JPH0892885A - 難自転性ワイヤロープ - Google Patents

難自転性ワイヤロープ

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JPH0892885A
JPH0892885A JP6221902A JP22190294A JPH0892885A JP H0892885 A JPH0892885 A JP H0892885A JP 6221902 A JP6221902 A JP 6221902A JP 22190294 A JP22190294 A JP 22190294A JP H0892885 A JPH0892885 A JP H0892885A
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康治 神田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 難自転性、耐疲労性、ドラムでの巻取性、耐
形崩れ性の諸性質をともに満たし、高揚程で多層巻きの
荷役機械用や建設機械用への適合が十分に可能になり、
実用性に優れたワイヤロープを提供する。 【構成】 外周面を平滑化した異形断面ワイヤを少なく
とも最外周層に有する多層撚りの心ストランドと、この
心ストランドの周囲に設けられ心ストランドの撚りと同
じ向きに撚り合わされた複数本の側ストランドとを有
し、側ストランドは、心ストランドの撚りとは逆向きに
撚り合わされてロープが形成され、かつ、側ストランド
のピッチ倍数よりもロープのピッチ倍数のほうが大き
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、クレーン及びホイスト
等に用いられ、高揚程で多層巻きの荷役機械用や建設機
械用への適合が十分に可能であり、実用性に優れた難自
転性ワイヤロープに関する。
【0002】
【従来の技術】クレーンやホイスト等の荷役機械や建設
機械に使用されるワイヤロープとしては、一般にJIS
規格(JIS G 3525)に定められたIWRC 6×Fi
(29)、IWRC 6×WS(31)等の6ストランドロ
ープ、あるいはフラット形ストランドロープ、多層スト
ランドロープがあり、そのロープ径は8〜20mm程度で
ある。
【0003】この種のワイヤロープは、使用中におい
て、シーブ等による繰り返し曲げ、高揚程での負荷、除
荷による変動荷重、ウィンチドラムでの繰り返し巻取
り、ロープ同士の強い擦れなどの作用を受ける。したが
って、ワイヤロープは耐疲労性に優れるとともに、ドラ
ムでの巻取性および耐形崩れ性が良好であることが望ま
れる。
【0004】とくに、吊荷等によりワイヤロープに張力
が作用したときに、ロープにはその撚りがもどる方向に
自転しようとするトルクが発生する。ワイヤロープにお
いてはトルクが小さく自転し難い性質、すなわち難自転
性に優れていることが要求される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
6ストランドワイヤロープにおいては、耐疲労性、ドラ
ムでの巻取性、並びに耐形崩れ性の点では良好である
が、難自転性に劣っているので高揚程の吊り作業ではか
らみ付き等が発生しやすい。この難自転性を改善するた
めに、6ストランドワイヤロープではロープピッチを長
くすることが考えられるが、ロープピッチを長くする
と、ドラムでの巻取性が低下するという不都合がある。
また、心ロープの撚り方向をロープの撚り方向と逆にす
ると、難自転性は向上するが、撚りのアンバランスに起
因して耐形崩れ性が低下する。さらに、使用中に心ロー
プがストランドの外側に飛び出す危険性が高くなる。
【0006】また、従来のフラット形ストランドロープ
においては、難自転性は良好であるものの、ストランド
に小心が挿入され、これが変形していること、ロープピ
ッチが長いことなどから、耐疲労性、ドラムでの巻取
性、耐形崩れ性に劣る。
【0007】また、従来の多層ストランドロープにおい
ては、難自転性、耐形崩れ性は良好であるものの、耐疲
労性に劣り、製造コストが高い。このように従来のワイ
ヤロープにおいては、難自転性、耐疲労性、ドラムでの
巻取性、耐形崩れ性の諸特性を同時に満たすことができ
ず、とくに近時の高揚程で多層巻きの荷役機械用や建設
機械用への適合が難しくなってきている。
【0008】ところで、現在使用されているラフテレー
ンクレーンにおいては、4本吊りの場合でシーブ直径D
に対する揚程Hの比率が90(H/D=90)程度であ
る。理論上の引き戻しトルク係数Kは58×10-3程度
が必要であり、ロープピッチをさらに大きくし、ストラ
ンドピッチを縮めた難自転性ワイヤロープが供給されて
いる。
【0009】しかしながら、ラフテレーンクレーンの高
揚程化が進むにつれて、今後さらにH/D=110(K
=45×10-3)の程度まで対応できる難自転性ワイヤ
ロープの実用化が要望されている。
【0010】本発明はこのような点に着目してなされた
もので、その目的とするところは、難自転性、耐疲労
性、ドラムでの巻取性、耐形崩れ性の諸特性がともに良
好であり、高揚程で多層巻きの荷役機械用や建設機械用
への適合が十分に可能であって、ラフテレーンクレーン
の高揚程化に必要なH/D=110(K=45×1
-3)の程度に対処することができる実用性に優れた難
自転性ワイヤロープを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係る難自転性ワ
イヤロープは、外周面を平滑化した異形断面ワイヤを少
なくとも最外周層に有する多層撚りの心ストランドと、
この心ストランドの周囲に設けられ心ストランドの撚り
と同じ向きに撚り合わされた複数本の側ストランドとを
有し、前記側ストランドは、前記心ストランドの撚りと
は逆向きに撚り合わされてロープが形成され、かつ、前
記側ストランドのピッチ倍数よりもロープのピッチ倍数
のほうが大きいことを特徴とする。
【0012】この場合に、側ストランドの外径に対する
心ストランドの外径の比率を1.06〜1.20の範囲
にすると、難自転性、耐疲労性、耐形崩れ性などの諸特
性がさらに向上する。
【0013】多層撚りの心ストランドは、異形断面ワイ
ヤを含む一次ストランドT(1+N1 +N1 )を撚り合
わせた上に異形断面ワイヤを含む二次ストランド(N2
+N2 )を撚り合わせてなるT−SeS{(1+N1
1 )+N2 +N2 }の構成とすることが好ましい。こ
こで表示記号「T」は、その構成ワイヤ又はストランド
が異形断面をなしていることを表わすものと定義する。
心ストランドにおいては素線数を6≦N1 ≦12,12
≦N2 ≦24の範囲にそれぞれ規定することが望まし
い。素線本数が少なすぎると、ロープの柔軟性が損なわ
れて可撓性が低下する(ロープを曲げ難くなる)。一
方、素線本数が多すぎると、各素線が細くなり過ぎて、
フレッティングにより素線が摩耗し、内部断線を生じ
る。
【0014】素線数N1 が6を下回る場合は、異形断面
ワイヤの隣り合う平滑外周面によって一次ストランドの
外周を覆うように一括に引き抜き加工できない。一方、
素線数N1 が12を上回る場合は、ワイヤ線径が細くな
りすぎてフレッティング摩耗により断線しやすくなる。
素線数N2 が12を下回る場合は、ロープの可撓性が低
下する。一方、素線数N2 が24を上回る場合は、ワイ
ヤ線径が細くなりすぎてフレッティング摩耗により断線
しやすくなる。
【0015】なお、心ストランドは、異形断面ワイヤを
含む一次ストランドT(1+N1 +N1 )および異形断
面ワイヤを含む二次ストランド(N2 +N2 )からなる
4層撚りストランドであることが好ましい。また、心ス
トランドはT{(1+6)+12+12}のような3層
撚り構造のストランドであってもよい。
【0016】次に、心ストランドを構成する一次ストラ
ンド及び二次ストランドの直径の好ましい範囲について
説明する。一次ストランドの径は1.20〜6.20±
0.50mmの範囲であることが好ましい。さらに、二次
ストランドの径は2.20〜11.20±0.50mmで
あることが好ましい。これらの一次ストランド及び二次
ストランドの直径の好ましい範囲はロープ外径が6〜3
0mmの場合に相当する心ストランド径の範囲である。
【0017】さらに、側ストランドの本数は4本乃至8
本であって、各側ストランドは20本乃至55本の素線
を撚り合わして形成されていることが好ましい。この場
合に、ロープ径は6〜30mmであることが望ましい。ロ
ープ径が30mmを上回ると、ロープの可撓性が低下する
からであり、ロープ径が6mmを下回ると満足な難自転性
を確保することが困難になるからである。
【0018】
【作用】本発明に係る難自転性ワイヤロープにおいて
は、心ストランドの撚り方向と、側ストランドで構成さ
れる外層部の撚り方向とが互いに逆向きであるため、ロ
ープに張力が作用したときに心ストランドに発生するト
ルクの向きと、外層部に発生するトルクの向きとが逆向
きとなって互いに相殺され、高揚程で多層巻きであって
も実質的にほとんど自転しなくなる。
【0019】この場合に、心ストランドの素線数を所定
の構成にしているので、ロープの可撓性および耐フレッ
ティング性の両者ともにバランス良くなり、優れた耐久
性を持つロープを得ることができる。
【0020】トルク係数Kは下式(1)を用いて定めら
れる指数であり、トルク係数Kの値が小さくなるほど自
転しにくいロープであることを表わす。 K=T/(W×D) …(1) ただし、Wはロープにかかる張力(N)、Tは張力Wに
よるトルク(N・m)、Dはロープ外径(m)をそれぞ
れ表わす。
【0021】本発明に係る難自転性ワイヤロープにおい
ては、側ストランドのピッチ倍数よりもロープのピッチ
倍数のほうを大きくしているので、トルク係数Kの値が
小さくなり、自転し難くなる。トルク係数KはトルクT
と正比例の関係にあり、トルクTはロープを撚り合せる
撚りのピッチ倍数に依存する。一般に、トルクTは側ス
トランド(心ストランド)のピッチ倍数よりもロープピ
ッチ倍数のほうに強い依存性を示す。したがって、ロー
プピッチ倍数を大きくすることは全体としてトルク係数
Kを低減することになり、難自転性が向上する。
【0022】ところで、複数本の側ストランドは心スト
ランドの撚りとは逆向きに心ストランドの周りに撚り合
わされるため、側ストランドの構成ワイヤは心ストラン
ドの構成ワイヤに対して交差する。このため、通常の円
形断面ワイヤであれば両者は点接触の状態で接触し合
い、容易にフレッティングを生じる。
【0023】しかし、本発明に係る難自転性ワイヤロー
プにおいては、外周面を平滑化した異形断面ワイヤを心
ストランドの最外周層に設けているので、心ストランド
と側ストランドとは線接触に近い状態で接触し合うよう
になり、フレッティングが有効に防止される。この結
果、長期間にわたり内部断線を生じなくなり、ロープの
耐久性および耐疲労性が大幅に向上する。
【0024】
【実施例】以下、添付の図面を参照しながら本発明の実
施例について説明する。図1および図2に示すように、
ワイヤロープ1は心ストランド2の外周に6本の側スト
ランド6を撚り合わせたIWSC6×WS(31)の構
造をなすものである。6本の側ストランド6によってロ
ープの外層部5が形成されている。心ストランド2は、
2層の一次ストランド3及び2層の二次ストランド4を
撚り合わせた合計4層からなる多層撚りストランドであ
る。 [心ストランドの形成]心ストランド2は次のようにし
て製造される。先ず図3を参照しながら一次ストランド
3の形成について説明し、次いで図4を参照しながら二
次ストランド4の形成について説明する。
【0025】ワイヤにはJIS G3525に定められた鋼
線を用いた。図3に示すように、撚り線機10Aのスピ
ンドル部は案内管20Aによって回転案内板30Aに連
結されている。各ワイヤは撚り線機10Aに内蔵された
ボビン(図示せず)から回転案内板30Aを経由して下
流側のダイス40Aに向けてそれぞれ送給されるように
なっている。ダイス40Aはフレーム(図示せず)に固
定されているが、回転案内板30Aは回転可能に支持さ
れている。
【0026】回転案内板30Aには中央孔31Cを中心
に同心円状に内外2列6個ずつの周辺孔31Aが形成さ
れている。中央孔31Cには芯部3aを構成する細径ワ
イヤ1本が通され、内側6個の周辺孔31Aには芯部3
aを構成する細径ワイヤ3Aがそれぞれ通され、外側6
個の周辺孔31Aには周辺部3bを構成する太径ワイヤ
3Bがそれぞれ通されている。ダイス孔41Aの入口は
テーパ状に形成されており、これを通って(1+6)本
の細径ワイヤ3Aおよび6本の太径ワイヤ3Bが収束さ
れるようになっている。
【0027】一次ストランドの引抜き撚合加工は次のよ
うな手順で行なう。先ず、芯部3aとしての(1+6)
本の細径ワイヤ3Aをダイス孔41Aに通し、下流側に
設けられたドラム状のキャプスタン(図示せず)に巻き
付ける。次いで、周辺部3bとしての6本の太径ワイヤ
3Bの先端部を研削してダイス孔41Aに押し込み、
(1+6)本の細径ワイヤとともにキャプスタンに巻き
取る。そして、撚り線機10Aのスピンドル部を所定速
度で回転させながら、キャプスタンを所定速度で回転さ
せ、(1+6+6)本のワイヤを一度に撚合するととも
にダイス40Aから引抜く。このようにして2層平行撚
りの(1+6+6)ストランドが一次ストランド3とし
て形成される。ダイス40Aから引き抜かれると、図6
に示すように、一次ストランド3の周辺部3bは外周面
が平滑になる。
【0028】次に、図4を参照しながら二次ストランド
2を形成する場合について説明する。撚り線機10Bの
スピンドル部は案内管20Bによって回転案内板30B
に連結されている。各ワイヤは撚り線機10Bに内蔵さ
れたボビン(図示せず)から回転案内板30Bを経由し
て下流側のダイス40Bに向けてそれぞれ送給されるよ
うになっている。ダイス40Bはフレーム(図示せず)
に固定されているが、回転案内板30Bは回転可能に支
持されている。
【0029】回転案内板30Bには中央孔31Cを中心
に同心円状に内外2列18個ずつの周辺孔31Bが形成
されている。中央孔31Cには一次ストランド3が通さ
れ、内側18個の周辺孔31Bには下撚り細径ワイヤ4
aがそれぞれ通され、外側18個の周辺孔31Bには上
撚り太径ワイヤ4bがそれぞれ通されている。ダイス孔
41Bの入口はテーパ状に形成されており、これを通っ
て18本の細径ワイヤ4aおよび18本の太径ワイヤ4
bが収束されるようになっている。
【0030】二次ストランドの引抜き撚合加工の手順は
上述の一次ストランドの場合と同様にして行なわれる。
すなわち、図4に示す撚り線機10B及びダイス40B
を用いて、撚り合わせと同時に引き抜き加工し、上撚り
ワイヤ4bを異形線化する。これにより最外周層にあた
る上撚りワイヤ4bの外周面は平滑になる。その結果、
図6に示す断面構造の異形ストランドT−SeS{(1
+6+6)+18+18}を心ストランド2として得
た。本実施例のロープ径16mmにおいては、心ストラン
ド2の撚りピッチの平均を39mmとし、心ストランド2
の平均直径を6.0mmとした。
【0031】引き抜き加工による減径率Rは、下撚りが
8%であり、上撚りが5%である。減径率Rは下式
(2)によって求まる。 R={(D1 −D2 )/D1 }×100 …(2) ただし、D1 は図5に示す引抜き撚合加工前の心ストラ
ンドを構成するワイヤ束2Aの直径を表わし、D2 は図
6に示す引抜き撚合加工後の心ストランド2の直径を表
わす。なお、図6には心ストランド2の一例として4層
撚り構造のものを示したが、これを例えばT{(1+
6)+12+12}のように3層撚り構造としてもよ
い。 [側ストランドの形成]撚り線機(図示せず)を用いて
大小31本のワイヤを多層撚りして側ストランド6を形
成した。側ストランド6を構成するワイヤの径は0.6
3〜1.03mmの範囲である。側ストランド6の平均外
径は5.5mmであり、心ストランド2のそれより少し小
さい。 [ロープの撚合]撚り線機(図示せず)は送り出し部の
スイフトから巻き取り部の巻取機までの間に設けられ、
連続送給される各ストランドに所定の張力が印加される
ように張力制御されている。撚り線機の鏡板にはプレフ
ォーム装置が取り付けられている。プレフォーム装置の
直ぐ下流側には固定フレームにボイスが取り付けられて
いる。 撚り線機の軸心に心ストランド2を通すととも
に、プレフォーム装置により側ストランド6を形付け
(プレフォーム)し、これらをボイスによって心ストラ
ンド2に上撚りする。撚り方向はZ撚りである。ここで
形付けとは、ボイスで撚られる前にストランドに弾性限
以上の応力を与えて、撚られたストランドのスパイラル
と同形状になるように予め成形することをいう。ボイス
を出ると、(T−IWSC)6×WS(31)のストラ
ンドロープとなる。ロープ1の最終仕上げ径は16mmで
ある。ロープの撚りピッチを120mmとし、ピッチ倍数
をロープ径Dの7.5倍とした。
【0032】次に、表1を参照しながら実施例1のロー
プを従来例1,2および比較例1のロープと比較して説
明する。実施例1として(T−IWSC)6×WS(3
1)を用い、従来例1,2としてIWRC6×WS(3
1)をそれぞれ用い、比較例1としてIWSC6×WS
(31)を用いた。実施例1、従来例1,2及び比較例
1ともにロープ径が16mmのものを供試した。 [撚り方向及びピッチ倍数]実施例1のロープにおいて
は心ストランド2及び側ストランド6ともにS撚りであ
る。心ストランド2のピッチ倍数は6.5であり、側ス
トランド6のピッチ倍数は5.0である。6本の側スト
ランド6からなる外層部5は、側ストランド6の撚りと
は逆向きのZ撚りである(S/S/Z)。外層部5のピ
ッチ倍数(ロープピッチ倍数)は7.5である。実施例
1のロープはロープピッチ倍数のほうを側ストランドピ
ッチ倍数よりも大きくしている。
【0033】比較例1のロープにおいては、心ストラン
ドをS撚り、側ストランドをS撚り、ロープをZ撚り
(S/S/Z)とした。比較例の心ストランドのピッチ
倍数、側ストランドのピッチ倍数、ロープピッチ倍数
は、いずれも実施例1のそれらと同じにした。なお、比
較例1の心ストランドは通常の円形断面ワイヤで形成さ
れている。
【0034】従来例1,2のロープにおいては、心スト
ランドをZ撚り、側ストランドはS撚り、ロープをZ撚
り(Z/S/Z)とした。従来例1,2ともに心ストラ
ンドのピッチ倍数は6.5であるが、従来例1の側スト
ランドのピッチ倍数は7.8であり、従来例2の側スト
ランドのピッチ倍数は5.0である。また、従来例1の
ロープピッチ倍数は6.2であり、従来例2のロープピ
ッチ倍数は7.5である。 [心ストランド/側ストランド]側ストランド6に対す
る心ストランド2の外径比率(心ストランド/側ストラ
ンド)は、実施例1、比較例1、従来例2のそれぞれを
1.09とし、従来例1を1.23とした。 [トルク係数K]表1中のトルク係数Kは上記(1)式
を用いて求めた指数であり、トルク係数Kの値が小さく
なるほど自転しにくいロープであることを表わす。
【0035】実施例1のロープでは42.5×10-3
トルク係数Kが得られた。これは比較例1のロープと同
等であり、従来例1の89.5×10-3及び従来例2の
68.4×10-3のそれを大きく下回った。このことか
ら実施例1のロープが自転し難いものであるという結果
を得た。 [耐疲労性]表1中の寿命に至る耐疲労性は、ロープの
繰り返し曲げ疲労試験の結果を示すものである。繰り返
し曲げ疲労試験は、S曲げ試験法によるものであり、そ
の条件は係数(D/d)を20とし、安全率(Sf)を
5とした。ロープの1ピッチ間における総ワイヤの10
%に断線が生じた時点をロープの寿命として判定し、そ
れまでに印加した繰り返し曲げ回数(サイクル数)で評
価した。従来例1,2の結果を100%としてそれぞれ
を比較評価した。実施例1では120%、比較例1では
110%という結果が得られた。
【0036】
【表1】
【0037】
【発明の効果】本発明の難自転性ワイヤロープにおいて
は、ロープに張力が作用したときに心ストランドに生じ
るトルクの向きと、外層部に生じるトルクの向きとが互
いに相殺されるので、高い揚程であっても実質的に自転
を生じなくなる。
【0038】また、側ストランドのピッチ倍数よりもロ
ープのピッチ倍数のほうを大きくしているので、トルク
係数Kの値が小さくなり、自転し難くなる。さらに、外
周面を平滑化した異形断面ワイヤを心ストランドの最外
周層に設けているので、心ストランドと側ストランドと
は線接触に近い状態で接触し合うようになり、フレッテ
ィング摩耗が有効に防止される。この結果、長期間にわ
たり内部断線を生じなくなり、ロープの耐久性および耐
疲労性が大幅に向上する。
【0039】このように本発明のワイヤロープは、難自
転性、耐疲労性、ドラムでの巻取性、耐形崩れ性の諸性
質をともに満たすので、高揚程で多層巻きの荷役機械用
や建設機械用への適合が十分に可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る難自転性ワイヤロープを
示す横断面図。
【図2】実施例の難自転性ワイヤロープの部分切取図。
【図3】一次ストランドを引抜き撚合加工するための撚
り線機およびダイスの概要を模式的に示す部分断面図。
【図4】二次ストランドを引抜き撚合加工するための撚
り線機およびダイスの概要を模式的に示す部分断面図。
【図5】引抜き撚合加工前の心ストランドを構成するワ
イヤ束を示す横断面図。
【図6】引抜き撚合加工後の心ストランドを示す横断面
図である。
【符号の説明】
2…心ストランド 3…一次ストランド 4…二次ストランド 5…外層部 6…側ストランド 10A,10B…撚り線機 20A,20B…案内管 30A,30B…回転案内板 40A,40B…ダイス
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年10月11日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】ところで、現在使用されている移動式の
フテレーンクレーンにおいては、4本吊りの場合でシー
ブ直径Dに対する揚程Hの比率が90(H/D=90)
程度である。理論上の引き戻しトルク係数Kは58×1
-3程度が必要であり、ロープピッチをさらに大きく
し、ストランドピッチを縮めた難自転性ワイヤロープが
供給されている。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0038
【補正方法】変更
【補正内容】
【0038】また、側ストランドのピッチ倍数よりもロ
ープのピッチ倍数のほうを大きくしているので、トルク
係数Kの値が小さくなり、自転し難くなる。また、心ス
トランドと側ストランドとの外径比率を1.06〜1.
20の範囲に設定すると、可撓性および耐疲労性は従来
品と同等レベルの品質が保たれて良好であり、ドラムで
の巻取り性および耐形崩れ性を良好に保持することがで
きるとともに、トルク係数Kを高揚程吊り下げ(H/D
=110)の目標値である45×10-3より小さくする
ことができる。さらに、外周面を平滑化した異形断面ワ
イヤを心ストランドの最外周層に設けているので、心ス
トランドと側ストランドとは線接触に近い状態で接触し
合うようになり、フレッティング摩耗が有効に防止され
る。この結果、長期間にわたり内部断線を生じなくな
り、ロープの耐久性および耐疲労性が大幅に向上する。
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周面を平滑化した異形断面ワイヤを少
    なくとも最外周層に有する多層撚りの心ストランドと、
    この心ストランドの周囲に設けられ心ストランドの撚り
    と同じ向きに撚り合わされた複数本の側ストランドとを
    有し、 前記側ストランドは、前記心ストランドの撚りとは逆向
    きに撚り合わされてロープが形成され、かつ、 前記側ストランドのピッチ倍数よりもロープのピッチ倍
    数のほうが大きいことを特徴とする難自転性ワイヤロー
    プ。
  2. 【請求項2】 側ストランドの外径に対する心ストラン
    ドの外径の比率が1.06〜1.20の範囲にあること
    を特徴とする請求項1記載の難自転性ワイヤロープ。
  3. 【請求項3】 心ストランドは、異形断面ワイヤを含む
    一次ストランドT(1+N1 +N1 )を撚り合わせた上
    に異形断面ワイヤを含む二次ストランド(N2 +N2
    を撚り合わせてなるT−SeS{(1+N1 +N1 )+
    2 +N2 }で構成されており、この場合に素線数が6
    ≦N1 ≦12,12≦N2 ≦24に規定されることを特
    徴とする請求項1記載の難自転性ワイヤロープ。
  4. 【請求項4】 側ストランドの本数が4本乃至8本であ
    って、各側ストランドは20本乃至55本の素線を撚り
    合わして形成されていることを特徴とする請求項1記載
    の難自転性ワイヤロープ。
  5. 【請求項5】 心ストランドは、異形断面ワイヤを含む
    一次ストランドT(1+N1 +N1 )および異形断面ワ
    イヤを含む二次ストランド(N2 +N2 )からなる4層
    撚りストランドであることを特徴とする請求項1記載の
    難自転性ワイヤロープ。
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