JP2709679B2 - プリレベル給湯制御方法と不活性ガス給湯管給気プリレベル給湯制御方法と連続受湯プリレベル給湯制御方法と連続受湯不活性ガス給湯管給気プリレベル給湯制御方法 - Google Patents

プリレベル給湯制御方法と不活性ガス給湯管給気プリレベル給湯制御方法と連続受湯プリレベル給湯制御方法と連続受湯不活性ガス給湯管給気プリレベル給湯制御方法

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JP2709679B2 JP33356992A JP33356992A JP2709679B2 JP 2709679 B2 JP2709679 B2 JP 2709679B2 JP 33356992 A JP33356992 A JP 33356992A JP 33356992 A JP33356992 A JP 33356992A JP 2709679 B2 JP2709679 B2 JP 2709679B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、溶融金属(溶湯或いは
金属溶湯)を貯留した保温炉の溶湯を保温炉内への気体
による加圧によりダイカストマシン等の鋳型に給湯する
溶融金属の給湯方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、金属溶湯を金型或いはダイカスト
マシンのプランジャスリーブ等に給湯する方法として各
種のものが知られている。例えば、特公51−3670
4、特開60−152356、実開3−85156、特
公63−61110、特開2−127955である。
【0003】これらの方法は、それぞれ実績もあり、近
年の鋳造技術の向上に大きな役割を果たしてきている。
しかしながらこれらの技術の共通の弱点として、毎回の
給湯の都度発生する酸化物薄膜の堆積による給湯管内或
いはダイカストマシンプランジャスリーブとの取り合い
部分等での保全の頻度或いは操業上の時間的損失があ
る。
【0004】又、こうした弱点を克服する技術として特
公3−5903、実開2−140941、実公3−21
812、実開2−96599等が発明考案され、更には
特願4−160421が発明されてきた。しかしながら
これらの場合もかなりの効果を得ることができたもの
の、新たな保全上の弱点が派生したり、保全の頻度が大
きく改善されはしても昨今の技術要求レベルの高進から
みて満足し難い段階であったり、更なる飛躍的な発明が
求められていた。
【0005】例えば、特公3−5903に基づく技術の
場合、新たに発明装備した給湯管給気方法・装置の新た
な保全作業の派生、即ち装備された給気ボックスや給気
口開閉栓の装備位置と精緻さから、微量でも生じた酸化
物或いは金属溶湯凝固片の個別破片ないしは混合物が給
気口開閉栓へ噛み込んだり、給気ボックス内駆動機構で
のトラブル等での必然的な保全作業そのものの困難性の
問題等である。
【0006】又、実開2−140941或いは実公3−
21812の考案に基づく給湯管を用いるならば給湯管
内に生成する酸化物或いは溶融金属凝固膜の混合物は従
来の給湯管に比べてはるかに少なくなったとはいえ保全
上でその除去の頻度はやはり2〜3時間間隔であり、満
足し難く、かつまたそれらがダイカストマシンプランジ
ャスリーブ等の鋳造機側へ異片として供給され鋳物不良
品の発生につながることも考えられ、昨今の技術要求レ
ベルの高さからみて満足し難い段階であった。
【0007】更に進歩した、特願4−160421にお
ける発明を実開3−85156や特開2−127955
に組み合わせて実施する場合ダイカストマシンと加圧式
給湯炉の組合せ構造から装置される給湯管の長さが長く
なり鋳造サイクルの間延びに繋り、生産性の劣勢が否定
できない弱点が有った。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記事情に
鑑みてなされたもので、給湯管長さが長くなる設備構成
の場合も鋳造サイクルの間延びに繋ることがなく高生産
性が確保でき、将来に亘って鋳物製品高品質の確保でき
る給湯方法を実現することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】まず、基本手段として、
ロードセルによって計量された加圧式給湯炉内の金属溶
湯の保持量を基準としてプリレベル保持のための炉内圧
を演算設定し、このプリレベル制御値から一定の幅の上
下限値の範囲に炉内圧を維持する。
【0010】加圧式給湯炉はその使用時における温度条
件等から、適正なコスト範囲で完全な密封構造としてシ
ール面からの気体の漏れを防ぐことは困難であるので、
前記の一定の幅の下限値を外れた漏れ量に達したなら
ば、プリレベル加圧バルブによる加圧により一定の範囲
の維持を行なう。当然、プリレベル制御値に到達した時
点でこの加圧は停止される。
【0011】外部から溶湯を補給する時に、連続運転を
停止せずに補給を行なえる連続受湯管と受湯ホッパーと
受湯ホッパー蓋とで構成される連続受湯装置を装置した
場合は、連続受湯装置から流入する金属溶湯量による加
圧式給湯炉内圧の増加と、炉内の金属溶湯保持量の増加
に見合ったプリレベル保持のための炉内圧に変更された
炉内圧の維持を即応性を持って対応できる排気を行な
う。
【0012】給湯管を長くし、ダイカストマシンプラン
ジャスリーブに直接金属溶湯を給湯する場合は給湯管内
に微量生成する酸化物薄膜の定期的な除去が極めて作業
性等から困難であるので給湯管周囲を酸素希薄環境とし
酸化物薄膜の生成を極力少なくし通常の連続運転時にお
ける除去を不要とする。
【0013】
【作用】これらの課題を解決するための手段を実施する
ことで、以下の作用がある。まず、ロードセルによって
一定時間間隔でサンプリング計量された加圧式給湯炉内
の金属溶湯の保持量を基準としてプリレベル保持のため
の炉内圧が演算設定されるので、それぞれの状況下にお
いて給湯管の高さ方向に一定の幅の範囲に金属溶湯をプ
リレベル保持することができる。
【0014】そして、加圧式給湯炉のシール面からの気
体の漏れが一定の幅の範囲を外れた漏れ量に達したなら
ば、プリレベル加圧バルブによる加圧がプリレベル制御
値に到達する迄行なわれるので、それぞれの金属溶湯の
保持量に見合った一定の範囲の炉内圧の維持が行なわれ
る。
【0015】また、外部から溶湯を補給する時に、連続
運転を停止せずに補給を行なえる連続受湯管と受湯ホッ
パーと受湯ホッパー蓋とで構成される連続受湯装置を装
置した場合に、連続受湯装置から流入する金属溶湯量に
よる加圧式給湯炉内圧の増加と、炉内の金属溶湯保持量
の増加に見合ったプリレベル排気が行なわれるので、プ
リレベル保持のための炉内圧に変更された炉内圧の維持
が即応性を持って行なわれる。
【0016】更には、給湯管を長くし、ダイカストマシ
ンプランジャスリーブに直接金属溶湯を給湯する場合に
給湯管周囲を不活性ガスの放出よる酸素希薄環境とする
ので酸化物薄膜の生成が極少なくなるので通常の連続運
転時における除去が不要となる。
【0017】
【実施例】図1は本発明請求項1に基づくプリレベル給
湯制御方法の一実施例に基づくシステム構成概念図であ
り、図2は本発明請求項1に基づくプリレベル給湯制御
方法の一実施例に基づく加圧式給湯炉内の金属溶湯の挙
動を示す概念図であるが、以下図面を参照しながら本発
明請求項1に基づくプリレベル給湯制御方法の実施例を
説明する。
【0018】ダイカストマシンとの鋳造運転の開始に先
立ち、加圧式給湯炉17に炉蓋13が開放され炉口12
から金属溶湯1が受け入れられ、炉蓋13が閉じられ密
封される。受け入れられた金属溶湯1の量はロードセル
22によって連続的に測定され、一定サイクルでサンプ
リングされたデータは図示されていない制御盤に伝送さ
れる。
【0019】鋳造運転開始の条件が整えば、図示されて
いない制御盤面上のスイッチによりプリレベル制御のス
タートが入力起動される。直ちに、図示されていない外
部の加圧源に接続された加圧導管8の管路に配置された
プリレベル加圧バルブA71が開放され加圧式給湯炉1
7内に図示されていない加圧源から加圧気体が供給さ
れ、加圧式給湯炉17内の金属溶湯1は給湯管16内を
上昇し、図2における定常状態からプリレベル保持状態
へ移行する。
【0020】加圧式給湯炉17の圧力が上昇し、前記の
ロードセル22により測定され図示されていない制御盤
に伝送された金属溶湯1の保持量に基づき給湯制御装置
5で演算設定されたプリレベル保持のための圧力の一定
の幅の下限値に到達すれば、プリレベル加圧バルブA7
1が閉鎖され、給気量がプリレベル加圧バルブA71よ
り給湯管16内を上昇する金属溶湯1の挙動が静かで安
定的である図示されていない外部の加圧源に接続された
加圧導管8の管路に配置されたプリレベル加圧バルブB
72が開放され、前記の給湯制御装置5で演算設定され
たプリレベル保持のためのプリレベル制御値に到達すれ
ばプリレベル加圧バルブB72が閉止され、プリレベル
保持状態となる。
【0021】加圧式給湯炉17はその使用時における温
度条件等から、適正なコスト範囲で完全な密封構造とし
てシール面からの気体の漏れを防ぐことは困難であるの
で、必然的にシール面から微量であるにしろ内部の気体
が漏れだし内圧は減少する。その結果、加圧式給湯炉1
7の内圧が給湯制御装置5で演算設定されたプリレベル
保持のための圧力の一定の幅の下限値になれば、再びプ
リレベル加圧バルブB72が開放される。こうして、プ
リレベル保持状態においてはプリレベル加圧バルブB7
2の開放と閉止が繰り返される。
【0022】なお、プリレベル加圧バルブB72が閉止
されてもなんらかの原因で炉内圧が上昇し、前記の給湯
制御装置5で演算設定されたプリレベル保持のための圧
力の一定の幅の上限値を超えた値となれば、プリレベル
排気バルブA91が開放される。この時、プリレベル排
気バルブA91から放出される気体の単位放出量は給湯
管内における金属溶湯1が大きく脈動しない安定した挙
動を示すように調節されている。炉内圧が再び、給湯制
御装置5で演算設定されたプリレベル保持のためのプリ
レベル制御値となれば前記のプリレベル排気バルブA9
1は閉止される。
【0023】ダイカストマシンの準備が整い図示されて
いない制御盤にダイカストマシンから給湯要求指令が出
されたならば、加圧式給湯炉17はプリレベル保持状態
から給湯状態に移行し、プリレベル加圧バルブB72及
びプリレベル排気バルブA91は原点待機(いずれも閉
止し、指令待ち。)となり、加圧バルブ7が開放され加
圧式給湯炉17内の金属溶湯1は給湯管16内をプリレ
ベル保持状態から更に上昇し給湯状態となり、やがて前
記の溶湯流出口14近傍に設けられた溶湯センサ18に
検知されプランジャスリーブ19へ溶湯流出口14から
金属溶湯が流出供給される。給湯量の量的な制御は公知
の特公51−36704等の実績ある制御方法を用いる
ことで加圧バルブ7による加圧式給湯炉17への加圧が
停止され、排気バルブ9が開放され、精度よく行なわれ
る。
【0024】給湯制御装置5によりプランジャスリーブ
19への給湯が精度良く制御され行なわれ、排気バルブ
9が開放されたならば、給湯管16内の金属溶湯1は炉
内へ戻っていくが、給湯完了後の加圧式給湯炉17内の
金属溶湯1の保持量はロードセル22により測定され図
示されていない制御盤にデータが伝送される。伝送され
てきた給湯完了後の保持量を基準としてプリレベル保持
のための炉内圧が演算設定され、この値から一定の幅の
範囲に炉内圧がプリレベル保持されるように制御される
ので、先に原点待機とされていた、プリレベル加圧バル
ブB72及びプリレベル排気バルブA91は前記の給湯
完了後に新たに演算設定されたプリレベル制御値に従っ
てプリレベル保持制御が再び行なわれ、給湯管16内を
炉内へ向かって下降して来た金属溶湯1は完全に炉内へ
戻ることなくプリレベル保持高さ位置でプリレベル保持
される。
【0025】こうして、プリレベル保持とダイカストマ
シンからの給湯要求指令に基づく給湯が繰り返され、や
がて加圧式給湯炉17内の金属溶湯1の保持量が適正量
以下になると溶湯補給要求が加圧式給湯炉17の図示さ
れていない制御盤から出され金属溶湯1が炉口12から
補給され再びプリレベル保持制御、給湯制御が繰り返さ
れる。
【0026】また、図3は本発明請求項2に基づく不活
性ガス給湯管給気プリレベル給湯制御方法の一実施例に
基づくシステム構成概念図であるが図3を参照しながら
本発明請求項2に基づく不活性ガス給湯管給気プリレベ
ル給湯制御方法の実施例を説明する。なお、基本的な制
御は前述してきた本発明請求項1に基づく一実施例と同
一であるので、本発明請求項1に基づく一実施例に高機
能化のために付加された不活性ガス給湯管給気に関して
追加説明する。
【0027】図示されていない制御盤からプリレベル制
御スタートの指令が出されたならば前述してきた本発明
請求項1に基づく一実施例のようにプリレベル制御が実
行されるのと並行して、図示されていない外部の不活性
ガス供給源と接続され、プランジャスリーブ19の湯受
け口に接して溶湯流出口14を有し前記の加圧式給湯炉
17の貯留した金属溶湯1中に溶湯流入口15を有した
給湯管16の前記の溶湯流出口14近傍に不活性ガス吹
出口を有する不活性ガス供給管20の管路の不活性ガス
バルブ21が開放され前記の溶湯流出口14近傍へ不活
性ガスが供給され図2における定常状態からプリレベル
保持状態へ移行する。そして前述された本発明請求項1
に基づく一実施例のように加圧式給湯炉17による給湯
が繰り返され、その間前記の溶湯流出口14近傍へ不活
性ガスが供給され続ける。
【0028】なお、発明者等の繰り返し行なわれた長期
に亘る実験に基づくデーターによれば、特願4−160
421に記載したように前記の給湯管16の前記の溶湯
流出口14近傍の酸素濃度が12%以下の不活性ガス濃
厚雰囲気であるならば実用上発生を無視することのでき
る程度に酸化物の発生が抑制され、不活性ガス吹出口1
8から吹出する不活性ガスの不活性ガス供給管20への
供給元ゲージ圧が数1以上であれば概ね必要な不活性ガ
ス濃厚雰囲気が前記の溶湯流出口14近傍で形成される
ことがわかっている。
【数1】
【0029】そして、当然のこととして通常、加圧式給
湯炉17への気体による加圧が停止され炉内が排気導管
11を通じて外気へ開放されたならば給湯管16内の金
属溶湯1は加圧式給湯炉17内へ戻り、伴って溶湯流出
口14近傍の不活性ガス濃厚雰囲気が給湯管16内へ吸
い込まれるので、給湯開始前以外は総べて給湯管16内
は不活性ガス濃厚雰囲気となる。
【0030】図4は本発明請求項3に基づく連続受湯プ
リレベル給湯制御方法の一実施例に基づくシステム構成
概念図であり、図2は本発明請求項1に基づくプリレベ
ル給湯制御方法の一実施例に基づく加圧式給湯炉17内
の金属溶湯1の挙動を示す概念図であるが、以下図面を
参照しながら本発明請求項3に基づくプリレベル給湯制
御方法の実施例を説明する。
【0031】ダイカストマシンとの鋳造運転の開始に先
立ち、加圧式給湯炉17に連続受湯管23と受湯ホッパ
ー24と受湯ホッパー蓋25とで構成される連続受湯装
置の受湯ホッパー蓋25が開放され金属溶湯1が受け入
れられ受湯ホッパー蓋25が閉じられる。受け入れられ
た金属溶湯1の量はロードセル22によって連続的に測
定され、一定サイクルでサンプリングされたデータは図
示されていない制御盤に伝送される。
【0032】鋳造運転開始の条件が整えば、図示されて
いない制御盤面上のスイッチによりプリレベル制御のス
タートが入力起動される。直ちに、図示されていない外
部の加圧源に接続された加圧導管8の管路に配置された
プリレベル加圧バルブA71が開放され加圧式給湯炉1
7内に図示されていない加圧源から加圧気体が供給さ
れ、加圧式給湯炉17内の金属溶湯1は給湯管16内を
上昇し、図2における定常状態からプリレベル保持状態
へ移行する。
【0033】加圧式給湯炉17の圧力が上昇し、前記の
ロードセル22により測定され図示されていない制御盤
に伝送された金属溶湯1の保持量に基づき給湯制御装置
5で演算設定されたプリレベル保持のための圧力の一定
の幅の下限値に到達すれば、プリレベル加圧バルブA7
1が閉鎖され、給気量がプリレベル加圧バルブA71よ
り給湯管16内を上昇する金属溶湯1の挙動が静かで安
定的である図示されていない外部の加圧源に接続された
加圧導管8の管路に配置されたプリレベル加圧バルブB
72が開放され、前記の給湯制御装置5で演算設定され
たプリレベル制御値に到達すればプリレベル加圧バルブ
B72が閉止され、プリレベル保持状態となる。
【0034】加圧式給湯炉17はその使用時における温
度条件等から、適正なコスト範囲で完全な密封構造とし
てシール面からの気体の漏れを防ぐことは困難であるの
で、必然的にシール面から微量であるにしろ内部の気体
が漏れだし内圧は減少する。その結果、加圧式給湯炉1
7の内圧が給湯制御装置5で演算設定されたプリレベル
保持のための圧力の一定の幅の下限値になれば、再びプ
リレベル加圧バルブB72が開放される。こうして、プ
リレベル保持状態においてはプリレベル加圧バルブB7
2の開放と閉止が繰り返される。
【0035】なお、プリレベル加圧バルブB72が閉止
されてもなんらかの原因で炉内圧が上昇し、前記の給湯
制御装置5で演算設定されたプリレベル保持のための圧
力の一定の幅の上限値を超えた値となれば、プリレベル
排気バルブA91が開放される。この時、プリレベル排
気バルブA91から放出される気体の単位放出量は給湯
管内における金属溶湯1が大きく脈動しない安定した挙
動を示すように調節されている。炉内圧が再び、給湯制
御装置5で演算設定されたプリレベル制御値となれば前
記のプリレベル排気バルブA91は閉止される。
【0036】ダイカストマシンの準備が整い図示されて
いない制御盤にダイカストマシンから給湯要求指令が出
されたならば、加圧式給湯炉17はプリレベル保持状態
から給湯状態に移行し、プリレベル加圧バルブB72及
びプリレベル排気バルブA91は原点待機(いずれも閉
止し、指令待ち。)となり、加圧バルブ7が開放され加
圧式給湯炉17内の金属溶湯1は給湯管16内をプリレ
ベル保持状態から更に上昇し給湯状態となり、やがて前
記の溶湯流出口14近傍に設けられた溶湯センサ18に
検知されプランジャスリーブ19へ溶湯流出口14から
金属溶湯が流出供給される。給湯量の量的な制御は公知
の特公51−36704等の実績ある制御方法を用いる
ことで加圧バルブ7による加圧式給湯炉17への加圧が
停止され、排気バルブ9が開放され、精度よく行なわれ
る。
【0037】給湯制御装置5によりプランジャスリーブ
19への給湯が精度良く制御され行なわれ、排気バルブ
9が開放されたならば、給湯管16内の金属溶湯1は炉
内へ戻っていくが、給湯完了後の加圧式給湯炉17内の
金属溶湯1の保持量はロードセル22により測定され図
示されていない制御盤にデータが伝送される。伝送され
てきた給湯完了後の保持量を基準としてプリレベル保持
のための炉内圧が演算設定され、この値から一定の幅の
範囲に炉内圧がプリレベル保持されるように制御される
ので、先に原点待機とされていた、プリレベル加圧バル
ブB72及びプリレベル排気バルブA91は前記の給湯
完了後に新たに演算設定されたプリレベル制御値に従っ
てプリレベル保持制御が再び行なわれ、給湯管16内を
炉内へ向かって下降して来た金属溶湯1は完全に炉内へ
戻ることなくプリレベル保持高さ位置でプリレベル保持
される。
【0038】こうして、プリレベル保持とダイカストマ
シンからの給湯要求指令に基づく給湯が繰り返され、や
がて加圧式給湯炉17内の金属溶湯1の保持量が適正量
以下になると溶湯補給要求が加圧式給湯炉17の図示さ
れていない制御盤から出されるか、あるいは頃合を見計
らって連続受湯管23と受湯ホッパー24と受湯ホッパ
ー蓋25とで構成される連続受湯装置の受湯ホッパー蓋
25が開放され金属溶湯1が補給される。
【0039】この場合補給された金属溶湯1相当の重量
が加圧式給湯炉17の保持量に加算され、ロードセル2
2が計測し図示されていない制御盤に伝送され、その値
に基づいて給湯制御装置5によって演算設定されたプリ
レベル制御値にプリレベル制御が変更され、当然炉内圧
を下げる方向へ制御が働く。一方、金属溶湯1が補給さ
れるならば、補給された容積相当量の加圧式給湯炉17
の気体容積が圧縮されるので、圧力は増加する。この二
つの条件は、連続受湯装置からの溶湯補給が始まると同
時に加圧式給湯炉17内の気体を放出し減圧させること
の必然性を生ずる。
【0040】そして、その場合に必要となる加圧式給湯
炉17内の気体の必要単位放出量は通常のプリレベル制
御において、プリレベル加圧バルブB72が閉止されて
もなんらかの原因で炉内圧が上昇し、前記の給湯制御装
置5で演算設定されたプリレベル保持のための圧力の一
定の幅の上限値を超えた値となった時に、開放されるプ
リレベル排気バルブA91からの単位放出量より多くな
る。従って、連続受湯装置の受湯ホッパー蓋25が開放
されると、金属溶湯1が連続受湯装置から補給される操
作が開始されるものと判断し、プリレベル制御における
プリレベル排気に使用するバルブがプリレベル排気バル
ブA91から前記のように多くなった単位放出量に相応
して適正な単位放出量に設定されているプリレベル排気
バルブB92に切替られる。
【0041】その後連続受湯装置の受湯ホッパー蓋25
が閉止されると、プリレベル制御におけるプリレベル排
気に使用するバルブがプリレベル排気バルブB92から
プリレベル排気バルブA91に戻される。再びプリレベ
ル保持制御、給湯制御が繰り返される。
【0042】また、図5は本発明請求項4に基づく連続
受湯不活性ガス給湯管給気プリレベル給湯制御方法の一
実施例に基づくシステム構成概念図であるが図5を参照
しながら本発明請求項4に基づく不活性ガス給湯管給気
プリレベル給湯制御方法の実施例を説明する。なお、基
本的な制御は前述してきた本発明請求項3に基づく一実
施例と同一であるので、本発明請求項3に基づく一実施
例に高機能化のために付加された不活性ガス給湯管給気
に関して追加説明する。
【0043】図示されていない制御盤から、プリレベル
制御スタートの指令が出されたならば、前述してきた本
発明請求項3に基づく一実施例のようにプリレベル制御
が実行されるのと並行して、図示されていない外部の不
活性ガス供給源と接続され、プランジャスリーブ19の
湯受け口に接して溶湯流出口14を有し前記の加圧式給
湯炉17の貯留した金属溶湯1中に溶湯流入口15を有
した給湯管16の前記の溶湯流出口14近傍に不活性ガ
ス吹出口を有する不活性ガス供給管20の管路の不活性
ガスバルブ21が開放され前記の溶湯流出口14近傍へ
不活性ガスが供給され図2における定常状態からプリレ
ベル保持状態へ移行する。そして前述された本発明請求
項3に基づく一実施例のように加圧式給湯炉17による
給湯が繰り返され、その間前記の溶湯流出口14近傍へ
不活性ガスが供給され続ける。
【0044】なお、発明者等の繰り返し行なわれた長期
に亘る実験に基づくデーターによれば、特願4−160
421に記載したように前記の給湯管16の前記の溶湯
流出口14近傍の酸素濃度が12%以下の不活性ガス濃
厚雰囲気であるならば実用上発生を無視することのでき
る程度に酸化物の発生が抑制され、不活性ガス吹出口1
8から吹出する不活性ガスの不活性ガス供給管20への
供給元ゲージ圧が数1以上であれば概ね必要な不活性ガ
ス濃厚雰囲気が前記の溶湯流出口14近傍で形成される
ことがわかっている。
【数1】
【0045】そして、当然のこととして通常、加圧式給
湯炉17への気体による加圧が停止され炉内が排気導管
11を通じて外気へ開放されたならば給湯管16内の金
属溶湯1は加圧式給湯炉17内へ戻り、伴って溶湯流出
口14近傍の不活性ガス濃厚雰囲気が給湯管16内へ吸
い込まれるので、給湯開始前以外は総べて給湯管16内
は不活性ガス濃厚雰囲気となる。
【0046】ダイカストマシンと加圧式給湯炉の組合せ
構造から装置される給湯管の長さが長くなることによ
り、その長さによっては給湯管16内の金属溶湯1が冷
却され凝固する危険が高くなることもあるが、この場合
給湯管16の外部を強制的に加熱すれば良い。なお、こ
うした給湯管16の外部を加熱する設備としては、給湯
管の周囲環境即ちダイカストマシンのプランジャスリー
ブ19の湯受け口近傍の構造から耐熱と断熱の効果を兼
ね備えたセラミックファイバーを成形し内部に発熱体を
埋め込んだ構造のものが有効である。
【0047】特開2−127955の発明のような給湯
方法を用いず、現在一般的に普及している給湯管から流
出した金属溶湯を樋を介してプランジャスリーブに供給
する給湯法においても、本発明に基づくいずれかのプリ
レベル保持方式を用いるならば鋳造工程におけるサイク
ルタイムの安定化と短縮化の効果は極めて大きい。
【0048】特公4−45262においても本発明に目
的・効果の類似したプリレベル制御が開示されている
が、ポジショナー電磁弁を始めとして様々な、高価で複
雑な機器を用い、煩雑な制御が必要とされており、大が
かりな設備として成立させることとなってもコスト的に
引き合う特殊金属の鋳造には適用できても、自動車・弱
電等を始めとする安価で多品種でありながら大量に生産
するアルミ鋳物の生産に対してはコスト的に引き合わ
ず、現実として適用することは困難であり、本発明に代
替することは現実的でない。
【0049】
【発明の効果】本発明によりロードセルによって一定時
間間隔でサンプリング計量された加圧式給湯炉内の金属
溶湯の保持量を基準としてプリレベル保持のための炉内
圧が演算設定されるので、それぞれの状況下において給
湯管の高さ方向に一定の幅の範囲に金属溶湯をプリレベ
ル保持することができ、ダイカストマシンからの給湯要
求指令が出されたならば安定的に一定の時間で素早く金
属溶湯の供給が実現できることとなった。
【0050】また、加圧式給湯炉のシール面からの気体
の漏れが一定の幅の範囲を外れた漏れ量に達したなら
ば、プリレベル加圧バルブによる加圧が一定の範囲の上
限を超える迄行なわれるので、通常の品質管理の範囲内
でのシール性能・気密性能が保たれるならば安定した加
圧式給湯炉の機能と高品質のダイカスト鋳物の生産が実
現できる。
【0051】そして、外部から溶湯を補給する時に、連
続運転を停止せずに補給を行なえる連続受湯管と受湯ホ
ッパーと受湯ホッパー蓋とで構成される連続受湯装置を
装置した場合でも、連続受湯装置から流入する金属溶湯
量による加圧式給湯炉内圧の増加と、炉内の金属溶湯保
持量の増加に見合ったプリレベル排気が行なわれるの
で、プリレベル保持のための炉内圧に変更された炉内圧
の維持が即応性を持って行なわれ、加圧式給湯炉内の金
属溶湯の保持量の如何なるレベルにおいても、安全に、
安定的に、高品質なダイカスト鋳物の生産が保証され
る。
【0052】給湯管が長くなり、ダイカストマシンプラ
ンジャスリーブに直接金属溶湯を給湯するために、連続
運転中に給湯管内に生成する酸化物薄膜堆積物の定期的
な除去は、給湯管周囲を不活性ガスの放出よる酸素希薄
環境とすることで酸化物薄膜の生成が極めて少なくなる
ので通常の連続運転時における除去が不要となる。
【0053】こうして、本発明により、給湯管長さが長
くなる設備構成の場合も鋳造サイクルの間延びに繋るこ
とがなく高生産性が確保でき、将来に亘って鋳物製品高
品質の確保ができ、電磁ポンプ式、あるいは空圧式を始
めとするダイカストマシンプランジャスリーブ下部から
直接金属溶湯を供給する、層流ダイカスト法に匹敵しな
がらはるかに安価で安定的な生産が可能で保全上からく
る機会損失のはるかに少ない給湯方法が実現した。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明請求項1に基づくプリレベル給湯制御方
法の一実施例に基づくシステム構成概念図。
【図2】本発明請求項1に基づくプリレベル給湯制御方
法の一実施例に基づく加圧式給湯炉内の金属溶湯の挙動
を示す概念図。
【図3】本発明請求項2に基づく不活性ガス給湯管給気
プリレベル給湯制御方法の一実施例に基づくシステム構
成概念図。
【図4】本発明請求項3に基づく連続受湯プリレベル給
湯制御方法の一実施例に基づくシステム構成概念図。
【図5】本発明請求項4に基づく連続受湯不活性ガス給
湯管給気プリレベル給湯制御方法の一実施例に基づくシ
ステム構成概念図。
【符号の説明】
1 金属溶湯 2 熱源 3 圧力測定口 4 圧力測定導管 5 給湯制御装置 6 加圧口 7 加圧バルブ 8 加圧導管 9 排気バルブ 10 排気口 11 排気導管 12 炉口 13 炉蓋 14 溶湯流出口 15 溶湯流入口 16 給湯管 17 加圧式給湯炉 18 溶湯センサ 19 プランジャスリーブ 20 不活性ガス供給管 21 不活性ガスバルブ 22 ロードセル 23 連続受湯管 24 受湯ホッパー 25 受湯ホッパー蓋 71 プリレベル加圧バルブA 72 プリレベル加圧バルブB 91 プリレベル排気バルブA 92 プリレベル排気バルブB
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−127952(JP,A) 特開 昭63−60066(JP,A) 特開 昭55−97866(JP,A) 特開 昭51−31635(JP,A)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属溶湯を貯留し、貯留した前記の金属
    溶湯の温度を一定に保つための熱源を装置し、前記の貯
    留した金属溶湯の量的推移を常時追跡測定するためのロ
    ードセルを装置し、圧力測定口を有し圧力測定導管を介
    して適正な圧力条件に制御することにより前記の貯留し
    た金属溶湯の外部への給湯量を最適制御する制御盤内の
    給湯制御装置に接続され、加圧口を有し並置された3本
    の管路を前記の給湯制御装置からの信号によってそれぞ
    れ閉塞することのできる加圧バルブとプリレベル加圧バ
    ルブAとプリレベル加圧バルブBとを有した加圧導管を
    介して外部の加圧源と接続され、排気口と接続され途中
    に前記の給湯制御装置からの信号によって並置された管
    路をそれぞれ開放するための排気バルブとプリレベル排
    気バルブAとを有した排気導管と、外部から溶湯を補給
    したり内部を掃除するための炉口と炉口を密封すること
    のできる炉蓋を有し、前記の金属溶湯をダイカストマシ
    ンプランジャスリーブに給湯する時にダイカストマシン
    プランジャスリーブの湯受け口に接して溶湯流出口を有
    し前記の貯留した金属溶湯中に溶湯流入口を有し前記の
    溶湯流出口の定位置への金属溶湯の到達を検知する溶湯
    センサーを装置した給湯管を有した加圧式給湯炉におけ
    る前記の貯留した金属溶湯を定量的にダイカストマシン
    プランジャスリーブの湯受け口に給湯する溶融金属の給
    湯方法において、前記の二個のプリレベル加圧バルブA
    とプリレベル加圧バルブBと前記のプリレベル排気バル
    ブAとによって繰り返しダイカストマシンに金属溶湯を
    給湯する連続操業時において前記の給湯管を介して給湯
    管の溶湯流出口からダイカストマシンに実際に供給して
    いる時以外は炉内に貯留した金属溶湯を前記の給湯管の
    予め設定された一定の高さ位置に外部の加圧源に接続さ
    れた加圧導管の管路に配置された前記のプリレベル加圧
    バルブAが開放され前記の加圧式給湯炉内に加圧源から
    加圧気体が供給され、前記の加圧式給湯炉内の前記の金
    属溶湯は前記の給湯管内を上昇し、前記の加圧式給湯炉
    の圧力が上昇し、前記のロードセルにより測定され制御
    盤に伝送された金属溶湯の保持量に基づき前記の給湯制
    御装置で演算設定されたプリレベル保持のための圧力の
    一定の幅の下限値に到達すれば、前記のプリレベル加圧
    バルブAが閉鎖され、給気量が前記のプ リレベル加圧バ
    ルブAより前記の給湯管内を上昇する金属溶湯の挙動が
    静かで安定的である外部の加圧源に接続された加圧導管
    の管路に配置された前記のプリレベル加圧バルブBが開
    放され、前記の給湯制御装置で演算設定されたプリレベ
    ル保持のためのプリレベル制御値に到達すれば前記のプ
    リレベル加圧バルブBが閉止され、前記の加圧式給湯炉
    はその使用時における温度条件等から、適正なコスト範
    囲で完全な密封構造としてシール面からの気体の漏れを
    防ぐことは困難であるので、必然的にシール面から微量
    であるにしろ内部の気体が漏れだし内圧は減少するが、
    その結果、加圧式給湯炉の内圧が前記の給湯制御装置で
    演算設定されたプリレベル保持のための圧力の一定の幅
    の下限値になれば、再び前記のプリレベル加圧バルブB
    が開放され、プリレベル保持状態となりプリレベル加圧
    バルブBの開放と閉止が繰り返され、前記のプリレベル
    加圧バルブBが閉止されてもなんらかの原因で炉内圧が
    上昇し、前記の給湯制御装置で演算設定されたプリレベ
    ル保持のための圧力の一定の幅の上限値を超えた値とな
    れば、前記のプリレベル排気バルブAが開放され、前記
    のプリレベル排気バルブAから放出される気体の単位放
    出量は前記の給湯管内における金属溶湯が大きく脈動し
    ない安定した挙動を示すように調節し、炉内圧が再び、
    前記の給湯制御装置で演算設定されたプリレベル保持の
    ためのプリレベル制御値となれば前記のプリレベル排気
    バルブAは閉止されることでプリレベル保持し、ダイカ
    ストマシンからの給湯要求が出されたならばそのプリレ
    ベル範囲からダイカストマシンプランジャスリーブへの
    給湯を開始することを特徴とするプリレベル給湯制御方
    法。
  2. 【請求項2】 金属溶湯を貯留し、貯留した前記の金属
    溶湯の温度を一定に保つための熱源を装置し、前記の貯
    留した金属溶湯の量的推移を常時追跡測定するためのロ
    ードセルを装置し、圧力測定口を有し圧力測定導管を介
    して適正な圧力条件に制御することにより前記の貯留し
    た金属溶湯の外部への給湯量を最適制御する制御盤内の
    給湯制御装置に接続され、加圧口を有し並置された3本
    の管路を前記の給湯制御装置からの信号によってそれぞ
    れ閉塞することのできる加圧バルブとプリレベル加圧バ
    ルブAとプリレベル加圧バルブBとを有した加圧導管を
    介して外部の加圧源と接続され、排気口と接続され途中
    に前記の給湯制御装置からの信号によって並置された管
    路をそれぞれ開放するための排気バルブとプリレベル排
    気バルブAとを有した排気導管と、外部から溶湯を補給
    したり内部を掃除するための炉口と炉口を密封すること
    のできる炉蓋を有し、前記の金属溶湯をダイカストマシ
    ンプランジャスリーブに給湯する時にダイカストマシン
    プランジャスリーブの湯受け口に接して溶湯流出口を有
    し前記の貯留した金属溶湯中に溶湯流入口を有し前記の
    溶湯流出口の定位置への金属溶湯の到達を検知する溶湯
    センサーを装置した給湯管を有し、前記の給湯管の溶湯
    流出口に向け不活性ガス吹出し口を配置し外部の不活性
    ガス供給源から供給される不活性ガスの供給を前記の給
    湯制御装置からの信号によって管路を開閉できる不活性
    ガスバルブを保有した不活性ガス供給管を有した加圧式
    給湯炉における前記の貯留した金属溶湯を定量的にダイ
    カストマシンプランジャスリーブの湯受け口に給湯する
    溶融金属の給湯方法において、前記の二個のプリレベル
    加圧バルブAとプリレベル加圧バルブBと前記のプリレ
    ベル排気バルブAとによって繰り返しダイカストマシン
    に金属溶湯を給湯する連続操業時において前記の給湯管
    を介して給湯管の溶湯流出口からダイカストマシンに実
    際に供給している時以外は炉内に貯留した金属溶湯を前
    記の給湯管の予め設定された一定の高さ位置に外部の加
    圧源に接続された加圧導管の管路に配置された前記のプ
    リレベル加圧バルブAが開放され前記の加圧式給湯炉内
    に加圧源から加圧気体が供給され、前記の加圧式給湯炉
    内の前記の金属溶湯は前記の給湯管内を上昇し、前記の
    加圧式給湯炉の圧力が上昇し、前記のロードセルにより
    測定され制御盤に伝送された金属溶湯の保持量に基づき
    前記の給湯制御装置で演算設定されたプリレベル保持の
    ための圧力の一定の幅の下限値に到達すれば、前記のプ
    リレベル加圧バルブAが閉鎖され、給気量が前記のプリ
    レベル加圧バルブAより前記の給湯管内を上昇する金属
    溶湯の挙動が静かで安定的である外部の加圧源に接続さ
    れた加圧導管の管路に配置された前記のプリレベル加圧
    バルブBが開放され、前記の給湯制御装置で演算設定さ
    れたプリレベル保持のためのプリレベル制御値に到達す
    れば前記のプリレベル加圧バルブBが閉止され、前記の
    加圧式給湯炉はその使用時における温度条件等から、適
    正なコスト範囲で完全な密封構造としてシール面からの
    気体の漏れを防ぐことは困難であるので、必然的にシー
    ル面から微量であるにしろ内部の気体が漏れだし内圧は
    減少するが、その結果、加圧式給湯炉の内圧が前記の給
    湯制御装置で演算設定されたプ リレベル保持のための圧
    力の一定の幅の下限値になれば、再び前記のプリレベル
    加圧バルブBが開放され、プリレベル保持状態となりプ
    リレベル加圧バルブBの開放と閉止が繰り返され、前記
    のプリレベル加圧バルブBが閉止されてもなんらかの原
    因で炉内圧が上昇し、前記の給湯制御装置で演算設定さ
    れたプリレベル保持のための圧力の一定の幅の上限値を
    超えた値となれば、前記のプリレベル排気バルブAが開
    放され、前記のプリレベル排気バルブAから放出される
    気体の単位放出量は前記の給湯管内における金属溶湯が
    大きく脈動しない安定した挙動を示すように調節し、炉
    内圧が再び、前記の給湯制御装置で演算設定されたプリ
    レベル保持のためのプリレベル制御値となれば前記のプ
    リレベル排気バルブAは閉止されることでプリレベル保
    持し、繰り返しダイカストマシンに金属溶湯を給湯する
    連続操業時においては前記の不活性ガス吹出し口から不
    活性ガスを供給し、ダイカストマシンからの給湯要求が
    出されたならばそのプリレベル範囲からダイカストマシ
    ンプランジャスリーブへの給湯を開始することを特徴と
    する不活性ガス給湯管給気プリレベル給湯制御方法。
  3. 【請求項3】 金属溶湯を貯留し、貯留した前記の金属
    溶湯の温度を一定に保つための熱源を装置し、前記の貯
    留した金属溶湯の量的推移を常時追跡測定するためのロ
    ードセルを装置し、圧力測定口を有し圧力測定導管を介
    して適正な圧力条件に制御することにより前記の貯留し
    た金属溶湯の外部への給湯量を最適制御する制御盤内の
    給湯制御装置に接続され、加圧口を有し並置された3本
    の管路を前記の給湯制御装置からの信号によってそれぞ
    れ閉塞することのできる加圧バルブとプリレベル加圧バ
    ルブAとプリレベル加圧バルブBとを有した加圧導管を
    介して外部の加圧源と接続され、排気口と接続され途中
    に前記の給湯制御装置からの信号によって並置された3
    本の管路をそれぞれ開放するための排気バルブとプリレ
    ベル排気バルブAとプリレベル排気バルブBとを有した
    排気導管と、外部から溶湯を補給する時に連続運転を停
    止せずに補給を行なえる連続受湯管と受湯ホッパーと受
    湯ホッパー蓋とで構成される連続受湯装置を装置し、内
    部を掃除するための炉口と炉口を密封することのできる
    炉蓋を有し、前記の金属溶湯をダイカストマシンプラン
    ジャスリーブに給湯する時にダイカストマシンプランジ
    ャスリーブの湯受け口に接して溶湯流出口を有し前記の
    貯留した金属溶湯中に溶湯流入口を有し前記の溶湯流出
    口の定位置への金属溶湯の到達を検知する溶湯センサー
    を装置した給湯管を有した加圧式給湯炉における前記の
    貯留した金属溶湯を定量的にダイカストマシンプランジ
    ャスリーブの湯受け口に給湯する溶融金属の給湯方法に
    おいて、前記の二個のプリレベル加圧バルブAとプリレ
    ベル加圧バルブBと前記の二個のプリレベル排気バルブ
    Aとプリレベル排気バルブBとによって繰り返しダイカ
    ストマシンに金属溶湯を給湯する連続操業時において前
    記の給湯管を介して給湯管の溶湯流出口からダイカスト
    マシンに実際に供給している時以外は炉内に貯留した金
    属溶湯を前記の給湯管の予め設定された一定の高さ位置
    外部の加圧源に接続された加圧導管の管路に配置され
    た前記のプリレベル加圧バルブAが開放され前記の加圧
    式給湯炉内に加圧源から加圧気体が供給され、前記の加
    圧式給湯炉内の前記の金属溶湯は前記の給湯管内を上昇
    し、前記の加圧式給湯炉の圧力が上昇し、前記のロード
    セルにより測定され制御盤に伝送された金属溶湯の保持
    量に基づき前記の給湯制御装置で演算設定されたプリレ
    ベル保持のための圧力の一定の幅の下限値に到達すれ
    ば、前記のプリレベル加圧バルブAが閉鎖され、給気量
    が前記のプリレベル加圧バルブAより前記の給湯管内を
    上昇する金属溶湯の挙動が静かで安定的である外部の加
    圧源に接続された加圧導管の管路に配置された前記のプ
    リレベル加圧バルブBが開放され、前記の給湯制御装置
    で演算設定されたプリレベル保持のためのプリレベル制
    御値に到達すれば前記のプリレベル加圧バルブBが閉止
    され、前記の加圧式給湯炉はその使用時における温度条
    件等から、適正なコスト範囲で完全な密封構造としてシ
    ール面からの気体の漏れを防ぐことは困難であるので、
    必然的にシール面から微量であるにしろ内部の気体が漏
    れだし内圧は減少するが、その結果、加圧式給湯炉の内
    圧が前記の給湯制御装置で演算設定されたプリレベル保
    持のための圧力の一定の幅の下限値になれば、再び前記
    のプリレベル加圧バルブBが開放され、プリレベル保持
    状態となりプリレベル加圧バルブBの開放と閉止が繰り
    返され、前記のプリレベル加圧バルブBが閉止されても
    なんらかの原因で炉内圧が上昇し、前記の給湯制御装置
    で演算設定されたプリレベル保持のための圧力の一定の
    幅の上限値を超えた値となれば、前記のプリレベル排気
    バルブAが開放され、前記のプリレベル排気バルブAか
    ら放出される気体の単位放出量は前記の給湯管内におけ
    る金属溶湯が 大きく脈動しない安定した挙動を示すよう
    に調節し、炉内圧が再び前記の給湯制御装置で演算設定
    されたプリレベル保持のためのプリレベル制御値となれ
    ば前記のプリレベル排気バルブAは閉止されることで
    リレベル保持し、ダイカストマシンからの給湯要求が出
    されたならばそのプリレベル範囲からダイカストマシン
    プランジャスリーブへの給湯を開始することを特徴とす
    るプリレベル給湯制御方法。
  4. 【請求項4】 金属溶湯を貯留し、貯留した前記の金属
    溶湯の温度を一定に保つための熱源を装置し、前記の貯
    留した金属溶湯の量的推移を常時追跡測定するためのロ
    ードセルを装置し、圧力測定口を有し圧力測定導管を介
    して適正な圧力条件に制御することにより前記の貯留し
    た金属溶湯の外部への給湯量を最適制御する制御盤内の
    給湯制御装置に接続され、加圧口を有し並置された3本
    の管路を前記の給湯制御装置からの信号によってそれぞ
    れ閉塞することのできる加圧バルブとプリレベル加圧バ
    ルブAとプリレベル加圧バルブBとを有した加圧導管を
    介して外部の加圧源と接続され、排気口と接続され途中
    に前記の給湯制御装置からの信号によって並置された3
    本の管路をそれぞれ開放するための排気バルブとプリレ
    ベル排気バルブAとプリレベル排気バルブBとを有した
    排気導管と、外部から溶湯を補給する時に連続運転を停
    止せずに補給を行なえる連続受湯管と受湯ホッパー、と
    受湯ホッパー蓋とで構成される連続受湯装置を装置し、
    内部を掃除するための炉口と炉口を密封することのでき
    る炉蓋を有し、前記の金属溶湯をダイカストマシンプラ
    ンジャスリーブに給湯する時にダイカストマシンプラン
    ジャスリーブの湯受け口に接して溶湯流出口を有し前記
    の貯留した金属溶湯中に溶湯流入口を有し前記の溶湯流
    出口の定位置への金属溶湯の到達を検知する溶湯センサ
    ーを装置した給湯管を有し、前記の給湯管の溶湯流出口
    に向け不活性ガス吹出し口を配置し外部の不活性ガス供
    給源から供給される不活性ガスの供給を前記の給湯制御
    装置からの信号によって管路を開閉できる不活性ガスバ
    ルブを保有した不活性ガス供給管を有した加圧式給湯炉
    における前記の貯留した金属溶湯を定量的にダイカスト
    マシンプランジャスリーブの湯受け口に給湯する溶融金
    属の給湯方法において、前記の二個のプリレベル加圧バ
    ルブAとプリレベル加圧バルブBと前記の二個のプリレ
    ベル排気バルブAとプリレベル排気バルブBとによって
    繰り返しダイカストマシンに金属溶湯を給湯する連続操
    業時において前記の給湯管を介して給湯管の溶湯流出口
    からダイカストマシンに実際に供給している時以外は炉
    内に貯留した金属溶湯を前記の給湯管の予め設定された
    一定の高さ位置に外部の加圧源に接続された加圧導管の
    管路に配置された前記のプリレベル加圧バルブAが開放
    され前記の加圧式給湯炉内に加圧源から加圧気体が供給
    され、前記の加圧式給湯炉内の前記の金属溶湯は前記の
    給湯管内を上昇し、前記の加圧式給湯炉の圧力が上昇
    し、前記のロードセルにより測定され制御盤に伝送され
    た金属溶湯の保持量に基づき前記の給湯制御装置で演算
    設定されたプリレベル保持のための圧力の一定の幅の下
    限値に到達すれば、前記のプリレベル加圧バルブAが閉
    鎖され、給気量が前記のプリレベル加圧バルブAより前
    記の給湯管内を上昇する金属溶湯の挙動が静かで安定的
    である外部の加圧源に接続された加圧導管の管路に配置
    された前記のプリレベル加圧バルブBが開放され、前記
    の給湯制御装置で演算設定されたプリレベル保持のため
    のプリレベル制御値に到達すれば前記のプリレベル加圧
    バルブBが閉止され、前記の加圧式給湯炉はその使用時
    における温度条件等から、適正なコスト範囲で完全な密
    封構造としてシール面からの気体の漏れを防ぐことは困
    難であるので、必然的にシール面から微量であるにしろ
    内部の気体が漏れだし内圧は減少するが、その結果、加
    圧式給湯炉の内圧が前記の給湯制御装置で演算設定され
    たプリレベル保持のための圧力の一定の幅の下限値にな
    れば、再び前記のプリレベル加圧バルブBが開放され、
    プリレベル保持状態となりプリレベル加圧バルブBの開
    放と閉止が繰り返され、前記のプリレベル加圧バルブB
    が閉止されてもなんらかの原因で炉内圧が上昇し、前記
    の給湯制御装置で演算設定されたプリレベル保持のため
    の圧力の一定の幅の上限値を超えた値となれば、前記の
    プリレベル排気バルブAが開放され、前記のプリレベル
    排気バルブAから放出される気体の単位放出量は前記の
    給湯管内における金属溶湯が大きく脈動しない安定した
    挙動を示すように調節し、炉内圧が再び、前記の給湯制
    御装置で演算設定されたプリレベル保持のためのプリレ
    ベル制御値となれば前記のプリレベル排気バルブAは閉
    止されることでプリレベル保持し、繰り返しダイカスト
    マシンに金属溶湯を給湯する連続操業時においては前記
    の不活性ガス吹出し口から不活性ガスを供給し、ダイカ
    ストマシンからの給湯要求が出されたならばそのプリレ
    ベル範囲からダイカストマシンプランジャスリーブへの
    給湯を開始することを特徴とする不活性ガス給湯管給気
    プリレベル給湯制御方法。
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