JPS60282Y2 - プリンタ - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は印字用紙収納部を備えたプリンタに係り、特に
該収納部の扉を開いて印字用紙を収納するプリンタに関
する。

ラインプリンタの印字用紙としては一般的に連続用紙が
使用されるが、この連続用紙を収納するために印字用紙
収納部がプリンタ部と隣接して設けられる。

そして、この収能部に印字用紙を収納する場合、そもそ
も印字用紙が収納されている箱もともに前記収納部にセ
ットする。

これは印字用紙の積み重ね状態を保持するためである。

すなわち、一旦箱から印字用紙のみを取り出し、該印字
用紙のみを収納部にセットすると、積み重ねられた印字
用紙がくずれ、用紙ジャムや斜め移送の原因となるのを
防ぐために、箱に収納した状態で収納部にセットする。

ここで問題となるのは箱の蓋である。

当然のことながら印字用紙を収納部にセットする場合に
は蓋をオープンすることになるが、この蓋が収納部の扉
の開閉に邪魔となり、扉を押し戻したり、あるいは箱を
移動したりする。

そのような障害をなくすため、従来はかかる蓋を上ある
いは下に片手で押えながら片手で扉をしめていた。

またセットするに先立って箱の蓋を箱本体より切り取る
ことも考えられるが、セット時の手間が増大し好ましく
ない。

本考案はこのような欠点をなくシ、扉を閉める場合に単
に扉を閉める動作だけて蓋が邪魔にならないような用紙
収納部を提供するものであり、それは開閉可能な扉を有
し、開放自在な覆い蓋を持つ箱内に集積した印字用紙を
、該扉を開いて収納する印字用紙収納部を備えたプリン
タにおいて、前記箱の蓋位置相応の高さて前記扉の内壁
面及び、前記印字用紙収納部に収納した前記箱に前記扉
を閉じた時に当接する位置に設けられ、中央を突起し上
下方向に前記中央の突起から前記内壁面位置に至る傾斜
面を形成した係合片による係合部を設けたことを特徴と
するものである。

以下、図面に沿って本考案によるプリンタを詳細に説明
する。

第１図はプリンタ部（図示せす）に近接して配置される
印字用紙収納部の斜視図を示す。

前面に扉１を有し、該扉１は一端を中心として回動可能
であり、該扉１を開くことにより箱２に収納された印字
用紙３をセットすることが可能となる。

上蓋１ａの一部は透明アクリル板１ｂとなっており、扉
１を開けることなく印字用紙３の残量などを視認するこ
とができる。

第２図ａへ〜ｄは本考案による実施例てあり、扉１の内
面には係合片４が設けられている。

該係合用−４は中央付近に突起を有腰その突起が上下方
向に傾斜［−た部分を有する。

ａは板材の両端を扉１の内壁に固定（、た例であり、ｂ
は棒材の両端を固定したものである。

ａ、 ｂの例はともに２つの傾斜部を翁Ｌ７た例であ
るが、Ｃのように傾斜部は１箇所のみてもよい、ａ〜Ｃ
の例は係合片４を扉１の内壁に固定した例であるが、ｄ
のように内壁に対してスライド可能に支持されたスライ
ダ５に対ｌ−て係合片４を固定し、該スライダ５を内壁
に対してネジなどにより仮固定てきるようにずれは、用
紙を収納する箱２の犬きさ、ずなわち、蓋２ａの高さに
応じて係合片４の高さを設定することがてきる。

第３図は印字用紙を収積した箱のｉ２ａと扉内壁に設け
た係合片４との係合状態を示す側面図である。

図に示すように、係合片４の高さ位置は箱２のｉ２ａを
は）゛水平に開いた位置相当としたものである。

この配置においては、扉１が図示の矢印Ｃの如く回動し
、箱２方向に接近するとき、係合片４の突起を境にした
斜傾のいずれか一方に蓋２ａが滑り掛り、上方ならは矢
印Ｕ方向、下方ならは矢印り方向へ向うようにカイトさ
れる。

第４図は、第３図の上面図てあり、扉１は矢印Ｃ方向に
回動することで開閉動作される。

このとき、係合片４は印字用紙収納部内に収納した箱２
の蓋２ａの一方の端部から他方の端部まてて係合可能な
位置（扉１の回動支軸に近い力が望ましい）に設けるこ
とで、本考案の目的を達するように作用させることがて
きる。

なお、扉１の開閉は左右だけでなく、上下に回動する型
式ても同じてあり、また、回動する型式に限定されるこ
となく、平行移動によって開閉する型式のものても上い
。

更に図面は省略するが上下方向たけてなく左右方向にも
係合片４をスライド可能な機構とすることにより、より
一層汎用性を増すことが可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は用紙収納部の斜視図、第２図は係合片形状図、
第３図乃至第４図は扉と係合片との関係を示し、第２図
のａは板状もの、ｂは棒状のもの、Ｃは傾斜部を一箇所
としたもの、ｄは係合片がスライド可能とした例、第３
図は一部斜視の側断面図、第４図は上面図を示す。 １・・・・・・扉、２・・・・・・箱、２ａ・・・・・
・蓋、３・・・・・・印字用紙、４・・・・・・係合片
。

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. （１）開閉可能な扉を有し、開放自在な覆い蓋を持つ箱
   内に集積した印字用紙を、該扉を開いて収納する印字用
   紙収納部を備えたプリンタにおいて、前記箱の蓋位置相
   応の高さで前記扉の内壁面及び、前記印字用紙収納部に
   収納した前記箱に前記扉を閉じた時に当接する位置に設
   けられ、中央を突起し上下方向に前記中央の突起から前
   記内壁面位置に至る傾斜面を形成した係合片による係合
   部を設けたことを特徴とするプリンタ。
2. （２）前記係合片は、前記扉の内壁に対してスライド可
   能に設けられたことを特徴とする実用新案登録請求の範
   囲第（１）項記載のプリンタ。