入力する
ことにより判断する(S102)。例えば図5を参照し
て上述したリモートコントロール装置80のオンオフ用
スイッチ80aが押されると、信号が図2に示す受光器
42側に送出され、これを該受光器42を介して検知し
たナビゲーション回路40が動作を開始し、信号を制御
回路30のe端子側へ出力する。これに応じて、ナビゲ
ーション回路ONかのステップ102の判断がYesと
なり、ステップ104へ移行して液晶ディスプレイ16
を開く。なお、ナビゲーション回路40がONされない
場合(S102でNo)、液晶ディスプレイ16を出現
させるためのディスプレイ出現スイッチがONされたか
を更に判断する(S103)。そして、ディスプレイ出
現スイッチがONされることにより(S103でYe
s)、液晶ディスプレイ16を開き(S104)。他
方、ディスプレイ出現スイッチがONされない場合には
(S103でNo)、ステップ105へ移行する。
【0023】このステップ105では、制御回路30
は、格納スイッチがONされたか否かをc端子からの入
力により判断する。ここで、格納スイッチがONされた
場合には(S105でYes)、液晶ディスプレイ16
を閉じる(S109)。即ち、制御回路30は、図2に
示した第1リレー32によりモータM1に逆電位を印加
し、該モータM1を起動して図3(A)に示すように蓋
体12を時計方向に閉じ、液晶ディスプレイ16をダッ
シュボード50内に収容させる。他方、格納スイッチが
ONされない限り(S105でNo)、ステップ106
へ移行して、ナビゲーション回路40の動作が停止した
かを判断する。例えば、上述したリモートコントロール
装置80のオンオフ用スイッチ80aによりナビゲーシ
ョン回路40がOFFされた場合には(S106でYe
s)、液晶ディスプレイ16を閉じる(S109)。そ
して、ナビゲーション回路40がOFFされない限り
(106でNo)、一定時間内にビデオ入力があるか否
かを判断する(S107)。即ち、制御回路は、そのf
端子を介してナビゲーション回路40及びテレビ回路4
5から液晶ディスプレイ16に加えられるビデオ信号を
モニターしており、このポップアップルーチンの起動後
に一定時間経過してもビデオ入力がない場合、言い換え
ると、液晶ディスプレイ16にて何も表示されない場合
には(107でYes)、液晶ディスプレイ16を閉じ
る(S109)。また、一定時間経過する前にビデオ入
力があった場合、又は、該一定時間経過前は(S107
でNo)、イグニッションOFFが成されたかを判断す
る(S108)。
【0024】ここで、イグニッションのOFFが成され
た場合には(S108でYes)、直ちに液晶ディスプ
レイ16を閉じる(S109)。即ち、イグニッション
をOFFして、車両から運転車が離れて車室内が高温に
なるときは液晶ディスプレイ16をダッシュボード50
内に収容して保護を図る。言い換えるならば、イグニッ
ションがONされている限り、車内に乗員が居る蓋然性
が高く、液晶ディスプレイ16が破壊される程の高温に
達する可能性は殆ど無いからである。なお、イグニッシ
ョンがOFFされないときには(S108でNo)、該
ポップアップルーチンを一旦終了して図6を参照して前
述した主ルーチンに戻る。
【0025】このように本実施例では種々のスイッチが
設けられ、必要なときのみ液晶ディスプレイ16をダッ
シュボード50から突出させて所望の情報を表示できる
ように設定でき、また、不要なときには液晶ディスプレ
イ16をダッシュボード50内に収容し運転視界の妨げ
にならないようにするため、カーナビゲーションシステ
ムの表示用には最適である。
【0026】次に、図6の主ルーチンのステップ63に
おける冷却ルーチンについて図8のフローチャートを参
照して詳細に説明する。まず、制御回路30は、エアコ
ンのスイッチが入れられているか否かを、図2に示すh
端子からの入力により判断する(S201)。ここで、
エアコンのスイッチが入れられている場合には(S20
1でYes)、更に、冷房状態か、即ち、クーラが起動
されているか否かを判断する(S202)。冷房状態の
場合には(S202でYes)、次に、液晶ディスプレ
イ16が開かれているか(ダッシュボード50上に突出
されているか)を判断する(S203)。ここで、液晶
ディスプレイ16が開かれている場合(S203でYe
s)、即ち、冷房が成されていて且つ液晶ディスプレイ
16が開いているときには、ステップ204へ進む。他
方、上記ステップ201〜ステップ203のいずれかが
Noの場合、例えば、エアコンにより車内を暖房してい
る場合は、ステップ212に進み、第1切換板72が開
かれているかを判断し、第1切換板72が開かれ暖気が
液晶ディスプレイ16側に流入する状態にあるときには
(S212でYes)、第1切換板72を閉じる(S2
11)。他方、第1切換板72が閉じているときには
(S212でNo)、後述する液晶ディスプレイ16の
冷却を行うことなく冷却ルーチンにおける全ての処理を
終了する。
【0027】制御回路30は、上述したステップ203
でディスプレイ開と判断した場合には、次に後述する個
別冷却スイッチがONされているか否かを判断する(S
204)。ここでは、個別冷却スイッチがONされてい
ないものとする(S204でNo)。次に、後述する温
度調整スイッチがOFFされているか否かを判断する
(S206)。ここでは、温度調整スイッチがOFFさ
れていないものとする(S206でNo)。その後、制
御回路30は、液晶ディスプレイ16に取り付けられた
温度センサ20(図2参照)からの信号をg端子より入
力して、液晶ディスプレイ16が設定温度(40度)以
下か否かを判断する(S208)。即ち、液晶ディスプ
レイ16が40度以下の場合には冷却する必要がないば
かりか、過剰に冷却すると液晶ディスプレイ16の特性
が変わり表示が鮮明でなくなる場合もあり得るからであ
る。ここで、ディスプレイが40度以上の場合には(S
208でYes)、ステップ209へ進む。
【0028】このステップ209では、制御回路30
は、図2に示した第1リレー34によりモータM2に正
電位を印加させ、該モータM2を起動して図示しない駆
動機構により図4に示中実線で示すように第1切換板7
2を開く。これにより、エアダクト70を介してクーラ
側から送られてくる冷気が、蓋体12と液晶ディスプレ
イ16と側壁14とで作り出される小室内に充填され液
晶ディスプレイ16が冷却される。そして、制御回路3
0は、設定温度(例えば30°C)以下まで冷却された
かを判断する(S210)。ここで、該設定温度まで液
晶ディスプレイ16が冷却されていない場合には、ステ
ップ210がNoとなりこの状態で待機する。そして、
該設定温度まで液晶ディスプレイ16が冷却されると
(S210でYes)、第1切換板72を閉じ(S21
1)、液晶ディスプレイ16への冷気の導入を停止し、
全ての処理を終了する。なお、上述した一連の冷却ルー
チンは、図6に示した主ルーチンのステップ63が起動
される度に繰り返されるため、クーラがON状態である
限り液晶ディスプレイ16の冷却は繰り返し実行され
る。
【0029】ここで操作者が、液晶ディスプレイ16を
冷却させ続けることを望み、図2を参照して前述した温
度調整スイッチをOFFに設定した場合の処理について
説明する。冷却ルーチンが起動された際に、冷房が成さ
れていて且つ液晶ディスプレイ16が開いているときに
はステップ201〜203が全てYesとなり、ステッ
プ204の判断を経て、温度調整スイッチがOFFか否
かが判断される(S206)。ここで制御回路30は、
温度調整スイッチがOFFに設定されていることをk端
子より検出し(S206でYes)、直ちに第1切換板
72を開き(S207)、全ての処理を終了する。即
ち、液晶ディスプレイ16の温度に関係なく冷却を続け
る。その後、例えば、エアコンのスイッチがOFFされ
ることにより(ステップ201でNo)、ステップ21
2で、制御回路30が、第1切換板72が開いているか
を判断し、ここでは第1切換板72が開いているため、
ステップ212がYesとなり、ステップ211の処理
へ移行して第1切換板72を閉じる。
【0030】更に、操作者が、液晶ディスプレイ16を
冷却したいが、車内の冷房は望まないために図2を参照
して前述した個別冷却スイッチをONに設定した場合の
処理について説明する。冷却ルーチンが起動された際
に、冷房が成されていて且つ液晶ディスプレイ16が開
いているときにはステップ201〜203が全てYes
となり、個別冷却スイッチがONされているか否かが判
断される(S204)。ここで制御回路30は、個別冷
却スイッチのONをj端子より検出し(S204でYe
s)、第1切換板72を開くと共に第2切換板74を閉
じる(S205)。即ち、制御回路30は、第2リレー
34によりモータM2に正電位を印加し、該モータM2
を起動させて第1切換板72を図4に示中実線で示すよ
うに開くと共に、第3リレー36によりM3に逆電位を
印加し、該モータM3を起動させて第2切換板74を図
中点線で示すように閉じる。これにより、冷気が、吹き
出し口18から吹き出されることなく、蓋体12と液晶
ディスプレイ16と側壁14とで作り出される小室内に
充填され、液晶ディスプレイ16が冷却されるようにな
る。
【0031】その後、例えば、エアコンのスイッチをO
FFすることにより(ステップ201でNo)、ステッ
プ212で、制御回路30が、第1切換板72が開いて
いるかを判断し、ここでは、第1切換板72が開いてい
るため、該ステップ212がYesとなり、ステップ2
11へ移行して該第1切換板72を閉じると共に、第2
切換板を開き、冷却ルーチンを終了する。
【0032】以上説明したように、本実施例によれば、
エアコンの冷気を導入し液晶ディスプレイ16を冷却す
るため、該液晶ディスプレイ16の熱による故障を防ぐ
ことができる。更に、ダッシュボード50上に置かれる
液晶ディスプレイ16は直射日光により加熱されると共
に、明るい画像を得る目的でバックライト方式により後
方から光を透過させるため大きな熱量を発生する。この
ため、液晶の特性が安定せず画質が変化しやすいが、本
実施例によれば該液晶ディスプレイ16の温度を自動的
に一定に保つため、常に安定した画質を提供することが
できる。
【0033】なお、上述した実施例においては、液晶デ
ィスプレイ16のポップアップ機構をダッシュボード5
0の頂部50aに配置したが、このポップアップ機構を
図1に示すセンターコンソール22内に配置することも
可能である。また、上述した実施例では液晶ディスプレ
イ16をナビゲーション回路40とテレビ回路45とで
共用したが、本実施例のポップアップ式の液晶ディスプ
レイ16をナビゲーション回路40専用にして、テレビ
回路45用にはセンターコンソール22側に別のディス
プレイを配置することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例に係る車載用ディスプレイ装
置が配置された状態を示す斜視図である。
【図2】本発明の1実施例に係る車載用ディスプレイ装
置の回路構成を示すブロック図である。
【図3】図1の車載用ディスプレイ装置の一部切り欠き
断面図である。
【図4】図1のダッシュボード内のダクトの断面図であ
る。
【図5】リモートコントロール装置の平面図である。
【図6】実施例の車載用ディスプレイ装置の主ルーチン
を示すフローチャートである。
【図7】実施例の車載用ディスプレイ装置のポップアッ
プルーチンを示すフローチャートである。
【図8】実施例の車載用ディスプレイ装置の冷却ルーチ
ンを示すフローチャートである。
【符号の説明】
12 蓋体 14 側壁 16 液晶ディスプレイ 20 温度センサ 30 制御回路 50 ダッシュボード 70 エアーダクト 70a 第1ダクト 72 第1切換板

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ダッシュボードの頂部に配置された断熱
    性材料から成る開閉自在の蓋体と、 前記蓋体の下方であって且つダッシュボード内に配置さ
    れた液晶ディスプレイと、 前記蓋体を開くと共に前記液晶ディスプレイを押し上げ
    る駆動機構と、 前記駆動機構を制御し、車両使用時において前記液晶デ
    ィスプレイを押し上げてダッシュボード頂部から突出さ
    せ、車両不使用時において前記液晶ディスプレイを前記
    ダッシュボード内に収容させる制御装置とを有すること
    を特徴とする車載用ディスプレイ装置。
  2. 【請求項2】 前記蓋体の液晶ディスプレイ側の端部
    を、該液晶ディスプレイを越えて延在させ、また、前記
    液晶ディスプレイと垂直方向の前記蓋体の両端部に、前
    記液晶ディスプレイの遮光用側壁を取り付けたことを特
    徴とする請求項1の車載用ディスプレイ装置。
  3. 【請求項3】 前記制御装置が、イグニッションスイッ
    チのオフにより前記駆動装置を制御して前記液晶ディス
    プレイを前記ダッシュボード内に収容させることを特徴
    とする請求項1の車載用ディスプレイ装置。
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