JPH0890200A - プリレベル給湯制御方法における給湯精度向上の方法 - Google Patents

プリレベル給湯制御方法における給湯精度向上の方法

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JPH0890200A
JPH0890200A JP25144994A JP25144994A JPH0890200A JP H0890200 A JPH0890200 A JP H0890200A JP 25144994 A JP25144994 A JP 25144994A JP 25144994 A JP25144994 A JP 25144994A JP H0890200 A JPH0890200 A JP H0890200A
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一雄 吉越
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Abstract

(57)【要約】 【目的】加圧式給湯炉に対する鋳造技術の向上とコスト
ダウンを大きな目的とした生産性向上への取組と省力化
へのより細かく、より厳しい要求を実現し、給湯精度を
高めるべく、ロングスパンでの変動要因、ショートスパ
ンでの変動要因を個別に取り上げ解決する。と同時に、
保全の頻度或いは操業上の時間的損失を大幅に軽減させ
る。 【構成】加圧式給湯炉の構造的に持つロングスパンでの
変動要因、ショートスパンでの変動要因をロードセル、
圧力測定器等からのデータを近年急速に高度化高速化さ
れたマイコン制御技術に取り込み活用し、様々な補正演
算式を用いて給湯量を補正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、溶融金属(溶湯或いは
金属溶湯)を貯留した保温炉内の溶湯を保温炉内への気
体による加圧によりダイカストマシン等の鋳型に給湯す
る溶融金属の給湯方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、金属溶湯を金型或いはダイカスト
マシンのプランジャスリーブ等に給湯する方法として各
種のものが知られている。例えば、特公51−3670
4、特開60−152356、実開平3−85156、
特公63−61110、特開平2−127955、特開
平6−23510及び特開6−155005等である。
【0003】これらの方法は、それぞれ実績もあり、近
年の鋳造技術の向上に大きな役割を果たしてきている。
しかしながら、鋳造技術の向上とコストダウンを大きな
目的とした生産性向上への取組と省力化への要求はより
細かく、より厳しく増してきている。
【0004】そうした観点から評価した場合、解決すべ
き課題は多いと言える。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記事情に
鑑みてなされたもので、鋳造技術の向上とコストダウン
を大きな目的とした生産性向上への取組と省力化への要
求のより細かく、より厳しい増加に対応すべく、特開平
6−155005で発明された技術をより高度化するた
めに、近年急速に高度化高速化されたマイコン制御技術
を活用し、給湯精度を高めるべく、ロングスパンでの変
動要因、ショートスパンでの変動要因を個別に取り上げ
解決することを課題とする。
【0006】と同時に、毎回の給湯の都度発生する酸化
物薄膜の堆積による給湯管内面の微妙な状態変化に基づ
く給湯精度の劣化を防止することを課題とし、併せて給
湯管内或いはダイカストマシンプランジャスリーブとの
取り合い部分等での酸化物等の除去の保全の頻度或いは
操業上の時間的損失を大幅に軽減させる事を課題とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】加圧式給湯炉の炉内に貯
留した金属溶湯の保持量の最大量の時点から最少量の時
点までの炉内空間の変化に圧縮性流体たる気体を加圧源
とすることに伴う必然的な給湯量の減少傾向即ち、給湯
精度の変動に対しては本願発明請求項1として次の手段
が用意された。
【0008】即ち、個別給湯制御開始直前の炉内圧力値
を測定し、その測定値と、予め給湯制御装置の演算器に
炉内の金属溶湯が基準最大保持量時における基準プリレ
ベル保持圧力値として測定格納されている値とを用いて
次式数1の関係演算式で演算し加圧制御を補正する。
【0009】
【数1】
【0010】加圧式給湯炉に貯留された金属溶湯をダイ
カストマシンプランジャスリーブに給湯する連続操業時
において、ダイカストマシンプランジャスリーブの湯受
け口に接して溶湯流出口を有し前記の貯留した金属溶湯
中に溶湯流入口を有し前記の溶湯流出口の定位置への金
属溶湯の到達を検知する溶湯センサを装置した給湯管か
ら実際に給湯している時以外は炉内に貯留した金属溶湯
を前記の給湯管の予め設定された一定の幅を持った高さ
位置にプリレベル保持することに起因する給湯開始時の
プリレベル高さ位置の個別的なずれからくる給湯量のシ
ョートスパン内での誤差、即ち給湯精度の変動に対して
は本願発明請求項2として次の手段が用意された。
【0011】個別給湯制御開始から給湯管溶湯流出口の
定位置に装置された給湯管溶湯流出口の定位置への金属
溶湯の到達を検知する溶湯センサが金属溶湯を検知する
までの時間を測定し、その測定値と、同様に毎回測定さ
れ格納された当該個別給湯前10回分の給湯制御におけ
る給湯制御開始から給湯管溶湯流出口の定位置に装置さ
れた給湯管溶湯流出口の定位置への金属溶湯の到達を検
知する溶湯センサが金属溶湯を検知するまでの時間デー
タ平均値とを用いて、次式数2の関係演算式で演算し加
圧制御を補正する。
【0012】
【数2】
【0013】加圧式給湯炉に外部から溶湯を補給する時
に、連続運転を停止せずに補給を行なう連続受湯管と受
湯ホッパーと受湯ホッパー蓋とで構成される連続受湯装
置からの金属溶湯の補給に伴い、必然的に炉内溶湯量が
増加し、炉内の気体の保有体積が減少し反比例的に炉内
圧が上昇し、給湯管の予め設定された一定の高さ位置に
プリレベル保持された金属溶湯の高さも通常給湯制御時
に比して変化量が大きくなり、給湯精度を変動させるこ
とに対しては本願発明請求項3として次の手段が用意さ
れた。
【0014】連続受湯装置の受湯ホッパー蓋の開放状態
をリミットスイッチ等のセンサ信号により連続受湯中と
認識し、炉内の金属溶湯の量的推移を常時追跡測定する
ためのロードセル信号値の変化度合いを比較判断し、そ
の変化度合いに見合った補正を次式数3の関係演算式で
演算し加圧制御を補正する。
【0015】
【数3】
【0016】毎回の給湯の都度発生する酸化物薄膜の堆
積による給湯管内面の微妙な状態変化に基づく給湯精度
の劣化と、給湯管内或いはダイカストマシンプランジャ
スリーブとの取り合い部分等での保全の頻度或いは操業
上の時間的損失を大幅に軽減させることに対しては本願
発明請求項4として次の手段が用意された。
【0017】加圧式給湯炉に、給湯管の溶湯流出口に向
け不活性ガス吹出し口を配置し外部の不活性ガス供給源
から不活性ガスの加熱装置を経由し供給される高温不活
性ガスの供給を給湯制御装置からの信号によって管路を
開閉できる不活性ガスバルブを個別に有した並列管路を
保有した不活性ガス供給管を追加装備し、給湯管周りの
酸化物等の薄膜の生成を抑制し、個別給湯操作直後毎に
給湯管周りの酸化物等の薄膜を吹き飛ばすことにより給
湯管内面の微妙な状態変化に基づく給湯精度の劣化を防
止し、給湯管内或いはダイカストマシンプランジャスリ
ーブとの取り合い部分等での保全の頻度或いは操業上の
時間的損失を大幅に軽減させる。
【0018】
【作用】これらの課題を解決するための手段を実施する
ことで、以下の作用がある。本願請求項1に基づく発明
の手段を実施することで、加圧式給湯炉の炉内に貯留し
た金属溶湯の保持量の最大量の時点から最少量の時点ま
での炉内空間の変化に圧縮性流体たる気体を加圧源とす
ることに伴う必然的な給湯量の減少傾向を、徐々に増加
補正することで給湯精度を格段に向上すべく給湯制御に
作用する。
【0019】本願請求項2に基づく発明の手段を実施す
ることで、給湯管の予め設定された一定の幅を持った高
さ位置にプリレベル保持することに起因する給湯開始時
のプリレベル高さ位置の個別的なずれからくる給湯量の
ショートスパン内での誤差、即ち給湯精度の変動が抑制
され、ショートスパン内での給湯量の平準化として作用
する。
【0020】本願請求項3に基づく発明の手段を実施す
ることで、加圧式給湯炉に外部から連続運転を停止せず
に連続受湯装置から金属溶湯を補給することに伴い、必
然的に給湯中であるにもかかわらず炉内の金属溶湯の保
持量が増加し給湯精度を変動させることに対して給湯量
の補正を行い、金属溶湯の炉外からの補給の状態変化に
対応した給湯制御をスムーズに行うべく作用する。
【0021】本願請求項4に基づく発明の手段を実施す
ることで、毎回の給湯の都度発生する酸化物薄膜の堆積
による給湯管内面の微妙な状態変化に基づく給湯精度の
劣化を防止し、給湯管内或いはダイカストマシンプラン
ジャスリーブとの取り合い部分等での保全の頻度或いは
操業上の時間的損失を大幅に軽減すべく作用する。
【0022】本願請求項5に基づく発明の手段を実施す
ることで、加圧式給湯炉の炉内に貯留した金属溶湯の保
持量の最大量の時点から最少量の時点までの炉内空間の
変化に圧縮性流体たる気体を加圧源とすることに伴う必
然的な給湯量の減少傾向を、徐々に増加補正することで
給湯精度を格段に向上させるべく作用し、給湯開始時の
プリレベル高さ位置の個別的なずれからくる給湯量のシ
ョートスパン内での誤差、即ち給湯精度の変動が抑制さ
れ、ショートスパン内での給湯量の平準化として作用
し、連続運転を停止せずに連続受湯装置から金属溶湯を
補給することに伴い、必然的に給湯中であるにもかかわ
らず炉内の金属溶湯の保持量が増加し給湯精度を変動さ
せることに対して給湯量の補正を行い、金属溶湯の補給
の状態変化に対応した給湯制御をスムーズに行うべく作
用し、毎回の給湯の都度発生する酸化物薄膜の堆積によ
る給湯管内面の微妙な状態変化に基づく給湯精度の劣化
を防止し、給湯管内或いはダイカストマシンプランジャ
スリーブとの取り合い部分等での保全の頻度或いは操業
上の時間的損失を大幅に軽減すべく作用する。
【0023】
【実施例】図1は本発明請求項1に基づくプリレベル給
湯制御方法における給湯精度向上の方法の一実施例に基
づくシステム構成概念図であり、図3は本発明請求項1
に基づくプリレベル給湯制御方法における給湯精度向上
の方法の一実施例に基づく加圧式給湯炉17内の金属溶
湯1の挙動を示す概念図であるが、以下図面を参照しな
がら本発明請求項1に基づくプリレベル給湯制御方法に
おける給湯精度向上の方法の一実施例を説明する。
【0024】ダイカストマシンとの鋳造運転の開始に先
立ち、加圧式給湯炉17に連続受湯管23と受湯ホッパ
ー24と受湯ホッパー蓋25とで構成される連続受湯装
置の受湯ホッパー蓋25が開放され金属溶湯1が受け入
れられ受湯ホッパー蓋25が閉じられる。受け入れられ
た金属溶湯1の量はロードセル22によって連続的に測
定され、一定サイクルでサンプリングされたデータは図
示されていない制御盤に伝送される。
【0025】鋳造運転開始の条件が整えば、図示されて
いない制御盤面上のスイッチによりプリレベル制御のス
タートが入力起動される。直ちに、図示されていない外
部の加圧源に接続された加圧導管8の管路に配置された
プリレベル加圧バルブA71が開放され加圧式給湯炉1
7内に図示されていない加圧源から加圧気体が供給さ
れ、加圧式給湯炉17内の金属溶湯1は給湯管16内を
上昇し、並行して加圧式給湯炉17内に圧力測定口が配
置された圧力測定導管4を介して図示されていない制御
盤内の給湯制御装置5に加圧式給湯炉17内の圧力が伝
達され常時連続的に測定され、図3における定常状態か
らプリレベル保持状態へ移行する。
【0026】加圧式給湯炉17内の圧力が上昇し、前記
のロードセル22により測定され図示されていない制御
盤に伝送された金属溶湯1の保持量に基づき図示されて
いない制御盤内の給湯制御装置5で演算設定されたプリ
レベル保持のための圧力の一定の幅の下限値に到達すれ
ば、プリレベル加圧バルブA71が閉止され、給気量が
プリレベル加圧バルブA71より給湯管16内を上昇す
る金属溶湯1の挙動が静かで安定的である図示されてい
ない外部の加圧源に接続された加圧導管8の管路に配置
されたプリレベル加圧バルブB72が開放され、前記の
給湯制御装置5で演算設定されたプリレベル制御値に到
達すればプリレベル加圧バルブB72が閉止され、プリ
レベル保持状態となる。
【0027】加圧式給湯炉17はその使用時における温
度条件等から、適正なコスト範囲で完全な密封構造とし
てシール面からの気体の漏れを防ぐことは困難であるの
で、必然的にシール面から微量であるにしろ内部の気体
が漏れだし内圧は減少する。その結果、加圧式給湯炉1
7の内圧が給湯制御装置5で演算設定されたプリレベル
保持のための圧力の一定の幅の下限値になれば、再びプ
リレベル加圧バルブB72が開放される。こうして、プ
リレベル保持状態においてはプリレベル加圧バルブB7
2の開放と閉止が繰り返される。
【0028】なお、プリレベル加圧バルブB72が閉止
されてもなんらかの原因で炉内圧が上昇し、前記の給湯
制御装置5で演算設定されたプリレベル保持のための圧
力の一定の幅の上限値を超えた値となれば、プリレベル
排気バルブA91が開放される。この時、プリレベル排
気バルブA91から放出される気体の単位放出量は給湯
管16内における金属溶湯1が大きく脈動しない安定し
た挙動を示すように調節されている。炉内圧が再び、給
湯制御装置5で演算設定されたプリレベル制御値となれ
ば前記のプリレベル排気バルブA91は閉止される。
【0029】ダイカストマシンの準備が整い図示されて
いない制御盤にダイカストマシンから給湯要求指令が出
されたならば、加圧式給湯炉17はプリレベル保持状態
から給湯状態に移行し、プリレベル加圧バルブB72及
びプリレベル排気バルブA91は原点待機(いずれも閉
止し、指令待ち。)となり、その時の炉内圧力が測定さ
れ、その測定値が図示されていない制御盤内の給湯制御
装置5の演算器にデータとして伝送され、加圧式給湯炉
17が設置され試運転調整された時点で測定し予め前記
の演算器に格納されている加圧式給湯炉17内の金属溶
湯1の基準最大保持時における基準プリレベル保持圧力
値と共に次式数1の関係演算式で溶湯センサ18によっ
て金属溶湯1が検知された後に差圧時間値として増圧さ
れる時間が演算決定され、制御値として給湯制御装置5
に設定される。即ち、基準プリレベル保持圧力値との差
の割合に基づいて給湯量を増加補正します。
【0030】
【数1】
【0031】ここで、 TP:実差圧時間。 TPMAX:差圧時間最大値(加圧式給湯炉のタイプにより
設定される実現可能な最長差圧時間)。 %:必要給湯量に応じて制御盤面上の設定器で増減させ
る可変定数。 PDS:給湯開始時に測定され制御盤内の給湯制御装置の
演算器に伝送される炉内圧力値。 PPHI:加圧式給湯炉内の金属溶湯の基準最大保持時に
おける基準プリレベル保持圧力値。 K:必要給湯量に応じて制御盤面上の設定器で増減させ
る可変定数。 ちなみに、実用上演算し設定される時間の単位は10ms
ecである。
【0032】前述の一連の制御と並行して、加圧バルブ
7が開放され加圧式給湯炉17の炉内圧が上昇し、金属
溶湯1は給湯管16内をプリレベル保持状態から更に上
昇し給湯状態となり、やがて給湯管16の溶湯流出口1
4近傍に設けられた溶湯センサ18に検知されプランジ
ャスリーブ19へ溶湯流出口14から金属溶湯が流出供
給される。金属溶湯1が溶湯センサ18に検知され、前
述のように図示されていない制御盤内の給湯制御装置5
の演算器で演算され給湯制御装置5に制御値として設定
された実差圧時間値に相当する時間を経過したならば給
湯制御装置5から加圧バルブ7に閉止指令が出され加圧
バルブ7が閉止される。
【0033】その後、必要給湯量との相関関係値として
検定された実測データに基づき予め設定された図示され
ていない制御盤面上の給湯タイマー設定時間の間は加圧
バルブ7が閉止された後も加圧式給湯炉17内の金属溶
湯1の流出が加圧式給湯炉17内の残圧によって継続さ
れる。
【0034】前記の給湯タイマーの設定時間が経過し、
給湯制御装置5によりプランジャスリーブ19への給湯
が精度良く制御され行なわれ、排気バルブ9が開放され
たならば、給湯管16内の金属溶湯1は炉内へ戻ってい
くが、給湯完了後の加圧式給湯炉17内の金属溶湯1の
保持量はロードセル22により測定され図示されていな
い制御盤にデータが伝送される。伝送されてきた給湯完
了後の保持量を基準としてプリレベル保持のための炉内
圧が演算設定され、この値から一定の幅の範囲に炉内圧
がプリレベル保持されるように制御されるので、先に原
点待機とされていたプリレベル加圧バルブB72及びプ
リレベル排気バルブA91は前記の給湯完了後に新たに
演算設定されたプリレベル制御値に従ってプリレベル保
持制御が再び行なわれ、給湯管16内を炉内へ向かって
下降して来た金属溶湯1は完全に炉内へ戻ることなくプ
リレベル保持高さ位置でプリレベル保持される。
【0035】給湯量の量的な制御は公知の特公51−3
6704の実績ある制御方法をベースとして、特公51
−36704の原出願人による改良・開発及び当該原出
願人からの技術導入に基づき一層の改良・開発研究を進
めてきた本願発明出願人のもとで、炉内圧の差圧制御の
公知技術として確立されているが、前述のように本願発
明請求項1のプリレベル給湯制御方法における給湯精度
の向上方法の一実施例で適用されているように図示され
ていない外部の加圧源からの加圧気体の供給が定圧定流
量で補償されるならば差圧制御に置き換えて時間制御を
高精度で適用しうる。
【0036】こうして、プリレベル保持とダイカストマ
シンからの給湯要求指令に基づく給湯が繰り返され、や
がて加圧式給湯炉17内の金属溶湯1の保持量が適正量
以下になると溶湯補給要求が加圧式給湯炉17の図示さ
れていない制御盤から出されるか、あるいは頃合を見計
らって連続受湯管23と受湯ホッパー24と受湯ホッパ
ー蓋25とで構成される連続受湯装置の受湯ホッパー蓋
25が開放され金属溶湯1が補給される。
【0037】この場合補給された金属溶湯1相当の重量
が加圧式給湯炉17の保持量に加算され、ロードセル2
2が計測し図示されていない制御盤に伝送され、その値
に基づいて給湯制御装置5によって演算設定されたプリ
レベル制御値にプリレベル制御が変更され、当然炉内圧
を下げる方向へ制御が働く。一方、金属溶湯1が補給さ
れるならば、補給された容積相当量の加圧式給湯炉17
の気体容積が圧縮されるので、圧力は増加する。この二
つの条件は、連続受湯装置からの溶湯補給が始まると同
時に加圧式給湯炉17内の気体を放出し減圧させること
の必然性を生ずる。
【0038】そして、その場合に必要となる加圧式給湯
炉17内の気体の必要単位放出量は通常のプリレベル制
御において、プリレベル加圧バルブB72が閉止されて
もなんらかの原因で炉内圧が上昇し、前記の給湯制御装
置5で演算設定されたプリレベル保持のための圧力の一
定の幅の上限値を超えた値となった時に、開放されるプ
リレベル排気バルブA91からの単位放出量より多くな
る。従って、連続受湯装置の受湯ホッパー蓋25が開放
されると、金属溶湯1が連続受湯装置から補給される操
作が開始されるものと判断し、プリレベル制御における
プリレベル排気に使用するバルブがプリレベル排気バル
ブA91から前記のように多くなった単位放出量に相応
して適正な単位放出量に設定されているプリレベル排気
バルブB92に切替られる。
【0039】その後連続受湯装置の受湯ホッパー蓋25
が閉止されると、プリレベル制御におけるプリレベル排
気に使用するバルブがプリレベル排気バルブB92から
プリレベル排気バルブA91に戻される。こうして再び
プリレベル保持制御、給湯制御が繰り返される。
【0040】続いて本願発明請求項2に基づくプリレベ
ル給湯制御方法における給湯精度向上の方法の一実施例
について図1及び図3を参照しながら説明する。
【0041】前述した本願発明請求項1に基づくプリレ
ベル給湯制御方法における給湯精度向上の方法の一実施
例についての説明と同様に一連の制御が繰り返される過
程で、ダイカストマシンの準備が整い、図示されていな
い制御盤にダイカストマシンの給湯指令が出され、加圧
式給湯炉17がプリレベル保持状態から給湯状態に移行
し、本願発明請求項1に基づく関係演算式での演算操作
が行われながら、以下の制御が行われる。
【0042】個別給湯制御開始に伴う加圧バルブ7の開
放により金属溶湯1は給湯管16内のプリレベル保持位
置から上昇し前記の給湯管16の溶湯流出口14の定位
置に装置された給湯管溶湯流出口14の定位置への金属
溶湯1の到達を検知する溶湯センサ18が金属溶湯1を
検知するまでの時間(即ち個別溶湯センサ検知時間)を
測定し、その測定値と、同様に毎回測定され格納された
当該個別給湯前10回分の給湯制御における給湯制御開
始から給湯管16の溶湯流出口14の定位置に装置され
た給湯管16の溶湯流出口14の定位置への金属溶湯1
の到達を検知する溶湯センサ18が金属溶湯1を検知す
るまでの時間データ平均値(即ち前10ショット溶湯セ
ンサ検知時間平均値)とを用いて次式数2の関係演算式
で演算し加圧制御を補正する。即ち、給湯管16の予め
設定された一定の幅を持った高さ位置にプリレベル保持
することに起因する給湯開始時のプリレベル高さ位置の
個別的なずれを溶湯センサ検知時間のずれとして認識し
前10ショットの平均値との差の割合に基づいて給湯量
を増減補正します。
【0043】
【数2】
【0044】ここで、 TP:実差圧時間。 TPMAX:差圧時間最大値(加圧式給湯炉のタイプにより
設定される実現可能な最長差圧時間)。 %:必要給湯量に応じて制御盤面上の設定器で増減させ
る可変定数。 TEKAV:前10ショット溶湯センサ検知時間平均値。 TEK:個別溶湯センサ検知時間。 F:必要給湯量に応じて制御盤面上の設定器で増減させ
る可変定数。 ちなみに、実用上演算し設定される時間の単位は10ms
ecである。
【0045】即ち、本願発明請求項2においては、本願
発明請求項1における式数1と前記の式数2とが合成さ
れた次式数4が演算されることとなる。
【0046】
【数4】
【0047】ここで、 TP:実差圧時間。 TPMAX:差圧時間最大値(加圧式給湯炉のタイプにより
設定される実現可能な最長差圧時間)。 %:必要給湯量に応じて制御盤面上の設定器で増減させ
る可変定数。 PDS:給湯開始時に測定され制御盤内の給湯制御装置の
演算器に伝送される炉内圧力値。 PPHI:加圧式給湯炉内の金属溶湯の基準最大保持時に
おける基準プリレベル保持圧力値。 K:必要給湯量に応じて制御盤面上の設定器で増減させ
る可変定数。 TEKAV:前10ショット溶湯センサ検知時間平均値。 TEK:個別溶湯センサ検知時間。 F:必要給湯量に応じて制御盤面上の設定器で増減させ
る可変定数。 ちなみに、実用上演算し設定される時間の単位は10ms
ecである。
【0048】そして、金属溶湯1が溶湯センサ18に検
知されプランジャスリーブ19へ溶湯流出口14から金
属溶湯が流出供給される。
【0049】金属溶湯1が溶湯センサ18に検知され、
前述のように図示されていない制御盤内の給湯制御装置
5の演算器で演算され制御値として設定された実差圧時
間値に到達したならば給湯制御装置5から加圧バルブ7
に閉止指令が出され加圧バルブ7が閉止される。
【0050】その後、必要給湯量との相関関係値として
検定された実測データに基づき予め設定された図示され
ていない制御盤面上の給湯タイマー設定時間の間は加圧
バルブ7が閉止された後も加圧式給湯炉17内の金属溶
湯1の流出が加圧式給湯炉17内の残圧によって継続さ
れる。
【0051】以後、本願発明請求項1に基づく制御が続
き、再びプリレベル保持状態へと至る。こうして、プリ
レベル保持とダイカストマシンからの給湯要求指令に基
づく給湯が繰り返される。
【0052】次に本願発明請求項3に基づくプリレベル
給湯制御方法における給湯精度向上の方法の一実施例に
ついて図1及び図3を参照しながら説明する。
【0053】前述した本願発明請求項1に基づくプリレ
ベル給湯制御方法における給湯精度向上の方法の一実施
例についての説明と同様に一連の制御が繰り返され、や
がて加圧式給湯炉17内の金属溶湯1の保持量が適正量
以下になると溶湯補給要求が加圧式給湯炉17の図示さ
れていない制御盤から出されるか、あるいは頃合を見計
らって連続受湯管23と受湯ホッパー24と受湯ホッパ
ー蓋25とで構成される連続受湯装置の受湯ホッパー蓋
25が開放され金属溶湯1が補給され、以下の制御が行
われる。
【0054】連続受湯装置の受湯ホッパー蓋24の開放
状態を図示されていないリミットスイッチ等のセンサ信
号により図示されていない制御盤の給湯制御装置5が連
続受湯中と認識すれば、加圧式給湯炉17内の金属溶湯
1の量的推移を常時追跡測定するためのロードセル22
からの測定信号値の変化度合いを比較判断し、その変化
度合いに見合った補正を次式数3の関係演算式で演算し
加圧制御を補正する。即ち、加圧式給湯炉17への補給
量の多寡に対応して当然炉内圧が必要以上に増加し給湯
量も増加していくのでその分を減量補正します。
【0055】
【数3】
【0056】ここで TP:実差圧時間。 TPMAX:差圧時間最大値(加圧式給湯炉のタイプにより
設定される実現可能な最長差圧時間)。 %:必要給湯量に応じて制御盤面上の設定器で増減させ
る可変定数。 J:連続受湯中のロードセルからの測定信号値の変化度
合に基づき試運転調整された時点で調整決定し予め前記
の演算器に格納された定数。ちなみにこの定数は、受湯
ホッパー蓋が開放されたにもかかわらず金属溶湯の補給
が行われなかった場合のゼロ値と補給の単位時間量の多
寡により選択する2種類の定数値の合計3種類の値から
判断選択されます。 なお、実用上演算し設定される時間の単位は10msecで
ある。
【0057】即ち、本願発明請求項3においては、本願
発明請求項1における式数1と前記の式数3とが合成さ
れた次式数5が演算されることとなる。この場合には、
単純に数1と数3が合算されるのではなく、数1におい
て加算補正される状態に数3の補正が係わってくるので
数1における加算補正値に対しても乗算補正されるべく
合成式が形成されるのである。
【0058】
【数5】
【0059】ここで TP:実差圧時間。 TPMAX:差圧時間最大値(加圧式給湯炉のタイプにより
設定される実現可能な最長差圧時間)。 %:必要給湯量に応じて制御盤面上の設定器で増減させ
る可変定数。 J:連続受湯中のロードセルからの測定信号値の変化度
合に基づき試運転調整された時点で調整決定し予め前記
の演算器に格納された定数。ちなみにこの定数は、受湯
ホッパー蓋が開放されたにもかかわらず金属溶湯の補給
が行われなかった場合のゼロ値と補給の単位時間量の多
寡により選択する2種類の定数値の合計3種類の値から
判断選択されます。 PDS:給湯開始時に測定され制御盤内の給湯制御装置の
演算器に伝送される炉内圧力値。 PPHI:加圧式給湯炉内の金属溶湯の基準最大保持時に
おける基準プリレベル保持圧力値。 K:必要給湯量に応じて制御盤面上の設定器で増減させ
る可変定数。 なお、実用上演算し設定される時間の単位は10msecで
ある。
【0060】図2は本発明請求項4に基づくプリレベル
給湯制御方法における給湯精度向上の方法の一実施例に
基づくシステム構成概念図であり、図3は本発明請求項
1に基づくプリレベル給湯制御方法における給湯精度向
上の方法の一実施例に基づく加圧式給湯炉内の金属溶湯
の挙動を示す概念図であるが、本発明請求項4に基づく
プリレベル給湯制御方法における給湯精度向上の方法の
一実施例に基づく加圧式給湯炉17内の金属溶湯1の挙
動を示す概念図としても適用できる、以下図面を参照し
ながら本発明請求項4に基づくプリレベル給湯制御方法
における給湯精度向上の方法の一実施例について説明す
る。
【0061】前述した本願発明請求項1に基づくプリレ
ベル給湯制御方法における給湯精度向上の方法の一実施
例についての説明と同様に一連の給湯制御が繰り返され
る。加圧式給湯炉17に、給湯管16の溶湯流出口14
に向け不活性ガス吹出し口を配置し、外部の図示されて
いない不活性ガス供給源から図示されていない不活性ガ
スの加熱装置を経由し供給される高温不活性ガスの供給
を図示されていない制御盤内の給湯制御装置5からの信
号によって管路を開閉することによって行なえる置換用
不活性ガスバルブ21を有した管路と、同様に管路を開
閉することによって高温不活性ガスの供給を行なえる吹
飛ばし用不活性ガスバルブ31を有した管路を並列的に
保有した不活性ガス供給管20を追加装備されている
が、これらは前述の一連の給湯制御の過程で後述の制御
動作を行なう。
【0062】図示されていない制御盤から、プリレベル
制御スタートの指令が出されたならば、前述して本発明
請求項1に基づく一実施例のようにプリレベル制御が実
行されるのと並行して、図示されていない外部の不活性
ガス供給源と接続され、プランジャスリーブ19の湯受
け口に接して溶湯流出口14を有し前記の加圧式給湯炉
17の貯留した金属溶湯1中に溶湯流入口15を有した
給湯管16の前記の溶湯流出口14に向け不活性ガス吹
出口を配置した不活性ガス供給管20の管路の並列的に
配置された片方の置換用不活性ガスバルブ21が開放さ
れ前記の溶湯流出口14近傍へ高温不活性ガスが供給さ
れ、図3における定常状態からプリレベル保持状態へ移
行する。そして前述された本発明請求項1に基づく一実
施例のように加圧式給湯炉17による給湯が繰り返さ
れ、その間前記の溶湯流出口14近傍へ不活性ガスが供
給され続け給湯管16の前記の溶湯流出口14周りの酸
化物等の薄膜の生成を抑制する。
【0063】もう一方の不活性ガス供給管20に並列的
に配置された吹飛ばし用不活性ガスバルブ31は、ダイ
カストマシンからの給湯指令に基づき行なわれる給湯制
御の過程で金属溶湯1が溶湯センサ18に検知され、図
示されていない制御盤内の給湯制御装置5の演算器で演
算され制御値として設定された実差圧時間値に相当する
時間を経過したならば給湯制御装置5から加圧バルブ7
に閉止指令が出され加圧バルブ7が閉止され、その後、
必要給湯量との相関関係値として検定された実測データ
に基づき予め設定された図示されていない制御盤面上の
給湯タイマー設定時間の間は加圧バルブ7が閉止された
後も加圧式給湯炉17内の金属溶湯1の流出が加圧式給
湯炉17内の残圧によって継続され、更に前記の給湯タ
イマーの設定時間が経過し、給湯制御装置5によりプラ
ンジャスリーブ19への給湯が精度良く制御され行なわ
れ、排気バルブ9が開放されると同時に開放され、不活
性ガス供給管20の管路を経由し給湯管16周りの酸化
物等の薄膜を吹き飛ばすに充分な量の高温不活性ガスが
溶湯流出口14近傍へ供給される。
【0064】そして、給湯管16の溶湯流出口14周り
の酸化物等の薄膜は吹き飛ばされ、そのことにより給湯
管16内面の微妙な状態変化に基づく給湯精度の劣化が
防止され、給湯管16内或いはダイカストマシンプラン
ジャスリーブ19との取り合い部分等での保全の頻度或
いは操業上の時間的損失が大幅に軽減される。
【0065】なお、ここで不活性ガスが高温であること
と溶湯流出口14近傍に配置された不活性ガス吹出口の
位置が極めて重要な要素となる。即ち、ここで供給され
る不活性ガスの温度が金属溶湯1の融点近くの高温でな
い場合は薄膜として固化形成していない固液混合状態の
溶湯流出口14近傍の金属溶湯1の薄膜としての固化形
成を促進する逆効果となりかねず、不活性ガス吹出口位
置が適切でない場合は仮に吹飛ばされたとしても給湯管
16内の好ましからざる位置で薄膜以上に存在が不都合
である異物的固まりを形成する核にさえなりかねない。
このことは、本願発明者による繰り返し行なわれた実験
の経験から痛切に思い知らされた事項でもある。
【0066】そうした観点から考えた場合、特開平6−
106330に開示された「給湯口でのばりの成長によ
る詰まりを防ぐ」技術内容は供給ガスの温度条件と吹き
出し口の可動性に伴う位置の不確実さ、更にはその吹き
出しタイミングの点で実用上に大きな疑問を抱かざるを
得ない。そして又、薄膜の生成がなされると一般的に考
え得る範囲内の周辺雰囲気を本願発明人が特開平6−1
55005で開示したような条件の低酸素濃度状態を作
り出さないと徐々にしかも確実に単なる薄膜でない積層
化した堆積物となることからも疑問を抱かざるを得な
い。
【0067】その点、本発明請求項4に基づく発明は、
本願発明人が特開平6−155005で発明を開示した
以降長期に亘り繰り返した実験の試行錯誤の上で確立さ
れたもので有り、実用上極めて確実かつ重要な技術とい
える。
【0068】最後に、本発明請求項5に基づく一実施例
について説明する。図2は本発明請求項4に基づくプリ
レベル給湯制御方法における給湯精度向上の方法の一実
施例に基づくシステム構成概念図であり、図3は本発明
請求項1に基づくプリレベル給湯制御方法における給湯
精度向上の方法の一実施例に基づく加圧式給湯炉17内
の金属溶湯1の挙動を示す概念図であるが、本発明請求
項5は請求項2、請求項3及び請求項4の給湯精度の向
上方法を組み合わせて構成されているのであるから本発
明請求項5に基づく一実施例としての関係図面として
は、図2及び図3が適当といえる。
【0069】基本的に本発明請求項5に基づくプリレベ
ル給湯制御方法における給湯精度の向上方法は、前述し
てきたように請求項1のプリレベル給湯制御方法におけ
る給湯精度の向上方法に基づく加圧式給湯炉17の給湯
制御の過程で、請求項2及び請求項3に基づく補正が都
度実施され、更に請求項4に基づくプリレベル給湯制御
方法における給湯精度の向上方法、即ち吹飛ばし用不活
性ガスバルブ31による外部の図示されていない不活性
ガス供給源から図示されていない不活性ガスの加熱装置
を経由し供給される高温不活性ガスを不活性ガス供給管
20の管路を経由し給湯管16周りの酸化物等の薄膜を
吹き飛ばすに充分な量で溶湯流出口14近傍へ供給され
る制御動作が付加されたものである。
【0070】換言するならば、本発明請求項5に基づく
一実施例については、数4並びに数5とが合成された次
式数6が補正システム演算式として形成され演算され補
正が行なわれ、吹飛ばし用不活性ガスバルブ31による
外部の図示されていない不活性ガス供給源から図示され
ていない不活性ガスの加熱装置を経由し供給される高温
不活性ガスを不活性ガス供給管20の管路を経由し給湯
管16周りの酸化物等の薄膜を吹き飛ばすに充分な量で
溶湯流出口14近傍へ供給される制御動作が矛盾なく行
なわれるプリレベル給湯制御方法における給湯精度の向
上方法として説明できる。
【0071】
【数6】
【0072】ここで TP:実差圧時間。 TPMAX:差圧時間最大値(加圧式給湯炉のタイプにより
設定される実現可能な最長差圧時間)。 %:必要給湯量に応じて制御盤面上の設定器で増減させ
る可変定数。 J:連続受湯中のロードセルからの測定信号値の変化度
合に基づき試運転調整された時点で調整決定し予め前記
の演算器に格納された定数。ちなみにこの定数は、受湯
ホッパー蓋が開放されたにもかかわらず金属溶湯の補給
が行われなかった場合のゼロ値と補給の単位時間量の多
寡により選択する2種類の定数値の合計3種類の値から
判断選択されます。 PDS:給湯開始時に測定され制御盤内の給湯制御装置の
演算器に伝送される炉内圧力値。 PPHI:加圧式給湯炉内の金属溶湯の基準最大保持時に
おける基準プリレベル保持圧力値。 K:必要給湯量に応じて制御盤面上の設定器で増減させ
る可変定数。 TEKAV:前10ショット溶湯センサ検知時間平均値。 TEK:個別溶湯センサ検知時間。 F:必要給湯量に応じて制御盤面上の設定器で増減させ
る可変定数。 なお、実用上演算し設定される時間の単位は10msecで
ある。
【0073】ところで、本発明請求項1において、ダイ
カストマシンの準備が整い図示されていない制御盤にダ
イカストマシンから給湯要求指令が出されたならば、加
圧式給湯炉17はプリレベル保持状態から給湯状態に移
行し、プリレベル加圧バルブB72及びプリレベル排気
バルブA91は原点待機(いずれも閉止し、指令待
ち。)となり、その時の炉内圧力が測定され、その測定
値が図示されていない制御盤内の給湯制御装置5の演算
器にデータとして伝送され、加圧式給湯炉17が設置さ
れ試運転調整された時点で測定し予め前記の演算器に格
納されている加圧式給湯炉17内の金属溶湯1の基準最
大保持時における基準プリレベル保持圧力値と共に数1
の関係演算式で溶湯センサ18によって金属溶湯1が検
知された後に差圧時間値として増圧される時間が演算決
定され、制御値として給湯制御装置5に設定され、基準
プリレベル保持圧力値との差の割合に基づいて給湯量の
増加補正が行なわれている。
【0074】ここで、加圧式給湯炉17の毎回のダイカ
ストマシンからの給湯要求指令が出された時点における
炉内圧の変化と毎回のダイカストマシンからの給湯要求
指令が出された時点における加圧式給湯炉17炉内に貯
留されている金属溶湯1の重量即ちロードセル22で測
定される測定値の変化は反比例の関係に有ると言えるの
で、数1に代え次式数7を用いて演算補正を行なうこと
で同一の効果が当然成立する。
【0075】
【数6】
【0076】TP:実差圧時間。 TPMAX:差圧時間最大値(加圧式給湯炉のタイプにより
設定される実現可能な最長差圧時間)。 %:必要給湯量に応じて制御盤面上の設定器で増減させ
る可変定数。 WPHI:加圧式給湯炉内の金属溶湯の基準最大保持時に
おける基準ロードセル測定値。 WDS:給湯制御開始時に測定され制御盤内の給湯制御装
置の演算器に伝送されるロードセル測定値。 K:必要給湯量に応じて制御盤面上の設定器で増減させ
る可変定数。 なお、実用上演算し設定される時間の単位は10msecで
ある。
【0077】ちなみに、前記の「K:必要給湯量に応じ
て制御盤面上の設定器で増減させる可変定数」は基本的
な役割は式数1のKと違いのない可変定数であるが、絶
対値的な側面から比較するならばあくまでも、必要給湯
量に応じて予め経験則的に実測データーに基づき規定さ
れる値であるので同一値が設定されるものではない。
【0078】したがって、請求項2、請求項3、請求項
5において説明してきた補正演算式、数4、数5、数6
に関しても数1を数7に置き代えたように、ロードセル
測定値に基づく関係演算式として置き代えることが当然
可能である。
【0079】特開2−127955の発明のような給湯
方法を用いず、現在一般的に普及している給湯管から流
出した金属溶湯を樋を介してプランジャスリーブに供給
する給湯法においても、本発明に基づくいずれかのプリ
レベル給湯制御方法における給湯精度の向上方法が当然
効果的に適用できる。
【0080】ダイカストマシンと加圧式給湯炉17の組
合せ構造から装置される給湯管16の長さが長くなるこ
とにより、その長さによっては給湯管16内の金属溶湯
1が冷却され凝固する危険が高くなることもあるが、こ
の場合給湯管16の外部を強制的に加熱すれば良い。な
お、こうした給湯管16の外部を加熱する設備として
は、給湯管16の周囲環境即ちダイカストマシンのプラ
ンジャスリーブ19の湯受け口近傍の構造から耐熱と断
熱の効果を兼ね備えたセラミックファイバーを成形し内
部に発熱体を埋め込んだ構造のものが有効である。
【0081】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によっ
てダイカスト鋳造技術等の鋳造技術の将来展開をも見据
えた大きな可能性を切り開いてきた、本願出願人による
特開平2−127955の発明、更には特開平6−15
5005の発明を更に飛躍発展させることが可能となっ
た。
【0082】即ち、本願出願人による特開平2−127
955の発明、更には特開平6−155005の発明の
場合鋳造技術の進歩と製品品質の向上に対する大きな効
果が認められながらも、日に日に求められる鋳造技術の
向上とコストダウンを大きな目的とした生産性向上への
取組と省力化への要求はより細かく、より厳しく増して
きている。
【0083】例えば、給湯精度即ち給湯重量精度に関し
ては、特開平2−127955の発明、更には特開平6
−155005の発明の場合、連続的な運転状況では一
般的な重量で±3.5%程度であり、給湯量500g以下では
±5.0%程度で有った。しかるに、求められるものは特
公51−36704を基礎として様々に発展させた技
術、例えば本願出願人による発明出願である特開平5−
15966によるならば一般的な給湯量で±1.8%であ
り、給湯量500g以下では±2.5%が常態として実現され
ているが、同等の給湯精度の実現が求めらる。
【0084】こうした要求レベルに対して、本発明請求
項1の実施により一般的な給湯量で±3.0%、給湯量500
g以下では±3.8%が常態として実現し、請求項2、請
求項3、請求項4の実施によりそれぞれ概ね一般的な給
湯量では±2.5%、給湯量500g以下では±3.0%が常態
として実現し、これらを組み合わせた請求項5の実施に
より一般的な給湯量で±2.0%、給湯量500g以下では±
2.1%が常態として実現しうることとなった。
【0085】又、請求項4の発明の実施により、又当然
請求項5の実施にも波及することであるが、特公51−
36704を基礎として様々に発展させた技術、例えば
本願出願人による発明出願である特開平5−15966
の実施でも給湯管内或いはダイカストマシンプランジャ
スリーブとの取り合い部分等での酸化物等の除去の保全
の頻度が概ね二時間に一回であり、特開平6−1550
05の発明の場合概ね一時間に一回であったのが八時間
から十時間に一回と飛躍的に改善され、当然のこととし
て操業上の時間的損失が大幅に減少した。
【0086】こうして本発明により、鋳造技術の向上と
コストダウンを大きな目的とした生産性向上への取組と
省力化への要求のより細かく、より厳しい増加に対応す
べく特開平6−155005で発明された技術がより高
度化され、給湯精度を高めることができ、ロングスパン
での変動要因、ショートスパンでの変動要因のそれぞれ
の課題が解決された。
【0087】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明請求項1に基づくプリレベル給湯制御方
法における給湯精度向上の方法の一実施例に基づくシス
テム構成概念図。
【図2】本発明請求項4に基づくプリレベル給湯制御方
法における給湯精度向上の方法の一実施例に基づくシス
テム構成概念図。
【図3】本発明請求項1に基づくプリレベル給湯制御方
法における給湯精度向上の方法の一実施例に基づく加圧
式給湯炉内の金属溶湯の挙動を示す概念図。
【符号の説明】
1 金属溶湯 2 熱源 3 圧力測定口 4 圧力測定導管 5 給湯制御装置 6 加圧口 7 加圧バルブ 8 加圧導管 9 排気バルブ 10 排気口 11 排気導管 12 炉口 13 炉蓋 14 溶湯流出口 15 溶湯流入口 16 給湯管 17 加圧式給湯炉 18 溶湯センサ 19 プランジャスリーブ 20 不活性ガス供給管 21 置換用不活性ガスバルブ 22 ロードセル 23 連続受湯管 24 受湯ホッパー 25 受湯ホッパー蓋 31 吹飛ばし用不活性ガスバルブ 71 プリレベル加圧バルブA 72 プリレベル加圧バルブB 91 プリレベル排気バルブA 92 プリレベル排気バルブB
【数7】
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年8月3日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0075
【補正方法】変更
【補正内容】
【0075】
【数7】

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属溶湯を貯留し、貯留した前記の金属
    溶湯の温度を一定に保つための熱源を装置し、前記の貯
    留した金属溶湯の量的推移を常時追跡測定するためのロ
    ードセルを装置し、圧力測定口を有し圧力測定導管を介
    して適正な圧力条件に制御することにより前記の貯留し
    た金属溶湯の外部への給湯量を最適制御する給湯制御装
    置に接続され、加圧口を有し並置された3本の管路を前
    記の給湯制御装置からの信号によってそれぞれ開閉する
    ことのできる加圧バルブとプリレベル加圧バルブAとプ
    リレベル加圧バルブBとを有した加圧導管を介して外部
    の加圧源と接続され、排気口と接続され途中に前記の給
    湯制御装置からの信号によって並置された3本の管路を
    それぞれ開閉することのできる排気バルブとプリレベル
    排気バルブAとプリレベル排気バルブBとを有した排気
    導管と、外部から溶湯を補給する時に連続運転を停止せ
    ずに補給を行なえる連続受湯管と受湯ホッパーと受湯ホ
    ッパー蓋とで構成される連続受湯装置を装置し、内部を
    掃除するための炉口と炉口を密封することのできる炉蓋
    を有し、前記の金属溶湯をダイカストマシンプランジャ
    スリーブに給湯する時にダイカストマシンプランジャス
    リーブの湯受け口に接して溶湯流出口を有し前記の貯留
    した金属溶湯中に溶湯流入口を有し前記の溶湯流出口の
    定位置への金属溶湯の到達を検知する溶湯センサを装置
    した給湯管を有した加圧式給湯炉における前記の貯留し
    た金属溶湯を定量的にダイカストマシンプランジャスリ
    ーブの湯受け口に給湯する溶融金属の給湯方法におい
    て、前記の一組のプリレベル保持制御用のプリレベル加
    圧バルブAとプリレベル加圧バルブBとプリレベル排気
    バルブAとプリレベル排気バルブBと、前記の一組の給
    湯制御用の加圧バルブと排気バルブとによって繰り返し
    ダイカストマシンに金属溶湯を給湯する連続操業時にお
    いて前記の給湯管を介して給湯管の溶湯流出口からダイ
    カストマシンに実際に給湯している時以外は炉内に貯留
    した金属溶湯を前記の給湯管の予め設定された一定の幅
    を持った高さ位置にプリレベル保持し、ダイカストマシ
    ンからの給湯要求が出されたならばそのプリレベル高さ
    位置からダイカストマシンプランジャスリーブへの給湯
    を開始することを特徴とするプリレベル給湯制御方法に
    おいて、個別給湯制御開始直前の炉内圧力値を測定し、
    その測定値と予め前記の給湯制御装置の演算器に炉内の
    金属溶湯が基準最大保持量時における基準プリレベル保
    持圧力値として測定格納されている値とを用いて次式数
    1の関係演算式で演算し加圧制御を補正することを特徴
    とするプリレベル給湯制御方法における給湯精度の向上
    方法。 【数1】
  2. 【請求項2】 請求項1におけるプリレベル給湯制御方
    法における給湯精度の向上方法において、給湯管の溶湯
    流出口からダイカストマシンに実際に給湯している時以
    外は炉内に貯留した金属溶湯を前記の給湯管の予め設定
    された一定の幅を持った高さ位置にプリレベル保持され
    る際に、一定の高さ位置の幅の範囲内での差異から起因
    するところの給湯精度の微量誤差を、個別給湯制御開始
    から給湯管溶湯流出口の定位置に装置された給湯管溶湯
    流出口の定位置への金属溶湯の到達を検知する溶湯セン
    サが金属溶湯を検知するまでの時間を測定し、その測定
    値と、同様に毎回測定され格納された当該個別給湯前1
    0回分の給湯制御における給湯制御開始から給湯管溶湯
    流出口の定位置に装置された給湯管溶湯流出口の定位置
    への金属溶湯の到達を検知する溶湯センサが金属溶湯を
    検知するまでの時間データ平均値とを用いて、次式数2
    の関係演算式で演算し加圧制御を補正することを追加し
    たことを特徴とするプリレベル給湯制御方法における給
    湯精度の向上方法。 【数2】
  3. 【請求項3】 請求項1におけるプリレベル給湯制御方
    法における給湯精度の向上方法において、外部から溶湯
    を補給する時に連続運転を停止せずに補給を行なう連続
    受湯管と受湯ホッパーと受湯ホッパー蓋とで構成される
    連続受湯装置からの金属溶湯の補給に伴い、必然的に炉
    内の金属溶湯の量が増加し、炉内の気体の保有体積が減
    少し反比例的に炉内圧が上昇し、給湯管の予め設定され
    た一定の高さ位置にプリレベル保持された金属溶湯の高
    さも通常給湯制御時に比して変化量が大きくなり給湯精
    度を変動させることを、前記の受湯ホッパー蓋の開放状
    態をリミットスイッチ等のセンサ信号により連続受湯中
    と認識し、炉内の金属溶湯の量的推移を常時追跡測定す
    るためのロードセル信号値の変化度合いを比較判断し、
    その変化度合いに見合った補正を次式数3の関係演算式
    で演算し加圧制御を補正することを追加したことを特徴
    とするプリレベル給湯制御方法における給湯精度の向上
    方法。 【数3】
  4. 【請求項4】 請求項1におけるプリレベル給湯制御方
    法における給湯精度の向上方法において、加圧式給湯炉
    に給湯管の溶湯流出口に向け不活性ガス吹出し口を配置
    し外部の不活性ガス供給源から不活性ガスの加熱装置を
    経由し供給される高温不活性ガスの供給を給湯制御装置
    からの信号によって管路を開閉できる不活性ガスバルブ
    を個別に有した並列管路を保有した不活性ガス供給管を
    追加装備したことを特徴とするプリレベル給湯制御方法
    における給湯精度の向上方法。
  5. 【請求項5】 請求項2、請求項3及び請求項4の給湯
    精度の向上方法を組み合わせたことを特徴とするプリレ
    ベル給湯制御方法における給湯精度の向上方法。
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