JP3741838B2 - 錠剤収納容器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は錠剤を収納する錠剤収納容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、嗜好用、薬用を問わず錠剤が多く出回っており、これを収納する容器も多種にわたっているが、コスト削減の観点から合成樹脂材製のものが多く用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように、コスト低減の要請から合成樹脂材製の錠剤収納容器が多く用いられているが、これらはいずれも部材数が多く、コスト削減の観点から改善の余地があった。
【0004】
請求項1及び2記載の錠剤収納容器は、全部材を合成樹脂材で一体成形することによりコスト削減を図ろうとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
第 1 の手段は、容器体1の下面閉塞かつ上面開口の周壁2上端と、蓋 10 の周壁 11 下端とを、両周壁の各後壁部で肉薄ヒンジ 18 を介して連結して合成樹脂材で一体成形してなり、上記蓋 10 の頂壁12左右側端部の少なくとも一方から案内板 13 を垂下して、該案内板の下部前側部分の外面から係合突起 14 を突設するとともに、この係合突起 14 を係合させる係合溝4を、容器体1の周壁2の左右側壁3a、3bのうち対応側壁の上部前側部分内面に、肉薄ヒンジ 18 を中心とする蓋 10 の回動により係合突起 14 が係合溝4内を摺動自在に移動できるように上下方向に形成し、かつ上記蓋 10 の開方向への回動により上記係合溝4の上端部に係合突起 14 を係合させることができるように設けた。
【0006】
第2の手段は、第1の手段を有し、更に係合突起 14 は、上記係合溝4の上端部への係合後に蓋 10 を更に開方向へ強制回動させることで係合溝4内部から離脱させることができる程度の弾性を有している。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る錠剤収納容器の実施形態について説明する。
1は容器体で、横断面矩形状の周壁2下面を底壁で閉塞すると共に、周壁上面を開口し、左右の側壁3a、3bのそれぞれの前部かつ上端部内面に上下方向の係合溝4を形成する。一方、周壁後部上端を切除して切欠部5を形成すると共に、該切欠部に連続する側壁3a、3b後部上端を後方へ膨出する円弧状の円弧部6に形成する。
【0008】
10は蓋で、横断面矩形状の周壁11上面を頂壁12で閉塞すると共に、該頂壁の左右両側端部のそれぞれから案内板13を垂下し、該案内板の前端部かつ下端部に弾性を有する弾性係合突起14を突設して該係合突起を係合溝4に摺動自在に、かつ離脱可能に係合させている。
【0009】
一方、蓋周壁11の後部下端を下方へ延長して突出部15を形成し、該突出部上端の角部を後方へ膨出する円弧状の円弧部16に形成すると共に、突出部15の後壁下端17を容器体周壁2の後壁上端、すなわち切欠部5の後部上端に肉薄ヒンジ18を介して接続させている。19は蓋頂壁12下面から垂下して一対の案内板13を接続する補強板である。
上記構成に係る容器体1と蓋10とは合成樹脂材で一体成形する。
【0010】
なお、上記に限らず、係合溝4を案内板13に、弾性係合突起14を容器体周壁2内面に形成してもよい。また、案内板13は左右いずれか一方だけでもよい。
【0011】
次に本実施形態の作用について説明する。
容器体1内から錠剤を取り出すには蓋10を上げればよく、すると弾性係合突起14は係合溝4内を上方へ移動して、図1に二点鎖線と実線とで示すように係合溝4の下端から上端に達して該溝上端に係合する。一方、蓋10は弾性係合突起14が係合溝4の上端に達すると、同図に一点鎖線で示すように後方傾斜する。図2は蓋10の後方傾斜時における容器体1の開口状態を示すもので、この状態から容器体1を前方へ傾倒させると、錠剤が一対の案内板13間から容器体外へ出る。
【0012】
錠剤取出し後は、蓋10を押し下げればよく、すると弾性係合突起14は上記と反対に係合溝4内を下方へ移動して溝上端から溝下端に達して該溝下端に係合する。一方、この時点で蓋10の周壁11下端面は容器体周壁2上端面に当接すると共に、突出部15下端面は切欠部5上端面に当接して図3に示すように容器体上面を閉塞する。
【0013】
錠剤を容器体内へ補給するには、容器体を開口させる場合と同様に蓋10を上げればよく、すると上記同様に弾性係合突起14は係合溝4内を上方へ移動して溝上端に係合するが、ここからさらに蓋10を上方へ上げると、弾性係合突起14は溝上端から離脱すると共に、案内板13も容器体内から離脱して図1に実線で示すように水平状態となって容器体上面を開口する。
【0014】
錠剤補給後は、蓋10を押し下げればよく、すると弾性係合突起14は係合溝4上端から該溝に係合して溝下端に移動し、これと共に、蓋10も前方傾斜して容器体上面を閉塞する。
【0015】
【発明の効果】
本発明の錠剤収納容器は、全部材を合成樹脂材で一体成形したので、部材が単一化しコスト削減が可能になる。
【0016】
また、容器体と蓋とを肉薄ヒンジを介して一体に接続させたので、蓋を紛失するといったおそれがなく、しかも案内板としての側板を垂下し、該側板と容器体周壁とを溝と突起とで係合させたので、合成樹脂材による一体成形にもかかわらず蓋の開閉を容易確実かつ円滑に行うことができる。
【0017】
又本発明の錠剤収納容器は、係合突起は弾性を有するから係合溝からの離脱が可能であり、従って蓋を後方へ傾斜させて水平状態にすることにより容器体上面を完全に開口させることが可能であり、このため錠剤の補給を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る錠剤収納容器の動作説明を示す縦断面図である。
【図2】同じく、蓋の通常の開口状態を示す斜視図である。
【図3】同じく、蓋の閉塞状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 容器体
2 周壁
3a 左側壁
3b 右側壁
4 係合溝
10 蓋
11 周壁
12 頂壁
13 案内板
14 係合突起
18 肉薄ヒンジ
Claims (2)
- 容器体1の下面閉塞かつ上面開口の周壁2上端と、蓋 10 の周壁 11 下端とを、両周壁の各後壁部で肉薄ヒンジ 18 を介して連結して合成樹脂材で一体成形してなり、上記蓋10の頂壁12左右側端部の少なくとも一方から案内板13を垂下して、該案内板の下部前側部分の外面から係合突起14を突設するとともに、この係合突起 14 を係合させる係合溝4を、容器体1の周壁2の左右側壁3a、3bのうち対応側壁の上部前側部分内面に、肉薄ヒンジ 18 を中心とする蓋 10 の回動により係合突起 14 が係合溝4内を摺動自在に移動できるように上下方向に形成し、かつ上記蓋 10 の開方向への回動により上記係合溝4の上端部に係合突起 14 を係合させることができるように設けたことを特徴とする、錠剤収納容器。
- 更に上記係合突起 14 は、上記係合溝4の上端部への係合後に蓋 10 を更に開方向へ強制回動させることで係合溝4内部から離脱させることができる程度の弾性を有することを特徴とする、請求項1記載の錠剤収納容器。
Priority Applications (1)
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JP24766497A JP3741838B2 (ja) | 1997-08-27 | 1997-08-27 | 錠剤収納容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24766497A JP3741838B2 (ja) | 1997-08-27 | 1997-08-27 | 錠剤収納容器 |
Publications (2)
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JPH1170983A JPH1170983A (ja) | 1999-03-16 |
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Family
ID=17166839
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP24766497A Expired - Fee Related JP3741838B2 (ja) | 1997-08-27 | 1997-08-27 | 錠剤収納容器 |
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Families Citing this family (1)
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JP4770349B2 (ja) * | 2005-09-13 | 2011-09-14 | 大日本印刷株式会社 | 容器 |
-
1997
- 1997-08-27 JP JP24766497A patent/JP3741838B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH1170983A (ja) | 1999-03-16 |
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