JPH089044Y2 - ごみ容器 - Google Patents

ごみ容器

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JPH089044Y2
JPH089044Y2 JP1077593U JP1077593U JPH089044Y2 JP H089044 Y2 JPH089044 Y2 JP H089044Y2 JP 1077593 U JP1077593 U JP 1077593U JP 1077593 U JP1077593 U JP 1077593U JP H089044 Y2 JPH089044 Y2 JP H089044Y2
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JP
Japan
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lid
opening
dust
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guide wall
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JP1077593U
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JPH0672917U (ja
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行雄 田村
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Richell Corp
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Richell Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、ごみ容器に係り、さ
らに詳しくは、例えばポリ袋等に入ったごみを複数個収
容する大型のごみ容器の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6は従来のごみ容器の斜視図、図7は
一部を断面で示した図6の正面図、図8は図7のC−C
断面図である。図において、1は金属材料または合成樹
脂材料を成形加工してなるほぼ直方体状のごみ容器の本
体で、その前面板1aの上部から天板1bの一部にかけ
て両側縁2aが円弧状に形成された開口部2を有し、内
部には例えばポリ袋等に入ったごみを収容するごみ収容
室3を備えている。また、天板1bの後方は平面になっ
ており、天板1b上に例えばダンボール箱などの梱包材
等が置けるように形成されている。
【0003】4は両側面4aが扇状に形成され下部に開
閉用取手4bを備えた円弧状の蓋体で、この蓋体4は本
体1の両側壁1cに設けた軸5に回動可能に支持されて
いる。なお、図8の2点鎖線は、蓋体4の両側面4aや
上面4cなどの蓋体4全体の移動軌跡Kを示す。6は前
面板1aの上部に設けられた凹部で、その凹部6の開口
部2側には蓋体4が閉じた時に蓋体4を支持する支持部
6aが設けられている。7は本体1の背面板1dに取り
付けられたストッパーで、蓋体4が開いた時に蓋体4の
上部がストッパー7に当接して蓋体4の動きを停止する
構成となっている。8は本体1の両側壁1cに設けた運
搬用取手、9は本体1の底部に設けた運搬用キャスタ
ー、10は天板1bの開口部2側に設けた補強リブであ
る。
【0004】このように構成したごみ容器の本体1内に
ごみを収容する場合、まず、閉じた蓋体4の開閉用取手
4bを持って蓋体4を図8のX方向に動かすと、蓋体4
は本体1の両側壁1cに設けた軸5を支点に回動して開
口部2が開放される。ついで、ポリ袋等に入ったごみを
開口部2から本体1のごみ収容室3へ投入する。そし
て、再び蓋体4の開閉用取手4bを持って蓋体4を図8
のY方向に動かすと、開口部2が閉成される。また、次
にごみを本体1内に収容する場合は、上述したようにご
み収容室3への投入を行い、これを繰り返して複数のご
みを本体1内に収容する。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】上記のような従来のご
み容器は、本体1のごみ収容室3に多くのごみが収容さ
れている場合、図9に示すように、蓋体4を半開きにし
て次のごみEを押し込むと、本体1内に先に投入されて
いたごみFがごみEによって後方および下方へ押され、
天板1bおよび移動軌跡Kによって形成された空間域D
へもごみFが移動してしまうので、ごみFが蓋体4の回
動に障害を及ぼして蓋体4が完全に開かなくなることが
あった。また、この障害によって本体1内のごみE,F
を取り出しことができなくなり、ごみの収集等ができな
いなどの問題があった。
【0006】この考案は、上記のような課題を解決する
ためになされたもので、ごみによる蓋体の回動の障害を
防止して本体内のごみの取り出しを円滑に行うことので
きる使い勝手の良いごみ容器を提供することを目的とし
たものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この考案に係るごみ容器
は、前面板の上部から天板の一部にかけて両側縁が円弧
状に形成された開口部を有するほぼ直方体状の本体と、
開口部の両側縁に沿って摺動し、開口部を開閉するほぼ
円弧状の蓋体とからなるごみ容器において、開口部から
その後方にかけて蓋体の移動軌跡の外側にこの移動軌跡
に沿って案内壁を設けたものである。
【0008】また、移動軌跡の外側に設けた案内壁に代
えて、移動軌跡の内側に案内壁を設けたものである。
【0009】さらに、移動軌跡の一部の内側または外側
にこの移動軌跡に沿って案内壁を設けたものである。
【0010】また、案内壁の下端部近傍において、本体
の背面板および両側壁の内面の一部に段部または突出部
を設けたものである。
【0011】
【作用】閉じた蓋体を開く方向に回動してごみ容器の本
体の開口部を開放し、この開口部から本体内にごみを投
入して収容した後、蓋体を閉じる方向に回動して開口部
を閉成する。そして、本体内に多くのごみが収容されて
いる場合に蓋体を半開きにしてさらに次のごみを押し込
むと、先に投入されていたごみは開口部からその後方に
かけて蓋体の移動軌跡の外側にこの移動軌跡に沿って設
けた案内壁によってその移動が抑制され、ごみによる蓋
体の回動の障害を防止し、本体からのごみの取り出しを
円滑にする。
【0012】また、移動軌跡の外側に設けた案内壁に代
えて、移動軌跡の内側に案内壁を設けることにより、ご
みによる蓋体の回動の障害を防ぎ、蓋体の回動をより円
滑にする。
【0013】さらに、移動軌跡の一部の内側または外側
にこの移動軌跡に沿って案内壁を設けることにより、コ
ストをかけずに簡単な構造で蓋体の回動の障害を防ぐ。
【0014】また、案内壁の下端部近傍において、本体
の背面板および両側壁の内面の一部に段部または突出部
を設けることにより、本体内のごみの積み上げによるご
みが蓋体の移動軌跡内に入って蓋体の開閉に支障を来た
すことを防ぐ。
【0015】
【実施例】実施例1. 図1は一部を断面で示したこの考案の第1の実施例の正
面図、図2は図1のA−A断面図である。なお、図6〜
8で説明した従来例と同一または相当部分には同じ符号
を付し、説明を省略する。
【0016】図において、11は天板1bの開口部2側
に設けた補強リブ10の近傍から本体1の背面板1dに
かけて蓋体4の移動軌跡Kの外側に移動軌跡Kに沿って
設けられた案内壁で、本体1と一体的に構成されてい
る。また、この実施例は、本体1の強度を高めるために
本体1の前面板1a、側壁1cおよび背面板1dの下部
を二重壁で構成しており、側壁1cの内壁のほぼ中央部
および背面板1dの内壁の上端部に連続して段部12が
設けられ、この段部12が、ごみ収容室3内にごみを収
容して積み上げた際、ごみが蓋体4の移動軌跡K内に入
って蓋体4の開閉に支障を来たすのを防止するととも
に、蓋体4のストッパーを兼ねている。なお、案内壁1
1は別部材で形成してもよい。
【0017】このように構成したごみ容器の本体1内に
ごみを収容する場合、従来例で説明した場合と同様に閉
じた蓋体4の開閉用取手4bを持って蓋体4を図2のX
方向に回動して開口部2を開放し、ポリ袋等に入ったご
みを開口部2から本体1のごみ収容室3へ投入する。投
入後、再び蓋体4の開閉用取手4bを持って蓋体4を図
2のY方向に回動して開口部2を閉成する。そして、次
のごみを本体1内に投入する場合も同様に蓋体4を回動
し、ごみの収容を行う。
【0018】また、ごみ収容室3に多くのごみが収容さ
れている場合も、蓋体4を回動して次のごみ開口部2か
ら投入する。この時、蓋体4を半開きにして次のごみを
押し込んでも、先に投入されていたごみは案内壁11に
よって空間域Dへは移動しないので、ごみによる蓋体4
の回動の障害を防ぎ、本体1内からのごみの取り出しを
円滑に行うことができる。
【0019】実施例2. 図3は一部を断面で示したこの考案の第2の実施例の正
面図、図4は図3のB−B断面図で、この実施例は、第
1の実施例の案内壁11に代えて、本体1の背面板1d
から開口部2の上方にかけて蓋体4の移動軌跡Kの内側
に移動軌跡Kに沿って案内壁13を設けたものである。
また、案内壁13の下端部13aはストッパーで、蓋体
4が開いた時に蓋体4の上部が下端部13aに当接して
蓋体4の動きを停止する構成となっている。14は背面
板1dおよび側壁1cの一部に連続して設けられた突出
部で、ごみ収容室3内にごみを積み上げた際、ごみが蓋
体4の移動軌跡K内に入って蓋体4の開閉に支障を来た
すのを防ぐ。なお、この案内壁13は本体1と一体に成
形してもよく、あるいは、接着等により本体1に取り付
けてもよい。
【0020】このように構成したことにより、実施例1
とほぼ同じ作用および効果が得られ、例えばごみ収容室
3いっぱいに多くのごみが収容されていて、さらに次の
ごみを押し込んだ場合でも、先に投入されていたごみは
案内壁13によって空間域D側へ移動されず、蓋体4の
回動をより円滑にすることができる。
【0021】実施例3. 図5はこの考案の第3の実施例の中央縦断面図で、この
実施例は、第1の実施例の案内壁11に代えて、本体1
の背面板1dから天板1bのほぼ中央部にかけて蓋体4
の移動軌跡Kの一部の外側に移動軌跡Kに沿って案内壁
15を設けたものである。16は背面板1dおよび側壁
1cの一部に連続して設けた突出部で、ごみ収容室3内
にごみを積み上げた際、ごみが蓋体4の移動軌跡K内に
入って蓋体4の開閉に支障を来たすのを防止するととも
に、蓋体4のストッパーを兼ねたものである。なお、こ
の案内壁15は本体1と一体に成形してもよく、あるい
は、接着等により本体1に取り付けてもよい。また、移
動軌跡Kの一部の内側に案内壁15を設けてもよい。
【0022】このように構成したことにより、実施例1
とほぼ同じ作用および効果が得られ、例えばごみ収容室
3に多くのごみが収容されていて蓋体4を半開きにして
次のごみを押し込んだ場合でも、先に投入されていたご
みは案内壁15および蓋体4の上面4cによって空間域
D側へは移動されず、蓋体4を円滑に回動することがで
きる。
【0023】
【考案の効果】以上のようにこの考案は、前面板の上部
から天板の一部にかけて両側縁が円弧状に形成された開
口部を有するほぼ直方体状の本体と、開口部の両側縁に
沿って摺動し、開口部を開閉するほぼ円弧状の蓋体とか
らなるごみ容器において、開口部からその後方にかけて
蓋体の移動軌跡の外側にこの移動軌跡に沿って案内壁を
設けたので、ごみによる蓋体の回動の障害を防止するこ
とができ、本体内のごみの取り出しを円滑に行うことが
できる。
【0024】また、移動軌跡の外側に設けた案内壁に代
えて、移動軌跡の内側に案内壁を設けることにより、ご
みによる蓋体の回動の障害を防ぐとともに、蓋体の回動
をより円滑にすることのできる使い勝手の良いごみ容器
を得ることができる。
【0025】さらに、移動軌跡の一部の内側または外側
にこの移動軌跡に沿って案内壁を設けたので、コストを
かけずに簡単な構造で蓋体の回動の障害を防ぐことがで
きる。
【0026】また、案内壁の下端部近傍において、本体
の背面板および両側壁の内面の一部に段部または突出部
を設けたので、本体内にごみを収容して積み上げた際、
ごみが蓋体の移動軌跡内に入って蓋体の開閉に支障を来
たすのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一部を断面で示したこの考案の第1の実施例の
正面図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】一部を断面で示したこの考案の第2の実施例の
正面図である。
【図4】図3のB−B断面図である。
【図5】この考案の第3の実施例の中央縦断面図であ
る。
【図6】従来のごみ容器の斜視図である。
【図7】一部を断面で示した図6の正面図である。
【図8】図7のC−C断面図である。
【図9】従来のごみ容器の作用説明図である。
【符号の説明】
1 本体 1a 前面板 1b 天板 2 開口部 2a 側縁 4 蓋体 11,13,15 案内壁 12 段部 14,16 突出部 K 移動軌跡

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前面板の上部から天板の一部にかけて両
    側縁が円弧状に形成された開口部を有するほぼ直方体状
    の本体と、前記開口部の両側縁に沿って摺動し、前記開
    口部を開閉するほぼ円弧状の蓋体とからなるごみ容器に
    おいて、 前記開口部からその後方にかけて前記蓋体の移動軌跡の
    外側に該移動軌跡に沿って案内壁を設けたことを特徴と
    するごみ容器。
  2. 【請求項2】 前記移動軌跡の外側に設けた案内壁に代
    えて、移動軌跡の内側に案内壁を設けたことを特徴とす
    る請求項1記載のごみ容器。
  3. 【請求項3】 前面板の上部から天板の一部にかけて両
    側縁が円弧状に形成された開口部を有するほぼ直方体状
    の本体と、前記開口部の両側縁に沿って摺動し、前記開
    口部を開閉するほぼ円弧状の蓋体とからなるごみ容器に
    おいて、 前記移動軌跡の一部の内側または外側に該移動軌跡に沿
    って案内壁を設けたことを特徴とするごみ容器。
  4. 【請求項4】 前記案内壁の下端部近傍において、前記
    本体の背面板および両側壁の内面の一部に段部または突
    出部を設けたことを特徴とする請求項1,2または3記
    載のごみ容器。
JP1077593U 1993-03-12 1993-03-12 ごみ容器 Expired - Lifetime JPH089044Y2 (ja)

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JP1077593U JPH089044Y2 (ja) 1993-03-12 1993-03-12 ごみ容器

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JPH0672917U JPH0672917U (ja) 1994-10-11
JPH089044Y2 true JPH089044Y2 (ja) 1996-03-13

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KR200453657Y1 (ko) * 2010-05-17 2011-05-17 동광프리즘(주) 도로용 제설함
JP2018199579A (ja) * 2018-09-12 2018-12-20 株式会社寺岡精工 物品回収装置
JP2020189752A (ja) * 2020-08-11 2020-11-26 株式会社寺岡精工 物品回収装置
CN115743992B (zh) * 2022-10-21 2024-04-30 安徽省欣雨环卫机械有限公司 一种环卫垃圾桶

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